JPH10274433A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Publication number
JPH10274433A
JPH10274433A JP9080612A JP8061297A JPH10274433A JP H10274433 A JPH10274433 A JP H10274433A JP 9080612 A JP9080612 A JP 9080612A JP 8061297 A JP8061297 A JP 8061297A JP H10274433 A JPH10274433 A JP H10274433A
Authority
JP
Japan
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wind direction
diffuser
hole
link
air conditioner
Prior art date
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Pending
Application number
JP9080612A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Mori
信幸 森
Yoshimi Kawai
▲吉▼美 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10274433A publication Critical patent/JPH10274433A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の駆動装置を用いることなくディフュー
ザを回動できるようにし、また、暖房運転時の冷風の出
口を狭めて所謂スポット吹き出しを可能にし、更に、停
止時に前記上下風向板を手動で閉じた場合でも吹出口を
正確に全閉できるようにした空気調和機を提供する。 【解決手段】 両上下風向板7および8とディフューザ
9とを、これら両上下風向板およびディフューザの一側
の支軸7a、8a、9aに対応する支軸孔5b、5c、5dを備えた
吹出口5の側壁5aと、同支軸孔に対応する支持孔12c 、
12c および駆動モータ11の駆動軸11a を挿通する透孔12
a を備え、前記吹出口の側壁に対向して設けられた取付
板12との間に収容され、同取付板に取り付けた前記駆動
モータの駆動力を伝達する伝達手段10によって連係する
とともに、前記上下風向板を所定の回動方向に付勢する
第一付勢手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係わ
り、より詳細には、少なくとも一枚の上下風向板を駆動
し回動する駆動モータの駆動力を伝達して、専用の駆動
装置を用いることなくディフューザを回動できるように
し、また、暖房運転時の冷風の出口を狭めて所謂スポッ
ト吹き出しを可能にし、更に、停止時に前記上下風向板
を手動で閉じた場合でも吹出口を正確に全閉できるよう
にした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、例えば図7および
図8で示すように、二枚の上下風向板7および8を用い
た場合、本体1内の吸込口2と吹出口5とを結ぶ空気通
路に、熱交換器3と送風ファン4とを設け、前記吹出口
5に、左右風向板群6と、上下および前後に第一支軸7a
および第二支軸8aを離間した前記二枚の上下風向板7お
よび8とを回動自在に軸支し、前記吹出口5の少なくと
も一側に前記両上下風向板7および8を駆動するための
駆動軸11a を有する駆動モータ11を設けて駆動し、前記
吹出口5に、同吹出口5の下部を構成する専用の駆動装
置19を備えたディフューザ9をその支軸9aにより回動自
在に軸支し、同ディフューザ9と、前記左右風向板群6
と、前記上下風向板7および8とで風向を調節して送風
することにより室内を空気調和してなる構成であった。
【0003】前記駆動モータ11は、図8の破線で示すよ
うに、同駆動モータ11の駆動軸11aに設けた駆動歯車20
と、同駆動歯車20に歯合する中間歯車21と、同中間歯車
21に歯合して前記上部の上下風向板7の第一支軸7aに接
続するための、少なくとも一側に夫々平坦部を有し、同
平坦部を接合させる嵌入孔および嵌入片からなる雄雌の
第一接続部を設けた第一従動歯車22と、前記下部の上下
風向板8の第二支軸8aに接続するための、少なくとも一
側に夫々平坦部を有し、同平坦部を接合させる嵌入孔お
よび嵌入片からなる雄雌の第二接続部を設けた第二従動
歯車23とに連係してなり、前記駆動モータ11を駆動し、
前記駆動歯車20に歯合させた前記中間歯車21を介し、前
記第一従動歯車22および前記第二従動歯車23を従動させ
ることによって、前記吹出口5を閉じた前記両上下風向
板7および8の停止位置から、同両上下風向板7および
8を垂直位置に向けて回動するとともに、前記ディフュ
ーザ9を前記駆動装置19により下方に向けて回動し風向
を効果的に調節していた。
【0004】しかしながら、前記ディフューザ9は、専
用の前記駆動装置19によって駆動し回動する構成となっ
ていることから、同駆動装置19を用いることによってコ
スト的に不利となり、また、同駆動装置19を収容するた
めの収容部が必要になることから、同収容部を設けるこ
とが前記本体1を小型化する上で障害になってしまうと
いう問題を有していた。
