JP2001304675A - 天井埋込型空気調和機の風向変更装置 - Google Patents
天井埋込型空気調和機の風向変更装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 風向変更板の回動力を補助する錘を設けて、
動力の伝達ロスを減少させるとともに駆動モータを小型
化できるようにした天井埋込型空気調和機の風向変更装
置を提供する。 【解決手段】 自在継手９を介し、連結軸７により連結
された複数の風向変更板３の両側の後部寄りに設けた回
動軸3aに、同回動軸の重心位置を偏芯させる錘10を夫々
付設し、前記風向変更板が停止位置で吹出口を閉じた
際、前記錘の重心が前記回動軸の後方に位置し、略水平
位置に回動した際、前記錘の重心が前記回動軸の上方に
位置し、略垂直位置に回動した際、前記錘の重心が前記
回動軸の前方に位置するようにした。
動力の伝達ロスを減少させるとともに駆動モータを小型
化できるようにした天井埋込型空気調和機の風向変更装
置を提供する。 【解決手段】 自在継手９を介し、連結軸７により連結
された複数の風向変更板３の両側の後部寄りに設けた回
動軸3aに、同回動軸の重心位置を偏芯させる錘10を夫々
付設し、前記風向変更板が停止位置で吹出口を閉じた
際、前記錘の重心が前記回動軸の後方に位置し、略水平
位置に回動した際、前記錘の重心が前記回動軸の上方に
位置し、略垂直位置に回動した際、前記錘の重心が前記
回動軸の前方に位置するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井埋込形空気調
和機の風向変更装置に係わり、より詳細には、風向変更
板の回動力を補助する錘を設けて、動力の伝達ロスを減
少させるとともに駆動モータを小型化できるようにした
構造に関する。
和機の風向変更装置に係わり、より詳細には、風向変更
板の回動力を補助する錘を設けて、動力の伝達ロスを減
少させるとともに駆動モータを小型化できるようにした
構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の天井埋込形空気調和機の風向変更
装置は、例えば図１（Ａ）および図１（Ｂ）と、図５
（Ａ）および図５（Ｂ）と、図６（Ａ）乃至図６（Ｃ）
とで示すように、天井面に埋め込まれたケース本体１の
下面に、吸込口２を中央に有し、その四辺に停止位置か
ら冷気を水平方向に吹き出す略水平位置、または暖気を
下方に吹き出す略垂直位置まで連動する複数の風向変更
板３をその両側の後部寄りに設けた支軸部４により回動
自在に軸支した吹出口５を有する化粧パネル６を装着
し、略直角に隣接した前記風向変更板３の回動軸3aの両
端と、同両回動軸3aに略４５°で交わる複数の伝達軸７
の両端とを自在継手９で各々連結し、駆動モータ８で駆
動することにより前記風向変更板３を連動させてなる構
成であった。
装置は、例えば図１（Ａ）および図１（Ｂ）と、図５
（Ａ）および図５（Ｂ）と、図６（Ａ）乃至図６（Ｃ）
とで示すように、天井面に埋め込まれたケース本体１の
下面に、吸込口２を中央に有し、その四辺に停止位置か
ら冷気を水平方向に吹き出す略水平位置、または暖気を
下方に吹き出す略垂直位置まで連動する複数の風向変更
板３をその両側の後部寄りに設けた支軸部４により回動
自在に軸支した吹出口５を有する化粧パネル６を装着
し、略直角に隣接した前記風向変更板３の回動軸3aの両
端と、同両回動軸3aに略４５°で交わる複数の伝達軸７
の両端とを自在継手９で各々連結し、駆動モータ８で駆
動することにより前記風向変更板３を連動させてなる構
成であった。
【０００３】しかしながら、前記風向変更板３の回動軸
3aが、同風向変更板３の両側の後部寄りに設けられた前
記支軸部４で軸支されていることから、図６（Ｂ）で示
すように、冷房運転時に冷気を略水平方向に吹き出すよ
う前記風向変更板３を略水平位置に回動した時は、前記
風向変更板３の重心位置が矢印ｂで示すように前記支軸
部４ほぼ真下になって自重による回動力は生じないが、
前記風向変更板３が停止位置で前記吹出口５を閉じた時
は、図６（Ａ）で示す矢印ａのように、前記風向変更板
３の前部に自重による回動力が生じ、また、暖房運転時
に暖気を略垂直方向に吹き出すよう前記風向変更板３を
略水直位置に回動した時は、図６（Ｃ）で示す矢印ｃの
ように、前記風向変更板３の後部に自重による回動力が
生じることから、前記駆動モータ８は、その駆動力を図
６（Ａ）で示す矢印ａおよび図６（Ｃ）で示す矢印ｃで
夫々示した前記風向変更板３の自重による回動力を上回
る必要があるため、大型化することになってコスト的に
不利になったり、または寿命が短くなってしまうなどの
問題点を有していた。
3aが、同風向変更板３の両側の後部寄りに設けられた前
記支軸部４で軸支されていることから、図６（Ｂ）で示
すように、冷房運転時に冷気を略水平方向に吹き出すよ
う前記風向変更板３を略水平位置に回動した時は、前記
風向変更板３の重心位置が矢印ｂで示すように前記支軸
部４ほぼ真下になって自重による回動力は生じないが、
前記風向変更板３が停止位置で前記吹出口５を閉じた時
は、図６（Ａ）で示す矢印ａのように、前記風向変更板
３の前部に自重による回動力が生じ、また、暖房運転時
に暖気を略垂直方向に吹き出すよう前記風向変更板３を
略水直位置に回動した時は、図６（Ｃ）で示す矢印ｃの
ように、前記風向変更板３の後部に自重による回動力が
生じることから、前記駆動モータ８は、その駆動力を図
６（Ａ）で示す矢印ａおよび図６（Ｃ）で示す矢印ｃで
