JPH10320689A - 緊急車両の優先通過信号システム - Google Patents
緊急車両の優先通過信号システムInfo
- Publication number
- JPH10320689A JPH10320689A JP9130662A JP13066297A JPH10320689A JP H10320689 A JPH10320689 A JP H10320689A JP 9130662 A JP9130662 A JP 9130662A JP 13066297 A JP13066297 A JP 13066297A JP H10320689 A JPH10320689 A JP H10320689A
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- Japan
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- emergency vehicle
- signal
- display
- traffic light
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 緊急車両側で交差点の信号機の信号表示を確
認することができる緊急車両の優先通過信号システムの
提供にある 【解決手段】 交差点の信号機３０に組み込まれた送受
信機と緊急車両１０に設備された送受信機との間で無線
交信を行うことにより、緊急車両の進行側信号機の表示
を強制的に青信号とし、交差する反対側信号機の表示を
赤信号とするか、あるいは両方とも赤信号にする緊急車
両の優先通過信号システムにおいて、前記信号機の信号
表示状態を緊急車両側のナビゲーションシステムでモニ
タできるようにした。
認することができる緊急車両の優先通過信号システムの
提供にある 【解決手段】 交差点の信号機３０に組み込まれた送受
信機と緊急車両１０に設備された送受信機との間で無線
交信を行うことにより、緊急車両の進行側信号機の表示
を強制的に青信号とし、交差する反対側信号機の表示を
赤信号とするか、あるいは両方とも赤信号にする緊急車
両の優先通過信号システムにおいて、前記信号機の信号
表示状態を緊急車両側のナビゲーションシステムでモニ
タできるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、緊急車両の安全通
行に関するシステムであって、緊急車両が交差点に接近
した際に、信号機をブロックする緊急車両の優先通過信
号システムに関するものである。
行に関するシステムであって、緊急車両が交差点に接近
した際に、信号機をブロックする緊急車両の優先通過信
号システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】パトカー、消防車、救急車等の緊急車両
は、犯罪への対処や消火、救命等のため一刻を争って走
り、信号機のある交差点でも信号に関係なく通過しよう
とするため、他の車両や通行人との間で事故を起こすお
それがある。そこで、この問題を解決しようとした装置
が、特開昭６０−２２９２００号公報に提案されてい
る。これは、信号機の信号の色を緊急車両側から遠隔制
御して、進行方向の信号表示を強制的に青信号にし、反
対側の信号表示を赤信号にするか、あるいは緊急車両の
進行側信号機の表示及び交差する反対側信号機の表示の
全てを赤信号として、交差点を通過する方法である。
は、犯罪への対処や消火、救命等のため一刻を争って走
り、信号機のある交差点でも信号に関係なく通過しよう
とするため、他の車両や通行人との間で事故を起こすお
それがある。そこで、この問題を解決しようとした装置
が、特開昭６０−２２９２００号公報に提案されてい
る。これは、信号機の信号の色を緊急車両側から遠隔制
御して、進行方向の信号表示を強制的に青信号にし、反
対側の信号表示を赤信号にするか、あるいは緊急車両の
進行側信号機の表示及び交差する反対側信号機の表示の
全てを赤信号として、交差点を通過する方法である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述の装置の場合、緊
急車両から信号機をブロック及び解除するための信号を
送出して信号機を制御するのであるが、緊急車両側に信
号機がブロック又は解除されたか否かを確認する手段が
なく、交差点への進入に不安がつきまとうものであっ
た。
急車両から信号機をブロック及び解除するための信号を
送出して信号機を制御するのであるが、緊急車両側に信
号機がブロック又は解除されたか否かを確認する手段が
なく、交差点への進入に不安がつきまとうものであっ
た。
【０００４】本発明の課題は、緊急車両側で交差点の信
号機の信号表示を確認することができる緊急車両の優先
通過信号システムの提供にある。
号機の信号表示を確認することができる緊急車両の優先
通過信号システムの提供にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に、本発明は、次のような手段を採用した。
に、本発明は、次のような手段を採用した。
【０００６】本発明の第１発明の緊急車両の優先通過信
号システムは、交差点の信号機（３０）に組み込まれた
送受信機（３２）と緊急車両（１０）に設備された送受
