JP2006231660A - 表示物作製材料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】支持体11上に、ポリビニルアセタール樹脂を含むインク受容層12を有し、前記インク受容層12から前記支持体11が剥離可能であるインクジェット記録シート1と、両面接着シート2とから表示物作製材料3を構成する。好ましくは、前記ポリビニルアセタール樹脂として、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂を含むように構成する。
【選択図】図1
Description
厚み100μmの透明ポリエステルフィルム(ルミラーT60:東レ社)上に、下記の組成からなるインク受容層塗布液を、乾燥後の厚みが30μmとなるようにバーコーティング法により塗布し、120℃で3分乾燥してインク受容層を形成し、インクジェット記録シートを得た。
・ガラス転移温度60℃のポリビニルブチラール樹脂 18部
(エスレックBM-S:積水化学工業社、固形分100%)
(重量平均分子量5.3×104、アセタール化度73mol%)
・ガラス転移温度106℃のポリビニルアセトアセタール樹脂 2部
(エスレックKS-10:積水化学工業社、固形分100%)
(重量平均分子量1.7×104、アセタール化度74mol%)
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 40部
・アクリル系感圧接着剤 60部
(SKダイン1604S:綜研化学社、固形分42%)
・酢酸エチル 20部
・トルエン 20部
実施例1のインク受容層塗布液のポリビニルブチラール樹脂の重量を16部、ポリビニルアセトアセタール樹脂の重量を4部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例2の表示物作製材料を得た。
実施例1のインク受容層塗布液のポリビニルブチラール樹脂の重量を12部、ポリビニルアセトアセタール樹脂の重量を8部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例3の表示物作製材料を得た。
実施例1のインク受容層塗布液のポリビニルブチラール樹脂の重量を10部、ポリビニルアセトアセタール樹脂の重量を10部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例4の表示物作製材料を得た。
実施例1のインク受容層塗布液のガラス転移温度60℃のポリビニルブチラール樹脂を、ガラス転移温度67℃のポリビニルブチラール樹脂(エスレックBM-1:積水化学工業社、固形分100%、重量平均分子量4.0×104、アセタール化度65mol%)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例5の表示物作製材料を得た。
実施例1のインク受容層塗布液のガラス転移温度60℃のポリビニルブチラール樹脂を、ガラス転移温度64℃のポリビニルブチラール樹脂(エスレックBH-S:積水化学工業社、固形分100%、重量平均分子量6.6×104、アセタール化度73mol%)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例6の表示物作製材料を得た。
実施例1のインク受容層塗布液のガラス転移温度106℃のポリビニルアセトアセタール樹脂を、ガラス転移温度107℃のポリビニルアセトアセタール樹脂(エスレックKS-1:積水化学工業社、固形分100%、重量平均分子量2.7×104、アセタール化度74mol%)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例7の表示物作製材料を得た。
実施例1のインク受容層塗布液から、ガラス転移温度106℃のポリビニルアセトアセタール樹脂を除いた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例8の表示物作製材料を得た。
実施例6のインク受容層塗布液から、ガラス転移温度106℃のポリビニルアセトアセタール樹脂を除いた以外は、実施例6と同様にしてインクジェット記録シートを作製し、実施例9の表示物作製材料を得た。
実施例1のインクジェット記録シートのインク受容層上に、下記処方のインク透過性接着層塗布液をバーコーティング法により塗布し、50℃で10分乾燥させ、平均約0.8μmの開放孔からなる厚み5μmのインク透過性接着層を形成し、実施例10の表示物作製材料を得た。
・塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂 20部
