JPH08302195A - シリコーンラテックスおよびその製造法 - Google Patents

シリコーンラテックスおよびその製造法

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JPH08302195A
JPH08302195A JP8107227A JP10722796A JPH08302195A JP H08302195 A JPH08302195 A JP H08302195A JP 8107227 A JP8107227 A JP 8107227A JP 10722796 A JP10722796 A JP 10722796A JP H08302195 A JPH08302195 A JP H08302195A
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ジェイ ジョフリー エリック
Daniel Trent Berg
トレント ベルグ ダニエル
Donald Taylor Liles
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Leon A Marteaux
アンドリュ マルティークス レオン
Andreas Thomas Franz Wolf
トーマス フランツ ウルフ アンドリース
Nick E Shephard
エバン シェパード ニック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】75%以上の固体分で最適の取扱特性を得るの
に増粘剤や他のレオロジー制御用添加物を要しない架橋
ポリシロキサンの水性分散系を提供することである。 【解決手段】縮合、付加又は遊離基反応を介して架橋す
ることができ、5000〜500,000mPa・sの
粘度を有するシロキサン重合体、重合体の混合物又は重
合体と溶媒の混合物、必要ならば100重量部のシロキ
サンを基準にして、0.1〜100重量部の架橋剤、お
よび必要ならば触媒の性質およびケイ素硬化方式に依存
して、0.000001〜10重量部の触媒、0.5〜
10重量部の界面活性剤又は界面活性剤および0.5〜
200重量部の水から成る架橋ポリシロキサン分散系。
任意に、接着促進剤、顔料、強化又は非強化用充てん
剤、シリコーン樹脂、安定剤、凍解添加物、等も該分散
系に添加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、増粘剤や他のレオ
ロジー調節用添加物を必要としないで75%以上の固体
分で最適の取扱性を得ることができる架橋ポリシロキサ
ンの水性分散系を与える。さらに、この分散系は乾燥時
に、優れたジュロメーター、引張りおよび伸び特性をも
ったエラストマーを生成する。
【0002】
【従来の技術】本発明の技術的背景は一般にEP−A2
0 463431;WO 94/09058;WO
94/09059およびUS−A 3,355,40
6;4,788,001;5,034,455;5,0
37,878;5,045,231または5,145,
907に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、レオ
ロジー改質剤を含まず、複数の架橋ポリシロキサン粒子
を有するシリコーンおよび該シリコーンラテックスの製
造法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明により、レオロジ
ー改質剤を含まず、複数の架橋ポリシロキサン粒子を有
するシリコーンラテックスが提供される。該シリコーン
ラテックスは少なくとも75重量%のシリコーン含量を
有し、かつ該シリコーンラテックスは、 (a)(イ)25℃で5000〜500,000mPa
・sの粘度を有するシロキサン重合体又は重合体の混合
物100重量部と、(ロ)100重量部までの架橋剤と
の架橋生成物であって、前記シロキサン重合体又は重合
体の混合物が次の一般式(1)で表される少なくとも1
つの重合体物質:
【化3】 X3−n−YO−(R1 2 SiO)−Y−R3−n (1) (式中のnは0、1、2又は3であり;zは500〜5
000の整数であり;Xは水素原子、ビニル基、ヒドロ
キシル基、縮合性基又は加水分解性基であり;YはSi
原子又はSi−(CH2 −SiR1 2 基(mは1〜
8である)であり;Rはそれぞれ、水素原子、脂肪族、
アルキル、アミノアルキル、ポリアミノアルキル、エポ
キシアルキル、アルケニル又は芳香族基から成る群から
選び;R1はそれぞれX、水素原子、脂肪族、アルキ
ル、アルケニルおよび芳香族アリール基から成る群から
選ぶ)を有する構成の前記架橋生成物; (b)界面活性剤0.5〜10重量部; (c)水0.5〜200重量部;および; (d)10重量までの触媒 から成る。
【0005】
【発明の実施の形態】その架橋ポリシロキサン分散系
は、縮合、付加又は遊離基反応によって架橋することが
でき、5000〜500,000mPa・sの粘度を有
するシロキサン重合体、重合体の混合物又は重合体と溶
媒の混合物;必要ならば、シロキサン重合体の100部
当り0.1〜100重量部の架橋剤;および、必要なら
ば、硬化系の性質によって0.000001〜10重量
部の触媒、0.5〜10重量部の界面活性剤又は界面活
性剤の混合物および0.5〜200重量部の水から成
る。任意に、該分散系に接着促進剤、顔料、補強又は非
補強用充てん剤、シリコーン樹脂、安定剤、凍解添加
物、等も添加することができる。該分散系は、少なくと
も1つのシリコーン重合体、解面活性剤および0.5〜
200重量部の水を十分なせん断応力下で少なくとも9
0%重合体固体分と0.1〜5μm、望ましくは0.2
〜2μmの粒径を有する特徴的な透明のゲル相を有する
高固体分の水中油形エマルシヨンを得るのに十分な時間
混合することによって生成される。必要ならば、架橋剤
および触媒、さらに任意の添加物をその高固体分透明ゲ
ル相に直接添加できるし、又それらはその透明ゲルを水
で希釈した後に添加して少なくとも75重量%の必要な
固体分を得ることかできる。或いはまた、架橋剤又は触
媒又はその両方、およびさらに任意成分をゲル相に乳化
させる前にその混合物に添加することができる。
【0006】いずれの場合にも、エマルシヨンを水で希
釈して少なくとも75重量%の固体分を得る前、乳化工
程前に高固体分のゲルを最初に生成することが重要であ
る。シリコーン重合体、水および界面活性剤、任意の架
橋剤および触媒を含有する高固体分の透明エマルシヨン
は貯蔵安定性であって、中間組成物として24ケ月まで
貯蔵できる。本発明においては、シリコーン相と界面活
性剤/水の相の粘度を一致させる必要がない。シリコー
ン相と界面活性剤/水の相の粘度は、2以上の係数まで
異なる、そしてその2相の粘度が1000の係数まで異
なるときに優れた結果が得られた。架橋ポリシロキサン
分散系は水の除去によってエラストマーに容易に転化さ
せる。
【0007】本発明は技術的に2、3の重要な進歩を果
たしている。第1に、高固体分のゲル相が高せん断と低
粒度分布を提供するから分散系の製造法が改善される。
第2に、本発明の分散系の製造法は、シリコーン重合体
相と水/界面活性剤の相の粘度を厳密に合わせる必要が
ない。これらの方法の利点は技術的に知られていなかっ
た。さらに、本発明は、ある種の充てん剤、特にアンモ
ニウム処理のコロイドシリカの添加によって生成エラス
トマーの物理的特性を変えると共に優れた熱安定性を得
ることができる。さらに、希釈されたゲルが75%以上
と高重合体固体分であるので、本組成物は増粘剤や他の
レオロジー改質剤を要することなく、必要な押出速度の
ような優れた取扱特性を得ることができる。増粘剤は分
散液をしばしば不透明して雲らせるから、増粘剤の不在
によって「透明な」シーラントの製造ができる。本発明
のもう一つの利点は、本法の多角性であって、ゲル相中
間体として高固体分の水中油形エマルシヨンの製造にお
いてシリコーン重合体、水、界面活性剤、任意の架橋剤
および触媒を混合することができる。そのゲル相中間体
は次に調製直後に使用できるし、又24ケ月まで貯蔵で
きる。次にその高固体分のゲルは水で希釈して75%以
上の固体分を有する分散液を生成する。そのゲルは、さ
らに別の成分を添加し、その分散液を必要な固体分に希
釈することによって処理することができる。最後に、本
発明は、広範囲の硬化化学で実施して優れた保存性、相
容性および低毒性の製品を作ることができる。
【0008】ここでの用語「シリコーン含量」はシリコ
ーン重合体、重合体の混合物および架橋剤の全重量を意
味する。用語「レオロジー改質剤」は、主に、ラテック
ス分散系のレオロジー特性を変えるために添加する増粘
剤のような組成物である。代表的なレオロジー改質剤
は、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、
ポリビニルピロリドン、アルカリ金属のポリアクリレー
ト、カラゲーナン、アルギネート、カルボキシメチルセ
ルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロースおよびキサンチン
ガムを含む。
【0009】本発明に使用されるシロキサン重合体また
は重合体の混合物は当業者には周知である。これらの重
合体は25℃で測定して5000〜500,000mP
a・sの粘度を有する。これらのシロキサン重合体は次
の一般式(1)によって記載される。
【0010】
【化4】 X3−nYO(R1 2 SiO)YR3−n (1) 但し、式中のは0、1、2又は3であり、は500
〜5000の整数、Xは水素原子、ビニル基、ヒドロキ
シル基、縮合性又は加水分解性基、YはSi原子又はS
i−(CH2 )m−SiR1 2 基(は1〜8の正整
数)である。Rは脂肪族、アルキル、アミノアルキル、
ポリアミノアルキル、エポキシアルキル、アルケニル又
は芳香族アリール基からなる群からそれぞれ選ぶ。R1
はX、水素原子、脂肪族、アルキル、アルケニルおよび
芳香族アリール基からなる群からそれぞれ選ぶ。
【0011】Xは水素原子、ビニル基、ヒドロキシル基
又は縮合性又は加水分解性基にすることができる。用語
「加水分解性基」は、ケイ素に結合して室温で水によっ
て加水分解される基を意味する。加水分解性基Xは水素
原子、F、Cl、Br又はIのようなハロゲン原子;式
−OY1 (Y1 は炭化水素又はハロゲン化炭化水素基、
例えばメチル、エチル、イソプロピル、オクタデシル、
アリル、ヘキセニル、シクロヘキシル、フエニル、ベン
ジル、β−フエニルエチルである)の基;炭化水素エー
テル基、例えば2−メトキシエチル、2−エトキシイソ
プロピル、2−ブトキシイソブチル、p−メトキシフエ
ニル又は−(CH2 CH2 O)2 CH3;又はジメチル
アミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、ジフエ
ニルアミノ又はジシクロヘキシルアミノのようなN,N
−アミノ基を含む。また、Xは、NH2 、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、メチルフエニルアミノ又はジシク
ロヘキシルアミノのようなアミノ基;式−ON=CM2
又は−ON=CM′(式中のMは一価の炭化水素又はハ
ロゲン化炭化水素基、例えば前記Y1 について示したも
の、M′は両方の原子価が炭素に結合している二価の炭
化水素基、例えばヘキシレン、ペンチレン又はオクチレ
ンである)のケトキシメ基;式−N(M)COM″
2 〔式中のMは前記Y1 について示したような炭化水素
基、M″は水素原子又はM基のいずれか〕のウレイド
基;式−OOCMM″(式中のM及びM″は前記定義の
通り)のカルボキシル基;又は式−NMC=O(M″)
(式中のM及びM″は前記定義の通り)のカルボン酸ア
ミド基にすることができる。また、Xは式−OSO
2 (OM)〔式中のMは前記定義の通りである〕のスル
フエートエステル基又はスルフエ−ト基;シアノ基;イ
ソシアネート基およびホスフェート基又は式−OPO
(OM)2 〔式中のMは前記定義の通り〕のホスフェー
トエステル基である。
【0012】本発明の最適の基はヒドロキシル基又はア
ルコキシ基である。アルコキシ基の例としては、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、
ペントキシ、ヘキソキシおよび2−エチルヘキソキシ;
メトキシメトキシ又はエトキシメトキシのようなジアル
コキシ基;およびエトキシフエノキシのようなアルコキ
シアリールオキシがある。最適の基はメトキシ又はエト
キシである。
【0013】Rは、脂肪族、アルキル、アミノアルキ
ル、ポリアミノアルキル、エポキシアルキル、アルケニ
ルおよび芳香族アリール基からなる群からそれぞれ選ぶ
が、メチル、エチル、オクチル、ビニル、アリルおよび
フエニル基が最適である。
【0014】R1 はX、水素原子、脂肪族、アルキル、
アルケニル、および芳香族基からなる基からそれぞれ選
ぶが、メチル、エチル、オクチル、トリフルオロプロピ
ル、ビニルおよびフエニル基が最適である。
【0015】式(1)のシロキサン重合体が1分子当り
平均2個以上の縮合性又は加水分解性基を有するときに
は、架橋重合体を生成させるために橋かけ剤を存在させ
る必要がない。むしろ異なるシロキサン分子上の縮合性
又は加水分解性基は相互に反応して必要な架橋をする。
【0016】本発明のシロキサン重合体は、前記式で表
される単一シロキサン、前記式で表されるシロキサンの
混合物又は溶媒と重合体の混合物である。用語「重合体
の混合物」は、これらの重合体又は重合体の混合物の全
てを含むことを意味する。
【0017】本発明のシロキサン重合体は、種々の分子
の混合体、例えば長鎖線状分子と短鎖線状分子又は分枝
分子の混合体にすることができる。これらの分子は相互
に反応して架橋網状構造を形成する。従来の架橋剤にと
って代ることができるかかるシロキサンは、低分子量の
有機ケイ素水素化物、例えばポリメチル水素シロキサ
ン;メチル水素シロキサンおよびジメチルシロキシ基、
−(OSi(OEt)2−、(エチルポリシリケー
ト)、(OSiMeC2 4 Si(OMe)3 4 およ
び(OSi(Me)ON=CR′2 4 (式中のMeは
メチル、EtはエチルそしてRは前に定義した通りであ
る)を含有する低分子量の共重合体によって例示され
る。
【0018】さらに、本発明のシロキサン重合体は、前
記式(1)のシロキサン重合体の混合体、例えばα−ω
−ヒドロキシシロキシを末端基とするシロキサンとα−
ω−ビス(トリオルガノシロキシ)を末端基とするシロ
キサンの混合体、α−ω−ヒドロキシシロキシを末端基
とするシロキサンとα−ヒドロキシ、ω−トリオルガノ
シロキシを末端基とするシロキサンの混合体、α−ω−
ジアルコキシシロキシを末端基とするシロキサンとα−
ω−ビス(トリオルガノシロキシ)を末端基とするシロ
キサンの混合体、α−ω−ジアルコキシシロキシを末端
基とするシロキサンとα−ω−ヒドロキシシロキシを末
端基とするシロキサンの混合体、α−ω−ヒドロキシシ
ロキシを末端基とするシロキサンとα−ω−ビス(トリ
オルガノシロキシ)を末端基とするポリ(ジオルガノ)
(水素オルガノ)シロキサン共重合体の混合体、等から
なる。本発明のシロキサン重合体は、前記式(1)のシ
ロキサン重合体と、次式 (CH3 3 Si1/2 : (“M”) (CH3 2 SiO : (“D”) CH3 SiO3/2 : (“T”) の反復単位の組合せからなり、0.1〜8%のヒドロキ
シル基を含有する液体の分枝メチルポリシロキサン重合
体(“MDT流体”)との混合体からなることもでき
る。これらの流体は、US−A3,382,205;
3,661,817;3,714,089;4,35
6,116;4,468,760;5,175,057
またはBE(ベルギー)−AO,887267に記載さ
れているように対応するクロロ−又はアコキシシランの
共加水分解によって調製される。得られる重合体の優れ
た物理的性質および接着性を得るために、添加するMD
T流体の割合は、式(1)の重合体の100重量部当り
50部以下、望ましくは1〜20重量部にすべきであ
る。本発明のシロキサン重合体は、式(1)のシロキサ
ン重合体と、次式の反復単位の組合せからなり、かつ
0.1〜8%のヒドロキシ基を含有する液体又は固体の
分枝メチルシロキサン重合体樹脂との混合体からなるこ
ともできる: (CH3 3 Si1/2 : (“M”) (CH3 2 SiO : (“D”) CH3 SiO3/2 : (“T”) SiO : (“Q”) これらの流体は、US−A 2,676,182;2,
441,320;4,707,531および5,07
