JP2000306711A - 多連チップ抵抗器およびその製造方法 - Google Patents

多連チップ抵抗器およびその製造方法

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JP2000306711A
JP2000306711A JP11110729A JP11072999A JP2000306711A JP 2000306711 A JP2000306711 A JP 2000306711A JP 11110729 A JP11110729 A JP 11110729A JP 11072999 A JP11072999 A JP 11072999A JP 2000306711 A JP2000306711 A JP 2000306711A
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substrate
upper electrode
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Masato Hashimoto
正人 橋本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装基板に実装した際の実装面積に占めるは
んだ付け面積を低減できる多連チップ抵抗器を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 基板21の上面の両端部および両側面の
一部に設けられた複数対の第1の上面電極層22と、前
記複数対の第1の上面電極層22に電気的に接続される
ように設けられた複数の抵抗層23と、少なくとも前記
複数対の第1の上面電極層22の上面に設けられた複数
対の第2の上面電極層25と、少なくとも前記複数対の
第2の上面電極層25の上面に設けられた複数対の第3
の上面電極層26と、少なくとも前記複数の抵抗層23
を覆うように設けられた保護層24とにより構成したも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に使
用される多連チップ抵抗器およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化に伴い、回路基
板に使用される電子部品に対しても実装密度を上げるた
め、ますます小型化への要求が高まっている。抵抗器に
対しても、実装基板上の実装面積を縮小化するため、小
形の抵抗器への要求や独立抵抗素子が一つのユニットと
なっている多連チップ抵抗器への要求が高まってきてい
る。
【0003】従来の技術としては、実願平2−7943
0号(実開平4−38001号)のマイクロフィルムに
開示されたものが知られている。
【0004】以下、従来の多連チップ抵抗器およびその
製造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0005】図18(a)および図18(b)は従来の
多連チップ抵抗器の斜視図および断面図である。
【0006】図18(a)(b)において、1は絶縁基
板で、この絶縁基板1の上面の両端部には二対の上面電
極層2が設けられている。3は二対の上面電極層2に一
部が重なるように設けられた2つの抵抗層である。4は
2つの抵抗層3の全体を覆うように設けられた保護層で
ある。5aは絶縁基板1の両側面に設けられた二対の側
面電極層である。5bは二対の上面電極層2および二対
の側面電極層5aの表面に設けられたニッケルめっきと
はんだめっきからなるめっき層である。
【0007】以上のように構成された従来の多連チップ
抵抗器について、次にその製造方法を図面を参照しなが
ら説明する。
【0008】図19(a)(b)〜図20(a)(b)
は従来の多連チップ抵抗器の製造方法を示す工程図であ
る。
【0009】まず、図19(a)に従来の多連チップ抵
抗器を製造する場合のシート状の絶縁基板6aを示す。
このシート状の絶縁基板6aにはスルーホール7および
縦方向の分割溝8aおよび横方向の分割溝8bが形成さ
れている。
【0010】次に、図19(b)に示すように、シート
状の絶縁基板6aの上面に、複数対の上面電極層2を印
刷形成し、さらにそれぞれの複数対の上面電極層2の一
部に重なるように複数の抵抗層3を印刷形成する。
【0011】次に、図20(a)に示すように、複数の
抵抗層3の全体を覆うように複数の保護層4を印刷形成
した後、横方向の分割溝8b(図19(a)(b)に図
示)に沿って分割し、短冊状の絶縁基板6bを得る。
【0012】次に、図20(b)に示すように、短冊状
の絶縁基板6bの側面部に側面電極層5aを塗着形成す
る。
【0013】その後、短冊状の絶縁基板6bを縦方向の
分割溝8aに沿って分割し、個片状の絶縁基板(図示せ
ず)を得る。
【0014】最後に、図18(a)に示すように上面電
極層2および側面電極層5aの表面にニッケルめっきを
施した後、はんだめっきを施すことにより、めっき層5
bを形成し、従来の多連チップ抵抗器を製造していた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成および製造方法による多連チップ抵抗器では、
実装基板にはんだ付けをした場合、図21(a)の実装
状態の断面図に示すように、側面電極層(図示せず)と
下面電極層(図示せず)の双方ではんだ付けされ、フィ
レット9が形成されるフィレット実装構造となるため、
図21(b)の実装状態の上面図に示すように、部品面
積10に加えて側面をはんだ付けする面積11が必要で
あり、これらを合わせた実装面積12が必要となる。し
かも、実装密度を向上させるため、部品外形寸法を小さ
くすればするほど、実装面積に対するはんだ付け面積の
占める割合が大きくなり、その結果、電子機器を小型化
するための実装密度を向上させることには限界が生ずる
という課題を有していた。
【0016】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、実装基板に実装した際の実装面積に占めるはんだ付
け面積を低減できる多連チップ抵抗器を提供することを
目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の多連チップ抵抗器は、基板と、前記基板の上
面の両端部および両側面の一部に設けられた複数対の第
1の上面電極層と、前記複数対の第1の上面電極層に電
気的に接続されるように設けられた複数の抵抗層と、少
なくとも前記複数対の第1の上面電極層の上面に設けら
れた複数対の第2の上面電極層と、少なくとも前記複数
対の第2の上面電極層の上面に設けられた複数対の第3
の上面電極層と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うよ
うに設けられた保護層とを備えたもので、この構成によ
れば、実装基板に実装した際の実装面積に占めるはんだ
