JP2000197823A - 重合触媒及び重合方法 - Google Patents

重合触媒及び重合方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シロキサン重合用の活性な線状ホスファゼン
塩基触媒の提供 【解決手段】 シロキサンはホスファゼン塩基触媒を使
用して平衡重合、縮合及び/または開環重合により重合
される。線状ハロゲン化ホスホニトリル化合物を2級ア
ミン又は2級アミンの塩又はその金属アミドと反応させ
ることによりアミン化ホスファゼン物質が形成され、次
にアニオンを求核剤で置換することにより一般式 {(R2N)3P=N−((R2N)2P=N)n−P+(N
23}X- (式中、RはC1-10の炭化水素または1個のN上の2個
のR基が該N原子と複素環式環を形成し、Xはアニオン
を示し、nは1〜10の数である)で表わされる線状ホ
スファゼン塩基触媒が製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシロキサンの重合触
媒及びこのような触媒を環式シロキサンの環開裂によ
る、またはシラノ−ル基もしくはアルコキシ基末端封鎖
シロキサン物質の縮合による、またはシロキサンの平衡
化による、シロキサンの重合に使用することに関する。
更に詳しくは、本発明はホスファゼン塩基触媒、特に前
記重合用線状ホスファゼン塩基触媒に関する。
【0002】EP0860461−Aには、シクロシロ
キサンを水の存在下でシクロシロキサン重量の1〜50
0ppmのホスファゼン塩基と接触させることを包含す
るシクロシロキサンの開環重合法を記載している。該特
許明細書に記載のホスファゼン塩基触媒は好適には下記
の一般式のものから選ばれる:
【0003】((R1 23P=N−)x(R1 2N)3-x
=NR2 {((R1 2N)3P=N−)x(R1 2N)3-xP−N(H)
2}+(A-)及び{((R1 2N)3P=N)y(R1 2N)
4-yP}+(A)-
【0004】(式中、各R1は独立的に水素原子または
適宜置換された炭化水素基であるか、または同じN原子
に結合した2個のR1は複素環式環を完成するように結
合していてもよく、R2は水素原子または適宜置換され
た炭化水素基で、xは1または2または3で、yは1ま
たは2または3または4であり、Aはアニオインであ
る)
【0005】EP0879838−A号は4〜10員環
モノマの開環重合を下記一般式で表わされる活性水素化
合物であるホスファゼニウム塩触媒の存在において行う
ことを包含する重合体の製法を記載している。
【0006】
【化5】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの触媒は非常に
有用な物質であるが、それら触媒の多くのものに対する
製造法は、若干の場合には25種のように多数の原料物
質、溶媒及び12種までの低温製造、蒸留、濾過、再結
晶及びイオン交換を含むキ−工程における中間体を使用
する、しばしば複雑な方法である。このことが上記触媒
の製造方法を困難で、高価につき、時間浪費性となして
いる。
【0008】今般意外にも、我々はシロキサンの重合に
対し、上記のような複雑なホスファゼン塩基物質を造る
必要はないことを見出した。事実、求核性アニオンを含
む、より単純な構造の、線状ポリアミノホスファゼニウ
ム塩の形態のホスファゼン塩基物質が環式シロキサンの
開環重合反応によるにせよ、或はシラノ−ルまたはシリ
コン−アルコキシ末端封鎖シロキサンの縮合反応による
にせよ、シロキサンの重合に対する優れた触媒であるこ
とを見出るした。これらの線状ホスファゼン塩基物質は
遥かに経済的で簡単な方法により造ることができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、線状ホ
スファゼン塩基触媒は下記の一般式(1)で表わされ
る:
【0010】
【化6】
【0011】上式中、Rは1〜10個の炭素原子をもつ
炭化水素基か、または1個のN原子上の2個のR基が該
N原子と複素環式環を形成し、Xはアニオンで、nは1
〜10の値をもつ。
【0012】本発明の一面によれば、線状ホスファゼン
塩基触媒を製造する方法は、線状ハロゲン化ホスホニト
リル化合物を第2級アミンもしくは第2級アミンの塩ま
たはそれらの金属アミドと反応させてアミン化ホスファ
ゼン物質を生成させ、次いでイオン交換反応により得ら
れたアミン化ホスファゼン物質のアニオンを求核剤で置
換することを包含する。
【0013】本発明の他の一面によれば、シロキサンは
上記一般式(1)の線状ホスファゼン塩基触媒の存在下
で平衡重合及び縮合反応により重合される。
【0014】
【発明の実施の形態】前記一般式(1)の線状ホスファ
ゼン塩基触媒の製法はその主要原料としてハロゲン化ホ
スホニトリル、好適には塩化ホスホニトリルを使用す
る。既にイオン性物質であるハロゲン化ホスホニトリル
を使用すると、ホスファゼン塩基触媒の製造が一層単純
になる。ハロゲン化ホスホニトリルは既知であり、多数
の特許明細書に記載されていて、これらの記載はこれを
参照することにより本明細書に組み入れられる。これら
の多くの特許明細書はある種のタイプのシロキサンの重
合に対する触媒としてこれらのハロゲン化物の使用を記
載している。例えばGB910513号は安定化された
高粘度オルガノポリシロキサン油の製法に使用するため
のハロゲン化ホスホニトリル触媒を開示している。米国
特許3549680号においてはハロゲン化ホスホニト
リル触媒を転位反応に使用している。EP319978
号は各末端単位に珪素結合ヒドロキシル基を含有するジ
オルガノポリシロキサンの製法に使用する塩化スホニト
リル触媒を記載している。他のハロゲン化ホスホニトリ
ル触媒はGB 2252969号に記載されている。適
当なハロゲン化ホスホニトリルの例には(Cl3P=N
−(P=NCl2n−PCl3+-(式中、Z-は好適
にはCl-またはPCl6-で、nは1〜10、好適には
1〜5である)を含む。
【0015】これらのハロゲン化ホスホニトリル物質の
製法は上述の多くの特許明細書に記載されている。1つ
の有用な方法は適当な溶媒の存在下のPCl5とNH4
lとの反応を含む。本発明者らの同時出願であるGB9
827055.6号に記載の更に有用な方法では上記塩
化アンモニウムの代りにヘキサメチルジシラザンを使用
している。この方法は不活性非塩素化溶媒中で冷却下に
PX5とジシラザンとを反応させる第1工程と、得られ
た反応混合物を少なくとも50°Cにハロゲン化ホスホ
ニトリルを製造するのに充分な時間加熱する第2工程と
からなる。この方法はこうして製造された存在する2個
だけのリン原子をもつハロゲン化ホスファゼンが低減し
た量の塩化ホスホニトリルを含むから、特に好適であ
る。2個だけのリン原子をもつハロゲン化ホスファゼン
[これは本発明(式(1)においてnの値はゼロの場合
である)によつてもたとえ造られたとしても]はシロキ
サンの重合用触媒としては余り活性ではない。
【0016】上記方法は通常ハロゲン化ホスホニトリル
の混合物を製造する。ハロゲン化ホスホニトリルの混合
物は本発明の原料物質として使用でき、ホスファゼン塩
基触媒の混合物を生成する。nの平均値が1より大きい
式(1)の触媒の混合物は従来既知の方法では造り得な
かつた好適な触媒である。nの平均値が少なくとも1.