0,175;EP−A 0,529,547又は0,5
35,687;DE(西ドイツ)−A4,124,58
8;JP−A 05,098,012又はWO93/2
3455に記載されているように対応するクロロ−又は
アルコキシシランの共加水分解によっても調製すること
ができる。MDTQ流体/樹脂は、式(1)の重合体の
100重量部当り50重量部以下、望ましくは1〜10
重量部の割合で添加して、得られる重合体の物理的性質
および接着性をさらに改善することができる。MDTQ
流体/樹脂は、MDT流体および式(1)の重合体と混
合することもできる。最後に、本発明のシロキサン重合
体は式(1)のシロキサン重合体と適当な有機溶媒の混
合体から成って、有機重合体と溶媒の混合体にすること
もできる。適当な有機溶媒は、US−A 4,147,
855又はDE−A2,802,170に開示されてい
るような有機リン酸塩エステル、例えばトリオレイルホ
スフェート、トリオクチルホスフェート又はテトラエチ
レングリコールモノラウリルエーテルホスフェート;ヘ
キサンのようなアルカン;ヘプタン;高級パラフインお
よび芳香族の溶媒、例えばトルエン又はベンゼンであ
る。これらの重合体溶媒の混合体は、MDT流体および
/またはMDTQ流体と共に式(1)の重合体に添加す
ることもできる。重合体又は重合体/溶媒の上記混合体
は全て、乳化前に成分を混合する又はそれら成分をそれ
ぞれ乳化して次に各エマルションを混合することによっ
て調製される。溶媒の量は1〜100重量部を意図して
いる。
【0019】本発明の界面活性剤は非イオン界面活性
剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界
面活性剤およびそれらの混合体から選ぶ。用語「界面活
性剤」は、これらのカテゴリー又は上記カテゴリーから
の界面活性剤の混合体から選んだ界面活性剤を意味す
る。該界面活性剤は、シロキサン重合体の100重量部
を基準にして0.5〜10重量部、望ましくは2〜10
重量部の量で組成物に存在する。
【0020】ポリシロキサンの乳化に有用なものとして
知られる非イオン界面活性剤が最適である。有用な非イ
オン界面活性剤はポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシアルキレンソルビタンエステル、ポリオ
キシアルキレンエステル、ポリオキシアルキレンアルキ
ルフェニルエーテル、エトキシ化アミド、等である。本
発明の有用な界面活性剤は、さらにTERGITOL
TMTMN−6、TERGITOLTM15S40、T
ERGITOLTM15S9、TERGITOLTM
5S12、TERGITOLTM15S15およびTE
RGITOLTM15S20(これらはユニオン・カー
バイド社(Danbury,コネチカット州)によって
製造される商品名である);BRIJTM30およびB
RIJTM35(ICI CHEMICALS(デラウ
エア州ウイルミングトン)によつて製造される商品名で
ある);TRITONTMX405(ROHM AND
HAAS社(ベンシルヴエニア州,フィラデルフィ
ア)によって製造される商品名である);MAKON
TM10(STEPAN社(イリノイ州シカゴ)によっ
て製造される商品名である);およびETHOMID
TM0/17(AKZO社(シカゴ)によって製造され
る商品名である);PLURONICTMF38(BA
SF社の商品名である);およびDow Cornin
TM5211及び5212(ダウコーニング社の商品
名である)によって例示することができる。 ポリシロ
キサンの乳化に有用であると知られているカチオンおよ
びアニオン界面活性剤も本発明における界面活性剤とし
て有用である。適当なカチオン界面活性剤は脂肪族脂肪
アミンおよびそれらの誘導体、例えば酢酸ドデシルアミ
ン、酢酸オクタドデシルアミンおよびタロー脂肪酸アミ
ンの酢酸塩;ドデシルアナリンのような脂肪鎖を有する
芳香族アミンの同族体;ウンデシルイミダゾリンのよう
な脂肪族ジアミンから誘導の脂肪アミド;オレイルアミ
ノジエチルアミンのような二置換アミンから誘導の脂肪
アミド;エチレンジアミンの誘導体;第四級アンモニウ
ム化合物、例えばタロートリメチルアンモニウムクロリ
ド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジ
ドデシルジメチルアンモニウムクロリドおよびジヘキサ
デシルメチルアンモニウムクロリド;β−ヒドロキシエ
チルステアリルアミドのようなアミノアルコールのアミ
ド誘導体;長鎖脂肪酸のアミン塩類;オレイルベンジル
アミノエチレンジエチルアミンヒドロリドのような二置
換ジアミンの脂肪酸から誘導の第四級アンモニウム塩基
類;メチルヘプタデシルベンズイミダゾールヒドロブロ
ミドのようなベンズイミダゾリンの第四級アンモニウム
塩基類;ピリジニウムの塩基性化合物およびその誘導
体、例えばセチルピリジニウムクロリド;オクタデシル
スルホニウムメチルスルフェートのようなスルホニウム
化合物;ジエチルアミノ酢酸およびオクタデシルクロロ
メチルエーテルのベタイン化合物のようなベタインの第
四級アンモニウム化合物;ステアリン酸とジエチレント
リアミンの縮合生成物のようなエチレンジアミンのウレ
タン;ポリエチレンジアミンおよびポリプロパノールポ
リエタノールアミンである。
【0021】本発明に有用な市販のカチオン界面活性剤
はARQUADTMT27W、16−29、C−33お
よびT50、ETHOQUADTMT/13 ACET
ATE(これは全てAkzo社(シカゴ)で製造される
商品名である)を含む。
【0022】適当なアニオン界面活性剤はスルホン酸お
よびそれらの塩基誘導体である。これらのアニオン界面
活性剤はアルカリ金属スルホリシネート;ココナッ油酸
のスルホン化モノグリセリドのような脂肪酸のスルホン
化グリセロールエステル;ナトリウムオレイリセチオネ
ートのような一価のスルホン化アルコールエステルの塩
類;オレイルメチルタウリドのナトリウム塩のようなア
ミノスルホン酸のアミド;パルミトニトリルスルホネー
トのような脂肪酸ニトリルのスルホン化生成物;ナトリ
ウムα−ナフタレンモノスルホネート;ホルムアルデヒ
ドとナフタレンスルホン酸の縮合生成物;ナトリウムオ
クタヒドロアントラセンスルホネート;炭素原子数が8
以上のアルキル基を有するアルカリ金属アルキルスルフ
ェート、エーテルスルフェート、および炭素原子数が8
以上のアルキル基1個以上を有するアルキルアリールス
ルホネートである。
【0023】本発明に有用で市販されているアニオン界
面活性剤はPOLYSTEPTMA4、A7、A11、
A15、A15−30K、A16、A16−22、A1
8、A13、A17、B1、B3、B5、B11、B1
2、B19、B20、B22、B23、B24、B2
5、B27、B29、C−OP3S;ALPHA−ST
EPTMML40、MC48;STEPANOLTM
G(これは全てSTEPAN社(イリノイ州シカゴ)の
製品である);HOECHST CELANESE社に
より製造されたHOSTAPURTM SAS(商品
名);W.R.GRACE & Co(マサチュセッツ
州レキシントン)の製品であるHAMPOSYLTM
30およびL30を含む。
【0024】適当な両性界面活性剤はグリシネート、ベ
タイン、スルタインおよびアルキルアミノプロピオネー
トである。これらはココ両性グリシネート、ココ両性カ
ルボキシ−グリシネート、ココアミドプロピルベタイ
ン、ラウリルベタイン、ココアミドプロピルヒドロキシ
スルタイン、ラウリルスルタインおよびココ両性ジプロ
ピオネートである。
【0025】本発明に有用で市販の両性界面活性剤は、
オハイオ州ダブリンに在るSHEREX CHEMIC
AL社の製造している商品名REWOTERIC AM
TEG、AM DLM−35、AM B14 LS、
AM CASおよびAM LPである。
【0026】そのポリシロキサン、ポリシロキサン重合
体の混合物、ポリシロキサンと溶媒の混合物またはポリ
シロキサンと有機重合体の混合物に界面活性剤を添加す
る外に、我々の分散系は所定量の水も含む。その水は、
シロキサン重合体を基準にして0.5〜2002部の量
で我々の組成物に存在する。
【0027】シロキサン重合体、界面活性剤および水の
混合物を生成した後、十分なせん断応力で高固体分のゲ
ル相を生成するのに十分な時間混合する。架橋剤又は触
媒、又はその両方を乳化前又は後にその混合物に添加す
る。その混合は10〜70℃の温度で行うことが望まし
い。さらに任意の成分、例えば、20重量部以下の接着
促進剤、顔料および充てん剤を乳化の前に後に添加でき
る。乳化工程後に架橋剤、触媒および/または任意成分
を添加する場合には、それらはゲル相を水で希釈して必
要なシリコーン含量にした後又は前に添加する。そのゲ
ル相は少なくとも90%、望ましくは90%〜96%の
範囲内のシリコーン含量を有する。ゲルの含量は96〜
98%と高シリコーン含量にできる。工業的生産に乳化
工程を実施するにはいずれのタイプの混合装置も使用で
きる。例えばバッチ式ミキサー、プラネタリーミキサ
ー、単軸又は多軸スクリュー押出機のような連続押出
機、動的又は静的ミキサー、コロイドミル、ホモジナイ
ザーおよびソノレーター又はこの装置の有効な組合せ、
例えばソノレーターと静的ミキサー、バッチ式ミキサー
と動的ミキサー又は動的と静的ミキサーを使用すること
ができる。
【0028】シロキサン重合体、界面活性剤および水を
乳化することによって生成されて90%以上のシリコー
ン含量を有する高固体分のゲル相は貯蔵安定性であって
使用前に24ケ月まで貯蔵できる。
【0029】乳化後、ゲル相はさらに水で希釈して75
%以上の固体分のシリコーン重合体を得る。最終分散系
の高シリコーン固体分は重要であって、本発明を従来技
術と相違させる。75%以上のシリコーン固体分を有す
るシリコーンラテックスは、増粘剤や充てん剤を必要と
することなくシーラントとして使用できる。これは、E
P−A2 0 463431、WO 94/09058
およびWO 94/09059と対照的であって、それ
らの特許は75%以上のシリコーン固体分を有する架橋
シリコーンラテックスの分散系を製造する方法を教示せ
ず、代りに増粘剤の必須使用を教示している。我々の製
品のコンシステンシーを得るため、又は組成物の他の成
分、例えば充てん剤、顔料、等の添加を容易にするため
に水を添加する。
【0030】本発明の組成物に任意成分として20重量
%以下の接着促進剤を本組成物に添加する。それらは乳
化工程の前又は後に添加する。乳化工程後に添加する場
合、それらは、高固体分ゲル相を水で希釈して必要な固
体分にする前又は後に添加する。適当な接着促進剤は式
SiX4−n(式中のは0、1又は2、Xは水素
原子、ビニル基、ヒドロキシル基又は縮合性又は加水分
解性基であり、Rは脂肪族、アルキル、アミノアルキ
ル、ポリアミノアルキル、エポキシアルキル、アルケニ
ル又は芳香族アリール基からなる基からそれぞれ選ぶ)
のシランである。付加硬化系に特に有用なシラン又はシ
ロキサンは、同一分子にSiHとSiXの両方の官能基
を有するものである。かかるシランの例はHSiR2
(SiR1 2 O)−SiRn′(OCH3
3−n(uは5000以下の正の整数であり、n′は0
又は1そしてRとR1 は前に定義した通りである)であ
る。
【0031】本発明の架橋剤および触媒は、組成物の硬
化に用いるケイ素硬化系の種類に依存する。これらの硬
化メカニズムは当業者には周知であって、以下に概説す
る。本発明の方法における架橋剤又は触媒は乳化の前又
は後にそれぞれに又は一緒に添加する。
【0032】あるクラスのケイ素硬化方式は、例えば、
シラノール(Si−OH)と水素化ケイ素(Si−H)
間;シラノール(Si−OH)と加水分解性又は縮合性
シリル基(例えば、Si−OC(O)CH3 、Si−N
R2 およびSi−ON=CR2 )間;水素化ケイ素と加
水分解性又は縮合性基間;同一又は異なる物質の2つの
加水分解性又は縮合性基間の縮合反応を含む。この硬化
方式の一例は、シラノール基を有するシロキサン重合体
とSi原子に直結した加水分解性基を有する架橋性化合
物間の反応である。この硬化方式の別の例は、Si原子
に直結した加水分解性又は縮合性基を有するシロキサン
重合体と、シラノール基を有する架橋性化合物間の反応
である。また、この硬化方式の例は、Si原子に直結し
た加水分解性又は縮合性基を有する2つのシロキサン重
合体間の反応である。さらに、この硬化方式の別の例
は、Si原子に直結した加水分解性又は縮合性基を有す
るシロキサン重合体と、ヒドロキシル、ウレイド、メル
カプト又はアミノ基におけるような活性水素原子を有す
るシロキサン重合体間の反応である。
【0033】次の縮合硬化化学は本発明の実施に有用で
あると考えられる: (a)重合体がSi原子に直結したヒドロキシル基をも
つ;そして架橋化合物はシラン、シロキサンオリゴマー
又は重合体、シロキサン樹脂およびケイ素改質有機オリ
ゴマー、重合体、又は樹脂(それらはSi原子に直結し
た加水分解性又は縮合性基を有する)から選ぶ; (b)重合体がSi原子に直結した加水分解性又は縮合
性基をもつ;そして架橋化合物はシロキサンオリゴマー
又は重合体、シロキサン樹脂、シリカ、シリケート、シ
リコネートおよびケイ素改質有機オリゴマー、重合体又
はシラノール基をもつ樹脂から選ぶ。
【0034】(c)重合体がSi原子に直結した加水分
解性又は縮合性基をもつ;そして架橋化合物はシラン、
シロキサンオリゴマー又は重合体、シロキサン樹脂およ
びケイ素改質有機オリゴマー、重合体又は樹脂(それら
はSi原子に直結した加水分解性又は縮合性基を有す
る);シロキサン重合体および架橋化合物の加水分解性
基は同一又は異なる;そして架橋化合物が重合体の場合
は、最初の重合体および架橋化合物(第2の重合体)は
同一又は異なる重合体である。
【0035】(d)重合体がSi原子に直結したヒドロ
キシル基をもつ;そして架橋化合物はシラン、シロキサ
ンオリゴマー又は重合体、シロキサン樹脂およびケイ素
改質有機オリゴマー、重合体、又は樹脂(それらは水素
化ケイ素基および任意にSi原子に直結した加水分解性
又は縮合性基を有する)から選ぶ; (e)重合体がSi原子に直結した加水分解性又は縮合
性基をもつ;そして架橋化合物はシラン、シロキサンオ
リゴマー又は重合体、シロキサン樹脂およびケイ素改質
有機オリゴマー、重合体又は樹脂(それらは水素化ケイ
素基および任意にSi原子に直結した加水分解性又は縮
合性基を有する); (f)重合体が水素化ケイ素基および任意に、ケイ素に
直結した加水分解性又は縮合性基をもつ;そして架橋化
合物はシラン、シロキサンオリゴマー又は重合体、シロ
キサン樹脂および加水分解性又は縮合性基をもつケイ素
改質有機オリゴマー、重合体又は樹脂から選ぶ;および (g)重合体が水素化イ素基、および任意にケイ素原子
に直結した他の加水分解性又は縮合性基をもち;架橋化
合物がシロキサンオリゴマー、又は重合体、シロキサン
樹脂、シリカ、シリケート、シリコネートおよびケイ素
改質有機オリゴマー、重合体又はシラノール基をもつ樹
脂から選ぶ。
【0036】シロキサン重合体および架橋剤の反応性基
の数が硬化エラストマーが得られるか否かを決める。そ
の重合体および架橋剤の反応性基の合計が少なくとも5
であると、縮合硬化によってエラストマー網状組織が生
成される。例えば、重合体が2つのヒドロキシシロキシ
基を有し架橋剤がSi原子に直結した3の縮合性基を有
すると、エラストマーが得られる。2つのSi原子に結
合した合計4つの加水分解性基を有するシロキサン重合
体を2つのシラノール基を有する別のシロキサン重合体
と反応さすことによってもエラストマーがえられる。し
かし、2つのシラノール基をもつシロキサン重合体をS
i原子に直結した2つの加水分解性基をもつ架橋剤と反
応さすことによって、エラストマーは得られない。
【0037】縮合硬化反応のいくつかは、重合体と架橋
化合物間の反応をさせる触媒を要する。適当なシラノー
ル縮合触媒は技術的に周知である。縮合反応(a)〜
((g)に用いる望ましい触媒の例は、(オルガノ)金
属化合物、アミノ化合物、カルボン酸、カルボン酸又は
他の酸とアミノ化合物の塩酸、過剰のポリアミンと多塩
基酸との反応により得られる低分子量のポリアミド樹
脂、エポキシ化合物と過剰ポリアミンとの反応生成物ま
たは上記縮合触媒の混合物である。
【0038】有機金属化合物の特定例は、US−A
3,355.406、3,706,695、4,10
0,124、4,288,356、4,587,288
および4,608,412に教示されているようなP
b、Zn、Zr、Ti、Sb、Fe、Cd、Sn、B
a、Ca又はMgのカルボン酸塩類、アルコラートおよ
