JPH1194346A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH1194346A
JPH1194346A JP9255202A JP25520297A JPH1194346A JP H1194346 A JPH1194346 A JP H1194346A JP 9255202 A JP9255202 A JP 9255202A JP 25520297 A JP25520297 A JP 25520297A JP H1194346 A JPH1194346 A JP H1194346A
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JP
Japan
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diffuser
wind direction
rod
air conditioner
turned
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Application number
JP9255202A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Umadate
浩久 馬立
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下風向板を駆動し回動する駆動モータの駆
動力を伝達して、前記上下風向板を略水平位置から略垂
直位置に回動した時、専用の駆動装置を用いることな
く、吹出口の下部を構成するディフューザを下方に回動
できるようにした空気調和機を提供する。 【解決手段】 上下風向板8とディフューザ9とを、吹
出口5の側壁5aに対向して設けられた取付板12との間に
収容され、同取付板に取り付けた駆動モータ11の駆動力
を伝達する複数のリンク13、17と、鋭角状乃至鈍角状の
回動範囲で回動可能に連結される連結部a、bを有して
二分割されたロッド16からなる伝達手段によって連係す
るとともに、前記ロッドの連結部および前記取付板に設
けたロストモーション機構により、前記上下風向板が略
水平位置から略垂直位置に回動した時に前記ディフュー
ザを回動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係わ
り、より詳細には、上下風向板を駆動し回動する駆動モ
ータの駆動力を伝達して、前記上下風向板を略水平位置
から略垂直位置に回動した時、専用の駆動装置を用いる
ことなく、吹出口の下部を構成するディフューザを下方
に回動できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、例えば図7で示す
ように、吸込口2と吹出口5とを結ぶ本体ケーシング1a
の空気通路に、熱交換器3と送風ファン4とを設け、前
記吹出口5に、左右風向板群6と上下風向板8とを回動
自在に軸支し、前記吹出口5の少なくとも一側に前記上
下風向板8をその支軸8aを中心に駆動し回動する駆動モ
ータ11を設け、前記吹出口5の下部に、専用の駆動装置
19を備えて前記吹出口5の下部を構成したディフューザ
9をその支軸9aにより回動自在に軸支し、前記上下風向
板8が前記吹出口5を閉じた停止位置から略水平位置に
前記駆動モータ11によって駆動され回動した際、前記駆
動装置19を停止したままにして前記ディフューザ9が回
動しないようにし、略水平位置から略垂直位置に回動し
た際、前記駆動装置19を駆動して前記ディフューザ9が
下方に回動するようにし、冷房運転時、または暖房運転
時の風向を夫々効果的に調節するようにしてなる構成で
あった。
【0003】しかしながら、前記ディフューザ9は、専
用の前記駆動装置19によって駆動し回動する構成となっ
ていることから、同駆動装置19を用いることによってコ
スト的に不利となり、また、同駆動装置19を収容するた
めの収容部が必要になることから、同収容部を設けるこ
とが本体1を小型化する上で障害になってしまうという
問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記の問題点に鑑み、上下風向板を駆動し回動する駆動モ