夫々示した前記風向変更板３の自重による回動力を上回
る必要があるため、大型化することになってコスト的に
不利になったり、または寿命が短くなってしまうなどの
問題点を有していた。
【０００４】また、前記複数の風向変更板３は、図１
（Ｂ）で示すように、単数の前記駆動モータ８で二系統
の前記風向変更板３を前記自在継手９によって連結し回
動させていることから、これら自在継手９や風向変更板
３のガタや捩じれなどによって回動角度が減少してしま
うという問題を有していた。
（Ｂ）で示すように、単数の前記駆動モータ８で二系統
の前記風向変更板３を前記自在継手９によって連結し回
動させていることから、これら自在継手９や風向変更板
３のガタや捩じれなどによって回動角度が減少してしま
うという問題を有していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記問題点に鑑み、風向変更板の回動力を補助する錘を設
けて、動力の伝達ロスを減少させるとともに駆動モータ
を小型化できるようにした天井埋込型空気調和機の風向
変更装置を提供することを目的とする。
記問題点に鑑み、風向変更板の回動力を補助する錘を設
けて、動力の伝達ロスを減少させるとともに駆動モータ
を小型化できるようにした天井埋込型空気調和機の風向
変更装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、天井面に埋め込まれたケース本体の下面
に、吸込口を中央に有し、その四辺に停止位置から冷気
を水平方向に吹き出す略水平位置、または暖気を下方に
吹き出す略垂直位置まで連動する複数の風向変更板をそ
の両側の後部寄りに設けた支軸部により回動自在に軸支
した吹出口を有する化粧パネルを装着し、略直角に隣接
した前記風向変更板の回動軸の両端と、同両回動軸に略
４５°で交わる複数の伝達軸の両端とを自在継手で各々
連結し、駆動モータで駆動することにより前記風向変更
板を連動させてなる天井埋込型空気調和機の風向変更装
置において、前記複数の風向変更板の回動軸に、同回動
軸の重心位置を偏芯させる錘を夫々付設し、前記風向変
更板が停止位置で前記吹出口を閉じた際、前記錘の重心
が前記回動軸の後方に位置し、略水平位置に回動した
際、前記錘の重心が前記回動軸の上方に位置し、略垂直
位置に回動した際、前記錘の重心が前記回動軸の前方に
位置するようにした構成となっている。
決するため、天井面に埋め込まれたケース本体の下面
に、吸込口を中央に有し、その四辺に停止位置から冷気
を水平方向に吹き出す略水平位置、または暖気を下方に
吹き出す略垂直位置まで連動する複数の風向変更板をそ
の両側の後部寄りに設けた支軸部により回動自在に軸支
した吹出口を有する化粧パネルを装着し、略直角に隣接
した前記風向変更板の回動軸の両端と、同両回動軸に略
４５°で交わる複数の伝達軸の両端とを自在継手で各々
連結し、駆動モータで駆動することにより前記風向変更
板を連動させてなる天井埋込型空気調和機の風向変更装
置において、前記複数の風向変更板の回動軸に、同回動
軸の重心位置を偏芯させる錘を夫々付設し、前記風向変
更板が停止位置で前記吹出口を閉じた際、前記錘の重心
が前記回動軸の後方に位置し、略水平位置に回動した
際、前記錘の重心が前記回動軸の上方に位置し、略垂直
位置に回動した際、前記錘の重心が前記回動軸の前方に
位置するようにした構成となっている。
【０００７】また、天井面に埋め込まれたケース本体の
下面に、吸込口を中央に有し、その四辺に停止位置から
冷気を水平方向に吹き出す略水平位置、または暖気を下
方に吹き出す略垂直位置まで連動する複数の風向変更板
をその両側の後部寄りに設けた支軸部により回動自在に
軸支した吹出口を有する化粧パネルを装着し、略直角に
隣接した前記風向変更板の回動軸の両端と、同両回動軸
に略４５°で交わる複数の伝達軸の両端とを自在継手で
各々連結し、駆動モータで駆動することにより前記風向
変更板を連動させてなる天井埋込型空気調和機の風向変
更装置において、前記複数の伝達軸に、同伝達軸の重心
位置を偏芯させる錘を夫々付設し、前記風向変更板が停
止位置で前記吹出口を閉じた際、前記錘の重心が前記伝
達軸の後方に位置し、略水平位置に回動した際、前記錘
の重心が前記伝達軸の上方に位置し、略垂直位置に回動
した際、前記錘の重心が前記伝達軸の前方に位置するよ
うにした構成となっている。
下面に、吸込口を中央に有し、その四辺に停止位置から
冷気を水平方向に吹き出す略水平位置、または暖気を下
方に吹き出す略垂直位置まで連動する複数の風向変更板
をその両側の後部寄りに設けた支軸部により回動自在に
軸支した吹出口を有する化粧パネルを装着し、略直角に
隣接した前記風向変更板の回動軸の両端と、同両回動軸
に略４５°で交わる複数の伝達軸の両端とを自在継手で
各々連結し、駆動モータで駆動することにより前記風向
変更板を連動させてなる天井埋込型空気調和機の風向変
更装置において、前記複数の伝達軸に、同伝達軸の重心
位置を偏芯させる錘を夫々付設し、前記風向変更板が停
止位置で前記吹出口を閉じた際、前記錘の重心が前記伝
達軸の後方に位置し、略水平位置に回動した際、前記錘
の重心が前記伝達軸の上方に位置し、略垂直位置に回動
した際、前記錘の重心が前記伝達軸の前方に位置するよ
うにした構成となっている。
【０００８】また、停止位置および略垂直位置における
前記風向変更板の自重による回動力が、前記錘による回
動力によって相殺されるようにした構成となっている。
前記風向変更板の自重による回動力が、前記錘による回