びハライドである。さらに、有機金属化合物の例は、チ
タン酸エステルおよびキレート、例えばテトラブチルチ
タネート、テトラプロピルチタネート、チタニウムテト
ラアセチルアセトネート又はジブトキシチタニウムビス
(エチルアセトアセテート);ジルコニウムテトラアセ
チルアセトネートのようなジルコニウムキレート;有機
アルミニウム化合物、例えばアルミニウムトリスアセチ
ルアセトネート、アルミニウムトリスエチルアセトアセ
トネート又はジイソプロポキシアルミニウムエチルアセ
トアセトネートである。
【0039】アミノ化合物の特定例はブチルアミン、オ
クチルアミン、ジブチルアミンモノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラアミン、トリエチレ
ンジアミン、オレイルアミン、シクロヘキシルアミン、
ベンジルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、キシ
レンジアミン、グアニジン、ジフエニルグアニジン、
2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノー
ル、モルホリン、N−メチルモルホリン、2−エチル−
4−メチルイミダゾール、1,8−ジアザシクロ(5,
4,0)ウンデセン−7およびアミノシラン(例えば、
g−アミノプロピルトリメトキシシラン又はN−(b−
アミノエチル)−g−アミノプロピルメチルジメトキシ
シラン)である。カルボン酸の特定例はギ酸又は酢酸で
ある。
【0040】縮合触媒として特に望ましい有機金属触媒
は炭素原子数が1〜18のカルボン酸の有機スズ化合物
および有機スズハライド、特にオルガノスズオクトエー
ト、ナフテネート、ヘキソエート、ラウレート、アセテ
ート、臭化物および塩化物である。有機スズ化合物の特
定例はスズ(II)オクトエート、ジブチルスズジラウ
レート、オクチルスズトリアセテート、ジオクチルスズ
ジオクトエート、ジオクチルスズジアセテート、ジデシ
ルスズジアセテート、ジブチルスズジアセテート、ジブ
チルスズジブロミド、ジオクチルスズジラウレートおよ
びトリオクチルスズアセテートである。望ましい化合物
はスズ(II)オクトエートおよびジオルガノスズジカ
ルボキシレート、特にジブチルスズジラウレート、ジオ
クチルスズジラウレート、ジブチルスズジアセテートお
よびジオクチルスズジアセテートである。この触媒は、
US−A 3,862,919、4,102,860、
4,137,249および4,152,343に記載さ
れているようなスズ塩、特にジカルボン酸とアルコキシ
ラン又はエチルポリシリケートとの反応生成物である。
しかしながら、他のスズ触媒、例えばスタンオサン、
ヒドロキシスタンオサンおよびモノアルコキシアシルス
タンナンから成るクラスから選んだもの、特にジアシル
スタンオサン、アシルヒドロキシスタンオキサン、モノ
メトキシアシルスタンナン、ジハロスタンオキサン又は
ハロヒドロキシスタンオキサンが有効であることがわか
っている。我々の組成物に補強用充てん剤としてシリカ
を使用する場合、二価のスズ化合物が最適の縮合触媒で
あって、US−A 4,954,565号に記載されて
いる。二価の第一スズの形の有機スズ化合物は、シラノ
ール官能重合体とシリカとの反応をもたらさないが、第
二スズの形の有機スズ化合物はかかる望ましくない反応
をもたらす。望ましい第一スズ触媒はオクト酸第一スズ
(第一スズビス(2−エチル−ヘキサノエート)であ
る。
【0041】四価のスズ化合物、例えばジブチルスズジ
アセテートと、共触媒、例えば、アミノ化合物又はカル
ボン酸(例えば、酢酸)の使用によって、有機スズ触媒
の量を著しく下げることができる。該共触媒を使用する
場合、それらはケイ素改質有機重合体の100部当り
0.01〜20重量部、望ましくは0.1〜10重量部
添加する。接着促進剤として添加するアミン官能シラン
も、水素又は加水分解性基をもつシランとヒドロキシシ
ロキシ末端封鎖シロキサン重合体間の縮合反応を触媒す
る。
【0042】さらに、縮合反応(d)〜(g)を触媒す
るのに適当な化合物は周期表第VIII族の遷移金属
(貴金属)化合物である。その貴金属触媒はUS−A
3,923,705号に教示されている白金触媒のよう
な周知のものから選ぶ。望ましい白金触媒は、US−A
3,419,593号に記載されているような、クロロ
白金酸と有機ケイ素化合物(末端に脂肪族不飽和を含有
する)の反応生成物からなる組成物である。貴金属触媒
を使用する場合、それらはケイ素改質有機重合体100
重量部当り0.000001〜0.5重量部、望ましく
は0.00001〜0.002重量部添加する。
【0043】例えば、縮合硬化方式の1つにおいて、シ
ロキサン重合体はSi原子に直結したヒドロキシル、縮
合性又は加水分解性基のような官能基を有し、架橋剤は
Siに結合した水素原子を有する。その重合体と架橋剤
は、US−A 4,310,678、4,782,11
2、4,962,153および4,978,710号に
開示されているような縮合触媒の存在下で反応する。
【0044】水素化ケイ素架橋剤は、加水分解性ケイ素
水素化物;水を含有するおよび、任意にSi原子に直結
した加水分解性又は縮合性基を含有する重合体又はオリ
ゴマー化合物、例えばポリ有機水素シロキサン、アルキ
ル水素シクロシロキサン;およびSiO2 および/また
はSiO3 /2 単位から成る液体共重合体およびUS−
A 4,310,678号に教示されているようなSi
−結合水素原子を有するもの又はSi−H基および任意
にSi−C結合を介して炭素原子に直結した他の加水分
解性又は縮合性シリル基を含有する他の有機重合体から
選ぶことができる。また、架橋剤は、US−A 5,0
47,492号に特許請求している水素および任意にS
i原子に直結したアルコキシ基にすることができる。加
水分解性水素化ケイ素は、1分子当りSiに結合した少
なくとも1つで3以下の水素原子をもつ必要がある。そ
れは、メチルジエトキシシランのように、1分子当りS
iに結合した1つ又は2つの加水分解性原子又はアルコ
キシのような基を有する。架橋剤の例は、トリメチルシ
リル末端封鎖ポリメチル水素シロキサンおよびメチル水
素シクロシロキサンである。SiH官能架橋剤は、ポリ
ジオルガノシロキサン重合体の各ヒドロキシル又はアル
コキシ基に対して少なくとも1つの水素原子を提供する
のに十分な量で添加される。全てのヒドロキシル又はア
ルコキシ基が反応するように過剰のSiH官能架橋剤を
提供することが望ましい。
【0045】代表的な調製において、貴金属触媒は組成
物に0.000001〜0.5重量部、望ましくは0.
00001〜0.002重量部の量で存在する。他の縮
合触媒は、組成物にシロキサン重合体の100重合体当
り0.01〜10重量部、望ましくは0.05〜5重量
部の量で存在する。SiH官能架橋剤はヒドロキシルお
よび加水分解性又は縮合性基を含有するシロキサン重合
体の100重量部当り0.1〜10重量部の量で存在す
る。
【0046】別の硬化方式において、少なくとも2つの
Si−結合水素原子をもつシロキサン重合体は、縮合触
媒の存在下で、1分子当り少なくとも2つのヒドロキシ
ル基およびSi原子に結合した少なくとも2つの縮合性
又は加水分解性基と反応させる。典型的な調製法におい
て、触媒は組成物に前記と同じ量で存在する、そして架
橋剤はその種類によって前記シロキサン重合体の100
重量部当り0.1〜50重量部の量で利用する。
【0047】さらに別の縮合硬化方式において、シロキ
サン重合体は少なくとも2つのヒドロキシシロキシ基を
有し、架橋剤は1分子当り平均して少なくとも2つの加
水分解性OR″基(但し、R″はSi原子に結合した一
価の置換又は非置換炭化水素基である)を有する。その
シロキサン重合体および架橋剤は縮合触媒の存在下で反
応させる。架橋剤は式RSiY2 (4−x)(この式
は0又は1であり、Rは水素原子、アルキル又はア
ルケニル基のような炭素原子数が7以下の一価の炭化水
素基又は置換炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、アリ
ール基又は官能化炭化水素基である;Y2 はOR″(但
しR″は一価の非置換又は置換炭化水素基である))の
シランである。適当なシランはエチルオルトシリケー
ト、プロピルオルトシリケート、メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、フエニ
ルトリメトキシシラン、クロロプロピルトリメトキシシ
ラン、アミルトリエトキシシラン、g−グリシドキシ−
プロピルトリメトキシシラン、トリフルオロプロピル−
メトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、トリエト
キシシランおよびビニルトリメトキシシランを含む。架
橋剤は、US−A 5,047,492号に示されてい
るように、Si原子に直結したアルコキシ、アリールオ
キシ、アルコキシアルコキシ又はアルコキシアリールオ
キシ基を含有するシルセスキオキサンにすることもでき
る。
【0048】その架橋剤は、OR″基を含有する線状又
は環状シロキサンオリゴマー、Si−OR″基をもつ有
機重合体又は樹脂、および任意に、Si原子に直結した
OR″以外の加水分解性基を1分子当り少なくとも1つ
有するさらに別の架橋剤にすることもできる。架橋剤は
上記架橋剤の部分加水分解および縮合生成物(二量体、
三量体、四量体、等)にすることもできる。典型的な調
製において、縮合触媒は、シロキサン重合体の100重
量部を基準にして組成物に0.01〜10重量部、望ま
しくは0.05〜5重量部存在し、架橋剤は0.1〜5
0重量部、望ましくは1〜10重量部の量で存在する。
【0049】後者の縮合硬化方式の外に、シロキサン重
合体は少なくとも2つの加水分解性OR″基、および任
意に、Si原子に直結したOR″以外の加水分解性又は
縮合性基を有する。従って、重合体は前記縮合触媒の存
在下でSi原子に直結した1分子当り平均して2つのヒ
ドロキシル基を有する架橋剤と反応する。典型的な調製
において、その触媒は組成物に0.01〜10部、望ま
しくは0.01〜5部の量で存在する。架橋剤は、その
性質に依存して、シロキサン重合体の100重量部を基
準にして0.1〜50部、望ましくは1〜10部の量で
存在する。
【0050】この後者の縮合硬化方式とは別に、シロキ
サン重合体は少なくとも2つの加水分解性OR″と、任
意に前記縮合触媒の存在下で架橋できるSi原子に直結
したOR″以外の加水分解性又は縮合性基を含有する。
シリコーン重合体が2つの加水分解性OR″基のみを有
し、さらに加水分解性基を含有しない場合には、Si原
子に直結した1分子当り平均少なくとも2つの加水分解
性基を有する架橋剤が必要である。シロキサン重合体が
2つ以上の加水分解性OR″基又は2つのOR″基およ
びSiに直結したOR″以外にさらに加水分解性基を有
する場合には、架橋剤の存在の必要はない。典型的な調
製においてシロキサン重合体の100重量部を基準にし
て、触媒は組成物に0.01〜10部、望ましくは0.
01〜5部の量で存在する、そして必要ならば、さらに
別の架橋剤が0.1〜20部、望ましくは0.1〜10
部の量で存在する。
【0051】本発明の第3の縮合硬化方式において、少
なくとも2つのヒドロキシシロキシ基を有するシロキサ
ン重合体およびSi原子に結合した1分子当り少なくと
も2つの加水分解性アシルオキシ基を有する架橋剤が、
US−A5,321,075に教示されているように、
縮合触媒の存在下で任意に反応する。その架橋剤は次の
一般式(3)で表されるアシルオキシシランである:
【化5】 (上式のは0又は1;Rは水素原子、炭素原子数が7
以下の一価の炭化水素基又は置換炭化水素基、例えばア
ルキル又はアルケニル基、ハロゲン化炭化水素基、芳香
族アリール基および官能化炭化水素基から選ぶ;R′は
水素原子、一価の炭化水素又は一価の置換炭化水素基で
ある)。適当なアシルオキシシラン架橋剤の例はメチル
トリアセトキシシラン、エチルトリアセトキシシラン、
フエニルトリアセトキシシラン、エチルトリアセトキシ
シラン、フエルトリアセトキシシランおよびメチルトリ
ス(ベンゾイルオキシ)シランである。望ましいアシル
オキシシランはビニルトリアセトキシシランである。そ
のアシルオキシシランは、DE2,316,184号に
開示されている(CH3 3 SiO(CH3 HSiO)
(CH3 COO)3 SiCH2 CH2 SiCH3 O)
(CH3 3 のようなシロキサンと前反応させる
こともできる。
【0052】架橋剤はアシルオキシシロキシ基を含有す
る直状又は環状シロキサンオリゴマーにすることもでき
る。架橋剤は、さらにSi原子に直結したアシルオキシ
基を含有するシルセスキオキサン、アシルオキシシリル
基をもつ有機重合体又は樹脂、および任意にSi原子に
直結したアシルオキシ以外の1分子当り少なくとも1つ
の他の加水分解性又は縮合性基にすることができる。架
橋剤はまた上記架橋剤の部分加水分解および縮合生成物
(二量体、三量体、四量体、等)にできる。典型的な調
製法において、その任意の触媒は組成物にシロキサン重
合体100重量部を基準にして0.01〜10部、望ま
しくは0.01〜5部の量で存在し、架橋剤は0.1〜
50部、望ましくは1〜10部の量で存在する。
【0053】この第3の縮合硬化方式の別のものにおい
て、少なくとも2つの加水分解性アシルオキシ基および
任意に、Si原子に結合したアシルオキシ以外の他の加
水分解性又は縮合性基を有するシロキサン重合体は、任
意に縮合触媒の存在下でSi原子に結合した平均少なく
とも2つのヒドロキシ基を有する架橋剤と反応させる。
典型的な調製において、任意の触媒は組成物にシロキサ
ン重合体の100重量部を基準にして0.01〜10
部、望ましくは0.01〜5部の量で存在し、架橋剤は
0.1〜50部、望ましくは1〜10部存在する。
【0054】第3の縮合硬化方式のさらに別のものとし
て、シロキサン重合体は少なくとも2つの加水分解性ア
シルオキシ基を有し、そして任意にSi原子に結合した
アシルオキシ以外の他の加水分解性又は縮合性基は、任
意に前記縮合触媒の存在下で架橋される。シロキサン重
合体が2つだけの加水分解性アシルオキシ基を有しさら
に加水分解性基を有さない場合、Si原子に結合した1
分子当り平均少なくとも2つの加水分解性基を有する架
橋剤の存在が必要である。シロキサン重合体が2つ以上
の加水分解性アシルオキシ基又は2つのアシルオキシ基
およびSi原子に結合したアシルオキシ以外にさらに加
水分解性基を有する場合には、架橋剤の存在は必要な
い。典型的な調製法において、任意の触媒は組成物にシ
ロキサン重合体の100重量部を基準にして0.01〜
10部、望ましくは0.01〜5部の量で存在し、追加
の架橋剤が必要な場合にはそれは0.1〜20部、望ま
しくは0.1〜10部の量で存在する。
【0055】本発明の第4の縮合硬化方式において、少
なくとも2つのヒドロキシシロキシ基を有するシロキサ
ン重合体は、1分子当り平均少なくとも2つの加水分解
性オキシモ基をもつ架橋剤と任意に縮合触媒の存在下で
反応させる。同じような方式がUS−A 4,618,
642および4,954,565号に詳述されている。
その架橋剤は次の一般式(4)
【化6】 のオキシモシランである(式中のは0又は1であり、
Rは水素原子、アルキル又はアルケニル基のような炭素
原子数が7以下の一価の炭化水素基又は置換炭化水素
基、ハロゲン化炭化水素基アリール基又は官能化炭化水
素基から選び;R′又はR″はそれぞれ水素、一価の炭
価水素および一価の置換炭化水素基である)。 適当な
アシルオキシシラン架橋剤の例はメチルトリス(メチル
エチルケトキシモ)シラン、メチルトリス(ジメチルケ
トキシモ)シラン、メチルトリス(ジエチルケトキシ
モ)シラン、ビニルトリス(メチルエチルケトキシモ)
シラン、ビニルトリス(メチルイソブチルケトキシモ)
シラン、テトラ(メチルイソブチルケトキシモ)シラン
である。架橋剤はDE−A 3,903,337号に開
示されているように次の一般式(5)のオキシモシラン
にすることもできる:
【化7】 (上式のR1 、R2 、R3 およびR4 はそれぞれC
1−8のアルキル又はフルオロアルキル基、C5−6
シクロアルケニル基、C2−8のアルケニル基又はアリ
ール基からなる群から選び;は0又は1、そして
1又は2である)。
【0056】架橋剤は、さらにオキシモシロキシ基を含
有する線状又は環状シロキサンオリゴマー、オキシモお
よび任意にSi原子に直結した他の加水分解性又は縮合
性基を含有するシルセスキオキサン、オキシモシリル基
および、任意にSi原子に直結したオキシモ以外の1分
