JPH10297278A - クリップ及びモールの取付構造 - Google Patents

クリップ及びモールの取付構造

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JPH10297278A
JPH10297278A JP9121462A JP12146297A JPH10297278A JP H10297278 A JPH10297278 A JP H10297278A JP 9121462 A JP9121462 A JP 9121462A JP 12146297 A JP12146297 A JP 12146297A JP H10297278 A JPH10297278 A JP H10297278A
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clip
molding
mounting
piece
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Takashi Kusakabe
隆 日下部
Kazutomi Sakata
一臣 坂田
Masaharu Shibao
雅春 柴尾
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Hashimoto Forming Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外装パネルの突き出し部に特別の加工、造作
を施す必要を生じさせず、また、当該突き出し部への取
り付け作業が容易であり、さらに、モールを取り付け易
く、かつ、モールの取り付け状態を安定的に保持し得る
ようにする。 【解決手段】 外装パネルPの突き出し部にモールMを
取り付けるクリップKである。突き出し部Wの一側面W
aへの接着面11を備えた第一の取付片10と、突き出
し部Wの他側面Waへの接着面21を備えた第二の取付
片20とを有している。第一の取付片10と第二の取付
片20とが、屈折位置31の定まったヒンジ部30を介
して組み付けてあり、屈折位置31を中心として接着面
11、21を互いに近接させる向きに回動可能としてあ
る。第一の取付片10及び第二の取付片20における接
着面11、21の設けられている側と反対の側には、モ
ールMの長さ方向に亙る側縁部Maに対する掛合手段4
0がそれぞれ設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外装パネルにお
ける突き出し部に沿って、この突き出し部を覆うモール
を、当該突き出し部に取り付けるために用いられるクリ
ップおよび取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】外装パネルにおける突き出し部、典型的
には、自動車の二つの外装パネルの接合部に形成される
突き出し部や、ドアパネルの上部に形成される突き出し
部などには、装飾、防水などの目的からこの突き出し部
に沿ってこの突き出し部を覆うように通例モールが取り
付けられる。
【0003】また、かかる突き出し部に対する前記モー
ルの取り付けには、当該突き出し部への取付手段と、モ
ールに対する掛合手段とを備えたクリップが用いられて
いる。これらのクリップの典型例を図21ないし図23
に示す。
【0004】図21に示されるクリップ(実公昭64−
6325)は、前記突き出し部Wを両側から挟み付ける
一対の挟持部100、100を有している。また、かか
る一対の挟持部100、100の一方の先端部に前記突
き出し部Wの側面に向けて突き出す掛合突部101を有
している。そして、この掛合突部101が設けられてい
る一方の挟持部100に向き合う前記突き出し部Wの側
面に、かかる掛合突部101に引っ掛けられる突部10
2を形成させておき、この突部102に前記掛合突部1
01を引っ掛けて突き出し部Wにクリップを取り付ける
構成としてある。モールMは、このように取り付けられ
るクリップの外側を覆うように取り付けられる。
【0005】また、図22に示されるクリップ(実公平
2−34089)は、前記突き出し部Wに開設された穴
202に差し入れ、引っ掛けられるフック部200と、
当該突き出し部Wの上端に引っ掛けられる引っ掛け部2
01とを有しており、これらフック部200、引っ掛け
部201によって突き出し部Wに取り付けられる。モー
ルMは、前記と同様に、このように取り付けられるクリ
ップの外側を覆うように取り付けられる。
【0006】また、図23に示されるクリップ(実公昭
52−34734)は、一面側に接着面301を有する
板状体300として構成されている。そして、この板状
体300を中央側で前記接着面301を内側とするよう
に折り曲げ、折り曲げられた板状体300の一方側を前
記突き出し部Wの一側面に接着し、かつ、他方側を当該
突き出し部Wの他面側に接着して、かかる突き出し部W
に取り付けられる構成としてある。このように取り付け
られたクリップの両端には、段部302が形成されてお
り、この段部302における段差面303がモールMの
両端部に引っ掛かる掛合部としてある。すなわち、図2
