JPH10279686A - フィラー存在下でのシクロシロキサンの重合 - Google Patents

フィラー存在下でのシクロシロキサンの重合

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JPH10279686A
JPH10279686A JP10039193A JP3919398A JPH10279686A JP H10279686 A JPH10279686 A JP H10279686A JP 10039193 A JP10039193 A JP 10039193A JP 3919398 A JP3919398 A JP 3919398A JP H10279686 A JPH10279686 A JP H10279686A
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ブライアン・ハークネス
Richard Taylor
リチャード・テイラー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】フィラーの存在下でホスファゼン塩基によって
触媒作用を及ばされる、シクロシロキサンの開環重合法
の提供。 【解決手段】フィラー及び水、式(1)に示すホスファ
ゼン塩基1mol当たり、0.5mol〜10molの
量の水の存在下で、ホスファゼン塩基とシクロシロキサ
ンの開環重合を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィラーの存在下
でホスファゼン塩基によって触媒作用を及ばされる、シ
クロシロキサンの開環重合に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シクロシロキサンは、シリコーン業界に
おいて重要な中間体であり、主として重合の出発モノマ
ーである。シクロシロキサンの調製法として、幾つかの
一般的なルートが知られている。ヒドロキシ基で末端を
ブロックされている直鎖状ポリジオルガノシロキサンと
共に、それらは、対応するジオルガノジハロシランの加
水分解の生成物として形成される。環状及び/又は直鎖
状のポリジオルガノシロキサンの混合物はまた、塩基等
の触媒の存在下で、反応によって平衡させられたり、
「分解」させられたりして、より望まれる環状及び直鎖
状の平衡混合物を形成し得る。
【0003】シクロシロキサンの重合用に様々な触媒が
知られている。例としては、アルカリ金属の水酸化物、
アルカリ金属のアルコキサイド、又は、アルカリ金属の
水酸化物とアルコールとの錯体、アルカリ金属のシラノ
レート、及びホスホニトリルのハライド(時々、酸性の
ホスファゼンと呼ばれる。)が挙げられる。この様な重
合は、バルク、溶媒(非極性又は極性の有機溶媒)、又
はエマルジョン中で行われ得る。末端をブロックする試
薬もまた、ポリマーの分子量を調節するため、及び/又
は官能性を付与するために使用され得る。触媒と反応し
て、活性を失わせる中和剤を使用することによって、重
合を終わらせ得る。殆どの場合、触媒は、ポリマー生成
物中に残るが、濾過等によって取り除かれるのが望まし
い。
【0004】シリコーン系ポリマーとフィラーの混合物
は、様々なシリコーン系ゴム組成物、シリコーン系化合
物及びグリース等のための、主成分として使用される。
これらの混合物は一般に、まず初めにシリコーン系オリ
ゴマーを、所望の粘度を有するシリコーン系ポリマーに
重合し、次いで得られたシリコーン系ポリマーを選択さ
れたフィラーと、機械的に混合することによって製造さ
れる。しかしながら、この様な方法は、2つの異なるタ
イプのプロセスからなる、即ち別々の重合工程及び混合
工程を必要とする。
【0005】その結果、プロセスが、複雑で、費用的な
面で不利である。加えて、この様な方法では、フィラー
を高粘度のシリコン系ポリマーと混合し、分散させるの
が困難であり、多大なエネルギーが消費される。シリコ
ーン系ポリマーの分子量がいわゆるゴムのように高い場
合に、この問題は特に重要となる。
【0006】重合をフィラーの存在下で行うことによっ
て、これらの問題を克服する試みがなされた。米国特許
第4448927号明細書には、酸性又は中性の強化フ
ィラーの存在下で、スルホン酸トリフルオロメタンによ
って触媒作用を及ぼされる、ヒドロキシ基で末端をブロ
ックされているポリジオルガノシロキサン及び/又はポ
リジオルガノシクロシロキサンを重合する方法が開示さ
れている。欧州特許第0019816号明細書には、酸
性又は中性の強化フィラーの存在下で、硫酸又はスルホ
ン酸によって触媒作用を及ぼされる、ヒドロキシ基で末
端をブロックされているポリジオルガノシロキサン及び
/又はポリジオルガノシクロシロキサンをバルクで重合