2で5まで又は10までの値をもつ、特に1.5または
1.8から3までの値をもつ式(1)の線状ホスファゼ
ン塩基触媒はそれらがシロキサンの重合用に最も有効な
触媒種であることが判明したから、特に好適である。
【0017】本発明によるホスファゼン塩基触媒の製法
は従来のホスファゼン塩基の製造に要した方法、例えば
シュベシンガ−(Schwesinger)らによりリ−ビッチ・
アンナ−レン(Liebig Ann.)(1996年、1055〜1081
頁)に記載の方法より遥かに複雑性が少ない。本発明に
よる触媒は、単にハロゲン化ホスホニトリル、好適には
塩化ホスホニトリルを一般式R2NH(Rは10個まで
の炭素原子をもつ炭化水素基から選ばれ、例えばメチル
基であるか、また1個のN原子上にある2個のR基が窒
素原子と複素環式環基、例えばピロリジン基、ピロ−ル
基またはピリジン基を形成する)の第2級アミンと反応
させることにより製造できる。シロキサンの重合用に適
した好適な第2級アミンにはジメチルアミン及びピロリ
ジンがある。反応は好適には交換されたハロゲンイオン
を捕捉できる物質、例えばトリエチルアミンのような第
3級アミンの存在下で行われる。生成する副生成物(例
えば塩化トリエチルアンモニウム)を反応混合物から例
えば濾過により除去する。反応は塩化ホスホニトリル用
及び線状ホスファゼン塩基用溶媒の存在下で行うことが
できる。適当な溶媒にはトルエンのような芳香族溶媒が
含まれる。
【0018】アミンはその塩の形態、例えばジメチルア
ミン塩酸塩の形態で添加できるが、これは余り一般的で
ない溶媒が必要になることから、通常好ましくない。
【0019】アミンはその金属アミドの形態であること
もできる。例えばアミンをアルカリ金属またはアルキル
アルカリ金属化合物、特にn−ブチルリチウムのような
アルキルリチウム化合物と反応させて金属アミドを造る
ことができる。ハロゲン化ホスホニトリルとの反応後に
ハロゲン化アルカリ金属を濾過により除去することがで
きる。
【0020】式(1)による線状イオン性ホスファゼン
塩基触媒中の基Rは前記第2級アミンR2NHから由来
する。各N原子上の2個のR基は同一でも異なつていて
もよく、例えば第2級アミンはメチルエチルアミンであ
ることができる。ホスファゼン塩基中のNR2基は通常
互いに同じである。しかし第2級アミンの混合物を使用
すればNR2基は異なるものであることができる。
【0021】このようにして生成した線状ホスファゼン
物質は通常ハロゲン化ホスホニトリルから由来したアニ
オンZ-、例えばCl-またはPCl6 -をもつ塩の形態で
ある。これらの塩は好適にはイオン交換反応により(好
適にはイオン交換樹脂上を通すことにより)処理して上
記アニオンを塩基性求核剤X-で置換することにより)
より強い塩基性の塩基を形成する。対イオンは好適には
ヒドロキシル(水酸化物)、25個までの炭素原子をも
つアルコキシ基(アルコキシド)またはシラノレ−ト、
フツ化物、炭酸塩または重炭酸塩である。ホスファゼン
は好適にはこれをイオン交換装置に通す前に適当な媒体
に分散させる。適当な媒体には水、アルコ−ル及びそれ
らの混合物がある。
【0022】本発明によるシロキサンの重合反応は平衡
重合反応、環式シロキサンの開環重合反応及びシロキサ
ン中に存在することができるシラノ−ル基或は例えばア
ルコキシ基のような珪素原子に結合した加水分解可能基
の加水分解により重合反応のその場で生成することがで
きるシラノ−ルの縮合に基づく縮重合を含む。
【0023】開環重合用の原料物質は(環式シロキサン
としても知られる)シクロシロキサンである。有用な環
式シロキサンは周知であり、商業的に入手できる物質で
ある。環式シロキサンは一般式(R3 2SiO)mで表わ
され、ここにR3は水素原子、8個までの炭素原子をも
つ適宜置換されたアルキル基、アルケニル基、アリ−ル
基、アルカリ−ル基またはアラルキル基であり、mは3
〜12個の値おもつ整数を表わす。R3は置換されてい
てもよく、例えばフツ素原子または塩素原子のようなハ
ロゲン原子で置換されていてもよい。アルキル基は例え
ばメチル基、エチル基、n−プロピル基、トリフルオロ
プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基及びt−
ブチル基であることができる。アルケニル基は例えばビ
ニル基、アリル基、プロペニル基及びブテニル基である
ことができる。アリ−ル基及びアラルキル基は例えばフ
ェニル基、トリル基及びベンゾイル基であることができ
る。好適な基はメチル基、エチル基、フェニル基、ビニ
ル基及びトリフルオロプロピル基である。好適には、全
3基の少なくとも80%がメチル基またはフェニル基
であり、最も好適にはメチル基である。実質上すべての
R3基がメチル基であるのが最も好適である。mの値は
好適には3〜6であり、4または5が最も好適である。
適当な環式シロキサンの例はオクタメチル シクロテト
ラシロキサン、デカメチル シクロペンタシロキサン、
シクロペンタ (メチルビニル)シロキサン、シクロテ
トラ (フェニルメチル)シロキサン及びシクロペンタ
メチルハイドロジェンシロキサンである。商業的に入手
できる1つの特に好適な物質はオクタメチルシクロテト
ラシロキサンとデカメチルシクロペンタシロキサンとの
混合物である。
【0024】平衡重合用の原料物質は上記したような環
式シロキサン及び/または一般式R′aSiO
4-a/2(2)(R′は水素原子、1〜18個の炭素原子
をもつ炭化水素基、1〜18個の炭素原子をもつ置換さ
れた炭化水素基または18個までの炭素原子をもつ炭化
水素オキシ基であり、aは1〜3、好適には1.8〜2.
