JPH10324055A - 水性インク用記録材 - Google Patents
水性インク用記録材Info
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- JPH10324055A JPH10324055A JP9136648A JP13664897A JPH10324055A JP H10324055 A JPH10324055 A JP H10324055A JP 9136648 A JP9136648 A JP 9136648A JP 13664897 A JP13664897 A JP 13664897A JP H10324055 A JPH10324055 A JP H10324055A
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Abstract
も、にじみを発生しにくく、インク吸収性が良好であ
り、かつ、インクの定着性及び耐水性に優れたインク受
容層を備えた水性インク用記録材を提供する。 【解決手段】 支持体上に、ポリビニルアルコールを芳
香族アルデヒドと、ホルムアルデヒド又はアセトアルデ
ヒドとを用いてアセタール化して得られるポリビニルア
セタール樹脂(I)、ポリビニルアルコールをアセトア
ルデヒド又はブチルアルデヒドを用いてアセタール化し
て得られるポリビニルアセタール樹脂(II)、並び
に、ケイ酸、シリカ、カオリン、クレー、アルミナ、炭
酸カルシウム、ゼオライト、酸化チタン、タルク、又
は、多孔質球状高分子からなる微粉末からなるインク受
容層が設けられてなる水性インク用記録材。
Description
材に関し、より詳細には、フルカラー化に伴い画像の鮮
明度が要求される記録材に好適に用い得る水性インク用
記録材に関する。
ーやプロッターは、騒音が少ないこと、ランニングコス
ト及び本体のコストが低いこと、マルチカラー化が可能
であること、ドットパターンの微細化により従来より鮮
明な画像が得られること等の理由から広く普及してい
る。
れる記録材には、以下のような特性が要求されている。 (1)インクの吸収性に優れており、記録材上に付着し
たインクドットを速やかに上記記録材内部に吸収し得る
こと。この条件は、インクジェット記録方式に用いられ
る記録材が具備しなければならない最も基本的な性質で
ある。特に、カラーインクジェット記録方式の場合は、
記録材表面の一点に2個以上のインクドットが重なる場
合が多いため、単位面積当たりのインクの使用量が多く
なるので、単色のインクジェット記録方式の場合に比べ
て、インクドットをより速やかに記録材内部に吸収し得
ることが強く求められている。
抑制し得ること。インクドットの拡がりを防止すること
により、インクドット間の繋がりを無くして解像度を高
めることができ、かつ、記録物の反射濃度を高めること
ができる。また、カラーインクジェット記録方式の場合
には、インクドットの拡がりを抑制することにより、色
の異なる2個以上のインクドットの繋がりにより発生す
る混色に起因する彩明度の低下を防止することができる
ため、インクドットの拡がりをより一層抑制することが
求められている。
にも、次のような特性が求められている。 (3)記録材のインク受容層が透明であること。これ
は、特に、オーバーヘッドプロジェクター(OHP)用
シートのインク受容層に必要な条件である。普通、OH
P用シートはポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム等の透明シートにより構成されているが、PET
フィルム自体は水溶性インクを吸収しない。従って、P
ETフィルムを支持体とし、その上にインク受容層を設
けることにより、水溶性インクの吸収が図られている。
しかしながら、このインク受容層が不透明であると、光
が遮蔽されたり、散乱されたりし、OHP用シートとし
て使用できないことになる。
こと。記録材の耐水性が悪い場合には、水が付着した
り、水に浸漬したりすると、インク受容層が剥がれ、画
像が消失することになる。
ば、特開昭55−146786号公報、特開昭59−1
74381号公報等に開示されているような、プラスチ
ックフィルム、紙、ガラス板等の支持体上に、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性樹脂か
らなるインク受容層を設けたものが知られている。
ンクの吸収性及び定着性は良好であるものの、インク受
容層の耐水性が充分でないという問題があった。このた
め、例えば、特開昭57−102391号公報には、水
溶性インクの吸水性と耐水性とのバランスを保つため
に、親水性高分子と親油性高分子とを混合してなるイン
ク受容層を有する記録材に関する技術が開示されてい
る。
と親油性高分子との相溶性が良好ではないため、インク
受容層の透明性が充分ではなく、OHP用シートには使
用できなかった。
公報には、ポリビニルフェニルアセトアセタール等の耐
水性のポリビニルアセタール樹脂を用いる技術が開示さ
れている。
ァインドット化、印字の高速化が著しく、特に解像度に
ついては、360dpiから720dpi程度にまで高
められてきている。また、黒色を発色させる場合、シア
ン、イエロー及びマジェンタの3色を混合して発色させ