ータの駆動力を伝達して、前記上下風向板を略水平位置
から略垂直位置に回動した時、専用の駆動装置を用いる
ことなく、吹出口の下部を構成するディフューザを下方
に回動できるようにした空気調和機を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、吸込口と吹出口とを結ぶ本体ケーシングの空気通路
に、熱交換器と送風ファンとを設け、前記吹出口に、左
右風向板群と上下風向板とを回動自在に軸支し、前記吹
出口の少なくとも一側に前記上下風向板を駆動する駆動
モータを設け、前記吹出口の下部に、同吹出口を構成す
るディフューザを回動自在に軸支し、前記上下風向板が
前記吹出口を閉じた停止位置から略水平位置に回動した
際、前記ディフューザが回動しないようにし、略水平位
置から略垂直位置に回動した際、前記ディフューザが下
方に回動するようにしてなる空気調和機において、前記
上下風向板と前記ディフューザとを、これら上下風向板
およびディフューザの一側の支軸に対応する支軸孔を備
えた前記吹出口の側壁と、前記ディフューザの一側の支
軸に対応する支軸孔と同軸状の支持孔および前記上下風
向板の一側の支軸に対応する支軸孔と同軸状の前記駆動
モータの駆動軸を挿通する透孔を備え、前記吹出口の側
壁に対向して設けられた取付板との間に収容され、同取
付板に取り付けた前記駆動モータの駆動力を伝達する複
数のリンクと、鋭角状乃至鈍角状の回動範囲で回動可能
に連結される連結部を有して二分割されたロッドとから
なる伝達手段によって連係するとともに、前記ロッドの
連結部および前記取付板にロストモーション機構を設
け、同ロストモーション機構により、前記上下風向板が
略水平位置から略垂直位置に回動した時に前記ディフュ
ーザを回動するようにした構成となっている。
【0006】また、前記リンクが、先端部に第一連結ピ
ンを備え、基端部を前記駆動軸および前記上下風向板の
一側の支軸と同軸状に接続した第一リンクと、先端部に
第二連結ピンを備え、基端部の一側を前記ディフューザ
の一側の支軸に接続し、他側を前記取付板の支持孔で回
動自在に支持した第二リンクとからなり、前記ロッド
が、一端に前記第一連結ピンに連結する第一連結孔を備
え、他端に前記第二連結ピンに連結する第二連結孔を備
えるとともに、前記連結部を有して二分割された第一ロ
ッドおよび第二ロッドからなり、これらを順次連結し
て、前記駆動モータの駆動力を前記上下風向板と前記デ
ィフューザとに伝達するようにした構成となっている。
【0007】また、前記ロストモーション機構が、前記
連結部の背面側に設けた突部と、同突部に対応して前記
取付板に設けられ、ほぼ上下に延びる第一ガイド孔およ
び同第一ガイド孔の下端部に接続してほぼ左右に延びる
第二ガイド孔とからなり、前記上下風向板を停止位置か
ら略水平位置に回動した際、前記突部を前記第一ガイド
孔で上位から下位に移動させ、前記第一ロッドおよび第
二ロッドを鋭角状から鈍角状にすることによって前記第
二ロッドおよび前記第二リンクを連結した前記ディフュ
ーザが回動しないようにし、略水平位置から略垂直位置
に回動した際、前記突部を前記第二ガイド孔で左右に移
動させることによって前記第二ロッドおよび前記第二リ
ンクを連結した前記ディフューザが回動するようにした
構成となっている。
【0008】また、前記第一ガイド孔は、前記上下風向
板の停止位置における前記第一連結ピンの位置を中心に
して、前記取付板に、前記突部の軌跡に対応して略円弧
状に形成した構成となっている。
【0009】また、前記第二ガイド孔は、前記上下風向
板を回動し前記第一ロッドと前記第二ロッドとを鈍角状
にした位置で、前記上下風向板の支軸を中心にして、前
記取付板に、前記突部の軌跡に対応して略円弧状に形成
した構成となっている。
【0010】また、前記第一ロッドおよび第二ロッドの
連結部に、同連結部を鋭角状から鈍角状にした位置で位
置決めする位置決め手段を設け、同位置決め手段により
前記連結部が逆方向に回動しないようにした構成となっ
ている。
【0011】また、前記位置決め手段が、前記第一ロッ
ドおよび第二ロッドに設けられた係止爪およびこれに対
応する係止部からなる構成となっている。
【0012】また、前記ディフューザは、同ディフュー
ザの上面後端部と前記本体ケーシングの前端部とに当接
