JP4541924B2 - 表示物作製材料 - Google Patents

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Description

本発明は表示物作製材料に関し、曲面や凹凸面に対する形状追従性に優れるとともに、耐水性、耐擦傷性に優れるものに関する。
近年、デジタル化が普及し、益々コンピュータから画像イメージなどのデジタルデータを出力する機会が増加している。出力する方式としては、ドットインパクト、レーザーなど様々な方式があげられるが、その中でもインクジェット記録方式は、ハード及びランニングコストが安価であること、カラー出力も可能であることなどのメリットから普及が進んでいる。
このようなインクジェット記録方式に利用される記録材料は、支持体上にインク受容層を有する基本構成からなるが、支持体のインク受容層と反対側の面に接着層を有する構成のものもある。
接着層を有するタイプのものは、記録後に被着体に貼り合わせ、ラベル、シール、ステッカー、ワッペン等の表示物として利用されている。しかし、インクジェット記録シートを被着体に貼り合わせる際、被着体の表面が平滑であれば問題はないが、曲面や凹凸面である場合には形状に追従できず、しわが発生してしまうという問題があった。
かかる問題を解決するものとして、形状追従性を有するプラスチックフィルムの一方の面上にインク受容層を有し、反対側の面に粘着剤層を有するインクジェット記録シートが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、特許文献1のものは、支持体の厚みに起因し、形状追従性が十分なものではなかった。また、特許文献1のものは、記録画像が傷付くのを防止するためには、インク受容層上に保護フィルムを貼り付けてから被着体に貼り合わせる必要があるが、そうした場合、全体の厚みがさらに厚くなり、形状追従性がより低下してしまうものであった。
特開平7−186522号公報(特許請求の範囲)
上記問題を解決するものとして、インク受容層から支持体を剥離可能な構成とし、インク受容層のみを被着体に転写して貼り合わせる手段が考えられる。
しかし、例えば特許文献1のインク受容層は、水系インクを受容すべく水溶性あるいは親水性樹脂から構成されており、これを被着体に転写しても耐水性に劣り使用に耐えない。
一方、溶剤系インク用のインク受容層とすれば、水溶性あるいは親水性樹脂以外の樹脂を用いることも可能となり、耐水性を満足することができると考えられる。しかし、被着体に転写するインク受容層には、耐水性のみならず、耐擦傷性、良好な印字適性が求められており、さらに、インク受容層のみを転写しても必ずしも形状追従性が良好になるわけではなかった。
上記課題を解決する本発明の表示物作製材料は、支持体上に、ポリビニルアセタール樹脂を含むインク受容層を有し、前記インク受容層から前記支持体が剥離可能であるインクジェット記録シートと、両面接着シートとからなることを特徴とするものである。
また、本発明の表示物作製材料は、支持体上に、ポリビニルアセタール樹脂を含有するインク受容層、インク透過性接着層を順次有し、前記インク受容層から前記支持体が剥離可能であることを特徴とするものである。
また、本発明の表示物作製材料は、好ましくは、前記ポリビニルアセタール樹脂として、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂を含むことを特徴とするものである。
また、本発明の表示物作製材料は、好ましくは、前記ポリビニルアセタール樹脂として、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂、およびガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂の二種類の樹脂を含むことを特徴とするものである。
本発明の表示物作製材料は、インク受容層中にポリビニルアセタール樹脂を含み、かつ当該インク受容層のみを被着体に転写し得るものであることから、溶剤系インクによる印字適性に優れるとともに、形状追従性、耐水性、耐擦傷性に優れるものである。このような本発明の表示物作製材料は、被着体の表面が曲面や凹凸である場合に好適に使用でき、特に、階段の手すり、エスカレータや動く歩道のハンドルレール、電話の受話器などの人が手で触れる機会が多いものに好適に使用することができる。
本発明の表示物作製材料は、支持体上に、ポリビニルアセタール樹脂を含むインク受容層を有し、前記インク受容層から前記支持体が剥離可能であるインクジェット記録シートと、両面接着シートとからなることを特徴とするものである。また、本発明の表示物作製材料は、支持体上に、ポリビニルアセタール樹脂を含有するインク受容層、インク透過性接着層を順次有し、前記インク受容層から前記支持体が剥離可能であることを特徴とするものである。以下、各構成要素の実施の形態について説明する。