ているが、このような発色に際し、単位面積当たりに付
着されるインクの量が多くなってきているため、インク
吸収能が低いと、記録層表面でにじみが生じたり、イン
クの乾燥に時間がかかるといった問題が生じた。従っ
て、上記のような従来の記録材ではいずれも充分な性能
であるとはいえず、より一層の性能向上が強く求められ
ている。
み、単位面積当たりのインク付着量が多くなっても、に
じみが発生しにくく、インク吸収性が良好であり、か
つ、インクの定着性及び耐水性に優れたインク受容層を
備えた水性インク用記録材を提供することを目的とす
る。
ンク受容層が設けられてなる水性インク用記録材であっ
て、上記インク受容層は、ポリビニルアルコールを芳香
族アルデヒドと、ホルムアルデヒド及びアセトアルデヒ
ドのうちいずれか1種とを用いてアセタール化すること
により得られるポリビニルアセタール樹脂(I)、ポリ
ビニルアルコールをアセトアルデヒド又はブチルアルデ
ヒドを用いてアセタール化することにより得られるポリ
ビニルアセタール樹脂(II)、並びに、ケイ酸、シリ
カ、カオリン、クレー、アルミナ、炭酸カルシウム、ゼ
オライト、酸化チタン、タルク、及び、多孔質球状高分
子からなる群より選択される少なくとも1種からなる微
粉末からなる水性インク用記録材である。以下に本発明
を詳述する。
にインク受容層が設けられてなるものである。上記支持
体としては特に限定されず、例えば、ポリエステル、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレー
ト、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリカーボネート
等の合成樹脂からなるフィルム又はシート;不織布;繊
維;布;紙;ガラス板;板;金属板等が挙げられる。
ル樹脂(I)及びポリビニルアセタール樹脂(II)並
びに微粉末とからなるものである。上記ポリビニルアセ
タール樹脂(I)及びポリビニルアセタール樹脂(I
I)は、ポリビニルアルコールに酸触媒を用いてアルデ
ヒドを反応させ、アセタール化することにより得られる
ものである。
00〜3500のものが好ましい。200未満である
と、ポリビニルアルコールの合成が難しくなることがあ
り、3500を超えると、これを水溶液としたときにそ
の粘度が高くなりすぎることがある。
75〜99.8モル%のものが好ましい。ケン化度が7
5モル%未満であると、水に対する溶解性が充分でない
ことがあり、99.8モル%を超えると、変性ポリビニ
ルアルコールの合成が難しくなることがある。
上記ポリビニルアルコールを芳香族アルデヒドと、ホル
ムアルデヒドデヒド及びアセトアルデヒドのうちいずれ
か1種とを用いてアセタール化することにより得られる
ものである。
れず、例えば、ベンズアルデヒド、2−メチルベンズア
ルデヒド、3−メチルベンズアルデヒド、4−メチルベ
ンズアルデヒド等のアルキル置換ベンズアルデヒド;ハ
ロゲン置換ベンズアルデヒド;p−ヒドロキシベンズア
ルデヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド等のヒドロ
キシル基が置換した芳香族アルデヒド;アルコキシ基、
アミノ基、シアノ基等の置換基を有する芳香族アルデヒ
ド;フェニルアセトアルデヒド、β−フェニルプロピオ
ンアルデヒド等のフェニル置換アルキルアルデヒド等が
挙げられる。
ために、水酸基やその他の極性基を多く有するものであ
ってもよい。一般に、上記水酸基やその他の極性基を増
加させると親水性が大きく変化するが、本発明において
は、ホルムアルデヒド又はアセトアルデヒドが併用され
るため、親水性を大きく変化させることなく、インク受
容層全体としての耐水性を高めることができる。
されず、例えば、溶解法、沈殿法、均一法等の従来公知
の方法等が挙げられる。上記酸触媒としては特に限定さ
れず、例えば、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸;酢酸、p
−トルエンスルホン酸等の有機酸等が挙げられる。
ば、ポリ酢酸ビニルをケン化することにより得ることが
できるため、ポリビニルアルコールを用いる代わりに、
ポリ酢酸ビニルを用いてケン化及びアセタール化を並行
して行ってもよい。
上記芳香族アルデヒドとホルムアルデヒドによりアセタ
ール化されたものである場合、上記芳香族アルデヒドに
よるアセタール化度が、5〜12モル%のものであり、
ホルムアルデヒドによるアセタール化度が、15〜35
モル%のものであることが好ましい。上記芳香族アルデ
ヒドによるアセタール化度が5モル%未満であると、耐
水性が低下することがあり、12モル%を超えると、耐
水性が高くなりすぎ、印字に際し、インクの吸収性が低
下し、にじみが発生することがある。上記ホルムアルデ
ヒドによるアセタール化度が15モル%未満であると、
耐水性が低下して本発明の効果が充分に発揮されないこ
とがあり、35モル%を超えると、耐水性が高くなりす
ぎ、印字に際し、インクの吸収性が低下し、にじみが発
生することがある。
(I)は、上記芳香族アルデヒドとアセトアルデヒドに
よりアセタール化されたものである場合、上記芳香族ア
ルデヒドによるアセタール化度が、3〜10モル%のも
のであり、アセトアルデヒドによるアセタール化度が、