子当り平均少なくとも1つの他の加水分解性又は縮合性
基を有する別の架橋剤にすることができる。また、架橋
剤は上記架橋剤の部分加水分解および縮合生成物(二量
体、三量体、四量体、等)にすることができる。 典型
的な調製法において、任意の縮合触媒は、その性質によ
ってシロキサン重合体の100重量部を基準にして組成
物に0.01〜10部、望ましくは0.01〜5部の量
で存在し、架橋剤は0.1〜50部、望ましくは1〜1
0部の量で存在する。
【0057】この第4の縮合硬化方式の別のものにおい
て、少なくとも2つの加水分解性オキシモ基および任意
に、Si原子に結合したオキシモ以外の他の加水分解性
又は縮合性基を有するシロキサン重合体は、任意に縮合
触媒の存在下でSi原子に結合した平均少なくとも2つ
のヒドロキシ基を有する架橋剤と反応させる。典型的な
調製において、任意の触媒は組成物にシロキサン重合体
の100重量部を基準にして0.01〜10部、望まし
くは0.01〜5部の量で存在し、架橋剤はその性質に
よって0.1〜50部、望ましくは1〜10部存在す
る。
【0058】第4の縮合硬化方式のさらに別のものとし
て、シロキサン重合体は少なくとも2つの加水分解性オ
キシモ基を有し、そして任意にSi原子に結合したオキ
シモ以外の他の加水分解性又は縮合性基は、任意に前記
縮合触媒の存在下で架橋される。シロキサン重合体が2
つだけの加水分解性オキシモ基を有しさらに加水分解性
基を有さない場合、Si原子に結合した1分子当り平均
少なくとも2つの加水分解性基を有する架橋剤の存在が
必要である。シロキサン重合体が2つ以上の加水分解性
オキシモ基又は2つのオキシモ基およびSi原子に結合
したオキシモ以外にさらに加水分解性基を有する場合に
は、架橋剤の存在は必要ない。典型的な調製法におい
て、任意の触媒は組成物にシロキサン重合体の100重
量部を基準にして0.01〜10部、望ましくは0.0
1〜5部の量で存在し、追加の架橋剤が必要な場合には
それは0.1〜20部、望ましくは0.1〜10部の量
で存在する。
【0059】本発明の第5の縮合硬化方式において、少
なくとも2つのヒドロキシシロキシ基を有するシロキサ
ン重合体は、1分子当り平均少なくとも2つの加水分解
性アミノ基をもつ架橋剤と任意に縮合触媒の存在下で反
応させる。その架橋剤はUS−A 3,032,52
8;3,338,868;3,464,951および
3,408,325に記載されている次の一般式(6)
のシランである:
【化8】 (式中のRは水素原子、炭素原子数が7以下の一価の炭
化水素基又は置換炭化水素基、官能化炭化水素基、式−
N=CR′2 、−NR′COR′、−NR′2 又は−N
R″(式中のR′は水素原子、一価の炭化水素又は一価
の置換炭化水素基であり、R″はシクロアルキル基であ
る)の窒素化合物、そしては0又は1である)。望ま
しい架橋剤はメチルトリス(シクロヘキシルアミン)シ
ランである。 その架橋剤は、アミノシロキシ基を含有
する線状又は環状シロキサンオリゴマー、アミノおよび
任意にSi原子に直結した他の加水分解性又は縮合性基
を含有するシルセスキオキサン、アミノシロキシ基をも
つ有機重合体又は樹脂および任意にSi原子に直結した
オキシモ以外の1分子当り平均少なくとも1つの他の加
水分解性又は縮合性基を有するさらに別の架橋剤にする
こともできる。その架橋剤はまた上記架橋剤の部分加水
分解および縮合生成物(二量体、三量体、四量体、等)
にできる。典型的な調製法において、その任意の触媒は
組成物にシロキサン重合体100重量部を基準にして
0.01〜10部、望ましくは0.01〜5部の量で存
在し、架橋剤は0.1〜50部、望ましくは1〜10部
の量で存在する。 この第5の縮合硬化方式の別のもの
において、少なくとも2つの加水分解性アミノ基および
任意に、Si原子に結合したアミノ基以外の他の加水分
解性又は縮合性基を有するシロキサン重合体は、任意に
縮合触媒の存在下でSi原子に結合した平均少なくとも
2つのヒドロキシ基を有する架橋剤と反応させる。典型
的な調製において、任意の触媒は組成物にシロキサン重
合体の100重量部を基準にして0.01〜10部、望
ましくは0.01〜5部の量で存在し、架橋剤は0.1
〜50部、望ましくは1〜10部存在する。
【0060】第5の縮合硬化方式のさらに別のものとし
て、シロキサン重合体は少なくとも2つの加水分解性ア
ミノ基を有し、そして任意にSi原子に結合したアミノ
基以外の他の加水分解性又は縮合性基は、任意に前記縮
合触媒の存在下で架橋される。シロキサン重合体が2つ
だけの加水分解性アミノ基を有しさらに加水分解性基を
有さない場合、Si原子に結合した1分子当り平均少な
くとも2つの加水分解性基を有する架橋剤の存在が必要
である。シロキサン重合体が2つ以上の加水分解性アミ
ノ基又は2つのアミノ基およびSi原子に結合したアミ
ノ基以外にさらに加水分解性基を有する場合には、架橋
剤の存在は必要ない。典型的な調製法において、任意の
触媒は組成物にシロキサン重合体の100重量部を基準
にして0.01〜10部、望ましくは0.01〜5部の
量で存在し、追加の架橋剤が必要な場合にはそれは0.
1〜20部、望ましくは0.1〜10部の量で存在す
る。
【0061】本発明の第6の縮合硬化方式において、少
なくとも2つのヒドロキシシロキシ基を有するシロキサ
ン重合体は、1分子当り平均少なくとも2つの加水分解
性オキシモ基をもつ架橋剤と任意に縮合触媒の存在下で
反応させる。その架橋剤はUS−A 3,441,58
3:3,484,471;3,528,941;3,8
17,909;3,839,386;4,075,15
4;JP−A 57−019,728およびDE−A1
2,640,328に記載されているような次の一般
式(7)のアミノキシシラン;
【化9】 次の一般式(8)の線状アミノキシシロキサン:
【化10】 環状アミノキシシラン(R2 SiO)と(RXSiO)
単位を含有する環状シロキサンの混合体)にすることが
できる。式(7)および式(8)のRは、それぞれ水素
原子、炭素原子数が7以下の一価の炭化水素基又は置換
炭化水素基、官能化炭化水素基、式−N=CR′2 、−
NR′COR′、−NR′2 又は−NR″(式中のR′
は水素原子、一価の炭化水素又は一価の置換炭化水素基
であり、R″はシクロアルキル基である)の窒素化合物
からなる群から選ぶ;そしては0又は1であり、
0又は正の整数であり、は2以上の整数である。
【0062】その架橋剤は、アミノキシおよび任意のS
i原子に直結した他の加水分解性又は縮合性基を含有す
るシルセスキオキサン、アミノキシシリル基をもつ有機
重合体又は樹脂および、任意にSi原子に直結したアミ
ノキシ以外の1分子当り平均少なくと1つの他の加水分
解性又は縮合性基を有するさらに別の架橋剤にすること
もできる。架橋剤はまた上記架橋剤の部分加水分解およ
び縮合生成物(二量体、三量体、四量体、等)にでき
る。典型的な調製法において、その任意の触媒は組成物
にシロキサン重合体100重量部を基準にして0.01
〜10部、望ましくは0.01〜5部の量で存在し、架
橋剤は0.1〜50部、望ましくは1〜10部の量で存
在する。
【0063】この第6の縮合硬化方式の別の方式におい
て、少なくとも2つの加水分解性アミノキシ基および任
意に、Si原子に結合したアミノキシ基以外の他の加水
分解性又は縮合性基を有するシロキサン重合体は、任意
に縮合触媒の存在下でSi原子に結合した平均少なくと
も2つのヒドロキシ基を有する架橋剤と反応させる。典
型的な調製において、任意の触媒は組成物にシロキサン
重合体の100重量部を基準にして0.01〜10部、
望ましくは0.01〜5部の量で存在し、架橋剤は0.
1〜50部、望ましくは1〜10部存在する。
【0064】その第6の縮合硬化方式とはさらに別の方
式として、少なくとも2つの加水分解性アミノキシ基お
よび、任意にSi原子に結合したアミノキシ以外の他の
加水分解性又は縮合性基を有するシロキサン重合体は、
任意に上記縮合触媒の存在下で架橋される。シロキサン
重合体が2つだけの加水分解性アミノキシ基を有しさら
に加水分解性基を有さない場合、Si原子に結合した1
分子当り平均少なくとも2つの加水分解性基を有する架
橋剤の存在が必要である。シロキサン重合体が2つ以上
の加水分解性アミノキシ基又は2つのアミノキシ基およ
びSi原子に結合したアミノキシ以外にさらに加水分解
性基を有する場合には、架橋剤の存在は必要ない。典型
的な調製法において、任意の触媒は組成物にシロキサン
重合体の100重量部を基準にして0.01〜10部、
望ましくは0.01〜5部の量で存在し、追加の架橋剤
が必要な場合にはそれは0.1〜20部、望ましくは
0.1〜10部の量で存在する。
【0065】本発明の第7の縮合硬化方式において、少
なくとも2つのヒドロキシシロキシ基を有するシロキサ
ン重合体は、Si原子に直結した1分子当り平均少なく
とも2つの加水分解性アミド基をもつ架橋剤と任意に縮
合触媒の存在下で反応させる。その架橋剤は次の一般式
(9)のアミドシランにすることができる:
【化11】 (上式のRは水素原子、炭素原子数が7の一価の炭化水
素基又は置換炭化水素基、官能化炭化水素基、式−NC
2 2 、−NR2 COR2 、−NR2 2 又は−NR4
窒素化合物から選ぶ;R1 は炭素原子数が7以下の一価
の炭化水素基、一価の置換炭化水素基又は炭素原子数が
7以下の官能化炭化水素基である;R2 は水素原子又は
炭素原子数が7以下の一価の炭化水素または置換炭化水
素基である;R3 は炭素原子数が7以下の一価の脂肪族
又は芳香族炭化水素基又は置換炭化水素基又は官能化炭
化水素基である;R4 はシクロアルキル基である;
0又は1、は0、1又は2である、これらは、例え
ば、US−A 3,378,520又は4,985,4
76号に記載されている、そして任意に縮合触媒が存在
する)。
【0066】望ましい架橋剤の例はメチルトリス(アセ
タアミド)シラン又はメチルエトキシビス−(N−メチ
ルベンズアミド)シランである。その架橋剤はアミドシ
ロキシ基を含有する線状又は環状シロキサンオリゴマー
にすることもできる。また、その架橋剤はアミドを含有
するシルセスキオキサンおよび任意に、Si原子に直結
したアミド以外の1分子当り平均少なくとも1つの他の
加水分解性又は縮合性基を有するさらに別の架橋剤、ア
ミドシリル基および任意にSi原子に直結した他の加水
分解性又は縮合性基をもつ有機重合体又は樹脂にするこ
ともできる。また、その架橋剤は、上記架橋剤の部分加
水分解および縮合生成物(二量体、三量体、四量体、
等)にすることができる。典型的な調製法において、そ
の任意の縮合触媒は組成物にシロキサン重合体100重
量部を基準にして0.01〜10部、望ましくは0.0
1〜5部の量で存在し、架橋剤は0.1〜50部、望ま
しくは1〜10部の量で存在する。
【0067】この第7の縮合硬化方式の別の方式におい
て、少なくとも2つの加水分解性アミド基および任意
に、Si原子に結合したアミド基以外の他の加水分解性
又は縮合性基を有するシロキサン重合体は、任意に縮合
触媒の存在下でSi原子に結合した平均少なくとも2つ
のヒドロキシ基を有する架橋剤と反応させる。典型的な
調製において、任意の触媒は組成物にシロキサン重合体
の100重量部を基準にして0.01〜10部、望まし
くは0.01〜5部の量で存在し、架橋剤は0.1〜5
0部、望ましくは1〜10部存在する。
【0068】第7の縮合硬化方式とはさらに別の方式と
して、少なくとも2つの加水分解性アミド基および、任
意にSi原子に結合したアミド以外の他の加水分解性又
は縮合性基を有するシロキサン重合体は、任意に上記縮
合触媒の存在下で架橋される。シロキサン重合体が2つ
だけの加水分解性アミド基を有しさらに加水分解性基を
有さない場合、Si原子に結合した1分子当り平均少な
くとも2つの加水分解性基を有する架橋剤の存在が必要
である。シロキサン重合体が2つ以上の加水分解性アミ
ド基又は2つのアミド基およびSi原子に結合したアミ
ド以外にさらに加水分解性基を有する場合には、架橋剤
の存在は必要ない。典型的な調製法において、任意の触
媒は組成物にシロキサン重合体の100重量部を基準に
して0.01〜10部、望ましくは0.01〜5部の量
で存在し、追加の架橋剤が必要な場合にはそれは0.1
〜20部、望ましくは0.1〜10部の量で存在する。
【0069】本発明の第8の縮合硬化方式において、少
なくとも2つのヒドロキシシロキシ基を有するシロキサ
ン重合体は、Si原子に直結した1分子当り平均少なく
とも2つの加水分解性ウレイド基をもつ架橋剤と任意に
縮合触媒の存在下で反応させる。その架橋剤は次の一般
式(10)のウレイドオルガノシランにすることができ
る:
【化12】 (上式のR、R′およびR″はそれぞれ水素原子、炭素
原子数が7以下の一価の炭化水素基又は置換炭化水素
基、官能化炭化水素基から成る群から選び、は0又は
1である、これらは例えばUS−A 3,506,70
1号に記載されている)。
【0070】その架橋剤は、ウレイドシロキシ基を含有
する線状又は環状シロキサンオリゴマー、ウレイドおよ
び任意にSi原子に直結した他の加水分解性又は縮合基
を含有するシルセスキオキサン、ウレイドシリル基およ
び、任意にSi原子に直結したウレイド以外の1分子当
り平均少なくとも1つの他の加水分解性又は縮合性基を
有する別の架橋剤にすることもできる。また、架橋剤は
上記架橋剤の部分加水分解および縮合生成物(二量体、
三量体、四量体、等)にすることができる。典型的な調
製法において、任意の縮合触媒は、その性質によってシ
ロキサン重合体100重量部を基準にして組成物に0.
01〜10部、望ましくは0.01〜5部の量で存在
し、架橋剤は0.1〜50部、望ましくは1〜10部の
量で存在する。
【0071】その第8の縮合硬化方式の別の方式におい
て、少なくとも2つの加水分解性ウレイド基および任意
に、Si原子に結合したウレイド以外の他の加水分解性
又は縮合性基を有するシロキサン重合体は、任意に縮合
触媒の存在下でSi原子に結合した平均少なくとも2つ
のヒドロキシ基を有する架橋剤と反応させる。典型的な
調製において、任意の触媒は組成物にシロキサン重合体
の100重量部を基準にして0.01〜10部、望まし
くは0.01〜5部の量で存在し、架橋剤はその性質に
よって0.1〜50部、望ましくは1〜10部の量で存
在する。
【0072】第8の縮合硬化方式のさらに別の方式とし
て、シロキサン重合体は少なくとも2つの加水分解性ウ
レイド基を有し、そして任意にSi原子に結合したウレ
イド以外の他の加水分解性又は縮合性基は、任意に前記
縮合触媒の存在下で架橋される。シロキサン重合体が2
つだけの加水分解性ウレイド基を有しさらに加水分解性
基を有さない場合、Si原子に結合した1分子当り平均
少なくとも2つの加水分解性基を有する架橋剤の存在が
必要である。シロキサン重合体が2つ以上の加水分解性
ウレイド基又は2つのウレイド基およびSi原子に結合
したウレイド以外にさらに加水分解性基を有する場合に
は、架橋剤の存在は必要ない。典型的な調製法におい
て、任意の触媒は組成物にシロキサン重合体の100重
量部を基準にして0.01〜10部、望ましくは0.0
1〜5部の量で存在し、追加の架橋剤が必要な場合には
それは0.1〜20部、望ましくは0.1〜10部の量
で存在する。
【0073】本発明の第9の縮合硬化方式において、少
なくとも2つのヒドロキシシロキシ基を有するシロキサ
ン重合体は、Si原子に直結した1分子当り平均少なく
とも2つの加水分解性イミダート基をもつ架橋剤と任意
に縮合触媒の存在下で反応させる。その架橋剤は次の一
般式(11)のイミダートオルガノシランにすることが
できる:
【化13】 (上式のR、R′およびR″はそれぞれ水素原子、炭素
原子数が7以下の一価の炭化水素基又は置換炭化水素
基、官能化炭化水素基から成る群から選び、は0又は
1である、これらはUS−A 3,622,529号に
記載されている)。その架橋剤はイミダートシロキシ基
を含有する線状又は環状シロキサンオリゴマー、イミダ
ートを含有するシルセスキオキサンおよび任意にSi原
子に直結した平均少なくとも1つの他の加水分解性又は
縮合性基を有するさらに別の架橋剤、イミダートシリル
基をもつ有機重合体又は樹脂、および任意にSi原子に
直結したイミダート以外の1分子当り平均少なくとも1
つの他の加水分解性又は縮合性基にすることができる。
また、その架橋剤は上記架橋剤の部分加水分解および縮
合生成物(二量体、三量体、四量体、等)にすることが
できる。
【0074】典型的な調製法において、任意の縮合触媒
は、その性質によってシロキサン重合体100重量部を
基準にして組成物に0.01〜10部、望ましくは0.