する方法が開示されている。欧州特許第0019093
号明細書には、無機の強化フィラー又は増量フィラー、
及び、塩基性のジオルガノシラノレート触媒の存在下
で、ヒドロキシ基で末端をブロックされているポリジオ
ルガノシロキサンを重合する方法が開示されている。
【0007】米国特許第4431771号明細書には、
酸性又は中性の強化フィラー、並びに、硫酸、スルホン
酸、過フッソ化アルカンスルホン酸、及びカルボン酸の
4級アンモニウム塩とカルボン酸の組合わせから選択さ
れる触媒の存在下で、ヒドロキシ基で末端をブロックさ
れているポリジオルガノシロキサンを重合する方法が開
示されている。これらの方法は、直鎖状の出発物質では
成功しているが、重合の速度が、一般に余りに遅いと見
なされているので、それらは、シクロシロキサンでは成
功していない。
【0008】ホスファゼン塩基は、非常に強い塩基であ
ることが知られている。多くのホスファゼン塩基及びそ
れらの合成ルートは、文献、例えばSchwesinger 等の
「Liebigs Ann.1996年、1055〜1081頁」に記載されてい
る。実験室スケールでは、シクロシロキサンの開環重合
にホスファゼン塩基触媒を使用することが、Molenberg
及びMollerの、「Macromol Rapid Commun, 16, 449〜45
3頁(1995年)」に記載されている。
【0009】オクタメチルシクロテトラシロキサン(D
4、ここでDは−Si(CH32O−単位を表す。)
を、メタノールとホスファゼン塩基I(ヘキサン中1m
ol溶液として使用された)(図1)の存在下、トルエ
ン溶液中で重合した。全ての成分を反応前に注意深く乾
燥させ、酸素及び水を1ppm未満しか含有しないアル
ゴン雰囲気下で反応を行った。メタノールをホスファゼ
ン塩基によって脱プロトン化させて、反応を開始させる
メトキシドイオンを形成させた。同様の反応系は、Van
Dyke及びClarson によって、「Poly Prep ACS Div Poly
m Chem 1996年、第37巻、668頁」で使用されている。こ
の場合、テトラフェニルテトラメチルシクロテトラシロ
キサン、即ちD4のフェニルメチル類縁体が重合され
た。触媒系は、Molenberg 及びMollerでのものと同じで
あり、再度、全ての反応成分を予め注意深く乾燥させ
た。これらの反応のいずれにも、フィラーは存在してお
らず、ホスファゼン塩基触媒を、D4の重量を基準とし
て800ppm以上の量で使用した。
【0010】
【発明の開示】我々は、ホスファゼン塩基触媒が、フィ
ラーの存在下でのシクロシロキサンの重合によく適して
いることを見出した。我々はまた、ヘキサン/メタノ−
ルで活性化された触媒が、不安定な重合挙動を与え得る
ことも見出した。それ故に、我々は、再現可能な重合を
与える、好ましくは溶媒を必要としない触媒媒体を更に
追求した。我々は、驚くべきことに、フィラー及び水の
存在下、ホスファゼン塩基触媒を用いてシクロシロキサ
ンの開環重合を行うことができることを見出した。最も
簡単な場合では、フィラー又はシクロシロキサンの出発
物質を乾燥させるための、特別な工程を取らないこと
で、十分な水が簡単に供給され得る。水の存在を確実に
するためには、完全に無水の状態を避けるだけで十分で
ある。非常に少量の水、例えば数分子が、重合を起こさ
せるのに十分であることが見出された。更には、我々
は、先行技術の教示とは対照的に、例えばメタノールを
使用することによって、メトキシドイオンを形成させる
ことは必須ではないことをも見出した。
【0011】この様に本発明は、シリコーン系ポリマー
とフィラーの混合物を製造する方法を提供するものであ
り、その方法は、フィラー及び水の存在下で、ホスファ
ゼン塩基とシクロシロキサンの開環重合を行うことから
なる。本発明は、電気絶縁体グリース、シーラント、又
はシリコーン系エラストマーを製造するのに有用な強化
樹脂混合物としての使用に適するシリコーン系ポリマー
とフィラーの混合物を生成する。
【0012】ホスファゼン塩基は、存在している僅かな
量の水と反応して、重合を開始させる非常に活性な水酸
化物イオンを形成する。ホスファゼン塩基はまた、存在
し得る或る他の化学基、例えばシラノール又はアルコー
ルとも反応して、同様に活性な重合を開始させる種を形
成するであろう。ホスファゼン塩基は、フッ化物又は水
酸化物等の強い陰イオンと共に、重合を開始させる際に
活性である、イオンの形態であってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】ホスファゼン塩基は、重合にとっ
て非常に効果的な触媒であるので、比較的低い割合、例
えばシクロシロキサンの重量を基準として、1〜750
重量ppmで存在し得る。好ましい範囲は、10〜50