10〜30モル%のものであることが好ましい。上記芳
香族アルデヒドによるアセタール化度が3モル%未満で
あると、耐水性が低下することがあり、10モル%を超
えると、耐水性が高くなりすぎ、印字に際し、インクの
吸収性が低下し、にじみが発生することがある。上記ア
セトアルデヒドによるアセタール化度が10モル%未満
であると、耐水性が低下して本発明の効果が充分に発揮
されないことがあり、30モル%を超えると、耐水性が
高くなりすぎ、印字に際し、インクの吸収性が低下し、
にじみが発生することがある。
は、上記ポリビニルアルコールをアセトアルデヒド又は
ブチルアルデヒドを用いてアセタール化することにより
得られるものである。上記ポリビニルアセタール樹脂
(II)が、アセトアルデヒドによりアセタール化され
たものである場合、アセタール化度が、20〜50モル
%のものであることが好ましい。上記アセトアルデヒド
によるアセタール化度が20モル%未満であると、親水
性が強く、上記ポリビニルアセタール樹脂(I)との相
溶性が悪く、均一に混ぜることがしにくくなり、50モ
ル%を超えると、疎水性が強くなるため、親水性を付与
してにじみの発生を抑えることの目的を達成しにくくな
る。
I)は、ブチルアルデヒドによりアセタール化されたも
のである場合、アセタール化度が、5〜15モル%のも
のであることが好ましい。上記ブチルアルデヒドによる
アセタール化度が5モル%未満であると、親水性が強
く、上記ポリビニルアセタール樹脂(I)との相溶性が
悪く、均一に混ぜることがしにくくなり、15モル%を
超えると、疎水性が強くなるため、親水性を付与してに
じみの発生を抑えることの目的を達成しにくくなる。
リビニルアセタール樹脂(II)との配合比は、固形分
重量比で9/1〜7/3が好ましい。上記ポリビニルア
セタール樹脂(I)の配合量が、上記ポリビニルアセタ
ール樹脂(II)の配合量に対して9/1を超えると、
耐水性が高くなって、にじみが発生することがあり、7
/3未満であると、耐水性が低下することがある。な
お、上記ポリビニルアセタール樹脂(I)とポリビニル
アセタール樹脂(II)とを配合する場合には、上記条
件を満たす範囲で、2種類以上のポリビニルアセタール
樹脂をブレンドして用いてもよい。
ケイ酸、シリカ、カオリン、クレー、アルミナ、炭酸カ
ルシウム、ゼオライト、酸化チタン、タルク、又は、多
孔質球状高分子からなる群より選択される少なくとも1
種が用いられる。
れず、例えば、ポリメタクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル−メタクリル酸エチル共重合体、ポリスチレン、
ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリル酸エステル、
ポリアクリル酸ナトリウム等が挙げられる。
のものが好ましい。0.05μmを超えると、インクを
充分に捕捉できず、鮮明度が劣化することがある。より
好ましくは、0.02μm以下である。
0.3〜20g/m2 の範囲で含有されていることが好
ましい。0.3g/m2 未満であると、微粉末を添加し
たこ0によるにじみ防止、インク吸収量向上の効果が充
分でないことがあり、20g/m2 を超えると、親水性
が強くなりすぎ、逆ににじみの原因となることがある。
体上に、上記ポリビニルアセタール樹脂(I)、上記ポ
リビニルアセタール樹脂(II)、上記微粉末及び必要
に応じて添加される後述の添加物を添加してなるインク
受容層を形成させることにより得ることができる。具体
的には、例えば、上記ポリビニルアセタール樹脂(I)
及び上記ポリビニルアセタール樹脂(II)の水溶液
に、上記微粉末等を添加し、よく混合した後、この水溶
液を、ロールコーター法、ブレードコーター法等の適宜
の方法で上記支持体上に塗布し、乾燥させることにより
本発明の水性インク用記録材を得ることができる。
30g/m2 となるように、上記支持体上に塗工される
ことが好ましい。0.5g/m2 未満であると、インク
吸収量が充分でなく、にじみが発生する場合があり、3
0g/m2 を超えると、高湿度雰囲気下での吸湿性が大
きくなり、耐水性が低下したり、記録材が筒状に曲がる
カールが発生したりすることがある。
的を妨げない範囲で必要に応じて、公知の各種添加物を
添加することができる。例えば、耐水性を高めるため
に、ポリアミド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹
脂、グリオキザール等の耐水化剤を添加してもよい。ま
た、インクの吸着性能を高めるために、グリセリン、エ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、その他界
面活性剤、紫外線吸収剤、顔料分散剤、消泡剤、防腐
剤、pH調整剤等の充填剤等を添加してもよい。
接着性を改善するために、上記支持体表面をコロナ放電
等により予め酸化処理したり、上記支持体に接着性樹脂
層を設けてもよい。
ができる水性インクとしては特に限定されず、例えば、
特開昭47−12105号公報、特開昭49−8953
4号公報、特開昭49−97620号公報、特開昭50
−102407号公報、特開昭50−143602号公
報等に記載されているような、水溶性染料、水、その他