3に示されるクリップにあっては、突き出し部Wに前記
のように取り付けられたクリップに対し、このクリップ
を内側に収めるようにモールMを嵌め付ける操作に伴っ
て、モールMを外側に撓み出させ、この後、このモール
Mの端部が前記段部302に至った位置でモールMを撓
み戻させ、この撓み戻しによりこのモールMの端部を前
記段部302における段差面303に引っ掛けさせて、
クリップの外側にモールMが取り付けられる構成として
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記図21
および図22に示されるクリップにあっては、クリップ
を前記突き出し部Wに取り付けるにあたって、かかる突
き出し部Wに前記突部102や穴202を設けておく必
要があった。また、かかる突き出し部Wに突部102な
どを設けた場合、この突部102部分の塗装の剥れ出
し、剥れ出し部分からの錆の発生などの不具合を生じる
ことが往々にしてあった。また、かかる突き出し部Wに
前記穴202を設けた場合、当該突き出し部W分の水密
性を高く確保し難く、侵入した水などを抜き出させる水
抜き穴などを別途設けておくなどの処置を余儀なくさせ
ていた。また、かかる突き出し部Wに前記突部102や
穴202を形成することは当該突き出し部Wの剛性を高
めることのマイナス要因となり易く、殊に、かかる突き
出し部Wが自動車の車体の湾曲部に沿って湾曲するよう
に形成される必要がある場合には、前記穴202などが
この形成を高精度になすための障害となり易かった。さ
らに、図21に示されるクリップにあっては、前記掛合
突部101が設けられている側でのみ突き出し部Wに取
り付けられており、また、図22に示されるクリップに
あっては、前記フック200が設けられている側で主と
して突き出し部Wに取り付けられているため、この取り
付け側と反対の側からこの取付側に向けてモールMを移
動させる向きの力(図21および図22において符号F
で示す向きの力)が加えられた場合、モールMのズレな
どを充分に阻止し難い場合があった。
【0008】一方、前記図23に示されるクリップにあ
っては、板状体300を湾曲させながら、前記突き出し
部Wに前記取り付けをなす必要があり、また、湾曲位置
が定まらないため、前記突き出し部Wの一方側面側と他
方側面側とでそれぞれ、板状体300の前記段部302
における段差面303の位置を所定の位置に確実に位置
付け難いものであった。さらに、モールMの取り付けに
あたり、モールMの撓み出しを要するため弾性変形特性
を有するモールM以外の取り付けには用い難いものであ
り、また、このようにモールMを撓み出させながらの装
着作業は必ずしも容易なものとはいい難かった。
【0009】この発明は、かかる従来の技術の不都合を
是正することを目的とするものであって、外装パネルの
突き出し部に特別の加工、造作を施す必要を生じさせ
ず、また、当該突き出し部への取り付け作業が容易であ
り、さらに、モールを取り付け易く、かつ、モールの取
り付け状態を安定的に保持し得るクリップ、および、当
該クリップを含んだモールの取付構造を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明にあっては、クリップKを、外
装パネルPの突き出し部Wを当該突き出し部Wに沿って
覆うモールMを、当該突き出し部Wに取り付けるクリッ
プKであって、このクリップKが、前記突き出し部Wの
一側面Waへの接着面11を備えた第一の取付片10
と、当該突き出し部Wの他側面Waへの接着面21を備
えた第二の取付片20とを有していると共に、前記第一
の取付片10と第二の取付片20とが、屈折位置31の
定まったヒンジ部30を介して組み付けてあり、このヒ
ンジ部30の当該屈折位置31を中心として前記接着面
11、21を互いに近接させる向きに回動可能としてあ
り、しかも、前記第一の取付片10及び第二の取付片2
0における前記接着面11、21の設けられている側と
反対の側には、前記モールMの長さ方向に亙る側縁部M
aに対する掛合手段40がそれぞれ設けてある構成のも
のとした。
【0011】かかる構成によれば、前記第一の取付片1
0の接着面11と第二の取付片20の接着面21とが近
接しないように、当該第一の取付片10と第二の取付片
20とを位置させた展開状態において、前記外装パネル
Pの突き出し部Wの一側面Waに、前記第一の取付片1
0および前記第二の取付片20のいずれか一方の接着面
11または21を添装、接着させた後、前記ヒンジ部3
0の屈折位置31を中心に前記第一の取付片10および
第二の取付片20の他方を回動させて、当該他方の接着
面11または21を当該突き出し部Wの他側面Waに添
装、接着させることができ、これにより、前記第一の取
付片10と第二の取付片20とにより前記突き出し部W
を両側から挟み込んだ状態で当該突き出し部Wにクリッ
プKを取り付けることができる。
【0012】すなわち、この発明にかかるクリップKに
よれば、前記ヒンジ部30の定まった屈折位置31を中
心に、容易かつ確実に、前記第一の取付片10および第
二の取付片20の一方の接着面11または21に対し他
