JPH10275706A - 角形チップ抵抗器 - Google Patents

角形チップ抵抗器

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JPH10275706A
JPH10275706A JP10123210A JP12321098A JPH10275706A JP H10275706 A JPH10275706 A JP H10275706A JP 10123210 A JP10123210 A JP 10123210A JP 12321098 A JP12321098 A JP 12321098A JP H10275706 A JPH10275706 A JP H10275706A
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JP
Japan
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layer
upper electrode
electrode layer
chip resistor
electrode layers
Prior art date
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Pending
Application number
JP10123210A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Hashimoto
正人 橋本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一括実装機で反転して実装されても、角形チ
ップ抵抗器が傾く事なく確実に実装される構造の角形チ
ップ抵抗器を提供することを目的とする。 【解決手段】 絶縁基板1上に形成された一対の第1上
面電極層2と、前記第1上面電極層2の一部に重なる抵
抗層4と、前記抵抗層4を完全に覆うとともに、前記第
1上面電極層2の一部に重なる保護層6と、前記第1上
面電極層2上の前記保護層6が重ならない部分を覆う一
対の第2上面電極層5と、前記第2上面電極層5の一部
に重なる一対の端面電極層3とにより構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高密度配線回路に用
いられる角形チップ抵抗器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の軽薄短小化に対する要
求がますます増大していく中、回路基板の配線密度を高
めるため、抵抗素子には非常に小型な抵抗器が多く用い
られるようになってきた。また、近年の高密度配線用の
抵抗体にも高い抵抗値精度が求められるようになってき
ている。
【0003】従来の厚膜タイプの角形チップ抵抗器は、
図2に示すように、96アルミナ基板からなる配線基板
10上に形成された一対の厚膜電極(膜厚8〜12μ
m)による上面電極層11と、この上面電極層11と接
続するように形成されたルテニウム系厚膜抵抗(膜厚1
0〜14μm)による抵抗層12と、この抵抗層12を
覆うガラス層14と、前記上面電極層11の一部と重な
る端面電極層13とからなり、かつ露出電極面にははん
だ付け性を確保するためにNiめっき層15とはんだめ
っき層16を電解めっきにより形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の角形チップ抵抗器においては、絶縁基板10上に形
成された上面電極層11の一部に重なるように抵抗層1
2を形成し、さらにこの抵抗層12を覆うようにガラス
層14を形成しているため、このガラス層14の表面と
前記上面電極層11の表面との段差が大きくなり、その
結果、このような角形チップ抵抗器が一括実装機で反転
して実装された場合、角形チップ抵抗器が傾いて確実に
実装されないという課題を有していた。
【0005】本発明はこのような課題を解決するもの
で、一括実装機で反転して実装されても、角形チップ抵
抗器が傾く事なく確実に実装される構造の角形チップ抵
抗器を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の角形チップ抵抗器は、絶縁基板上に形成され
た一対の第1上面電極層と、前記第1上面電極層の一部
に重なる抵抗層と、前記抵抗層を完全に覆うとともに、
前記第1上面電極層の一部に重なる保護層と、前記第1
上面電極層上の前記保護層が重ならない部分を覆う一対
の第2上面電極層と、前記第2上面電極層の一部に重な
る一対の端面電極層とにより構成したもので、この構成
によれば、一括実装機で反転して実装されても、角形チ
ップ抵抗器が傾く事なく確実に実装される構造の角形チ