動力によって相殺されるようにした構成となっている。
【０００９】また、前記錘が、前記回動軸または前記伝
達軸がかなめ部となるように略扇子形状に形成された構
成となっている。
達軸がかなめ部となるように略扇子形状に形成された構
成となっている。
【００１０】また、前記錘を付設する付設手段が、前記
錘と前記回動軸または前記伝達軸とに設けられた雄雌の
嵌合部からなる構成となっている。
錘と前記回動軸または前記伝達軸とに設けられた雄雌の
嵌合部からなる構成となっている。
【００１１】また、前記雄雌の嵌合部が、前記回動軸ま
たは前記伝達軸に穿設された嵌合孔と、同嵌合孔に対応
して前記錘に突設された嵌合ピンとからなる構成となっ
ている。
たは前記伝達軸に穿設された嵌合孔と、同嵌合孔に対応
して前記錘に突設された嵌合ピンとからなる構成となっ
ている。
【００１２】また、前記雄雌の嵌合部が、前記回動軸ま
たは前記伝達軸に突設された嵌合ピンと、同嵌合ピンに
対応して前記錘に穿設された嵌合孔とからなる構成とな
っている。
たは前記伝達軸に突設された嵌合ピンと、同嵌合ピンに
対応して前記錘に穿設された嵌合孔とからなる構成とな
っている。
【００１３】更に、前記嵌合ピンに、その先端部を開放
して長手方向に延びるスリットを形成し、同スリットに
より直径方向への可撓性をもたせた構成となっている。
して長手方向に延びるスリットを形成し、同スリットに
より直径方向への可撓性をもたせた構成となっている。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づいた実施例として説明する。図１は従来例
および本発明による風向変更装置を備えた天井埋込型空
気調和機の説明図で、（Ａ）は断面図、（Ｂ）は底面の
矢視図であり、図２は本発明による風向変更装置を備え
た天井埋込型空気調和機の第一の実施例を示す説明図
で、（Ａ）は要部斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の拡大図であ
り、図３は本発明による風向変更装置を備えた天井埋込
型空気調和機の要部断面図で、（Ａ）は風向変更板が吹
出口を閉じた停止位置にある状態を、（Ｂ）は風向変更
板が冷房運転時に略水平位置に回動した状態を、（Ｃ）
は風向変更板が暖房運転時に略垂直水平位置に回動した
状態を夫々示し、図４は本発明による風向変更装置を備
えた天井埋込型空気調和機の説明図で、（Ａ）は第二の
実施例を示す要部斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の拡大図、
（Ｃ）は第一の実施例または第二の実施例における一例
を示す要部分解断面図、（Ｄ）は第一の実施例または第
二の実施例における他の例を示す要部分解断面図であ
る。
付図面に基づいた実施例として説明する。図１は従来例
および本発明による風向変更装置を備えた天井埋込型空
気調和機の説明図で、（Ａ）は断面図、（Ｂ）は底面の
矢視図であり、図２は本発明による風向変更装置を備え
た天井埋込型空気調和機の第一の実施例を示す説明図
で、（Ａ）は要部斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の拡大図であ
り、図３は本発明による風向変更装置を備えた天井埋込
型空気調和機の要部断面図で、（Ａ）は風向変更板が吹
出口を閉じた停止位置にある状態を、（Ｂ）は風向変更
板が冷房運転時に略水平位置に回動した状態を、（Ｃ）
は風向変更板が暖房運転時に略垂直水平位置に回動した
状態を夫々示し、図４は本発明による風向変更装置を備
えた天井埋込型空気調和機の説明図で、（Ａ）は第二の
実施例を示す要部斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の拡大図、
（Ｃ）は第一の実施例または第二の実施例における一例
を示す要部分解断面図、（Ｄ）は第一の実施例または第
二の実施例における他の例を示す要部分解断面図であ
る。
【００１５】図において、１は下面を開口して天井面に
埋め込まれたケース本体、６は吸込口２を中央に有し、
その四辺に停止位置から冷気を水平方向に吹き出す略水
平位置、または暖気を下方に吹き出す略垂直位置まで連
動する複数の風向変更板３をその両側の後部寄りに設け
た支軸部４により回動自在に軸支した吹出口５を有して
前記ケース本体１の下面に装着された化粧パネル、７は
略直角に隣接した前記風向変更板３の両回動軸3aの両端
に略４５°で交わる複数の伝達軸、８は自在継手９によ
り各々連結した前記両回動軸3aおよび前記伝達軸７の両
端を駆動して前記複数の風向変更板３を回動させる駆動
モータである。
埋め込まれたケース本体、６は吸込口２を中央に有し、
その四辺に停止位置から冷気を水平方向に吹き出す略水
平位置、または暖気を下方に吹き出す略垂直位置まで連
動する複数の風向変更板３をその両側の後部寄りに設け
た支軸部４により回動自在に軸支した吹出口５を有して
前記ケース本体１の下面に装着された化粧パネル、７は
略直角に隣接した前記風向変更板３の両回動軸3aの両端
に略４５°で交わる複数の伝達軸、８は自在継手９によ
り各々連結した前記両回動軸3aおよび前記伝達軸７の両
端を駆動して前記複数の風向変更板３を回動させる駆動
モータである。
【００１６】上記の基本構成でなる天井埋込型空気調和
機の風向変更装置において、前記風向変更板３の回動力
を補助するための後述する錘を設けて、動力の伝達ロス
を減少させるとともに前記駆動モータ８を小型化できる
ようにした構造について以下に説明する。