水混和性有機溶剤、湿潤剤、染料可溶化剤、防黴剤等を
含む適宜のものを用いることができる。
際し、単位面積当たりのインク使用量が多い場合であっ
ても、インクが速やかに吸収され、にじみが効果的に防
止される。これは、耐水性を有する芳香族アルデヒドと
ホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドのうちいずれか
1種とを用いてアセタール化されたポリビニルアセター
ル樹脂(I)に、親水性を有するアセトアルデヒド又は
ブチルアルデヒドを用いてアセタール化されたポリビニ
ルアセタール樹脂(II)を添加することにより、イン
ク吸収性が高められているものと考えられる。
ビニルアセタール樹脂(II)が存在しているため、水
性インクがインク受容層内に入りやすく、一方で耐水性
のポリビニルアセタール樹脂(I)がインク受容層の耐
水性を高めている。上記ポリビニルアセタール樹脂
(I)及び上記ポリビニルアセタール樹脂(II)は、
特定のアセタール化度を有するため、より一層インクの
吸収性が高められると共に、耐水性も良好なものとされ
る。また、上記ポリビニルアセタール樹脂(I)と上記
ポリビニルアセタール樹脂(II)とを特定の割合で配
合しているため、インク吸収性と耐水性とがバランスの
とれた良好なものとされる。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
コール200gを、純水1600gに加え、90℃の温
度で約2時間攪拌し、溶解させた。得られた溶液を45
℃に冷却し、これに濃度35重量%の塩酸50gを加
え、更に、20℃まで冷却し、ベンズアルデヒド15g
と、ホルムアルデヒド30gとを加え、25℃で4時間
アセタール化反応を行った(ベンズアルデヒドによるア
セタール化度5モル%、アセトアルデヒドによるアセタ
ール化度20モル%)。しかる後、液温を20℃まで冷
却し、攪拌下で濃度10重量%の水酸化ナトリウム水溶
液192gを加えて中和し、スポンジ状の沈殿物を得
た。得られたスポンジ状の沈殿物を水洗し、中和塩及び
未反応アルデヒドを除去し、乾燥することにより、粉末
のポリビニルアセタール樹脂を得た。
ール200gを、純水1600gに加え、90℃の温度
で約2時間攪拌し、溶解させた。得られた溶液を45℃
に冷却し、これに濃度35重量%の塩酸50gを加え、
更に、35℃まで冷却し、アセトアルデヒド67gを加
え、35℃で3時間アセタール化反応を行った(アセト
アルデヒドによるアセタール化度31モル%)。しかる
後、液温を20℃まで冷却し、攪拌下で濃度10重量%
の水酸化ナトリウム水溶液192gを加えて中和し、透
明な溶液を得た。
(I)を、水とエタノールとを重量比1:1で含む混合
溶媒に溶解し、続いて、ポリビニルアセタール樹脂(I
I)を、ポリビニルアセタール樹脂(I)とポリビニル
アセタール樹脂(II)との配合比が固形分重量比で
8:2となるように加えて混合し、しかる後、平均粒径
0.02μmの微粉末ケイ酸を加え、よく混合した後、
厚さ100μmのPETフィルム上に乾燥重量が12g
/m2 となるように塗布し、乾燥し、インク受容層を形
成した。なお、微粉末ケイ酸は、乾燥重量12g/m2
のうち、6g/m2 となるように添加した。
販のインクジェットプリンター(シアン、イエロー及び
マジェンタの混色で黒を発色するタイプ)にて3×3c
m角の領域の同じ場所に、シアン→イエロー→マジェン
タ→シアン→イエロー→マジェンタの順で重ねベタ塗り
印字し、印字された画像部分の耐水性及びにじみを下記
の要領で評価した。結果を表1に示した。
4時間後に水道水に1分間浸漬し、引き上げた直後の画
像部の状態を目視により観察した。結果を下記の判定基
準で表した。 優 :浸す前と変わらない状態。 良 :膨張しているが、水が乾燥すると、元の状態に戻
る。 可 :インクが一部溶出し、インク受容層が膨張してい
る状態。 不可:インク受容層が溶解し、流れ去っている状態。
4時間後の画像部の状態を画像部周辺のぼけの具合を目
視により観察した。結果を下記の判定基準で表した。 ◎:画像部周辺のにじみが50μm以下の大きさ。 ○:画像部周辺のにじみが100μm以下の大きさ。 △:画像部周辺のにじみが300μm以下の大きさ。 ×:画像部周辺のにじみが300μmよりも大きい。
狙いの大きさから画像部周辺が印字していない外側へに
じんだ最大のにじみ長さを計測した場合の長さ寸法をい
うものとする。
度98モル%であるポリビニルアルコールを用いたこ
と、ベンズアルデヒドによるアセタール化度を7モル
%、アセトアルデヒドによるアセタール化度を15モル
%としたこと以外は実施例1と同様にしてポリビニルア
セタール樹脂(I)を作製した。ポリビニルアルコール
として、重合度1000、ケン化度98モル%であるポ
リビニルアルコールを用いたこと、アセトアルデヒドに
よるアセタール化度を45モル%としたこと以外は実施
例1と同様にしてポリビニルアセタール樹脂(II)を
作製した。得られたポリビニルアセタール樹脂(I)と
ポリビニルアセタール樹脂(II)との配合比が固形分
重量比で8:2となるように混合し、しかる後に、平均
粒径0.01μmの微粉末アルミナを用いたこと以外は
実施例1と同様にして水性インク用記録材を作製し、評