部を設け、前記上下風向板が前記吹出口を閉じた停止位
置から略水平位置に回動する間、前記当接部を当接して
前記本体ケーシングの延長上に位置決めするようにした
構成となっている。
【0013】更に、前記当接部が、前記ディフューザの
上面後端部と前記本体ケーシングの前端部とに設けら
れ、相対向する略L字状断面形状に形成された段部から
なり、同段部を当接して前記ディフューザを位置決めす
るようにした構成となっている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1(A)および図1(B)
と、図2乃至図4と、図5(A)乃至図5(D)と、図
6とにおいて、1は空気調和機の室内機本体、1aは同本
体1を構成する本体ケーシング、2は同本体1の前面お
よび上面に設けられた吸込口、3は同吸込口2と後述す
る吹出口とを結ぶ空気通路に設けられた熱交換器、4は
同空気通路に設けられた送風ファン、5は前記吸込口2
から吸い込まれ前記熱交換器3で熱交換された空気を室
内に向けて吹き出すための吹出口、6は同吹出口5の後
部に回動自在に軸支された左右風向板群、8は同左右風
向板群6の前方に支軸8aにより回動自在に軸支された上
下風向板、9は前記吹出口5の下部を構成して支軸9aに
より回動自在に軸支されたディフューザ、10は前記上下
風向板8と前記ディフューザ9とを駆動し回動するため
の駆動モータ11を備え、同駆動モータ11の駆動軸11a に
よる駆動力を前記上下風向板8と前記ディフューザ9と
に伝達するための伝達手段を備えた駆動部である。
【0015】ここで、前記伝達手段を備えた前記駆動部
10により、前記駆動軸11a による駆動力を前記上下風向
板8と前記ディフューザ9とに伝達して、前記上下風向
板8が前記吹出口5を閉じた停止位置から略水平位置に
回動した際、前記ディフューザ9が回動しないように
し、略水平位置から略垂直位置に回動した際、前記ディ
フューザ9が下方に回動するようにした構成について説
明する。
【0016】前記上下風向板8と前記ディフューザ9と
は、これら上下風向板8およびディフューザ9の一側の
支軸8aおよび9aに対応する支軸孔5cおよび5dを備えた前
記吹出口5の側壁5aと、前記ディフューザ9の一側の支
軸9aに対応する支軸孔5dと同軸状の支持孔12c および前
記上下風向板8の一側の支軸8aに対応する支軸孔5cと同
軸状の前記駆動モータ11の駆動軸11a を挿通する透孔12
a を備え、前記吹出口5の側壁5aに対向して設けられた
取付板12との間に収容され、同取付板12に取り付けた前
記駆動モータ11の駆動力を伝達するための後述する複数
のリンクと、鋭角状乃至鈍角状の回動範囲で回動可能に
連結される連結部を有して二分割された後述するロッド
とからなる伝達手段によって連係するとともに、後述す
るロッドの連結部および前記取付板12に後述するロスト
モーション機構を設け、同ロストモーション機構によ
り、前記上下風向板12が略水平位置から略垂直位置に回
動した時に前記ディフューザ9を回動するようにした構
成となっており、これによって、前記駆動モータ11の駆
動力を後述する伝達手段およびロストモーション機構で
前記上下風向板8および前記ディフューザ9に伝達する
ことにより、冷房運転時には、前記ディフューザ9を停
止させたままで前記上下風向板8を略水平位置に回動し
て冷気を略水平方向に効果的に送出し、暖房運転時に
は、前記上下風向板8を略水平位置から略垂直位置に回
動するとともに、前記ディフューザ9を下方に回動し
て、暖気を下方に向けて効果的に送出できるようにした
構造となっている。
【0017】また、前記駆動モータ11の駆動力を前記上
下風向板8と前記ディフューザ9とに伝達するための複
数のリンクが、図4と、図5(A)乃至図5(D)と、
図6とで示すように、先端部に第一連結ピン13b を備
え、基端部13a を前記駆動軸11a および前記上下風向板
8の一側の支軸8aと同軸状に接続した第一リンク13と、
先端部に第二連結ピン17c を備え、基端部17b の一側を
前記ディフューザ9の一側の支軸9aに接続し、他側を前
記取付板12の支持孔12c で回動自在に支持した第二リン
ク17とからなり、これら第二リンク17および第一リンク