付け面積を低減できる多連チップ抵抗器を提供すること
ができるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、基板と、前記基板の上面の両端部および両側面の一
部に設けられた複数対の第1の上面電極層と、前記複数
対の第1の上面電極層に電気的に接続されるように設け
られた複数の抵抗層と、少なくとも前記複数対の第1の
上面電極層の上面に設けられた複数対の第2の上面電極
層と、少なくとも前記複数対の第2の上面電極層の上面
に設けられた複数対の第3の上面電極層と、少なくとも
前記複数の抵抗層を覆うように設けられた保護層とを備
えたもので、この構成によれば、複数対の第1の上面電
極層を、基板の上面の両端部および両側面の一部に設け
ているため、実装基板にはんだ付けにより実装した場合
には、基板の上面側の両端部と基板の両側面の一部のみ
がはんだ付けされることになり、これにより、実装基板
に実装した際のはんだ付けのフィレットを形成するため
の面積を小さくすることができるため、実装基板上のは
んだ付け部を含む実装面積を低減させることができる多
連チップ抵抗器を提供することができるという作用を有
するものである。
【0019】請求項2に記載の発明は、基板と、前記基
板の上面に設けられた複数対の第1の上面電極層と、前
記複数対の第1の上面電極層に電気的に接続されるよう
に設けられた複数の抵抗層と、少なくとも前記複数対の
第1の上面電極層の上面および前記基板の両側面の一部
に設けられた複数対の第2の上面電極層と、少なくとも
前記複数対の第2の上面電極層の上面に設けられた複数
対の第3の上面電極層と、少なくとも前記複数の抵抗層
を覆うように設けられた保護層とを備えたもので、この
構成によれば、複数対の第2の上面電極層を、基板の上
面に設けられた複数対の第1の上面電極層の上面および
前記基板の両側面の一部に設けているため、実装基板に
はんだ付けにより実装した場合には、基板の上面側の両
端部と基板の両側面の一部のみがはんだ付けされること
になり、これにより、実装基板に実装した際のはんだ付
けのフィレットを形成するための面積を小さくすること
ができるため、実装基板上のはんだ付け部を含む実装面
積を低減させることができる多連チップ抵抗器を提供す
ることができるという作用を有するものである。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の少なくとも複数対の第1、第2、第3の上面
電極層または第2、第3の上面電極層を複数対のめっき
層により覆うとともに、前記複数対のめっき層が保護層
より高くなるように構成したものであり、この構成によ
れば、実装基板のランドパターンとめっき層とが近接す
ることになるため、はんだ付け時のはんだ付け不良を低
減させることができるという作用を有するものである。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載の複数対の第1の上面電極層または第2の上面
電極層を金系の有機金属化合物を焼成して構成したもの
で、この構成によれば、基板の両側面の一部に設けられ
た複数対の第1の上面電極層または第2の上面電極層の
厚みを薄くすることができるため、シート状基板の分割
溝でシート状基板を分割する際に、分割面で前記基板の
両側面の一部に設けられた複数対の第1の上面電極層ま
たは第2の上面電極層をきれいに分断することができる
という作用を有するものである。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1または
2に記載の複数対の第1の上面電極層または第2の上面
電極層をニッケル系または金系のスパッタにより形成し
たもので、この構成によれば、基板の両側面の一部に設
けられた複数対の第1の上面電極層または第2の上面電
極層の厚みを薄くすることができるため、シート状基板
の分割溝でシート状基板を分割する際に、分割面で前記
基板の両側面の一部に設けられた複数対の第1の上面電
極層または第2の上面電極層をきれいに分断することが
できるという作用を有するものである。
【0023】請求項6に記載の発明は、複数対の第3の
上面電極層の稜線に丸みをもたせたもので、この構成に
よれば、複数対の第3の上面電極層の稜線に丸みをもた
せているため、稜線部分の面積を拡大することができ、
これにより、実装基板に実装した後に熱衝撃等の温度変
化が加わって、実装基板と基板の熱膨張係数の違いによ
り応力がはんだ層の稜線に発生したとしても、この応力
を緩和することができるため、実装後のはんだ付け信頼
性を向上させることができるという作用を有するもので
ある。
【0024】請求項7に記載の発明は、分割溝を有する
シート状基板の上面における分割溝の上面を跨ぐように
して前記分割溝内に電極ペーストを印刷することにより
複数対の第1の上面電極層を設ける工程と、前記複数対
の第1の上面電極層間を電気的に接続するように複数の
抵抗層を設ける工程と、少なくとも前記複数の抵抗層を
覆うように保護層を設ける工程と、少なくとも前記複数
対の第1の上面電極層と電気的に接続される複数対の第
2の上面電極層を設ける工程と、少なくとも前記複数対
の第2の上面電極層の上面に重なるように複数対の第3
の上面電極層を設ける工程と、前記複数対の第3の上面
電極層を形成してなる前記シート状基板の分割溝で前記
シート状基板を短冊状基板に分割する工程と、前記短冊
状基板を個片に分割する工程とを備えたもので、この製
造方法によれば、個片に分割した際に、基板の上面の両
端部および両側面の一部に複数対の第1の上面電極層が
設けられているため、実装基板にははんだ付けにより実
装した場合には、基板の上面の両端部と基板の両側面の
一部のみがはんだ付けされることになり、これにより、
実装基板に実装した際のはんだ付けのフィレットを形成
するための面積を小さくすることができるため、実装基
板上のはんだ付け部を含む実装面積を低減させることが
できる多連チップ抵抗器を製造することができるという
作用を有するものである。
【0025】請求項8に記載の発明は、分割溝を有する
シート状基板の上面における分割溝の上面を跨ぐように
して前記分割溝内にスパッタにより複数対の第1の上面
電極層を設ける工程と、前記複数対の第1の上面電極層
間を電気的に接続するように複数の抵抗層を設ける工程
と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように保護層を
設ける工程と、少なくとも前記複数対の第1の上面電極
層と電気的に接続される複数対の第2の上面電極層を設
ける工程と、少なくとも前記複数対の第2の上面電極層
の上面に重なるように複数対の第3の上面電極層を設け
る工程と、前記複数対の第3の上面電極層を形成してな
る前記シート状基板の分割溝で前記シート状基板を短冊
状基板に分割する工程と、前記短冊状基板を個片に分割
する工程とを備えたもので、この製造方法によれば、個
