JP2000255409A - ブレーキ用マスターシリンダおよび該ブレーキ用マスターシリンダが搭載された自動二輪車 - Google Patents

ブレーキ用マスターシリンダおよび該ブレーキ用マスターシリンダが搭載された自動二輪車

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JP2000255409A JP5836999A JP5836999A JP2000255409A JP 2000255409 A JP2000255409 A JP 2000255409A JP 5836999 A JP5836999 A JP 5836999A JP 5836999 A JP5836999 A JP 5836999A JP 2000255409 A JP2000255409 A JP 2000255409A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ブレーキ用マスターシリンダの小型化、省ス
ペース化と構造の簡単化、メンテナンス性と信頼性の向
上等を図る。また、ブレーキ用マスターシリンダが搭載
された自動二輪車のスリム化を図る。 【解決手段】 サブタンク7は縦長形状に形成され、そ
の長軸方向がマスターシリンダ本体部6の長軸方向と略
平行になるようにして配設されている。マスターシリン
ダ本体部の長軸方向の一端部には、ブレーキホース8の
取付け座33が形成され、取付け座には、ブレーキホース
の取付け部が締着され、サブタンクの長軸方向の一端部
が、ブレーキホースの取付け部を越えて延出させられ、
そこに、ブレーキ用作動油の補給口27が設けられてい
る。サブタンク内には、袋状のダイアフラム29a とオイ
ルセパレーター38とが配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、ブレーキ用マ
スターシリンダおよび該ブレーキ用マスターシリンダが
搭載された自動二輪車に関し、特にマスターシリンダ本
体部にブレーキ用作動油補給用のサブタンクが一体に設
けられ、その長軸方向が略上下方向になるようにして使
用されるブレーキ用マスターシリンダと、該ブレーキ用
マスターシリンダが搭載された自動二輪車に関する。
【0002】
【従来技術、発明が解決しようとする課題】従来、特に
自動二輪車において、フロントブレーキの作動油圧生成
手段としてよく使用されるブレーキ用マスターシリンダ
は、そのマスターシリンダ本体部にブレーキ用作動油補
給用のサブタンクが一体に設けられ、マスターシリンダ
本体部の長軸方向を地面と略平行にしてレイアウトされ
ている(実開平3−2962号公報、特開平10−23
6374号公報参照)。
【0003】このようなブレーキ用マスターシリンダに
おいては、サブタンクとマスターシリンダ本体部とを仕
切る隔壁に形成される複数のポートを作動油補給口から
加工形成するために、該作動油補給口を塞ぐ蓋は、マス
ターシリンダ本体部の長軸に略平行に設けられている。
【0004】ここで、メンテナンス時の作動油補給を考
えると、蓋は、地面に略平行に配置される必要があるた
め、マスターシリンダ本体部の長軸方向も、地面に略平
行に配置するしかなく、そうしたときには、完成車にお
いて、ブレーキ用マスターシリンダを配置し取り付ける
ためのスペースの確保が困難になる。
【0005】そこで、このようなブレーキ用マスターシ
リンダの配置・取付けスペースの確保の困難を回避する
ために、ブレーキ用マスターシリンダを、その長軸方向
を地面に略垂直にしてレイアウトしようとすると、ブレ
ーキ用作動油補給用のサブタンクは、マスターシリンダ
本体部とは別部品として設けられ、該サブタンクとマス
ターシリンダ本体部とは、ラバー製ブレーキホースによ
り連通接続されることになる(特開昭63−25828
5号公報参照)。
【0006】しかしながら、別部品とされたサブタンク
の取付け用スペースの確保やブレーキホースを通すため
のスペースの確保も、それ程容易ではない。また、他に
サブタンクやブレーキホースを固定するためのステーや
ボルト等が必要になり、部品点数も増加する。
【0007】本願の発明は、従来のブレーキ用マスター
シリンダが有する前記のような問題点を解決して、特に
マスターシリンダ本体部にブレーキ用作動油補給用のサ
ブタンクが一体に設けられ、その長軸方向が略上下方向
になるようにして使用されるブレーキ用マスターシリン
ダにおいて、装置の小型化と構造の簡単化、省スペース
化を図るとともに、該ブレーキ用マスターシリンダが自