価した。結果を表1に示した。
88モル%であるポリビニルアルコールを用いたこと、
ベンズアルデヒドによるアセタール化度を6モル%、ア
セトアルデヒドによるアセタール化度を25モル%とし
たこと以外は実施例1と同様にしてポリビニルアセター
ル樹脂(I)を作製した。ポリビニルアルコールとし
て、重合度2000、ケン化度88モル%であるポリビ
ニルアルコールを用いたこと、アセトアルデヒドによる
アセタール化度を25モル%としたこと以外は実施例1
と同様にしてポリビニルアセタール樹脂(II)を作製
した。得られたポリビニルアセタール樹脂(I)とポリ
ビニルアセタール樹脂(II)との配合比が固形分重量
比で8:2となるように混合し、しかる後に、平均粒径
0.05μmのポリメタクリル酸メチルの多孔質球状高
分子を用いたこと以外は実施例1と同様にして水性イン
ク用記録材を作製し、評価した。結果を表1に示した。
ル%であるポリビニルアルコールを用いて、ベンズアル
デヒドによるアセタール化度5モル%、アセトアルデヒ
ドによるアセタール化度20モル%のポリビニルアセタ
ール樹脂(I)を作製した。ポリビニルアルコールとし
て、重合度600、ケン化度88モル%であるポリビニ
ルアルコールを用いたこと、ブチルアルデヒドによるア
セタール化度を9モル%としたこと以外は実施例1と同
様にしてポリビニルアセタール樹脂(II)を作製し
た。得られたポリビニルアセタール樹脂(I)とポリビ
ニルアセタール樹脂(II)との配合比が固形分重量比
で8:2となるように混合し、しかる後に、平均粒径
0.02μmの微粉末ケイ酸を用いたこと以外は実施例
1と同様にして水性インク用記録材を作製し、評価し
た。結果を表1に示した。
度98モル%であるポリビニルアルコールを用いたこ
と、ベンズアルデヒドによるアセタール化度を7モル
%、アセトアルデヒドによるアセタール化度を15モル
%としたこと以外は実施例1と同様にしてポリビニルア
セタール樹脂(I)を作製した。ポリビニルアルコール
として、重合度1000、ケン化度98モル%であるポ
リビニルアルコールを用いたこと、ブチルアルデヒドに
よるアセタール化度を14モル%としたこと以外は実施
例1と同様にしてポリビニルアセタール樹脂(II)を
作製した。得られたポリビニルアセタール樹脂(I)と
ポリビニルアセタール樹脂(II)との配合比が固形分
重量比で8:2となるように混合し、しかる後に、平均
粒径0.01μmの微粉末アルミナを用いたこと以外は
実施例1と同様にして水性インク用記録材を作製し、評
価した。結果を表1に示した。
88モル%であるポリビニルアルコールを用いたこと、
ベンズアルデヒドによるアセタール化度を6モル%、ア
セトアルデヒドによるアセタール化度を25モル%とし
たこと以外は実施例1と同様にしてポリビニルアセター
ル樹脂(I)を作製した。ポリビニルアルコールとし
て、重合度2000、ケン化度88モル%であるポリビ
ニルアルコールを用いたこと、ブチルアルデヒドによる
アセタール化度を6モル%としたこと以外は実施例1と
同様にしてポリビニルアセタール樹脂(II)を作製し
た。得られたポリビニルアセタール樹脂(I)とポリビ
ニルアセタール樹脂(II)との配合比が固形分重量比
で8:2となるように混合し、しかる後に、平均粒径
0.05μmのポリメタクリル酸メチルの多孔質球状高
分子を用いたこと以外は実施例1と同様にして水性イン
ク用記録材を作製し、評価した。結果を表1に示した。
度88モル%であるポリビニルアルコールを用いたこ
と、ベンズアルデヒドによるアセタール化度を7モル
%、ホルムアルデヒドによるアセタール化度を20モル
%としたこと以外は実施例1と同様にしてポリビニルア
セタール樹脂(I)を作製した。実施例1と同様にして
重合度600、ケン化度88モル%であるポリビニルア
ルコールを用いてアセトアルデヒドによるアセタール化
度を31モル%のポリビニルアセタール樹脂(II)を
作製した。得られたポリビニルアセタール樹脂(I)と
ポリビニルアセタール樹脂(II)との配合比が固形分
重量比で8:2となるように混合し、しかる後に、平均
粒径0.02μmの微粉末ケイ酸を用いたこと以外は実
施例1と同様にして水性インク用記録材を作製し、評価
した。結果を表1に示した。
度98モル%であるポリビニルアルコールを用いたこ
と、ベンズアルデヒドによるアセタール化度を9モル
%、ホルムアルデヒドによるアセタール化度を25モル
%としたこと以外は実施例1と同様にしてポリビニルア
セタール樹脂(I)を作製した。ポリビニルアルコール
として、重合度1000、ケン化度98モル%であるポ
リビニルアルコールを用いたこと、アセトアルデヒドに
よるアセタール化度を45モル%としたこと以外は実施
例1と同様にしてポリビニルアセタール樹脂(II)を
作製した。得られたポリビニルアセタール樹脂(I)と
ポリビニルアセタール樹脂(II)との配合比が固形分
重量比で8:2となるように混合し、しかる後に、平均
粒径0.01μmの微粉末アルミナを用いたこと以外は
実施例1と同様にして水性インク用記録材を作製し、評
価した。結果を表1に示した。
88モル%であるポリビニルアルコールを用いたこと、
ベンズアルデヒドによるアセタール化度を7モル%、ホ
ルムアルデヒドによるアセタール化度を16モル%とし