図1および図2は、本発明の表示物作製材料3の実施の形態を示す断面図である。図1および図2において、本発明の表示物作製材料3は、インクジェット記録シート1、および両面接着シート2からなる。
インクジェット記録シートは、支持体上に、ポリビニルアセタール樹脂を含むインク受容層を有し、前記インク受容層から前記支持体が剥離可能な構成からなるものである。
支持体としては、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂などからなる合成樹脂フィルム、その他、紙、繊維布帛などを使用することができる。これらの中でも合成樹脂フィルムが好適に使用され、合成樹脂フィルムの中でも寸法安定性に優れる二軸延伸処理したポリエステル樹脂フィルムが好適である。支持体の厚みは特に限定されるものではないが、搬送の関係上、5μm以上にすることが望ましい。
また、後述するインク受容層から支持体を剥離可能とするため、支持体のインク受容層を形成する側の面には、必要に応じてシリコーン系離型剤などで離型処理を施してもよい。
なお、カールの発生や帯電を防止するため、支持体のインク受容層とは反対側の面に、バックコート層を設けてもよい。
インク受容層を構成する樹脂は、主としてポリビニルアセタール樹脂である。ポリビニルアセタール樹脂は、溶剤系インク、その中でも特にグリコール系インクに対するインク乾燥性、滲み防止性に優れ、顔料割れも起こさず、印字適性に優れるものである。さらに、ポリビニルアセタール樹脂は、耐水性に優れるとともに、インク受容層に耐擦傷性を付与する固さを有しつつ十分な形状追従性を有するものである。また、ポリビニルアセタール樹脂は、支持体、その中でも特にポリエステル樹脂フィルムとの剥離性に適しており、ポリエステル樹脂フィルムに離型処理を施さなくても、インク受容層からポリエステル樹脂フィルムを剥離することができる。
ポリビニルアセタール樹脂としては、ポリビニルホルマール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、芳香族系ポリビニルアセタール樹脂などがあげられ、これらの一種又は二種以上を混合して使用することができる。
ポリビニルアセタール樹脂は、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂を用いることが好ましい。ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂を用いることにより、溶剤系インク、その中でも特にグリコール系インクに対するインク乾燥性、滲み防止性を良好なものとし、顔料割れも防止し、印字適性を良好なものとすることができるとともに、形状追従性を良好なものとすることができる。
また、ポリビニルアセタール樹脂は、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂と、ガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂とを併用することがより好ましい。これら二種類のポリビニルアセタール樹脂を含有させることにより、滲み防止性、顔料割れの特性を阻害することなく、インク乾燥性を良好にし、印字適性をより良好なものとすることができるとともに、インク受容層の耐擦傷性を向上させることができる。
ポリビニルアセタール樹脂は、ポリビニルアルコールをアルデビドでアセタール化することにより製造することができ、その際、原料となるポリビニルアルコールの重合度、アルデヒドの種類、アセタール化度を適宜調整することにより、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂、ガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂を得ることができる。
ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂としては、ポリビニルホルマール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、芳香族系ポリビニルアセタール樹脂などの何れのポリビニルアセタール樹脂も使用することができる。これらポリビニルアセタール樹脂は、ガラス転移温度が70℃以下であることがより好ましい。また、ガラス転移温度の下限は、ブロッキングを防止するという観点から、50℃以上であることが好ましい。これらポリビニルアセタール樹脂の中でも、滲み防止性に優れるポリビニルブチラール樹脂が好適に使用される。
ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂は、アセタール化度50mol%以上が好ましく、70mol%以上がより好ましい。アセタール化度を50mol%以上とすることにより、より一層インク乾燥性、滲み防止性を良好なものとし、顔料割れも防止することができるとともに、耐水性を十分なものとすることができる。
