JPH10281020A - キャニスタの取付ブラケット - Google Patents

キャニスタの取付ブラケット

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JPH10281020A
JPH10281020A JP9840397A JP9840397A JPH10281020A JP H10281020 A JPH10281020 A JP H10281020A JP 9840397 A JP9840397 A JP 9840397A JP 9840397 A JP9840397 A JP 9840397A JP H10281020 A JPH10281020 A JP H10281020A
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JP
Japan
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canister
mounting bracket
holding
air
atmosphere
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JP9840397A
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English (en)
Inventor
Eiji Furuhashi
英二 古橋
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、大気ポート部に対して大
気を導入すべき方向を決定する機能を取付ブラケットに
有せしめ、直線形状の大気ポート部を周囲に飛散する水
から遮蔽しつつ大気を導入すべき方向を適切な方向に設
定でき、キャニスタの汎用性を高め得て、また、L字形
状の大気ポート部を周囲に飛散する水から遮蔽しつつ大
気を導入すべき方向を適切な方向に設定し得て、多様の
形状の大気ポート部を有するキャニスタに対応して取付
け得るようにすることにある。 【構成】 このため、この発明は、キャニスタを保持し
てエンジンの搭載された車両の車体側に取付けられるキ
ャニスタの取付ブラケットにおいて、取付ブラケットは
キャニスタの本体を保持する保持部を設けるとともにキ
ャニスタの本体の底壁部に設けた大気ポート部を下部及
び周囲を覆う遮蔽部を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はキャニスタの取付
ブラケットに係り、特に、キャニスタの大気ポート部に
対して大気を導入すべき方向を決定する機能を取付ブラ
ケットに有せしめ得て、大気を導入すべき方向を適切な
方向に設定し得て、キャニスタの汎用性を高め得て、ま
た、直線形状の大気ポート部のみならず多様の形状の大
気ポート部を有するキャニスタに対応して取付け得るキ
ャニスタの取付ブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンは、燃料タン
クや気化器のフロート室などから大気中に漏洩する蒸発
燃料中に炭化水素(HC)を多量に含むことにより、大
気汚染の原因の一つとなっており、また、燃料の損失に
もつながる。これを防止するための各種の技術の代表的
なものとしては、燃料タンクの蒸発燃料を活性炭などの
吸着材に吸着保持するとともに、吸着保持した蒸発燃料
をエンジンの運転時に離脱(パージ)させて放出し、エ
ンジンに供給するキャニスタがある。
【0003】キャニスタは、取付ブラケットにより車両
の車体側に取付けられている。従来のキャニスタの取付
ブラケットとしては、図8に示すものがある。図8にお
いて、102は図示しない車両のエンジンルーム、10
4は車体パネル、106はエンジン、108はミッショ
ン、110は車体パネル104に取付けられたバッテリ
トレー、112はバッテリ、114はキャニスタ、11
6は取付ブラケットである。
【0004】前記キャニスタ114は、図9に示す如
く、本体118に吸着材(図示せず)を内蔵している。
キャニスタ114の本体118は、側壁部120と上壁
部122と底壁部124とからなる。本体118は、側
壁部120に保持用突部126を設け、上壁部122に
燃料タンク(図示せず)で発生した蒸発燃料を導入する
導入ポート部128と吸着材から離脱された蒸発燃料を
エンジン106に供給する供給ポート部130とを設
け、底壁部124に大気を導入する大気ポート部132
を設けている。大気ポート部132は、略L字形状に形
