JP2001143903A - 抵抗器およびその製造方法 - Google Patents

抵抗器およびその製造方法

Info

Publication number
JP2001143903A
JP2001143903A JP32510099A JP32510099A JP2001143903A JP 2001143903 A JP2001143903 A JP 2001143903A JP 32510099 A JP32510099 A JP 32510099A JP 32510099 A JP32510099 A JP 32510099A JP 2001143903 A JP2001143903 A JP 2001143903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
electrode layer
substrate
dividing groove
back surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32510099A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Hashimoto
正人 橋本
Seiji Tsuda
清二 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP32510099A priority Critical patent/JP2001143903A/ja
Publication of JP2001143903A publication Critical patent/JP2001143903A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Non-Adjustable Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装基板に実装した際の実装面積に占めるは
んだ付け面積を低減でき、さらにバルク一括実装時にお
いて、上面向きあるいは裏面向きのどちらに実装された
場合でも高密度実装が実現できる抵抗器を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 基板31の上面の側部および側面の一部
に第1の上面電極層32aを設けるとともに、基板31
の裏面の側部および側面の一部に第1の裏面電極層32
bを設け、さらに前記基板31の上面側と裏面側に、第
2の上面電極層33a、第2の裏面電極層33b、上面
抵抗層34a、裏面抵抗層34b、上面保護層35a、
裏面保護層35bを設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に利用
される抵抗器およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化に伴い、回路基
板に使用される電子部品に対しても実装密度を上げるた
め、ますます小形化への要求が高まっている。抵抗器に
対しても、実装基板上の実装面積を縮小化するため、小
形の抵抗器への要求が高まってきている。
【0003】従来のこの種の抵抗器としては、特開平4
−102302号公報に開示されたものが知られてい
る。
【0004】以下、従来の抵抗器およびその製造方法に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0005】図8は従来の抵抗器の断面図を示したもの
で、この図8において、1は絶縁基板である。2は絶縁
基板1の上面の左右両端部に設けられた一対の第1の上
面電極層である。3は一対の第1の上面電極層2に一部
が重なるように設けられた抵抗層である。4は抵抗層3
の全体を覆うように設けられた第1の保護層である。5
は抵抗値を修正するために抵抗層3および第1の保護層
4に設けられたトリミング溝である。6は第1の保護層
4の上面に設けられた第2の保護層である。7は一対の
第1の上面電極層2の上面に絶縁基板1の幅一杯まで延
びるように設けられた一対の第2の上面電極層である。
8は絶縁基板1の両側面に設けられた一対の側面電極層
である。9,10は一対の第2の上面電極層7および一
対の側面電極層8の表面に設けられたニッケルめっき
層,はんだめっき層である。
【0006】以上のように構成された従来の抵抗器につ
いて、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明す
る。
【0007】図9(a)〜(f)は従来の抵抗器の製造
方法を示す工程図である。
【0008】まず、図9(a)に示すように、絶縁基板
1の上面の左右両端部に一対の第1の上面電極層2を印
刷形成する。
【0009】次に、図9(b)に示すように、一対の第
1の上面電極層2に一部が重なるように絶縁基板1の上
面に抵抗層3を印刷形成する。
【0010】次に、図9(c)に示すように、抵抗層3
の全体を覆うように第1の保護層4を印刷形成した後、
抵抗層3における全抵抗値が所定の抵抗値の範囲内に入
るようにレーザ等により抵抗層3および第1の保護層4
にトリミング溝5を施す。
【0011】次に、図9(d)に示すように、第1の保
護層4の上面に第2の保護層6を印刷形成する。
【0012】次に、図9(e)に示すように、一対の第
1の上面電極層2の上面に絶縁基板1の幅一杯まで延び
るように一対の第2の上面電極層7を印刷形成する。
【0013】次に、図9(f)に示すように、一対の第
1の上面電極層2および絶縁基板1の左右両端の側面に
一対の第1,第2の上面電極層2,7と電気的に接続さ
れるように一対の側面電極層8を塗着形成する。
【0014】最後に、一対の第2の上面電極層7および
一対の側面電極層8の表面にニッケルめっきを施した
後、はんだめっきを施すことにより、ニッケルめっき層
9、はんだめっき層10を形成して従来の抵抗器を製造
していた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成および製造方法による抵抗器では、実装基板に
はんだ付けをした場合、図10(a)の実装状態の断面
図に示すように側面電極層(図示せず)と下面電極層