01〜5部の量で存在し、架橋剤は0.1〜50部、望
ましくは1〜10部の量で存在する。
【0075】その第9の縮合硬化方式の別の方式におい
て、少なくとも2つの加水分解性イミダート基および任
意に、Si原子に結合したイミダート以外の他の加水分
解性又は縮合性基を有するシロキサン重合体は、任意に
上記縮合触媒の存在下でSi原子に結合した平均少なく
とも2つのヒドロキシ基を有する架橋剤と反応させる。
典型的な調製法において、任意の触媒は組成物にシロキ
サン重合体の100重量部を基準にして0.01〜10
部、望ましくは0.01〜5部の量で存在し、架橋剤は
その性質によって0.1〜50部、望ましくは1〜10
部存在する。
【0076】その第9の縮合硬化方式とはさらに別の方
式として、少なくとも2つの加水分解性イミダート基お
よび、任意にSi原子に結合したイミダート以外の他の
加水分解性又は縮合性基を有するシロキサン重合体は、
任意に上記縮合触媒の存在下で架橋される。シロキサン
重合体が2つだけの加水分解性イミダート基を有しさら
に加水分解性基を有さない場合、Si原子に結合した1
分子当り平均少なくとも2つの加水分解性基を有する架
橋剤の存在が必要である。シロキサン重合体が2つ以上
の加水分解性イミダート基又は2つのイミダート基およ
びSi原子に結合したイミダート以外にさらに加水分解
性基を有する場合には、架橋剤の存在は必要ない。典型
的な調製法において、任意の触媒は組成物にシロキサン
重合体の100重量部を基準にして0.01〜10部、
望ましくは0.01〜5部の量で存在し、追加の架橋剤
が必要な場合にはそれは0.1〜20部、望ましくは
0.1〜10部の量で存在する。
【0077】本発明の第10の縮合硬化方式において、
少なくとも2つのヒドロキシシロキシ基を有するシロキ
サン重合体は、Si原子に直結した1分子当り平均少な
くとも2つの加水分解性アルケノキシ基をもつ架橋剤と
任意に縮合触媒の存在下で反応させる。その架橋剤は次
の一般式(10)のアルケノキシシランにすることがで
きる:
【化14】 (上式のXはアルケノキシ以外の加水分解性又は縮合性
基であり、Yはアルケノキシ(−O−CR′=C
R′2 )であり、は0又は1、は0又は1、そして
RおよびR′はそれぞれ水素原子、炭素原子数が7以下
の一価の炭化水素基又は置換炭化水素基および官能化炭
化水素基からなる群から選ぶ。
【0078】その架橋剤は、アルケノキシシロキシ基お
よび任意に、Si原子に直結したアルケノキシ以外で1
分子当り平均少なくとも1つの他の加水分解性又は縮合
性基を有するさらに別の架橋剤を含有する線状又は環状
シロキサンまたはシルセスキオキサン、アルケノキシシ
リル基および任意にSi原子に直結した他の加水分解性
又は縮合性基をもつ有機重合体又は樹脂にすることもで
きる。その架橋剤は、上記架橋剤の部分加水分解および
縮合生成物(二量体、三量体、四量体、等)にできる。
典型的な調製法において、その触媒は組成物にシロキサ
ン重合体100重量部を基準にして0.01〜10部、
望ましくは0.01〜5部の量で存在し、架橋剤は0.
1〜50部、望ましくは1〜10部の量で存在する。
【0079】その第10の縮合硬化方式の別の方式にお
いて、少なくとも2つの加水分解性アルケノキシ基およ
び任意に、Si原子に結合したアルケノキシ以外の他の
加水分解性又は縮合性基を有するシロキサン重合体は、
任意に縮合触媒の存在下でSi原子に結合した平均少な
くとも2つのヒドロキシ基を有する架橋剤と反応させ
る。典型的な調製において、任意の触媒は組成物にシロ
キサン重合体の100重量部を基準にして0.01〜1
0部、望ましくは0.01〜5部の量で存在し、架橋剤
はその性質によって0.1〜50部、望ましくは1〜1
0部存在する。
【0080】その第10の縮合硬化方式とはさらに別の
方式として、少なくとも2つの加水分解性アルケノキシ
基および、任意にSi原子に結合したアルケノキシ以外
の他の加水分解性又は縮合性基を有するシロキサン重合
体は、任意に上記縮合触媒の存在下で架橋される。シロ
キサン重合体が2つだけの加水分解性アルケノキシ基を
有しさらに加水分解性基を有さない場合、Si原子に結
合した1分子当り平均少なくとも2つの加水分解性基を
有する架橋剤の存在が必要である。シロキサン重合体が
2つ以上の加水分解性アルケノキシ基又は2つのアルノ
キシ基およびSi原子に結合したアルケノキシ以外にさ
らに加水分解性基を有する場合には、架橋剤の存在は必
要ない。典型的な調製法において、任意の触媒は組成物
にシロキサン重合体の100重量部を基準にして0.0
1〜10部、望ましくは0.01〜5部の量で存在し、
追加の架橋剤が必要な場合にはそれは0.1〜20部、
望ましくは0.1〜10部の量で存在する。
【0081】本発明の第11の縮合硬化方式において、
少なくとも2つのヒドロキシシロキシ基を有するシロキ
サン重合体は、1分子当り平均少なくとも2つの加水分
解性イソシアネート基をもつ架橋剤と任意に縮合触媒の
存在下で反応させる。その架橋剤は、DE−A1 2,
653,498およびJA−A 57−168,946
に記載されている次の一般式(12)のイソシアネート
オルガノシランである:
【化15】 〔上式のRは水素原子、炭素原子数が7以下の一価の炭
化水素基又は置換炭化水素基、官能化炭化水素基、式−
N=CR″2 、−NR″COR″、−NR″2 又は−N
R′′′の窒素化合物であり;R′は炭素原子数が7以
下の一価の炭化水素基又は置換炭化水素基であり;R″
は水素原子又は炭素原子数が7以下の一価の炭化水素基
であり;R′′′はシクロアルキル基であり;は0又
は1そしては0、1又は2である〕。その架橋剤は、
イソシアネートシロキシ基を含有する線状又は環状シロ
キサンオリゴマー、イソシアネートおよび任意にSi原
子に直結したイソシアネート以外の1分子当り平均少な
くとも1つの他の加水分解性又は縮合性基を有するさら
に別の架橋剤を含有するシルセスキオキサン、イソシア
ネートシリル基および任意にSi原子に直結した他の加
水分解性又は縮合性基をもつ有機重合体又は樹脂にする
こともできる。その架橋剤は、上記架橋剤の部分加水分
解又は縮合生成物(二量体、三量体、四量体、等)にす
ることもできる。典型的な調製法において、その縮合触
媒は、組成物にシロキサン重合体100重量部を基準に
して0.01〜10部、望ましくは0.01〜5部の量
で存在し、架橋剤は0.1〜50部、望ましくは1〜1
0部の量で存在する。
【0082】この第11の縮合硬化方式の別の方式にお
いて、少なくとも2つの加水分解性イソシアネート基お
よび、任意にSi原子に結合したイソシアネート以外の
他の加水分解性又は縮合性基を有するシロキサン重合体
は、任意に縮合触媒の存在下でSi原子に結合した平均
少なくとも2つのヒドロキシ基を有する架橋剤と反応さ
せる。典型的な調製において、任意の触媒は組成物にシ
ロキサン重合体の100重量部を基準にして0.01〜
10部、望ましくは0.01〜5部の量で存在し、架橋
剤はその性質によって0.1〜50部、望ましくは1〜
10部存在する。 その第11の縮合硬化方式とはさら
に別の方式として、少なくとも2つの加水分解性イソシ
アネート基および、任意にSi原子に結合したイソシア
ネート以外の他の加水分解性又は縮合性基を有するシロ
キサン重合体は、任意に上記縮合触媒の存在下で架橋さ
れる。シロキサン重合体が2つだけの加水分解性イソシ
アネ−ト基を有しさらに加水分解性基を有さない場合、
Si原子に結合した1分子当り平均少なくとも2つの加
水分解性基を有する架橋剤の存在が必要である。シロキ
サン重合体が2つ以上の加水分解性イソシアネ−ト基又
は2つのイソシアネート基およびSi原子に結合したイ
ソシアネート以外にさらに加水分解性基を有する場合に
は、架橋剤の存在は必要ない。典型的な調製法におい
て、任意の触媒は組成物にシロキサン重合体の100重
量部を基準にして0.01〜10部、望ましくは0.0
1〜5部の量で存在し、さらに別の架橋剤が必要な場合
にはそれは0.1〜20部、望ましくは0.1〜10部
の量で存在する。
【0083】本発明用の第12の縮合硬化方式におい
て、少なくとも2つのヒドロキシシロキシ又はアルコキ
シシロキシ基を有するシロキサン重合体は、縮合触媒の
存在下で平均少なくとも2つの反応性シラノール基をも
つ架橋剤と反応させる。その架橋剤はシリカ、シリケ−
ト、シリコネート、シラノレート、シラノール官能シリ
コーン樹脂およびシラノール官能有機樹脂からなる群か
ら選ぶ。本発明に有用なシリコネートおよびシラノレー
トはそれぞれ次の一般式(14)および(15)によっ
て表される。
【0084】
【化16】
【化17】 〔上式のRは炭素原子数が7以下の一価の炭価水素基、
置換炭化水素又は官能化炭化水素基であり;M1 はアル
カリ金属カチオン、アンモニウム基およびホスホニルウ
ム基からなる群から選ぶ;は0.1〜3の値を有する
整数又は分数てあり;は0.1〜2の値を有する整数
又は分数である〕。
【0085】その架橋剤は上記架橋剤の部分縮合生成物
(二量体、三量体、四量体、等)の部分縮合生成物にす
ることもできる。ヒドロキシシロキシ末端封鎖シロキサ
ンをエマルシヨンにおいて式(14)のシリコネートで
架橋することは、例えばUS−A 4,816,506
号に記載されている。ヒドロキシシロキシ末端封鎖シロ
キサン、界面活性剤のおよび水からなる高固体分ゲルの
生成後、シリカ、シリケート、シリコネート、シラノレ
ート、シラノール、官能有機樹脂又はシリコーン樹脂お
よびジブチルスズジラウレートのような縮合触媒から成
る群から選んだ架橋剤をそのエマルシヨンに添加する。
この種の架橋反応は技術的に周知であって、US−A
4,221,688;4,244,849;4,27
3,813;5,004,771および3,355,4
06号に記載されている。典型的な調製法において、そ
の触媒は組成物にシロキサン重合体100重量部を基準
にして0.01〜10部、望ましくは0.01〜5部の
量で存在し、架橋剤は0.1〜50部、望ましくは1〜
10部の量で存在する。
【0086】ある縮合硬化方式の架橋剤又は副生物は、
他の縮合硬化系に対して触媒又は共触媒として作用でき
る。かかる共触媒の例は、US−A 3,742,00
4;3,758,441および4,191,817号に
記載されているようなシラザンおよびオキシモシラン架
橋剤又はシラン架橋剤(それらはアミノおよびオキシモ
官能価をもつ)の混合物である。両系は、さらに触媒の
存在を必要とすることなくヒドロキシシロキシ官能有機
重合体を架橋することができる。別の例は、US−A
4,458,055号に開示されているCH3 (C2
5 OH)Si(NHCH2 CH2 CH2 Si(OC2
5 3 2 のようなアミノおよびアルコキシ官能価をも
つシランである。該共触媒の別の例は、US−A 3,
293,204および4,515,932合並びに“B
ifunctional Catalysis in
the Condensation of Silan
ols and Alkoxysilane”by H
sien‐Kun Chu,Robert P.Cro
ss and David I,Crossan,Jo
unal of Organometallic Ch
emistry,425(1992),p.9−17に
記載されているような、アルコキシシランとヒドロキシ
シロキシ官能有機重合体間、2つのアルコキシシロキシ
官能有機重合体間の縮合反応であって、主スズ縮合触媒
の存在下でアセトキシシラン架橋剤によって触媒され
る。
【0087】揮発性副生物を発生しない次のクラスの硬
化方式は本発明の実施にも有用である。
【0088】本発明用の第1の非揮発性硬化方式におい
て、シロキサン重合体は少なくとも2つのヒドロキシシ
ロキシ基を有し、架橋剤は1分子当り平均少なくとも2
つのシルアシクロアルカン基を有する。そのシロキサン
重合体と架橋剤は、アミン、ヒドロキシアミン、グアニ
ジン、N−アルキル化グアニジン、尿素又はN−アルキ
ル化尿素のような求核触媒の存在下で反応させる。望ま
しい触媒はジアルキルヒドロキシアミンであり、最適の
触媒はジエチルヒドロキシルアミンである。シルアシク
ロアルカン硬化方式はUS−A 4,965,367;
4,985,568;5,001,187;5,04
9,688;5,110,967;又はEP−A 0,
423,684および0,423,685号に詳述され
ている。その架橋剤はシルアシクロアルカン基−(Si
(CH2 )をもつ化合物にすることもできる。望ま
しい架橋剤はシルアシクロブタン基をもつ化合物であ
る。シルアシクロアルカン基は、Si−C、Si−(O
−Si)−Si又はSi(O−Si)−C結合を介
して架橋剤に結合される(但しは正の整数である)。
その架橋剤はシルアシクロアルカン基を含有する線状又
は環状シロキサンシロキサン、シルアシクロアルカン基
を含有するシルセスキオキサン、Si原子又は炭素原子
に直結したシルアシクロアルカンをもつ有機オリゴマー
重合体又は樹脂にすることもできる。典型的な調製法に
おいて、触媒は組成物にシロキサン重合体100重量部
を基準にして0.01〜10部、望ましくは0.01〜
5部の量で存在し、架橋剤は0.1〜50部、望ましく
は1〜10部の量で存在する。
【0089】この非揮発姓硬化方式の別の方式におい
て、シロキサン重合体は少なくとも2つのシルアシクロ
アルカン基を有する。次にその重合体は、前記のように
求核触媒の存在下でSi原子に結合した1分子当り平均
少なくとも2つのヒドロキシル基を有する架橋剤と反応
させる。典型的な調製法において、その触媒は組成物に
シロキサン重合体100重量部を基準にして0.01〜
10部、望ましくは0.01〜5部の量で存在し、架橋
剤はその性質によって0.1〜50部、望ましくは1〜
10部の量で存在する。
【0090】この非揮発性硬化方式のさらに別の方式に
おいて、少なくとも2つのシルアシクロアルカン基およ
び任意にシルアシクロアルカン以外の他の加水分解性又
は縮合性基をSi原子に結合したシロキサン重合体は、
上記のように求核触媒の存在下で反応させる。シロキサ
ン重合体が2つだけの加水分解性シルアシクロアルカン
基を有しさらに加水分解性基を有さない場合、Si原子
に結合した1分子当り平均少なくとも2つの加水分解性
基を有する架橋剤の存在が必要である。シロキサン重合
体が2つ以上のシルアシクロアルカン基又は2つのシル
アシクロアルカン基およびSi原子に結合したさらに加
水分解性基を有する場合には、架橋剤の存在は必要な
い。典型的な調製法において、任意の触媒は組成物にシ
ロキサン重合体の100重量部を基準にして0.01〜
10部、望ましくは0.01〜5部の量で存在し、さら
に別の架橋剤が必要な場合にはそれは0.1〜20部、
望ましくは0.1〜10部の量で存在する。
【0091】本発明の第2の非揮発性硬化方式におい
て、少なくとも2つのヒドロキシシロキシ基を有するシ
ロキサン重合体は、縮合触媒の存在下で平均少なくとも
2つのアザーシルアシクロアルカン基を有する架橋剤と
反応させる。そのアザ−シルウシクロアルカン硬化法は
US−A 5,136,064;5,238,988;
5,239,099;および5,254,645号又は
WO 94/14820に詳述されている。その架橋剤
はSi又はN原子を介して結合したアザ−シルアシクロ
ペンタン基をもつ化合物である。その架橋剤はアザ−シ
ルアシクロアルカン基をもつ線状又は環状シロキサン、
シルセスキオキサン、有機オリゴマー、重合体又は樹脂
にすることができる。典型的な調製法において、その触
媒は組成物にシロキサン重合体100重量部を基準にし
て0.01〜10部、望ましくは0.01〜5部の量で
存在し、架橋剤は0.1〜50部、望ましくは1〜10
部の量で存在する。
【0092】第2の非揮発性硬化方式の別の方式におい
て、シロキサン重合体は少なくとも2つのアゾーシルア
シクロアルカン基をSi又はN原子を介して重合体に結
合させている。次にその重合体は縮合触媒の存在下で前
記のように平均少なくとも2つのヒドロキシ基をSi原
子に結合している架橋剤と反応させる。典型的な調製法
において、その触媒は、シロキサン重合体100重量部
を基準にして0.01〜10部、望ましくは0.01〜
5部の量で存在し、架橋剤はその性質によって0.1〜
50部、望ましくは1〜10部の量で存在する。
【0093】その第2の非揮発性硬化方式のさらに別の
方式において、少なくとも2つのアザ‐シルアシクロア
ルカン基および任意にアザ‐シルアシクロアルカン以外
の他の加水分解性又は縮合性基をSi原子に結合したシ
ロキサン重合体は、上記のように縮合触媒の存在下で反
応させる。シロキサン重合体が2つだけの加水分解性ア
ザ‐シルアシクロアルカン基を有しさらに加水分解性基
を有さない場合、Si原子に結合した1分子当り平均少
なくとも2つの加水分解性基を有する架橋剤の存在が必
要である。シロキサン重合体が2つ以上のアザ‐シルア
シクロアルカン基又は2つのアザ‐シルアシクロアルカ
ン基およびSi原子に結合したさらに加水分解性基を有
する場合には、架橋剤の存在は必要ない。典型的な調製
法において、任意の触媒は組成物にシロキサン重合体の
100重量部を基準にして0.01〜10部、望ましく
は0.01〜5部の量で存在し、さらに別の架橋剤が必
要な場合にはそれは0.1〜20部、望ましくは0.1
〜10部の量で存在する。 別のクラスのシリコン硬化
方式は水素化ケイ素(Si−H)基とアルケニル基(−
(CH2 −CH=CH2 )間の付加(ヒドロシリル
化)反応を含む。その水素化ケイ素は重合体又は架橋剤
に結合される。アルケニル基も重合体又は架橋剤に結合
される。アルケニル基が架橋剤に結合される場合、架橋
剤は有機、ケイ素改質シロキサンにすることができる。
【0094】重合体および架橋剤の反応性基の数が、硬
化エラストマーガ得られるか否かを決める。重合体の反
応性基および架橋剤の反応性基の和が少なくとも5であ
ると、付加硬化によってエラストマーの網状構造が形成
される。例えば、重合体が2つのアルケニル基を有し架
橋剤が3つの水素化ケイ素基を有すると、エラストマー
が得られる。付加硬化反応は、触媒が重合体と架橋化合
物間の反応をさせる必要がある。適当なヒドロシリル化
触媒は技術的に周知である。前記付加反応(a)〜
(c)に用いる適当な触媒は周期表8族の遷移金属(貴
金属)化合物である。貴金属触媒は、特に白金触媒を示
しているUS−A 3,923,705号に記載されて
いるもののような技術的に周知のものから選ぶ。望まし
い白金化合物触媒は、例えば、US−A 3,419,
593号に記載されているような末端の脂肪族不飽和を
含有する有機ケイ素化合物とクロロ白金酸の反応生成物
からなる組成物である。該貴金属触媒を使用する場合、
それらはケイ素改質有機重合体100重量部当り0.0
00001〜0.5、望ましくは0.00001〜0.