方の接着面11または21を近接させる向きに回動させ
ることができ、この回動により当該第一の取付片10と
第二の取付片20の接着面11、21をそれぞれ前記突
き出し部Wの側面Waに対し、適切に添装、接着させる
ことができる。
【0013】そして、このように前記突き出し部Wに取
り付けられたクリップKに対して、前記掛合手段40に
より前記モールMを掛合させて、かかるモールMを前記
突き出し部Wに沿ってこの突き出し部Wを覆うように取
り付けることができる。
【0014】この発明にあっては、前記クリップKの前
記突き出し部Wへの取り付けを前記接着面11、21の
接着によってのみなすことから、当該突き出し部Wにク
リップKを取り付けるための格別の加工を必要としな
い。
【0015】また、前記第一の取付片10および第二の
取付片20のいずれもが、前記接着面11、21を前記
突き出し部Wの側面Waに接着させて当該突き出し部W
に固定されることから、前記クリップKに取り付けられ
た前記モールMが当該モールMの幅方向Mbのいずれの
側に当該モールMを移動させる向きの力を受けた場合で
あっても、当該モールMをかかる力の向きにズレさせる
事態などを、できる限り生じさせないようにすることが
できる。
【0016】前記定まった屈折位置31を有するヒンジ
部30は、例えば、前記第一の取付片10と第二の取付
片20とを軸をもって組み付け、この軸の軸線を定まっ
た屈折位置31とするようにして、あるいはまた、前記
第一の取付片10と第二の取付片20とを、当該第一の
取付片10と第二の取付片20間に亙る連設部により連
設し、この連設部に溝や、折り癖などを予め施してお
き、この溝などを定まった屈折位置31とするようにし
て、構成することができる。
【0017】次いで、請求項2記載の発明にあっては、
請求項1記載の発明にかかるクリップKにおけるモール
Mの長さ方向に亙る側縁部Maに対する掛合手段40
が、第一の取付片10及び第二の取付片20から突き出
し状に設けられ、かつ、突き出し端に前記側縁部Maへ
の掛合部42を備えた弾性片41としてある構成とし
た。
【0018】かかる構成によれば、前記クリップKの掛
合手段40への前記モールMの側縁部Maの掛合を、前
記弾性片41を当該モールMの側縁部Maに突き当てさ
せて弾性変形させることを通じてなすことができ、この
掛合にあたり当該モールM自体の弾性変形を要しない。
【0019】次いで、請求項3記載の発明にあっては、
モールMの取付構造を、外装パネルPの突き出し部Wの
一側面Waへの接着面11を備えた第一の取付片10
と、当該突き出し部Wの他側面Waへの接着面21を備
えた第二の取付片20とを有するクリップKを備えてお
り、このクリップKにおける前記第一の取付片10と第
二の取付片20とが、屈折位置31の定まったヒンジ部
30を介して、このヒンジ部30の前記屈折位置31を
中心として前記接着面11、21を互いに近接させる向
きに回動可能に組み付けてあると共に、前記クリップK
における前記第一の取付片10及び第二の取付片20に
おける前記接着面11、21の設けられている側と反対
の面側には、モールMの長さ方向に亙る側縁部Maに対
する掛合手段40がそれぞれ設けてあり、前記外装パネ
ルPの突き出し部Wの側面Waに前記接着面11、21
をそれぞれ接着させて、当該突き出し部Wを前記第一の
取付片10と第二の取付片20とで挟み込んだ状態で当
該突き出し部Wに取り付けられたクリップKに対し、前
記側縁部Maを前記掛合手段40に引っ掛けて前記モー
ルMが取り付けられている構成のものとした。
【0020】かかる構成によれば、前記第一の取付片1
0の接着面11と第二の取付片20の接着面21とが近
接しないように、当該第一の取付片10と第二の取付片
20とを位置させた展開状態において、前記外装パネル
Pの突き出し部Wの一側面Waに、前記第一の取付片1
0および前記第二の取付片20のいずれか一方の接着面
11または21を添装、接着させた後、前記ヒンジ部3
0の屈折位置31を中心に前記第一の取付片10および
第二の取付片20の他方を回動させて、当該他方の接着
面11または21を当該突き出し部Wの他側面Waに添
装、接着させることができ、これにより、前記第一の取
付片10と第二の取付片20とにより前記突き出し部W
を両側から挟み込んだ状態で当該突き出し部Wにクリッ
プKを取り付けることができる。
【0021】すなわち、この発明にかかる取付構造によ
れば、前記クリップKにおけるヒンジ部30の定まった
屈折位置31を中心に、容易かつ確実に、前記第一の取
付片10および第二の取付片20の一方の接着面11ま
たは21に対し他方の接着面11または21を近接させ
る向きに回動させることができ、この回動により当該第
一の取付片10と第二の取付片20の接着面11、21
をそれぞれ前記突き出し部Wの側面Waに対し、適切に
添装、接着させることができる。
【0022】そして、このように前記突き出し部Wに取
り付けられたクリップKに対して、前記掛合手段40に
より前記モールMを掛合させて、かかるモールMを前記
突き出し部Wに沿ってこの突き出し部Wを覆うように取
り付けることができる。
