JP3794624B2 - ブレーキ液圧発生装置の車体取付構造 - Google Patents

ブレーキ液圧発生装置の車体取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンルームとキャビンとを仕切るダッシュパネルに取り付けられるブレーキ液圧発生装置の車体取付構造に関し、特に、ダンパハウジングの近傍にダッシュパネルが配設された車体構造におけるブレーキ液圧発生装置の車体取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の構造として、エンジンルームとキャビン(車室)とを仕切るダッシュパネルを車両前方に位置させることで、キャビン内の空間を広くさせる構造が知られている。特に、ダッシュパネルを左右前輪用サスペンションのダンパが収められるダンパハウジング近傍まで移動させた構造では、キャビン内の空間を大幅に広げることが可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両前方からの衝突対策の一つとして、衝突時にエンジンを後方に移動させて衝撃を吸収するために、エンジンの後方に後退ストロークを確保する技術が一般的に知られている。しかしながら、この技術を前記のような構造に採用するには、エンジンの後方に後退ストロークが必要なので、エンジンとダッシュパネルとの間に大型の部品を配設するのは好ましくなかった。そのため、大きな径となる部分を有するブレーキ液圧発生装置をエンジンルーム内に配設するのが困難であった。
【0004】
そこで、本発明の課題は、ダッシュパネルをダンパハウジング近傍まで前方へ位置させた車両の構造において、エンジンの後退ストロークを確保した配設が容易となるブレーキ液圧発生装置の車体取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決した本発明のうちの請求項1に係る発明は、キャビンおよび、このキャビンの前方に配置されエンジンが収められるエンジンルームを仕切るダッシュパネルが、左右前輪用サスペンションのダンパが収められるダンパハウジングの後側に配設される車体に、運転者のブレーキ操作力が後方から入力され前方の出力ポートからそのブレーキ操作力に応じたブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生装置を取り付けるためのブレーキ液圧発生装置の車体取付構造であって、前記ダッシュパネルに、前記ブレーキ液圧発生装置を取り付けるための取付孔を前記エンジンよりも車幅方向外側に設けるとともに、前記ブレーキ液圧発生装置を構成する倍力装置の本体の一部を覆うように、車両後方に向けて窪むように形成される取付部材を設け、前記取付部材の窪んだ部分に、前記倍力装置の本体の一部を収容させつつ前記ブレーキ液圧発生装置を取り付けるとともに、前記取付部材を前記ダッシュパネルにキャビン側から着脱可能に取り付けることで、前記倍力装置の本体の一部を前記ダッシュパネルよりも車両後方に位置させ、前記ブレーキ液圧発生装置を、その外径形状が前面視において前記ダンパハウジングと重なるように位置させたことを特徴とする。
【0006】
ここで、「エンジンよりも車幅方向外側」とは、エンジンの外端よりも厳密に外側に位置している意味ではなく、エンジンの後退ストロークが確保できる程度にエンジンの外側にずれている意味である。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、たとえば、ブレーキ液圧発生装置がエンジンとダンパハウジングとの間の距離よりも大きな径を有する負圧式倍力装置を備える場合には、この負圧式倍力装置を全て覆うように取付部材を形成させる。そして、このブレーキ液圧発生装置の負圧式倍力装置を取付部材に取り付けて、この取付部材をエンジンよりも車幅方向外側に設けられるダッシュパネルの取付孔にキャビン側から取り付ける。このようにして取り付けられたブレーキ液圧発生装置は、その前面視においてダンパハウジングと重なるように位置されるとともに、その負圧式倍力装置がダッシュパネルよりも車両後方に位置される。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成において、前記ダンパハウジングには、前記ブレーキ液圧発生装置を逃げる逃げ部が形成され、前記ブレーキ液圧発生装置を、その外径形状が上面視において前記ダンパハウジングと重なるように位置させたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明による作用に加え、ダンパハウジングに逃げ部が形成されることで、ブレーキ液圧発生装置が上面視においてもダンパハウジングと重なるように位置するので、その重なった分だけ取付部材を浅く形成させることができる