002重量部の量で添加する。
【0095】本発明の第1の付加硬化方式において、ア
ルケニル基をもつシロキサン重合体は、ヒドロシリル化
触媒の存在下で単位分子当り平均少なくとも2つのSi
‐結合水素原子を有する架橋剤と反応させる。この硬化
法の詳細はUS−A 4,248,751号に教示され
ている。シロキサン重合体は少なくとも1つのアルケニ
ル基を含有する。しかしながら、十分な硬化能を得るた
めに、シロキサン重合体は少なくとも1.1、望ましく
は1.5〜4の反応性アルケニル基を含有する必要があ
る。水素化ケイ素架橋剤は、平均少なくとも2つのHi
−Si結合および任意にSi原子に直結した加水分解性
又は縮合性基を含有する加水分解性水素化ケイ素、重合
体又はオリゴマー化合物、例えばUS−A 4,31
0,678号に教示されているポリオルガノ水素シロキ
サン、アルキル水素シクロシロキサンおよびSiO2
よび/またはSiO3/2単位からなりかつSiに結合
した水素原子をもつ液体共重合体から選ぶことができ
る。
【0096】水素化ケイ素架橋剤は、Si−H基をもつ
有機重合体および樹脂から選ぶともできる。架橋剤は、
例えばUS−A 5,047,492号に記載されてい
るような水素および任意にSi原子に直結したアルコキ
シ基も含有するシルセスキオキサンにすることもでき
る。適当な架橋剤はトリメチルシリル末端封鎖ポリメチ
ル水素シロキサンおよびメチル水素シクロシロキサンで
ある。SiH官能架橋剤は、ポリジオルガノシロキサン
重合体中の各ビニル基に対して少なくとも1つの水素原
子を与えるのに十分な量で添加される。全てのビニル基
が反応するように過剰のSiH官能架橋剤を提供するこ
とが望ましい。典型的な調製において、その触媒は、組
成物にシロキサン重合体の0.000001〜0.5
部、望ましくは0.00001〜0.002重量部の量
で添加される。
【0097】この付加硬化方式の別の方式において、ヒ
ドロシリル化反応はヒドロシリル化触媒の存在下でSi
−H結合を有するシロキサン重合体とSi又は水素原子
に結合したアルケニル基を有する架橋剤間で生じる。そ
のシロキサン重合体は少なくとも1つのSi−H結合を
含有するが、十分な硬化能を得るために、シロキサン重
合体は少なくとも1.1、望ましくは1.5〜4の反応
性Si−H結合も含有することが望ましい。架橋剤は、
少なくとも1つのSi原子に直結した分子当り平均少な
くとも2つのアルケニル基を有し、トリスアルケニルシ
ラン、アルケニル官能線状又は環状シロキサン、SiO
2 および/またはSiO3/2単位からなりかつSi−
結合したアルケニル基をもつ液体共重合体、アルケニル
および任意の加水分解性又は縮合性基(それらは貴金属
触媒化硬化を妨げないでSi原子に直結される)を含有
するシルセスキオキサン、アルケニル基および任意の加
水分解性又は縮合性シリカ基(それらは貴金属触媒化硬
化を妨げずSi−C結合を介して炭素原子に直結され
る)を有する有機重合体又は樹脂、又はアルケニル基を
もつ有機オリゴマー、重合体又は樹脂から選ぶ。その架
橋剤は組成物に架橋剤の各アルケニル基に対してシロキ
サン重合体に少なくとも1つの水素原子を与える量で添
加する。典型的な調製法において、その触媒はシロキサ
ン重合体の0.000001〜0.5重量部、望ましく
は0.00001〜0.002重量部の量で存在し、水
素化ケイ素架橋剤はその性質によつて0.1〜10重量
部、添加する。
【0098】別のクラスの有用な硬化方式において、S
i−C結合間の架橋は遊離基反応を介して生じる。例え
ば、水におけるヒドロキシシロキシ又はトリメチルシロ
キシ末端封鎖シロキサンの安定化エマルシヨンは、US
−A 4,273,634号に記載されているように、
過酸化物又は他の遊離基開始剤又は高エネルギー放射線
を用いて架橋を促進するのに十分なアルケニル置換シロ
キサン単位を含有するシロキサンと反応させる。典型的
な調製法において、遊離基開始剤は組成物にシロキサン
重合体の0.01〜10重量部存在する。
【0099】次のクラスの雑多な有機硬化方式は本発明
の実施に有用である。
【0100】本発明の第1の有機硬化方式において、少
なくとも2つのカルボキシアルキルシロキシ基をもつシ
ロキサン重合体は平均少なくとも2つのエポキシド基を
有する架橋剤と反応させる;その反応はUS−A 4,
623,964号に開示されているように触媒の存在下
で生じる。その架橋剤はジーおよびビス−フェノールの
ジグリシジルエーテルから成る群から選んだエポキシド
化合物にすることができる。その触媒は、有機金属化合
物、アミノ化合物、アミノ化合物の塩類又は触媒の混合
物から成る群からも選ぶ。典型的な調製法において、触
媒はシロキサン重合体の100重量部を基準にして組成
物に0.01〜10部、望ましくは0.01〜5部の量
で存在し、架橋剤は0.1〜100部、望ましくは5〜
50部の量で存在する。
【0101】本発明の別の有機硬化方式において、少な
くとも2つの第一級又は第二級アミノシロキシ基をもつ
シロキサン重合体は、平均少なくとも2つの無水カルボ
ン酸基を有する架橋剤と反応させる。その反応は任意に
DE 4,211,256号に開示されているようなア
クリル化剤の存在下で生じる。架橋剤は、無水カルボン
酸基を含有するアルコキシシラン、アルコキシシロキサ
ン、アルコキシシロキシ又はアルコキシシリル官能樹脂
又はシロキサンである。その反応に含まれるアミノ基お
よびカルボキシ基の数によって、組成物はシロキサン重
合体の100重量分を基準にして典型的な調製法におい
て0.01〜5部、望ましくは0.05〜2部の触媒と
0.1〜100部、望ましくは1〜50部の架橋剤を含
有する。充てん剤が本発明の組成物に添加される。充て
ん剤の種類および充てん剤添加の目的によって、充てん
剤はシロキサン重合体、界面活性剤および水、任意に架
橋剤、触媒および他の配合成分を含有する初混合物に添
加される。初乳化工程の後に高固体分のゲル相にも添加
されるし、又水での希釈後にシリコーンラテックス分散
系に添加される。充てん剤は、純粋なもの(乾燥)又は
水中分散体(スラリー)、シロキサン重合体、重合体/
混合体、溶媒/重合体の混合物、溶媒又は他の適当な溶
媒として添加される。充てん剤は、硬化エラストマーの
強化又は増量のため、又は湿性シリコーンラテックス分
散系又は硬化エラストマーの特別な性能特性を得るた
め、例えば、取扱性、電気伝導性、耐火性、自消性、放
射線遮断性、又は表面外観の変化、等を得るために添加
される。シリコーンエマルション又はシリコーンラテッ
クス分散系と反応しない充てん剤が適当である。
【0102】増量又は強化のために添加する充てん剤は
典型的に、10μm以下、望ましくは2μm以下の平均
粒径を有して、シロキサン重合体の100重量部を基準
にして10〜200重量部、望ましくは40〜120重
量部添加する。かかる充てん剤の例は酸化アルミニウ
ム、水酸化アルミニウム水和物、けいそう土、水酸化マ
グネシウム、粉砕石英、マイカ、炭酸カルシウム、粘
土、硫酸バリウム、酸化亜鉛、酸化鉄および滑石粉であ
る。必要ならば、シロキサン重合体に可溶性の液体アル
コキシシランも充てん剤と共に添加して、充てん剤をシ
ロキサン重合体で相容化させる。
【0103】カーボンブラック又は二酸化チタンのよう
な種々の顔料も添加できる。これらの充てん剤は硬化シ
リコーンラテックス・エラストマーの色に影響を及ぼす
ためだけであるから、それらはシロキサン重合体の10
0重量部当り典型的に0.1〜20重量部、望ましくは
0.5〜10重量部添加する。二酸化チタンが紫外線の
遮断剤として特に有効であることがわかっている。
【0104】本組成物に特定充てん剤の選択および添加
によって、得られるエラストマーの物理的性質、特に引
張強さ、伸び、硬度および熱安定性を改善する。補強充
てん剤として沈殿又はヒュームド・シリカを使用する。
Sn(IV)化合物以外の触媒で硬化される本発明のシ
リコーンラテックス分散系は、湿性ラテックス分散系の
貯蔵安定性および/または硬化エラストマーの耐久性に
悪影響を与えることなく、コロイドシリカでそれらを補
強できるので特に有用である。
【0105】普通のヒュームドおよび沈殿シリカを使用
できるが、我々の硬化シリコーンラテックスエラストマ
ーの強化にはコロイドシリカが極めて有効である。ヒュ
ームド又は沈殿コロイドシリカの水性分散系は市販され
ている。ヒュームドシリカの適当な水分散液は5〜11
のpHで利用できる。分散系におけるヒュームドシリカ
の量は10〜30重量%の範囲内である。かかるヒュー
ムドシリカ分散系はカボット(Cabot)社から商品
名Cab−O−Sphere(R)で入手できる。これ
らの分散系はアンモニア、水酸化ナトリウム又はカリウ
ムで安定化する。 上記のヒュームドシリカの分散系
は、US−A4,221,688号に記載されているよ
うなコロイドシリカの水性ナトリウム、アンモニウム又
はアルミニウムイオン安定化ゾルとは異なる。コロイド
シリカのゾルはナルコ(Nalco)化学社(米国イリ
ノイ州ナペルビイレ)から入手できる。シリコーンラテ
ックス分散系の強化にヒュームドシリカ分散系およびシ
リカゾルの使用はUS−A5,162,429および
5,321,075号に特許請求されている。
【0106】Sn(IV)以外の触媒で硬化される界面
活性剤で安定化されたシリコーンラテックス製のエラス
トマーは、100℃以上の温度にさらしてもシロキサン
の再分布/劣化を触媒できる物質を生成しない。さら
に、アンモニウム安定化シリカも含有するかかるエラス
トマーは200℃(長期)および250℃(短期)の温
度まで熱安定性である。驚くことに、ナトリウム安定化
シリカを含有するシリコーンラテックス分散系から作っ
たエラストマーは120℃(短期)および150℃(長
期)以上の温度で熱安定性でない。安定剤としてH
含有する酸性シリカも熱安定性エラストマ−を生成す
る。一般、Ia族又はIIa族の元素で安定化されない
コロイドシリカ又は分散シリカは熱安定性エラストマー
を生成する。揮発性有機アミンのような他の揮発性塩基
で安定化されたシリカは、アンモニウム安定化、コロイ
ド又は分散シリカで得られるものと類似のシリコーンラ
テックスエラストマ−の熱安定性を与える筈である。適
当な有機アミンは式(R) −xN(H)〔式中のx
は0、1、2又は3であり、RはN(CH2 CH2
H)3 又はNH(CH2 CH2 OH)2 におけるような
アルキル又はアリール基である〕のものである。その揮
発性有機アミンはシクロヘキシルアミン、トリエチルア
ミン、ジメチルアミノメチルプロパノール、ジエチルア
ミノエタノール、アミノメチルプロパノール、アミノブ
タノール、モノエタノールアミン、モノイソプロパノー
ルアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、アミノエチルプロパンジオール、アミノメチルプ
ロパンジオール、ジイソプロパノールアミン、モルホリ
ン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、トリイ
ソプロパノールアミン、トリエタノールアミン、アニリ
ンおよび尿素を含む。
【0107】非ケイ素充てん剤は、湿潤ラテックス分散
系の貯蔵寿命および/または硬化エラストマーの耐久性
に悪影響を与えないから、触媒としてSn(IV)化合
物で硬化したとき本発明のシリコーンラテックス分散系
に使用するのが望ましい。
【0108】表面処理した沈殿炭酸カルシウムは半強化
用充てん剤として使用できる、処理又は未処理の粉砕炭
酸カルシウムは増量用充てん剤としても使用できる。
【0109】硬化シリコーンラテックスエラストマーの
表面外観の改良および/または湿潤ラテックスエラスト
マーの加工性の改善のために使用する充てん剤は、長さ
が0.1〜100mmの繊維を含む。その繊維は、天然
繊維、再生繊維および合成繊維からなる群から選ぶ、天
然繊維は、パルプ、綿、亜麻、絹およびウールを含む。
合成繊維はナイロンおよびポリエステルを含む。
【0110】本発明の硬化シリコーンラテックスエラス
トマーの難燃性および耐火性を得るのに使用する充てん
剤は、US−A 4,719,251号に記載されてい
るような水酸化アルミニウム(三水和物)、不燃性繊
維、セラミック又はガラス繊維および微小球およびバー
ミイキュライトを含む。本発明の硬化シリーンラテック
スエラストマーの電気伝導率を得るために使用する充て
ん剤は、US−A 4,545,914号および4,5
47,312号に開示されているようなカーボンブラッ
ク、金属コーテッドセラミック微小球又は繊維、金属ー
テッドガラス球又は繊維、非コーテッド又は金属コーテ
ッド黒煙繊維又は微小球を含む。
【0111】本発明のシリコーンラテックス分散系は、
例えば、RSiO3/2単位を有するメチルシルセスキ
オキサンの20重量%までで強化することもできる。そ
してそれはエマルシヨンに調製できる。コロイドの大き
さの粒子を有するこらシルセスキオキサンの製造法はU
S−A 3,433,780号に開示されている。その
シルセスキオキサンはコロイド懸濁液の形で使用し、シ
リコーンエマルシヨン(シロキサン重合体、界面活性剤
および水で作製)又は架橋ラテックス(シロキサン重合
体、界面活性剤、水および必要ならば触媒で作製)に添
加する。シルセスキオキサンの共重合体およびブレンド
並びに個々の成分を使用できる、そして式RSiO
3/2はかかる材料の全てを含むことを意図している。
【0112】ある縮合硬化反応、および触媒が活性のま
ゝ残って湿潤分散系の貯蔵寿命および/または硬化エラ
ストマーの耐久性に悪影響を与える組成物に対しては、
本発明の組成物に10重量部以下の化合物を添加して、
硬化が十分に進行した後に触媒を不活性にさせることが
望ましい。この方法では、触媒を急冷する前に数日間の
十分な温置時間を置いて放置する必要がある。アルキル
メルカプタン、8−キノリノール、チオグリコール酸お
よびチオグリコール酸の塩類でのSn(IV)触媒の不
活性化はUS−A 4,609,486号に開示されて
いる。
【0113】ある縮合硬化反応および触媒が活性のまま
残って湿潤分散系の貯蔵寿命に悪影響を与えない組成物
のために、本組成物に貯蔵寿命安定剤として作用する化