【0005】また、暖房運転を開始する際、前記上下風
向板7および8によって冷風の出口を狭める所謂スポッ
ト吹き出しができない構成であることから、使用者が暖
房運転開始時の冷風を受けてしまうため、快適な空気調
和ができないという問題を有していた。
【0006】更に、前記駆動モータ11を停止し、店頭な
どにおいて前記上下風向板7および8を手動で回動して
前記吹出口5を閉じた際、前記駆動モータ11内の複数の
歯車のバックラッシが累積されるため前記上下風向板7
および8が自重によって回動してしまい、前記吹出口5
を正確に全閉できず外観性を損ねてしまうという問題を
有していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記の問題点に鑑み、少なくとも一枚の上下風向板を駆動
し回動する駆動モータの駆動力を伝達して、専用の駆動
装置を用いることなくディフューザを回動できるように
し、また、暖房運転時の冷風の出口を狭めて所謂スポッ
ト吹き出しを可能にし、更に、停止時に前記上下風向板
を手動で閉じた場合でも吹出口を正確に全閉できるよう
にした空気調和機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、熱交換器と送
風ファンとを設け、前記吹出口に、左右風向板群と上下
風向板とを回動自在に軸支し、前記吹出口の少なくとも
一側に前記上下風向板を駆動する駆動モータを設け、前
記吹出口の下部に、同吹出口を構成するディフューザを
回動自在に軸支してなる空気調和機において、前記上下
風向板と前記ディフューザとを、これら上下風向板およ
びディフューザの一側の支軸に対応する支軸孔を備えた
前記吹出口の側壁と、前記ディフューザの一側の支軸に
対応する支軸孔と同軸状の支持孔および前記上下風向板
の一側の支軸に対応する支軸孔と同軸状の前記駆動モー
タの駆動軸を挿通する透孔を備え、前記吹出口の側壁に
対向して設けられた取付板との間に収容され、同取付板
に取り付けた前記駆動モータの駆動力を伝達する伝達手
段によって連係するとともに、前記上下風向板に、同上
下風向板を所定の回動方向に付勢する第一付勢手段を設
けた構成となっている。
【0009】また、前記伝達手段が、先端部に第一連結
ピンを備え、基端部を前記駆動軸および前記上下風向板
の一側の支軸と同軸状に接続した第一リンクと、先端部
に第二連結ピンを備え、基端部の一側を前記ディフュー
ザの一側の支軸に接続し、他側を前記取付板の支持孔で
回動自在に支持した第二リンクと、一端に前記第一連結
ピンに接続する第一連結孔を備え、他端に前記第二連結
ピンに連結する第二連結孔を備えた第一ロッドとからな
り、同第一ロッドと前記ディフューザとにロストモーシ
ョン機構を設け、同ロストモーション機構により、前記
上下風向板を略水平位置に回動した際、前記ディフュー
ザを回動させないようにし、略垂直位置に回動した際、
前記ディフューザを回動させるようにした構成となって
いる。
【0010】また、前記ロストモーション機構が、前記
ロッドの長手方向に延びる長孔で形成した前記第二連結
孔と、同第二連結孔に対応する前記第二連結ピンとから
なり、同第二連結ピンを前記第二連結孔に挿入して前記
第一ロッドの他端と前記ディフューザの一側の支軸とを
連結した構成となっている。
【0011】また、前記上下風向板が停止位置で前記吹
出口を閉じた際、前記第一連結ピンと前記第一連結孔と
を連結した連結部が、前記第一リンクの基端部および前
記第二リンクの先端部を結ぶ線の下方に位置し、略水平
位置に回動した際、前記連結部が、前記第一リンクの基
端部および前記第二リンクの先端部を結ぶ線の上方に移
動するようにした構成となっている。
【0012】また、前記第一連結ピンは前記第一リンク
と一体的に形成し、前記第二連結ピンは前記第二リンク
と一体的に形成した構成となっている。
【0013】また、前記第一付勢手段が、前記上下風向
板に設けた第一捩じりコイルばねからなり、同第一捩じ
りコイルばねにより同上下風向板を所定の回動方向に付
勢するようにした構成となっている。
【0014】また、吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路
に、熱交換器と送風ファンとを設け、前記吹出口に、左
右風向板群と、上下および前後に支軸を離間した二枚の
上下風向板とを回動自在に軸支し、前記吹出口の少なく
とも一側に前記二枚の上下風向板を駆動する駆動モータ
等からなる駆動部を設け、前記吹出口の下部に、同吹出
口を構成するディフューザを回動自在に軸支してなる空
気調和機において、前記両上下風向板と前記ディフュー
ザとを、これら両上下風向板およびディフューザの一側
の支軸に対応する支軸孔を備えた前記吹出口の側壁と、
同支軸孔に対応する支持孔および前記駆動モータの駆動
軸を挿通する透孔を備え、前記吹出口の側壁に対向して
設けられた取付板との間に収容され、同取付板に取り付
けた前記駆動モータの駆動力を伝達する伝達手段によっ
て連係するとともに、前記上部の上下風向板に、同上部
の上下風向板を所定の回動方向に付勢する第二付勢手段
を設けた構成となっている。
【0015】また、前記伝達手段が、先端部に第一連結
ピンを備え、基端部を前記駆動軸および前記上部の上下
風向板の一側の支軸と同軸状に接続した第一リンクと、
先端部に上下に対をなす第三連結ピンを備え、基端部の
一側を前記下部の上下風向板の一側の支軸と同軸状に接
続し、他側を前記取付板の支持孔で回動自在に支持した