また、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂は、重量平均分子量(Mw)3.0×104〜7.0×104が好ましく、4.0×104〜6.0×104がより好ましい。重量平均分子量を3.0×104以上とすることにより、インク乾燥性を良好なものとし、顔料割れも防止することができるとともに、インク受容層の被膜性を向上させることができ、被着体に貼り合わせる際にインク受容層が割れたりすることなく、取り扱い性を良好なものとすることができる。また、重量平均分子量を7.0×104以下とすることにより、ガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂との相溶性を良好にすることができる。
ガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂としては、ポリビニルホルマール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、芳香族系ポリビニルアセタール樹脂などの何れのポリビニルアセタール樹脂も使用することができる。これらポリビニルアセタール樹脂は、ガラス転移温度が100℃以上であることがより好ましい。また、ガラス転移温度の上限は、インクジェット記録シートのカールを防止する観点から、150℃以下であることが好ましい。これらポリビニルアセタール樹脂の中でも、インク乾燥性をより良好なものとすることができるポリビニルアセトアセタール樹脂が好適に使用される。
ガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂は、アセタール化度50mol%以上が好ましく、70mol%以上がより好ましい。アセタール化度を50mol%以上とすることにより、より一層インク乾燥性、滲み防止性を良好なものとし、顔料割れも防止しやすくすることができるとともに、耐水性を十分なものとすることができる。
ガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂は、重量平均分子量(Mw)3.0×104以下が好ましく、2.0×104以下がより好ましい。また、重量平均分子量(Mw)の下限は、1.0×104以上が好ましい。重量平均分子量を3.0×104以下にすることにより、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂との相溶性を良好にすることができる。
インク受容層中には、ポリビニルアセタール樹脂以外の樹脂を含有させてもよい。このような樹脂としては、ビニル系樹脂、アルキッド系樹脂などがあげられる。但し、インク受容層中におけるポリビニルアセタール樹脂の含有量は、インク受容層を構成する全樹脂中の50重量%以上とすることが好ましく、90重量%以上とすることがより好ましい。
ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂と、ガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂の二種類の樹脂を使用する場合、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂100重量部に対し、ガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂を、5〜70重量部含有させることが好ましく、10〜40重量部含有させることがより好ましい。ガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂の添加量を70重量部以下とすることにより、二種類の樹脂の相溶性を良好なものとし、顔料割れを防止することができるとともに、形状追従性を良好なものとすることができ、5重量部以上とすることにより、インク乾燥性や耐擦傷性を良好なものとすることができる。
インク受容層中におけるポリビニルアセタール樹脂は、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、イソシアネート系化合物、ジアルデヒド系化合物などの架橋剤で架橋硬化させてもよい。架橋硬化させることで、インク受容層の耐水性および耐擦傷性をより良好なものとすることができる。特に、グリコール構造を架橋部に有する軟質系のイソシアネート系化合物を使用すれば、インク受容層を架橋硬化させつつインク受容層の柔軟性を保つことができ、被着体に対する形状追従性を十分なものとすることができるとともに、顔料割れを防止することができる。