0ppmであり、より好ましくは10〜100ppmで
ある。実際に使用される触媒の割合は、求める重合生成
物に依存して、選択されるであろう。
【0014】反応に存在する水の割合は、ホスファゼン
塩基1mol当たり好ましくは少なくとも0.5mo
l、より好ましくはホスファゼン塩基1mol当たり
0.5〜10mol、最も好ましくはホスファゼン塩基
1mol当たり1mol〜10molである。水をより
高めの割合で使用することも可能であり、これは、以下
により詳細に記載されるとおり、重合反応の制御をより
効果的にするという利点を有し得る。
【0015】原則として、いかなるホスファゼン塩基で
も、本発明で使用するのに適している。ホスファゼン塩
基は、以下の核構造P=N−P=Nを有する(式中、N
のフリーの原子価は、水素、炭化水素、−P=N又は=
P−Nに結合しており、またPのフリーの原子価は、−
N又は=Nに結合している)。適するホスファゼン塩基
の多くはSchwesinger 等(上記参照)に記載されてい
る。幾つかのホスファゼン塩基は、スイスのFluka Chem
ie社から商業的に入手可能である。ホスファゼン塩基
は、少なくとも3つのリン原子を有するのが好ましい。
幾つかの好ましいホスファゼン塩基は、以下の一般式の
ものである。:
【0016】
【化2】 ((R1 2N)3P=N−)x(R1 2N)3-xP=NR2 [((R1 2N)3P=N−)x(R1 2N)3-xP−N
(H)R2+[A]- または[((R1 2N)3P=N−)y(R1 2N)4-yP]+
[A]-
【0017】(式中、R1 は、水素又は任意に置換され
ている炭化水素基、好ましくはC1〜C4 のアルキル基
であり、若しくはその内の同じ窒素原子に結合している
2つのR1 基は結合してヘテロ環好ましくは5−又は6
−員環を完成してもよい、なお、それぞれの位置でR1
は同じであっても異なっていてもよい;R2 は水素又は
任意に置換されている炭化水素基、好ましくはC1〜C
20のアルキル基、より好ましくはC1〜C10のアルキル
基である;xは1、2又は3、好ましくは2又は3であ
る;yは1、2、3又は4、好ましくは2、3又は4で
ある;Aは陰イオン、好ましくはフッ化物、水酸化物、
シラノレート、アルコキサイド、炭酸塩又は炭酸水素塩
である。)
【0018】特に好ましい化合物においては、R1 はメ
チルで、R2 はターシャリブチル又はターシャリオクチ
ルであり、xは3、yは4、及びAはフッ化物又は水酸
化物である。好ましい化合物は図1に示されるホスファ
ゼン塩基Iである。
【0019】重合は、バルク又は溶媒の存在下、又はエ
マルジョン中で行われ得る。適する溶媒は、液状の炭化
水素又はシリコーン系流体である。ホスファゼン塩基触
媒は、ヘキサン又はヘプタン等の炭化水素溶剤中で希釈
されてもよいし、ポリジオルガノシロキサン等のシリコ
ーン系流体中に分散されてもよい。ホスファゼン塩基触
媒が初期にヘキサン等の溶媒中に存在する場合、ヘキサ
ンは真空下で蒸発させることによって除去され得り、触
媒はシリコーン系流体中に分散されて、安定な透明な溶
液を与える。このシリコーンに溶解した触媒を重合反応
に使用する場合、触媒は均一に分散し、再現可能な結果
を与える。触媒はまた、水に溶解させられることがで
き、これは下記に記載されるとおり、より重合反応を緩
和し制御をよりし易くするという利点を有する。
【0020】重合反応は、周囲温度下又は加熱下で行わ
れ得る。加熱、例えば100℃以上の加熱は、下記に記
載されるとおり、触媒活性が緩和される場合に適当であ
る。好ましい温度範囲は、40℃〜200℃であり、よ
り好ましくは50℃〜150℃である。重合にかかる時
間は、選択された系での触媒の活性に、また所望のポリ
マー生成物に依存するであろう。緩和がないと、ホスフ
ァゼン塩基触媒は数秒で、D4等のシクロシロキサンを
高分子量のポリマーに転換させるのに十分な活性であ
る。
【0021】出発物質は、シクロシロキサン(環状のシ
ロキサンとしても知られている)である。有用な環状の
シロキサンは、よく知られており、商業的に入手可能な
物質である。それらは、一般式(R2SiO)n (式中、
Rは水素、又は任意に置換された炭素原子を8つまで有
するアルキル、アルケニル、アリール、アルカリール又
はアラルキル基を表し、nは3〜12の値を有する整数
を表す)を有する。Rは例えばフッ素又は塩素等のハロ
ゲンによって置換されていてもよい。アルキル基は、例
えば、メチル、エチル、n−プロピル、トリフルオロプ
ロピル、n−ブチル、セカンダリーブチル及びターシャ
リブチルであり得る。アルケニル基は、例えば、ビニ
ル、アリル、プロペニル及びブテニルであり得る。アリ
ール及びアラルキル基は、例えば、フェニル、トリル及