(デンカビニル1000AS:電気化学工業社)
・メチルエチルケトン 70部
・n−ブタノール 10部
一方の面が離型処理されてなる厚み100μmの透明ポリエステルフィルム(ダイアホイルMRF:三菱化学ポリエステルフィルム社)の離型処理面上に、下記の組成からなるインク受容層塗布液を、乾燥後の厚みが30μmとなるようにバーコーティング法により塗布し、120℃で3分乾燥してインク受容層を形成し、インクジェット記録シートを得た。
・酢酸ビニル樹脂(固形分70%) 20部
(M70−Z4:日本合成化学工業社)
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 40部
比較例1のインク受容層塗布液の酢酸ビニル樹脂をエチレン−酢酸ビニル樹脂(スミテートRB-11:住友化学工業社、固形分100%)に変更した以外は、比較例1と同様にして、比較例2の表示物作製材料を得た。
比較例1のインク受容層塗布液の酢酸ビニル樹脂をポリエステル樹脂(バイロン20SS:東洋紡社、固形分30%)に変更した以外は、比較例1と同様にして、比較例3の表示物作製材料を得た。
比較例1のインク受容層塗布液の酢酸ビニル樹脂をニトロセルロース樹脂(HIG1:旭化成社、固形分100%)に変更した以外は、比較例1と同様にして、比較例4の表示物作製材料を得た。
比較例1のインク受容層塗布液の酢酸ビニル樹脂をポリメチルメタクリレート樹脂(パラロイドA-11:ローム・アンド・ハース社、固形分100%)に変更した以外は、比較例1と同様にして、比較例5の表示物作製材料を得た。
実施例1のインク受容層塗布液を下記の処方のインク受容層塗布液に変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例6の表示物作製材料を得た。
・ポリビニルアルコール(固形分100%) 10部
(ゴーセノールAH-17:日本合成化学工業社)
・純水 90部
記録後のインクジェット記録シートのインク受容層側に、一定時間経過後に紙を重ね、インクが転写するか否かを観察した。その結果、インク量200%を記録後10分以内に転写しなくなったものを「○」、インク量200%を記録後15分以上経過しても転写したが30分以内に転写しなくなったものを「△」、インク量200%を記録後30分以上経過しても転写したものを「×」とした。
記録後のインクジェット記録シートの印字部の滲みを目視で観察した。その結果、滲みが全くないものを「○」、若干滲んでいるものを「△」、滲んで画像にならないものを「×」とした。
記録後のインクジェット記録シートの印字部の顔料割れを目視で観察した。その結果、インク量200%で顔料割れを起こしていないものを「○」、インク量200%で顔料割れを起こしたものを「△」、インク量100%で顔料割れを起こしたものを「×」とした。
被着体の形状への追従性が良好で、得られた表示物にしわが全くないものを「○」、追従性が不十分でしわが入ってしまったものを「×」とした。
インク受容層に水滴(一滴)を垂らし、10秒後ティッシュで拭取り、インク受容層が全く溶けなかったものを「○」、一部でも溶けてしまったものを「×」とした。
インク受容層を爪で擦り、ほとんど跡が残らなかったものを「○」、はっきりと跡が残ったものを「×」とした。
11、11’・・・支持体
12、12’・・・インク受容層
13’・・・・・・インク透過性接着層
2・・・・・・・・両面接着シート
21・・・・・・・支持体
22・・・・・・・接着層
23・・・・・・・セパレータ
3、3’・・・・・表示物作製材料
Claims (4)
- 支持体上に、ポリビニルアセタール樹脂を含むインク受容層を有し、前記インク受容層から前記支持体が剥離可能であるインクジェット記録シートと、両面接着シートとからなることを特徴とする表示物作製材料。
- 支持体上に、ポリビニルアセタール樹脂を含有するインク受容層、インク透過性接着層を順次有し、前記インク受容層から前記支持体が剥離可能であることを特徴とする表示物作製材料。
- 前記ポリビニルアセタール樹脂として、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の表示物作製材料。
- 前記ポリビニルアセタール樹脂として、ガラス転移温度75℃以下のポリビニルアセタール樹脂、およびガラス転移温度80℃以上のポリビニルアセタール樹脂の二種類の樹脂を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の表示物作製材料。
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