インク受容層中には、インク吸収性を向上させたり、ブロッキングを防止するために顔料を含有させてもよい。顔料としては、シリカ、クレー、タルク、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、珪酸アルミニウム、酸化チタン、合成ゼオライト、アルミナ、スメクタイトなどの無機顔料の他、スチレン樹脂、ウレタン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂などからなる樹脂ビーズ、若しくはこれらを原料とする中空樹脂ビーズなどの有機顔料があげられ、これらを単独であるいは2種以上混合して使用することができる。顔料の添加量は、インク受容層の全樹脂100重量部に対し、通常0.1〜200重量部程度である。
インク受容層の厚みは、5〜70μmであることが好ましい。5μm以上とすることによりインク吸収性を良好にすることができ、70μm以下とすることによりカールの発生を防止することができる。
インク受容層中には、形状追従性をより良好なものとするため、可塑剤を含有させることが好ましい。可塑剤としては、フタル酸エステル系、アジピン酸エステル系、リン酸エステル系、トリメリット酸エステル系、クエン酸エステル系、エポキシ系、ポリエステル系の可塑剤などがあげられる。
両面接着シート2は、例えば図1に示すように、接着層22の両面にセパレータ23を有してなるものや、図2に示すように、支持体21の両面に接着層22を有し、接着層22上にセパレータ23を有してなるものがあげられる。
接着層を構成する接着剤としては、従来公知のものを使用することができ、アクリル系感圧接着剤、ゴム系感圧接着剤、ホットメルト系接着剤などがあげられる。セパレータとしては、上述した支持体に離型処理を施したものなどを使用することができる。接着層が常温で感圧接着性(粘着性)を有さないものであれば、セパレータは片面のみであっても構わないし、なくても構わない。
また、接着シートの接着力を両面で異なるものとし、接着力の強い側の面をインク受容層に貼り合わせ、接着力の弱い側の面を被着体に貼り合わせるようにすれば、被着体からインク受容層を剥がす際の作業性を良好にすることができる。このように両面で接着力の異なる接着シートは、例えば、支持体の一方の面に接着力の強い接着層を有し、反対側の面に接着力の弱い接着層を有するものがあげられる。
接着層の膜厚は特に制限されることはないが、接着性、形状追従性の観点から、2〜30μm程度とすることが好ましい。
以上のような本発明の表示物作製材料は、(a)インクジェット記録シートに溶剤系インクで記録を行う工程、(b)インクジェット記録シートの記録面に両面接着シートの一方の面を貼り合わせる工程、(c)インク受容層から支持体を剥離して除去する工程、(d)被着体に両面接着シートの反対側の面を貼り合わせる工程、を経ることにより被着体上に表示物を作製することができる。
なお、上記(c)工程、(d)工程に代えて、(e)被着体の一部分に両面接着シートを貼り合わせる工程、(f)インク受容層から支持体を剥離して除去する工程、(g)被着体の残りの部分に両面接着シートを貼り合わせる工程、としてもよい。こうすることにより、被着体の平滑部分に貼り合わせる際は、支持体がある状態で取扱いやすくすることができ、被着体の曲面部分に貼り合わせる際は、形状追従性を十分なものとすることができる。
図3は、本発明の表示物作製材料3’の実施の形態を示す断面図である。図3において、本発明の表示物作製材料3’は、支持体11’上に、インク受容層12’、インク透過性接着層13’を順次有する構成からなる。
支持体はインク受容層から剥離可能なものであり、上述した支持体と同様のものを使用することができる。インク受容層も上述したインク受容層と同様のものを使用することができる。
インク透過性接着層を構成する接着剤としては、公知の感圧接着剤、ホットメルト系接着剤を使用することができる。
感圧接着剤としては、アクリル系、シリコーン系、ゴム系などの感圧接着剤があげられ、ホットメルト型接着剤としては、エチレン−酢酸ビニル系、塩化ビニル−酢酸ビニル系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ナイロン系、ポリエステル系、ゴム系、セルロース系などのホットメルト型接着剤があげられる。
インク透過性接着層はインクを十分に透過する必要があるが、上述した接着剤の中には、溶剤系インクに膨潤又は溶解せず、インク透過性が十分でないものもある。したがって、このような樹脂を用いる場合、インク透過性接着層を多孔質状とすることが好ましい。また、溶剤系インクに膨潤又は溶解する樹脂であっても、インク透過性接着層を多孔質状とすれば、速やかにインク受容層にインクが吸収される点で好ましい。溶剤系インクに膨潤又は溶解する感圧接着剤としては、アクリル系接着剤などがあげられ、ホットメルト型接着剤としては、塩化ビニル−酢酸ビニル系ホットメルト接着剤などがあげられる。