片に分割した際に、基板の上面の両端部および両側面の
一部に複数対の第1の上面電極層が設けられているた
め、実装基板にはんだ付けにより実装した場合には、基
板の上面の両端部と基板の両側面の一部のみがはんだ付
けされることになり、これにより、実装基板に実装した
際のはんだ付けのフィレットを形成するための面積を小
さくすることができるため、実装基板上のはんだ付け部
を含む実装面積を低減させることができる多連チップ抵
抗器を製造することができるという作用を有するもので
ある。
【0026】請求項9に記載の発明は、分割溝を有する
シート状基板の上面に分割溝の上面を跨がないようにし
て複数対の第1の上面電極層を設ける工程と、前記複数
対の第1の上面電極層間を電気的に接続するように複数
の抵抗層を設ける工程と、少なくとも前記複数の抵抗層
を覆うように保護層を設ける工程と、少なくとも前記複
数対の第1の上面電極層と電気的に接続されるように、
シート状基板の上面における分割溝の上面を跨ぐように
して前記分割溝内に電極ペーストを印刷することにより
複数対の第2の上面電極層を設ける工程と、少なくとも
前記複数対の第2の上面電極層の上面に重なるように複
数対の第3の上面電極層を設ける工程と、前記複数対の
第3の上面電極層を形成してなる前記シート状基板の分
割溝で前記シート状基板を短冊状基板に分割する工程
と、前記短冊状基板を個片に分割する工程とを備えたも
ので、この製造方法によれば、個片に分割した際に、基
板の上面の両端部および両側面の一部に複数対の第2の
上面電極層が設けられているため、実装基板にはんだ付
けにより実装した場合には、基板の上面の両端部と基板
の両側面の一部のみがはんだ付けされることになり、こ
れにより、実装基板に実装した際のはんだ付けのフィレ
ットを形成するための面積を小さくすることができるた
め、実装基板上のはんだ付け部を含む実装面積を低減さ
せることができる多連チップ抵抗器を製造することがで
きるという作用を有するものである。
【0027】請求項10に記載の発明は、分割溝を有す
るシート状基板の上面に分割溝の上面を跨がないように
して複数対の第1の上面電極層を設ける工程と、前記複
数対の第1の上面電極層間を電気的に接続するように複
数の抵抗層を設ける工程と、少なくとも前記複数の抵抗
層を覆うように保護層を設ける工程と、少なくとも前記
複数対の第1の上面電極層と電気的に接続されるよう
に、シート状基板の上面における分割溝の上面を跨ぐよ
うにして前記分割溝内にスパッタにより複数対の第2の
上面電極層を設ける工程と、少なくとも前記複数対の第
2の上面電極層の上面に重なるように複数対の第3の上
面電極層を設ける工程と、前記複数対の第3の上面電極
層を形成してなる前記シート状基板の分割溝で前記シー
ト状基板を短冊状基板に分割する工程と、前記短冊状基
板を個片に分割する工程とを備えたもので、この製造方
法によれば、個片に分割した際に、基板の上面の両端部
および両側面の一部に複数対の第2の上面電極層が設け
られているため、実装基板にはんだ付けにより実装した
場合には、基板の上面の両端部と基板の両側面の一部の
みがはんだ付けされることになり、これにより、実装基
板に実装した際のはんだ付けのフィレットを形成するた
めの面積を小さくすることができるため、実装基板上の
はんだ付け部を含む実装面積を低減させることができる
多連チップ抵抗器を製造することができるという作用を
有するものである。
【0028】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における多連チップ抵抗器およびその製造方法につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0029】図1は本発明の実施の形態1における多連
チップ抵抗器の断面図である。
【0030】図1において、21は96%のアルミナを
含有してなる基板である。22は基板21の上面の両端
部および両側面の一部に設けられ、かつ銀系の導電粉体
にガラスを含有してなる複数対の第1の上面電極層であ
り、基板21の側面に位置する第1の上面電極層22の
面積は、基板21の側面の面積の半分以下となってい
る。23は前記複数対の第1の上面電極層22に電気的
に接続されるように設けられた酸化ルテニウムを主成分
とする複数の抵抗層である。24は少なくとも前記複数
の抵抗層23の上面を覆うように設けられたガラスを主
成分とする保護層である。25は少なくとも前記複数対
の第1の上面電極層22の上面に設けられた銀系の導電
粉体にガラスを含有してなる複数対の第2の上面電極層
である。26は少なくとも前記複数対の第2の上面電極
層25の上面に設けられた銀系の導電粉体にガラスを含
有してなる複数対の第3の上面電極層で、この複数対の
第3の上面電極層26の稜線には丸みをもたせている。
27,28は必要に応じてはんだ付け時の信頼性等を確
保するために前記複数対の第1の上面電極層22、第2
の上面電極層25、第3の上面電極層26を覆うように
設けられた複数対のニッケルめっき層、はんだめっき層
である。
【0031】以上のように構成された本発明の実施の形
態1における多連チップ抵抗器について、次にその製造
方法を図面を参照しながら説明する。
【0032】図2(a)〜(c)、図3(a)(b)お
よび図4(a)〜(c)は本発明の実施の形態1におけ
る多連チップ抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0033】まず、図2(a)に示すように、表面に後
工程で短冊状および個片状に分割するために設けた複数
の縦方向および横方向の分割溝29,30を有する耐熱
性および絶縁性に優れた96%のアルミナを含有してな
るシート状基板31の横方向の分割溝30を跨ぐように
前記横方向の分割溝30内に銀系の導電粉体とガラスを
含有してなる電極ペーストを印刷することにより、シー
ト状基板31の上面に複数対の第1の上面電極層22を
形成する。次にこの第1の上面電極層22を安定な膜に
するために約850℃の温度で焼成を行う。このとき、
前記電極ペーストは横方向の分割溝30内に入り込むた
め、分割溝30の奥まで第1の上面電極層22が形成さ
れる。また前記分割溝29,30のシート状基板31の
厚みに対する深さは、製造工程での取り扱い時に割れな
いように、一般的にシート状基板31の厚みの半分以下
になるよう形成されている。
【0034】次に、図2(b)に示すように、複数対の
第1の上面電極層22と電気的に接続されるように、酸
化ルテニウムを主成分とする抵抗ペーストを印刷し、複
数の抵抗層23を形成する。次にこの抵抗層23を安定
な膜とするために約850℃の温度で焼成を行う。
【0035】次に、図2(c)に示すように、抵抗層2
3の抵抗値を所定の値に修正するために、YAGレーザ
ーでトリミング溝32を施してトリミングを行う。この
とき、抵抗値測定用のトリミングプローブは、第1の上