合物を20重量部まで添加する必要がある。ジメチルア
ミン、ヒドロキシルアミン、又は2−アミノ−2−メチ
ル−1−プロパノールのようなアミン化合物が、Sn
(IV)触媒およびシリカを含有する湿潤シリコーンラ
テックス分散系の貯蔵寿命(性質の安定性)を改善する
ことがわかった。好適な貯蔵寿命安定剤はUS−A
4,427,811および4,608,412号に開示
されている2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
である。
【0114】本発明のシリコーンラテックス分散系は、
ラテックス分散系の性質又はラテックス分散系から得ら
れる硬化エラストマー製品の性質をさらに改質するため
にさらに別の成分も含有できる。例えば、消泡剤、分散
剤、又は凍解安定剤を該分散系に添加する。
【0115】我々のシリコーンラテックス分散系はシー
ラント、パテ、成形材料又はフォームとして適用でき
る。これらの分散系からの水の蒸発は環境雰囲気にさら
すだけで生じる。その蒸発は室温や高温での乾燥空気や
他のガラスの流動、赤外線加熱、マイクロ波又は種々の
加熱手段の組合せによって助長することができる。加速
手段を用いて水相を蒸発させるときには、急速に発生す
る水蒸気が硬化製品の有害な不連性を与えないように注
意する必要がある。
【0116】
【実施例】次の実施例は、本発明の組成物をさらに説明
するためのものである。実施例において、分散系を作っ
た後液状分散系をフイルムキャストし、そのフィルムを
試験前に最少7日間乾燥させた。ジュロメーターの結果
は、ASTM C661(Indentation H
ardness of Elastomeric‐Ty
pe Sealants by Means of a
Durometer)に記載の方法によって得た。引
張りおよび伸びの結果は、ASTM D412(Vul
canized Rubber and Thermo
plastic Rubbers and Therm
oplastic Elastomers‐Tensi
on)に記載の方法によって、1.3cm長さ(L)を
もったダンベル型試片を使用して得た。
【0117】実施例1 シロキサン重合体を基準にした重量部を用いて、粘度が
50,000mm2 /s〔cs〕、分子量が110 ,
000の−OH(末端封鎖ポリジメチルシロキサン(P
DMSと記す)100部、および水とエトキシ化トリメ
チルノナノール界面活性剤(TergitolTMTM
N−6)の50/50(重量)混合物4部を研究室用ミ
キサー(Whp Mix TM)で高固体分のゲルエマ
ルシヨンが生成するまで混合した。得られた水溶液はブ
ルックフィルド(Brook field)粘度計で測
定した1秒−1のせん断勾配における粘度0.082P
a・sを有した。そのエマルシヨンは水で95%シリー
ン重合体固体分に希釈した。この方法を最終希釈度9
0、85、80、75、70%シリコーン重合体固体分
が調製されるように反復した。次に、これらのエマルシ
ヨンの各々に0.2部のジブチルスズジラウレート(D
BTDL)と0.8部のイソブチルトリメトキシシラン
を混合した。それらの混合物をカートリッジ(Semi
kitTM)に移して一晩放置した。次の日に各試料の
小量を広げて乾燥させた。そのカートリッジからの試料
を220.6kPaの一定圧力で0.32cmのオリフ
ィスを通して押出すことによって押出速度を測定すると
共に押出された量を秤量した。水の蒸発後に不粘着性エ
ラスーが残った。
【0118】 Si重合体固体分 押出速度 (g/分) 95 3.9 90 19.8 85 222.2 80 1228.8 75 4376.1 70 6193.5実施例2 実施例1の研究室用ミキサー中の実施例1の−OH末端
封鎖PDMS100部に硫酸ナトリウムラウリルの50
%水溶液2部を混合した。このエマルシヨンゲルを2
0.25部の水で希釈した。次にそのエマルシヨンにオ
クト酸第一スズ0.42部、クロロプロピルトリメトキ
シシラン0.96部および2−アミノ−2−メチル−1
−プロパノール(95%溶液)0.52部を逐次混合し
た。この分散液は良好な取扱性を有した、特にこの分散
液は架橋したエマルシヨンから調製した75%固体分の
シリコーン分散液よりも大きな押出抵抗および加工抵抗
を有した。それは、水の蒸発後、引張強さが517.1
kPaおよび伸びが1929%のシリコーンエラストマ
ーを生成した。
【0119】実施例3 実施例1と同一の研究室用ミキサー中の粘度が60,0
00mPa・sのトリメトキシシラン末端封鎖PDMS
重合体100部に硫酸ナトリウムラウリルの50/50
溶液11.2部を添加した。それらの配合成分は高固体
分のエマルシヨンゲルが生成するまで混合した。さらに
13部の水と0.5部のオクト酸第一スズ0.5部を混
合した。この分散液は良好な取扱性を有した、そして水
の蒸発後にシリコーンエラストマーを生成した。特にこ
の分散系は架橋したシリコーンエマルシヨン重合体から
調製した75%固体分のシリコーン分散系より押出しお
よび加工抵抗を示した。
【0120】実施例4 粘度が50,000mm2 /s〔cs〕、分子量が11
0,000の−OH末端封鎖PDMS重合体にアルキル
フエノキシポリオキシエチレンエタノール非イオン界面
活性剤〔MakonTM10〕6.2部を添加した。こ
の水溶液は実施例1の粘度計でせん断勾配1秒−1で測
定した粘度が5.35Pa・sであった。上記ミキサー
において、これらの配合成分は極高固体分のエマルシヨ
ンゲルが生成するまで混合した。このゲルは9.10部
の水で希釈した。そのエマルシヨンに0.58部のオク
ト酸第一スズと0.92部のクロロプロピルトリメトキ
シシランヲ混合した。10分以内の温置時間後に15%
NH4 OH水溶液2.0部を添加した。特に、この分散
系は架橋したシリコーンエマルション重合体から調製し
た75%固体分のシリコーン分散系よりも大きな押出し
および加工抵抗を示した。
【0121】実施例5 前記研究室用ミキサーでイソブチルトリメトキシシラン
0.84部、ジブチルスズジアセテート1.0部および
粘度が50,000mm2 /s〔cs〕で分子量が11
0,000の−OH末端封鎖PDMS重合体を一緒に混
合した。その重合体に3.04部の水と6.10部の非
イオン界面活性剤(MakonTM10)を極高固体分
のエマルシヨンゲルが生成するまで混合した。その生成
物の溶液は上記と同一の粘度計でせん断勾配1秒−1
測定した粘度が5.35Pa・sであった。このゲルを
7.08部の水で希釈した。のエマルシヨンは良好な取
扱性を示した。そして水の蒸発後にシリコーンエラスト
マーを生成した。特に、この分散液は、架橋したシリコ
ーンエラストマ−重合体から調製した75%固体分のシ
リコーン分散系よりも大きな押出および加工抵抗を示し
た。
【0122】実施例6 前記研究室用ミキサーでイソブチルトリメトキシシラン
0.8部、DBTDL0.41部および粘度が50,0
00mm2 /s〔cs〕で分子量が110,000の−
OH末端封鎖PDMS重合体を一緒に混合した。その重
合体に3.0部の水と6.00部の非イオン界面活性剤
(MakonTM10)を極高固体分のエマルシヨンゲ
ルが生成するまで混合した。得られた水溶液は上記と同
一の粘度計でせん断勾配1秒−1で測定した粘度が5.
35Pa・sであった。このエマルシヨンは良好な取扱
性を示した。そして水の蒸発後にシリコーンエラストマ
ーを生成した。特に、この分散液は、架橋したシリコー
ンエラストマ−重合体から調製した75%固体分のシリ
コーン分散系よりも大きな押出および加工抵抗を示し
た。
【0123】実施例7 前記研究室用ミキサーでイソブチルトリメトキシシラン
0.8部、DBTDL0.41部および粘度が50,0
00mm2 /s〔cs〕で分子量が110,000の−
OH末端封鎖PDMS重合体を一緒に混合した。その重
合体に3.0部の水と6.00部の非イオン界面活性剤
(MakonTM10)を極高固体分のエマルシヨンゲ
ルが生成するまで混合した。その水性MakonTM
0溶液は上記と同一の粘座計でせん断勾配1秒−1で測
定した粘度が5.35Pa・sであった。そのゲルを2
0.87部の水で希釈して80%シリコーン固体分の分
散系生成した。このエマルシヨンは良好な取扱性を示し
た。そして水の蒸発後にシリコーンエラストマーを生成
した。特に、この分散液は、架橋したシリコーンエラス
トマ−重合体から調製した75%固体分のシリコーン分
散系よりも大きな押出および加工抵抗を示した。
【0124】実施例8 次のシラノール末端封鎖PDMS重合体100部をそれ
ぞれ使用してシーラント配合物を調製した:Huls
TMPS344.5(8000mm2 /s〔cs〕、5
8,000Mw);HulsTMPS345.5(1
8,000mm2 /s〔cs〕,77,000Mw);
HulsTMPS347.5(50,000mm2 /s
〔cs〕,110,000Mw);HulsTM PS
348.7(125,000〜175,000mm2
s〔cs〕,150,000Mw)。その重合体に0.
8部のイソブチルトリトキシシランを添加して、上記研
究室用ミキサーで混合した。4.0部の非イオン界面活
性剤(TergitolTMTMN−6)と3.0の水
をその重合体と透明ゲルエマルシヨンが生成するまで混
合した。このエマルシヨンを17.1部の水で希釈し
た。そのエマルションにDBTDLを0.4部添加して
エマルシヨン粒子の架橋をした。全てのエマルションが
良好な取扱性を有し、水の蒸発後に乾燥してシリコーン
エラストマーを生成した。特にこれらの分散系は、架橋
したシリコーンエラストマー重合体から調製した75%
固体分のシコーン分散系よりも大きな押出および加工抵
抗を示した。
【0125】実施例9 次に、粘土が50,000mm2 /s〔cs〕のシラノ
ール末端封鎖PDMS重合体100部およびTergi
tolTM TMN−6の45%水溶液4.0部を極高
固体分のエマルシヨンゲルが生成するまで混合した。そ
の生成物の溶液は前記粘度計で測定した1秒−1のせん
断で勾配で0.082Pa・sの粘度を有した。このエ
マルシヨンゲルを希釈して80%シリコーン固体分のエ
マルシヨンにした。その後、そのエマルシヨンにDBT
DL0.5部とジメチルメチル水素共重合体オリゴマー
1.0部を混合した。
【0126】この混合物は水の蒸発後に不粘着性シリコ
ーンエラストマーを生成した。それは引張強さが27
5.8kPa、伸びが922そしてショアAジュロメー
ターが13であった。
【0127】実施例10 粘度が50,000mm2 /s〔cs〕のシラノール末
端封鎖PDMS重合体100部およびTergitol
TM TMN−6の45%水溶液4.0部を極高固体分
のエマルシヨンゲルが生成するまで混合した。得られた
水溶液は前記粘度計で測定した1秒−1のせん断で勾配
で0.082Pa・sの粘度を有した。このエマルシヨ
ンゲルを希釈して80%シリコーン固体分のエマルシヨ
ンにした。その後、そのエマルシヨンにジエチルヒドロ
キシルアミン0.5部とジメチルメチル水素共重合体オ
リゴマー1.0部を混合した。
【0128】この混合物は3日間の温置後に押出した、
そして標準の硬化条件後に不粘着性シリコーンエラスト
マーを生成した。それは引張強さが68.95kPa、
伸びが2203であった。そのエラストマーはショアA
ジュロメーターで測定するには軟らか過ぎた。
【0129】実施例11 次に、粘度が50,000mm2 /s〔cs〕のシラノ
ール末端封鎖PDMS重合体100部およびTergi
tolTM TMN−6の45%水溶液4.0部を極高
固体分のエマルシヨンゲルが生成するまで混合した。そ
の生成物の水溶液は前記粘度計で測定した1秒−1のせ
ん断で勾配で0.082Pa・sの粘度を有した。この
エマルシヨンゲルを希釈して80%シリコーン固体分の
エマルシヨンにした。その後、そのエマルシヨンにDB
TDL0.5部とビニルトリス(メチルエチルケトキシ
メ)シラン1.0部を混合した。
【0130】この混合物は水の蒸発後に不粘着性シリコ
ーンエラストマーを生成した。それは引張強さが22
7.5kPa、伸びが976そしてショアAジュロメー
ターが3であった。
【0131】実施例12 粘度が60,000mm2 /s〔cs〕のトリメトキシ
シリル末端封鎖PDMS重合体100部およびTerg
itolTM TMN−6の45%水溶液4.0部を極
高固体分のエマルシヨンゲルが生成するまで混合した。
その生成物の水溶液は前記粘度計で測定した1秒−1
せん断で勾配で0.082Pa・sの粘度を有した。こ
のエマルシヨンゲルを希釈して80%シリコーン固体分
のエマルシヨンにした。その後、そのエマルシヨンにT
YZORTMDC0.5部(キレート化チタネート)を
混合した。
【0132】この混合物は水の蒸発後に不粘着性シリコ
ーンエラストマーを生成した。それは引張強さが30
3.4kPa、伸びが583そしてショアAジュロメー
ターが6であった。
【0133】実施例13 次に、粘度が50,000mm2 /s〔cs〕のシラノ
ール末端封鎖PDMS重合体100部およびTergi
tolTM TMN−6の45%水溶液4.0部を極高
固体分のエマルシヨンゲルが生成するまで混合した。そ
の生成物の溶液は前記粘度計で測定した1秒−1のせん
断で勾配で0.082Pa・sの粘度を有した。このエ
マルシヨンゲルを希釈して80%シリコーン固体分のエ
マルシヨンにした。その後、そのエマルシヨンにDBT
DL0.5部とメチルトリアセトキシシラン1.0部を
混合した。
【0134】この混合物は水の蒸発後に不粘着性シリコ
ーンエラストマーを生成した。それは引張強さが53
0.9kPa、伸びが1042そしてショアAジュロメ
ーターが6であった。
【0135】実施例14 次に、粘度が50,000mm2 /s〔cs〕のシラノ
ール末端封鎖PDMS重合体100部およびTergi
tolTM TMN−6の45%水溶液4.0部を極高
固体分のエマルシヨンゲルが生成するまで混合した。そ
の生成物の溶液は前記粘度計で測定した1秒−1のせん
断で勾配で0.082Pa・sの粘度を有した。このエ
マルシヨンゲルを希釈して80%シリコーン固体分のエ
マルシヨンにした。その後、そのエマルシヨンにDBT
DL0.5部とビニルトリイソプロペノキシシラン1.