インク透過性接着層を多孔質状とする際は、適度に空孔があり更にそれらが連続していることが好ましく、直径約5μm以下の目の細かい孔を有する塗膜、いわゆる微細孔膜とすることが好ましい。このような微細孔膜をもつ接着層を形成するには、接着剤を構成する樹脂をよく溶解する溶剤(良溶媒)及び殆ど溶解しない溶剤(貧溶媒)を混合した溶剤中に溶かし、塗布、乾燥することにより形成することができ、それら溶剤の混合する比率を変化させることにより、孔の直径を調整することができる。
インク透過性接着層の膜厚は特に制限されることはないが、接着性、形状追従性、速やかなインク透過性の観点から、2〜10μm程度とすることが好ましい。
以上のような本発明の表示物作製材料は、(h)インクジェット記録シートに溶剤系インクで記録を行う工程、(i)インク受容層から支持体を剥離して除去する工程、(j)インク透過性接着層を被着体に貼り合わせる工程、を経ることにより被着体上に表示物を作製することができる。
なお、上記(i)工程、(j)工程に代えて、(k)被着体の一部分にインク透過性接着層を貼り合わせる工程、(l)インク受容層から支持体を剥離して除去する工程、(m)被着体の残りの部分にインク透過性接着層を貼り合わせる工程、としてもよい。こうすることにより、被着体の平滑部分に貼り合わせる際は、支持体がある状態で取扱いやすくすることができ、被着体の曲面部分に貼り合わせる際は、形状追従性を十分なものとすることができる。
インク受容層や接着層中には、レベリング剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、キレート剤などの添加剤を添加してもよい。
インク受容層および接着層を形成する方法としては、各層の構成成分を適当な溶媒に溶解又は分散させて塗布液を調製し、当該塗布液をロールコーティング法、バーコーティング法、スプレーコーティング法、エアナイフコーティング法などの公知の方法により支持体上に塗布・乾燥させる方法があげられる。
以下、実施例により本発明を更に説明する。なお、「部」、「%」は特に示さない限り、重量基準とする。
[実施例1]
厚み100μmの透明ポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)上に、下記の組成からなるインク受容層塗布液を、乾燥後の厚みが30μmとなるようにバーコーティング法により塗布し、120℃で3分乾燥してインク受容層を形成し、インクジェット記録シートを得た。
<インク受容層塗布液>
・ガラス転移温度60℃のポリビニルブチラール樹脂 18部
(エスレックBM-S:積水化学工業社、固形分100%)
(重量平均分子量5.3×10、アセタール化度73mol%)
・ガラス転移温度106℃のポリビニルアセトアセタール樹脂 2部
(エスレックKS-10:積水化学工業社、固形分100%)
(重量平均分子量1.7×10、アセタール化度74mol%)
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 40部
次いで、厚み75μmのセパレータ(ダイヤホイルMRF75:三菱化学ポリエステルフィルム社)上に、下記の組成からなる感圧接着層塗布液を、乾燥後の厚みが20μmとなるようにバーコーティング法により塗布し、120℃で3分乾燥して感圧接着層を形成し、当該接着層上に同様のセパレータを貼り合わせ、両面にセパレータが設けられてなる両面接着シートを得た。以上のようにして、インクジェット記録シートと両面接着シートとからなる実施例1の表示物作製材料を得た。
<感圧接着層塗布液>
・アクリル系感圧接着剤 60部
(SKダイン1604S:綜研化学社、固形分42%)
・酢酸エチル 20部
・トルエン 20部
[実施例2]
実施例1のインク受容層塗布液のポリビニルブチラール樹脂の重量を16部、ポリビニルアセトアセタール樹脂の重量を4部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例2の表示物作製材料を得た。
[実施例3]
実施例1のインク受容層塗布液のポリビニルブチラール樹脂の重量を12部、ポリビニルアセトアセタール樹脂の重量を8部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例3の表示物作製材料を得た。
[実施例4]
実施例1のインク受容層塗布液のポリビニルブチラール樹脂の重量を10部、ポリビニルアセトアセタール樹脂の重量を10部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例4の表示物作製材料を得た。
[実施例5]
実施例1のインク受容層塗布液のガラス転移温度60℃のポリビニルブチラール樹脂を、ガラス転移温度67℃のポリビニルブチラール樹脂(エスレックBM-1:積水化学工業社、固形分100%、重量平均分子量4.0×10、アセタール化度65mol%)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例5の表示物作製材料を得た。