【0023】この発明にあっては、前記クリップKの前
記突き出し部Wへの取り付けを前記接着面11、21の
接着によってのみなすことから、当該突き出し部Wにク
リップKを取り付けるための格別の加工を必要としな
い。
【0024】また、前記第一の取付片10および第二の
取付片20のいずれもが、前記接着面11、21を前記
突き出し部Wの側面Waに接着させて当該突き出し部W
に固定されることから、前記クリップKに取り付けられ
た前記モールMが当該モールMの幅方向Mbのいずれの
側に当該モールMを移動させる向きの力を受けた場合で
あっても、当該モールMをかかる力の向きにズレさせる
事態などを、できる限り生じさせないようにすることが
できる。
【0025】前記定まった屈折位置31を有するヒンジ
部30は、例えば、前記第一の取付片10と第二の取付
片20とを軸をもって組み付け、この軸の軸線を定まっ
た屈折位置31とするようにして、あるいはまた、前記
第一の取付片10と第二の取付片20とを、当該第一の
取付片10と第二の取付片20間に亙る連設部により連
設し、この連設部に溝や、折り癖などを予め施してお
き、この溝などを定まった屈折位置31とするようにし
て、構成することができる。
【0026】また、請求項4記載の発明にあっては、請
求項3記載の発明にかかるモールMの取付構造を構成す
るクリップKにおけるモールMの長さ方向に亙る側縁部
Maに対する掛合手段40が、第一の取付片10及び第
二の取付片20から突き出し状に設けられ、かつ、突き
出し端に前記側縁部Maへの掛合部42を備えた弾性片
41としてある構成とした。
【0027】かかる構成によれば、前記クリップKの掛
合手段40への前記モールMの側縁部Maの掛合を、前
記弾性片41を当該モールMの側縁部Maに突き当てさ
せて弾性変形させることを通じてなすことができ、この
掛合にあたり当該モールM自体の弾性変形を要しない。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の典型的な実施の
形態について、説明する。
【0029】(第一の実施の形態)先ず、図1ないし図
19に示されるこの発明にかかるクリップKおよびモー
ルMの取付構造の最良の実施の形態の一つについて説明
する。
【0030】なお、ここで図1は、この実施の形態にか
かるクリップK1の全体構成を理解し易いように、展開
状態Hにある当該クリップK1を斜視の状態として、ま
た、図2は、図1と反対の側から当該状態にあるクリッ
プK1を斜視の状態として、それぞれ示している。ま
た、図3は、前記クリップK1を含んだモールMの取付
構造を理解し易いように、モールMと、取付状態Tにし
たクリップK1と、突き出し部Wとを、それぞれ斜視の
状態として示している。また、図4は、かかる取付状態
Tを理解し易いように、モールMおよび突き出し部Wを
仮想線で示して、かつ、取付状態TとしたクリップK1
を側方から見た状態として示しており、図5は、図4の
状態においてクリップK1を縦断面の状態として示して
いる。
【0031】図6は、展開状態Hにある前記クリップK
1を第一の取付片10における接着面11側から見た状
態で、また、図7は、かかるクリップK1を図6におけ
る下側から見た状態で、また、図8は、かかるクリップ
K1を図6における左側から見た状態で、さらに、図9
は、図8の状態におけるクリップK1のヒンジ部30を
拡大して示している。
【0032】また、図10は、第二の取付片20を接着
面21と反対の側から見た状態で、また、図11は、接
着面21側から見た状態で、また、図12は、図10に
おける左側から見た状態で、また、図13は、図10に
おける下側から見た状態で、さらに、図14は、図10
における上側から見た状態で、それぞれ示している。
【0033】また、図15は、第一の取付片10を接着
面11側から見た状態で、また、図16は、かかる接着
面11と反対の側から見た状態で、さらに、図17は、
図16における右側から見た状態で、それぞれ示してい
る。
【0034】また、図18は、第一の取付片10および
第二の取付片20の接着面11、21の接着手段を、当
該接着面11、21に予め備え付けられたシート状の熱
硬化性接着材50とした例を理解し易いように、かかる
クリップK1の要部を断面にして示している。
【0035】また、図19は、図1ないし図17に示さ
れるクリップK1における前記ヒンジ部30の他の構成
例を示した説明図である。
【0036】この実施の形態にかかるクリップK1およ
び取付構造は、外装パネルPの突き出し部W、典型的に
は、自動車の外装パネルPにおける二つのパネルP’、
P’の接合部Paを構成する突き出し部Wに沿って、当
該突き出し部Wを覆うように、当該突き出し部Wにモー
ルMを取り付けるために用いられる。
【0037】この実施の形態にあっては、かかる突き出
し部Wは、接合される一方のパネルP’における当該パ
ネルP’の外装面Pbに対して略直交する向きに折り曲
げられた当該パネルP’の縁部Pcと、接合される他方
のパネルP’における当該パネルP’の外装面Pbに対
して略直交する向きに折り曲げられた当該パネルP’の
縁部Pcとを、シール材Pdを両縁部Pc間に挟み込ん