ップ抵抗器が得られるという作用を有するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、絶縁基板上に形成された一対の第1上面電極層と、
前記第1上面電極層の一部に重なる抵抗層と、前記抵抗
層を完全に覆うとともに、前記第1上面電極層の一部に
重なる保護層と、前記第1上面電極層上の前記保護層が
重ならない部分を覆う一対の第2上面電極層と、前記第
2上面電極層の一部に重なる一対の端面電極層とにより
構成したもので、この構成によれば、絶縁基板上に形成
された一対の第1上面電極層の一部に重なる抵抗層と、
この抵抗層を完全に覆うとともに、前記第1上面電極層
の一部に重なる保護層とを備え、前記第1上面電極層上
の前記保護層が重ならない部分を一対の第2上面電極層
で覆うようにしているため、この第2上面電極層の存在
により、保護層の表面と上面電極層の表面との段差は小
さくなり、これにより、一括実装機でこの角形チップ抵
抗器が反転して実装されても、角形チップ抵抗器は傾く
ことなく確実に実装されるという作用を有するものであ
る。
【0008】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における角形チップ抵抗器について、図1(a)を
用いて説明する。
【0009】図1(a)に示すように、本発明の実施の
形態1における角形チップ抵抗器は、96アルミナ基板
からなる絶縁基板1と、前記絶縁基板1上に形成された
厚み5μm以下の銀系厚膜からなる一対の第1上面電極
層2と、前記第1上面電極層2の一部に重なるルテニウ
ム系厚膜からなる抵抗層4と、前記第1上面電極層2上
の前記抵抗層4が重ならない部分を覆う厚み5μm以上
の第2上面電極層5と、前記抵抗層4を完全に覆うオー
バーコートガラス層からなる保護層6と、前記第2上面
電極層5の一部に重なる銀系厚膜からなる一対の端面電
極層3とにより構成されている。
【0010】なお、露出電極面にははんだ付け性を向上
させるために、Niめっき層7とSn−Pbめっき層8
を電解めっきにより施している。
【0011】次に、図1(a)に示した本発明の実施の
形態1における角形チップ抵抗器の製造方法について説
明する。まず、耐熱性および絶縁性に優れた96アルミ
ナ基板からなる絶縁基板1を受け入れる。この絶縁基板
1には短冊状および個片状に分割するために、分割のた
めの溝(グリーンシート時に金型成形)が形成されてい
る。次に、前記絶縁基板1の表面に厚膜銀ペーストをス
クリーン印刷し、かつ乾燥させた後に更に抵抗層4の重
ならない部分を覆うように厚膜銀ペーストをスクリーン
印刷し、かつ乾燥させ、その後、ベルト式連続焼成炉を
用いて、850℃の温度で、ピーク時間6分,IN−O
UT時間45分のプロファイルによって焼成することに
より、第1上面電極層2および第2上面電極層5を同時
に形成した。次に、第1上面電極層2の一部に重なるよ
うに、RuO2を主成分とする厚膜抵抗ペーストをスク
リーン印刷し、かつ乾燥させ、その後、ベルト式連続焼
成炉を用いて、850℃の温度でピーク時間6分,IN
−OUT時間45分のプロファイルによって焼成するこ
とにより抵抗層4を形成した。次に、前記第1上面電極
層2間に位置する前記抵抗層4の抵抗値を揃えるため
に、レーザー光によって、前記抵抗層4の一部を破壊し
抵抗値修正(Lカット,100mm/秒,12KHz,5
W)を行った。続いて、前記抵抗層4を完全に覆うよう
に、ホウケイ酸鉛系ガラスペーストをスクリーン印刷
し、かつ乾燥させ、その後、ベルト式連続焼成炉を用い
て、590℃の温度で、ピーク時間6分,IN−OUT
時間50分の焼成プロファイルによって焼成することに
より、オーバーコートガラス層からなる保護層6を形成
した。次に、端面電極を形成するための準備工程とし
て、端面電極を露出させるために、絶縁基板1を短冊状
に分割し、短冊状絶縁基板を得る。そしてこの短冊状絶
縁基板の側面に、前記第1上面電極層2の一部に重なる
ように厚膜銀ペーストをローラーによって塗布し、かつ
ベルト式連続焼成炉を用いて、600℃の温度で、ピー
ク時間6分,IN−OUT時間45分の焼成プロファイ
ルによって焼成することにより、端面電極層3を形成し
た。次に、電極めっきの準備工程として、前記端面電極
層3を形成した短冊状絶縁基板を個片状に分割する二次
基板分割を行い、個片状絶縁基板を得る。そして最後
に、露出している第1上面電極層2と端面電極層3のは
んだ付け時の電極喰われの防止およびはんだ付けの信頼
性を確保するために、電解めっきによってNiめっき層
7とSn−Pbめっき層8を形成した。
【0012】以上の工程により、本発明の実施の形態1
における角形チップ抵抗器を製造した。
【0013】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2の説明を行う。本発明の実施の形態2では図1