2の平均値をもつ)で表わされる単位をもつ任意のポリ
ジオルガノシロキサン物質である。好適にはポリジオル
ガノシロキサンはポリジアルキルシロキサンであり、最
も好適にはポリジメチルシロキサンである。これらのシ
ロキサンは好適には一般式R″3SiO1/2(R″はR′
またはヒドロキシル基である)で表わされるシロキサン
基で末端封鎖された実質上線状物質である。
【0025】シラノ−ル含有シロキサンの縮合反応用原
料物質は珪素に結合したヒドロキシル基または縮合反応
中その場でシラノ−ル基を形成できるアルコキシ基のよ
うな加水分解可能基をもつオルガノポリシロキサンであ
る。これらの原料物質には例えば下記一般式(3)をも
つオルガノポリシロキサンを含む。
【0026】
【化7】
【0027】上記一般式(3)において、R3は水素原
子または8個までの炭素原子をもつ適宜置換されたアル
キル基、アルケニル基、アリ−ル基、アルカリ−ル基ま
たはアラルキル基を表わし、各R4は好適には1〜18
個の炭素原子をもつ1価の炭化水素基または好適には1
〜18個の炭素原子をもつハロゲン化炭化水素基を表わ
し、tは少なくとも2の値をもつ整数である。好適には
4は1〜6個の炭素原子をもつアルキル基、より好適
にはメチル基である。tの値は好適にはオルガノポリシ
ロキサンの平均粘度が25°Cで200mm2/秒以下
となる値である。
【0028】末端珪素に結合したヒドロキシル基をもつ
オルガノポリシロキサンは周知であり、商業的に入手で
きる。好適なオルガノポリシロキサンは各末端基に珪素
原子に結合した1個のヒドロキシル基をもち、R4基の
少なくとも80%はメチル基であるものである。本発明
の触媒を使用する重合法において反応剤として使用する
のに適したオルガノポリシロキサンにはヒドロキシジオ
ルガノシロキサン末端単位をもつポリジオルガノシロキ
サン、例えばヒドロキシジメチルシロキサン末端封鎖ポ
リジメチルシロキサン、ヒドロキシジメチルシロキサン
末端封鎖ポリジメチルポリメチルフェニルシロキサン共
重合体;トリオルガノシロキサン末端封鎖ポリジメチル
シロキサン例えばトリメチルシロキサン末端封鎖ポリジ
メチルシロキサン;及び環式ポリジオルガノシロキサン
例えばポリジメチルシクロシロキサンがある。
【0029】従って、本発明による方法は一般式R′aSi
O4-a/2(2)で表わされる単位をもつオルガノポリシロ
キサンを製造するのに有用である。上記(2)式におい
てR′およびaの意義は先に述べた通りである。好適に
は全R′基の少なくとも80%がアルキル基またはアリ
−ル基で、より好適にはメチル基である。最も好適には
実質上全R′基はアルキル基またはアリ−ル基、特にメ
チル基である。オルガノポリシロキサンは好適には末端
封鎖単位以外の実際上全部の単位についてaの値は2で
あるオルガノポリシロキサンであり、このシロキサンは
一般式R″(R′2SiO)pSiR′2R″(3)(R′及びR″は
上述べたのと同じ意義をもち、pは整数である)で表わ
される実質上線状重合体である。しかし、aの値がゼロ
または1である単位が少量存在することも可能である。
連鎖中にこのような単位をもつ重合体は少量の分枝鎖を
もつであろう。好適にはR″はヒドロキシル基またはア
ルキル基またはアリ−ル基、例えばメチル基またはフェ
ニル基である。本発明の触媒を使用する方法によつて製
造されたオルガノポリシロキサンの粘度は本発明方法で
使用する条件及び原料物質に依存して25°Cで100
0〜幾百万mm2/秒の範囲である。
【0030】本発明方法は液状シロキサン重合体及び例
えば1×106〜100×106の高分子量のガムを含む
全範囲のシロキサン重合体を造るのに使用できる。シリ
コ−ン重合体のこの高分子量は末端基の濃度により齎さ
れ、添加した末端基の不在においては触媒濃度により決
定される。本発明で使用する触媒は低触媒濃度でも合理
的な時間で重合体の形成を可能にするのに充分な活性を
もつ。
【0031】本発明によるホスファゼン塩基触媒はシク
ロシロキサンの重量に基づいて非常に低濃度(2〜500pp
m)で使用した時に中位の温度〜低い温度(20〜17
0°C)においてさえ非常に高分子量(1,000,000〜10
0,000,000)をもつ重合体を非常に迅速に(10秒〜8
時間)で製造することを本発明者らは見出した。重合体
の分子量の変化は重合反応中に反応混合物の試料を採取
し、採取した各試料を透過クロマトグラフィにより検査
して分子量を決定する。重合に必要な触媒濃度が非常に
低いために非常に高分子量の重合体を製造でき、生成す
る重合体の分子量は末端基の濃度(これは触媒の濃度に
等しい)に依存するという結果が得られた。しかし、本
発明者らは2ppmのような非常に低濃度の触媒では得
られる分子量は反応時間と共に大きくなることを見出し
た。これはこの分子量の増大過程が触媒の拡散により制
限され、触媒の拡散がこれらの高分子量重合体において
は非常に遅いからである。
【0032】高分子量ガムに対する別法として、本発明
による方法は25°Cで例えば1〜150,000mm2/秒の粘度
範囲のシリコ−ン油を製造するために平衡重合反応を使
用できる。所望の分子量の重合体を得るように計算した
末端封鎖剤の割合で末端封鎖剤を添加する。適当な末端
封鎖剤は例えばポリシロキサン、特に160以上の分子
量範囲の線状ポリシロキサン、更に詳しくは一般式MDxM
(Mは(CH3)3SiO1/2、Dは-Si(CH3)2O2/2−、及びxは0