たこと以外は実施例1と同様にしてポリビニルアセター
ル樹脂(I)を作製した。ポリビニルアルコールとし
て、重合度2000、ケン化度88モル%であるポリビ
ニルアルコールを用いたこと、アセトアルデヒドによる
アセタール化度を25モル%としたこと以外は実施例1
と同様にしてポリビニルアセタール樹脂(II)を作製
した。得られたポリビニルアセタール樹脂(I)とポリ
ビニルアセタール樹脂(II)との配合比が固形分重量
比で8:2となるように混合し、しかる後に、平均粒径
0.05μmのポリメタクリル酸メチルの多孔質球状高
分子を用いたこと以外は実施例1と同様にして水性イン
ク用記録材を作製し、評価した。結果を表1に示した。
度88モル%であるポリビニルアルコールを用いたこ
と、ベンズアルデヒドによるアセタール化度を7モル
%、ホルムアルデヒドによるアセタール化度を20モル
%としたこと以外は実施例1と同様にしてポリビニルア
セタール樹脂(I)を作製した。ポリビニルアルコール
として、重合度600、ケン化度88モル%であるポリ
ビニルアルコールを用いたこと、ブチルアルデヒドによ
るアセタール化度を9モル%としたこと以外は実施例1
と同様にしてポリビニルアセタール樹脂(II)を作製
した。得られたポリビニルアセタール樹脂(I)とポリ
ビニルアセタール樹脂(II)との配合比が固形分重量
比で8:2となるように混合し、しかる後に、平均粒径
0.02μmの微粉末ケイ酸を用いたこと以外は実施例
1と同様にして水性インク用記録材を作製し、評価し
た。結果を表1に示した。
度98モル%であるポリビニルアルコールを用いたこ
と、ベンズアルデヒドによるアセタール化度を9モル
%、ホルムアルデヒドによるアセタール化度を25モル
%としたこと以外は実施例1と同様にしてポリビニルア
セタール樹脂(I)を作製した。ポリビニルアルコール
として、重合度1000、ケン化度98モル%であるポ
リビニルアルコールを用いたこと、ブチルアルデヒドに
よるアセタール化度を14モル%としたこと以外は実施
例1と同様にしてポリビニルアセタール樹脂(II)を
作製した。得られたポリビニルアセタール樹脂(I)と
ポリビニルアセタール樹脂(II)との配合比が固形分
重量比で8:2となるように混合し、しかる後に、平均
粒径0.01μmの微粉末アルミナを用いたこと以外は
実施例1と同様にして水性インク用記録材を作製し、評
価した。結果を表1に示した。
88モル%であるポリビニルアルコールを用いたこと、
ベンズアルデヒドによるアセタール化度を7モル%、ホ
ルムアルデヒドによるアセタール化度を16モル%とし
たこと以外は実施例1と同様にしてポリビニルアセター
ル樹脂(I)を作製した。ポリビニルアルコールとし
て、重合度2000、ケン化度88モル%であるポリビ
ニルアルコールを用いたこと、ブチルアルデヒドによる
アセタール化度を6モル%としたこと以外は実施例1と
同様にしてポリビニルアセタール樹脂(II)を作製し
た。得られたポリビニルアセタール樹脂(I)とポリビ
ニルアセタール樹脂(II)との配合比が固形分重量比
で8:2となるように混合し、しかる後に、平均粒径
0.05μmのポリメタクリル酸メチルの多孔質球状高
分子を用いたこと以外は実施例1と同様にして水性イン
ク用記録材を作製し、評価した。結果を表1に示した。
例1により得られたポリビニルアセタール樹脂(I)
に、平均粒径0.02μmの微粉末ケイ酸を用いたこと
以外は実施例1と同様にして水性インク用記録材を作製
し、評価した。結果を表2に示した。
例7により得られたポリビニルアセタール樹脂(I)
に、平均粒径0.02μmの微粉末ケイ酸を用いたこと
以外は実施例7と同様にして水性インク用記録材を作製
し、評価した。結果を表2に示した。
度88モル%であるポリビニルアルコールを用いたこ
と、アセトアルデヒドを用いずに、ベンズアルデヒドの
みでアセタール化したこと、ベンズアルデヒドによるア
セタール化度を9モル%としたこと以外は実施例1と同
様にしてポリビニルアセタール樹脂(I)を作製した。
ポリビニルアセタール樹脂(II)を作製せずに、ポリ
ビニルアセタール樹脂(I)に、平均粒径0.02μm
の微粉末ケイ酸を用いたこと以外は実施例1と同様にし
て水性インク用記録材を作製し、評価した。結果を表2
に示した。
度98モル%であるポリビニルアルコールを用いたこ
と、アセトアルデヒドを用いずに、ベンズアルデヒドの
みでアセタール化したこと、ベンズアルデヒドによるア
セタール化度を12モル%としたこと以外は実施例2と
同様にしてポリビニルアセタール樹脂(I)を作製し
た。ポリビニルアセタール樹脂(II)を作製せずに、
ポリビニルアセタール樹脂(I)に、平均粒径0.01
μmの微粉末アルミナを用いたこと以外は実施例1と同
様にして水性インク用記録材を作製し、評価した。結果
を表2に示した。
度88モル%であるポリビニルアルコールを用いたこ
と、芳香族アルデヒドを用いずに、アセトアルデヒドの
みでアセタール化したこと、アセトアルデヒドによるア
セタール化度を20モル%としたこと以外は実施例1と
同様にしてポリビニルアセタール樹脂(I)を作製し
た。ポリビニルアセタール樹脂(II)を作製せずに、
ポリビニルアセタール樹脂(I)に、平均粒径0.02
μmの微粉末ケイ酸を用いたこと以外は実施例1と同様