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係るブレーキ液圧発生装置の車体取付構造の詳細について説明する。参照する図面において、図1は本発明に係るブレーキ液圧発生装置の車体取付構造を適用した自動車を示す概略平面図、図2は本実施形態のペダルモジュールを示す全体斜視図、図3は本実施形態のブレーキ液圧発生装置を車両前方から見た前面図、図4は図1のブレーキ液圧発生装置の車体取付構造の要部を示した要部拡大平面図である。
【0011】
図1に示すように、自動車Aは、車室を形成するキャビンCと、このキャビンCの前方に配置されるエンジンルームRと、このエンジンルームRの略中央に配置されるエンジンEとを主に有している。この自動車Aでは、左右前輪用サスペンションのダンパD,Dが収められるダンパハウジング1,1の後側近傍にダッシュパネル2が配設され、このダッシュパネル2によって、キャビンCとエンジンルームRとが仕切られている。そして、このダッシュパネル2には、自動車Aを加速または停止させる操作を行うための各ペダルや運転者のブレーキ操作力に応じたブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生装置3等が一体化されたペダルモジュールMが取り付けられている。
【0012】
ペダルモジュールMは、図2に示すように、ブレーキ液圧発生装置3と、取付部材4と、ブレーキアッセンブリ5と、アクセルアッセンブリ6とから構成されている。ここで、ペダルモジュールMにおけるブレーキ液圧発生装置3側は、このペダルモジュールMをダッシュパネル2に固定したときに車両前方となるので(図1参照)、以下の記載についてはブレーキ液圧発生装置3側を「前方」、その反対方向を「後方」として説明する。
【0013】
ブレーキ液圧発生装置3は、ブレーキ操作力に応じた推力を発生する負圧式倍力装置31と、この負圧式倍力装置31の推力により内部のピストンが作動するマスタシリンダ(出力ポート)32と、補給用ブレーキ液を貯留したリザーバ33とを備えている。すなわち、このブレーキ液圧発生装置3は、運転者のブレーキ操作力が負圧式倍力装置31の後方から入力され前方のマスタシリンダ32からそのブレーキ操作力に応じたブレーキ液圧を発生している。
【0014】
負圧式倍力装置31は、中空の円柱内に大気が吸引される変圧室とエンジンEの吸気マニホールドに連結されて一定圧に減圧されている定圧室(図示せず)とが形成される本体31aと、内部の弁の開弁作動により大気を前記変圧室へ導入させる大気導入部31bと、この大気導入部31b内の弁を開閉させるロッド31cとを備えている。この本体31aは、その径が自動車AのエンジンEと車両右側のダンパハウジング1との間の車幅方向の距離よりも大きくなっている(図1参照)。また、この本体31aには、その後面に位置決めおよび取り付けを行うための雄ねじ部31d,・・・が設けられており、その前面にマスタシリンダ32が取り付けられている。
【0015】
リザーバ33は、マスタシリンダ32にブレーキ液を直接供給する供給用タンク33aと、この供給用タンク33aの前側に取り付けられて前方上部に向かって延びる配管33bと、この配管33bの前方上部の端に取り付けられる補充用タンク33cとを有している。そして、この補充用タンク33c内に、供給用タンク33aに補給するためのブレーキ液が貯留されている。
【0016】
取付部材4は、ダッシュパネル2の面に当接する当接面部41と、この当接面部41の略中央に形成され、かつ負圧式倍力装置31の本体31aの略後半分(一部)を覆うような深さで成型された成型面部42と、この成型面部42の下方に形成される台座面部43とを有している。
当接面部41には、取付部材4をダッシュパネル2に取り付けるための取付孔41a,・・・と、長孔41bとが適所に形成されている。成型面部42には、その後端に前後方向に直交した取付面42aが形成され、この取付面42aには、負圧式倍力装置31の大気導入部31bを挿通させるための挿通孔42bと、位置決めおよび取り付けを行うための孔42c,・・・とが適所に形成されている。台座面部43には、アクセルアッセンブリ6を取り付けるための取付孔43a,43aが適所に形成されている。
【0017】
ブレーキアッセンブリ5は、ブラケット51と、このブラケット51内に収納されるリンク機構52と、このリンク機構52にその端部が取り付けられるブレーキアーム53と、このブレーキアーム53の先端に取り付けられるブレーキペダル54とを備えている。
ブラケット51の前面には、取付部材4の取付面42aに形成される挿通孔42bおよび孔42c,・・・と同様の孔(図示せず)が対応して設けられている。リンク機構52は、断面略L字形となり、その一端が負圧式倍力装置31のロッド31cに取り付けられるアーム52aと、このアーム52aの屈曲した部分を回動自在に支持する軸52bと、アーム52aの他端とブレーキアーム53のブレーキペダル54とは反対側の端部との間に介在するリンク部材(図示せず)とで主に構成されている。ブレーキアーム53は、このリンク部材に取り付けられる端部を作用点、この端部およびブレーキペダル54間を回動自在に支持する支持軸(図示せず)を支点、先端のブレーキペダル54を力点とした梃子となっている。