動二輪車に搭載された場合の自動二輪車のスリム化を図
ることができる、ブレーキ用マスターシリンダおよび該
ブレーキ用マスターシリンダが搭載された自動二輪車を
提供することを課題にする。
【0008】
【課題を解決するための手段および効果】本願の発明
は、前記のような課題を解決したブレーキ用マスターシ
リンダおよび該ブレーキ用マスターシリンダが搭載され
た自動二輪車に係り、その請求項1に記載された発明
は、マスターシリンダ本体部に、ブレーキ用作動油補給
用のサブタンクが一体に設けられてなるブレーキ用マス
ターシリンダにおいて、前記サブタンクは、縦長形状に
形成され、その長軸方向が前記マスターシリンダ本体部
の長軸方向と略平行になるようにして配設されたことを
特徴とするブレーキ用マスターシリンダである。
【0009】請求項1に記載された発明は、前記のよう
に構成されているので、マスターシリンダ本体部にブレ
ーキ用作動油補給用のサブタンクが一体に設けられてな
るブレーキ用マスターシリンダは、全体が縦長形状に形
成されることになる。
【0010】この結果、ブレーキ用マスターシリンダ
は、四方に嵩張ることがなくなり、その構造の簡単化と
スリム化、省スペース化とを図ることができる。
【0011】また、請求項2記載のように請求項1記載
の発明を構成することにより、マスターシリンダ本体部
の長軸方向の一端部には、マスターシリンダ本体部の長
軸方向と直交する方向にブレーキホースの取付け座が形
成され、該取付け座には、ブレーキホースの取付け部が
締着され、サブタンクの長軸方向の一端部が、ブレーキ
ホースの取付け部を越えて延出させられ、そこに、ブレ
ーキ用作動油の補給口が設けられる。
【0012】この結果、ブレーキホースのマスターシリ
ンダ本体部への接続部の構造が小型化、簡単化され、し
かも、ブレーキホースの引回しがマスターシリンダ本体
部の長軸回りに自由になるので、他の周囲部品のレイア
ウトの自由度が向上する。
【0013】また、ブレーキ用作動油の補給等のメンテ
ナンス時には、ブレーキホースの取付け部が、このメン
テナンス作業の作業性を阻害することがない。
【0014】さらに、請求項3記載のように請求項1ま
たは請求項2記載の発明を構成することにより、サブタ
ンクの内面形状は、円筒形状にされ、該サブタンク内に
は、袋状のダイアフラムと、複数の小孔通路を有するオ
イルセパレーターとが配設され、ダイアフラムは、その
内部が外気に連通して膨張もしくは収縮することができ
るようにされる。
【0015】この結果、ブレーキ装置の初期作動時、ブ
レーキ用作動油の一部はサブタンク内に押し戻される
が、この押し戻された作動油は、ダイアフラムが収縮す
ることにより吸収されるので、ブレーキ装置の初期作動
が緩慢化されて、ドライバーの安全を図ることができ
る。
【0016】また、車両走行中、サブタンク内の作動油
は、振動により空気を吸い込んで泡立つが、作動油に混
じった気泡は、オイルセパレーターにより分離され、堰
止められるので、マスターシリンダ本体部のシリンダ内
に入り込むことがなく、ブレーキ装置は常に正確に作動
して、ブレーキ用マスターシリンダの信頼性が向上す
る。
【0017】また、請求項4記載のように請求項3記載
の発明を構成することにより、オイルセパレーターは、
ダイアフラムと一体に設けられる。この結果、オイルセ
パレーターの設置が容易になり、部品点数が削減され
る。
【0018】さらに、請求項5記載のように請求項1な
いし請求項4のいずれかに記載の発明を構成することに
より、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のブレ
ーキ用マスターシリンダが搭載された自動二輪車におい
て、ブレーキ用マスターシリンダは、マスターシリンダ
本体部の長軸方向が車体の略上下方向になるようにし
て、車体側方に配設される。
【0019】この結果、ブレーキ用マスターシリンダ
は、その全体の縦長形状が車体の略上下方向に沿うよう
にして車体側方に配設されるので、車体の前後方向への
長さを短くすることができ、転倒等によりマスターシリ
ンダに外力がかかっても、マスターシリンダの取付部に
かかるモーメントを小さくすることができる。これによ
り、マスターシリンダの取付け部におけるステー等を軽
量化することができる。また、車幅方向への出っ張りも
少なくすることができ、自動二輪車をスリム化すること
ができる。
【0020】また、請求項6記載のように請求項1ない
し請求項4のいずれかに記載の発明を構成することによ