びベンゾイルであり得る。好ましい基は、メチル、エチ
ル、フェニル、ビニル及びトリフルオロプロピルであ
る。全てのR基の少なくとも80%が、メチル又はフェ
ニル基であるのが好ましく、最も好ましくはメチル基で
ある。実質的に全てのR基がメチル基であるのが、最も
好ましい。nの値が3〜6であるのが好ましく、最も好
ましくは4又は5である。適する環状のシロキサンの例
としては、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカ
メチルペンタシクロシロキサン、シクロペンタ(メチル
ビニル)シロキサン、テトラメチルテトラビニルシクロ
テトラシロキサン、シクロテトラ(フェニルメチル)シ
ロキサン及びシクロペンタメチルヒドロシロキサンが挙
げられる。1つの特に適する商業的に入手可能な物質
は、オクタメチルシクロテトラシロキサンとデカメチル
シクロペンタシロキサンとの混合物である。
【0022】Rがメチルである場合、化合物はDnと呼
ばれ、例えば式中のnが4の場合、化合物はD4と呼ば
れる。反応混合物は一般に、触媒を添加する前に、溶解
している二酸化炭素を除去するために、不活性ガス好ま
しくは窒素で、パージされる。反応が非常に速いので、
反応混合物を激しく混合して、触媒の均一分散を確かに
する。混合が不十分であると、触媒を反応に添加する時
に触媒がゴムのビーズの中に包み込まれることになり、
次いで触媒はゴムの粒子を拡散するのに幾分時間がかか
り、反応を遅くする。
【0023】本発明による方法は、高分子量例えば1×
104〜10×106 のポリマーを造るのに使用され得
る。他のことわりがない限り、シリコーン系のポリマー
の数平均として与えられる分子量は、末端基の濃度によ
って限定され、添加される末端基がない場合は触媒の濃
度によって決定される。本発明で使用される触媒は、フ
ィラーの存在下でさえも、低い濃度で妥当な時間で、ポ
リマーを与えるのに十分な活性を有している。これらの
フィラーを有する高分子量のポリマーの使用としては、
高粘稠度のゴム、及び、シーラント等が挙げられる。我
々は、非常に低濃度(10〜500ppm)で使用する
場合、ホスファゼン塩基触媒は、非常に速く(10秒〜
8時間)、中程度〜低温(20〜150℃)で、非常に
高分子量(10,000〜10,000,000)のポリ
マーを生成することを見出した。重合中の分子量の変化
は、重合中に反応をサンプリングし、それぞれの試料を
GPC(ゲル透過クロマトグラフィー)によって分析し
て分子量を測定することによって監視され得る。非常に
高分子量のポリマーが殆ど即座に得られ得る。
【0024】本発明の方法は、超高分子量の物質を製造
するために使用され得る。これは、重合に必要とされる
非常に低い触媒濃度によるものであり、その結果、製造
されるポリマーの分子量は、触媒の濃度と同等の末端基
の濃度に依存する。我々は、非常に低い触媒濃度例えば
20ppm等では、分子量は反応時間と共に増加するこ
とを見出した。本発明の方法は触媒の拡散によって制限
され、これらの高分子量のポリマーではそれは非常に遅
い。
【0025】末端ブロック剤は、計算された割合で添加
されて、所望の分子量のポリマーを製造する。適する末
端ブロック剤は、例えば25℃での粘度範囲が0.5〜
150,000mm2/sのポリシロキサン、特には一般
式MDx M(式中Mはトリメチルシリルであり、Dは−
Si(CH32O−であり、xは0〜20の値を有す
る)のヘキサメチルジシロキサン又はポリジメチルシロ
キサンである。末端ブロック剤は、1又はそれ以上の、
ヒドロキシ、ビニル又は水素等の官能基を有していても
よい。水はまた、ヒドロキシ官能基を導入して、末端ブ
ロック剤としても作用する。
【0026】所望のポリマーが形成さたら、触媒を中和
して製品を安定にし、更なる反応を防止させることが通
常望まれる。適する中和剤は、酢酸等の酸、リン酸シリ
ル、ポリアクリル酸、塩素で置換されたシラン、ホスホ
ン酸シリル又は二酸化炭素である。
【0027】我々は、ホスファゼン塩基触媒の調製中
に、空気が触媒溶液と非常に速く反応して、結果的に不
溶性の液相を導く濁った物質を与える、ということを見
出した。これは、水及び/又は二酸化炭素と触媒が反応
して、不溶性の水酸化物又は炭酸塩を形成するためであ
ると考えられる。我々はまた、触媒のこの不活性化は、
例えば加熱、不活性ガスによるパージ又はそれを減圧す
ることによって回復させ得ることも見出した。これによ
り、重合反応を緩和又は制御するのが可能になる。これ
は、触媒が緩和されない場合に生じる、非常に速い反応
を考慮すると特に利点である。これらの反応で使用され
る触媒が非常に低レベルであるので(20〜50ppm
程の低さであり得る)、水及び二酸化炭素との反応は、