だ状態で、突き合わせ状に組み付けて構成してある。
【0038】また、前記モールMは、前記突き出し部W
を間に収める一対の側板部Mc、Mcと、この一対の側
板部Mc、Mc間に亙り、かつ、かかる突き出し部Wの
突き出し端側を覆う連設部Mdとを有する断面略コ字状
をなす長尺体として構成してある。
【0039】より具体的には、この実施の形態にあって
は、かかるモールMは、断面略コ字状をなす金属製のベ
ース体Meの外側面Waを覆うように、この外側面Wa
にゴム、エラストマーなどの弾性材Mfを一体に設けて
構成してある。
【0040】なお、この実施の形態にあっては、モール
Mの側板部Mcの一方の外側に、中空の張り出し部Mg
が前記弾性材Mfにより、一体に形成してある。また、
前記張り出し部Mgが設けられている側板部Mcと反対
の側板部Mcの突き出し端部には、モールMの取り付け
時にパネルP’の外装面Pbに変形した状態で押し当て
られる舌片部Mhが、前記弾性材Mfにより一体に形成
してある。
【0041】また、かかるモールMにおける前記張り出
し部Mgが設けてある側板部Mcにおける突き出し端部
の外側には、後述するクリップK1を構成する第一の取
付片10の掛合手段40に対する掛合部Miが形成して
ある。この実施の形態にあっては、この側にある前記側
板部Mcの突き出し端部に、外側に突き出す突部Mjを
形成し、この突部Mjにおける前記連設部Mdの側に向
けられた面が前記掛合部Miとしてある。
【0042】また、かかるモールMにおける前記舌片部
Mhが設けてある側板部Mcにおける突き出し端部の内
側には、後述するクリップK1を構成する第二の取付片
20の掛合手段40に対する掛合部Mkが形成してあ
る。この実施の形態にあっては、この側にある前記ベー
ス体Meの突き出し端部に、前記連設部Mdの側に向け
た内向きの折り返し部Mmを形成し、この折り返し部M
mの先端が前記掛合部Mkとしてある。
【0043】一方、前記クリップK1は、前記突き出し
部Wの一側面Waへの接着面11を一面側に備えた第一
の取付片10と、当該突き出し部Wの他側面Waへの接
着面21を一面側に備えた第二の取付片20とを備えた
構成としてある。
【0044】第一の取付片10は、略長方形の板状をな
す基板12の一面側に前記接着面11を有すると共に、
この基板12における長さ方向に亙る一方縁と幅方向に
亙る側縁とが接する両コーナー部に近接した当該幅方向
に亙る側縁部に、この側縁部から外方に向けて突き出
し、かつ、当該基板12の長さ方向に軸線を沿わせた軸
突部32をそれぞれ備えている。
【0045】また、かかる第一の取付片10は、前記軸
突部32が設けられている側と反対の側に、前記基板1
2の長さ方向において互いに間隔を開けて設けられた、
一対の掛合手段40、40を備えている。この実施の形
態にあっては、かかる掛合手段40は、前記基板12面
における前記接着面11が設けられている側と反対の側
面に対して略直交する向きに突き出す板状をなす基部4
3と、この基部43の先端から前記軸突部32の設けら
れている側に向けて突き出す突出部44とを有する弾性
片41の突き出し端に、前記モールMにおける前記張り
出し部Mgが設けられた側にある掛合部Miに掛合する
掛合爪45を備えさせて構成してある。
【0046】かかる掛合爪45は、前記第一の取付片1
0における接着面11が設けられている側と反対の側面
に向けて突き出す頂部45aを有し、かつ、この頂部4
5aを挟んだ一方側に、前記基部43に向きあった掛合
面45cを、また、他方側に、傾斜面45bを有してい
る。
【0047】したがって、この実施の形態にあっては、
かかる第一の取付片10を、前記接着面11によって前
記突き出し部Wの一面側に、この突き出し部Wの突き出
し端側に前記軸突部32が、この突き出し部Wの基部側
に前記掛合部42が位置されるように取り付けることに
より、かかる突き出し部Wを内側に収めるようにこの突
き出し部Wに被装される前記モールMにおける前記張り
出し部Mgが設けられている側板部Mcにおける突部M
jの掛合面Miに前記掛合爪45の掛合面45cを引っ
掛け合わせて、掛合させることができる。すなわち、か
かるモールMの突き出し部Wに対する被装操作に伴っ
て、前記突部Mjを前記掛合爪45に突き当てさせて前
記弾性片41を外側に撓み出させた後、この突部Mjが
かかる掛合爪45の頂部45aを乗り越えた位置で、当
該弾性片41を弾性復帰させて、両者を掛合し合わせる
ことができる。
【0048】一方、第二の取付片20は、略長方形の板
状をなす基板22の一面側に前記接着面21を有すると
共に、この基板22の幅方向に亙る両側部に、前記第一
の取付片10に設けられた軸突部32を収める軸穴33
を先端部に備えたアーム24をそれぞれ一体に有してい
る。
【0049】一対のアーム24、24はそれぞれ、前記
第二の取付片20における前記接着面21が設けられて
いる側面に対して略直交する向きに突き出すように設け
てある。また、かかる一対のアーム24、24の間に、
前記第一の取付片10を構成する基板12の前記軸突部
32が設けられている側が収まる構成としてある。