〜20の値をもつ)で表わされるポリジメチルシロキサ
ンである。末端封鎖基は1個またはそれ以上のヒドロキ
シル基、ビニル基または水素原子のような官能基をもつ
ことができる。水もヒドロキシル基を導入するための末
端封鎖剤として働く。末端封鎖剤の使用は、重合の完了
前に重合反応を停止させるような他の制御方法よりも、
製造されたシロキサン重合体の分子量及び多分散性のよ
り良好な制御を与えることを見出した。
【0033】本発明の触媒は重合操作において反応剤と
して使用されるオルガノシロキサンの全重量に基づいて
1〜500重量ppmの濃度で使用できる。5〜150
重量ppmが好適に使用でき、5〜50ppmが最も好
適である。本発明方法で使用する触媒の量は原料オルガ
ノシロキサンと触媒とが接触する温度が高くなると減少
できる。本発明方法は室温または250°Cのような高
温、或は300°Cまたはそれ以上の温度でさえ実施で
きる。好適な温度範囲は50〜170°Cである。
【0034】重合は塊状重合で、或は溶媒の存在下で実
施できる。適当な溶媒は液体炭化水素またはシリコ−ン
油である。ホスファゼン塩基触媒はトルエンのような溶
媒中に希釈でき、或はポリジオルガノシロキサンのよう
なシリコ−ン油に分散できる。
【0035】重合反応は環境温度或は加熱下で行うこと
ができる。加熱、例えば100°Cまたはそれ以上への
加熱が以下に記載するように触媒の活性が低下してきた
時に適当である。重合に要する時間は選択した系中の触
媒の活性及び所望の重合体生成物に依存する。減速剤の
不在下ではホスファゼン塩基触媒はオクタメチルシクロ
テトラシロキサンのようなシクロシロキサンを数秒以内
に高分子量ポリシロキサンガムに転化するのに充分に活
性である。
【0036】所望の重合体が形成されたら、触媒を中和
して生成物を安定化し更なる反応の進行を阻止すること
が通常望ましい。適当な中和剤は酢酸、リン酸シリル、
ポリアクリル酸、塩素置換シラン、ホスホン酸シリルま
たは二酸化炭素のような酸である。
【0037】空気は触媒溶液と極めて迅速に反応して混
濁した物質を生成し、これは最後には不溶性の液相にな
ることを本発明者らはホスファゼン塩基触媒の調製中に
見出した。これは触媒とCO2との反応により炭酸塩を
生成するためであると考えられる。本発明者らはまた、
触媒のこの失活は加熱により、不活性ガスでパ−ジイン
グすることにより、或は反応混合物を減圧下に曝すこと
により逆転できることも見出した。このことは重合反応
を減速或は制御することを可能となすものである。この
ことは、触媒の活性を低減してない時は反応は極めて迅
速に進行することに鑑みて、特に有利である。これらの
反応において使用する触媒の濃度は非常に低濃度(1〜
100ppmのような低濃度であることができる)であ
るから、CO2との反応は反応を制御して再現性ある結
果を得る考慮を払う必要がある。
【0038】本発明者らはまた、シロキサンとホスファ
ゼン塩基触媒との混合物を空気及び/またはCO2 に露
出するか、或は大量の水にさらすことにより重合を抑制
できることも見出した。その場合、単に空気及び/また
はCO2を除くか、或は水を除く[例えば混合物を加熱
(例えば100〜170°Cに数秒間加熱)することに
より]ことにより重合を開始“(指令重合(command pol
ymerisation)”できる。
【0039】さて、本発明を明瞭にするために下記の多
数の実施例を掲げる。文中に部及び%とあるのは他に記
載がなければすべて重量部及び重量%であり、全ての粘
度は25°Cで与えられた粘度である。
【0040】
【実施例】合成例1 I.線状塩化ホスホニトリルの合成 五塩化リン(0.23モル)を滴下ロ−ト、温度計及び
コンデンサ−を備えた3頚フラスコに装入した。このフ
ラスコに無水トルエンを添加し、フラスコの中身を−5
0°Cに冷却した。ヘキサメチルジシラザン(HMD
Z)(0.191モル)を滴加し、添加し終つたらフラ
スコの中身を放置して室温にし、そこで中身を反応温度
の120°Cで2時間還流させた。次いで溶媒を減圧下
で除去し、固体残さを窒素下で貯蔵した。NMR分析は
残さ物質が下記の平均構造をもつことを示した:(Cl3P
-N-(P=NCl2)1.8-PCl3)+(PCl6)- 。表1は線状塩化ホス
ホニトリルの構造が実験条件(HMDZの添加温度、反応温
度及び反応時間)によりどのように造られるかを示す。
【0041】
【表1】
【0042】II.水酸化ポリアミノホスファゼニウの
合成 トルエン及び線状塩化ホスホニトリル(例Iからの0.
023モル、平均n=1.8)を温度計、コンデンサ−
及び滴下ロ−トを備えた3頚フラスコに装入した。反応
混合物を−50°Cに冷却し、これにトリエチルアミン
とピロリジンとの混合物(各々0.28モルづつ)を滴
加した。次いで反応混合物を放置して室温に加温し、室
温に達したら反応負混合物を約60°Cに40時間まで
の期間加熱した。得られた橙色の溶液を濾過して塩化ト
リエチルアンモニウムを除去し、次いでトルエンで洗浄
した。トルエンを次いで減圧下に除けば橙色の油が得ら
れた。この油を次いで蒸留水+メタノ−ル(1:1)中
に分散し、塩基性(OH-)アニオン交換樹脂を通し、
次いで水及びメタノ−ルを減圧下に除去すれば塩基性油
が約90%の収率で得られた。この油は式(1)のホス
ファゼン塩基(R2Nはピロリジン基で、平均n=1.