第三リンクと、先端部に第二連結ピンを備え、基端部の
一側を前記ディフューザの一側の支軸と同軸状に接続
し、他側を前記取付板の支持孔で回動自在に支持した第
二リンクと、一端に前記第一連結ピンに接続する第一連
結孔を備え、他端に前記上部の第三連結ピンに連結する
第三連結孔を備えた第二ロッドと、一端に前記下部の第
三連結ピンに接続する第四連結孔を備え、他端に前記第
二連結ピンに連結する第二連結孔を備えた第一ロッドと
からなり、同第一ロッドと前記ディフューザとにロスト
モーション機構を設け、同ロストモーション機構によ
り、前記両上下風向板を略水平位置に回動した際、前記
ディフューザを回動させないようにし、略垂直位置に回
動した際、前記ディフューザを回動させるようにした構
成となっている。
【0016】また、前記ロストモーション機構が、前記
第一ロッドの長手方向に延びる長孔で形成した前記第二
連結孔と、同第二連結孔に対応する前記第二連結ピンと
からなり、同第二連結ピンを前記第二連結孔に挿入して
前記第一ロッドの他端と前記ディフューザの一側の支軸
とを連結した構成となっている。
【0017】また、前記両上下風向板が停止位置で前記
吹出口を閉じた際、前記下部の第三連結ピンと前記第四
連結孔とを連結した連結部が、前記第三リンクの基端部
および前記第二リンクの先端部を結ぶ線の下方に位置
し、略水平位置に回動した際、前記連結部が、前記第三
リンクの基端部および前記第二リンクの先端部を結ぶ線
の上方に移動するようにした構成となっている。
【0018】また、前記第一連結ピンは前記第一リンク
と一体的に形成し、前記第二連結ピンは前記第二リンク
と一体的に形成し、前記第三連結ピンは前記第三リンク
と一体的に形成した構成となっている。
【0019】また、前記第二付勢手段が、前記上部の上
下風向板に設けた第二捩じりコイルばねからなり、同第
二捩じりコイルばねにより同上部の上下風向板を所定の
回動方向に付勢するようにした構成となっている。
【0020】また、前記吹出口の側壁または前記取付板
に、前記一枚の上下風向板または前記上部の上下風向板
を略垂直位置に全開した時に停止するストッパーを設け
た構成となっている。
【0021】また、略垂直位置に全開した前記両上下風
向板で、前記吹出口を全閉状態にするための前記駆動モ
ータの駆動軸の回動角度を、前記両上下風向板の回動角
度のバラツキの最大値のものより大きく設定するととも
に、前記バラツキの最小値に前記駆動モータ内の複数の
歯車のバックラッシ量を加算したものより小さく設定し
た構成となっている。
【0022】また、前記ディフューザに、同ディフュー
ザを上方に付勢する第三付勢手段を設け、同第三付勢手
段で付勢されたディフューザを、同ディフューザの上面
後端部および本体ケーシングの前端部を当接して位置決
めするようにした構成となっている。
【0023】また、前記第三付勢手段が第三捩じりコイ
ルばねからなり、同第三捩じりコイルばねの一端を前記
第二リンクに設けた係止孔に挿入して係止し、他端を前
記取付板に設けたフック部に係止するようにした構成と
なっている。
【0024】また、前記第三捩じりコイルばねの他端
を、前記フック部の前方に突出させた構成となってい
る。
【0025】更に、前記フック部を、前記取付板と一体
的に形成した構成となっている。
【0026】
【発明の実施の形態】以上のように構成したので、少な
くとも一枚の上下風向板を駆動し回動する駆動モータの
駆動力を伝達して、専用の駆動装置を用いることなくデ
ィフューザを回動できるようにし、また、暖房運転時の
冷風の出口を狭めて所謂スポット吹き出しを可能にし、
更に、停止時に前記上下風向板を手動で閉じた場合でも
吹出口を正確に全閉できるようにした空気調和機とな
る。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1と、図2と、図3(A)乃至図3
(C)とは、請求項1乃至請求項6に対応して、一枚の
上下風向板を用いた第一の実施例を示し、図4と、図5
と、図6(A)乃至図6(C)とは、請求項7乃至請求
項18に対応して、二枚の上下風向板を用いた第二の実
施例を示している。
【0028】前記の各図において、1は空気調和機の室
内機本体、1aは同本体1を構成する本体ケーシング、2
は同本体1に着脱可能に被せられた前面カバーと同本体
1の上面部とに設けられた吸込口である。3は前記吸込
口2と後述する吹出口とを結ぶ前記本体ケーシング1aの
空気通路に設けられ、前記吸込口2から吸い込まれた空
気を熱交換するための熱交換器である。4は前記空気通
路に設けられ、熱交換された空気を後述する吹出口に送
出するための送風ファンである。5は前記熱交換器3で
熱交換された空気を室内に向けて吹き出すための吹出口
で、6は同吹出口5の後方に回動自在に軸支されて左右
方向の風向を調節するための左右風向板群である。
【0029】前記吹出口5の一側壁5aには、図5と図2
とで示すように、後述する二枚の上下風向板および、ま
たは後述する一枚の上下風向板の一側の支軸に対応し
て、支軸孔5bおよび、または支軸孔5c、支軸孔5dが夫々
設けられた構成となっている。
【0030】7および8は、図4と、図5と、図6
(A)乃至図6(C)とで示すように、前記左右風向板
群6の前方の前記吹出口5に、上下および前後に第一支
軸7aおよび第二支軸8aを離間し、同第一支軸7aおよび第
二支軸8aにより回動自在に軸支されて上下方向の風向を
調節するようにした二枚の上下風向板である。または、