なお、このような構造のブレーキアーム53は、従来のような基端を支点、先端を力点、この基端と先端との間を作用点としてリンク機構を介さずに負圧式倍力装置のロッドを押圧するブレーキアームに比べて、ブレーキペダルの位置を前方に配設できる。
【0018】
アクセルアッセンブリ6は、アクセルペダル61と、このアクセルペダル61がその先端に取り付けられるアクセルアーム62と、このアクセルアーム62の基端を回動自在に支持するブラケット63とを主に有している。さらに、このアクセルアッセンブリ6には、そのブラケット63の上端に、アクセルペダル61からの入力をエンジンEのスロットルバルブ(図示せず)に伝達するケーブル64が接続されている。そして、このブラケット63には、取付部材4の台座面部43に形成される取付孔43a,43aと同様の孔(図示せず)が対応して設けられている。
【0019】
図3に示すように、ダッシュパネル2には、ブレーキ液圧発生装置3を取り付けるための取付孔2aが形成されている。この取付孔2aは、エンジンEよりも車幅方向外側に形成されることで、前面視においてダンパハウジング1と重なるように位置している。そして、このダンパハウジング1には、図3および図4に示すように、このダッシュパネル2の取付孔2aに取り付けられるブレーキ液圧発生装置3を逃げる逃げ部1aが形成されている。
【0020】
次に、ブレーキ液圧発生装置3を車体に取り付ける方法について説明する。
まず、図2に示すように、取付部材4の挿通孔42bと孔42c,・・・に、ブレーキ液圧発生装置3の負圧式倍力装置31の大気導入部31bと雄ねじ部31d,・・・を挿通させる。この取付部材4の取付面42aから後方に突出した負圧式倍力装置31の大気導入部31bと雄ねじ部31d,・・・にブレーキアッセンブリ5の各孔を係合させる。このブレーキアッセンブリ5のブラケット51内に突出した負圧式倍力装置31の大気導入部31bのロッド31cにリンク機構52のアーム52aの一端を取り付ける。そして、この負圧式倍力装置31の雄ねじ部31d,・・・をナット(図示せず)により固定することにより、ブレーキ液圧発生装置3、取付部材4およびブレーキアッセンブリ5を一体的に結合させる。そして、取付部材4の当接面部41の長孔41bにアクセルアッセンブリ6のケーブル64を挿通させるとともに、台座面部43に、ブラケット63をボルトおよびナット(図示せず)により取り付ける。以上により、ペダルモジュールMの組み付けが完了する。
【0021】
前記ペダルモジュールMを、図1に示すように、ダッシュパネル2にキャビンC側から着脱可能に取り付ける。すなわち、このペダルモジュールMは、図4に示すように、そのブレーキ液圧発生装置3をダッシュパネル2の取付孔2aにキャビンC側から挿通させるとともに、その取付部材4の当接面部41をボルトBおよびナットNによりダッシュパネル2に取り付けることにより、キャビンC側から着脱可能な状態となっている。
【0022】
ダッシュパネル2に取付部材4を介して取り付けられたブレーキ液圧発生装置3は、その負圧式倍力装置31の本体31aの略後半分がダッシュパネル2の後方に位置するとともに、その略前半分がダッシュパネル2の前方に位置することになる。そして、この負圧式倍力装置31の本体31aの略前半分(外径形状)は、その車幅方向右側の部分がダンパハウジング1の逃げ部1a内に配設されることにより、上面視においてダンパハウジング1と重なるように位置することになる。また、この負圧式倍力装置31は、図3に示すように、その外径形状が前面視においてもダンパハウジング1と重なり、かつエンジンEよりも車幅方向外側に位置することになる。
さらに、図4に示すように、ブレーキ液圧発生装置3の前方上部に設けられるリザーバ33は、ダッシュパネル2よりも車両前方のエンジンルームR内に位置することになる。
【0023】
以上によれば、本実施形態において、次のような効果を得ることができる。
ブレーキ液圧発生装置3の負圧式倍力装置31は、その外径形状が前面視においてダンパハウジング1と重なり、かつエンジンEよりも車幅方向外側に位置するので、エンジンEの後面とダッシュパネル2との間の距離を確保することができる。すなわち、本実施形態によれば、エンジンEの後退ストロークを確保したブレーキ液圧発生装置3の配設が可能となる。
また、ブレーキ液圧発生装置3の負圧式倍力装置31の前方にダンパハウジング1が重なるように位置するので、衝突時における荷重をダンパハウジング1およびダンパD等により吸収でき、ブレーキ液圧発生装置3が後退することを抑制することができる。
【0024】
さらに、キャビンC側からブレーキ液圧発生装置3の着脱が可能なので、車体へのブレーキ液圧発生装置3の組立作業が容易となる。また、ブレーキ液圧発生装置3のリザーバ33がエンジンルームR内に配設されるので、完成車状態でのエンジンルームR側からの補給用ブレーキ液の保守、点検が可能となる。