機の風向変更装置において、前記風向変更板３の回動力
を補助するための後述する錘を設けて、動力の伝達ロス
を減少させるとともに前記駆動モータ８を小型化できる
ようにした構造について以下に説明する。
【００１７】前記複数の風向変更板３の回動軸3aに、第
一の実施例として図２（Ａ）および図２（Ｂ）で示すよ
うに、同回動軸3aの重心位置を偏芯させる錘10を夫々付
設し、前記風向変更板３が停止位置で前記吹出口５を閉
じた際、前記錘10の重心が前記回動軸3aの後方に位置
し、略水平位置に回動した際、前記錘10の重心が前記回
動軸3aの上方に位置し、略垂直位置に回動した際、前記
錘10の重心が前記回動軸3aの前方に位置するようにした
ことにより、前記風向変更板３が停止位置で前記吹出口
５を閉じた時は、図３（Ａ）で示す矢印ａのように、前
記風向変更板３の前部に同風向変更板３の自重による回
動力が生じる一方、図３（Ａ）で示す矢印a'のように、
前記風向変更板３の後部に前記錘10による回動力が生じ
るようになって、これら矢印ａで示す回動力と矢印a'で
示す回動力とを相殺できるようにし、また、冷房運転時
に冷気を略水平方向に吹き出すよう前記風向変更板３を
略水平位置に回動した時は、図３（Ｂ）で示す矢印ｂお
よび矢印b'のように、前記支軸部４の軸芯を含む略垂直
線上に前記風向変更板３の重心位置と前記錘10の重心位
置とが夫々整列するようになって、前記風向変更板３が
自重で回動しないよう釣り合うようにし、更に、暖房運
転時に暖気を略垂直方向に吹き出すよう前記風向変更板
３を略水直位置に回動した時は、図３（Ｃ）で示す矢印
ｃのように、前記風向変更板３の後部に自重による回動
力が生じる一方、図３（Ｃ）で示す矢印c'のように、前
記風向変更板３の前部に前記錘10による回動力が生じる
ようにし、これら矢印ｃで示す回動力と矢印c'で示す回
動力とを相殺できるようにして、図６に基づいて上記に
説明した従来技術のように、前記駆動モータ８の駆動力
が、矢印ａおよび矢印ｃで示すような前記風向変更板３
の自重による回動力を上回るようにする必要がなくな
り、前記駆動モータ８を小型化してコスト的に有利な構
造にしたり、または、同駆動モータ８に無理な負荷を掛
けないようにして長寿命化をはかることができるように
なる。
一の実施例として図２（Ａ）および図２（Ｂ）で示すよ
うに、同回動軸3aの重心位置を偏芯させる錘10を夫々付
設し、前記風向変更板３が停止位置で前記吹出口５を閉
じた際、前記錘10の重心が前記回動軸3aの後方に位置
し、略水平位置に回動した際、前記錘10の重心が前記回
動軸3aの上方に位置し、略垂直位置に回動した際、前記
錘10の重心が前記回動軸3aの前方に位置するようにした
ことにより、前記風向変更板３が停止位置で前記吹出口
５を閉じた時は、図３（Ａ）で示す矢印ａのように、前
記風向変更板３の前部に同風向変更板３の自重による回
動力が生じる一方、図３（Ａ）で示す矢印a'のように、
前記風向変更板３の後部に前記錘10による回動力が生じ
るようになって、これら矢印ａで示す回動力と矢印a'で
示す回動力とを相殺できるようにし、また、冷房運転時
に冷気を略水平方向に吹き出すよう前記風向変更板３を
略水平位置に回動した時は、図３（Ｂ）で示す矢印ｂお
よび矢印b'のように、前記支軸部４の軸芯を含む略垂直
線上に前記風向変更板３の重心位置と前記錘10の重心位
置とが夫々整列するようになって、前記風向変更板３が
自重で回動しないよう釣り合うようにし、更に、暖房運
転時に暖気を略垂直方向に吹き出すよう前記風向変更板
３を略水直位置に回動した時は、図３（Ｃ）で示す矢印
ｃのように、前記風向変更板３の後部に自重による回動
力が生じる一方、図３（Ｃ）で示す矢印c'のように、前
記風向変更板３の前部に前記錘10による回動力が生じる
ようにし、これら矢印ｃで示す回動力と矢印c'で示す回
動力とを相殺できるようにして、図６に基づいて上記に
説明した従来技術のように、前記駆動モータ８の駆動力
が、矢印ａおよび矢印ｃで示すような前記風向変更板３
の自重による回動力を上回るようにする必要がなくな
り、前記駆動モータ８を小型化してコスト的に有利な構
造にしたり、または、同駆動モータ８に無理な負荷を掛
けないようにして長寿命化をはかることができるように
なる。
【００１８】または、第二の実施例として図４（Ａ）お
よび図４（Ｂ）で示すように、前記複数の伝達軸７に、
同伝達軸７の重心位置を偏芯させる錘10を夫々付設し、
前記風向変更板３が停止位置で前記吹出口５を閉じた
際、前記錘10の重心が前記伝達軸７の後方に位置し、略
水平位置に回動した際、前記錘10の重心が前記伝達軸７
の上方に位置し、略垂直位置に回動した際、前記錘10の
重心が前記伝達軸７の前方に位置するようにしたことに
より、上記に説明した第一の実施例のように、前記複数
の風向変更板３の回動軸3aにその重心位置を偏芯させる
錘10を夫々付設するのに対し、第二の実施例では、略直
角に隣接した前記両回動軸3aの両端に略４５°で交わる
前記伝達軸７にその重心位置を偏芯させる錘10を付設し
たので、前記錘10の数量を減少させることができるよう
になるとともに、上記第一の実施例の場合と同様に、前
記風向変更板３の自重による回動力と前記錘10による回
動力とを相殺することで前記駆動モータ８を小型化して
コスト的に有利な構造にしたり、または、同駆動モータ
８に無理な負荷を掛けないようにして長寿命化をはかる
ことができるようになる。
よび図４（Ｂ）で示すように、前記複数の伝達軸７に、
同伝達軸７の重心位置を偏芯させる錘10を夫々付設し、