にして水性インク用記録材を作製し、評価した。結果を
表2に示した。
度98モル%であるポリビニルアルコールを用いたこ
と、芳香族アルデヒドを用いずに、アセトアルデヒドの
みでアセタール化したこと、アセトアルデヒドによるア
セタール化度を50モル%としたこと以外は実施例1と
同様にしてポリビニルアセタール樹脂(I)を作製し
た。ポリビニルアセタール樹脂(II)を作製せずに、
ポリビニルアセタール樹脂(I)に、平均粒径0.01
μmの微粉末アルミナを用いたこと以外は実施例2と同
様にして水性インク用記録材を作製し、評価した。結果
を表2に示した。
88モル%であるポリビニルアルコールを用いたこと、
芳香族アルデヒドを用いずに、ブチルアルデヒドのみで
アセタール化したこと、ブチルアルデヒドによるアセタ
ール化度を9モル%としたこと以外は実施例1と同様に
してポリビニルアセタール樹脂(I)を作製した。ポリ
ビニルアセタール樹脂(II)を作製せずに、ポリビニ
ルアセタール樹脂(I)に、平均粒径0.02μmの微
粉末ケイ酸を用いたこと以外は実施例4と同様にして水
性インク用記録材を作製し、評価した。結果を表2に示
した。
度98モル%であるポリビニルアルコールを用いたこ
と、芳香族アルデヒドを用いずに、ブチルアルデヒドの
みでアセタール化したこと、ブチルアルデヒドによるア
セタール化度を15モル%としたこと以外は実施例1と
同様にしてポリビニルアセタール樹脂(I)を作製し
た。ポリビニルアセタール樹脂(II)を作製せずに、
ポリビニルアセタール樹脂(I)に、平均粒径0.01
μmの微粉末アルミナを用いたこと以外は実施例5と同
様にして水性インク用記録材を作製し、評価した。結果
を表2に示した。
様にして(ただし、インク受容層の乾燥重量は、12g
/m2 となるようにした)水性インク用記録材を作製
し、実施例1と同様にして評価した。結果を表2に示し
た。
様にして(ただし、インク受容層の乾燥重量は、12g
/m2 となるようにした)水性インク用記録材を作製
し、実施例1と同様にして評価した。結果を表2に示し
た。
様にして(ただし、インク受容層の乾燥重量は、12g
/m2 となるようにした)水性インク用記録材を作製
し、実施例1と同様にして評価した。結果を表2に示し
た。
同様にして(ただし、インク受容層の乾燥重量は、12
g/m2 となるようにした)水性インク用記録材を作製
し、実施例1と同様にして評価した。結果を表2に示し
た。
ブチルアルデヒドによりアセタール化されたポリビニル
アセタール樹脂(II)が配合されていないため、画像
部周辺にぼけが現れており、従って、インク吸収性が充
分でないことがわかる。比較例3、4では、ポリビニル
アセタール樹脂(I)をアセトアルデヒド又はホルムア
ルデヒドでアセタール化していないため、更に、アセト
アルデヒド又はブチルアルデヒドでアセタール化された
ポリビニルアセタール樹脂(II)が配合されていない
ため、画像部周辺にぼけがかなり大きく現れており、従
って、インク吸収性が充分でないことがわかった。比較
例5〜8では、ポリビニルアセタール樹脂(I)を芳香
族アルデヒドでアセタール化していないため、耐水性が
悪く、記録部が溶解し、流れ去っていた。比較例9〜1
2では、微粉末ケイ酸又は微粉末状アルミナをインク受
容層に添加していないため、インク受容層が膨潤し、に
じみが生じていた。
れた水性インク用記録材では、芳香族アルデヒドと、ホ
ルムアルデヒド又はアセトアルデヒドとを用いてアセタ
ール化されたポリビニルアセタール樹脂(I)に、アセ
トアルデヒド又はブチルアルデヒドでアセタール化され
たポリビニルアセタール樹脂(II)が配合されてお
り、かつ、上記微粉末も配合されているため、画像部に
にじみが全く生じず、画像周辺におけるぼけもほとんど
生じず、透明性に優れていた。
構成からなるものであるので、耐水性及びインク吸収性
のいずれも良好なものである。従って、インク付着量の
多いカラーインクジェット記録方式の場合であっても、
にじみが生じ難いので、記録のマルチカラー化、ファイ
ンドット化、印字速度の高速化に容易に対応することが
可能となる。更に、本発明の水性インク用記録材は透明
性にも優れているため、OHP用シート等の、記録画像
を透過光により観察するシートにも好適に用いることが
できる。
Claims (6)
- 【請求項1】 支持体上にインク受容層が設けられてな
る水性インク用記録材であって、前記インク受容層は、
ポリビニルアルコールを芳香族アルデヒドと、ホルムア
ルデヒド及びアセトアルデヒドのうちいずれか1種とを
用いてアセタール化することにより得られるポリビニル
アセタール樹脂(I)、ポリビニルアルコールをアセト
アルデヒド又はブチルアルデヒドを用いてアセタール化
することにより得られるポリビニルアセタール樹脂(I
I)、並びに、ケイ酸、シリカ、カオリン、クレー、ア
ルミナ、炭酸カルシウム、ゼオライト、酸化チタン、タ
ルク、及び、多孔質球状高分子からなる群より選択され
る少なくとも1種からなるなる微粉末からなるものであ
ることを特徴とする水性インク用記録材。 - 【請求項2】 ポリビニルアセタール樹脂(I)は、ポ
リビニルアルコールを芳香族アルデヒドとホルムアルデ
ヒドとを用いてアセタール化することにより得られたも