そして、ダンパハウジング1に逃げ部1aを形成することで、負圧式倍力装置31の本体31aの略前半分をエンジンルームR内に位置させることができるので、取付部材4を負圧式倍力装置31の本体31aの略後半分が覆われる程度の深さに形成することができる。したがって、この取付部材4を負圧式倍力装置31の本体31aを全て覆うように形成した場合に比べて、取付部材4を浅く形成させることができ、この取付部材4が浅くなった分だけ、キャビンC内の空間を広く利用することができる。
【0025】
以上、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。
本実施形態では、ダンパハウジング1に逃げ部1aを形成させる構造としたが、本発明はこれに限定されず、ブレーキ液圧発生装置の外径形状が少なくとも前面視においてダンパハウジングと重なっていればどのような構造でもよい。たとえば、ブレーキ液圧発生装置の負圧式倍力装置の全体を覆うような深さに形成された取付部材を使用することによって、ダンパハウジングとブレーキ液圧発生装置を前面視において重なるようにしてもよい。ただし、ダンパハウジングに逃げ部を形成すると、キャビン内の空間を確保できるといった効果を奏するので、本実施形態のような構造にするのが望ましい。
また、ブレーキ液圧発生装置等の各構成部品や取付部材等の形状または材質等は、適宜に変更可能であることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、たとえば、ブレーキ液圧発生装置がエンジンとダンパハウジングとの間の距離よりも大きな径を有する負圧式倍力装置を備える場合に、この負圧式倍力装置を覆うように形成された取付部材をダッシュパネルの取付孔に取り付けることで、この負圧式倍力装置をダッシュパネルよりも後方に配設し、かつエンジンよりも車幅方向外側に配設することができる。したがって、ダッシュパネルがダンパハウジングの後側に配設された車体構造においても、エンジンの後退ストロークを確保したブレーキ液圧発生装置の配設が容易となる。また、ブレーキ液圧発生装置の前方にダンパハウジングが重なるように位置するので、衝突時における荷重をダンパハウジングおよびダンパ等により吸収でき、ブレーキ液圧発生装置が後退することを抑制することができる。
さらに、キャビン側からブレーキ液圧発生装置の着脱が可能なので、車体へのブレーキ液圧発生装置の組立作業が容易となる。
【0027】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明による効果に加え、取付部材を浅く形成させることができるので、この取付部材が浅くなった分だけ、キャビン内空間を広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレーキ液圧発生装置の車体取付構造を適用した自動車を示す概略平面図である。
【図2】本実施形態のペダルモジュールを示す全体斜視図である。
【図3】本実施形態のブレーキ液圧発生装置を車両前方から見た前面図である。
【図4】図1のブレーキ液圧発生装置の車体取付構造の要部を示した要部拡大平面図である。
【符号の説明】
C キャビン
R エンジンルーム
E エンジン
D ダンパ
1 ダンパハウジング
1a 逃げ部
2 ダッシュパネル
2a 取付孔
3 ブレーキ液圧発生装置
31 負圧式倍力装置
32 マスタシリンダ(出力ポート)
33 リザーバ
4 取付部材
41 当接面部
42 成型面部
43 台座面部

Claims (2)

  1. キャビンおよび、このキャビンの前方に配置されエンジンが収められるエンジンルームを仕切るダッシュパネルが、左右前輪用サスペンションのダンパが収められるダンパハウジングの後側に配設される車体に、
    運転者のブレーキ操作力が後方から入力され前方の出力ポートからそのブレーキ操作力に応じたブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生装置を取り付けるためのブレーキ液圧発生装置の車体取付構造であって、
    前記ダッシュパネルに、前記ブレーキ液圧発生装置を取り付けるための取付孔を前記エンジンよりも車幅方向外側に設けるとともに、
    前記ブレーキ液圧発生装置を構成する倍力装置の本体の一部を覆うように、車両後方に向けて窪むように形成される取付部材を設け、
    前記取付部材の窪んだ部分に、前記倍力装置の本体の一部を収容させつつ前記ブレーキ液圧発生装置を取り付けるとともに、前記取付部材を前記ダッシュパネルにキャビン側から着脱可能に取り付けることで、前記倍力装置の本体の一部を前記ダッシュパネルよりも車両後方に位置させ、
    前記ブレーキ液圧発生装置を、その外径形状が前面視において前記ダンパハウジングと重なるように位置させたことを特徴とするブレーキ液圧発生装置の車体取付構造。
  2. 前記ダンパハウジングには、前記ブレーキ液圧発生装置を逃げる逃げ部が形成され、
    前記ブレーキ液圧発生装置を、その外径形状が上面視において前記ダンパハウジングと重なるように位置させたことを特徴とする請求項1に記載のブレーキ液圧発生装置の車体取付構造。
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