【0050】そして、この実施の形態にあっては、かか
る一対のアーム24、24の軸穴33にそれぞれ、前記
第一の取付片10の軸突部32を収めて、当該第一の取
付片10と前記第二の取付片20とが回動可能に組み付
けられる構成としてあり、この軸穴33と軸突部32と
によりヒンジ部30を構成している。
【0051】なお、この実施の形態にあっては、前記ア
ーム24に軸穴33に連通し、かつ、当該軸穴33およ
びこの軸穴33に収められる軸突部32の径よりも幅狭
の当該軸突部32の導入口23が形成してあり、かかる
導入口23を利用して前記軸穴33に前記軸突部32を
当該導入口23を押し広げさせる向きにアーム24の一
部を弾性変形させながら入れ込んで、かかる軸穴33に
前記軸突部32を組み入れることができる構成としてあ
る。
【0052】かかるヒンジ部30はまた、図19に示さ
れるように、前記軸穴33に前記軸突部32が収められ
た状態で、このヒンジ部30をプラスチック材料により
一体に成形して構成してあっても良い。かかる成形は、
典型的には、当該軸突部32の軸線方向に沿って移動す
る筒状をなすスライダを用意し、このスライダの内面に
よって前記軸突部32の外面を形成し、かつ、当該スラ
イダ外面によって前記軸穴33の内面を形成するように
して、なすことができる。
【0053】また、前記第二の取付片20は、前記基板
22の幅方向に亙る両側部にそれぞれ、掛合手段40を
備えている。かかる掛合手段40は、この実施の形態に
あっては、前記側部から前記接着面21の側と反対の側
に向けて斜めに突き出す弾性片41の先端部に、この弾
性片41の基部と反対の側を向いた掛合面47を備えた
突部46を形成させて構成してある。
【0054】したがって、この実施の形態にあっては、
かかる第二の取付片20を、前記接着面21によって前
記突き出し部Wの他側面Waに、この突き出し部Wの突
き出し端側からこの突き出し部Wの基部側に向けて前記
弾性片41が突き出される向きに取り付けることによ
り、かかる突き出し部Wを内側に収めるようにこの突き
出し部Wに被装される前記モールMにおける前記舌片部
Mhが設けられている側板部Mcにおける折り返し部M
mの掛合部Mkに前記突部46の掛合面47を引っ掛け
合わせて、掛合させることができる。すなわち、かかる
モールMの突き出し部Wに対する被装操作に伴って、前
記折り返し部Mmを前記突部46に突き当てさせて前記
弾性片41を内側に撓み出させた後、この折り返し部M
mの先端がかかる突部46を乗り越えた位置で、当該弾
性片41を弾性復帰させて、当該突部46の掛合面47
と前記折り返し部Mmの先端部、すなわち、当該折り返
し部Mmの掛合部Mkとを掛合し合わせることができ
る。
【0055】かかる構成を備えるクリップK1は、前記
外装パネルPの突き出し部Wに対し、先ず、前記第一の
取付片10と第二の取付片20とが、その接着面11、
21を近接させ合わない展開状態Hにおいて、かかる第
一の取付片10および第二の取付片20のいずれか一方
の接着面11または21を前記突き出し部Wの一側面W
aに添装、接着し、この後、前記ヒンジ部30を中心に
かかる第一の取付片10および第二の取付片20のいず
れか他方を回動させて、この他方の接着面11または2
1を前記突き出し部Wの他側面Waに添装、接着するこ
とにより、当該突き出し部Wを前記両取付片10、20
により挟み込んだ状態で、当該突き出し部Wに取り付け
ることができる。
【0056】かかる接着面11、21の接着は、典型的
には、当該接着面11、21に接着剤を塗布した状態で
前記突き出し部Wの側面Waにこの接着面を添装させる
ことにより、あるいは、当該突き出し部Wの側面Waに
接着剤を塗布した後、この側面Waに前記接着面11、
21を添装させることによりなすことができる。
【0057】この実施の形態にあっては、前記接着面1
1、21に予めアクリルフォームなどからなるシート状
の熱硬化性接着材50を両面粘着テープ51で貼り付
け、備えさせておき、さらに、このシート状の熱硬化性
接着材50の表面に両面粘着テープ51を貼り付け、備
えさせて、かかる接着面11、21の前記突き出し部W
への接着をなす構成としてある。(図18)すなわち、
この実施の形態にあっては、前記シート状の熱硬化性接
着材50の表面に貼り込まれた両面粘着テープ51によ
り、まず、前記接着面11、21を前記突き出し部Wの
側面Waに仮に止め付けることができる。そして、この
後、シート状の熱硬化性接着材50を加熱し、溶融され
た熱硬化性接着材50を構成する接着剤を両面粘着テー
プ51から浸透させ、このように浸透された当該接着剤
の硬化によって、前記接着面11、21を前記突き出し
部Wの側面Waに本止めすることができるようにしてあ
る。この実施の形態にかかるクリップK1を自動車の外
装パネルPへのモールMの取り付けに用いる場合には、
かかるシート状の熱硬化性接着材50の加熱は、外装パ
ネルPへ塗布した塗料の乾燥工程における加熱を利用す
ることができる。
【0058】また、この実施の形態にあっては、前記第
二の取付片20における前記一対のアーム24、24間
にある当該第二の取付片20を構成する基板22の縁部