(b)に示すように、オーバーコートガラス層からなる
保護層6を第1上面電極層2に重なるように形成した後
に、第2上面電極層5をオーバーコートガラス層からな
る保護層6に重ならないように第1上面電極層2上に形
成した構成となっている。他の構成は、実施の形態1と
同様である。
【0014】(表1)は上記した本発明の実施の形態
1,2における角形チップ抵抗器と従来の角形チップ抵
抗器のトリミング前の抵抗値精度とトリミング後の抵抗
値精度を比較して示したものである。
【0015】
【表1】
【0016】(表1)から明らかなように本発明の実施
の形態1,2は従来例と比較してトリミング前後の抵抗
値精度が大幅に向上していることがわかる。
【0017】しかも、上面電極層の絶縁基板に対する接
着強度はいずれも差がないことも確認している。
【0018】またこれにより、抵抗値の歩留まりが向上
するため、高精度な角形チップ抵抗器のコストを約半分
にすることができるものである。
【0019】更に本発明の実施の形態2では、図1
(b)に示すようにオーバーコートガラス層からなる保
護層6の表面と第2上面電極層5の表面との段差が小さ
くなるため、一括実装機で角形チップ抵抗器が反転して
実装されても、角形チップ抵抗器は傾く事なく確実に実
装されるという事も確認できた。これは図1(a)に示
す実施の形態1のように第2上面電極層5に重なるよう
にオーバーコートガラス層からなる保護層6を形成して
いないからである。
【0020】なお、上記本発明の実施の形態1,2にお
いては、RuO2系の抵抗層を用いて説明したが、他の
系統の抵抗層を用いても同じ効果を得ることができるも
のである。
【0021】また、本発明の実施の形態1においては、
第1上面電極層2と第2上面電極層5を同時に焼成する
ことにより形成したが、これは個々に焼成してもよい。
但し、この場合は、第1上面電極層2と第2上面電極層
5の界面の接着が若干弱くなるものである。
【0022】そしてまた、本発明の実施の形態1,2で
はレーザートリミングはLカットで行うようにしていた
が、これはシングルカットやJカットでレーザートリミ
ングを行うようにしてもよいものである。
【0023】更に、本発明の実施の形態1,2において
は抵抗層の焼成後にプリコートガラスを形成しなかった
が、これはプリコートガラスを形成しても同様の効果が
得られるものである。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の角形チップ抵抗器
は、絶縁基板上に形成された一対の第1上面電極層と、
前記第1上面電極層の一部に重なる抵抗層と、前記抵抗
層を完全に覆うとともに、前記第1上面電極層の一部に
重なる保護層と、前記第1上面電極層上の前記保護層が
重ならない部分を覆う一対の第2上面電極層と、前記第
2上面電極層の一部に重なる一対の端面電極層とにより
構成したもので、この構成によれば、絶縁基板上に形成
された一対の第1上面電極層の一部に重なる抵抗層と、
この抵抗層を完全に覆うとともに、前記第1上面電極層
の一部に重なる保護層とを備え、前記第1上面電極層上
の前記保護層が重ならない部分を一対の第2上面電極層
で覆うようにしているため、この第2上面電極層の存在
により、保護層の表面と上面電極層の表面との段差は小
さくなり、これにより、一括実装機でこの角形チップ抵
抗器が反転して実装されても、角形チップ抵抗器は傾く
ことなく確実に実装されるというすぐれた効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における角形チッ
プ抵抗器の断面図 (b)本発明の実施の形態2における角形チップ抵抗器
の断面図
【図2】従来の角形チップ抵抗器の断面図
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 第1上面電極層 3 端面電極層 4 抵抗層 5 第2上面電極層 6 保護層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に形成された一対の第1上面
    電極層と、前記第1上面電極層の一部に重なる抵抗層
    と、前記抵抗層を完全に覆うとともに、前記第1上面電
    極層の一部に重なる保護層と、前記第1上面電極層上の
    前記保護層が重ならない部分を覆う一対の第2上面電極
    層と、前記第2上面電極層の一部に重なる一対の端面電
    極層とにより構成した角形チップ抵抗器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006093107A1 (ja) * 2005-03-02 2006-09-08 Rohm Co., Ltd. チップ抵抗器とその製造方法

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