り、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のブレー
キ用マスターシリンダが搭載された自動二輪車におい
て、ブレーキ用マスターシリンダは、サブタンクの長軸
がマスターシリンダ本体部の長軸よりも車体側方外方に
位置するようにして配設される。
【0021】この結果、ブレーキ用マスターシリンダが
リヤブレーキ用マスターシリンダとされる場合、スウィ
ングアームを後方に行くにしたがい幅広に構成すること
ができ、ピボット幅(左右ピボットプレートが配置され
る部分の車幅方向幅)を広げることなく、幅広タイヤを
装着することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図5および図7
に図示される本願の請求項1ないし請求項6に記載され
た発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施
形態におけるブレーキ用マスターシリンダが適用された
ディスク型ブレーキ装置を自動二輪車のリヤ側に取り付
けた状態における取付け構造を示す右外側面図、図2
は、図1の取付け構造を反対側から見た左内側面図、図
3は、図1の部分拡大断面図、図4は、図3の部分拡大
図、図5は、図1のブレーキ用マスターシリンダのサブ
タンク内に配設されるオイルセパレーター一体型ダイア
フラムの斜視図、図7は、図1のA方向から見たブレー
キ用マスターシリンダとスウィングアームを中心とする
部分の概略平面図である。
【0023】図1ないし図3において、本実施形態にお
けるブレーキ用マスターシリンダ2が適用されたディス
ク型ブレーキ装置1は、自動二輪車の後輪3の車軸に一
体に結合されたブレーキディスク4と、該ブレーキディ
スク4を両側面から挟み付ける一対の摩擦パッド(図示
されず)を有するキャリパ5と、該一対の摩擦パッドに
ピストン(図示されず)を介して加えられる作動油圧を
発生するマスターシリンダ本体部6と、該マスターシリ
ンダ本体部6と一体に設けられたブレーキ用作動油補給
用のサブタンク7と、これらキャリパ5とマスターシリ
ンダ本体部6との間を接続して作動油をマスターシリン
ダ本体部6からキャリパ5に導くブレーキホース8と、
ブレーキペダル(図示されず)を備えてマスターシリン
ダ本体部6内のピストン9に連動連結されたリンク機構
10とからなっている。
【0024】キャリパ5は、詳細には図示されていない
が、スイングアーム11の後端部にボルトにより堅固に取
り付けられている。
【0025】マスターシリンダ2は、マスターシリンダ
本体部6とサブタンク7とからなり、マスターシリンダ
本体部6に突設された2本のステー12、13(図3参照)
が、ピボットプレート14に突設されたブラケット15に形
成された2つのボルト孔の位置で、該ブラケット15にそ
れぞれボルト連結されることにより、ピボットプレート
14に堅固に取り付けられている。
【0026】ピボットプレート14は、図1に図示される
ように、右側面視くの字状をなし、自動二輪車の車体フ
レームの中枢部にあって、図1においてその上端部に
は、メインフレームの上半部分(図示されず)が右方
(車両前方)斜め上方向に指向して一体に連結され、そ
のくの字の折曲部には、左方(車両後方)斜め上方向に
指向してリヤフレームの一部をなすロアリヤフレーム16
の下端部がボルト連結部17においてボルト連結されてい
る。車体フレーム構造は、左右略対称に形成されてい
る。なお、18はアッパリヤフレーム、19は排気マフラー
である。
【0027】ブレーキホース8のマスターシリンダ本体
部6側の端部は、目玉金具20を備えており、図3により
良く図示されるように、該目玉金具20がマスターシリン
ダ本体部6の長軸方向の一端である上端部の取付け座33
にバンジョウボルト21により締着されることにより、マ
スターシリンダ本体部6に取り付けられている。ブレー
キホース8のマスターシリンダ本体部6側の取付け部
は、目玉金具20とバンジョウボルト21とを含んでいる。
【0028】取付け座33は、マスターシリンダ本体部6
の長軸方向と直交する方向に形成されている。目玉金具
20と取付け座33との間および目玉金具20とバンジョウボ
ルト21の頭部との間には、オイルシール34がそれぞれ介
装されている。
【0029】なお、バンジョウボルト21の軸線は、マス
ターシリンダ本体部6内のシリンダ室6a の軸線に対
し、サブタンク7がマスターシリンダ本体部6と一体に
設けられる側と反対の方向にわずかにシフトされてい
る。このようにすることにより、ブレーキホース8の取