信機（１２）との間で無線交信を行うことにより、緊急
車両の進行側信号機の表示を強制的に青信号とし、交差
する反対側信号機の表示を赤信号とする緊急車両の優先
通過信号システムにおいて、前記信号機の信号表示状態
を緊急車両側のナビゲーションシステム（１８）でモニ
タできるようにしたことを特徴としている。
号システムは、交差点の信号機（３０）に組み込まれた
送受信機（３２）と緊急車両（１０）に設備された送受
信機（１２）との間で無線交信を行うことにより、緊急
車両の進行側信号機の表示を強制的に青信号とし、交差
する反対側信号機の表示を赤信号とする緊急車両の優先
通過信号システムにおいて、前記信号機の信号表示状態
を緊急車両側のナビゲーションシステム（１８）でモニ
タできるようにしたことを特徴としている。
【０００７】上記構成によれば、緊急車両が交差点に進
入する前に進行方向と反対側の信号機がブロックされて
いること、及び交差点を通過後、信号機のブロック解除
され通常の状態に復旧したことをモニタで確認でき、緊
急車両の運転の安全性が向上する。
入する前に進行方向と反対側の信号機がブロックされて
いること、及び交差点を通過後、信号機のブロック解除
され通常の状態に復旧したことをモニタで確認でき、緊
急車両の運転の安全性が向上する。
【０００８】本発明の第２発明の緊急車両の優先通過信
号システムは、交差点の信号機に組み込まれた送受信機
と緊急車両に設備された送受信機との間で無線交信を行
うことにより、緊急車両の進行側信号機の表示及び交差
する反対側信号機の表示の両方とも赤信号とする緊急車
両の優先通過信号システムにおいて、前記信号機の信号
表示状態を緊急車両側のナビゲーションシステムでモニ
タできるようにしたことを特徴としている。
号システムは、交差点の信号機に組み込まれた送受信機
と緊急車両に設備された送受信機との間で無線交信を行
うことにより、緊急車両の進行側信号機の表示及び交差
する反対側信号機の表示の両方とも赤信号とする緊急車
両の優先通過信号システムにおいて、前記信号機の信号
表示状態を緊急車両側のナビゲーションシステムでモニ
タできるようにしたことを特徴としている。
【０００９】この場合、第１発明の場合と同様の作用効
果が生じる。
果が生じる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
て、図面を参照して説明する。
【００１１】図１は、このシステムの全体図を表したも
ので、緊急車両１０側の設備と、交差点側の信号機３０
側の設備とで構成されている。信号機３０にはそれぞれ
固有のＩＤ番号が付されており、そこに設置されている
設備としては、図３に示すように、送受信機３２、アン
テナ３４、緊急車両接近中を示す表示器３６、及び信号
機を制御する制御装置３８等がある。
ので、緊急車両１０側の設備と、交差点側の信号機３０
側の設備とで構成されている。信号機３０にはそれぞれ
固有のＩＤ番号が付されており、そこに設置されている
設備としては、図３に示すように、送受信機３２、アン
テナ３４、緊急車両接近中を示す表示器３６、及び信号
機を制御する制御装置３８等がある。
【００１２】一方、緊急車両１０側の設備は、図２に示
すように、送受信機１２、アンテナ１４、ナビゲーショ
ンシステムの受信機１６、モニタ付きのナビゲーション
システム１８、及び交差点のＩＤ番号を入力するための
ＩＤ番号入力装置２０等を備えている。
すように、送受信機１２、アンテナ１４、ナビゲーショ
ンシステムの受信機１６、モニタ付きのナビゲーション
システム１８、及び交差点のＩＤ番号を入力するための
ＩＤ番号入力装置２０等を備えている。
【００１３】緊急車両１０に搭載された送受信機１２
は、小電力の出力を有し、変調信号には交差点が有する
固有のＩＤ番号を乗せて、信号機３０に設置されている
送受信機３２へ向けて送出できる。また、信号機３０が
発信したブロック又はブロック解除の信号を受信できる
ように構成されている。また、ナビゲーションシステム
１８のモニタは、通常の地図の他に、交差点のＩＤ番号
及びブロックした信号機、ブロック解除した信号機を表
示できるように構成されている。
は、小電力の出力を有し、変調信号には交差点が有する
固有のＩＤ番号を乗せて、信号機３０に設置されている
送受信機３２へ向けて送出できる。また、信号機３０が
発信したブロック又はブロック解除の信号を受信できる
ように構成されている。また、ナビゲーションシステム
１８のモニタは、通常の地図の他に、交差点のＩＤ番号
及びブロックした信号機、ブロック解除した信号機を表
示できるように構成されている。
【００１４】上述した信号機３０側の送受信機３２は、
緊急車両１０から発信されたＩＤ番号を含んだ変調信号
を受信すると、制御装置３８に対し信号を送り、制御装
置３８は信号機３０の緊急車両１０の進行方向側の信号
を青信号にして、反対側の信号を赤信号にする。あるい
は全方向の信号を赤信号にして完全にブロックしてもよ
い。緊急車両１０が交差点から遠ざかると、これを送受
信機３２が感知して制御装置３８に信号を送る。
緊急車両１０から発信されたＩＤ番号を含んだ変調信号
を受信すると、制御装置３８に対し信号を送り、制御装
置３８は信号機３０の緊急車両１０の進行方向側の信号