8は、図1と、図2と、図3(A)乃至図3(C)とで
示すように、前記左右風向板群6の前方の前記吹出口5
に、支軸8aにより回動自在に軸支されて、上下方向の風
向を調節するようにした一枚の上下風向板である。
【0031】9は前記吹出口5の下部を構成するディフ
ューザで、同ディフューザ9は、支軸9aを有して回動自
在に軸支された構成となっている。
【0032】また、前記ディフューザ9は、その上面の
後端部fと前記本体ケーシング1aの前端部eとを当接す
ることによって位置決めされるようになっており、これ
により、特別な位置決め部を設ける必要がなくなり、コ
スト的に有利な構成で位置決めできるようにしている。
【0033】10は、第一の実施例として図2で示すよう
に、前記一枚の上下風向板8と前記ディフューザ9とを
駆動し回動するための駆動モータ11を備え、同駆動モー
タ11の駆動力を前記一枚の上下風向板8と前記ディフュ
ーザ9とに伝達するための伝達手段を備えた駆動部であ
る。または10は、第二の実施例として図5で示すよう
に、前記二枚の上下風向板7および8と前記ディフュー
ザ9とを駆動し回動するための駆動モータ11を備え、同
駆動モータ11の駆動力を前記二枚の上下風向板7および
8と前記ディフューザ9とに伝達するための伝達手段を
備えた駆動部である。
【0034】前記一枚の上下風向板8には、同上下風向
板8を所定の回動方向に付勢するための後述する第一付
勢手段を設けた構成となっており、また、前記上部の上
下風向板7には、同上部の上下風向板7を所定の回動方
向に付勢するための後述する第二付勢手段を設けた構成
となっており、これによって、前記駆動モータ11を停止
した状態で、店頭などにおいて前記上下風向板8、また
は前記上下風向板7および8を手動で回動して前記吹出
口5を閉じた際、後述する第一付勢手段および後述する
第二付勢手段により、前記駆動モータ11内の複数の歯車
のバックラッシが累積され前記上下風向板7および8が
自重によって回動してしまわないよう前記吹出口5を閉
じる方向に付勢し、前記吹出口5を正確に全閉して外観
性を損ねないようにした構造となる。
【0035】ここで、前記駆動モータ11の駆動軸11a の
駆動力を、前記一枚の上下風向板8、または前記二枚の
上下風向板7および8と前記ディフューザ9とに伝達す
る前記伝達手段について、第一の実施例を図1と、図2
と、図3(A)乃至図3(C)とに基づいて説明し、第
二の実施例を図4と、図5と、図6(A)乃至図6
(C)とに基づいて説明する。
【0036】先ず第一の実施例は、前記伝達手段が、先
端部に第一連結ピン13b を備え、基端部の両側を、凹凸
状の接続部13a により、前記透孔12a を挿通した前記駆
動軸11a および前記一枚の上下風向板8の一側の第二支
軸8aと同軸状に接続した第一リンク13と、先端部に第二
連結ピン17c を備え、基端部の一側17b を前記ディフュ
ーザ9の一側の支軸9aに接続し、他側17a を前記取付板
12の支持孔12c で回動自在に支持した第二リンク17と、
一端に前記第一連結ピン13b に接続する第一連結孔16a
を備え、他端に前記第二連結ピン17に連結する第二連結
孔16b を備えた第一ロッド16とからなり、同第一ロッド
16と前記ディフューザ9とにロストモーション機構を設
け、同ロストモーション機構により、前記上下風向板8
を略水平位置に回動した際、前記ディフューザ9を回動
させないようにし、略垂直位置に回動した際、前記ディ
フューザ9を回動させるようにした構成となっている。
これにより、前記一枚の上下風向板8と前記ディフュー
ザ9とを、単数の前記駆動モータ11の前記駆動軸11a の
駆動力を伝達して、円滑に、且つ正確に駆動し回動でき
るようなる。
【0037】また、前記ロストモーション機構は、前記
第一ロッド16の長手方向に延びる長孔で形成した前記第
二連結孔16b と、同第二連結孔16b に対応する前記第二
連結ピン17c とからなり、同第二連結ピン17c を前記第
二連結孔16b に挿入して前記第一ロッド16の他端と前記
ディフューザ9の一側の支軸9aとを連結した構成となっ
ている。これにより、前記一枚の上下風向板8に対し前
記ディフューザ9が後れて回動し始めるため、冷房運転
の際、前記上下風向板8を略水平位置に回動することに
より、冷風を略水平方向に向けて効果的に送出でき、ま
た、暖房運転を開始する際、前記本体1内の冷気を使用
者が直接受けることがないようにした構成となる。
【0038】また、前記上下風向板8が停止位置で前記
吹出口5を閉じた際、前記第一連結ピン13b と前記第一
連結孔16a とを連結した連結部aが、前記第一リンク13
の基端部13a 、13b および前記第二リンク17の先端部を
結ぶ線dの下方に位置し、略水平位置に回動した際、前
記連結部aが、前記第一リンク13の基端部13a 、13bお
よび前記第二リンク17の先端部を結ぶ線dの上方に移動
するようにした構成となっている。これにより、前記連
結部aが、前記第一ロッド16を前後に動かす時に所謂死
点を通過するようにした構成となるため、長孔で形成し
た前記第二連結孔16b と前記第二連結ピン17c との遊び
を最少限に構成できて、前記ディフューザ9を手指で押
圧してもガタが感じられず、品質感を向上させた構造と
なる。
【0039】また、前記第一連結ピン13b は前記第一リ
ンク13と一体的に形成し、前記第二連結ピン17c は前記
第二リンク17と一体的に形成したことにより、寸法形状