8)であつた。
【0043】合成例2 モデル化合物 水酸化1,1,1,3,3,5,5,5−オクタ
ピロリジニウムホスファベンゼニウムの合成 既知の操作を使用して合成したCl3PNPCl2O (0.092モル)
と(Cl3PNPCl3)+(PCl6) -(0.092モル)とを攪拌器、温度
計及びコンデンサ−を備えた3頚フラスコに装入し、こ
れに1,2,4−トリクロルベンゼンを添加し、生成した
混合物を195°Cに30時間までの時間加熱した。得
られた粗製生成物をテトラクロルエタンに溶解し四塩化
炭素を繰り返し添加して沈殿させ、白色の生成物が得ら
れた。次いで、これを石油エ−テルで洗浄し減圧下で乾
燥した(収率65%)。水酸化ホスファゼニウムへの転
化は得られた結晶質物質を蒸留水+メタノ−ル(1+
1)に分散し、塩基性(OH)アニオン交換樹脂を通す
ことにより行つた。次いで、水及びメタノ−ルを減圧下
で除いた。
【0044】重合実施例1:α,ω−シラノ−ル末端停
止ポリジメチルシロキサン(11,046ppm OH; 75.8mm2
/秒)を反応容器に装入し、これを110ppmの線状
水酸化ポリアミノホスファゼニウム触媒(Py3-N-(P=NPy
21.8-PPy3+ OH-(Pyは合成例1で調製したピロリ
ジン)の存在下、減圧(40ミリバ−ル)下に100°
Cに加熱した。15分間の反応時間後に25°Cで約16
6,000csの粘度をもつ重合体(非揮発分含量90.6
%)が得られた。残留シラノ−ルは314.5ppmで
あると測定された。
【0045】重合実施例2:シラノ−ル末端停止ポリジ
メチルシロキサン(11,046ppmOH;75.8cs)
を反応容器に装入し、これを重合実施例1で使用した線
状水酸化ポリアミノホスファゼニウム触媒110ppm
の存在下、減圧下(40ミリバ−ル)で100°Cに加
熱した。20分間の反応後に約44,000csの粘度をもち
91.1%不揮発分含量(NVC)を含む重合体が得ら
れた。残存シラノ−ルは278.9ppmと決定され
た。
【0046】重合実施例3:シラノ−ル末端停止ポリジ
メチルシロキサン(粘度14mm2/秒)とシクロジメ
チルシロキサンとの50/50混合物(96.1g)と
ポリジメチルシロキサン末端停止剤(25°Cで粘度5
mm2/秒)(3.9g)とを反応容器中で混合し、得ら
れた反応混合物を150ミリバ−ルの圧力下で100°
Cに加熱した。その温度で合成例1で調製した水酸化ポ
リアミノホスファゼニウムの混合物含有ホスファゼン塩
基触媒(330ppm)を添加した。2時間後に反応混
合物を冷却し、中和してから強減圧下、145°Cで1
時間ストリッピングした。最終生成物は25°Cで71
8mm2/秒の粘度をもち、不揮発分含量は90.6%で
残存シラノ−ルは115ppmであつた。
【0047】重合実施例4〜10 xグラムのオクタメチルシクロテトラシロキサンと、y
グラムのポリジメチルシロキサン末端停止剤(粘度10
0mm2/秒の液体、水分含量約60ppm)とを窒素
雰囲気下の反応容器に入れ、得られた反応混合物を10
0°Cに加熱して減圧下(600ミリバ−ル)で30分
間保つて溶解しているCO2を除去した。次いで、反応
混合物を窒素雰囲気下に置き、t°Cに加熱してからz
ppmの水酸化1,1,1,3,3,5,5,5−オクタピロ
ジジニウムホスファゼニウムを添加した。n 分後に反
応混合物を中和すれば不揮発分含量がNVC%の重合体
が得られた。揮発分除去後に約ηmm2/秒の粘度をも
つ重合体が最終不揮発分含量(NVC%)で得られた。
x、y、z、n、η、NVC及び最終NVCを表2に記
載する。
【0048】
【表2】
【0049】重合実施例11:シラノ−ル末端停止ポリ
ジメチルシロキサン(粘度60mm2/秒)(57.3
g)、オクタメチルシクロジシロキサン(38.8g)
及びポリジメチルシロキサン末端停止剤(粘度5mm2
/秒)(3.9g)を反応容器中で混合した。これらの
反応剤を減圧下で130°Cまで加熱し、その温度で水
酸化1,1,1,3,3,5,5,5−オクタピロジジニウム
ホスファゼニウム触媒(110ppm)を添加した。3
0分後に反応混合物を放冷し、反応混合物を化学量論量
的に過剰量のビス(ジメチルビニルシリル)ビニルホス
ホネ−トで中和した。ストリップ処理前の重合体は8
7.8%の不揮発分含量(NVC)を含み、145°C
で1時間ストリッピング後に粘度が773mm2/秒
で、99.5%の不揮発分含量をもつ最終生成物が得ら
れた。
【0050】重合実施例12:シラノ−ル末端停止ポリ
ジメチルシロキサン(粘度60mm2/秒)(83.4
g)、低シラノ−ル末端停止ポリジメチルシロキサン
(粘度14mm2/秒)とシクロジメチルシロキサンと
の50/50混合物(12.7g)とポリジメチルシロ
キサン末端停止剤(粘度5mm2/秒)(3.9g)とを
反応容器中で混合し、得られた反応混合物を減圧下(4
00ミリバ−ル)で130°Cに加熱し、その温度で水
酸化1,1,1,3,3,5,5,5−オクタピロジジニウム
ホスファゼニウウム触媒(110ppm)を添加した。
5分後にシラノ−ル分析用に試料を採取した(160p
pm −OH)。1時間後に化学量論量的に過剰量の中
和剤のビス−(ジメチルビニルシリル)ビニルホスホネ
−トを加え、得られた混合物を30分間攪拌した。14
5°Cで1時間ストリッピング後に粘度420mm2
秒、不揮発分含量97%の最終生成物が得られた。
【0051】合成例3:P3+〜P11+の品種の混合
物を含有する合成例1.Icで得られた線状塩化ホスホ
ニトリル(0.030モル)とトルエンとを温度計、コ
ンデンサ−及び滴下ロ−トを備えた3頚フラスコに装入
し、得られた反応混合物を−20°Cに冷却し、この反
応混合物を通してジメチルアミンを1時間泡出させた。