13を連結するロッドが、一端に前記第一連結ピン13b に
連結する第一連結孔16a を備え、他端に前記第二連結ピ
ン17c に連結する第二連結孔16b を備えるとともに、前
記連結部aおよびbを有して二分割された第一ロッド16
-1および第二ロッド16-2からなり、これらを順次連結し
て、前記駆動モータ11の駆動力を前記上下風向板8と前
記ディフューザ9とに伝達するようにした構成となって
おり、これによって、前記駆動モータ11の駆動力を、前
記上下風向板8および前記ディフューザ9に正確に伝達
できるとともに、後述するロストモーション機構を容易
に構成できるようになって、上記に説明したとおり、冷
房運転時には、前記ディフューザ9を停止させたままで
前記上下風向板8を略水平位置に回動して冷気を略水平
方向に効果的に送出し、暖房運転時には、前記上下風向
板8を略水平位置から略垂直位置に回動するとともに、
前記ディフューザ9を下方に回動して、暖気を下方に向
けて効果的に送出できるようにした構造となっている。
【0018】また、前記上下風向板8を略水平位置から
略垂直位置に回動した時に、前記ディフューザ9を下方
に回動させるためのロストモーション機構が、図4と、
図5(A)乃至図5(D)とで示すように、前記連結部
aおよびbの背面側に設けた突部gと、同突部gに対応
して前記取付板12に設けられ、ほぼ上下に延びる第一ガ
イド孔Eおよび同第一ガイド孔Eの下端部に接続してほ
ぼ左右に延びる第二ガイド孔Fとからなり、前記上下風
向板8を停止位置から略水平位置に回動した際、前記突
部gを前記第一ガイド孔Eで上位から下位に移動させ、
前記第一ロッド16-1および第二ロッド16-2を鋭角状から
鈍角状にすることによって前記第二ロッド16-2および前
記第二リンク17を連結した前記ディフューザ9が回動し
ないようにし、略水平位置から略垂直位置に回動した
際、前記突部gを前記第二ガイド孔Fで左右に移動させ
ることによって前記第二ロッド16-2および前記第二リン
ク17を連結した前記ディフューザ9が回動するようにし
た構成となっており、これによって、前記上下風向板8
を駆動し回動するための駆動モータ11の駆動力を伝達し
て、前記上下風向板8を略水平位置から略垂直位置に回
動した際、上記に従来技術で説明したような専用の駆動
装置19を用いることなく、前記吹出口5の下部を構成す
る前記ディフューザ9を下方に回動できるようにした構
造となる。
【0019】また、前記第一ガイド孔Eは、図5(A)
および図5(B)で示すように、前記上下風向板8の停
止位置における前記第二連結ピン17c の位置Cを中心に
して、前記取付板12に、前記突部gの軌跡に対応して略
円弧状に形成した構成となっており、これによって、前
記上下風向板8を前記吹出口5を閉じた停止位置から略
水平位置に回動し、図5(A)で示す前記第一リンク13
と前記第一ロッド16-1との接続部の位置Aを、図5
(B)で示す位置に移動させた際、前記突部gの位置B
がほぼ上方に移動し、前記位置Cが移動しないために前
記ディフューザ9は停止したままの状態となる。
【0020】また、前記第二ガイド孔Fは、図5(C)
および図5(D)で示すように、前記上下風向板8を回
動し前記第一ロッド16-1と前記第二ロッド16-2とを鈍角
状にした位置で、前記上下風向板8の支軸8aを中心にし
て、前記取付板12に、前記突部gの軌跡に対応して略円
弧状に形成した構成となっており、これによって、前記
上下風向板8を略水平位置から略垂直位置に回動した
際、図5(C)で示す前記第一ロッド16-1と前記第二ロ
ッド16-2との連結部の位置Bがほぼ横方向に移動すると
ともに、これに伴って、前記位置Cが前記ディフューザ
9の支軸9aを中心にした円周上を移動するため、前記デ
ィフューザ9がその支軸9aを中心に下方に回動するよう
にした構造となる。
【0021】また、前記第一ロッド16-1および第二ロッ
ド16-2の連結部aおよびbに、図6で示すように、同連
結部aおよびbを鋭角状から鈍角状にした位置で位置決
めするための後述する位置決め手段を設け、同位置決め
手段により前記連結部aおよびbが逆方向に回動しない
ようにしたことにより、前記上下風向板8を略水平位置
から略垂直位置に回動した際、前記位置Cが前記ディフ