付け部を収めるスペースが確保されるとともに、バンジ
ョウボルト21の締着作業がし易くなる。
【0030】このようにして、ブレーキホース8のマス
ターシリンダ本体部6側の端部は、マスターシリンダ本
体部6内のシリンダ室6a と流体連通され、かつ、該マ
スターシリンダ本体部6の長軸回りに回動自在にされ
て、マスターシリンダ本体部6に取り付けられている。
【0031】ブレーキホース8は、図2に図示されるよ
うに、マスターシリンダ本体部6への接続部から、ロア
リヤフレーム16の下端部のボルト連結部17を外側から内
側に巡って、スウィングアーム11の上端面に沿い、後方
に延びている。そして、そのキャリパ5側の端部が、該
キャリパ5に連結されている。
【0032】ブレーキホース8は、スウィングアーム11
の上端面の複数個所において、締結具22により固定され
ている。したがって、いま、スウィングアーム11が上下
に揺動すると、ブレーキホース8は、ロアリヤフレーム
16の下端部のボルト連結部17を外側から内側に巡る部分
の湾曲部が変形して、スウィングアーム11の上下揺動に
追随することができる。
【0033】次に、ブレーキ用マスターシリンダ2の詳
細構造について説明する。図3に図示されるように、ブ
レーキ用マスターシリンダ2は、自動二輪車の車体フレ
ーム(ピボットプレート14)に取り付けられた状態にお
いて、その軸線がやや車両後方(図3においてやや左
方)に傾斜するが、車体の略上下方向になるようにし
て、車体の右側方に取り付けられている。
【0034】ブレーキ用マスターシリンダ2は、前記の
とおり、マスターシリンダ本体部6とブレーキ用作動油
補給用のサブタンク7とからなっていて、これらは、鋳
造により一体に形成されている。
【0035】サブタンク7は、縦長形状に形成され、そ
の長軸方向がマスターシリンダ本体部6の長軸方向(シ
リンダ室6a の長軸方向)と平行になるようにして、マ
スターシリンダ本体部6より車両後方側に配設されてお
り、また、図7に図示されているように、その長軸がマ
スターシリンダ本体部6の長軸よりも車体右側方外方に
位置するようにして、配設されている。
【0036】サブタンク7の内面形状は円筒形状にさ
れ、その内径は、シリンダ室6a の内径よりやや大きく
され、その作動油貯留室7a は、シリンダ室6a に対し
て軸方向に位相をずらされて配置されている。
【0037】マスターシリンダ本体部6のシリンダ室6
a には、ピストン9が摺動自在に嵌装されており、この
ピストン9は、リンク機構10を介してブレーキペダルの
操作者(ドライバー)により往復動させられる。そし
て、車両走行に制動が必要とされるとき、シリンダ室6
a 内の作動油を加圧して、ブレーキホース8を介して該
作動油をキャリパ5に送り出す。32は、ピストン9の外
端部とリンク機構10の末端部とを連結する自在継手であ
る。
【0038】マスターシリンダ本体部6とサブタンク7
とを仕切る隔壁23の図3において下方部分には、第1の
ポート24と第2のポート25とが、互いに接近し、軸線を
平行にして、それぞれ貫通形成されている。第1のポー
ト24は、径が比較的大きくされ、第2のポート25は、径
が非常に小さくされた部分をもっていて、第2のポート
25の絞り効果は、第1のポート24のそれより大きくされ
ている。
【0039】他方、サブタンク7には、その長軸方向の
下方部に第1の開口部26、上方端部(一端部)に第2の
開口部27、これら第1、第2の開口部26、27の中間部に
第3の開口部35が、それぞれ形成されている。
【0040】第1の開口部26は、第1のポート24の軸線
と第2のポート25の軸線とが通る位置に形成されてい
る。したがって、これら両ポート24、25は、第1の開口
部26から図示されない工具を入れて、隔壁23に機械加工
を施すことにより形成することが可能である。そして、
この機械加工後に、第1の開口部26は、盲栓28により閉
塞される。
【0041】サブタンク7の最も高い位置である上方端
部(長軸方向の一端部)は、ブレーキホース8のマスタ
ーシリンダ本体部6側取付け部の頂部をなすバンジョウ
ボルト21の頭部を越えて延出させられており、そこに、
前記のとおり、第2の開口部27が形成されている。この
第2の開口部27は、サブタンク7内のブレーキ用作動油
の残量が少なくなったとき、新たにブレーキ用作動油を
補給するために使用される。
【0042】第2の開口部27は、常時は袋状のダイアフ
ラム29a を一体に備えたゴム製の蓋29と、該蓋29の上に