成され、大気に開放される大気開口134を設けてい
る。
【0005】前記取付ブラケット116は、キャニスタ
114の本体118の保持用突部126を保持する保持
部136を設けている。取付ブラケット116は、保持
部136にキャニスタ114の本体118の保持用突部
126を保持して、車体側に取付けられる。図8におい
ては、保持部136の下部に設けた取付部138を、取
付ボルト等の取付具(図示せず)により車体側であるバ
ッテリトレー110に取付けている。
【0006】取付ブラケット116に保持されたキャニ
スタ114は、燃料タンク(図示せず)で発生した蒸発
燃料を導入ポート部128により導入し、大気ポート部
132の大気開口134から導入する大気により吸着材
(図示せず)に保持した蒸発燃料を離脱させ、離脱され
た蒸発燃料を供給ポート部130によりエンジン106
に供給する。
【0007】このようなキャニスタの取付ブラケットと
しては、特開平7−83210号公報、特開平8−53
015号公報、特開平8−192649号公報に開示さ
れるものがある。
【0008】特開平7−83210号公報に開示される
ものは、キャニスタの本体を抱き締めるバンド部及びキ
ャニスタの本体の底部を保持する底受け部を設け、本体
の上部外周に傾斜面及び凸部を設け、前記バンド部に前
記傾斜面に当接して本体を底受け部側に押圧するととも
に前記凸部に係合して回転止めを行う爪部を設けたもの
である。
【0009】特開平8−53015号公報に開示される
ものは、キャニスタを保持するロアーブラケットとアッ
パーブラケットとを設け、ロアーブラケットのロア側係
合部をキャニスタの下端縁に係合し、アッパーブラケッ
トのアッパー側係合部をキャニスタの上端縁に係合し、
ロアーブラケットのロア側当接部及びアッパーブラケッ
トのアッパー側当接部を固定ボルトで締付固定する取付
構造において、当接されたロア側当接部及びアッパー側
当接部がロアーブラケットの長手方向に対して傾斜する
ように形成したものである。
【0010】特開平8−192649号公報に開示され
るものは、車両の前後方向に延びるフレームの側面に内
側方向に陥没する凹部を形成し、この凹部を板状部材の
プレス加工により形成したキャップ部により覆設し、キ
ャニスタからの大気ホースを接続するコネクタをキャッ
プ部に凹部とのクリアランスを確保して装着し、前記凹
部とキャップ部とにより形成される内部空間により水を
トラップするものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キャニスタ
は、取付ブラケットによる取付位置によって、下部に設
けた大気ポート部から水を吸い込むおそれがある。
【0012】そこで、キャニスタには、例えば、図8・
図9に示す如く、大気ポート部132を略L字形状に形
成して大気開口134を吸い込み難い方向に指向させ、
あるいは、吸い込み防止用のキャップ(図示せず)を取
付けたもの等がある。
【0013】しかし、大気ポート部132を略L字形状
に形成した場合には、大気開口134の指向する方向が
限定されるため、複数の機種への装着が困難となり、汎
用性が低下する不都合がある。
【0014】したがって、大気ポート部132は、複数
の機種への装着性を考慮すると、直線形状が望ましい
が、大気開口134が下方に指向するため、水を吸い込
みやすくなるとともに、大気開口134を大気が導入さ
れる適切な方向に設定し難くなる不都合がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、エンジンの燃料タンクで発
生した蒸発燃料を吸着保持するとともに吸着保持した蒸
発燃料を離脱させて前記エンジンに供給するキャニスタ
を設け、このキャニスタを保持して前記エンジンの搭載
された車両の車体側に取付けられるキャニスタの取付ブ
ラケットにおいて、前記取付ブラケットは前記キャニス
タの本体を保持する保持部を設けるとともに前記キャニ
スタの本体の底壁部に設けた大気ポート部の下部及び周
囲を覆う遮蔽部を設けたことを特徴とする。
【0016】前記遮蔽部は、前記大気ポート部の大気開
口に対向する底壁を設け、この底壁の周縁に前記大気ポ
ート部を囲むように周壁を設けたことを特徴とし、ま
た、前記遮蔽部は、前記大気ポート部の大気開口に対向
する底壁を設け、この底壁の周縁に前記大気ポート部を
囲むように周壁を設け、この周壁には前記大気ポート部
に対して大気を導入すべき方向に切欠部を設け、前記底
壁には前記切欠部の形成された部分の周縁と前記大気開