[実施例6]
実施例1のインク受容層塗布液のガラス転移温度60℃のポリビニルブチラール樹脂を、ガラス転移温度64℃のポリビニルブチラール樹脂(エスレックBH-S:積水化学工業社、固形分100%、重量平均分子量6.6×10、アセタール化度73mol%)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例6の表示物作製材料を得た。
[実施例7]
実施例1のインク受容層塗布液のガラス転移温度106℃のポリビニルアセトアセタール樹脂を、ガラス転移温度107℃のポリビニルアセトアセタール樹脂(エスレックKS-1:積水化学工業社、固形分100%、重量平均分子量2.7×10、アセタール化度74mol%)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例7の表示物作製材料を得た。
[実施例8]
実施例1のインク受容層塗布液から、ガラス転移温度106℃のポリビニルアセトアセタール樹脂を除いた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例8の表示物作製材料を得た。
[実施例9]
実施例6のインク受容層塗布液から、ガラス転移温度106℃のポリビニルアセトアセタール樹脂を除いた以外は、実施例6と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例9の表示物作製材料を得た。
[実施例10]
実施例1のインクジェット記録シートのインク受容層上に、下記処方のインク透過性接着層塗布液をバーコーティング法により塗布し、50℃で10分乾燥させ、平均約0.8μmの開放孔からなる厚み5μmのインク透過性接着層を形成し、実施例10の表示物作製材料を得た。
<インク透過性接着層塗布液>
・塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂 20部
(デンカビニル1000AS:電気化学工業社)
・メチルエチルケトン 70部
・n−ブタノール 10部
[比較例1]
一方の面が離型処理されてなる厚み100μmの透明ポリエステルフィルム(ダイアホイルMRF:三菱化学ポリエステルフィルム社)の離型処理面上に、下記の組成からなるインク受容層塗布液を、乾燥後の厚みが30μmとなるようにバーコーティング法により塗布し、120℃で3分乾燥してインク受容層を形成し、インクジェット記録シートを得た。
<インク受容層塗布液>
・酢酸ビニル樹脂(固形分70%) 20部
(M70−Z4:日本合成化学工業社)
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 40部
次いで、実施例1と同様の両面接着シートを準備し、インクジェット記録シートと両面接着シートとからなる比較例1の表示物作製材料を得た。
[比較例2]
比較例1のインク受容層塗布液の酢酸ビニル樹脂をエチレン−酢酸ビニル樹脂(スミテートRB-11:住友化学工業社、固形分100%)に変更した以外は、比較例1と同様にして、比較例2の表示物作製材料を得た。
[比較例3]
比較例1のインク受容層塗布液の酢酸ビニル樹脂をポリエステル樹脂(バイロン20SS:東洋紡社、固形分30%)に変更した以外は、比較例1と同様にして、比較例3の表示物作製材料を得た。
[比較例4]
比較例1のインク受容層塗布液の酢酸ビニル樹脂をニトロセルロース樹脂(HIG1:旭化成社、固形分100%)に変更した以外は、比較例1と同様にして、比較例4の表示物作製材料を得た。
[比較例5]
比較例1のインク受容層塗布液の酢酸ビニル樹脂をポリメチルメタクリレート樹脂(パラロイドA-11:ローム・アンド・ハース社、固形分100%)に変更した以外は、比較例1と同様にして、比較例5の表示物作製材料を得た。
[比較例6]
実施例1のインク受容層塗布液を下記の処方のインク受容層塗布液に変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例6の表示物作製材料を得た。
<インク受容層塗布液>
・ポリビニルアルコール(固形分100%) 10部
(ゴーセノールAH-17:日本合成化学工業社)
・純水 90部
実施例1〜9および比較例1〜6で得られた表示物作製材料のインクジェット記録シート、および実施例10の表示物作製材料につき、グリコール系インク(ECO−SOLINK:ローランド社)を用いてインクジェットプリンタ(SOLJET SC−500:ローランド社)で記録を行い、以下の印字適性について評価を行った。結果を表1に示す。
(1)インク乾燥性
記録後のインクジェット記録シートのインク受容層側に、一定時間経過後に紙を重ね、インクが転写するか否かを観察した。その結果、インク量200%を記録後10分以内に転写しなくなったものを「○」、インク量200%を記録後15分以上経過しても転写したが30分以内に転写しなくなったものを「△」、インク量200%を記録後30分以上経過しても転写したものを「×」とした。