0部を混合した。
【0136】この混合物は水の蒸発後に不粘着性シリコ
ーンエラストマーを生成した。それは引張強さが33
0.95kPa、伸びが553そしてショアAジュロメ
ーターが10であった。
【0137】実施例15 粘度が50,000mm2 /s〔cs〕のシラノール末
端封鎖PDMS重合体100部およびTergitol
TM TMN−6の45%水溶液4.0部を極高固体分
のエマルシヨンゲルが生成するまで混合した。その生成
物の溶液は前記粘度計で測定した1秒−1のせん断で勾
配で0.082Pa・sの粘度を有した。このエマルシ
ヨンゲルを希釈して80%シリコーン固体分のエマルシ
ヨンにした。その後、そのエマルシヨンにDBTDL
0.5部とトリス(ジメチルアミノ)メチルシラン1.
0部を混合した。
【0138】この混合物は水の蒸発後に不粘着性シリコ
ーンエラストマーを生成した。それは引張強さが25
5.1kPa、伸びが874そしてショアAジュロメー
ターが5であった。
【0139】実施例16 エマルシヨンA: 研究室用ミキサー(Hauschil
TM)の中で、0.088のビニル官能価を含有し粘
度が55,000mm2 /s〔cs〕のビニルを末端基
とするPDMS100部に0.3部の白金/ビニルを末
端基とするシロキサン錯体(0.6%の白金を含有)を
混合した。次にその混合物にTergitolTMTM
N−6の45%固体分の水溶液4部を94%シリコーン
固体分の水中油形エマルシヨンゲルが生成するまで混合
した。このエマルシヨンゲルを希釈して80%シリコー
ン固体分のエマルシヨンにした。最終の水溶液は前記粘
度計で測定した1秒−1のせん断勾配で0.082Pa
・sの粘度を有した。
【0140】エマルシヨンB:エマルシヨンAに使用し
た研究室用ミキサーの中で、ビニル官能価が0.088
で粘度が55,000mm2 /s〔cs〕のビニルを末
端基とするPDMS100部に1.5部のジチルメチル
水素シロキサン(粘度が5mm2 /s〔cs〕を混合し
た。次にその混合物にTergitolTMTMN−6
の45%固体分の水溶液4部を94%シリーン固体分の
水中油形エマルシヨンゲルが生成するまで混合した。こ
のエマルシヨンゲルを希釈して80%シリーン固定分の
エマシヨンにした。生成の水溶液は前記粘度計で測定し
た1秒−1のせん断勾配で0.082Pa・sの粘度を
有した。
【0141】エマルシヨンC:等分のエマルシヨンAと
エマルシヨンBを同一の研究室用ミキサーで一緒に混合
した。エマルシヨンCは4日後に水の蒸発した不粘着性
シリコーンエラストマーを生成した。
【0142】実施例17 粘度が60,000mm2 /s〔cs〕のトリメトキシ
シリル末端封鎖PDMS重合体100部およびTerg
itolTM TMN−6の45%水溶液4.0部を極
高固体分のエマルシヨンゲルが生成するまで混合した。
得られた水溶液は前記粘度計で測定した1秒−1のせん
断で勾配で0.082Pa・sの粘度を有した。このエ
マルシヨンゲルを希釈して80%シリコーン固体分のエ
マルシヨンにした。その後、そのエマルシヨンにヘキシ
ルアミン0.54部とオクタノン酸0.72部を混合し
た。
【0143】この混合物は水の蒸発後に不粘着性シリコ
ーンエラストマーを生成した。
【0144】実施例18 粘度が50,000mm2 /s〔cs〕のシラノール末
端封鎖PDMS重合体100部およびTergitol
TM TMN−6の45%水溶液4.0部を極高固体分
のエマルシヨンゲルが生成するまで混合した。生成した
水溶液は前記粘度計で測定した1秒−1のせん断で勾配
で0.082Pa・sの粘度を有した。このエマルシヨ
ンゲルを希釈して80%シリコーン固体分のエマルシヨ
ンにした。その後、そのエマルシヨンにオクト酸第一ス
ズ0.2部とビニルメトキシシランの50%水溶液(p
H=4、前加水分解したビニルトリメトキシシラン)を
混合した。
【0145】この混合物は水の蒸発後に不粘着性シリコ
ーンエラストマーを生成した。それは引張強さが57
9.2kPa、伸びが1733そしてショアAジュロメ
ーターが2であった。
フロントページの続き (72)発明者 ダニエル トレント ベルグ アメリカ合衆国ウイスコンシン州53150 ムスケゴ 5エッチ オーバールック ベ イ ロード ダブリュ192 エス7859 (72)発明者 ドナルド テイラー リリース アメリカ合衆国ミシガン州48640 ミッド ランド ワークフィールド 1205 (72)発明者 レオン アンドリュ マルティークス ベルギー国1150 ブリュッセル アベニュ ド ラトランティク 86 (72)発明者 アンドリース トーマス フランツ ウル フ アメリカ合衆国ミシガン州48642 ミッド ランド ウイルドウッド 1301 (72)発明者 ニック エバン シェパード アメリカ合衆国バージニア州24060 ブラ ックスバーグ アプト 12300−ディー トール オークス ドライブ 750

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レオロジー改質剤を含まず複数の架橋ポリ
    シロキサン粒子を有するシリコーンラテックスから成る
    組成物であって、該シリコーンラテックスが少なくとも
    75重量%のシリコーン含量を有し、かつ該シリコーン
    ラテックスが、 (a)(イ)25℃で5000〜500,000mPa
    ・sの粘度を有するシロキサン重合体又は重合体の混合
    物100重量部と、(ロ)100重量部までの架橋剤と
    の架橋生成物であって、前記シロキサン重合体又は重合
    体の混合物が次の一般式(1)で表される少なくとも1
    つの重合体物質: 【化1】 X3−n−YO−(R1 2 SiO)−Y−R3−n (1) 〔式中のnは0、1、2又は3であり;zは500〜5
    000の整数であり;Xは水素原子、ビニル基、ヒドロ
    キシル基、縮合性基又は加水分解性基であり;YはSi
    原子又はSi−(CH2 −SiR1 2 基(mは1〜
    8である)であり;Rはそれぞれ、水素原子、脂肪族、
    アルキル、アミノアルキル、ポリアミノアルキル、エポ
    キシアルキル、アルケニル又は芳香族基から成る群から
    選び;R1はそれぞれX、水素原子、脂肪族、アルキ
    ル、アルケニルおよび芳香族アリール基から成る群から
    選ぶ〕を有する構成の前記架橋生成物; (b)界面活性剤0.5〜10重量部; (c)水0.5〜200重量部;および; (d)10重量までの触媒、から成ることを特徴とする
    シリコーンラテックス組成物。
  2. 【請求項2】(a)(イ)25℃で5000〜500,
    000mPa・sの粘度を有するシロキサン重合体又は
    重合体の混合物100重量部と、(ロ)100重量部ま
    での架橋剤との架橋生成物であって、前記シロキサン重
    合体又は重合体の混合物が次の一般式(1)で表される
    少なくとも1つの重合体物質: 【化2】 X3−n−YO−(R1 2 SiO)−Y−R3−n (1) 〔式中のnは0、1、2又は3であり;zは500〜5
    000の整数であり;Xは水素原子、ビニル基、ヒドロ
    キシル基、縮合性基又は加水分解性基であり;YはSi
    原子又はSi−(CH2 −SiR1 2 基(mは1〜
    8である)であり;Rはそれぞれ、水素原子、脂肪族、
    アルキル、アミノアルキル、ポリアミノアルキル、エポ
    キシアルキル、アルケニル又は芳香族基から成る群から
    選び;R1はそれぞれX、水素原子、脂肪族、アルキ
    ル、アルケニルおよび芳香族アリール基から成る群から
    選ぶ〕を有する構成の前記架橋生成物; (b)界面活性剤0.5〜10重量部;および (c)水0.5〜200重量部からなる混合物を生成す
    る工程;該混合物を少なくとも85重量%のシリコーン
    重合体含量を有するゲル相に乳化させる工程;該エマル
    シヨンをさらに水で希釈して少なくとも75重量%のシ
    リコーン含量にさせる工程;前記乳化工程の前又は後
    に、又は前記希釈工程の前又は後に、10重量%までの
    触媒を添加する工程;および前記乳化工程の前又は後
    に、又は前記希釈工程の前又は後に、100重量部まで
    の架橋剤を添加する工程から成ることを特徴とする複数
    の架橋ポリシロキサン粒子を有するシリコーンラテック
    スの製造法。
  3. 【請求項3】前記シロキサン重合体又は重合体の混合物
    が、(CH3 3 Si1/2、(CH3 2 SiOおよ
    びCH3 SiO3/2 単位から成り、かつ0.1〜8
    %のヒドロキシル基を含有する液体の分枝メチルポリシ
    ロキサン重合体1〜50重量体を含む請求項2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】前記シロキサン重合体又は重合体の混合物
    が(CH3 )3 Si1/ 、(CH3 2 SiO、CH
    3 SiO3/2およびSiO2 単位から成り、かつ0.
    1〜8%のヒドロキシル基から成る分枝メチルシロキサ
    ン重合体樹脂を含む請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】前記シロキサン重合体又は重合体の混合物
    が、1〜100重量部の相容性有機溶媒を含む請求項2
    記載の方法。
  6. 【請求項6】200重量部以下の充てん剤を添加する追
    加工程を含む請求項2記載の方法。
  7. 【請求項7】20重量部以下の接着促進剤を添加する追
    加工程から成る請求項2記載の方法。
  8. 【請求項8】20重量部以下の安定剤を添加する追加工
    程から成る請求項2記載の方法。
  9. 【請求項9】20重量部以下のセスキオキサン樹脂懸濁
    液を添加する追加工程から成る請求項2記載の方法。
  10. 【請求項10】10重量部以下の触媒奪活剤を添加する
    追加工程から成る請求項2記載の方法。
  11. 【請求項11】前記シロキサン重合体が少なくとも2つ
    のヒドロキシル、縮合性又は加水分解性基を有し、前記
    架橋剤が平均して少なくとも2つのSi−H結合を有
    し、前記触媒は貴金属錯体、有機酸金属塩、チタン酸エ
    ステル、アミノ化合物およびそれらの塩類および混合物
    から成る群から選択する請求項2記載の方法。
  12. 【請求項12】前記シロキサン重合体が少なくとも2つ
    のSi−H結合を有し、前記組成物が、1分子当り平均
    して少なくとも2個のヒドロキシル、縮合性又は加水分
    解性基を有する架橋剤および貴金属錯体、有機酸金属
    塩、チタン酸エステル、アミノ化合物およびそれらの塩
    類および混合体から成る群から選んだ縮合触媒を含有す
    る請求項2記載の方法。
  13. 【請求項13】前記シロキサン重合体がSi原子に結合
    した分子当り少なくとも2個のアルケニル基を有し、架
    橋剤が平均して少なくとも2個のSiに結合した水素原
    子を有し、触媒が貴金属であり、前記架橋剤がシロキサ
    ン重合体の各ビニル基に少なくとも1つの水素原子を与
    えるのに十分な量で存在する水素化ケイ素架橋剤である
    請求項2記載の方法。
  14. 【請求項14】前記シロキサン重合体が少なくとも2つ
    のH−Si結合を有し、架橋剤が少なくとも1つのSi
    原子に直結した分子当り平均して少なくとも2つのアル
    ケニル基を有する請求項2記載の方法。
  15. 【請求項15】前記シロキサン重合体が少なくとも2つ
    のカルボキシルアルキルシロキサン基を有し、架橋剤が
    ジフエノールおよびビスフェノールのジグリシジルエス
    テルから成る群から選んだエポキシド化合物であり、触
    媒が有機金属化合物、アミノ化合物、アミノ化合物の塩
    類又はそれらの混合物から成る群から選ぶ請求項2記載
    の方法。
  16. 【請求項16】前記シロキサン重合体が少なくとも2つ
    のヒドロキシシロキシ基を有し、前記組成物がさらに1
    分子当り平均して少なくとも2つのシルアシクロアルカ
    ン基と求核触媒を有する請求項2記載の方法。
  17. 【請求項17】前記シロキサン重合体が少なくとも2つ
    のシルアシクロアルカン基を有し、前記組成物が1分子
    当り平均して少なくとも2つのヒドロキシル基と求核触
    媒を含む請求項記載2の方法。
  18. 【請求項18】前記シロキサン重合体が少なくとも2つ
    のシルアシクロアルカン基を有し、前記組成物がさらに
    求核触媒と、任意に1分子当り平均して少なくとも2つ
    の加水分解性基を有する架橋剤を有する請求項2記載の
    方法。
  19. 【請求項19】前記シロキサン重合体が少なくとも2つ
    のヒドロキシシロキシ基を有し、前記組成物が1分子当
    り平均して少なくとも2つのアザ−シルアシクロアルカ
    ン基と縮合触媒を有する請求項2記載の方法。
  20. 【請求項20】前記シロキサン重合体が少なくとも2つ
    のアザ−シルアシクロアルカン基を有し、前記組成物が
    さらに1分子当り少なくとも2つのヒドロキシル基と縮
    合触媒を含む請求項2の方法。
  21. 【請求項21】前記シロキサン重合体が少なくとも2つ
    のアゾーシルアシクロアルカン基を有し、前記組成物が
    さらに縮合触媒と、任意に1分子当り平均して少なくと
    も2つの加水分解性基を有する架橋剤を有する請求項2
    記載の方法。
  22. 【請求項22】前記シロキサン重合体が少なくとも2つ
    の第一級又は第二級アミノシロキシ基を有し、前記組成
    物がさらに任意のアクリル化剤を含有し、架橋剤は平均
    して少なくとも2つのカルボン酸無水物基を含有しかつ
    アルコキシシラン、アルコキシシロキサン、アルコキシ
    シロキシ官能、樹脂、アルコキシシリル官能樹脂および
    カルボン酸無水物基を含有するシロキサンから成る群か
    ら選択する請求項2記載の方法。
  23. 【請求項23】前記シロキサン重合体が少なくとも2つ
    のヒドロキシシロキシ又はアルコキシシロキシ基、縮合
    触媒および平均して少なくとも2つの反応性シラノール
    基を含有する架橋剤を有し、該架橋剤は(a)シリカ、
    (b)シリート、(c)シリコネート、(d)シラノレ
    ート、(e)シラノール官能シリコーン樹脂、(f)シ
    ラノール官能有機樹脂および(g)それらの部分縮合生
    成物から成る群から選ぶ請求項2の方法。
  24. 【請求項24】前記充てん剤はコロイドシリカ、ヒュ−
    ムドシリカ、けいそう土、粉砕石英、炭酸カルシウム、
    カーボンブラック、二酸化チタン、水酸化マグネシウ
    ム、粘土、酸化アルミニウム、水和アルミナ、発泡バー
    ミイキュライト、酸化亜鉛、雲母、タルク、酸化鉄、硫
    酸バリウム、消石灰およびそれらの混合物から成る群か
    ら選ぶ請求項6記載の方法。
  25. 【請求項25】前記充てん剤はさらに天然繊維、再生繊
    維および合成繊維から成る群から選ぶ請求項6の方法。
  26. 【請求項26】前記充てん剤は水酸化アルミニウム(三
    水和物)、不燃性繊維、セラミック又はガラス繊維又は
    ミクロスフェアおよびバーミイキュライトから成る群か
    ら選ぶ請求項7記載の方法。
  27. 【請求項27】前記充てん剤は、カーボンブラック、金
    属コーテッドセラミック・スフェア又は繊維、未コーテ
    ッド又は金属コーテッド黒鉛繊維又はスフェアから成る
    群から選ぶ請求項7記載の方法。
  28. 【請求項28】前記安定剤は、炭素、水素および窒素原
    子又は炭素、水素、窒素および酸素原子から構成された
    有機アミンであって、該有機アミンがエマルションに存
    在する水に可溶性である請求項9記載の方法。
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