ューザ9の支軸9aを中心にした円周上を正確に移動する
ようにした構成となっている。
【0022】また、前記第一ロッド16-1および第二ロッ
ド16-2の連結部aおよびbを鈍角状に位置決めするため
の位置決め手段が、図6で示すように、前記第一ロッド
16-1および第二ロッド16-2に設けられた係止爪cおよび
これに対応する係止部dからなる構成としたことによ
り、別部材からなる位置決め手段を用いることなく、コ
スト的に有利な構成により、前記連結部aおよびbを正
確に鈍角状に位置決めできるようにした構造となってい
る。
【0023】なお、前記連結部aおよびbを正確に鈍角
状に位置決めできるようにしたことにより、前記ディフ
ューザ9の支軸9aを図5(D)で示す状態から図5
(C)で示す状態に回動する際、例えば前記連結部aお
よびbが直線状で連結されている状態に比して、該連結
部aおよびbが、より円滑に回動できるようにした構成
となっている。
【0024】また、前記ディフューザ9は、同ディフュ
ーザ9の上面後端部fと前記本体ケーシング1aの前端部
eとに当接部を設け、前記上下風向板8が前記吹出口5
を閉じた停止位置から略水平位置に回動する間、前記当
接部を当接して前記本体ケーシング1aの延長上に位置決
めするようにした構成となっており、これによって、前
記ディフューザ9を前記本体ケーシング1aの延長上に正
確に位置決めできて、前記送風ファン4により、前記本
体ケーシング1aから前記ディフューザ9に円滑に送風で
きるようにした構造となる。
【0025】更に、前記上面後端部fと前記前端部eと
の当接部が、図1(B)で示すように、前記ディフュー
ザ9の上面後端部fと前記本体ケーシング1aの前端部e
とに設けられ、相対向する略L字状断面により形成され
た段部からなり、同段部を当接して前記ディフューザ9
を位置決めするようにしたことにより、前記当接部から
下方に向けて空気漏れが生じさせることなくなって、効
率のよい送風を実現できるとともに、異音が生じないよ
う防止できるようにした構造となる。
【0026】以上の構成により、図1(A)および図1
(B)と、図2乃至図4と、図5(A)乃至図5(D)
と、図6とで示すように、前記上下風向板8と前記ディ
フューザ9とを、これら上下風向板8およびディフュー
ザ9の一側の支軸8aおよび9aに対応する支軸孔5cおよび
5dを備えた前記吹出口5の側壁5aと、前記ディフューザ
9の一側の支軸9aに対応する支軸孔5dと同軸状の支持孔
12c および前記上下風向板8の一側の支軸8aに対応する
支軸孔5cと同軸状の前記駆動モータ11の駆動軸11a を挿
通する透孔12a を備え、前記吹出口5の側壁5aに対向し
て設けられた取付板12との間に収容され、同取付板12に
取り付けた前記駆動モータ11の駆動力を伝達するための
複数のリンクと、鋭角状乃至鈍角状の回動範囲で回動可
能に連結される連結部を有して二分割された後述するロ
ッドとからなる伝達手段によって連係するとともに、該
ロッドの連結部および前記取付板12に前記ロストモーシ
ョン機構を設け、同ロストモーション機構により、前記
上下風向板12が略水平位置から略垂直位置に回動した時
に前記ディフューザ9を回動するようにした構成とした
ので、前記駆動モータ11の駆動力を前記伝達手段および
ロストモーション機構で前記上下風向板8および前記デ
ィフューザ9に伝達することにより、冷房運転時には、
前記ディフューザ9を停止させたままで前記上下風向板
8を略水平位置に回動して冷気を略水平方向に効果的に
送出し、暖房運転時には、前記上下風向板8を略水平位
置から略垂直位置に回動するとともに、前記ディフュー
ザ9を下方に回動して、暖気を下方に向けて効果的に送
出できるようにした空気調和機となる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によると、上下風向
板を駆動し回動する駆動モータの駆動力を伝達して、前
記上下風向板を略水平位置から略垂直位置に回動した
時、専用の駆動装置を用いることなく、吹出口の下部を
構成するディフューザを下方に回動できるようにした空
気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は
上下風向板を略垂直位置に回動した状態を示す断面図で