前記風向変更板３が停止位置で前記吹出口５を閉じた
際、前記錘10の重心が前記伝達軸７の後方に位置し、略
水平位置に回動した際、前記錘10の重心が前記伝達軸７
の上方に位置し、略垂直位置に回動した際、前記錘10の
重心が前記伝達軸７の前方に位置するようにしたことに
より、上記に説明した第一の実施例のように、前記複数
の風向変更板３の回動軸3aにその重心位置を偏芯させる
錘10を夫々付設するのに対し、第二の実施例では、略直
角に隣接した前記両回動軸3aの両端に略４５°で交わる
前記伝達軸７にその重心位置を偏芯させる錘10を付設し
たので、前記錘10の数量を減少させることができるよう
になるとともに、上記第一の実施例の場合と同様に、前
記風向変更板３の自重による回動力と前記錘10による回
動力とを相殺することで前記駆動モータ８を小型化して
コスト的に有利な構造にしたり、または、同駆動モータ
８に無理な負荷を掛けないようにして長寿命化をはかる
ことができるようになる。
【００１９】また、前記錘10が、前記回動軸3aまたは前
記伝達軸７がかなめ部となるように略扇子形状に形成さ
れたことにより、前記錘10を付設するとによって前記回
動軸3aまたは前記伝達軸７の重心位置を効果的に偏芯で
きるようになる。
記伝達軸７がかなめ部となるように略扇子形状に形成さ
れたことにより、前記錘10を付設するとによって前記回
動軸3aまたは前記伝達軸７の重心位置を効果的に偏芯で
きるようになる。
【００２０】また、前記錘10を付設する付設手段が、前
記錘10と前記回動軸8aまたは前記伝達軸７とに設けられ
た雄雌の嵌合部からなる構成となっており、これによっ
て、該雄雌の嵌合部を嵌合させることで略扇子形状の前
記錘10を棒状の前記回動軸8aまたは前記伝達軸７に容易
に付設できるようになる。
記錘10と前記回動軸8aまたは前記伝達軸７とに設けられ
た雄雌の嵌合部からなる構成となっており、これによっ
て、該雄雌の嵌合部を嵌合させることで略扇子形状の前
記錘10を棒状の前記回動軸8aまたは前記伝達軸７に容易
に付設できるようになる。
【００２１】また、前記錘10を前記回動軸8aまたは前記
伝達軸７に付設するための雄雌の嵌合部が、一例として
図４（Ｃ）で示すように、前記回動軸3aまたは前記伝達
軸７に穿設された嵌合孔3bまたは7aと、同嵌合孔3bまた
は7aに対応して前記錘10に突設された嵌合ピン10a とか
らなる構成となっており、これによって、前記錘10を前
記回動軸8aまたは前記伝達軸７に容易に、且つ正確に付
設できるようになる。なお、前記嵌合ピン10a の先端部
に係止爪10c を連続形成することによって、前記嵌合ピ
ン10a を前記嵌合孔3bまたは7aに嵌合した際、同嵌合ピ
ン10a が離脱しないようより強固に係止できるようにな
る。
伝達軸７に付設するための雄雌の嵌合部が、一例として
図４（Ｃ）で示すように、前記回動軸3aまたは前記伝達
軸７に穿設された嵌合孔3bまたは7aと、同嵌合孔3bまた
は7aに対応して前記錘10に突設された嵌合ピン10a とか
らなる構成となっており、これによって、前記錘10を前
記回動軸8aまたは前記伝達軸７に容易に、且つ正確に付
設できるようになる。なお、前記嵌合ピン10a の先端部
に係止爪10c を連続形成することによって、前記嵌合ピ
ン10a を前記嵌合孔3bまたは7aに嵌合した際、同嵌合ピ
ン10a が離脱しないようより強固に係止できるようにな
る。
【００２２】また、前記錘10を前記回動軸8aまたは前記
伝達軸７に付設するための雄雌の嵌合部が、他の例とし
て図４（Ｄ）で示すように、前記回動軸3aまたは前記伝
達軸７に突設された嵌合ピン3cまたは7bと、同嵌合ピン
3cまたは7bに対応して前記錘10に穿設された嵌合孔10d
とからなる構成となっており、これによって、上記に説
明した一例の場合と同様に、前記錘10を前記回動軸8aま
たは前記伝達軸７に容易に、且つ正確に付設できるよう
になる。なお、前記嵌合ピン3cまたは7bに接着剤を塗布
して前記嵌合孔10d に嵌合することによって、前記嵌合
ピン3cまたは7bが離脱しないよう強固に嵌着できるよう
になる。
伝達軸７に付設するための雄雌の嵌合部が、他の例とし
て図４（Ｄ）で示すように、前記回動軸3aまたは前記伝
達軸７に突設された嵌合ピン3cまたは7bと、同嵌合ピン
3cまたは7bに対応して前記錘10に穿設された嵌合孔10d
とからなる構成となっており、これによって、上記に説
明した一例の場合と同様に、前記錘10を前記回動軸8aま
たは前記伝達軸７に容易に、且つ正確に付設できるよう
になる。なお、前記嵌合ピン3cまたは7bに接着剤を塗布
して前記嵌合孔10d に嵌合することによって、前記嵌合
ピン3cまたは7bが離脱しないよう強固に嵌着できるよう
になる。
【００２３】更に、前記嵌合ピン10a 、3cまたは7bに、
その先端部を開放して長手方向に延びるスリット10b 、
3dまたは7cを形成し、同スリット10b 、3dまたは7cによ
り直径方向への可撓性をもたせたことにより、前記嵌合
ピン10a 、3cまたは7bを前記可撓性を利用して容易に、
且つ強固に嵌合できるようになる。
その先端部を開放して長手方向に延びるスリット10b 、
3dまたは7cを形成し、同スリット10b 、3dまたは7cによ
り直径方向への可撓性をもたせたことにより、前記嵌合
ピン10a 、3cまたは7bを前記可撓性を利用して容易に、
且つ強固に嵌合できるようになる。
【００２４】以上の構成により、図１（Ａ）および図１