(図示せず)の双方ではんだ付けされてフィレット21
が形成されるフィレット実装構造であるため、図10
(b)の実装状態の上面図に示すように部品面積22に
加えて側面をはんだ付けする面積23が必要であり、そ
の結果、これらを合わせた実装面積24が必要となる。
しかも、実装密度を向上させるために部品外形寸法を小
さくすればするほど、実装面積に対するはんだ付け面積
の占める割合が大きくなるため、電子機器の小型化のた
めに実装密度を向上させることには限界が生ずるという
課題を有していた。また、近年バルク一括実装方式によ
る高密度実装の要望が高まりつつあり、上面向きあるい
は裏面向きのどちらに実装された場合でも高い実装密度
を実現する必要がある。
【0016】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、実装基板に実装した際の実装面積に占めるはんだ付
け面積を低減でき、さらにバルク一括実装時において、
上面向きあるいは裏面向きのどちらに実装された場合で
も高密度実装が実現できる抵抗器を提供することを目的
とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の抵抗器は、基板と、この基板の上面の側部お
よび側面の一部に設けられた一対の第1の上面電極層
と、この第1の上面電極層に電気的に接続されるように
設けられた一対の第2の上面電極層と、この第2の上面
電極層に電気的に接続されるように設けられた上面抵抗
層と、少なくとも前記上面抵抗層の上面を覆うように設
けられた上面保護層と、前記基板の裏面の側部および側
面の一部に設けられた一対の第1の裏面電極層と、この
第1の裏面電極層に電気的に接続されるように設けられ
た一対の第2の裏面電極層と、この第2の裏面電極層に
電気的に接続されるように設けられた裏面抵抗層と、少
なくとも前記裏面抵抗層の上面を覆うように設けられた
裏面保護層とを備えたもので、この構成によれば、実装
基板に実装した際の実装面積に占めるはんだ付け面積を
低減でき、さらにバルク一括実装時において、上面向き
あるいは裏面向きのどちらに実装された場合でも高密度
実装が実現できる抵抗器を提供することができるもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、基板と、この基板の上面の側部および側面の一部に
設けられた一対の第1の上面電極層と、この第1の上面
電極層に電気的に接続されるように設けられた一対の第
2の上面電極層と、この第2の上面電極層に電気的に接
続されるように設けられた上面抵抗層と、少なくとも前
記上面抵抗層の上面を覆うように設けられた上面保護層
と、前記基板の裏面の側部および側面の一部に設けられ
た一対の第1の裏面電極層と、この第1の裏面電極層に
電気的に接続されるように設けられた一対の第2の裏面
電極層と、この第2の裏面電極層に電気的に接続される
ように設けられた裏面抵抗層と、少なくとも前記裏面抵
抗層の上面を覆うように設けられた裏面保護層とを備え
たもので、この構成によれば、実装基板に実装した際に
はんだフィレットの形成が極めて少なくなる構造として
いるため、実装面積に占めるはんだ付け面積を低減で
き、しかも基板の上面および裏面にそれぞれ電極層、抵
抗層、保護層を設けているため、バルク一括実装時にお
いて、上面向きあるいは裏面向きのどちらに実装された
場合でも高密度実装が実現できるという作用を有するも
のである。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の基板の側面に位置する第1の上面電極層を前記基板の
高さ方向における上面抵抗層側に設けるとともに、基板
の側面に位置する第1の裏面電極層を前記基板の高さ方
向における裏面抵抗層側に設けたもので、この構成によ
れば、実装基板に実装した際にはんだフィレットの形成
が極めて少なくなる構造となるため、実装面積に占める
はんだ付け面積を低減でき、しかも基板の上面および裏
面にそれぞれ電極層、抵抗層、保護層を設けているた
め、バルク一括実装時において、上面向きあるいは裏面
向きのどちらに実装された場合でも高密度実装が実現で
きるという作用を有するものである。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の基板の側面に位置する第1の上面電極層と第1の裏面
電極層の面積の和を基板の側面の面積の半分以下とした
もので、この構成によれば、実装基板に実装した際には
んだフィレットの形成が極めて少なくなる構造となるた
め、実装面積に占めるはんだ付け面積を低減でき、しか
も基板の上面および裏面にそれぞれ電極層、抵抗層、保
護層を設けているため、バルク一括実装時において、上
面向きあるいは裏面向きのどちらに実装された場合でも
高密度実装が実現できるという作用を有するものであ
る。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の第1の上面電極層、第2の上面電極層、第1の裏面電
極層および第2の裏面電極層をめっき層で覆うととも
に、このめっき層の高さを上面保護層あるいは裏面保護
層と面一またはそれより高くしたもので、この構成によ
れば、実装基板に実装した際にめっき層と実装基板上の
ランドパターンとの隙間が生じにくくなるため、上面電
極層あるいは裏面電極層と実装基板上のランドパターン
との接続信頼性が向上するという作用を有するものであ
る。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の第1の上面電極層および第1の裏面電極層を金系の有
機金属化合物を焼成して形成するか、または金系のスパ
ッタにより形成したもので、この構成によれば、シート
状基板の分割溝を跨ぐように第1の上面電極層および第
1の裏面電極層を形成する場合、前記シート状基板の分
割溝内に第1の上面電極層および第1の裏面電極層を確
実に形成できるという作用を有するものである。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の第2の上面電極層および第2の裏面電極層を銀系また
は金系の導電粉体にガラスを含有してなるもので形成し
たもので、この構成によれば、安価な材料で第2の上面