に、この基板22における前記接着面21が設けられて
いる側面に直交する向きに突き出す立ち上がり部25が
形成してあると共に、前記第一の取付片10に、前記ヒ
ンジ部30を中心にかかる第一の取付片10と第二の取
付片20を接着面11、21を互いに向き合わせるよう
に回動させた取付状態Tにおいて、前記立ち上がり部2
5に設けた凹所26内に収まり、かつ、この凹所26の
底面26aに先端を向け、当接可能とされる位置決め突
部13が設けてある。
【0059】このような構成を備え、前記のように外装
パネルPの突き出し部Wに取り付けられるクリップK1
に対し、前記モールMは、前記張り出し部Mgの設けら
れている側板部Mcの突部Mjを前記クリップK1にお
ける第一の取付片10の掛合部42に掛合させ、かつ、
前記舌片部Mhの設けられている側板部Mcの折り返し
部Mmを第二の取付片20の掛合部42に掛合させて、
当該突き出し部Wに取り付けられる。
【0060】(第二の実施の形態)次いで、図20に示
されるこの発明にかかるクリップKの最良の実施の形態
の他の一つについて説明する。
【0061】なお、ここで図20は、この実施の形態に
かかるクリップK2の構成を理解し易いように、当該ク
リップK2を側方から見た状態として示している。
【0062】この実施の形態にかかるクリップK2は、
前記第一の実施の形態にかかる前記ヒンジ部30の構成
を、当該第一の実施の形態にかかるクリップK1と異な
らせている。その余の構成部分は、かかる第一の実施の
形態にかかるクリップK1と実質的に同一であるので、
実質的に同一の部分についてはこの実施の形態にかかる
クリップK2を示す図20に第一の実施の形態を示す図
1ないし図19において用いた符号と同一の符号を付し
て、その説明を省略する。
【0063】この実施の形態にかかるクリップK2にあ
っては、第一の取付片10と第二の取付片20とを、当
該第一の取付片10と第二の取付片20間に亙る薄板状
をなす連設部50により連設し、この連設部50の中央
部に溝51を設けて、この溝51を中心として両取付片
10、20を回動することができるように組み付けてヒ
ンジ部30を構成している。
【0064】より具体的には、かかる連設部50は、前
記第一の取付片10における接着面11が設けられてい
る側面と長さ方向に亙る端面とが接し合うコーナー部5
3と、前記第二の取付片20における立ち上がり部25
における接着面21側に向けられた側面と当該立ち上が
り部25の突き出し端面とが接し合うコーナー部52と
の間に設けてある。
【0065】また、前記溝51は、前記連設部50にお
ける前記接着面11、21が設けられた側と反対の側に
形成してある。また、この溝51は、両溝壁51a、5
1aを溝底に向けて次第に近接させるように形成してあ
り、溝底において両溝壁51a、51a面が鋭角をなす
ように構成してある。
【0066】したがって、この実施の形態にあっては、
前記ヒンジ部30は、前記溝51を定まった屈折位置3
1として、前記第一の取付片10の接着面11に対し第
二の取付片20の接着面21を近接させる向きに回動さ
せるように、屈折させることができる。
【0067】
【発明の効果】この発明にかかるクリップKおよびモー
ルMの取付構造によれば、前記ヒンジ部30の定まった
屈折位置31を中心に、容易かつ確実に、前記第一の取
付片10および第二の取付片20の一方の接着面11ま
たは21に対し他方の接着面11または21を近接させ
る向きに回動させることができ、この回動により当該第
一の取付片10と第二の取付片20の接着面11、21
をそれぞれ前記突き出し部Wの側面Waに対し、適切に
添装、接着させることができる。そして、このように前
記突き出し部Wに取り付けられたクリップKに対して、
前記掛合手段40により前記モールMを掛合させて、か
かるモールMを前記突き出し部Wに沿ってこの突き出し
部Wを覆うように取り付けることができる。
【0068】この発明にあっては、前記クリップKの前
記突き出し部Wへの取り付けを前記接着面11、21の
接着によってのみなすことから、当該突き出し部Wにク
リップKを取り付けるための格別の加工を必要としない
特長を有する。
【0069】また、前記第一の取付片10および第二の
取付片20のいずれもが、前記接着面11、21を前記
突き出し部Wの側面Waに接着させて当該突き出し部W
に固定されることから、前記クリップKに取り付けられ
た前記モールMが当該モールMの幅方向Mbのいずれの
側に当該モールMを移動させる向きの力を受けた場合で
あっても、当該モールMをかかる力の向きにズレさせる
事態などを、できる限り生じさせないようにすることが
できる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリップK1の斜視図(展開状態H)
【図2】クリップK1の斜視図(展開状態H)
【図3】取付構造の概要を示す分解斜視図
【図4】取付構造を示す側面図
【図5】取付構造を示す縦断面図
【図6】クリップK1の側面図
【図7】クリップK1の側面図
【図8】クリップK1の側面図
【図9】クリップK1の要部拡大側面図
【図10】第二の取付片20の側面図