その後で反応混合物を放置して室温に加温した後、窒素
雰囲気下で更に24時間攪拌した。次いで、反応混合物
を濾過し、濾液をトルエン50mlで洗浄し、溶媒を減
圧下で除去すればワツクス状生成物が得られた。
【0052】この生成物(3×10-3モル)を水(10
ml)に溶解し、還流温度に加熱してから水酸化ナトリ
ウム水溶液(0.019モル)を添加し、添加後反応混
合物を還流温度に更に3時間保ち、次いで反応混合物を
室温に冷却し、水(100ml)及びヘキサン(100
ml)で洗浄した。生成物を次いで減圧下に置いて溶媒
及び水残留物を除けば水酸化ポリ(ジメチルアミノ)ホ
スファゼニウムが約35%の全収率で得られた。
【0053】合成例4: I.線状塩化ホスホニトリルの合成 五塩化リン(0.03モル)、塩化アンモニウム(0.0
15モル)及びジクロルベンゼン(30ml)を温度計
とコンデンサ−とを備えた3頚フラスコに装入した。次
いで得られた反応混合物を窒素下で12時間還流温度に
加熱し、加熱後減圧下でジクロルベンゼンを除けばP3
+に富みP4+を含有する線状ホスホニトリルを生じた。
【0054】II.塩化ポリアミノホスファゼニウムの
合成 合成例4.Iの線状塩化ホスホニトリル(例add2aからの
0.030モル)とトルエンとを攪拌器、コンデンサ−
及び温度計を備えた3頚フラスコに装入し、得られた反
応混合物を−20°Cに冷却し、この反応混合物を通し
てジメチルアミンを1時間泡出させ、その後で反応混合
物を放置して室温に加温した後窒素下で更に3時間攪拌
した。次いで反応混合物を濾過し、濾液をトルエン50
mlで洗浄し、次いで溶媒を減圧下に除去すれば淡黄色
の油が得られた。
【0055】III.水酸化ポリアミノホスファゼニウ
ムの合成 合成例4.IIからの油を蒸留水+メタノ−ル(1:
1)に分散し、塩基性(OH)アニオン交換樹脂に通し
た。水及びメタノ−ルを減圧下で除去すれば塩基性油が
約93%の収率で得られた。
【0056】合成例5: I.塩化ポリアミノホスファゼニウムの合成 合成実施例4.Iの線状塩化ホスホニトリル(0.030
モル)とトルエンとを攪拌器、コンデンサ−、温度計及
び滴加ロ−トを備えた3頚フラスコに装入し、得られた
反応混合物を−50°Cに冷却し、それにトリエチルア
ミンとピロリジンとの混合物(各々0.032モルづ
つ)を滴加した。得られた反応混合物を放置して室温に
加温した後それを約60°Cに40時間までの間加熱し
た。得られた橙色の溶液を濾過して塩化トリエチルアン
モニウムを除き、トルエンで洗浄し、トルエンを減圧下
で除去すれば橙色の油が得られた。
【0057】II.水酸化ポリホスファゼニウムの合成 上記油を蒸留水+メタノ−ル(1:1)に分散し、塩基
性(OH-)アニオン交換樹脂に通した。水及びメタノ
−ルを次いで減圧下で除去すれば水酸化ポリピロリジノ
ホスファゼニウムが約93%の収率で得られた
【0058】合成例6: フツ化ポリアミノホスファゼニウム 合成例5.Iで調製した線状塩化ポリアミニホスファゼ
ニウム(0.0058モル)、メタノ−ル(5ml)及
びテトラフルオロホウ酸ナトリウムをコンデンサ−と温
度計とを備えた3頚フラスコに装入し、得られた反応混
合物を次いで還流温度に2時間加熱し、次いで得られた
溶液を濾過し、溶媒を減圧下で除去すれば線状ポリアミ
ノホスファゼニウムテトラフルオロボレ−ト複合体が得
られた。
【0059】線状ポリアミノホスファゼニウムテトラフ
ルオロボレ−ト複合体(0.002モル)を温度計及び
コンデンサ−を備えた3頚フラスコに装入し、これにメ
タノ−ル(2ml)とフツ化カリウム(0.004モ
ル)とを添加し、得られた反応混合物を室温で2時間攪
拌した。得られた溶液を次いで濾過し、溶媒を減圧下で
除去すれば所望のフツ化ポリピロジノホスファゼニウム
が得られた。
【0060】合成例7:合成例4.IIの線状塩化ポリ
アミノホスファゼニウム(0.00327モル)を温度
計及びコンデンサ−を備えた3頚フラスコに装入し、こ
れにジメチルスルホキシド(DMSO)(6ml)とカ
リウムトリメチルシラノレ−ト(0.00327モル)
とを添加し、得られた反応混合物を60°Cで2時間攪
拌し、DMSOを減圧下で除去し、残さをジクロロメタ
ン(10ml)に溶解した後生成した溶液を濾過した。
次いで溶媒を濾液から減圧下に除去すれば所望のポリ
(ジメチルアミノ)ホスファゼニウムトリメチルシラノ
レ−ト生成物が得られた。
【0061】合成例8:合成例7の方法を合成例5.I
の線状塩化ポリアミノホスファゼニウムを使用して繰り
返してポリピロジノホスファゼニウムトリメチルシラノ
レ−トを得た。
【0062】合成例9:合成例5.Iの線状塩化ポリア
ミノホスファゼニウム(0.0010モル)を温度計及
びコンデンサ−を備えた3頚フラスコに装入し、これに
DMSO(5ml)とナトリウムメトキシド(0.00
19モル)とを添加し、得られた反応混合物を室温で2
0時間攪拌した。次いでDMSOを減圧下で除去し、残
さをメタノ−ル(20ml)に溶解した後、生成した溶
液を濾過して溶媒を濾液から減圧下に除去すれば所望の
ポリピロリジノホスファゼニウムメトキシド生成物が得
られた。
【0063】重合例13:オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン90gと線状ポリジメチルシロキサン油末端停
止剤(粘度100mm2/秒、水分含量約60ppm)
10gとを窒素雰囲気下の反応容器に装入し、得られた
反応混合物を100°Cに加熱し、30分間減圧下(6
00ミリバ−ル)に保ち、溶解しているCO2を除い
た。次いで反応混合物を窒素雰囲気下に置き、150°
Cに加熱した後で合成例7の線状ポリアミノホスファゼ
ニウムトリメチルシラノレ−ト50ppmを添加した。