電極層および第2の裏面電極層を形成できるという作用
を有するものである。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
の上面保護層および裏面保護層を樹脂系またはガラス系
のいずれかで形成したもので、この構成によれば、安定
した抵抗特性を有する抵抗器を提供することができると
いう作用を有するものである。
【0025】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の第1の上面電極層および第1の裏面電極層をニッケル
系のスパッタにより形成したもので、この構成によれ
ば、シート状基板の分割溝を跨ぐように第1の上面電極
層および第1の裏面電極層を形成する場合、前記シート
状基板の分割溝内に第1の上面電極層および第1の裏面
電極層を確実に形成できるとともに、コスト的にも安価
なものが得られるという作用を有するものである。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項1に記載
の第2の上面電極層、第2の裏面電極層、上面抵抗層、
裏面抵抗層、上面保護層および裏面保護層を樹脂系のも
ので形成したもので、この構成によれば、抵抗値修正後
の抵抗値変化が非常に少なくなり、これにより、抵抗値
ばらつきの小さい抵抗器が得られるという作用を有する
ものである。
【0027】請求項10に記載の発明は、上面保護層と
裏面保護層の色調を異ならせたもので、この構成によれ
ば、製造工程中において基板の表裏が判定できるという
作用を有するものである。
【0028】請求項11に記載の発明は、上面分割溝お
よび裏面分割溝を有するシート状基板の上面分割溝を跨
ぐように前記上面分割溝およびシート状基板に電極ペー
ストを流し込んで第1の上面電極層を設ける工程と、前
記シート状基板の裏面分割溝を跨ぐように前記裏面分割
溝およびシート状基板に電極ペーストを流し込んで第1
の裏面電極層を設ける工程と、前記第1の上面電極層と
電気的に接続されるように第2の上面電極層を設ける工
程と、前記第1の裏面電極層と電気的に接続されるよう
に第2の裏面電極層を設ける工程と、前記第2の上面電
極層間を電気的に接続するように上面抵抗層を設ける工
程と、前記第2の裏面電極層間を電気的に接続するよう
に裏面抵抗層を設ける工程と、少なくとも前記上面抵抗
層の表面を覆うように上面保護層を設ける工程と、少な
くとも前記裏面抵抗層の表面を覆うように裏面保護層を
設ける工程と、前記シート状基板の上面分割溝および裏
面分割溝で前記シート状基板を短冊状基板に分割する工
程と、前記短冊状基板を個片に分割する工程とを備えた
もので、この製造方法によれば、実装基板に実装した際
にはんだフィレットの形成が極めて少なくなる構造のも
のが得られるため、実装面積に占めるはんだ付け面積を
低減でき、しかもシート状基板の上面および裏面にそれ
ぞれ電極層、抵抗層、保護層を形成しているため、バル
ク一括実装時において、上面向きあるいは裏面向きのど
ちらに実装された場合でも高密度実装が実現できる抵抗
器を製造することができるという作用を有するものであ
る。
【0029】請求項12に記載の発明は、上面分割溝お
よび裏面分割溝を有するシート状基板の上面分割溝を跨
ぐように前記上面分割溝およびシート状基板にスパッタ
により第1の上面電極層を設ける工程と、前記シート状
基板の裏面分割溝を跨ぐように前記裏面分割溝およびシ
ート状基板にスパッタにより第1の裏面電極層を設ける
工程と、前記第1の上面電極層と電気的に接続されるよ
うに第2の上面電極層を設ける工程と、前記第1の裏面
電極層と電気的に接続されるように第2の裏面電極層を
設ける工程と、前記第2の上面電極層間を電気的に接続
するように上面抵抗層を設ける工程と、前記第2の裏面
電極層間を電気的に接続するように裏面抵抗層を設ける
工程と、少なくとも前記上面抵抗層の表面を覆うように
上面保護層を設ける工程と、少なくとも前記裏面抵抗層
の表面を覆うように裏面保護層を設ける工程と、前記シ
ート状基板の上面分割溝および裏面分割溝で前記シート
状基板を短冊状基板に分割する工程と、前記短冊状基板
を個片に分割する工程とを備えたもので、この製造方法
によれば、実装基板に実装した際にはんだフィレットの
形成が極めて少なくなる構造のものが得られるため、実
装面積に占めるはんだ付け面積を低減でき、しかもシー
ト状基板の上面および裏面にそれぞれ電極層、抵抗層、
保護層を形成しているため、バルク一括実装時におい
て、上面向きあるいは裏面向きのどちらに実装された場
合でも高密度実装が実現できる抵抗器を製造することが
できるという作用を有するものである。
【0030】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。
【0031】図1は本発明の実施の形態1における抵抗
器の断面図を示したもので、この図1において、31は
96%アルミナを含有してなる基板である。32aは基
板31の上面の側部および側面の一部に設けられた金系
の有機金属化合物を焼成してなる一対の第1の上面電極
層で、この第1の上面電極層32aの稜線は丸みを有し
ている。また前記基板31の側面上の第1の上面電極層
32aの面積は、基板31の側面の面積の1/4以下で
ある。33aは前記一対の第1の上面電極層32aに電
気的に接続されるように設けられた銀系の導電粉体にガ
ラスを含有してなる一対の第2の上面電極層である。3
4aは一対の第2の上面電極層33aに電気的に接続さ
れるように設けられた酸化ルテニウムを主成分とする上
面抵抗層である。35aは少なくとも前記上面抵抗層3
4aの上面を覆うように設けられたガラスを主成分とす
る黒色の上面保護層である。32bは基板31の裏面の
側部および側面の一部に設けられた金系の有機金属化合
物を焼成してなる一対の第1の裏面電極層で、この第1
の裏面電極層32bの稜線は丸みを有している。また前
記基板31の側面上の第1の裏面電極層32bの面積
は、基板31の側面の面積の1/5以下である。33b
は前記一対の第1の裏面電極層32bに電気的に接続さ
れるように設けられた銀系の導電粉体にガラスを含有し
てなる一対の第2の裏面電極層である。34bは一対の