被せられる樹脂製の押え板36と、金属製のキャップ30と
により、液密に閉塞されている。これらの蓋29と押え板
36とキャップ30とは、ボルトねじ31により、サブタンク
7の上方端壁に液密に共締めされている。
【0043】ダイアフラム29a は、サブタンク7の作動
油貯留室7a 内に配設され、膨張、収縮が可能な袋状の
ものであって、蓋29と一体に形成されている。そして、
図5により良く図示されているように、自然状態で細長
い帯状の袋単体29a-1 、29a-2 、29a-3 を120度間隔
で三方に配した形状をなしており、その図5において上
端は、袋単体29a-1 、29a-2 、29a-3 に対応させて蓋29
に120度間隔で貫通形成された細溝29b-1 、29b-2 、
29b-3 を介して外部に連通されている。
【0044】ダイアフラム29a の図5において下端は、
樹脂製のオイルセパレーター38に固着されており、その
袋状の内部空間は、ここで閉塞されている。オイルセパ
レーター38は、ダイアフラム29a とは別体にされて、接
着剤もしくは熱溶着によりダイアフラム29a に固着され
ているが、ダイアフラム29a と一体に形成されてもよ
い。
【0045】オイルセパレーター38は、円板状のもので
あって、その径はサブタンク7の作動油貯留室7a の径
と略同径にされ、その外周面には、周方向に等間隔に半
円状の小孔通路38a が形成されている。
【0046】したがって、作動油貯留室7a 内におい
て、オイルセパレーター38より上位にあるブレーキ用作
動油が、車両の走行に伴う振動により空気を吸い込んで
泡立ったとしても、作動油は、小孔通路38a を介して行
き来するが、作動油に混じった気泡は、オイルセパレー
ター38の板面により分離され、堰止められるので、マス
ターシリンダ本体部6のシリンダ6a 内に入り込むこと
はない。
【0047】ダイアフラム29a の膨張、収縮は、次のよ
うにして行なわれる。ダイアフラム29a の袋単体29a-1
、29a-2 、29a-3 は、蓋29に形成された細溝29b-1 、2
9b-2 、29b-3 を介し、さらに、図4に図示されるよう
に、押え板36の内面に穿設された通路36a 、キャップ30
の周壁に形成された通路30a を介して外部に連通されて
いる。
【0048】押え板36の内面に穿設された通路36a は、
詳細には図示されていないが、細溝29b-1 、29b-2 、29
b-3 を共通に覆う円形凹所と、該円形凹所を通路30a に
連通させる細溝とからなっている。
【0049】また、キャップ30の周壁に形成された通路
30a は、詳細には図示されていないが、キャップ30の軸
心に指向して断面U字状に切り落とされた部分と、該断
面U字状に切り落とされた部分の溝底に連なり、周方向
に所定長内周壁を削り取って形成された細溝部分30b と
からなっている。
【0050】したがって、いま、マスターシリンダ本体
部6のピストン9がシリンダ6a 内を往復動して、作動
油がシリンダ6a とサブタンク7の作動油貯留室7a と
の間を行き来すると、作動油貯留室7a 内に配設された
ダイアフラム29a は、作動油貯留室7a 内の作動油およ
び充満空気により収縮もしくは膨張させられるが、この
とき、ダイアフラム29a の内部に充填された空気は、細
溝29b-1 、29b-2 、29b-3 、通路36a 、通路30a を介し
て外部との間を出入りするので、前記した、作動油貯留
室7a 内の作動油および充満空気によるダイアフラム29
a の収縮もしくは膨張作用によく応答することができ
る。
【0051】第3の開口部35には、蓋37が被着されてい
る。この蓋37は、サブタンク7内に残存するブレーキ用
作動油の残量を確認することができるように、窓を備え
ている。
【0052】次に、ディスク型ブレーキ装置1の作用に
ついて説明する。いま、車両走行中に制動が必要とされ
たとき、ブレーキペダルが踏まれて、リヤブレーキレバ
ー10を介してピストン9がシリンダ室6a 内を前進する
と、シリンダ室6a 内の作動油は加圧されるが、この加
圧された作動油は、そのほとんどがブレーキホース8を
介してキャリパ5に送られるとともに、残りは、第1の
ポート24および第2のポート25を介してサブタンク7の
作動油貯留室7a 内に押し戻される。
【0053】作動油貯留室7a 内において、この押し戻
された作動油は、ダイアフラム29aを加圧するが、ダイ
アフラム29a は、前記のようにして収縮して、この作動
油による加圧作用を吸収する。
【0054】このようにして、ピストン9によるシリン