口の対向する部分との間を窪ませて前記大気ポート部に
対して大気を導入すべき方向に指向する凹溝を設けたこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明のキャニスタの取付ブラ
ケットは、キャニスタの本体を保持する保持部を設ける
とともに、キャニスタの本体の底壁部に設けた大気ポー
ト部の下部及び周囲を覆う遮蔽部を設けており、この遮
蔽部は大気ポート部の大気開口に対向する底壁を設け、
この底壁の周縁に大気ポート部を囲むように周壁を設け
たことにより、大気ポート部を直線形状にした場合にも
周囲に飛散する水から大気ポート部を遮蔽して、水を吸
い込み難くすることができる。
【0018】また、前記遮蔽部は、大気ポート部の大気
開口に対向する底壁を設け、この底壁の周縁に前記大気
ポート部を囲むように周壁を設け、この周壁には大気ポ
ート部に対して大気を導入すべき方向に切欠部を設け、
底壁には切欠部の形成された部分の周縁と大気開口の対
向する部分との間を窪ませて大気ポート部に対して大気
を導入すべき方向に指向する凹溝を設けたことにより、
凹溝によって大気開口の指向する方向を適切に設定する
ことができるともに、凹溝に略L字形状の大気ポート部
を係合させることにより、略L字形状の大気ポート部を
有するキャニスタにも適用することができる。
【0019】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図7は、この発明の実施例を示すもので
ある。図4において、2は図示しない車両のエンジンル
ーム、4は車体パネル、6はエンジン、8はミッショ
ン、10は車体パネル4に取付けられたバッテリトレ
ー、12はバッテリ、14はキャニスタ、16は取付ブ
ラケットである。キャニスタ14は、取付ブラケット1
6に保持されて車体側であるバッテリトレー10に取付
けられている。
【0020】前記キャニスタ14は、図5〜図7に示す
如く、本体18に吸着材(図示せず)を内蔵している。
キャニスタ14の本体18は、側壁部20と上壁部22
と底壁部24とからなり、略円筒形状に形成されてい
る。
【0021】本体18は、側壁部20に平面視において
逆台形状に突出される保持用突部26を上下2段に設
け、上壁部22に燃料タンク(図示せず)で発生した蒸
発燃料を導入する導入ポート部28と吸着材から離脱さ
れた蒸発燃料をエンジン6に供給する供給ポート部30
とを設け、底壁部24に大気を導入する大気ポート部3
2を下方に突出させて設けている。大気ポート部32
は、直線形状に形成され、下端に大気に開放される大気
開口34を設けている。
【0022】前記取付ブラケット16は、図1に示す如
く、キャニスタ14の本体18の保持用突部26を保持
する保持部36を設けるとともに、キャニスタ14の本
体18の底壁部24に設けた大気ポート部32の下部及
び周囲を覆う遮蔽部38を設けている。
【0023】保持部36は、四角板形状の立壁40を設
け、この立壁40にキャニスタ14の保持用突部26を
両側から挟むように保持する一対の保持片42を上下2
段に設けている。遮蔽部38は、保持部36の下部に突
出させて設けられ、大気ポート部32の大気開口34に
対向する略四角形状の底壁44を設け、この底壁44の
周縁に大気ポート部32の下部及び周囲を囲むように略
コ字形状に周壁46を立ち上げて設けている。
【0024】また、前記周壁46には、大気ポート部3
2に対して大気を導入すべき方向に切欠部48を設けて
いる。前記底壁44には、切欠部48の形成された部分
の周縁と大気開口34の対向する部分との間を連絡する
ように窪ませて、大気ポート部32に対して大気を導入
すべき方向に指向する凹溝50を設けている。この凹溝
50は、内奥側に大気開口34が対向され、周縁側の切
欠部48において外方に指向させて設けられている。
【0025】前記凹溝50は、大気ポート部32に対し
て大気を導入すべき方向に指向させて設けられている。
この凹溝50は、例えば、図2に示す如く、保持部36
の立壁40に対して直交する方向に指向させて設け、ま
た、図3に示す如く、保持部36の立壁40に対して平
行する方向に指向させて設け、あるいは、図示しない
が、保持部36の立壁40に対して傾斜する方向に指向
させて設けることもできる。この凹溝50を指向させる
方向は、エンジン6の機種やキャニスタ14の装着位置
等を考慮して水を吸い込み難い方向に決定する。
【0026】前記取付ブラケット16は、保持部36の
保持片42にキャニスタ14の本体18の保持用突部2