が精度よく仕上げられると共に、コスト的に有利な構成
となっている。
【0040】また、前記一枚の上下風向板8を付勢する
ための第一付勢手段が、前記上下風向板8に設けた第一
捩じりコイルばね18a からなり、同第一捩じりコイルば
ね18a によって同上下風向板8を前記吹出口5を閉じる
方向に付勢し回動するようにしたことにより、前記駆動
モータ11を停止して、店頭などで前記一枚の上下風向板
8を手動で回動して前記吹出口5を閉じた際、前記駆動
モータ11内の複数の歯車のバックラッシが累積され前記
一枚の上下風向板8が自重で回動してしまわないよう
に、同一枚の上下風向板8を、前記歯車を損傷させない
程度の均一な付勢力で付勢できるとともに、前記吹出口
5を正確に全閉して外観性を損ねないようにした構造と
なる。
【0041】次に第二の実施例は、前記伝達手段が、先
端部に第一連結ピン13b を備え、基端部の両側を、凹凸
状の接続部13a により、後述する取付板の透孔12a を挿
通した前記駆動軸11a および前記上部の上下風向板7の
一側の第一支軸7aと同軸状に接続した第一リンク13と、
先端部に上下に対をなす第三連結ピン15c および15dを
備え、基端部の一側15b を前記下部の上下風向板8の一
側の第二支軸8aと同軸状に接続し、他側15a を前記吹出
口5の一側壁5aに対向して設けた取付板12の支持孔12b
で回動自在に支持した第三リンク15と、先端部に第二連
結ピン17c を備え、基端部の一側17b を前記ディフュー
ザ9の一側の支軸9aと同軸状に接続し、他側17a を前記
取付板12の支持孔12c で回動自在に支持した第二リンク
17と、一端に前記第一連結ピン13b に接続する第一連結
孔14a を備え、他端に前記上部の第三連結ピン15c に連
結する第三連結孔14b を備えた第二ロッド14と、一端に
前記下部の第三連結ピン15d に接続する第四連結孔16a
を備え、他端に前記第二連結ピン17c に連結する第二連
結孔16b を備えた第一ロッド16とからなり、同第一ロッ
ド16と前記ディフューザ9とにロストモーション機構を
設け、同ロストモーション機構により、前記両上下風向
板7および8を略水平位置に回動した際、前記ディフュ
ーザ9を回動させないようにし、略垂直位置に回動した
際、前記ディフューザ9を回動させるようにした構成と
なっている。これにより、前記二枚の上下風向板7およ
び8と前記ディフューザ9とを、単数の前記駆動モータ
11の前記駆動軸11a の駆動力を伝達して、円滑に、且つ
正確に駆動し回動できるようなる。
【0042】また、前記ロストモーション機構は、前記
第一ロッド16の長手方向に延びる長孔で形成した前記第
二連結孔16b と、同第二連結孔16b に対応する前記第二
連結ピン17c とからなり、同第二連結ピン17c を前記第
二連結孔16b に挿入して前記第一ロッド16の他端と前記
ディフューザ9の一側の支軸9aとを連結した構成となっ
ている。これにより、前記上部の上下風向板7に対し前
記下部の上下風向板8が後れて回動し始めるため、暖房
運転を開始する際、前記本体1内の冷気の出口を狭くす
ることができて所謂スポット吹き出しが可能な構成とな
る。前記スポット吹き出しが可能な構成としたことによ
り、暖房運転を開始する際、使用者が冷気を直接受ける
ことがなくなって、不快な空気調和とならないようにし
た構造となる。
【0043】また、前記両上下風向板7および8が停止
位置で前記吹出口5を閉じた際、前記下部の第三連結ピ
ン15d と前記第四連結孔16a とを連結した連結部aが、
前記第三リンク15の基端部15a 、15b および前記第二リ
ンク17の先端部を結ぶ線dの下方に位置し、略水平位置
に回動した際、前記連結部aが、前記第三リンク15の基
端部15a 、15b および前記第二リンク17の先端部を結ぶ
線dの上方に移動するようにした構成となっている。こ
れにより、前記連結部aが、前記第一ロッド16を前後に
動かす時に所謂死点を通過するようにした構成となるた
め、長孔で形成した前記第二連結孔16b と前記第二連結
ピン17c との遊びを最少限に構成できて、前記ディフュ
ーザ9を手指で押圧してもガタが感じられず、品質感を
向上させた構造となる。
【0044】また、前記第一連結ピン13b は前記第一リ
ンク13と一体的に形成し、前記第二連結ピン17c は前記
第二リンク17と一体的に形成し、前記第三連結ピン15c
は前記第三リンク15と一体的に形成したことにより、寸
法形状が夫々精度よく仕上げられると共に、コスト的に
有利な構成となっている。
【0045】また、前記上部の上下風向板7を付勢する
ための第二付勢手段が、前記上部の上下風向板7に設け
た第二捩じりコイルばね18b からなり、同第二捩じりコ
イルばね18b によって同上部の上下風向板7を前記吹出
口5を閉じる方向に付勢し回動するようにしたことによ
り、前記駆動モータ11を停止して、店頭などで前記上部
の上下風向板7を手動で回動して前記吹出口5を閉じた
際、前記駆動モータ11内の複数の歯車のバックラッシが
累積され前記上部の上下風向板7および、または下部の
上下風向板8が自重で回動してしまわないように、同上
部の上下風向板7を、前記歯車を損傷させない程度の均
一な付勢力で付勢できるとともに、前記吹出口5を正確
に全閉して外観性を損ねないようにした構造となる。
【0046】また、前記吹出口5の側壁または前記取付
板5aに、前記一枚の上下風向板8または前記上部の上下