あり、(B)は要部拡大図である。
【図2】上下風向板で吹出口を閉じた状態を示す要部断
面図である。
【図3】上下風向板を略水平位置に回動した状態を示す
要部断面図である。
【図4】本発明による空気調和機の要部分解斜視図であ
る。
【図5】駆動モータの駆動力を、上下風向板とディフュ
ーザとに伝達する伝達手段およびロストモーション機構
を示す説明図で、(A)は上下風向板およびディフュー
ザで吹出口を閉じた停止位置を示し、(B)は上下風向
板を略水平位置に向けて回動する状態を示し、(C)は
上下風向板を略水平位置に回動しディフューザは回動し
ていない状態を示し、(D)は上下風向板を略水平位置
から下方に向けて回動しディフューザも下方に向けて回
動した状態を示す。
【図6】連結部を有して二分割したロッドの斜視図であ
る。
【図7】従来例による空気調和機の断面図である。
【符号の説明】
1 空気調和機本体 1a 本体ケーシング 2 吸込口 3 熱交換器 4 送風ファン 5 吹出口 5a 側壁 5c,5d 支軸孔 6 左右風向板群 8 上下風向板 8a 上下風向板の支軸 9 ディフューザ 9a ディフューザの支軸 10 駆動部 11 駆動モータ 11a 駆動軸 12 取付板 12a 透孔 12b ,12c 支持孔 13 第一リンク 13a 基端軸 13b 第一連結ピン 16 ロッド 16a 第一連結孔 16b 第二連結孔 16-1 第一ロッド 16-2 第二ロッド 17 第二リンク 17b 基端部 17c 第二連結ピン E 第一ガイド孔 F 第二ガイド孔 a,b ロッドの連結部 c 係止爪 d 係止部 e 本体ケーシングの前端部 f ディフューザの上面後端部 g 突部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口と吹出口とを結ぶ本体ケーシング
    の空気通路に、熱交換器と送風ファンとを設け、前記吹
    出口に、左右風向板群と上下風向板とを回動自在に軸支
    し、前記吹出口の少なくとも一側に前記上下風向板を駆
    動する駆動モータを設け、前記吹出口の下部に、同吹出
    口を構成するディフューザを回動自在に軸支し、前記上
    下風向板が前記吹出口を閉じた停止位置から略水平位置
    に回動した際、前記ディフューザが回動しないように
    し、略水平位置から略垂直位置に回動した際、前記ディ
    フューザが下方に回動するようにしてなる空気調和機に
    おいて、 前記上下風向板と前記ディフューザとを、これら上下風
    向板およびディフューザの一側の支軸に対応する支軸孔
    を備えた前記吹出口の側壁と、前記ディフューザの一側
    の支軸に対応する支軸孔と同軸状の支持孔および前記上
    下風向板の一側の支軸に対応する支軸孔と同軸状の前記
    駆動モータの駆動軸を挿通する透孔を備え、前記吹出口
    の側壁に対向して設けられた取付板との間に収容され、
    同取付板に取り付けた前記駆動モータの駆動力を伝達す
    る複数のリンクと、鋭角状乃至鈍角状の回動範囲で回動
    可能に連結される連結部を有して二分割されたロッドと
    からなる伝達手段によって連係するとともに、前記ロッ
    ドの連結部および前記取付板にロストモーション機構を
    設け、同ロストモーション機構により、前記上下風向板
    が略水平位置から略垂直位置に回動した時に前記ディフ
    ューザを回動するようにしたことを特徴とする空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 前記リンクが、先端部に第一連結ピンを
    備え、基端部を前記駆動軸および前記上下風向板の一側
    の支軸と同軸状に接続した第一リンクと、先端部に第二
    連結ピンを備え、基端部の一側を前記ディフューザの一
    側の支軸に接続し、他側を前記取付板の支持孔で回動自
    在に支持した第二リンクとからなり、前記ロッドが、一
    端に前記第一連結ピンに連結する第一連結孔を備え、他
    端に前記第二連結ピンに連結する第二連結孔を備えると
    ともに、前記連結部を有して二分割された第一ロッドお
    よび第二ロッドからなり、これらを順次連結して、前記