を青信号にして、反対側の信号を赤信号にする。あるい
は全方向の信号を赤信号にして完全にブロックしてもよ
い。緊急車両１０が交差点から遠ざかると、これを送受
信機３２が感知して制御装置３８に信号を送る。
【００１５】信号機３０に設置されている表示器３６
は、緊急車両１０が接近してきたことを送受信機３２が
受けたときに、「緊急車両接近中」と表示され、他車に
警告を与える。緊急車両が交差点から遠ざかった場合に
は、表示が消えるように構成されている。
は、緊急車両１０が接近してきたことを送受信機３２が
受けたときに、「緊急車両接近中」と表示され、他車に
警告を与える。緊急車両が交差点から遠ざかった場合に
は、表示が消えるように構成されている。
【００１６】では、実際の運用はというと、例えば、緊
急車両（救急車）１０が事故現場から病院へ患者を乗せ
て急行する場合を想定する。救急車両１０の隊員は、ナ
ビゲーションシステム１８によって現場から病院までの
最短コースを確認すると、図４に示すようになったとす
る。緊急車両１０が交差点に進入するに先立ち、乗車員
はブロックしたい交差点のＩＤ番号（ここでは、Ａ００
１、Ａ００２）を、モニタ画面から読みとる。
急車両（救急車）１０が事故現場から病院へ患者を乗せ
て急行する場合を想定する。救急車両１０の隊員は、ナ
ビゲーションシステム１８によって現場から病院までの
最短コースを確認すると、図４に示すようになったとす
る。緊急車両１０が交差点に進入するに先立ち、乗車員
はブロックしたい交差点のＩＤ番号（ここでは、Ａ００
１、Ａ００２）を、モニタ画面から読みとる。
【００１７】そして、そのＩＤ番号を、ＩＤ番号入力装
置２０から入力すると、ＩＤ番号が付された信号は送受
信機１２から信号機３０の送受信機３２へと送信され、
そのＩＤ番号の交差点の信号機３０の信号表示がブロッ
ク（青→黄→赤）されるとともに、表示器３６には「緊
急車両接近中」と点灯表示される。信号機３０の送受信
機３２から緊急車両１０の送受信機１２へ、信号機３０
がブロックされていることを送信する。これにより、緊
急車両１０のナビゲーションシステム１８モニタには信
号機３０がブロックされていることが表示され、隊員は
これを確認することができる。
置２０から入力すると、ＩＤ番号が付された信号は送受
信機１２から信号機３０の送受信機３２へと送信され、
そのＩＤ番号の交差点の信号機３０の信号表示がブロッ
ク（青→黄→赤）されるとともに、表示器３６には「緊
急車両接近中」と点灯表示される。信号機３０の送受信
機３２から緊急車両１０の送受信機１２へ、信号機３０
がブロックされていることを送信する。これにより、緊
急車両１０のナビゲーションシステム１８モニタには信
号機３０がブロックされていることが表示され、隊員は
これを確認することができる。
【００１８】緊急車両１０が交差点を通過すると、信号
機３０側の送受信機３２は、緊急車両１０から発信され
る電波の電界が弱くなっていくことを感知して、緊急車
両１０が交差点を通過したと判断し、制御装置３８に信
号を送って信号機３０のブロックを解除させるととも
に、表示器３６の「緊急車両接近中」の表示を消灯し、
さらに緊急車両１０へも信号を送信する。この信号を受
けた緊急車両１０側では、ナビゲーションシステム１８
のモニタにブロックが解除されたことが表示され、隊員
はこのことを確認することができる。
機３０側の送受信機３２は、緊急車両１０から発信され
る電波の電界が弱くなっていくことを感知して、緊急車
両１０が交差点を通過したと判断し、制御装置３８に信
号を送って信号機３０のブロックを解除させるととも
に、表示器３６の「緊急車両接近中」の表示を消灯し、
さらに緊急車両１０へも信号を送信する。この信号を受
けた緊急車両１０側では、ナビゲーションシステム１８
のモニタにブロックが解除されたことが表示され、隊員
はこのことを確認することができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
緊急車両が交差点に進入する前に、車内に設置されたナ
ビゲーションシステムのモニタで、信号機がブロックさ
れていることを確認できるので、走行の安全性を高める
ことができる。また、緊急車両が交差点を通過した後、
モニタにより、信号機のブロックが解除されたことが確
認できるので、システムの信頼性が向上する。
緊急車両が交差点に進入する前に、車内に設置されたナ
ビゲーションシステムのモニタで、信号機がブロックさ
れていることを確認できるので、走行の安全性を高める
ことができる。また、緊急車両が交差点を通過した後、
モニタにより、信号機のブロックが解除されたことが確
認できるので、システムの信頼性が向上する。
【図１】本発明に係る緊急車両の優先通過信号システム
の全体図である。
の全体図である。
【図２】緊急車両側の設備を示す図である。
【図３】信号機側の設備を示す図である。
【図４】ナビゲーションシステムのモニタに映った地図
である。
である。
１０ 緊急車両 １２ 送受信機 １６ ナビゲーションシステムの受信機 １８ モニタ付きのナビゲーションシステム ２０ ＩＤ番号入力装置 ３０ 信号機 ３２ 送受信機 ３６ 表示器 ３８ 制御装置
Claims (2)
- 【請求項１】 交差点の信号機に組み込まれた送受信機