第2の裏面電極層33bに電気的に接続されるように設
けられた酸化ルテニウムを主成分とする裏面抵抗層であ
る。35bは少なくとも前記裏面抵抗層34bの上面を
覆うように設けられたガラスを主成分とする灰色の裏面
保護層である。36,37は必要に応じてはんだ付け時
の信頼性等を確保するために、第1の上面電極層32
a、第2の上面電極層33a、第1の裏面電極層32b
および第2の裏面電極層33bを覆うように設けられた
ニッケルめっき層およびはんだめっき層である。
【0032】以上のように構成された本発明の実施の形
態1における抵抗器について、以下にその製造方法を図
面を参照しながら説明する。
【0033】図2(a)〜(c)および図3(a)〜
(d)は本発明の実施の形態1における抵抗器の製造方
法を示す工程図である。
【0034】まず、図2(a)に示すように、表面に後
工程で短冊状および個片状に分割するために設けた複数
の縦方向の上面分割溝38aおよび裏面分割溝38b
と、横方向の上面分割溝39aおよび裏面分割溝39b
を有する耐熱性および絶縁性に優れた96%アルミナを
含有してなるシート状基板31aの横方向の上面分割溝
39aを跨ぐように、横方向の上面分割溝39aおよび
シート状基板31aに金系の有機金属化合物を含有して
なる電極ペーストを流し込んで印刷することにより、第
1の上面電極層32aを形成する。このとき、前記金系
の有機金属化合物を含有してなる電極ペーストは横方向
の上面分割溝39aに入り込むため、横方向の上面分割
溝39aの奥まで第1の上面電極層32aを形成でき
る。次に、シート状基板31aの横方向の裏面分割溝3
9bを跨ぐように、横方向の裏面分割溝39bおよびシ
ート状基板31aに金系の有機金属化合物を含有してな
る電極ペーストを流し込んで印刷することにより、第1
の裏面電極層32b(図示せず)を形成する。このと
き、前記金系の有機金属化合物を含有してなる電極ペー
ストは横方向の裏面分割溝39bに入り込むため、横方
向の裏面分割溝39bの奥まで第1の裏面電極層32b
を形成できる。さらにこの第1の上面電極層32aおよ
び第1の裏面電極層32bを安定な膜とするために約8
50℃の温度で焼成を行う。そして前記縦方向の上面分
割溝38aの深さと裏面分割溝38bの深さの和および
横方向の上面分割溝39aの深さと裏面分割溝39bの
深さの和は、製造工程での取り扱い時に割れないよう
に、一般的にシート状基板31aの厚みの半分以下にな
るように形成されている。
【0035】次に、図2(b)に示すように、第1の上
面電極層32aの一部に重なるように、銀系の導電粉体
とガラスを含有してなる電極ペーストを印刷して第2の
上面電極層33aを形成する。この後、第1の裏面電極
層32b(図示せず)の一部に重なるように銀系の導電
粉体とガラスを含有してなる電極ペーストを印刷して第
2の裏面電極層33b(図示せず)を形成する。さらに
この第2の上面電極層33aおよび第2の裏面電極層3
3bを安定な膜とするために約850℃の温度で焼成を
行う。
【0036】次に、図2(c)に示すように、第2の上
面電極層33aと電気的に接続されるように、酸化ルテ
ニウムを主成分とする抵抗ペーストを印刷して上面抵抗
層34aを形成する。この後、第2の裏面電極層33b
(図示せず)と電気的に接続されるように、酸化ルテニ
ウムを主成分とする抵抗ペーストを印刷して裏面抵抗層
34b(図示せず)を形成する。さらにこの上面抵抗層
34aおよび裏面抵抗層34bを安定な膜とするために
約850℃の温度で焼成を行う。
【0037】次に、図3(a)に示すように、上面抵抗
層34aの抵抗値を所定の値に修正するために、YAG
レーザーでトリミング溝40aを施してトリミングを行
う。この後、裏面抵抗層34b(図示せず)の抵抗値を
所定の値に修正するために、YAGレーザーでトリミン
グ溝40b(図示せず)を施してトリミングを行う。
【0038】次に、図3(b)に示すように、抵抗値修
正済みの上面抵抗層34aを保護するためにガラスを主
成分とするペーストを印刷して上面保護層35aを形成
する。この場合、横方向に並ぶ複数の上面抵抗層34a
を連続して覆うように縦方向の上面分割溝38aを跨い
で上面保護層35aの印刷パターンを形成してもよい。
この後、抵抗値修正済みの裏面抵抗層34b(図示せ
ず)を保護するためにガラスを主成分とするペーストを
印刷して裏面保護層35bを形成する。この場合、横方
向に並ぶ複数の裏面抵抗層34bを連続して覆うように
縦方向の裏面分割溝38bを跨いで裏面保護層35bの
印刷パターンを形成してもよい。さらにこの上面保護層
35aおよび裏面保護層35bを安定な膜とするために
約600℃の温度で焼成を行う。
【0039】次に、図3(c)に示すように、シート状
基板31aを横方向の上面分割溝39aおよび裏面分割
溝39bに沿って分割することにより、短冊状基板41
に分割する。このとき、短冊状基板41の長手方向の側
面には、先に形成した第1の上面電極層32aおよび第
1の裏面電極層32bが横方向の上面分割溝39aの深
さおよび裏面分割溝39bの深さまで形成された状態に
なっている。
【0040】最後に、図3(d)に示すように、めっき
を施すための準備工程として、短冊状基板41の縦方向
の上面分割溝38aおよび裏面分割溝38bに沿って分
割することにより、個片基板42に分割する。そして、
露出している第1の上面電極層32a、第1の裏面電極
層32b、第2の上面電極層33aおよび第2の裏面電
極層33bのはんだ付け時の電極食われの防止およびは
んだ付け時の信頼性を確保するために、電気めっきによ
って、中間層となるニッケルめっき層(図示せず)と、
最外層となるはんだめっき層(図示せず)を形成して、
抵抗器を製造するものである。
【0041】以上のように構成、かつ製造された本発明
の実施の形態1における抵抗器を実装基板にはんだ付け
をした。この場合、図4(a)の実装状態の断面図に示
すように、保護層35aまたは35bを形成した面を下
側にして実装すると、上面電極層あるいは裏面電極層
(図示せず)と基板31の側面の部分との両方ではんだ
付けされるが、側面電極の形成されている面積が小さい
ため、フィレット43はわずかに形成されるのみとな