面電極層22上にセットしてトリミングを行う。
【0036】次に、図3(a)に示すように、抵抗値修
正済みの抵抗層23を保護するためにガラスを主成分と
するペーストを印刷し、保護層24を形成する。この場
合、横方向に並ぶ複数の抵抗層23を縦方向の分割溝2
9を跨いで連続して覆うように保護層24の印刷パター
ンを形成してもよい。次にこの保護層24を安定な膜と
するために約600℃の温度で焼成を行う。
【0037】次に、図3(b)に示すように、複数対の
第1の上面電極層22の上面に横方向の分割溝30を跨
がないように銀系の導電粉体とガラスを含有してなる電
極ペーストを印刷することにより、複数対の第2の上面
電極層25を形成する。この場合、横方向に並ぶ複数対
の第1の上面電極層22上で縦方向の分割溝29を跨ぐ
ように第2の上面電極層25の印刷パターンを形成して
もよい。
【0038】次に、図4(a)に示すように、複数対の
第2の上面電極層25の上面に横方向の分割溝30を跨
がないように銀系の導電粉体とガラスを含有してなる電
極ペーストを印刷することにより、複数対の第3の上面
電極層26を形成する。この場合、横方向に並ぶ複数の
第1の上面電極層22上で縦方向の分割溝29を跨ぐよ
うに第2の上面電極層25の印刷パターンを形成しても
よい。次に第2の上面電極層25および第3の上面電極
層26を安定な膜とするために約600℃の温度で焼成
を行う。
【0039】次に、図4(b)に示すように、第1の上
面電極層22、抵抗層23、トリミング溝32、保護層
24、第2の上面電極層25、第3の上面電極層26を
形成したシート状基板31を横方向の分割溝30に沿っ
て分割することにより、短冊状基板33を得る。このと
き、短冊状基板33の長手方向の側面には、先に形成し
た上面電極層22が横方向の分割溝30の深さまで形成
された状態になっている。
【0040】最後に、図4(c)に示すように、露出し
ている第1の上面電極層22、第2の上面電極層25お
よび第3の上面電極層26にめっきを施すための準備工
程として、短冊状基板33を縦方向の分割溝29に沿っ
て分割することにより、個片状基板34を得る。そして
露出している第1の上面電極層22、第2の上面電極層
25および第3の上面電極層26のはんだ付け時の電極
食われを防止するとともに、はんだ付け時の信頼性を確
保するために、電気めっきにより中間層となるニッケル
めっき層(図示せず)と、最外層となるはんだめっき層
(図示せず)を形成して、多連チップ抵抗器を製造する
ものである。
【0041】以上のように構成、かつ製造された本発明
の実施の形態1における多連チップ抵抗器を実装基板に
はんだ付けする場合、図5(a)の実装状態の断面図に
示すように、保護層24を形成した面を下側にして実装
し、上面電極層(図示せず)と基板21の側面の部分と
の両方ではんだ付けされるが、側面電極の形成されてい
る面積が小さいため、わずかにフィレット35が形成さ
れるのみとなる。よって、図5(b)の実装状態の上面
図に示すように、部品面積36と側面をはんだ付けする
ために必要となる面積37とを合わせた面積が実装面積
38となる。1.0×1.0mmサイズの角チップ多連
チップ抵抗器で、従来構造の製品と実装面積を比較する
と、約20%の縮小化を図ることができた。
【0042】よって、本発明の実施の形態1における多
連チップ抵抗器の構成によれば、多連チップ抵抗器の側
面電極の面積が小さいため、実装基板上ではんだ付けの
フィレットを形成するための面積が小さくてすみ、実装
面積を縮小化することができるものである。
【0043】なお、上記本発明の実施の形態1におい
て、複数対のはんだめっき層28と保護層24とを面一
または複数対のはんだめっき層28が保護層24より高
くなるように構成すれば、はんだめっき層28と実装基
板のランドパターンとが近接して両者の隙間が生じにく
くなるため、はんだ付け時のはんだ付け不良を低減させ
ることができて実装品質をさらに向上させることができ
るものである。
【0044】また本発明の実施の形態1において、第1
の上面電極層22、保護層24、第2の上面電極層25
および第3の上面電極層26を(表1)に示す組み合わ
せとしたときには、(表1)に記載の他の特性を向上さ
せることができるものである。
【0045】
【表1】
【0046】そしてまた本発明の実施の形態1におい
て、側面電極を形成しなかった場合は、実装面積をさら
に縮小化できることが、現状の電子機器の製造工程にお
いては、実装後のはんだ付け検査を画像認識により行っ
ているのが実状であり、したがって、側面電極を形成し
ない場合、フィレットが全く形成されなくなるため、画
像認識による自動検査ができなくなってしまうという不
具合が生ずることになる。
【0047】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2における多連チップ抵抗器およびその製造方法につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0048】図6は本発明の実施の形態2における多連
チップ抵抗器の断面図である。
【0049】図6において、41は96%のアルミナを
含有してなる基板である。42は基板41の上面の両端
部および両側面の一部に金系のスパッタにより設けられ
た複数対の第1の上面電極層であり、基板41の側面に
位置する第1の上面電極層42の面積は、基板41の側
面の面積の半分以下となっている。43は前記複数対の
第1の上面電極層42に電気的に接続されるように設け
られた酸化ルテニウムを主成分とする複数の抵抗層であ
る。44は少なくとも前記複数の抵抗層43の上面を覆
うように設けられたガラスを主成分とする保護層であ
る。45は少なくとも前記複数対の第1の上面電極層4
2の上面に設けられた銀系の導電粉体にガラスを含有し
てなる複数対の第2の上面電極層である。46は少なく
とも前記複数対の第2の上面電極層45の上面に設けら
れた銀系の導電粉体にガラスを含有してなる第3の上面
電極層で、この第3の上面電極46の稜線には丸みをも
たせている。47,48は必要に応じてはんだ付け時の
信頼性等を確保するために前記複数対の第1の上面電極
層42、第2の上面電極層45、第3の上面電極層46
を覆うように設けられた複数対のニッケルめっき層、は
んだめっき層である。
【0050】以上のように構成された本発明の実施の形
態2における多連チップ抵抗器について、次にその製造
方法を図面を参照しながら説明する。
【0051】図7(a)〜(c)、図8(a)(b)お
よび図9(a)〜(c)は本発明の実施の形態2におけ
る多連チップ抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0052】まず、図7(a)に示すように、表面に後
工程で短冊状および個片状に分割するために設けた複数
の縦方向および横方向の分割溝49,50を有する耐熱