（Ｂ）と、図２（Ａ）および図２（Ｂ）と、図３（Ａ）
乃至図３（Ｃ）と、図４（Ａ）乃至図４（Ｄ）とで示す
ように、前記風向変更板３が停止位置で前記吹出口５を
閉じた時は、前記矢印ａのように、前記風向変更板３の
前部に同風向変更板３の自重による回動力が生じる一
方、前記矢印a'のように、前記風向変更板３の後部に前
記錘10による回動力が生じるようになって、これら矢印
ａで示す回動力と矢印a'で示す回動力とを相殺できるよ
うにし、また、冷房運転時に冷気を略水平方向に吹き出
すよう前記風向変更板３を略水平位置に回動した時は、
前記矢印ｂおよび前記矢印b'のように、前記支軸部４の
軸芯を含む略垂直線上に前記風向変更板３の重心位置と
前記錘10の重心位置とが夫々整列するようになって、前
記風向変更板３が自重で回動しないよう釣り合うように
し、更に、暖房運転時に暖気を略垂直方向に吹き出すよ
う前記風向変更板３を略水直位置に回動した時は、前記
矢印ｃのように、前記風向変更板３の後部に自重による
回動力が生じる一方、前記矢印c'のように、前記風向変
更板３の前部に前記錘10による回動力が生じるように
し、これら矢印ｃで示す回動力と矢印c'で示す回動力と
を相殺できるようにして、図６に基づいて上記に説明し
た従来技術のように、前記駆動モータ８の駆動力が、矢
印ａおよび矢印ｃで示すような前記風向変更板３の自重
による回動力を上回るようにする必要がなくなり、前記
駆動モータ８を小型化してコスト的に有利な構造にした
り、または、同駆動モータ８に無理な負荷を掛けないよ
うにして長寿命化をはかることができる天井埋込型空気
調和機の風向変更装置となる。
（Ｂ）と、図２（Ａ）および図２（Ｂ）と、図３（Ａ）
乃至図３（Ｃ）と、図４（Ａ）乃至図４（Ｄ）とで示す
ように、前記風向変更板３が停止位置で前記吹出口５を
閉じた時は、前記矢印ａのように、前記風向変更板３の
前部に同風向変更板３の自重による回動力が生じる一
方、前記矢印a'のように、前記風向変更板３の後部に前
記錘10による回動力が生じるようになって、これら矢印
ａで示す回動力と矢印a'で示す回動力とを相殺できるよ
うにし、また、冷房運転時に冷気を略水平方向に吹き出
すよう前記風向変更板３を略水平位置に回動した時は、
前記矢印ｂおよび前記矢印b'のように、前記支軸部４の
軸芯を含む略垂直線上に前記風向変更板３の重心位置と
前記錘10の重心位置とが夫々整列するようになって、前
記風向変更板３が自重で回動しないよう釣り合うように
し、更に、暖房運転時に暖気を略垂直方向に吹き出すよ
う前記風向変更板３を略水直位置に回動した時は、前記
矢印ｃのように、前記風向変更板３の後部に自重による
回動力が生じる一方、前記矢印c'のように、前記風向変
更板３の前部に前記錘10による回動力が生じるように
し、これら矢印ｃで示す回動力と矢印c'で示す回動力と
を相殺できるようにして、図６に基づいて上記に説明し
た従来技術のように、前記駆動モータ８の駆動力が、矢
印ａおよび矢印ｃで示すような前記風向変更板３の自重
による回動力を上回るようにする必要がなくなり、前記
駆動モータ８を小型化してコスト的に有利な構造にした
り、または、同駆動モータ８に無理な負荷を掛けないよ
うにして長寿命化をはかることができる天井埋込型空気
調和機の風向変更装置となる。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
風向変更板の回動力を補助する錘を設けて、動力の伝達
ロスを減少させるとともに駆動モータを小型化できるよ
うにした天井埋込型空気調和機の風向変更装置となる。
風向変更板の回動力を補助する錘を設けて、動力の伝達
ロスを減少させるとともに駆動モータを小型化できるよ
うにした天井埋込型空気調和機の風向変更装置となる。
【図１】従来例および本発明による風向変更装置を備え
た天井埋込型空気調和機の説明図で、（Ａ）は断面図で
あり、（Ｂ）は底面の矢視図である。
た天井埋込型空気調和機の説明図で、（Ａ）は断面図で
あり、（Ｂ）は底面の矢視図である。
【図２】本発明による風向変更装置を備えた天井埋込型
空気調和機の第一の実施例を示す説明図で、（Ａ）は要
部斜視図であり、（Ｂ）は（Ａ）の拡大図である。
空気調和機の第一の実施例を示す説明図で、（Ａ）は要
部斜視図であり、（Ｂ）は（Ａ）の拡大図である。
【図３】本発明による風向変更装置を備えた天井埋込型
空気調和機の要部断面図で、（Ａ）は風向変更板が吹出
口を閉じた停止位置にある状態を示し、（Ｂ）は風向変
更板が冷房運転時に略水平位置に回動した状態を示し、
（Ｃ）は風向変更板が暖房運転時に略垂直水平位置に回
動した状態を示す。
空気調和機の要部断面図で、（Ａ）は風向変更板が吹出
口を閉じた停止位置にある状態を示し、（Ｂ）は風向変
更板が冷房運転時に略水平位置に回動した状態を示し、
（Ｃ）は風向変更板が暖房運転時に略垂直水平位置に回
動した状態を示す。
【図４】本発明による風向変更装置を備えた天井埋込型
空気調和機の説明図で、（Ａ）は第二の実施例を示す要
部斜視図であり、（Ｂ）は（Ａ）の拡大図であり、
（Ｃ）は第一の実施例または第二の実施例における一例
を示す要部分解断面図であり、（Ｄ）は第一の実施例ま
たは第二の実施例における他の例を示す要部分解断面図
である。
空気調和機の説明図で、（Ａ）は第二の実施例を示す要
部斜視図であり、（Ｂ）は（Ａ）の拡大図であり、
（Ｃ）は第一の実施例または第二の実施例における一例
を示す要部分解断面図であり、（Ｄ）は第一の実施例ま
たは第二の実施例における他の例を示す要部分解断面図
である。