ダ室6a 内の作動油の加圧作用は緩慢にされて、キャリ
パ5内の一対の摩擦パッドがブレーキディスク4を両側
面から挟み付けることにより発揮されるディスク型ブレ
ーキ装置1の制動作用の初期作動は緩やかなものにさ
れ、ドライバーの安全が図られている。
【0055】ピストン9がシリンダ室6a 内をさらに前
進して、第1のポート24を塞ぐと、ピストン9によるシ
リンダ室6a 内の作動油の加圧作用は高まるが、なお、
作動油の一部は第2のポート25を介してサブタンク7の
作動油貯留室7a 内に押し戻されて、ダイアフラム29a
の収縮により吸収されるので、ディスク型ブレーキ装置
1の制動作用の初期作動の緩慢化は続行される。
【0056】但し、このとき、第2のポート25の絞り効
果は、第1のポート24のそれより大きくされており、し
かも、第1のポート24は閉塞されているので、作動油貯
留室7a 内に押し戻される作動油の量は前回よりも少な
く、したがって、ディスク型ブレーキ装置1の制動作用
の初期作動の緩慢化の程度は低減される。
【0057】そして、ピストン9がシリンダ室6a 内を
さらに前進して、第2のポート25を塞ぐと、ピストン9
によるシリンダ室6a 内の作動油の加圧作用は最高度に
高まり、加圧された作動油は、その全量がブレーキホー
ス8を介してキャリパ5に送られる。このようにして、
ディスク型ブレーキ装置1の制動作用が全面的に発揮さ
れる。
【0058】本実施形態は、前記のように構成されてい
るので、さらに、次のような効果を奏することができ
る。マスターシリンダ本体部6にブレーキ用作動油補給
用のサブタンク7が一体に設けられてなるブレーキ用マ
スターシリンダ2において、サブタンク7は、縦長形状
に形成され、その長軸方向がマスターシリンダ本体部6
の長軸方向と略平行になるようにして配設されている。
【0059】この結果、マスターシリンダ本体部6にブ
レーキ用作動油補給用のサブタンク7が一体に設けられ
てなるブレーキ用マスターシリンダ2は、全体が縦長形
状に形成されるので、四方に嵩張ることがなくなり、そ
の構造の簡単化とスリム化、省スペース化とを図ること
ができる。
【0060】また、マスターシリンダ本体部6の長軸方
向の一端部には、マスターシリンダ本体部6の長軸方向
と直交する方向にブレーキホース8の取付け座33が形成
され、該取付け座33には、ブレーキホース8の取付け部
が締着され、サブタンク7の長軸方向の一端部が、ブレ
ーキホース8の取付け部を越えて延出させられ、そこ
に、ブレーキ用作動油の補給口である第2の開口部27が
設けられている。
【0061】この結果、ブレーキホース8のマスターシ
リンダ本体部6への接続部の構造が小型化、簡単化さ
れ、しかも、ブレーキホース8の引回しがマスターシリ
ンダ本体部6の長軸回りに自由になるので、他の周囲部
品のレイアウトの自由度が向上する。
【0062】また、ブレーキ用作動油の補給等のメンテ
ナンス時には、ブレーキホース8のマスターシリンダ本
体部6側の取付け部(目玉金具20、バンジョウボルト2
1)が、このメンテナンス作業の作業性を阻害すること
がない。
【0063】さらに、サブタンク7の内面形状は、円筒
形状にされ、該サブタンク7内には、袋状のダイアフラ
ム29a と、複数の小孔通路38a を有するオイルセパレー
ター38とが配設され、ダイアフラム29a は、その内部が
外気に連通して膨張もしくは収縮することができるよう
にされている。
【0064】この結果、ディスク型ブレーキ装置1の初
期作動時、ブレーキ用作動油の一部はサブタンク7内に
押し戻されるが、この押し戻された作動油は、ダイアフ
ラム29a が収縮することにより吸収されるので、ブレー
キ装置1の初期作動が緩慢化されて、ドライバーの安全
を図ることができる。
【0065】また、車両走行中、サブタンク7内の作動
油は、振動により空気を吸い込んで泡立つが、作動油に
混じった気泡は、オイルセパレーター38により分離さ
れ、堰止められるので、マスターシリンダ本体部6のシ
リンダ6a 内に入り込むことがなく、ブレーキ装置1は
常に正確に作動して、ブレーキ用マスターシリンダ2の
信頼性を向上することができる。
【0066】また、オイルセパレーター38は、ダイアフ
ラム29a と一体に設けられているので、オイルセパレー
ター38の設置が容易になり、部品点数が削減される。
【0067】さらに、本実施形態におけるブレーキ用マ
スターシリンダ2が搭載された自動二輪車においては、
ブレーキ用マスターシリンダ2は、マスターシリンダ本