性および絶縁性に優れた96%のアルミナを含有してな
るシート状基板51の上面全体にスパッタ工法により金
を着膜し、そしてLSI等で一般的に行われているフォ
トリソ法により、所望の電極パターンとした第1の上面
電極層42を形成する。次に、この第1の上面電極層4
2を安定な膜にするために、約300〜400℃の温度
で熱処理を行う。このとき、第1の上面電極層42は横
方向の分割溝50に入り込み分割溝50の奥まで形成さ
れる。また前記分割溝49,50のシート状基板51の
厚みに対する深さは、製造工程での取り扱い時に割れな
いように、一般的にシート状基板51の厚みの半分以下
になるように形成されている。
【0053】次に、図7(b)に示すように、複数対の
第1の上面電極層42と電気的に接続されるように、酸
化ルテニウムを主成分とする抵抗ペーストを印刷し、複
数の抵抗層43を形成する。次にこの抵抗層43を安定
な膜とするために約850℃の温度で焼成を行う。
【0054】次に、図7(c)に示すように、抵抗層4
3の抵抗値を所定の値に修正するために、YAGレーザ
ーでトリミング溝52を施してトリミングを行う。この
とき、抵抗値測定用のトリミングプローブは、第1の上
面電極層42上にセットしてトリミングを行う。
【0055】次に、図8(a)に示すように、抵抗値修
正済みの抵抗層43を保護するためにガラスを主成分と
するペーストを印刷し、保護層44を形成する。この場
合、横方向に並ぶ複数の抵抗層43を縦方向の分割溝4
9を跨いで連続して覆うように保護層44の印刷パター
ンを形成してもよい。次にこの保護層44を安定な膜と
するために約600℃の温度で焼成を行う。
【0056】次に、図8(b)に示すように、複数対の
第1の上面電極層42の上面に横方向の分割溝50を跨
がないように銀系の導電粉体とガラスを含有してなる電
極ペーストを印刷することにより、複数対の第2の上面
電極層45を形成する。
【0057】次に、図9(a)に示すように、複数対の
第2の上面電極層45の上面に横方向の分割溝50を跨
がないように銀系の導電粉体とガラスを含有してなる電
極ペーストを印刷することにより、複数対の第3の上面
電極層46を形成する。次に前記第2の上面電極層45
および第3の上面電極層46を安定な膜とするために約
600℃の温度で焼成を行う。
【0058】次に、図9(b)に示すように、第1の上
面電極層42、抵抗層43、トリミング溝52、保護層
44、第2の上面電極層45、第3の上面電極層46を
形成したシート状基板51を横方向の分割溝50に沿っ
て分割することにより、短冊状基板53を得る。このと
き、短冊状基板53の長手方向の側面には、先に形成し
た第1の上面電極層42が横方向の分割溝50の深さま
で形成された状態になっている。
【0059】最後に、図9(c)に示すように、露出し
ている第1の上面電極層42、第2の上面電極層45、
第3の上面電極層46にめっきを施すための準備工程と
して、短冊状基板53を縦方向の分割溝49に沿って分
割することにより、個片状基板54を得る。そして露出
している第1の上面電極層42、第2の上面電極層45
および第3の上面電極層46のはんだ付け時の電極食わ
れを防止するとともに、はんだ付け時の信頼性を確保す
るために、電気めっきにより中間層となるニッケルめっ
き層(図示せず)と、最外層となるはんだめっき層(図
示せず)を形成して、多連チップ抵抗器を製造するもの
である。
【0060】以上のように構成、かつ製造された本発明
の実施の形態2における多連チップ抵抗器を実装基板に
はんだ付けした場合の効果については、前述した本発明
の実施の形態1と同じであるため、その説明は省略す
る。
【0061】また本発明の実施の形態2において、第1
の上面電極層42、保護層44、第2の上面電極層45
および第3の上面電極層46を(表2)に示す組み合わ
せとしたときには、(表2)に記載の他の特性を向上さ
せることができるものである。
【0062】
【表2】
【0063】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3における多連チップ抵抗器およびその製造方法につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0064】図10は本発明の実施の形態3における多
連チップ抵抗器の断面図である。
【0065】図10において、61は96%のアルミナ
を含有してなる基板である。62は基板61の上面の両
端部に設けられた銀系の導電粉体にガラスを含有してな
る複数対の第1の上面電極層である。63は前記複数対
の第1の上面電極層62に電気的に接続されるように設
けられた酸化ルテニウムを主成分とする複数の抵抗層で
ある。64は少なくとも前記複数の抵抗層63の上面を
覆うように設けられたガラスを主成分とする保護層であ
る。65は少なくとも前記複数対の第1の上面電極層6
2の上面および前記基板61の両側面の一部に設けられ
た銀系の導電粉体にガラスを含有してなる複数対の第2
の上面電極層であり、基板61の側面に位置する第2の
上面電極層65の面積は、基板61の側面の面積の半分
以下となっている。66は少なくとも前記複数対の第2
の上面電極層65の上面に設けられた銀系の導電粉体に
ガラスを含有してなる複数対の第3の上面電極層で、こ
の第3の上面電極66の稜線には丸みをもたせている。
67,68は必要に応じてはんだ付け時の信頼性等を確
保するために前記複数対の第2の上面電極層65、第3
の上面電極層66を覆うように設けられた複数対のニッ
ケルめっき層、はんだめっき層である。
【0066】以上のように構成された本発明の実施の形
態3における多連チップ抵抗器について、次にその製造
方法を図面を参照しながら説明する。
【0067】図11(a)〜(c)、図12(a)
(b)および図13(a)〜(c)は本発明の実施の形
態3における多連チップ抵抗器の製造方法を示す工程図
である。
【0068】まず、図11(a)に示すように、表面に
後工程で短冊状および個片状に分割するために設けた複
数の縦方向および横方向の分割溝69,70を有する耐
熱性および絶縁性に優れた96%のアルミナを含有して
なるシート状基板71の横方向の分割溝70を跨がない
ようにして銀系の導電粉体とガラスを含有してなる電極
ペーストを印刷することにより、複数対の上面電極層6
2を形成する。次にこの第1の上面電極層62を安定な
膜にするために約850℃の温度で焼成を行う。また前
記分割溝69,70のシート状基板71の厚みに対する
深さは、製造工程での取り扱い時に割れないように、一
般的にシート状基板71の厚みの半分以下になるように
形成されている。
【0069】次に、図11(b)に示すように、複数対
の第1の上面電極層62と電気的に接続されるように、
酸化ルテニウムを主成分とする抵抗ペーストを印刷し、
複数の抵抗層63を形成する。次にこの抵抗層63を安
定な膜とするために約850℃の温度で焼成を行う。