風向板7を略垂直位置に全開した時に停止するストッパ
ーAを設けたことにより、同ストッパーAに前記一枚の
上下風向板8または前記上部の上下風向板7を当接し
て、前記駆動モータ11内の複数の歯車のバックラッシが
累積されて上下方向の風向にバラツキが生じないよう、
原点を位置決めできるようにした構成となっている。
【0047】また、略垂直位置に全開した前記二枚の上
下風向板7および8で、前記吹出口5を全閉状態にする
ための前記駆動モータ11の前記駆動軸11a の回動角度
を、前記両上下風向板7および8の回動角度のバラツキ
の最大値のものより大きく設定するとともに、前記バラ
ツキの最小値に前記駆動モータ11内の複数の歯車のバッ
クラッシ量を加算したものより小さく設定したことによ
り、前記駆動モータ11内の複数の歯車のバックラッシの
量にバラツキがあったとしても、前記吹出口5を正確に
全閉できなくなったり、早々に閉じてしまって脱調する
ものがないようにした構成となっている。
【0048】また、前記ディフューザ9に、同ディフュ
ーザ9を上方に付勢する第三付勢手段を設け、同第三付
勢手段で付勢されたディフューザ9を、同ディフューザ
9の上面後端部fおよび前記本体ケーシング1aの前端部
eを当接して位置決めするようにしたことにより、前記
説明のとおり、前記ディフューザ9をコスト的に有利な
構成で正確に位置決めできるようにした構造となる。
【0049】また、前記第三付勢手段が捩じりコイルば
ね18c からなり、同捩じりコイルばね18c の一端を前記
第二リンク17に設けた係止孔17d に挿入して係止し、他
端を前記取付板12に設けたフック部12d に係止するよう
にしたことにより、安定した付勢力が得られるととも
に、前記第三捩じりコイルばね18c をコスト的に有利な
構成により簡便に組付できるようになっている。
【0050】また、前記第三捩じりコイルばね18c の他
端を、前記フック部12d の前方に突出させるようにした
ことにより、同突出部に指先を掛けることができるめ、
前記第三捩じりコイルばね18c の他端を前記フック部12
d に容易に掛けることができ、または、容易に取り外す
ことができるようになっている。
【0051】また、前記フック部12d を、前記取付板12
と一体的に形成したことにより、寸法形状が精度よく仕
上げられると共に、コスト的に有利な構成となってい
る。
【0052】以上の構成により、図1と、図2と、図3
(A)乃至図3(C)と、図4と、図5と、図6(A)
乃至図6(C)とに基づいて上記に説明したとおり、前
記一枚の上下風向板8、もしくは前記二枚の上下風向板
7および8を略水平位置に回動した際、前記ディフュー
ザ9を回動させないようにして、前記吹出口5から水平
方向に効率よく送風できるようにした空気調和機とな
る。
【0053】引き続き略水平位置から略垂直位置に回動
した際、従来技術で説明した専用の駆動装置19を用いる
ことなく、前記ディフューザ9を駆動し下方に回動させ
ることができて、前記吹出口5から下方に向けて効率よ
く送風できるようにした空気調和機となる。
【0054】また、暖房運転を開始した際、前記本体1
内の冷気の出口を狭めて所謂スポット吹き出しを可能に
し、使用者が直接冷風を受けないようにして、不快な空
気調和を防止できるようにした空気調和機となる。
【0055】更に、前記駆動モータ11を停止した状態
で、例えば店頭などで手動により前記上下風向板7また
は8を回動して前記吹出口5を閉じた場合でも、前記第
一付勢手段または前記第二付勢手段を設けたことによ
り、外観性を損ねないよう前記吹出口5を正確に全閉で
きるようにした空気調和機となる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によると、少なくと
も一枚の上下風向板を駆動し回動する駆動モータの駆動
力を伝達して、専用の駆動装置を用いることなく、ディ
フューザを駆動し下方に回動できるようにし、また、暖
房運転時の冷風の出口を狭めて所謂スポット吹き出しを
可能にし、更に、停止時に前記上下風向板を手動で閉じ
た場合でも吹出口を正確に全閉できるようにした空気調
和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す
断面図である。
【図2】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す
要部分解斜視図である。
【図3】第一の実施例における一枚の上下風向板の動作
説明図で、(A)は吹出口を閉じた位置を示し、(B)
は略水平位置に回動した状態を示し、(C)は略垂直位
置に回動した状態を示す。
【図4】本発明による空気調和機の第二の実施例を示す
断面図である。
【図5】本発明による空気調和機の第二の実施例を示す
要部分解斜視図である。
【図6】第二の実施例における二枚の上下風向板の動作
説明図で、(A)は吹出口を閉じた位置を示し、(B)
は略水平位置に回動した状態を示し、(C)は略垂直位
置に回動した状態を示す。
【図7】従来例による空気調和機の断面図である。
【図8】従来例による空気調和機の要部断面図である。
【符号の説明】