る。この場合、図4(b)の実装状態の上面図に示すよ
うに、部品面積44と側面をはんだ付けするために必要
となる面積45とを合わせた面積が実装面積46となる
が、0.6×0.3mmサイズの角チップ抵抗器で、従
来構造の製品と実装面積を比較すると、約20%の縮小
化を図ることができた(このとき、実装基板に接してい
ない側の抵抗層は、回路に接続されないことになる。バ
ルク実装の場合は上面抵抗層あるいは裏面抵抗層のいず
れかが実装基板の回路と接続されることになる。)。
【0042】このように、本発明の実施の形態1におけ
る抵抗器の構成によれば、抵抗器の側面電極の面積が小
さいため、実装基板上ではんだ付けのフィレットを形成
するための面積が小さくてすみ、その結果、実装面積を
縮小化することができるものである。
【0043】なお、上記本発明の実施の形態1におい
て、はんだめっき層37の高さを上面保護層35aある
いは裏面保護層35bと面一または上面保護層35aあ
るいは裏面保護層35bより高くすることにより、実装
基板に実装した際にはんだめっき層37と実装基板上の
ランドパターンとの隙間が生じにくくなるため、上面電
極層あるいは裏面電極層と実装基板上のランドパターン
との接続信頼性の向上が図れ、これにより、実装品質を
さらに向上させることができるものである。
【0044】また、本発明の実施の形態1において、第
2の上面電極層33a、第2の裏面電極層33b、上面
保護層35a、裏面保護層35bを(表1)に示す組み
合わせとしたときには、(表1)に記載の他の特性を向
上させることができるものである。
【0045】
【表1】
【0046】そしてまた、本発明の実施の形態1におい
て側面電極を形成しない方が、実装面積をさらに縮小化
できることは容易に考えられる。しかしながら、現状の
電子機器の製造工程においては、実装後のはんだ付け検
査を画像認識により行っているのが実状であり、したが
って、側面電極を形成しない場合は、フィレットが全く
形成されないため、画像認識による自動検査ができなく
なってしまうという不具合が生ずることになる。
【0047】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。
【0048】図5は本発明の実施の形態2における抵抗
器の断面図を示したもので、この図5において、51は
96%アルミナを含有してなる基板である。52aは基
板51の上面の側部および側面の一部に設けられた金系
のスパッタにより形成される一対の第1の上面電極層
で、この第1の上面電極層52aの稜線は丸みを有して
いる。また前記基板51の側面上の第1の上面電極層5
2aの面積は、基板51の側面の面積の1/4以下であ
る。53aは前記一対の第1の上面電極層52aに電気
的に接続されるように設けられた銀系の導電粉体にガラ
スを含有してなる一対の第2の上面電極層である。54
aは一対の第2の上面電極層53aに電気的に接続され
るように設けられた酸化ルテニウムを主成分とする上面
抵抗層である。55aは少なくとも前記上面抵抗層54
aの上面を覆うように設けられたガラスを主成分とする
上面保護層である。52bは基板51の裏面の側部およ
び側面の一部に設けられた金系のスパッタにより形成さ
れる一対の第1の裏面電極層で、この第1の裏面電極層
52bの稜線は丸みを有している。また前記基板51の
側面上の第1の裏面電極層52bの面積は、基板51の
側面の面積の1/5以下である。53bは前記一対の第
1の裏面電極層52bに電気的に接続されるように設け
られた銀系の導電粉体にガラスを含有してなる一対の第
2の裏面電極層である。54bは一対の第2の裏面電極
層53bに電気的に接続されるように設けられた酸化ル
テニウムを主成分とする裏面抵抗層である。55bは少
なくとも前記裏面抵抗層54bの上面を覆うように設け
られたガラスを主成分とする裏面保護層である。56,
57は必要に応じてはんだ付け時の信頼性等を確保する
ために、第1の上面電極層52a、第2の上面電極層5
3a、第1の裏面電極層52bおよび第2の裏面電極層
53bを覆うように設けられたニッケルめっき層および
はんだめっき層である。
【0049】以上のように構成された本発明の実施の形
態2における抵抗器について、以下にその製造方法を図
面を参照しながら説明する。
【0050】図6(a)〜(c)および図7(a)〜
(d)は本発明の実施の形態2における抵抗器の製造方
法を示す工程図である。
【0051】まず、図6(a)に示すように、表面に後
工程で短冊状および個片状に分割するために設けた複数
の縦方向の上面分割溝58aおよび裏面分割溝58b
と、横方向の上面分割溝59aおよび裏面分割溝59b
を有する耐熱性および絶縁性に優れた96%アルミナを
含有してなるシート状基板51aの上面全体にスパッタ
工法により金を着膜し、さらにLSI等で一般的に行わ
れているフォトリソ法により、所望の電極パターンを有
する第1の上面電極層52aを形成した。この後、シー
ト状基板51aの裏面全体にスパッタ工法により金を着
膜し、さらにLSI等で一般的に行われているフォトリ
ソ法により、所望の電極パターンを有する第1の裏面電
極層52bを形成した。そしてこの後、前記第1の上面
電極層52aおよび第1の裏面電極層52bを安定な膜
とするために、約300〜400℃の温度で熱処理を行
う。このとき、前記第1の上面電極層52aおよび第1
の裏面電極層52bは横方向の上面分割溝59aおよび
裏面分割溝59bに入り込むため、横方向の上面分割溝
59aおよび裏面分割溝59bの奥まで第1の上面電極
層52aおよび第1の裏面電極層52bを形成できる。
そして前記縦方向の上面分割溝58aの深さと裏面分割
溝58bの深さの和および横方向の上面分割溝59aの
深さと裏面分割溝59の深さの和は、製造工程での取り
扱い時に割れないように、一般的にシート状基板51a
の厚みの半分以下になるように形成されている。
【0052】次に、図6(b)に示すように、第1の上
面電極層52aと電気的に接続されるように、銀系の導
電粉体とガラスを含有してなる電極ペーストを印刷して
第2の上面電極層53aを形成する。この後、第1の裏
面電極層52b(図示せず)と電気的に接続されるよう
に、銀系の導電粉体とガラスを含有してなる電極ペース