    駆動モータの駆動力を前記上下風向板と前記ディフュー
    ザとに伝達するようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記ロストモーション機構が、前記連結
    部の背面側に設けた突部と、同突部に対応して前記取付
    板に設けられ、ほぼ上下に延びる第一ガイド孔および同
    第一ガイド孔の下端部に接続してほぼ左右に延びる第二
    ガイド孔とからなり、前記上下風向板を停止位置から略
    水平位置に回動した際、前記突部を前記第一ガイド孔で
    上位から下位に移動させ、前記第一ロッドおよび第二ロ
    ッドを鋭角状から鈍角状にすることによって前記第二ロ
    ッドおよび前記第二リンクを連結した前記ディフューザ
    が回動しないようにし、略水平位置から略垂直位置に回
    動した際、前記突部を前記第二ガイド孔で左右に移動さ
    せることによって前記第二ロッドおよび前記第二リンク
    を連結した前記ディフューザが回動するようにしたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和
    機。
  4. 【請求項4】 前記第一ガイド孔は、前記上下風向板の
    停止位置における前記第一連結ピンの位置を中心にし
    て、前記取付板に、前記突部の軌跡に対応して略円弧状
    に形成したことを特徴とする請求項2または請求項3に
    記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記第二ガイド孔は、前記上下風向板を
    回動し前記第一ロッドと前記第二ロッドとを鈍角状にし
    た位置で、前記上下風向板の支軸を中心にして、前記取
    付板に、前記突部の軌跡に対応して略円弧状に形成した
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の空気
    調和機。
  6. 【請求項6】 前記第一ロッドおよび第二ロッドの連結
    部に、同連結部を鋭角状から鈍角状にした位置で位置決
    めする位置決め手段を設け、同位置決め手段により前記
    連結部が逆方向に回動しないようにしたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3に記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 前記位置決め手段が、前記第一ロッドお
    よび第二ロッドに設けられた係止爪およびこれに対応す
    る係止部からなることを特徴とする請求項6に記載の空
    気調和機。
  8. 【請求項8】 前記ディフューザは、同ディフューザの
    上面後端部と前記本体ケーシングの前端部とに当接部を
    設け、前記上下風向板が前記吹出口を閉じた停止位置か
    ら略水平位置に回動する間、前記当接部を当接して前記
    本体ケーシングの延長上に位置決めするようにしたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の空気調和
    機。
  9. 【請求項9】 前記当接部が、前記ディフューザの上面
    後端部と前記本体ケーシングの前端部とに設けられ、相
    対向する略L字状断面形状に形成された段部からなり、
    同段部を当接して前記ディフューザを位置決めするよう
    にしたことを特徴とする請求項8に記載の空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108800496A (zh) * 2017-04-26 2018-11-13 珠海格力电器股份有限公司 空调器
KR20190027267A (ko) * 2017-09-06 2019-03-14 엘지전자 주식회사 공기조화기
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CN111964244A (zh) * 2020-08-26 2020-11-20 张俊武 一种智能挂机空调出风导向机构

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