60秒後に反応混合物を中和すれば不揮発性含量(NV
C)が86.5%の重合体が得られ、その揮発分を除去
すれば粘度約8,200mm2/秒、最終不揮発分含量97.9
%の重合体が得られた。
【0064】重合例14:オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン90gとポリジメチルシロキサン末端停止剤
(粘度100mm2/秒の油、水分含量約60ppm)
10gとを窒素雰囲気下の反応容器に装入し、得られた
反応混合物を100°Cに加熱し、30分間減圧下(6
00ミリバ−ル)に保つて溶解しているCO2を除い
た。次いで反応混合物を窒素雰囲気下に置き、150°
Cに加熱した後で合成例6の線状フツ化ポリアミノホス
ファゼニウム50ppmを添加した。60秒後に反応混
合物を中和すればNVC86.5%の重合体が得られ、
その揮発分を除去すれば粘度約10,223mm2/秒、
最終NVC96.4%の重合体が得られた。
【0065】重合例15:シラノ−ル末端停止ポリジメ
チルシロキサン(粘度14mm2/秒)(70g)とシ
クロジメチルシロキサン(25g)とポリジメチルシロ
キサン末端停止剤(25°Cでの粘度10mm2/秒)
(5g)とを反応容器中で混合し、得られた反応混合物
を500ミリバ−ルの圧力下で135°Cに加熱し、そ
の温度で合成例7の線状ポリアミノホスファゼニウムト
リメチルシラノレ−ト(200ppm)を添加し、15
分後に反応混合物を冷却し、中和した後で強減圧下、1
60°Cで1時間ストリッピングした。最終生成物は2
5°Cで1288mm2/秒の粘度と96.90%の不揮
発分含量(NVC)と85.7ppmの残存シラノ−ル
含量とを含むものであつた。
【0066】重合例16:シラノ−ル末端停止ポリジメ
チルシロキサン(粘度14mm2/秒)(70g)とシ
クロジメチルシロキサン(25g)とポリジメチルシロ
キサン末端停止剤(25°Cでの粘度10mm2/秒)
(5g)を反応容器中で混合し、得られた反応混合物を
600ミリバ−ルの圧力下で135°Cに加熱し、その
温度で合成例6の線状フツ化ポリアミノホスファゼニウ
ム(180ppm)を添加し、15分後に反応物を冷却
し、中和した後で強減圧下、160°Cで1時間ストリ
ッピングした。最終生成物は25°Cで705mm2
秒の粘度と99%のNVCと104ppmの残存シラノ
−ル含量とを含むものであつた。
【0067】重合例17:シラノ−ル末端停止ポリジメ
チルシロキサン(粘度14mm2/秒)(25g)、シ
クロジメチルシロキサン(70g)及びポリジメチルシ
ロキサン末端停止剤(25°Cでの粘度10mm2
秒)(5g)を反応容器中で混合し、得られた反応混合
物を600ミリバ−ルの圧力下で130°Cに加熱し、
その温度で合成例8の線状ポリピロリジノホスファゼニ
ウムトリメチルシラノレ−ト(360ppm)を添加
し、30分後に反応混合物を冷却し、中和した後で強減
圧下、160°Cで1時間ストリッピングした。最終生
成物は25°Cで1107mm2/秒の粘度と97.6%
のNVCと60.3ppmの残存シラノ−ル含量を含む
ものであつた。
【0068】合成例10:線状塩化ホスホニトリル[Cl3
PNCl2PNPCl3]+PCl6 -(2.16×10-3モル)とトルエ
ンとを3頚フラスコに装入し、次いで窒素雰囲気下でジ
クロロベンゼン(15ml)を添加し、反応器を−15
°Cに冷却し、トリエチルアミン(0.078モル)を
添加後ジクロロベンゼン(35ml)中ジメチルアミン
塩酸塩(0.039モル)の溶液を添加した。次いで得
られた反応混合物を150°Cで24時間加熱攪拌した
後、反応混合物を冷却し、次いで濾過し、その後で溶媒
を減圧下で除去した。過剰のDOWEX 550A OH 樹脂上で溶
離液としてメタノ−ルを使用して塩基を遊離させた。水
酸化ポリ(ジメチルアミノ)ホスファゼニウムの全収率
は90%以上であつた。
【0069】重合実施例18:オクタメチルシクロテト
ラシロキサン90gとポリジメチルシロキサン末端停止
剤(粘度100mm2/秒の液、水分含量約60pp
m)10gとを窒素雰囲気下の反応容器に装入し、得ら
れた反応混合物を100°Cに加熱し、30分間減圧下
(600ミリバ−ル)に保つて溶解しているCO2を除
いた。次いで反応混合物を窒素雰囲気下に置き、150
°Cに加熱した後で合成例10の線状水酸化ポリジメチ
ルアミノホスファゼニウム100ppmを添加した。3
00秒後に反応混合物を中和すればNVCが86.8%
の重合体が得られ、揮発分を除去すれば粘度約9,80
0mm2/秒、最終NVC98.9%の重合体が得られ
た。
【0070】合成例11:3頚フラスコにピロリジン
(0.0448モル)と無水ジクロロメタン(30m
l)とを装入し、このフラスコを−70°Cに冷却して
ヘキサン中N−ブチルリチウムの2.5モル溶液を滴加
した(0.0448モル)。得られた溶液をスポイトで
取出し−50°Cで[Cl3PNCl2PNPCl3]+PCl6 -(2.6×
10-3モル)及び無水ジクロロメタン(20ml)を既
に装入してある第2のフラスコに添加した。得られた反
応混合物を1時間攪拌し、次いで2時間かけて徐々に室
温に加温した。塩化リチウム塩を濾過により除き、溶媒
を減圧下で除去した。
【0071】大量の1N KOH 溶液及び水でDOWEX G55 Cl
-樹脂を洗浄することにより用意した樹脂のカラム上で
塩基を遊離させ、メタノ−ルの溶液を溶離剤として使用
して、水酸化ポリピロリジノホスファゼニウムが90%
以上の全収率で得られた。
【0072】重合実施例19:オクタメチルシクロテト
ラシロキサン90gとポリジメチルシロキサン末端停止
剤(粘度100mm2/秒の液、水分含量約60pp
m)10gとを窒素雰囲気下の反応容器に装入し、得ら