【図５】従来例による風向変更装置を備えた天井埋込型
空気調和機の説明図で、（Ａ）は要部斜視図であり、
（Ｂ）は（Ａ）の拡大図である。
空気調和機の説明図で、（Ａ）は要部斜視図であり、
（Ｂ）は（Ａ）の拡大図である。
【図６】従来例による風向変更装置を備えた天井埋込型
空気調和機の要部断面図で、（Ａ）は風向変更板が吹出
口を閉じた停止位置にある状態を示し、（Ｂ）は風向変
更板が冷房運転時に略水平位置に回動した状態を示し、
（Ｃ）は風向変更板が暖房運転時に略垂直水平位置に回
動した状態を示す。
空気調和機の要部断面図で、（Ａ）は風向変更板が吹出
口を閉じた停止位置にある状態を示し、（Ｂ）は風向変
更板が冷房運転時に略水平位置に回動した状態を示し、
（Ｃ）は風向変更板が暖房運転時に略垂直水平位置に回
動した状態を示す。
１ ケース本体 ２ 吸込口 ３ 風向変更板 3a 回動軸 3b 嵌合孔 3c 嵌合ピン 3d スリット ４ 支軸部 ５ 吹出口 ６ 化粧パネル ７ 連結軸 7a 嵌合孔 7b 嵌合ピン 7c スリット ８ 駆動モータ ９ 自在継手 10 錘 10a 嵌合ピン 10b スリット 10c 係止爪 10d 嵌合孔
Claims (8)
- 【請求項１】 天井面に埋め込まれたケース本体の下面
に、吸込口を中央に有し、その四辺に停止位置から冷気
を水平方向に吹き出す略水平位置、または暖気を下方に
吹き出す略垂直位置まで連動する複数の風向変更板をそ
の両側の後部寄りに設けた支軸部により回動自在に軸支
した吹出口を有する化粧パネルを装着し、略直角に隣接
した前記風向変更板の回動軸の両端と、同両回動軸に略
４５°で交わる複数の伝達軸の両端とを自在継手で各々
連結し、駆動モータで駆動することにより前記風向変更
板を連動させてなる天井埋込型空気調和機の風向変更装
置において、 前記複数の風向変更板の回動軸に、同回動軸の重心位置
を偏芯させる錘を夫々付設し、前記風向変更板が停止位
置で前記吹出口を閉じた際、前記錘の重心が前記回動軸
の後方に位置し、略水平位置に回動した際、前記錘の重
心が前記回動軸の上方に位置し、略垂直位置に回動した
際、前記錘の重心が前記回動軸の前方に位置するように
したことを特徴とする天井埋込型空気調和機の風向変更
装置。 - 【請求項２】 天井面に埋め込まれたケース本体の下面
に、吸込口を中央に有し、その四辺に停止位置から冷気
を水平方向に吹き出す略水平位置、または暖気を下方に
吹き出す略垂直位置まで連動する複数の風向変更板をそ
の両側の後部寄りに設けた支軸部により回動自在に軸支
した吹出口を有する化粧パネルを装着し、略直角に隣接
した前記風向変更板の回動軸の両端と、同両回動軸に略
４５°で交わる複数の伝達軸の両端とを自在継手で各々
連結し、駆動モータで駆動することにより前記風向変更
板を連動させてなる天井埋込型空気調和機の風向変更装
置において、 前記複数の伝達軸に、同伝達軸の重心位置を偏芯させる
錘を夫々付設し、前記風向変更板が停止位置で前記吹出
口を閉じた際、前記錘の重心が前記伝達軸の後方に位置
し、略水平位置に回動した際、前記錘の重心が前記伝達
軸の上方に位置し、略垂直位置に回動した際、前記錘の
重心が前記伝達軸の前方に位置するようにしたことを特
徴とする天井埋込型空気調和機の風向変更装置。 - 【請求項３】 停止位置および略垂直位置における前記
風向変更板の自重による回動力が、前記錘による回動力
によって相殺されるようにしたことを特徴とする請求項
１または請求項２に記載の天井埋込型空気調和機の風向
変更装置。 - 【請求項４】 前記錘が、前記回動軸または前記伝達軸
がかなめ部となるように略扇子形状に形成されてなるこ
とを特徴とする請求項１乃至請求項３の何れかに記載の
天井埋込型空気調和機の風向変更装置。 - 【請求項５】 前記錘を付設する付設手段が、前記錘と
前記回動軸または前記伝達軸とに設けられた雄雌の嵌合
部からなることを特徴とする請求項１乃至請求項４の何
れかに記載の天井埋込型空気調和機の風向変更装置。 - 【請求項６】 前記雄雌の嵌合部が、前記回動軸または
前記伝達軸に穿設された嵌合孔と、同嵌合孔に対応して
前記錘に突設された嵌合ピンとからなることを特徴とす
る請求項５に記載の天井埋込型空気調和機の風向変更装
置。 - 【請求項７】 前記雄雌の嵌合部が、前記回動軸または
前記伝達軸に突設された嵌合ピンと、同嵌合ピンに対応
して前記錘に穿設された嵌合孔とからなることを特徴と
する請求項５に記載の天井埋込型空気調和機の風向変更
装置。 - 【請求項８】 前記嵌合ピンに、その先端部を開放して
長手方向に延びるスリットを形成し、同スリットにより
直径方向への可撓性をもたせたことを特徴とする請求項
７に記載の天井埋込型空気調和機の風向変更装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000119123A JP2001304675A (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 天井埋込型空気調和機の風向変更装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000119123A JP2001304675A (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 天井埋込型空気調和機の風向変更装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001304675A true