反応を制御して再現可能な結果を得るためには考慮に入
れる必要がある。
【0028】水にホスファゼン塩基を溶解させることに
よって(その中でそれは非常に可溶性で、かつ非常に安
定である。)、触媒の活性は非常により制御可能にな
り、生成されるポリマーは分子量の低めのものである。
これは、水が触媒抑制剤として、また末端ブロック剤と
して作用することによって生じる。水の抑制効果は、例
えば加熱することによって存在する水の量を減少させる
ことで低くなり得る。100℃より低い温度下では、重
合の速度は、水又は二酸化炭素の存在下で、比較的ゆっ
くりであり、例えば、高粘度に到達するまでに24時間
以上までかかる。100℃以上の温度(例えば100〜
150℃)では、重合はより早めで、例えば高粘度に到
達するまでに5〜60分までかかる。反応のこの様な制
御はまた、水が、アルコール(例えば、メタノール又は
エタノール等のC1〜C6 のアルコール)と混合又はそ
れに置き換えられても達成され得る。
【0029】我々はまた、シクロシロキサンとホスファ
ゼン塩基触媒との混合物を、空気及び/又は二酸化炭素
に晒すことによって、重合を防止し得ることをも見出し
た。次いで、例えばその混合物を加熱(例えば100℃
〜140℃まで、数秒間)することによって、空気及び
/又は二酸化炭素を単に除去することで、重合を開始さ
せ得る(「重合の指令」)。D4触媒混合物(触媒2〜
50ppm)は、長期間(7日間まで)、20℃の空気
中で安定である。
【0030】開環平衡重合によるシロキサンポリマーを
合成する従来の方法では、小環(5〜10%、D4〜D
10)、大環(5〜10%、D11〜D50)及びポリ
マー(80〜90%)から典型的になり得る生成物を製
造していた。本発明は、開環重合によって、大環が低レ
ベルのポリマーの製造を可能にする。ホスファゼン塩基
触媒を使用することによって、本発明による例えばD4
の開環重合で、大環を全部で1重量%未満しか含有しな
いポリマーを製造するのが可能である。
【0031】本発明によって製造されたポリマーの熱重
量分析(TGA)では、それらは高い熱安定性を有する
ことが示されている。高分子量のゴムは450℃より高
い分解開始温度に製造される。高い熱安定性は、生成物
中に残っている触媒残渣が非常に低レベルであることに
起因する。触媒残渣が少ないことはまた、濾過工程を通
常は必要としないことも意味し、それは非常に重量なプ
ロセス上の利点である。
【0032】本発明で使用されるフィラーは、そのタイ
プにも依存するが、レオロジー制御添加剤、強化剤、増
量剤又は導電性を与える剤等の役割を担う。フィラー
は、フュームドシリカ、沈降シリカ、ゲル形成シリカ、
フュームド二酸化チタン又はカーボンブラック等の強化
フィラーであってもよいし、又は、石英粉末、アルミノ
珪酸塩、酸化アルミニウム、ジルコニウム珪酸塩、酸化
マグネシウム、酸化亜鉛、タルク、けいそう土、酸化
鉄、炭酸カルシウム、クレー、二酸化チタン、マイカ、
ガラス粉末又は黒鉛等の増量フィラーであってもよい。
【0033】好ましいフィラーは、シリコーン系エラス
トマー用の細かく分割された強化フィラーである。この
様なフィラーの例としては、カーボンブラック、フュー
ムドシリカ等の非晶性シリカ、沈降シリカ、ゲル形成シ
リカ、けいそう土及びフュームド二酸化チタン等が挙げ
られる。強化フィラーは、コロイド範囲の粒径及び50
mm2/gより大きい、通常150mm2/g以上の比表
面積を有する。最も有用な強化フィラーは、比表面積が
少なくとも150mm2/gのフュームドシリカであ
る。シリカーフィラーは、疎水化剤によって、表面処理
されているのが好ましい。適する疎水化剤としては、短
いポリジメチルシロキサン、ヘキサメチルジシロキサ
ン、シラン、シラノールで末端をブロックされたジメチ
ルシロキサン又は脂肪酸等が挙げられる。ジ−又はトリ
オルガノ−シリル基がフィラーの表面に存在するように
なる疎水化剤を用いるのが好ましい。
【0034】使用されるフィラーの量は、フィラーのタ
イプ、及び、シリコーン系ポリマーとフィラーの混合物
の用途に依存する。フュームドシリカ又は沈降シリカ等
の強い強化フィラーは、一般に全シクロシロキサン10
0重量部当たり、1〜70重量部で使用されるであろ
う。最も高い強化性能は、この範囲で添加することで得
られる。他のフィラーは、全シクロシロキサン100重
量部当たり、1〜200重量部で使用され得るが、最適
な量は実験によって適当に決定される。フィラーは単一
のフィラーであってもよいし、それらが全て強化フィラ
ー、全てが増量フィラー又は両方のタイプのフィラーの
混合物であっても、2又はそれ以上のフィラーを同時に
使用してもよい。
【0035】本発明の方法によって製造されるシリコー
ン系ポリマーとフィラーの混合物は、架橋されたシリコ