1 空気調和機本体 1a 本体ケーシング 2 吸込口 3 熱交換器 4 送風ファン 5 吹出口 5a 側壁 5b,5c,5d 支軸孔 6 左右風向板群 7,8 上下風向板 7a 第一支軸 8a 第二支軸 9 ディフューザ 9a ディフューザの支軸 10 駆動部 11 駆動モータ 11a 駆動軸 12 取付板 12a 透孔 12b ,12c 支持孔 12d フック部 13 第一リンク 13a 接続部 13b 第一連結ピン 14 第二ロッド 14a 第三連結孔 14b 第四連結孔 15 第三リンク 15a ,15b 基端部 15c ,15d 第三連結ピン 16 第一ロッド 16a 第一連結孔 16b 第二連結孔 17 第二リンク 17a ,17b 基端部 17c 第二連結ピン 17d 係止孔 18a 第一捩じりコイルばね 18b 第二捩じりコイルばね 18c 第三捩じりコイルばね A ストッパー

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、熱
    交換器と送風ファンとを設け、前記吹出口に、左右風向
    板群と上下風向板とを回動自在に軸支し、前記吹出口の
    少なくとも一側に前記上下風向板を駆動する駆動モータ
    を設け、前記吹出口の下部に、同吹出口を構成するディ
    フューザを回動自在に軸支してなる空気調和機におい
    て、 前記上下風向板と前記ディフューザとを、これら上下風
    向板およびディフューザの一側の支軸に対応する支軸孔
    を備えた前記吹出口の側壁と、前記ディフューザの一側
    の支軸に対応する支軸孔と同軸状の支持孔および前記上
    下風向板の一側の支軸に対応する支軸孔と同軸状の前記
    駆動モータの駆動軸を挿通する透孔を備え、前記吹出口
    の側壁に対向して設けられた取付板との間に収容され、
    同取付板に取り付けた前記駆動モータの駆動力を伝達す
    る伝達手段によって連係するとともに、前記上下風向板
    に、同上下風向板を所定の回動方向に付勢する第一付勢
    手段を設けたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記伝達手段が、先端部に第一連結ピン
    を備え、基端部を前記駆動軸および前記上下風向板の一
    側の支軸と同軸状に接続した第一リンクと、先端部に第
    二連結ピンを備え、基端部の一側を前記ディフューザの
    一側の支軸に接続し、他側を前記取付板の支持孔で回動
    自在に支持した第二リンクと、一端に前記第一連結ピン
    に接続する第一連結孔を備え、他端に前記第二連結ピン
    に連結する第二連結孔を備えた第一ロッドとからなり、
    同第一ロッドと前記ディフューザとにロストモーション
    機構を設け、同ロストモーション機構により、前記上下
    風向板を略水平位置に回動した際、前記ディフューザを
    回動させないようにし、略垂直位置に回動した際、前記
    ディフューザを回動させるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記ロストモーション機構が、前記ロッ
    ドの長手方向に延びる長孔で形成した前記第二連結孔
    と、同第二連結孔に対応する前記第二連結ピンとからな
    り、同第二連結ピンを前記第二連結孔に挿入して前記第
    一ロッドの他端と前記ディフューザの一側の支軸とを連
    結したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記上下風向板が停止位置で前記吹出口
    を閉じた際、前記第一連結ピンと前記第一連結孔とを連
    結した連結部が、前記第一リンクの基端部および前記第
    二リンクの先端部を結ぶ線の下方に位置し、略水平位置
    に回動した際、前記連結部が、前記第一リンクの基端部
    および前記第二リンクの先端部を結ぶ線の上方に移動す
    るようにしたことを特徴とする請求項2または請求項3
    記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記第一連結ピンは前記第一リンクと一
    体的に形成し、前記第二連結ピンは前記第二リンクと一
    体的に形成したことを特徴とする請求項2、請求項3ま
    たは請求項4記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記第一付勢手段が、前記上下風向板に
    設けた第一捩じりコイルばねからなり、同第一捩じりコ
    イルばねにより同上下風向板を所定の回動方向に付勢す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の空気調和
    機。
  7. 【請求項7】 吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、熱
    交換器と送風ファンとを設け、前記吹出口に、左右風向
    板群と、上下および前後に支軸を離間した二枚の上下風
    向板とを回動自在に軸支し、前記吹出口の少なくとも一
    側に前記二枚の上下風向板を駆動する駆動モータ等から
    なる駆動部を設け、前記吹出口の下部に、同吹出口を構
    成するディフューザを回動自在に軸支してなる空気調和
    機において、 前記両上下風向板と前記ディフューザとを、これら両上
    下風向板およびディフューザの一側の支軸に対応する支
    軸孔を備えた前記吹出口の側壁と、同支軸孔に対応する
    支持孔および前記駆動モータの駆動軸を挿通する透孔を
    備え、前記吹出口の側壁に対向して設けられた取付板と
    の間に収容され、同取付板に取り付けた前記駆動モータ