のであり、芳香族アルデヒドによるアセタール化度が5
〜12モル%、ホルムアルデヒドによるアセタール化度
が15〜35モル%のものである請求項1記載の水性イ
ンク用記録材。 - 【請求項3】 ポリビニルアセタール樹脂(I)は、ポ
リビニルアルコールを芳香族アルデヒドとアセトアルデ
ヒドとを用いてアセタール化することにより得られたも
のであり、芳香族アルデヒドによるアセタール化度が3
〜10モル%、アセトアルデヒドによるアセタール化度
が10〜30モル%のものである請求項1記載の水性イ
ンク用記録材。 - 【請求項4】 ポリビニルアセタール樹脂(II)は、
ポリビニルアルコールをアセトアルデヒドを用いてアセ
タール化することにより得られたものであり、アセター
ル化度が20〜50モル%のものである請求項1記載の
水性インク用記録材。 - 【請求項5】 ポリビニルアセタール樹脂(II)は、
ポリビニルアルコールをブチルアルデヒドを用いてアセ
タール化することにより得られたものであり、アセター
ル化度が5〜15モル%のものである請求項1記載の水
性インク用記録材。 - 【請求項6】 ポリビニルアセタール樹脂(I)とポリ
ビニルアセタール樹脂(II)との配合比は、固形分重
量比で9/1〜7/3である請求項1記載の水性インク
用記録材。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP13664897A JP3856903B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 水性インク用記録材 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13664897A JP3856903B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 水性インク用記録材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10324055A true JPH10324055A (ja) | 1998-12-08 |
JP3856903B2 JP3856903B2 (ja) | 2006-12-13 |
Family
ID=15180246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13664897A Expired - Lifetime JP3856903B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 水性インク用記録材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3856903B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6818685B1 (en) | 1998-07-09 | 2004-11-16 | W. R. Grace & Co. -Conn. | Ink-receptive coatings and recording medium prepared therefrom |
JP2006231660A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Kimoto & Co Ltd | 表示物作製材料 |
JP2007055053A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Kimoto & Co Ltd | インクジェット記録材料 |
JP2019023317A (ja) * | 2013-05-21 | 2019-02-14 | サン ケミカル コーポレイション | アセタール化したポリビニルアルコールのバリアコーティング材 |
-
1997
- 1997-05-27 JP JP13664897A patent/JP3856903B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|---|---|---|
US6818685B1 (en) | 1998-07-09 | 2004-11-16 | W. R. Grace & Co. -Conn. | Ink-receptive coatings and recording medium prepared therefrom |
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JP4541924B2 (ja) * | 2005-02-24 | 2010-09-08 | 株式会社きもと | 表示物作製材料 |
JP2007055053A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Kimoto & Co Ltd | インクジェット記録材料 |
JP2019023317A (ja) * | 2013-05-21 | 2019-02-14 | サン ケミカル コーポレイション | アセタール化したポリビニルアルコールのバリアコーティング材 |
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