【0070】次に、図11(c)に示すように、抵抗層
63の抵抗値を所定の値に修正するために、YAGレー
ザーでトリミング溝72を施してトリミングを行う。こ
のとき、抵抗値測定用のトリミングプローブは、第1の
上面電極層62上にセットしてトリミングを行う。
【0071】次に、図12(a)に示すように、抵抗値
修正済みの抵抗層63を保護するためにガラスを主成分
とするペーストを印刷し、保護層64を形成する。この
場合、横方向に並ぶ複数の抵抗層63を縦方向の分割溝
69を跨いで連続して覆うように保護層64の印刷パタ
ーンを形成してもよい。次にこの保護層64を安定な膜
とするために約600℃の温度で焼成を行う。
【0072】次に、図12(b)に示すように、複数対
の第1の上面電極層62の上面に、シート状基板71の
横方向の分割溝70を跨ぐようにして前記分割溝70内
に銀系の導電粉体とガラスを含有してなる電極ペースト
を印刷することにより、複数対の第2の上面電極層65
を形成する。このとき、前記電極ペーストは横方向の分
割溝70内に入り込むため、分割溝70の奥まで第2の
上面電極層65が形成される。この場合、横方向に並ぶ
複数対の第1の上面電極層62の上面に、縦方向の分割
溝69を跨いで連続するように複数対の第2の上面電極
層65の印刷パターンを形成してもよい。
【0073】次に、図13(a)に示すように、複数対
の第2の上面電極層65の上面に、シート状基板71の
横方向の分割溝70を跨ぐようにして前記分割溝70内
に銀系の導電粉体とガラスを含有してなる電極ペースト
を印刷することにより、複数対の第3の上面電極層66
を形成する。この場合、横方向に並ぶ複数対の第1の上
面電極層62の上面に、縦方向の分割溝69を跨いで連
続するように複数対の第3の上面電極層66の印刷パタ
ーンを形成してもよい。次に前記第2の上面電極65お
よび第3の上面電極層66を安定な膜とするために約6
00℃の温度で焼成を行う。
【0074】次に、図13(b)に示すように、第1の
上面電極層62、抵抗層63、トリミング溝72、保護
層64、第2の上面電極層65および第3の上面電極層
66を形成したシート状基板71を横方向の分割溝70
に沿って分割することにより、短冊状基板73を得る。
このとき、短冊状基板73の長手方向の側面には、先に
形成した第2の上面電極層65が横方向の分割溝70の
深さまで形成された状態になっている。
【0075】最後に、図13(c)に示すように、露出
している第2の上面電極層65および第3の上面電極層
66にめっきを施すための準備工程として、短冊状基板
73の縦方向の分割溝69に沿って分割することによ
り、個片状基板74を得る。そして露出している第2の
上面電極層65および第3の上面電極層66のはんだ付
け時の電極食われを防止するとともに、はんだ付け時の
信頼性を確保するために、電気めっきにより中間層とな
るニッケルめっき層(図示せず)と、最外層となるはん
だめっき層(図示せず)を形成して、多連チップ抵抗器
を製造するものである。
【0076】以上のように構成、かつ製造された本発明
の実施の形態3における多連チップ抵抗器を実装基板に
はんだ付けした場合の効果については、前述した本発明
の実施の形態1と同じであるため、その説明は省略す
る。
【0077】また本発明の実施の形態3において、第1
の上面電極層62、保護層64、第2の上面電極層65
および第3の上面電極層66を(表3)に示す組み合わ
せとしたときには、(表3)に記載の他の特性を向上さ
せることができるものである。
【0078】
【表3】
【0079】(実施の形態4)以下、本発明の実施の形
態4における多連チップ抵抗器およびその製造方法につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0080】図14は本発明の実施の形態4における多
連チップ抵抗器の断面図である。
【0081】図14において、81は96%のアルミナ
を含有してなる基板である。82は基板81の上面の両
端部に設けられた銀系の導電粉体にガラスを含有してな
る複数対の第1の上面電極層である。83は前記複数対
の第1の上面電極層82に電気的に接続されるように設
けられた酸化ルテニウムを主成分とする複数の抵抗層で
ある。84は少なくとも前記複数対の抵抗層83の上面
を覆うように設けられたガラスを主成分とする保護層で
ある。85は少なくとも前記複数対の第1の上面電極層
82の上面および前記基板81の両側面の一部に金系の
スパッタにより設けられた複数対の第2の上面電極層で
あり、基板81の側面に位置する第2の上面電極層85
の面積は、基板81の側面の面積の半分以下となってい
る。86は少なくとも前記複数対の第2の上面電極層8
5の上面に設けられた銀系の導電粉体に樹脂を含有して
なる複数対の第3の上面電極層で、この第3の上面電極
86の稜線には丸みをもたせている。87,88は必要
に応じてはんだ付け時の信頼性等を確保するために前記
複数対の第2の上面電極層85、第3の上面電極層66
を覆うように設けられた複数対のニッケルめっき層、は
んだめっき層である。
【0082】以上のように構成された本発明の実施の形
態4における多連チップ抵抗器について、次にその製造
方法を図面を参照しながら説明する。
【0083】図15(a)〜(c)、図16(a)
(b)および図17(a)〜(c)は本発明の実施の形
態4における多連チップ抵抗器の製造方法を示す工程図
である。
【0084】まず、図15(a)に示すように、表面に
後工程で短冊状および個片状に分割するために設けた複
数の縦方向および横方向の分割溝89,90を有する耐
熱性および絶縁性に優れた96%のアルミナを含有して
なるシート状基板91の上面に、横方向の分割溝90を
跨がないようにして銀系の導電粉体とガラスを含有して
なる電極ペーストを印刷することにより、複数対の第1
の上面電極層82を形成する。
【0085】次に、図15(b)に示すように、複数対
の第1の上面電極層82と電気的に接続されるように、
酸化ルテニウムを主成分とする抵抗ペーストを印刷し、
複数の抵抗層83を形成する。次にこの抵抗層83を安
定な膜とするために約850℃の温度で焼成を行う。
【0086】次に図15(c)に示すように、抵抗層8
3の抵抗値を所定の値に修正するために、YAGレーザ
ーでトリミング溝92を施してトリミングを行う。この
とき、抵抗値測定用のトリミングプローブは、第1の上
面電極層82上にセットしてトリミングを行う。
【0087】次に、図16(a)に示すように、抵抗値
修正済みの抵抗層83を保護するためにガラスを主成分
とするペーストを印刷し、保護層84を形成する。この
際、横方向に並ぶ複数の抵抗層83を縦方向の分割溝8
9を跨いで連続して覆うように保護層84の印刷パター
ンを形成してもよい。次にこの保護層84を安定な膜と
するために約600℃の温度で焼成を行う。
【0088】次に、図16(b)に示すように、基板8