(2)滲み防止性
記録後のインクジェット記録シートの印字部の滲みを目視で観察した。その結果、滲みが全くないものを「○」、若干滲んでいるものを「△」、滲んで画像にならないものを「×」とした。
(3)顔料割れ
記録後のインクジェット記録シートの印字部の顔料割れを目視で観察した。その結果、インク量200%で顔料割れを起こしていないものを「○」、インク量200%で顔料割れを起こしたものを「△」、インク量100%で顔料割れを起こしたものを「×」とした。
次いで、記録後のインクジェット記録シートおよび表示物作製材料を被着体に貼り合わせて表示物を作製し、以下の項目について評価を行った。結果をあわせて表1に示す。なお、被着体としては、市販の電話機の受話器を用いた。また、実施例1〜9および比較例1〜6の表示物作製材料については、記録後のインクジェット記録シートの記録面に、両面接着シートの一方の面を貼り合わせ、次いで被着体の一部分に両面接着シートの反対側の面を貼り合わせ、次いでインク受容層から支持体を剥離除去し、次いで被着体の残りの部分に両面接着シートを貼り合わせて表示物を作製した。また、実施例10の表示物作製材料については、被着体の一部分に、記録後の表示物作製材料のインク透過性接着層を貼り合わせ、次いでインク受容層から支持体を剥離除去し、次いで被着体の残りの部分に両面接着シートを貼り合わせて表示物を作製した。貼り合わせの際は、130℃で加熱を行った。
(4)形状追従性
被着体の形状への追従性が良好で、得られた表示物にしわが全くないものを「○」、追従性が不十分でしわが入ってしまったものを「×」とした。
(5)耐水性
インク受容層に水滴(一滴)を垂らし、10秒後ティッシュで拭取り、インク受容層が全く溶けなかったものを「○」、一部でも溶けてしまったものを「×」とした。
(6)耐擦傷性
インク受容層を爪で擦り、ほとんど跡が残らなかったものを「○」、はっきりと跡が残ったものを「×」とした。
Figure 0004541924
実施例1から10の表示物作製材料は、インクジェット記録シートのインク受容層中にポリビニルアセタール樹脂を含み、かつ当該インク受容層のみを被着体に転写し得るものであることから、表1の結果から明らかなように、各種印字適性が概ね良好であるとともに、形状追従性、耐水性、耐擦傷性に優れるものであった。特に、実施例1から3、および5から7のインクジェット記録シートは、インク受容層中に、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂およびガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂を好適な範囲で含むものであるから、印字適性に極めて優れるものであった。
一方、比較例1から6の表示物作製材料は、インクジェット記録シートのインク受容層中に、全く別の樹脂を含有するものであり、何れのものも、印字適性、形状追従性、耐水性、耐擦傷性を同時に満足するものではなかった。
本発明の表示物作製材料の一実施例を示す断面図 本発明の表示物作製材料の他の実施例を示す断面図 本発明の表示物作製材料の他の実施例を示す断面図
符号の説明
1、1’・・・・・インクジェット記録シート
11、11’・・・支持体
12、12’・・・インク受容層
13’・・・・・・インク透過性接着層
2・・・・・・・・両面接着シート
21・・・・・・・支持体
22・・・・・・・接着層
23・・・・・・・セパレータ
3、3’・・・・・表示物作製材料

Claims (2)

  1. 支持体上に、ポリビニルアセタール樹脂を含むインク受容層を有し、前記インク受容層から前記支持体が剥離可能であるインクジェット記録シートと、両面接着シートとからなり、前記ポリビニルアセタール樹脂として、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂、およびガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂の二種類の樹脂を含むことを特徴とする表示物作製材料。
  2. 支持体上に、ポリビニルアセタール樹脂を含有するインク受容層、インク透過性接着層を順次有し、前記インク受容層から前記支持体が剥離可能であり、前記ポリビニルアセタール樹脂として、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂、およびガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂の二種類の樹脂を含むことを特徴とする表示物作製材料。
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