トを印刷して第2の裏面電極層53b(図示せず)を形
成する。さらにこの第2の上面電極層53aおよび第2
の裏面電極層53bを安定な膜とするために約850℃
の温度で焼成を行う。
【0053】次に、図6(c)に示すように、第2の上
面電極層53aと電気的に接続されるように、酸化ルテ
ニウムを主成分とする抵抗ペーストを印刷して上面抵抗
層54aを形成する。この後、第2の裏面電極層53b
と電気的に接続されるように、酸化ルテニウムを主成分
とする抵抗ペーストを印刷して裏面抵抗層54bを形成
する。さらにこの上面抵抗層54aおよび裏面抵抗層5
4bを安定な膜とするために約850℃の温度で焼成を
行う。
【0054】次に、図7(a)に示すように、上面抵抗
層54aの抵抗値を所定の値に修正するために、YAG
レーザーでトリミング溝60aを施してトリミングを行
う。この後、裏面抵抗層54b(図示せず)の抵抗値を
所定の値に修正するために、YAGレーザーでトリミン
グ溝60b(図示せず)を施してトリミングを行う。
【0055】次に、図7(b)に示すように、抵抗値修
正済みの上面抵抗層54aを保護するためにガラスを主
成分とするペーストを印刷して上面保護層55aを形成
する。この場合、横方向に並ぶ複数の上面抵抗層54a
を連続して覆うように縦方向の上面分割溝58aを跨い
で上面保護層55aの印刷パターンを形成してもよい。
この後、抵抗値修正済みの裏面抵抗層54b(図示せ
ず)を保護するためにガラスを主成分とするペーストを
印刷して裏面保護層55b(図示せず)を形成する。こ
の場合、横方向に並ぶ複数の裏面抵抗層54bを連続し
て覆うように縦方向の裏面分割溝58bを跨いで裏面保
護層55bの印刷パターンを形成してもよい。さらにこ
の上面保護層55aおよび裏面保護層55bを安定な膜
とするために約600℃の温度で焼成を行う。
【0056】次に、図7(c)に示すように、シート状
基板51aを横方向の上面分割溝59aおよび裏面分割
溝59bに沿って分割することにより、短冊状基板61
に分割する。このとき、短冊状基板61の長手方向の側
面には、先に形成した第1の上面電極層52aおよび第
1の裏面電極層52bが横方向の上面分割溝59aの深
さおよび裏面分割溝59bの深さまで形成された状態に
なっている。
【0057】最後に、図7(d)に示すように、めっき
を施すための準備工程として、短冊状基板61の縦方向
の上面分割溝58aおよび裏面分割溝58bに沿って分
割することにより、個片基板62に分割する。そして、
露出している第1の上面電極層52a、第2の上面電極
層53a、第1の裏面電極層52a、第2の裏面電極層
53bのはんだ付け時の電極食われの防止およびはんだ
付け時の信頼性を確保するために、電気めっきによっ
て、中間層となるニッケルめっき層(図示せず)と、最
外層となるはんだめっき層(図示せず)を形成して、抵
抗器を製造するものである。
【0058】以上のように構成、かつ製造された本発明
の実施の形態2における抵抗器を実装基板にはんだ付け
をした場合の効果については、前述した本発明の実施の
形態1と同じであるため、説明を省略する。
【0059】また、本発明の実施の形態2において、第
1の上面電極層52a、第2の上面電極層53a、上面
抵抗層54a、上面保護層55a、第1の裏面電極層5
2b、第2の裏面電極層53b、裏面抵抗層54b、裏
面保護層55bを(表2)に示す組み合わせとしたとき
には、(表2)に記載の他の特性を向上させることがで
きるものである。
【0060】
【表2】
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明の抵抗器は、基板
と、この基板の上面の側部および側面の一部に設けられ
た一対の第1の上面電極層と、この第1の上面電極層に
電気的に接続されるように設けられた一対の第2の上面
電極層と、この第2の上面電極層に電気的に接続される
ように設けられた上面抵抗層と、少なくとも前記上面抵
抗層の上面を覆うように設けられた上面保護層と、前記
基板の裏面の側部および側面の一部に設けられた一対の
第1の裏面電極層と、この第1の裏面電極層に電気的に
接続されるように設けられた一対の第2の裏面電極層
と、この第2の裏面電極層に電気的に接続されるように
設けられた裏面抵抗層と、少なくとも前記裏面抵抗層の
上面を覆うように設けられた裏面保護層とを備えたもの
で、この構成によれば、実装基板に実装した際にはんだ
フィレットの形成が極めて少なくなる構造としているた
め、実装面積に占めるはんだ付け面積を低減でき、しか
も基板の上面および裏面にそれぞれ電極層、抵抗層、保
護層を設けているため、バルク一括実装時において、上
面向きあるいは裏面向きのどちらに実装された場合でも
高密度実装が実現できるというすぐれた効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における抵抗器の断面図
【図2】(a)〜(c)同抵抗器の製造方法を示す工程
【図3】(a)〜(d)同抵抗器の製造方法を示す工程
【図4】(a)同抵抗器を実装基板に実装した状態の断
面図 (b)同抵抗器を実装基板に実装した状態の上面図
【図5】本発明の実施の形態2における抵抗器の断面図
【図6】(a)〜(c)同抵抗器の製造方法を示す工程
【図7】(a)〜(d)同抵抗器の製造方法を示す工程
【図8】従来の抵抗器の断面図
【図9】(a)〜(f)同抵抗器の製造方法を示す工程
【図10】(a)同抵抗器を実装基板に実装した状態の
断面図 (b)同抵抗器を実装基板に実装した状態の上面図
【符号の説明】
31,51 基板 31a,51a シート状基板 32a,52a 第1の上面電極層 32b,52b 第1の裏面電極層 33a,53a 第2の上面電極層 33b,53b 第2の裏面電極層 34a,54a 上面抵抗層 34b,54b 裏面抵抗層 35a,55a 上面保護層 35b,55b 裏面保護層 36,56 ニッケルめっき層 37,57 はんだめっき層 38a,58a 縦方向の上面分割溝 38b,58b 縦方向の裏面分割溝 39a,59a 横方向の上面分割溝 39b,59b 横方向の裏面分割溝 41,61 短冊状基板 42,62 個片基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E032 BA07 BB01 BB13 CA02 CC03 CC06 CC14 CC16 CC18 TA14 TB02 5E033 AA27 BB02 BC08 BD01 BE01 BF05 BG02 BG03 BH02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板の上面の側部および側