ーン系エラストマーを生じる架橋性組成物を製造するの
に有用である。それらは、高粘度のポリジオルガノシロ
キサンとフィラーとの従来の混合物と同様の方法で使用
され得る。共通の方法は、充填されたポリジオルガノシ
ロキサン混合物に有機過酸化物系加硫剤を添加すること
である。シリコーン系エラストマーで使用するのに適す
る有機過酸化物系加硫剤は、よく知られている。ポリジ
オルガノシロキサンがビニル基を含有しない場合は、こ
の様なポリジオルガノシロキサンに反応を生じさせるの
に効果的な有機過酸化物を用いて加硫するのが好まし
い。この様な有機過酸化物は、「非ビニル特性」と分類
され、ベンゾイルパーオキサイド及び2,4−ジクロロ
ベンゾイルパーオキサイド等の有機過酸化物で代表され
る。
【0036】ポリジオルガノシロキサンがビニル基を含
有する場合は、「非ビニル特性」又は「ビニル特性」の
有機過酸化物のどちらかで、加硫され得る。ビニル特性
の有機過酸化物の代表は、ジターシャリ−ブチルパーオ
キサイド及び2,5−ビス−(ターシャリブチルパーオ
キシ)−2,5−ジメチルヘキサンである。架橋したシ
リコーン系エラストマーの特性は、組成物を架橋させる
のに使用される加硫剤のタイプと量によって変えられ得
る。この様な選択による典型的な変化は、当該技術分野
において十分に認識されている。有機過酸化物系加硫剤
は、充填されたポリジオルガノシロキサン100重量部
当たり、0.1〜5重量部、好ましくは0.5〜2.0重
量部の量で存在し得る。
【0037】末端にヒドロキシル基を有するポリマーを
与える、本発明の方法の実施態様は、更に架橋剤と混合
されて、架橋性の組成物を生じさせ得る。本質的に無水
の混合物中のヒドロキシ基を含有するポリジオルガノシ
ロキサンを架橋剤と混合して、1部の架橋性組成物を生
じさせる幾つかの方法が知られている。組成物は、大気
に晒されてシリコーン系エラストマーに架橋する。短い
ポリマー系の架橋剤と同様、架橋剤として、3官能性及
び4官能性のシランをベースとする方法も、利用可能で
ある。官能基の中で、アセトキシ基、アルコキシ基、ア
ミノ基及びアミド基が使用される。
【0038】これらの系で一般的な触媒としては、金属
カルボキシレート、アルキル金属カルボキシレート、ア
ルキル金属アルコキサイド及びチタン酸塩等が挙げられ
る。好ましい触媒は、オクタン酸スズ、ジ酢酸ジブチル
スズ、ジラウリン酸ジブチルスズ、チタン酸テトラブチ
ル、ジブチルスズメトキシサイド、及び、チタン酸テト
ライソプロピルである。
【0039】ポリマー1分子当たり、ビニル基及びアリ
ル基等の不飽和の一価の脂肪族基を2又はそれ以上含有
する、シリコーン系ポリマーとフィラーの混合物は、1
分子当たりケイ素が結合した水素原子を平均で2つ以上
有するオルガノハイドロジェンシロキサンからなる架橋
剤、及び、ポリジオルガノシロキサン100万重量部当
たり白金を少なくとも1重量部を与えるのに十分な量
の、例えば白金を含有する触媒等のヒドロシリル化触媒
と混合され得る。オルガノハイドロジェンシロキサン
は、ポリジオルガノシロキサン中に、1つの不飽和の一
価の脂肪族基当たり、ケイ素が結合した水素原子を少な
くとも1つ与えるのに十分な量で存在する。混合物中の
ポリジオルガノシロキサンは、0.01〜2.0mol%
の不飽和の一価の脂肪族基を含有しているのが好まし
い。
【0040】本発明のシリコーン系ポリマーとフィラー
の混合物を、増粘剤、顔料、熱安定剤、耐油性添加剤及
び難燃剤等の、シリコーン系ポリマーとフィラーの混合
物と共に、通常使用される添加剤と混合してもよい。以
下の実施例は本発明を説明する。他に特にことわりがな
い限り、全ての部及び%は重量によるものであり、使用
されるホスファゼン塩基は図1に示される一般式Iのも
の(Fluka 社から商業的に入手可能、カタログ番号7942
1)である。可塑性はASTM D926手法に従って測
定され、結果をmmの単位で表す。
【0041】
【実施例】
実施例1 シロキサン流体中のホスファゼン塩基溶液の調製 ヘキサメチルジシロキサン1.33g及びオクタメチル
−シクロテトラシロキサン48.67gからなる混合物
を、2時間、溶液に窒素ガスを通気することによって、
シュレンクフラスコ中で脱ガスした。次いで、溶液にヘ
キサン中のホスファゼン塩基Iの1.0Mの溶液を1m
l添加した。溶液の粘度は即座に、撹拌するにつれて上
昇し始めた。室温で24時間の平衡の後、混合物は、続
くフィラーの存在下でのジメチルシクロシロキサン重合
のために、触媒溶液として使用できる状態であった。
【0042】実施例2 MS75Dフュームドシリカの存在下でのD4環の重合 機械式の撹拌機が取り付けられている、250mlの丸
底フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン1
00g及びCabot MS75D フュームドシリカ3gを添加し
た。フラスコを100℃まで加熱し、1時間溶液に窒素
ガスを通気することによって、パージした。溶液を60
℃まで冷却して、ホスファゼン塩基溶液0.2mlを、
混合物を速く撹拌させながら添加した。重合が即座に始
まり、非常に粘性のゴムが2分で得られた。窒素でパー
ジしながら、150℃まで加熱し、室温まで冷却した
後、可塑性が236のゴムが得られた。
【0043】実施例3 疎水性フュームドシリカの存在下でのD4環の重合 機械式の撹拌機が取り付けられている、250mlの丸
底フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン1
20g、テトラメチルテトラビニルシクロテトラ−シロ
キサン5g、及び、Wacker H2000フュームドシリカ43
gを添加した。フラスコを100℃まで加熱し、1時間
溶液に窒素ガスを通気することによって、パージした。
溶液を60℃まで冷却して、ホスファゼン塩基溶液0.
2mlを、混合物を速く撹拌させながら添加した。重合
が即座に始まり、非常に粘性のゴムが2分で得られた。
窒素でパージしながら、150℃まで加熱し、室温まで
冷却した後、可塑性が314のゴムが得られた。
【0044】実施例4 疎水性フュームドシリカの存在下でのD4環の重合 機械式の撹拌機が取り付けられている、250mlの丸
底フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン1
00g、テトラメチルテトラビニルシクロテトラ−シロ
キサン5g、及びヘキサメチルジシラザン及びトリメチ
ルクロロシランの1.25:1の混合物で予め処理され
たCabot MS75D シリカ20gを添加した。フラスコを1
00℃まで加熱し、溶液に窒素ガスを1時間通気するこ
とによってパージした。溶液を60℃まで冷却して、ホ
スファゼン塩基溶液0.6mlを混合物を速く撹拌させ
ながら添加した。重合が即座に始まり、非常に粘性のゴ
ムが2分で得られた。窒素でパージしながら150℃ま
で加熱し、室温まで冷却した後、可塑性が354のゴム
が得られた。
【0045】実施例5 疎水性フュームドシリカの存在下でのD4環の重合 機械式の撹拌機が取り付けられている、250mlの丸
底フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン1
20g、及びヘキサメチルジシラザン及びトリメチルク
ロロシランの1.25:1の混合物で予め処理されたCab
ot MS75D シリカ24gを添加した。フラスコを100
℃まで加熱し、1時間溶液に窒素ガスを通気することに
よってパージした。溶液を60℃まで冷却して、ホスフ
ァゼン塩基溶液2mlを、混合物を速く撹拌させながら
添加した。重合が即座に始まり、非常に粘性のゴムが5
分で得られた。窒素でパージしながら150℃まで加熱
し、室温まで冷却した後、可塑性が376のゴムが得ら
れた。
【0046】実施例6 疎水性フュームドシリカの存在下でのD4環の重合 機械式の撹拌機が取り付けられている、250mlの丸
底フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン1
20g、テトラメチルテトラビニルシクロテトラ−シロ
キサン5g、ヘキサメチルジシロキサン0.38g、及
びDegussa R972の処理されたシリカ15gを添加した。
フラスコを100℃まで加熱し、1時間溶液に窒素ガス
を通気することによってパージした。溶液を60℃まで
冷却して、ホスファゼン塩基溶液1mlを、混合物を速
く撹拌させながら添加した(この場合、末端をブロック
する官能基の環に対する比は、理論的数平均分子量5
0,000が得られるように制御された)。重合が触媒
の添加後即座に始まり、非常に粘性のゴムが5分で得ら
れた。次いでゴムを窒素でパージしながら150℃まで
加熱し、室温まで冷却した。ゴム部分を単離してトルエ
ンで抽出した。抽出物をGPC(ゲル透過クロマトグラ
フィー)によって分析したところ、ポリスチレン標準と
比較して、数平均分子量が25,000のポリジメチル
シロキサンを含有することが判った。
【0047】実施例7 炭酸カルシウムの存在下でのD4環の重合 機械式の撹拌機が取り付けられている250mlの丸底
フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン10
0g、及びRone-Poulenc Calfort Uの炭酸カルシウム1
0gを添加した。フラスコを100℃まで加熱し、1時
間溶液に窒素ガスを通気することによってパージした。
100℃で、ホスファゼン塩基溶液0.3mlを、素早