【図11】第二の取付片20の側面図
【図12】第二の取付片20の側面図
【図13】第二の取付片20の底面図
【図14】第二の取付片20の平面図
【図15】第一の取付片10の側面図
【図16】第一の取付片10の側面図
【図17】第一の取付片10の側面図
【図18】クリップK1の要部断面図
【図19】クリップK1の一部変更例を説明する要部拡
大側面図
【図20】クリップK2の側面図
【図21】従来例を示す断面図
【図22】従来例を示す断面図
【図23】従来例を示す断面図
【符号の説明】
K クリップ P 外装パネル W 突き出し部 Wa 側面(突き出し部Wの) M モール Ma 側縁部(モールMの) 10 第一の取付片 11 接着面 20 第二の取付片 21 接着面 30 ヒンジ部 31 屈折位置 40 掛合手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 一臣 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1株 式会社ニフコ内 (72)発明者 柴尾 雅春 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1株 式会社ニフコ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装パネルの突き出し部を当該突き出し
    部に沿って覆うモールを、当該突き出し部に取り付ける
    クリップであって、 このクリップが、前記突き出し部の一側面への接着面を
    備えた第一の取付片と、当該突き出し部の他側面への接
    着面を備えた第二の取付片とを有していると共に、 前記第一の取付片と第二の取付片とが、屈折位置の定ま
    ったヒンジ部を介して組み付けてあり、このヒンジ部の
    当該屈折位置を中心として前記接着面を互いに近接させ
    る向きに回動可能としてあり、 しかも、前記第一の取付片及び第二の取付片における前
    記接着面の設けられている側と反対の面側には、前記モ
    ールの長さ方向に亙る側縁部に対する掛合手段がそれぞ
    れ設けてあることを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 モールの長さ方向に亙る側縁部に対する
    掛合手段が、第一の取付片及び第二の取付片から突き出
    し状に設けられ、かつ、突き出し端に前記側縁部への掛
    合部を備えた弾性片としてあることを特徴とする請求項
    1記載のクリップ。
  3. 【請求項3】 外装パネルの突き出し部の一側面への接
    着面を備えた第一の取付片と、当該突き出し部の他側面
    への接着面を備えた第二の取付片とを有するクリップを
    備えており、 このクリップにおける前記第一の取付片と第二の取付片
    とが、屈折位置の定まったヒンジ部を介して、このヒン
    ジ部の前記屈折位置を中心として前記接着面を互いに近
    接させる向きに回動可能に組み付けてあると共に、 前記クリップにおける前記第一の取付片及び第二の取付
    片における前記接着面の設けられている側と反対の面側
    には、モールの長さ方向に亙る側縁部に対する掛合手段
    がそれぞれ設けてあり、 前記外装パネルの突き出し部の側面に前記接着面をそれ
    ぞれ接着させて、当該突き出し部を前記第一の取付片と
    第二の取付片とで挟み込んだ状態で当該突き出し部に取
    り付けられたクリップに対し、前記側縁部を前記掛合手
    段に引っ掛けて前記モールが取り付けられていることを
    特徴とするモールの取付構造。
  4. 【請求項4】 クリップにおけるモールの長さ方向に亙
    る側縁部に対する掛合手段が、第一の取付片及び第二の
    取付片から突き出し状に設けられ、かつ、突き出し端に
    前記側縁部への掛合部を備えた弾性片としてあることを
    特徴とする請求項3記載のモールの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2015081035A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 シロキ工業株式会社 車両ドア用モール

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006290158A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Nishikawa Rubber Co Ltd クリップ及びウェザーストリップの取付方法
JP4559282B2 (ja) * 2005-04-11 2010-10-06 西川ゴム工業株式会社 クリップ及びウェザーストリップの取付方法
JP2015081035A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 シロキ工業株式会社 車両ドア用モール

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