    面の一部に設けられた一対の第1の上面電極層と、この
    第1の上面電極層に電気的に接続されるように設けられ
    た一対の第2の上面電極層と、この第2の上面電極層に
    電気的に接続されるように設けられた上面抵抗層と、少
    なくとも前記上面抵抗層の上面を覆うように設けられた
    上面保護層と、前記基板の裏面の側部および側面の一部
    に設けられた一対の第1の裏面電極層と、この第1の裏
    面電極層に電気的に接続されるように設けられた一対の
    第2の裏面電極層と、この第2の裏面電極層に電気的に
    接続されるように設けられた裏面抵抗層と、少なくとも
    前記裏面抵抗層の上面を覆うように設けられた裏面保護
    層とを備えた抵抗器。
  2. 【請求項2】 基板の側面に位置する第1の上面電極層
    を前記基板の高さ方向における上面抵抗層側に設けると
    ともに、基板の側面に位置する第1の裏面電極層を前記
    基板の高さ方向における裏面抵抗層側に設けた請求項1
    記載の抵抗器。
  3. 【請求項3】 基板の側面に位置する第1の上面電極層
    と第1の裏面電極層の面積の和を基板の側面の面積の半
    分以下とした請求項2記載の抵抗器。
  4. 【請求項4】 第1の上面電極層、第2の上面電極層、
    第1の裏面電極層および第2の裏面電極層をめっき層で
    覆うとともに、このめっき層の高さを上面保護層あるい
    は裏面保護層と面一またはそれより高くした請求項1記
    載の抵抗器。
  5. 【請求項5】 第1の上面電極層および第1の裏面電極
    層を金系の有機金属化合物を焼成して形成するか、また
    は金系のスパッタにより形成した請求項1記載の抵抗
    器。
  6. 【請求項6】 第2の上面電極層および第2の裏面電極
    層を銀系または金系の導電粉体にガラスを含有してなる
    もので形成した請求項1記載の抵抗器。
  7. 【請求項7】 上面保護層および裏面保護層を樹脂系ま
    たはガラス系のいずれかで形成した請求項1記載の抵抗
    器。
  8. 【請求項8】 第1の上面電極層および第1の裏面電極
    層をニッケル系のスパッタにより形成した請求項1記載
    の抵抗器。
  9. 【請求項9】 第2の上面電極層、第2の裏面電極層、
    上面抵抗層、裏面抵抗層、上面保護層および裏面保護層
    を樹脂系のもので形成した請求項1記載の抵抗器。
  10. 【請求項10】 上面保護層と裏面保護層の色調を異な
    らせた請求項1記載の抵抗器。
  11. 【請求項11】 上面分割溝および裏面分割溝を有する
    シート状基板の上面分割溝を跨ぐように前記上面分割溝
    およびシート状基板に電極ペーストを流し込んで第1の
    上面電極層を設ける工程と、前記シート状基板の裏面分
    割溝を跨ぐように前記裏面分割溝およびシート状基板に
    電極ペーストを流し込んで第1の裏面電極層を設ける工
    程と、前記第1の上面電極層と電気的に接続されるよう
    に第2の上面電極層を設ける工程と、前記第1の裏面電
    極層と電気的に接続されるように第2の裏面電極層を設
    ける工程と、前記第2の上面電極層間を電気的に接続す
    るように上面抵抗層を設ける工程と、前記第2の裏面電
    極層間を電気的に接続するように裏面抵抗層を設ける工
    程と、少なくとも前記上面抵抗層の表面を覆うように上
    面保護層を設ける工程と、少なくとも前記裏面抵抗層の
    表面を覆うように裏面保護層を設ける工程と、前記シー
    ト状基板の上面分割溝および裏面分割溝で前記シート状
    基板を短冊状基板に分割する工程と、前記短冊状基板を
    個片に分割する工程とを備えた抵抗器の製造方法。
  12. 【請求項12】 上面分割溝および裏面分割溝を有する
    シート状基板の上面分割溝を跨ぐように前記上面分割溝
    およびシート状基板にスパッタにより第1の上面電極層
    を設ける工程と、前記シート状基板の裏面分割溝を跨ぐ
    ように前記裏面分割溝およびシート状基板にスパッタに
    より第1の裏面電極層を設ける工程と、前記第1の上面
    電極層と電気的に接続されるように第2の上面電極層を
    設ける工程と、前記第1の裏面電極層と電気的に接続さ
    れるように第2の裏面電極層を設ける工程と、前記第2
    の上面電極層間を電気的に接続するように上面抵抗層を
    設ける工程と、前記第2の裏面電極層間を電気的に接続
    するように裏面抵抗層を設ける工程と、少なくとも前記
    上面抵抗層の表面を覆うように上面保護層を設ける工程
    と、少なくとも前記裏面抵抗層の表面を覆うように裏面
    保護層を設ける工程と、前記シート状基板の上面分割溝
    および裏面分割溝で前記シート状基板を短冊状基板に分
    割する工程と、前記短冊状基板を個片に分割する工程と
    を備えた抵抗器の製造方法。
JP32510099A 1999-11-16 1999-11-16 抵抗器およびその製造方法 Pending JP2001143903A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32510099A JP2001143903A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 抵抗器およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32510099A JP2001143903A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 抵抗器およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001143903A true JP2001143903A (ja) 2001-05-25