体部6の長軸方向が車体の略上下方向になるようにし
て、車体側方に配設されている。
【0068】この結果、ブレーキ用マスターシリンダ2
は、その全体の縦長形状が車体の略上下方向に沿うよう
にして、車体側方に配設されるので、車体の前後方向へ
の長さを短くすることができ、転倒等によりマスターシ
リンダ2に外力がかかっても、マスターシリンダ2の取
付け部にかかるモーメントを小さくすることができる。
これにより、マスターシリンダ2の取付部におけるステ
ー12、13等を軽量化することができる。また、車幅方向
への出っ張りも少なくすることができ、自動二輪車をス
リム化することができる。
【0069】また、本実施形態におけるブレーキ用マス
ターシリンダ2が搭載された自動二輪車においては、ブ
レーキ用マスターシリンダ2は、サブタンク7の長軸が
マスターシリンダ本体部6の長軸よりも車体右側方外方
に位置するようにして配設されている。
【0070】この結果、ブレーキ用マスターシリンダ2
がリヤブレーキ用マスターシリンダとして使用される場
合、スウィングアーム11を後方に行くにしたがい幅広に
構成することができ、ピボット幅(左右ピボットプレー
ト14が配置される部分の車幅方向幅)を広げることな
く、幅広タイヤを装着することができる。
【0071】本実施形態において、オイルセパレーター
38は、ダイアフラム29a と一体に設けられたが、必ずし
もこれに限定されず、図6に図示されるように、ダイア
フラム29a と別体に設けられてもよい。
【0072】この場合には、サブタンク7の作動油貯留
室7a の円筒形状は、大径部と小径部とからなる段付き
円筒形状に形成され、その段部にオイルセパレーター38
を嵌着させて取り付けるようにすることができる。な
お、ダイアフラム29a の袋単体29a-1 、29a-2 、29a-3
の下端部は、熱溶着により封じられる。
【0073】本実施形態において、ブレーキ用マスター
シリンダ2が適用されたディスク型ブレーキ装置1は、
自動二輪車の後輪側に取り付けられたが、これに限定さ
れず、前輪側に取り付けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1ないし請求項6に記載された発
明の一実施形態におけるブレーキ用マスターシリンダが
適用されたディスク型ブレーキ装置を自動二輪車のリヤ
側に取り付けた状態における取付け構造を示す右外側面
図である。
【図2】図1の取付け構造を反対側から見た左内側面図
である。
【図3】図1の部分拡大断面図である。
【図4】図3の部分拡大図である。
【図5】図1のブレーキ用マスターシリンダのサブタン
ク内に配設されるオイルセパレーター一体型ダイアフラ
ムの斜視図である。
【図6】オイルセパレーターの変形例を示す図3と同様
の図である。
【図7】図1のA方向から見たブレーキ用マスターシリ
ンダとスウィングアームを中心とする部分の概略平面図
である。
【符号の説明】
1…ディスク型ブレーキ装置、2…ブレーキ用マスター
シリンダ、3…後輪、4…ブレーキディスク、5…キャ
リパ、6…マスターシリンダ本体部、6a …シリンダ
室、7…サブタンク、7a …作動油貯留室、8…ブレー
キホース、9…ピストン、10…リンク機構、11…スウィ
ングアーム、12、13…ステー、14…ピボットプレート、
15…ブラケット、16…ロアリヤフレーム、17…ボルト連
結部、18…アッパリヤフレーム、19…排気マフラー、20
…目玉金具、21…バンジョーボルト、22…締結具、23…
隔壁、24…第1のポート、25…第2のポート、26…第1
の開口部、27…第2の開口部、28…蓋、29…蓋、29a …
ダイアフラム、29a-1 、29a-2 、29a-3 …袋単体、29b-
1 、29b-2 、29b-3 …細溝、30…キャップ、30a …通
路、30b …細溝部分、31…ボルト、32…自在継手、33…
取付け座、34…オイルシール、35…第3の開口部、36…
押え板、36a …通路、37…蓋、38…オイルセパレータ
ー、38a …小孔通路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月28日(1999.4.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】この結果、ブレーキホースのマスターシリ
ンダ本体部への接続部の構造が小型化、簡単化される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】このようにして、ブレーキホース8のマス