JP2001304675A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18630158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000119123A Pending JP2001304675A (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 天井埋込型空気調和機の風向変更装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001304675A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011055676A1 (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-12 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置の室内機 |
| CN104728936A (zh) * | 2015-03-17 | 2015-06-24 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器室内机 |
| CN108626868A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-10-09 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 导风构件及具有该导风构件的柜式空调室内机 |
| CN108716716A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-10-30 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 导风构件及具有该导风构件的柜式空调室内机 |
| CN110603413A (zh) * | 2017-05-24 | 2019-12-20 | 大金工业株式会社 | 空调机的室内机 |
| WO2022193434A1 (zh) * | 2021-03-16 | 2022-09-22 | 广东美的制冷设备有限公司 | 导风部件、出风框组件和空调器 |
-
2000
- 2000-04-20 JP JP2000119123A patent/JP2001304675A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011055676A1 (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-12 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置の室内機 |
| JP2011099612A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Daikin Industries Ltd | 空気調和装置の室内機 |
| US9441842B2 (en) | 2009-11-05 | 2016-09-13 | Daikin Industries, Ltd. | Indoor unit of air conditioning apparatus |
| EP2498018A4 (en) * | 2009-11-05 | 2018-04-04 | Daikin Industries, Ltd. | Indoor unit of air conditioner |
| CN104728936A (zh) * | 2015-03-17 | 2015-06-24 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器室内机 |
| CN110603413A (zh) * | 2017-05-24 | 2019-12-20 | 大金工业株式会社 | 空调机的室内机 |
| CN108626868A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-10-09 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 导风构件及具有该导风构件的柜式空调室内机 |
| CN108716716A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-10-30 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 导风构件及具有该导风构件的柜式空调室内机 |
| CN108716716B (zh) * | 2018-05-09 | 2021-04-20 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 导风构件及具有该导风构件的柜式空调室内机 |
| CN108626868B (zh) * | 2018-05-09 | 2021-07-23 | 重庆海尔空调器有限公司 | 导风构件及具有该导风构件的柜式空调室内机 |
| WO2022193434A1 (zh) * | 2021-03-16 | 2022-09-22 | 广东美的制冷设备有限公司 | 导风部件、出风框组件和空调器 |
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