Family

ID=18173145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32510099A Pending JP2001143903A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 抵抗器およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001143903A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050677A1 (ja) * 2003-11-18 2005-06-02 Minowa Koa Inc. 表面実装型複合電子部品及びその製造法
JP2007235110A (ja) * 2006-02-02 2007-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 角形チップ抵抗器
JP2010076157A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Toshiba Corp サーマルヘッドの製造方法
JP2013110304A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Rohm Co Ltd チップ抵抗器およびチップ抵抗器の製造方法
CN106098277A (zh) * 2016-08-12 2016-11-09 昆山厚声电子工业有限公司 Led软灯条专用电阻器及其制造方法
JP2018006771A (ja) * 2017-09-28 2018-01-11 ローム株式会社 チップ部品

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050677A1 (ja) * 2003-11-18 2005-06-02 Minowa Koa Inc. 表面実装型複合電子部品及びその製造法
JPWO2005050677A1 (ja) * 2003-11-18 2007-12-06 箕輪興亜株式会社 表面実装型複合電子部品及びその製造法
US7601920B2 (en) 2003-11-18 2009-10-13 Koa Corporation Surface mount composite electronic component and method for manufacturing same
JP4616177B2 (ja) * 2003-11-18 2011-01-19 コーア株式会社 表面実装型複合電子部品及びその製造法
JP2007235110A (ja) * 2006-02-02 2007-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 角形チップ抵抗器
JP2010076157A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Toshiba Corp サーマルヘッドの製造方法
US8261431B2 (en) 2008-09-24 2012-09-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for manufacturing thermal head
JP2013110304A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Rohm Co Ltd チップ抵抗器およびチップ抵抗器の製造方法
CN106098277A (zh) * 2016-08-12 2016-11-09 昆山厚声电子工业有限公司 Led软灯条专用电阻器及其制造方法
JP2018006771A (ja) * 2017-09-28 2018-01-11 ローム株式会社 チップ部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7782174B2 (en) Chip resistor
US7782173B2 (en) Chip resistor
TW424245B (en) Resistor and its manufacturing method
EP1018750A1 (en) Resistor and method of producing the same
JP3462438B2 (ja) チップ部品およびその製造方法
JP3967553B2 (ja) チップ型抵抗器の製造方法、およびチップ型抵抗器
JP2001143903A (ja) 抵抗器およびその製造方法
JP2000306711A (ja) 多連チップ抵抗器およびその製造方法
JP2001143902A (ja) 抵抗器およびその製造方法
JP2000138102A (ja) 抵抗器およびその製造方法
JP4081873B2 (ja) 抵抗器およびその製造方法
JPH10321404A (ja) 抵抗器およびその製造方法
JP2000294402A (ja) 多連チップ抵抗器およびその製造方法
JP2000340413A (ja) 多連チップ抵抗器およびその製造方法
JP3121325B2 (ja) チップ型抵抗器の構造
JPH0963805A (ja) 角形チップ抵抗器
JP2000340413A5 (ja)
JP3772270B2 (ja) 小型電子部品の製造方法およびチップ抵抗器
JPH1126203A (ja) 抵抗器およびその製造方法
JP2000188204A (ja) 抵抗器およびその製造方法
JPH10321405A (ja) 抵抗器およびその製造方法
JP2000299213A (ja) 多連チップ抵抗器およびその製造方法
JP2003272901A (ja) 厚膜抵抗器およびその製造方法
JP2000306701A (ja) 多連チップ抵抗器およびその製造方法
JP3953325B2 (ja) チップ抵抗器およびその製造方法