と緊急車両に設備された送受信機との間で無線交信を行
うことにより、緊急車両の進行側信号機の表示を強制的
に青信号とし、交差する反対側信号機の表示を赤信号と
する緊急車両の優先通過信号システムにおいて、 前記信号機の信号表示状態を緊急車両側のナビゲーショ
ンシステムでモニタできるようにしたことを特徴とする
緊急車両の優先通過信号システム。 - 【請求項２】 交差点の信号機に組み込まれた送受信機
と緊急車両に設備された送受信機との間で無線交信を行
うことにより、緊急車両の進行側信号機の表示及び交差
する反対側信号機の表示の両方とも赤信号とする緊急車
両の優先通過信号システムにおいて、 前記信号機の信号表示状態を緊急車両側のナビゲータシ
ステムでモニタできるようにしたことを特徴とする緊急
車両の優先通過信号システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9130662A JPH10320689A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 緊急車両の優先通過信号システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9130662A JPH10320689A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 緊急車両の優先通過信号システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10320689A true JPH10320689A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=15039618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9130662A Pending JPH10320689A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 緊急車両の優先通過信号システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10320689A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000006769A (ko) * | 1999-11-01 | 2000-02-07 | 전광재 | 전자식 도로안내용 송수신기 |
| JP2002056495A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-22 | Denso Corp | 緊急車両接近報知システム，車載側通信装置及び路側通信装置 |
| JP2006209680A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 緊急車両優先制御システム、制御装置及び画像処理装置 |
| JP2007265163A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Nec Corp | 緊急車両情報出力システム及び緊急車両情報出力方法 |
| JP2010191604A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Toyota Motor Corp | 運転支援装置 |
| JP2011108247A (ja) * | 2010-12-03 | 2011-06-02 | Koito Ind Ltd | 情報伝送装置及びこれを用いた車両運行補助装置 |
| GB2531496A (en) * | 2014-06-16 | 2016-04-27 | Danaher Lee | Emergency safety measure |
| JP2020009005A (ja) * | 2018-07-04 | 2020-01-16 | 日本電気通信システム株式会社 | 信号制御装置、システム、方法、及びプログラム |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06251286A (ja) * | 1993-02-23 | 1994-09-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 交通信号装置及び交通信号システム |
| JPH0737193A (ja) * | 1993-07-16 | 1995-02-07 | Yasuki Terasaki | 緊急車両安全通行システム |
| JPH08161687A (ja) * | 1994-12-02 | 1996-06-21 | Nippondenso Co Ltd | 交通信号制御システム |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP9130662A patent/JPH10320689A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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