く撹拌している混合物に添加した。重合が即座に始ま
り、その後5分で粘性の流体が生じた。流体を窒素でパ
ージしながら150℃まで加熱し、室温まで冷却した。
【0048】実施例8 処理された炭酸カルシウムの存在下でのD4環の重合 機械式の撹拌機が取り付けられている250mlの丸底
フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン10
0g、及びRone-Poulenc Calfort SEのステアリン酸カ
ルシウム(3%)で処理された炭酸カルシウム10gを
添加した。フラスコを100℃まで加熱し、1時間溶液
に窒素ガスを通気することによってパージした。100
℃で、ホスファゼン塩基溶液0.3mlを、素早く撹拌
している混合物に添加した。重合が即座に始まり、その
後5分でゴムが生じた。窒素でパージしながら150℃
まで加熱し、室温まで冷却した後、可塑性が119のゴ
ムが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホスファゼン塩基触媒ButP4の構造を示す
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード・テイラー イギリス国、シーエフ63・8エイチティ、 バリー、セイント・ポールズ・アベニュー 11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスファゼン塩基でシクロシロキサンの
    開環重合を行うことからなる、シリコーン系ポリマーと
    フィラーの混合物を製造する方法であって、該方法が、
    フィラー及び水の存在下で行われることを特徴とする前
    記方法。
  2. 【請求項2】 重合が、下記一般式の1つに該当するホ
    スファゼン塩基1mol当たり、0.5mol〜10m
    olの水の存在下で行われる、請求項1に記載の方法: 【化1】 ((R1 2N)3P=N−)x(R1 2N)3-xP=NR2 [((R1 2N)3P=N−)x(R1 2N)3-xP−N
    (H)R2+[A]- または[((R1 2N)3P=N−)y(R1 2N)4-yP]+
    [A]- (式中、R1 は水素又は任意に置換されている炭化水素
    基であり、若しくはその内の同じ窒素原子に結合してい
    る2つのR1 基は結合してヘテロ環を完成してもよく、
    なお、それぞれの位置でR1 は同じであっても異なって
    いてもよい;R2は水素又は任意に置換されている炭化
    水素基である;xは1、2又は3である;yは1、2、
    3又は4である;Aは陰イオンである。)
  3. 【請求項3】 シクロシロキサンが、一般式(R2Si
    O)n (式中、Rは水素、又は任意に置換された炭素原
    子を8つまで有する、アルキル、アルケニル、アリー
    ル、アルカリール又はアラルキル基を表し、nは3〜1
    2の値を有する整数を表す)のものであり、かつ、フィ
    ラーが、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、カーボンブ
    ラック及び炭酸カルシウムから選択されたフィラーであ
    り、シクロシロキサン100重量部当たり、1〜200
    重量部の量で存在する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 触媒活性を抑制する試薬又は条件が、初
    期に存在しており、次いで、抑制剤又は条件の影響を減
    らすことによって重合を開始させる請求項1ないし3の
    いずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 抑制剤が、二酸化炭素及び/又は過剰の
    水であり、かつ、重合反応が加熱によって開始させられ
    る、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 更なる触媒活性を防止する中和剤を添加
    することによって、重合を終了させる、請求項1ないし
    5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の方法によって製造された、シリコーン系ポリマーとフ
    ィラーの混合物を架橋させることによって製造される、
    シリコーン系エラストマー。
JP10039193A 1997-02-20 1998-02-20 フィラー存在下でのシクロシロキサンの重合 Ceased JPH10279686A (ja)

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