1の上面全体に樹脂からなるレジスト材料を塗布し、か
つフォトリソ工法により前記レジスト材料に所望の第2
の上面電極層85の成膜パターンを形成する。さらに、
基板81の上面全体にスパッタ工法により金を着膜し、
所望の第2の上面電極層85の成膜パターンを除く部分
のレジスト材料を取り除く。この工程により第2の上面
電極層85を形成する。このとき、第2の上面電極層8
5は横方向の分割溝90に入り込み分割溝90の奥まで
形成される。前記分割溝89,90のシート状基板81
の厚みに対する深さは、製造工程での取り扱い時に割れ
ないように、一般的にシート状基板91の厚みの半分以
下になるように形成されている。
【0089】次に、図17(a)に示すように第2の上
面電極層85の上面に銀系の導電粉末と樹脂を含有して
なるペーストを印刷することにより、複数対の第3の上
面電極層86を形成する。その後、この第3の上面電極
層86を安定な膜とするために200℃の温度で硬化す
る。
【0090】次に、図17(b)に示すように、第1の
上面電極層82、抵抗層83、トリミング溝92、保護
層84、第2の上面電極層85、第3の上面電極層86
を形成したシート状基板91を横方向の分割溝90に沿
って分割することにより、短冊状基板93を得る。この
とき、短冊状基板93の長手方向の側面には、先に形成
した第2の上面電極層85が横方向の分割溝90の深さ
まで形成された状態になっている。
【0091】最後に、図17(c)に示すように、露出
している第2の上面電極層85および第3の上面電極層
86にめっきを施すための準備工程として、短冊状基板
93の縦方向の分割溝89に沿って分割することによ
り、個片状基板94を得る。そして露出している第2の
上面電極層85および第3の上面電極層86のはんだ付
け時の電極食われを防止するとともに、はんだ付け時の
信頼性を確保するために、電気めっきにより中間層とな
るニッケルめっき層(図示せず)と、最外層となるはん
だめっき層(図示せず)を形成して、多連チップ抵抗器
を製造するものである。
【0092】以上のように構成、かつ製造された本発明
の実施の形態4における多連チップ抵抗器を実装基板に
はんだ付けした場合の効果については、前述した本発明
の実施の形態1と同じであるため、その説明は省略す
る。
【0093】また本発明の実施の形態4において、第1
の上面電極層82、保護層84および第2の上面電極層
85を(表4)に示す組み合わせとしたときには、(表
4)に記載の他の特性を向上させることができるもので
ある。
【0094】
【表4】
【0095】なお、上記本発明の実施の形態1,2にお
いては、複数対の第1の上面電極層22,42を銀系の
導電分体にガラスを含有してなるもので構成するか、ま
たは金系のスパッタにより形成し、その他の上面電極層
は銀系の導電粉体にガラスを含有してなるもので構成
し、そして本発明の実施の形態4においては、複数対の
第2の上面電極層85を金系のスパッタにより形成し、
その他の上面電極層は銀系の導電粉体にガラスまたは樹
脂を含有してなるもので構成したものについて説明した
が、本発明の実施の形態1,2における複数対の第1の
上面電極層22,42と、本発明の実施の形態4におけ
る複数対の第2の上面電極層85は、金系の有機金属化
合物を焼成して構成するか、あるいはニッケル系のスパ
ッタにより形成しても良いもので、このような構成とす
ることにより、基板21,41の両側面の一部に設けら
れた複数対の第1の上面電極層22,42または基板8
1の両側面の一部に設けられた複数対の第2の上面電極
層85の厚みを薄くすることができるため、シート状基
板の分割溝でシート状基板を分割する際に、分割面で前
記基板21,41の両側面の一部に設けられた複数対の
第1の上面電極層22,42または基板81の両側面の
一部に設けられた複数対の第2の上面電極層85をきれ
いに分断することができるという効果を有するものであ
る。
【0096】
【発明の効果】以上のように本発明の多連チップ抵抗器
は、基板と、前記基板の上面の両端部および両側面の一
部に設けられた複数対の第1の上面電極層と、前記複数
対の第1の上面電極層に電気的に接続されるように設け
られた複数の抵抗層と、少なくとも前記複数対の第1の
上面電極層の上面に設けられた複数対の第2の上面電極
層と、少なくとも前記複数対の第2の上面電極層の上面
に設けられた複数対の第3の上面電極層と、少なくとも
前記複数の抵抗層を覆うように設けられた保護層とを備
えたもので、この構成によれば、複数対の第1の上面電
極層を、基板の上面の両端部および両側面の一部に設け
ているため、実装基板にはんだ付けにより実装した場合
には、基板の上面側の両端部と基板の両側面の一部のみ
がはんだ付けされることになり、これにより、実装基板
に実装した際のはんだ付けのフィレットを形成するため
の面積を小さくすることができるため、実装基板上のは
んだ付け部を含む実装面積を低減させることができる多
連チップ抵抗器を提供することができるという効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における多連チップ抵抗
器の断面図
【図2】(a)〜(c)同多連チップ抵抗器の製造方法
を示す工程図
【図3】(a)(b)同多連チップ抵抗器の製造方法を
示す工程図
【図4】(a)〜(c)同多連チップ抵抗器の製造方法
を示す工程図
【図5】(a)同多連チップ抵抗器を実装した状態の断
面図 (b)同多連チップ抵抗器を実装した状態の上面図
【図6】本発明の実施の形態2における多連チップ抵抗
器の断面図
【図7】(a)〜(c)同多連チップ抵抗器の製造方法
を示す工程図
【図8】(a)(b)同多連チップ抵抗器の製造方法を
示す工程図
【図9】(a)〜(c)同多連チップ抵抗器の製造方法
を示す工程図
【図10】本発明の実施の形態3における多連チップ抵
抗器の断面図
【図11】(a)〜(c)同多連チップ抵抗器の製造方
法を示す工程図
【図12】(a)(b)同多連チップ抵抗器の製造方法
を示す工程図
【図13】(a)〜(c)同多連チップ抵抗器の製造方
法を示す工程図
【図14】本発明の実施の形態4における多連チップ抵
抗器の断面図
【図15】(a)〜(c)同多連チップ抵抗器の製造方
法を示す工程図
【図16】(a)(b)同多連チップ抵抗器の製造方法
を示す工程図
【図17】(a)〜(c)同多連チップ抵抗器の製造方
法を示す工程図
【図18】(a)従来の多連チップ抵抗器の斜視図 (b)同多連チップ抵抗器の断面図
【図19】(a)(b)同多連チップ抵抗器の製造方法
を示す工程図
【図20】(a)(b)同多連チップ抵抗器の製造方法
を示す工程図
【図21】(a)同多連チップ抵抗器を実装した状態の
断面図 (b)同多連チップ抵抗器を実装した状態の上面図
【符号の説明】