ターシリンダ本体部6側の端部は、目玉金具20の内部通
路とバンジョウボルト21の内部通路とを介してマスター
シリンダ本体部6内のシリンダ室6a と流体連通され、
かつ、該マスターシリンダ本体部6の長軸回りに取付け
角度調節可能にされて、マスターシリンダ本体部6に取
り付けられている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】次に、ディスク型ブレーキ装置1の作用に
ついて説明する。いま、車両走行中に制動が必要とされ
たとき、ブレーキペダルが踏まれて、リヤブレーキレバ
ー10を介してピストン9がシリンダ室6a 内を前進する
と、シリンダ室6a 内の作動油は加圧されるが、この加
圧された作動油は、ブレーキホース8を介してキャリパ
5に送られる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】同時に、一部の作動油は、第2のポート25
を介してサブタンク7の作動油貯留室7a 内に押し戻さ
れるが、この押し戻された作動油は、作動油貯留室7a
内においてダイアフラム29a が収縮することによって吸
収されるとともに、第1のポート24を介してピストン9
の大径頭部の背後の油室6b 内に流れ込むことによって
も吸収される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】削除
【補正内容】
【0055】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】削除
【補正内容】
【0056】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】この結果、ブレーキホース8のマスターシ
リンダ本体部6への接続部の構造が小型化、簡単化され
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスターシリンダ本体部に、ブレーキ用
    作動油補給用のサブタンクが一体に設けられてなるブレ
    ーキ用マスターシリンダにおいて、 前記サブタンクは、縦長形状に形成され、その長軸方向
    が前記マスターシリンダ本体部の長軸方向と略平行にな
    るようにして配設されたことを特徴とするブレーキ用マ
    スターシリンダ。
  2. 【請求項2】 前記マスターシリンダ本体部の長軸方向
    の一端部には、前記マスターシリンダ本体部の長軸方向
    と直交する方向にブレーキホースの取付け座が形成さ
    れ、 前記取付け座には、前記ブレーキホースの取付け部が締
    着され、 前記サブタンクの長軸方向の一端部が、前記ブレーキホ
    ースの取付け部を越えて延出させられ、そこに、前記ブ
    レーキ用作動油の補給口が設けられたことを特徴とする
    請求項1記載のブレーキ用マスターシリンダ。
  3. 【請求項3】 前記サブタンクの内面形状は、円筒形状
    にされ、 前記サブタンク内には、袋状のダイアフラムと、複数の
    小孔通路を有するオイルセパレーターとが配設され、 前記ダイアフラムは、その内部が外気に連通して膨張も
    しくは収縮することができるようにされたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のブレーキ用マスター
    シリンダ。
  4. 【請求項4】 前記オイルセパレーターは、前記ダイア
    フラムと一体に設けられたことを特徴とする請求項3記
    載のブレーキ用マスターシリンダ。
  5. 【請求項5】 前記ブレーキ用マスターシリンダは、前
    記マスターシリンダ本体部の長軸方向が車体の略上下方
    向になるようにして、車体側方に配設されたことを特徴
    とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のブレ
    ーキ用マスターシリンダが搭載された自動二輪車。
  6. 【請求項6】 前記ブレーキ用マスターシリンダは、前
    記サブタンクの長軸が前記マスターシリンダ本体部の長
    軸よりも車体側方外方に位置するようにして配設された
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに
    記載のブレーキ用マスターシリンダが搭載された自動二
    輪車。
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