れた反応混合物を100°Cに加熱し、30分間減圧下
(600ミリバ−ル)に保ち、溶解しているCO2を除
いた。次いで反応混合物を窒素雰囲気下に置き、150
°Cに加熱した後で合成実施例11の線状水酸化ポリピ
ロリジノホスファゼニウム100ppmを添加した。3
00秒後に反応混合物を中和すればNVCが85.9%
の重合体が得られ、その揮発分を除去すれば粘度約9,
780mm2/秒、最終NVC98.7%の重合体が得ら
れた。
【0073】
【発明の効果】製法が複雑でなく、シロキサンの重合に
極めて活性な線状ホスファゼン塩基の製法が提供でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン・ド・ラ・クロ・アビマナ ベルギー国、7090 ブレーヌ・ル・コト、 ショス・デコシン 199ベー (72)発明者 エイヴリル・イー・サージェナー イギリス国、カーディフ・シーエフ23・8 ピービー、ゲートサイド・クローズ 7、 ウエストウェイ (72)発明者 リチャード・ジー・テイラー イギリス国、バリー・シーエフ63・8エイ チティ、セイント・ポールズ・アベニュー 11 (72)発明者 ダヴィド・エグラン イギリス国、バリー・シーエフ63・2ワイ エル、カーディフ・ロード、ケア・オブ・ ダウ・コーニング・リミテッド

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状ハロゲン化ホスホニトリル化合物を
    2級アミンもしくは2級アミンの塩またはその金属アミ
    ドと反応させてアミン化ホスファゼン物質を造り、次い
    でイオン交換反応によりアミン化ホスファゼン物質のア
    ニオンを求核剤で置換することを特徴とする線状ホスフ
    ァゼン塩基触媒の製法。
  2. 【請求項2】 下記の式で表わされる塩化ホスホニトリ
    ル (Cl3P=N−(Cl2P=N)n−PCl3+- (式中、nは1〜10で、Z−はCl-またはPCl6-
    アニオンである)を式NR2(各Rは独立的に10個ま
    での炭素原子の炭化水素を表わすか、2個のRがN原子
    と複素環式基を形成する)で表わされる2級アミンと反
    応させ、得られたアミン化ホスファゼン物質を塩基性求
    核剤でイオン交換反応により処理して下記一般式 【化1】 (式中、X-は塩基性求核剤のアニオンを示す)で表わ
    される線状ホスファゼン塩基触媒を造ることを特徴とす
    る請求項1記載の製法。
  3. 【請求項3】 2級アミンがジメチルアミン及びピロリ
    ジンから選ばれることを特徴とする、請求項1または請
    求項2記載の製法。
  4. 【請求項4】 アミン化反応を、交換したハライドイオ
    ンを捕捉できる物質の存在下で行うことを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか1項記載の製法。
  5. 【請求項5】 下記一般式(1) 【化2】 (式中、Rは10個までの炭素原子をもつ炭化水素基
    か、各N上の2個のR基がN原子と複素環式基を形成
    し、Xはアニオンで、nは1.2〜10の平均値をも
    つ)で表わされる線状ホスファゼン塩基触媒。
  6. 【請求項6】 Xがヒドロキシル基、25個までの炭素
    原子をもつアルコキシ基、シラノレ−ト基及びフツ化物
    基から選ばれることを特徴とする、請求項5記載の線状
    ホスファゼン塩基触媒。
  7. 【請求項7】 シロキサンを下記一般式(1) 【化3】 (式中、Rは独立的に10個までの炭素原子をもつ炭化
    水素基か、1個のN原子上の2個のR基がN原子と複素
    環式基を形成し、Xはアニオンを示し、nは1〜10の
    値をもつ)で表わされる線状ホスファゼン塩基触媒の存
    在下に重合させることを特徴とする。平衡重合及び/ま
    たは縮合によるシロキサンの重合方法。
  8. 【請求項8】 シロキサンがシクロシロキサンであり、
    重合を一般式MDxM(式中、Mは(CH3)3SiO1/2でDは-
    Si(CH3)2O2/2であり、xは0〜20の値をもつ)で表わ
    されるポリジメチルシロキサン末端停止剤か、1個のヒ
    ドロキシル基、ビニル基または水素官能基をもつポリジ
    メチルシロキサン末端停止剤の存在下で行うことを特徴
    とする、請求項7記載の重合方法。
  9. 【請求項9】 シロキサンが珪素と結合したヒドロキシ
    ル基、または重合操作中にシラノ−ル基を生成できる加
    水分解可能な基をもつオルガノポリシロキサンであるこ
    とを特徴とする、請求項7または請求項8記載の重合方
    法。
  10. 【請求項10】 シロキサンが下記一般式(3) 【化4】 (式中、R3は水素原子、8個までの炭素原子をもつ適
    宜置換されたアルキル基、アルケニル基、アリ−ル基、
    アルカリ−ル基またはアラルキル基を示し、R4は同一
    または異なる基で、好適には1から18個までの炭素原
    子をもつ1価炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基で
    あり、tは少なくとも2の値をもつ)で表わされるオル
    ガノポリシロキサンであることを特徴とする請求項9記
    載の重合方法。
  11. 【請求項11】 触媒を重合操作中に反応剤として使用
    したシロキサンの全重量に基づいて1〜500ppmの
    濃度で使用することを特徴とする、請求項7〜10のい
    ずれか1項記載の重合方法。
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