21,41,61,81 基板 22,42,62,82 第1の上面電極層 23,43,63,83 抵抗層 24,44,64,84 保護層 25,45,65,85 第2の上面電極層 26 46 66 86 第3の上面電極層 27,47 67 87 ニッケルめっき層 28,48,68,88 はんだめっき層 29,49,69,89 縦方向の分割溝 30,50,70,90 横方向の分割溝 31,51,71,91 シート状基板 33,53,73,93 短冊状基板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板の上面の両端部および
    両側面の一部に設けられた複数対の第1の上面電極層
    と、前記複数対の第1の上面電極層に電気的に接続され
    るように設けられた複数の抵抗層と、少なくとも前記複
    数対の第1の上面電極層の上面に設けられた複数対の第
    2の上面電極層と、少なくとも前記複数対の第2の上面
    電極層の上面に設けられた複数対の第3の上面電極層
    と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように設けられ
    た保護層とを備えた多連チップ抵抗器。
  2. 【請求項2】 基板と、前記基板の上面に設けられた複
    数対の第1の上面電極層と、前記複数対の第1の上面電
    極層に電気的に接続されるように設けられた複数の抵抗
    層と、少なくとも前記複数対の第1の上面電極層の上面
    および前記基板の両側面の一部に設けられた複数対の第
    2の上面電極層と、少なくとも前記複数対の第2の上面
    電極層の上面に設けられた複数対の第3の上面電極層
    と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように設けられ
    た保護層とを備えた多連チップ抵抗器。
  3. 【請求項3】 複数対の第1、第2、第3の上面電極層
    または第2、第3の上面電極層を複数対のめっき層によ
    り覆うとともに、前記複数対のめっき層と保護層を面一
    または前記複数対のめっき層が保護層より高くなるよう
    に構成した請求項1または2記載の多連チップ抵抗器。
  4. 【請求項4】 複数対の第1の上面電極層または第2の
    上面電極層を金系の有機金属化合物を焼成して構成した
    請求項1または2記載の多連チップ抵抗器。
  5. 【請求項5】 複数対の第1の上面電極層または第2の
    上面電極層をニッケル系または金系のスパッタにより形
    成した請求項1または2記載の多連チップ抵抗器。
  6. 【請求項6】 複数対の第3の上面電極層の稜線に丸み
    をもたせた請求項1または2記載の多連チップ抵抗器。
  7. 【請求項7】 分割溝を有するシート状基板の上面にお
    ける分割溝の上面を跨ぐようにして前記分割溝内に電極
    ペーストを印刷することにより複数対の第1の上面電極
    層を設ける工程と、前記複数対の第1の上面電極層間を
    電気的に接続するように複数の抵抗層を設ける工程と、
    少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように保護層を設け
    る工程と、少なくとも前記複数対の第1の上面電極層と
    電気的に接続される複数対の第2の上面電極層を設ける
    工程と、少なくとも前記複数対の第2の上面電極層の上
    面に重なるように複数対の第3の上面電極層を設ける工
    程と、前記複数対の第3の上面電極層を形成してなる前
    記シート状基板の分割溝で前記シート状基板を短冊状基
    板に分割する工程と、前記短冊状基板を個片に分割する
    工程とを備えた多連チップ抵抗器の製造方法。
  8. 【請求項8】 分割溝を有するシート状基板の上面にお
    ける分割溝の上面を跨ぐようにして前記分割溝内にスパ
    ッタにより複数対の第1の上面電極層を設ける工程と、
    前記複数対の第1の上面電極層間を電気的に接続するよ
    うに複数の抵抗層を設ける工程と、少なくとも前記複数
    の抵抗層を覆うように保護層を設ける工程と、少なくと
    も前記複数対の第1の上面電極層と電気的に接続される
    複数対の第2の上面電極層を設ける工程と、少なくとも
    前記複数対の第2の上面電極層の上面に重なるように複
    数対の第3の上面電極層を設ける工程と、前記複数対の
    第3の上面電極層を形成してなる前記シート状基板の分
    割溝で前記シート状基板を短冊状基板に分割する工程
    と、前記短冊状基板を個片に分割する工程とを備えた多
    連チップ抵抗器の製造方法。
  9. 【請求項9】 分割溝を有するシート状基板の上面に分
    割溝の上面を跨がないようにして複数対の第1の上面電
    極層を設ける工程と、前記複数対の第1の上面電極層間
    を電気的に接続するように複数の抵抗層を設ける工程
    と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように保護層を
    設ける工程と、少なくとも前記複数対の第1の上面電極
    層と電気的に接続されるように、シート状基板の上面に
    おける分割溝の上面を跨ぐようにして前記分割溝内に電
    極ペーストを印刷することにより複数対の第2の上面電
    極層を設ける工程と、少なくとも前記複数対の第2の上
    面電極層の上面に重なるように複数対の第3の上面電極
    層を設ける工程と、前記複数対の第3の上面電極層を形
    成してなる前記シート状基板の分割溝で前記シート状基
    板を短冊状基板に分割する工程と、前記短冊状基板を個
    片に分割する工程とを備えた多連チップ抵抗器の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 分割溝を有するシート状基板の上面に
    分割溝の上面を跨がないようにして複数対の第1の上面
    電極層を設ける工程と、前記複数対の第1の上面電極層
    間を電気的に接続するように複数の抵抗層を設ける工程
    と、少なくとも前記複数の抵抗層を覆うように保護層を
    設ける工程と、少なくとも前記複数対の第1の上面電極
    層と電気的に接続されるように、シート状基板の上面に
    おける分割溝の上面を跨ぐようにして前記分割溝内にス
    パッタにより複数対の第2の上面電極層を設ける工程
    と、少なくとも前記複数対の第2の上面電極層の上面に
    重なるように複数対の第3の上面電極層を設ける工程
    と、前記複数対の第3の上面電極層を形成してなる前記
    シート状基板の分割溝で前記シート状基板を短冊状基板
    に分割する工程と、前記短冊状基板を個片に分割する工
    程とを備えた多連チップ抵抗器の製造方法。
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