6を保持して、車体側に取付けられる。図4において
は、保持部36の下部に遮蔽部38と反対方向に取付部
52を突出させて設け、この取付部52を取付ボルト等
の取付具(図示せず)によりバッテリトレー10に取付
けている。
【0027】次に作用を説明する。
【0028】キャニスタ14は、図2・図3に示す如
く、取付ブラケット16の上方から保持部36と平行に
遮蔽部38に向かって挿入し、本体18の保持用突部2
6を保持部36の一対の保持片42に係合させることに
より、取付ブラケット16に保持される。取付ブラケッ
ト16は、図4に示す如く、保持部36の下部に突出さ
せた取付部52を車体側のバッテリトレー10に取付け
られる。
【0029】取付ブラケット16に保持されたキャニス
タ14は、燃料タンク(図示せず)で発生した蒸発燃料
を導入ポート部28により導入し、大気ポート部32の
大気開口34から導入する大気により吸着材(図示せ
ず)に保持した蒸発燃料を離脱させ、離脱された蒸発燃
料を供給ポート部30によりエンジン6に供給する。
【0030】前記キャニスタ14は、本体18の底壁部
24に大気を導入する直線形状の大気ポート部32を下
方に突出させて設けている。このキャニスタ14を保持
して車体側のバッテリトレー10に取付けられる取付ブ
ラケット16は、キャニスタ14を保持する保持部36
の下部に、キャニスタ14の本体18の底壁部24に設
けた大気ポート部32の下部及び周囲を覆う遮蔽部38
を設けている。
【0031】取付ブラケット16の遮蔽部38は、大気
ポート部32の大気開口34に対向する底壁44の周縁
に大気ポート部32の下部及び周囲を囲むように周壁4
6を設けたことにより、大気ポート部32を直線形状に
した場合にも周囲に飛散する水から大気ポート部32を
遮蔽して、大気開口34から水を吸い込み難くすること
ができる。
【0032】また、取付ブラケット16の遮蔽部38
は、遮蔽部38の周壁46に大気ポート部32に対して
大気を導入すべき方向に切欠部48を設け、底壁44に
切欠部48の形成された部分の周縁と大気開口34の対
向する部分との間を窪ませて、大気ポート部32に対し
て大気を導入すべき方向に指向する凹溝50を設けたこ
とにより、凹溝50によって直線形状の大気ポート部3
2の大気開口34の指向する方向を適切に設定すること
ができる。即ち、遮蔽部38には、底壁44に大気開口
34の対向する部分から大気を導入すべき方向に指向さ
せて周縁に達する凹溝50を設け、この凹溝50の達す
る周縁に立ち上げられた周壁46に切欠部48を設けて
いる。
【0033】この凹溝50は、エンジン6の機種やキャ
ニスタ14の装着位置等を考慮して、図2に示す如く、
保持部36の立壁40に対して直交する方向に指向さ
せ、また、図3に示す如く、保持部36の立壁40に対
して平行する方向に指向させ、あるいは、保持部36の
立壁40に対して傾斜する方向に指向させて設けること
により、大気ポート部32に大気を導入すべき方向を所
望に設定することができる。
【0034】さらに、この取付ブラケット16は、凹溝
50に沿って略L字形状の大気ポート部(図示せず)を
係合させることによって、略L字形状の大気ポート部を
有するキャニスタ(図9参照)にも適用することができ
る。
【0035】このため、このキャニスタ14の取付ブラ
ケット16は、キャニスタ14の大気ポート部32に対
して大気を導入すべき方向を決定する機能を取付ブラケ
ット16に有せしめることができ、大気ポート部32を
直線形状にした場合にも周囲に飛散する水から大気ポー
ト部32を遮蔽しつつ大気を導入すべき方向を適切な方
向に設定でき、大気ポート部32を直線形状にし得るこ
とにより複数の機種への装着を可能にしてキャニスタ1
4の汎用性を高めることができる。
【0036】また、このキャニスタ14の取付ブラケッ
ト16は、キャニスタ14の大気ポート部32をL字形
状にした場合にも周囲に飛散する水から大気ポート部を
遮蔽しつつ大気を導入すべき方向を適切な方向に設定す
ることができ、これにより、直線形状の大気ポート部3
2のみならず略L字形状の大気ポート部にも適用できる
ことにより、多様の形状の大気ポート部を有するキャニ
スタに対応して取付けることができ、汎用性を高めるこ
とができる。なお、この実施例においては、遮蔽部38
を取付ブラケット16に一体的に設けたが、他の部品、
例えばバッテリトレー10からキャニスタ14の大気ポ
ート部32に向って延長して形成することもできる。
【0037】
【発明の効果】このように、この発明のキャニスタの取