    の駆動力を伝達する伝達手段によって連係するととも
    に、前記上部の上下風向板に、同上部の上下風向板を所
    定の回動方向に付勢する第二付勢手段を設けたことを特
    徴とする空気調和機。
  8. 【請求項8】 前記伝達手段が、先端部に第一連結ピン
    を備え、基端部を前記駆動軸および前記上部の上下風向
    板の一側の支軸と同軸状に接続した第一リンクと、先端
    部に上下に対をなす第三連結ピンを備え、基端部の一側
    を前記下部の上下風向板の一側の支軸と同軸状に接続
    し、他側を前記取付板の支持孔で回動自在に支持した第
    三リンクと、先端部に第二連結ピンを備え、基端部の一
    側を前記ディフューザの一側の支軸と同軸状に接続し、
    他側を前記取付板の支持孔で回動自在に支持した第二リ
    ンクと、一端に前記第一連結ピンに接続する第一連結孔
    を備え、他端に前記上部の第三連結ピンに連結する第三
    連結孔を備えた第二ロッドと、一端に前記下部の第三連
    結ピンに接続する第四連結孔を備え、他端に前記第二連
    結ピンに連結する第二連結孔を備えた第一ロッドとから
    なり、同第一ロッドと前記ディフューザとにロストモー
    ション機構を設け、同ロストモーション機構により、前
    記両上下風向板を略水平位置に回動した際、前記ディフ
    ューザを回動させないようにし、略垂直位置に回動した
    際、前記ディフューザを回動させるようにしたことを特
    徴とする請求項7記載の空気調和機。
  9. 【請求項9】 前記ロストモーション機構が、前記第一
    ロッドの長手方向に延びる長孔で形成した前記第二連結
    孔と、同第二連結孔に対応する前記第二連結ピンとから
    なり、同第二連結ピンを前記第二連結孔に挿入して前記
    第一ロッドの他端と前記ディフューザの一側の支軸とを
    連結したことを特徴とする請求項6または請求項8記載
    の空気調和機。
  10. 【請求項10】 前記両上下風向板が停止位置で前記吹
    出口を閉じた際、前記下部の第三連結ピンと前記第四連
    結孔とを連結した連結部が、前記第三リンクの基端部お
    よび前記第二リンクの先端部を結ぶ線の下方に位置し、
    略水平位置に回動した際、前記連結部が、前記第三リン
    クの基端部および前記第二リンクの先端部を結ぶ線の上
    方に移動するようにしたことを特徴とする請求項7また
    は請求項9記載の空気調和機。
  11. 【請求項11】 前記第一連結ピンは前記第一リンクと
    一体的に形成し、前記第二連結ピンは前記第二リンクと
    一体的に形成し、前記第三連結ピンは前記第三リンクと
    一体的に形成したことを特徴とする請求項7、請求項
    8、請求項9または請求項10記載の空気調和機。
  12. 【請求項12】 前記第二付勢手段が、前記上部の上下
    風向板に設けた第二捩じりコイルばねからなり、同第二
    捩じりコイルばねにより同上部の上下風向板を所定の回
    動方向に付勢するようにしたことを特徴とする請求項7
    記載の空気調和機。
  13. 【請求項13】 前記吹出口の側壁または前記取付板
    に、前記一枚の上下風向板または前記上部の上下風向板
    を略垂直位置に全開した時に停止するストッパーを設け
    たことを特徴とする請求項1、請求項7または請求項1
    2記載の空気調和機。
  14. 【請求項14】 略垂直位置に全開した前記両上下風向
    板で、前記吹出口を全閉状態にするための前記駆動モー
    タの駆動軸の回動角度を、前記両上下風向板の回動角度
    のバラツキの最大値のものより大きく設定するととも
    に、前記バラツキの最小値に前記駆動モータ内の複数の
    歯車のバックラッシ量を加算したものより小さく設定し
    たことを特徴とする請求項7、請求項8または請求項1
    0記載の空気調和機。
  15. 【請求項15】 前記ディフューザに、同ディフューザ
    を上方に付勢する第三付勢手段を設け、同第三付勢手段
    で付勢されたディフューザを、同ディフューザの上面後
    端部および本体ケーシングの前端部を当接して位置決め
    するようにしたことを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3、請求項7または請求項8記載の空気調和機。
  16. 【請求項16】 前記第三付勢手段が第三捩じりコイル
    ばねからなり、同第三捩じりコイルばねの一端を前記第
    二リンクに設けた係止孔に挿入して係止し、他端を前記
    取付板に設けたフック部に係止するようにしたことを特
    徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請
    求項7、請求項8または請求項9記載の空気調和機。
  17. 【請求項17】 前記第三捩じりコイルばねの他端を、
    前記フック部の前方に突出させたことを特徴とする請求
    項16記載の空気調和機。
  18. 【請求項18】 前記フック部を、前記取付板と一体的
    に形成したことを特徴とする請求項1、請求項7または
    請求項16記載の空気調和機。
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