付ブラケットは、大気ポート部の下部及び周囲を覆う遮
蔽部によって、大気ポート部を直線形状にした場合にも
周囲に飛散する水から大気ポート部を遮蔽して水を吸い
込み難くすることができ、また、大気ポート部に対して
大気を導入すべき方向に指向する凹溝によって大気開口
の指向する方向を適切に設定することができるともに、
凹溝に略L字形状の大気ポート部を係合させることによ
り、略L字形状の大気ポート部を有するキャニスタにも
適用することができる。
【0038】このため、このキャニスタの取付ブラケッ
トは、キャニスタの大気ポート部に対して大気を導入す
べき方向を決定する機能を取付ブラケットに有せしめる
ことができ、大気ポート部を直線形状にした場合にも周
囲に飛散する水から大気ポート部を遮蔽しつつ大気を導
入すべき方向を適切な方向に設定でき、大気ポート部を
直線形状にし得ることにより複数の機種への装着を可能
にしてキャニスタの汎用性を高めることができる。
【0039】また、このキャニスタの取付ブラケット
は、キャニスタの大気ポート部をL字形状にした場合に
も周囲に飛散する水から大気ポート部を遮蔽しつつ大気
を導入すべき方向を適切な方向に設定することができ、
直線形状の大気ポート部のみならず略L字形状の大気ポ
ート部にも適用できることにより、多様の形状の大気ポ
ート部を有するキャニスタに対応して取付けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す取付ブラケットの斜視
図である。
【図2】立壁に直交する凹溝を設けた取付ブラケットに
キャニスタを装着する状態を示す斜視図である。
【図3】立壁に平行する凹溝を設けた取付ブラケットに
キャニスタを装着する状態を示す斜視図である。
【図4】取付ブラケットの取付状態を示す車両のエンジ
ンルームの概略配置図である。
【図5】キャニスタの側面図である。
【図6】キャニスタの底面図である。
【図7】キャニスタの背面図である。
【図8】取付ブラケットの従来例を示す車両のエンジン
ルームの概略配置図である。
【図9】キャニスタの斜視図である。
【符号の説明】
2 エンジンルーム 4 車体パネル 6 エンジン 8 ミッション 10 バッテリトレー 12 バッテリ 14 キャニスタ 16 取付ブラケット 18 本体 20 側壁部 22 上壁部 24 底壁部 26 保持用突部 28 導入ポート部 30 供給ポート部 32 大気ポート部 34 大気開口 36 保持部 38 遮蔽部 40 立壁 42 保持片 44 底壁 46 周壁 48 切欠部 50 凹溝 52 取付部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの燃料タンクで発生した蒸発燃
    料を吸着保持するとともに吸着保持した蒸発燃料を離脱
    させて前記エンジンに供給するキャニスタを設け、この
    キャニスタを保持して前記エンジンの搭載された車両の
    車体側に取付けられるキャニスタの取付ブラケットにお
    いて、前記取付ブラケットは前記キャニスタの本体を保
    持する保持部を設けるとともに前記キャニスタの本体の
    底壁部に設けた大気ポート部の下部及び周囲を覆う遮蔽
    部を設けたことを特徴とするキャニスタの取付ブラケッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽部は、前記大気ポート部の大気
    開口に対向する底壁を設け、この底壁の周縁に前記大気
    ポート部を囲むように周壁を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載のキャニスタの取付ブラケット。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽部は、前記大気ポート部の大気
    開口に対向する底壁を設け、この底壁の周縁に前記大気
    ポート部を囲むように周壁を設け、この周壁には前記大
    気ポート部に対して大気を導入すべき方向に切欠部を設
    け、前記底壁には前記切欠部の形成された部分の周縁と
    前記大気開口の対向する部分との間を窪ませて前記大気
    ポート部に対して大気を導入すべき方向に指向する凹溝
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載のキャニスタ
    の取付ブラケット。
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