JP3894067B2 - 上下風向装置及びそれを用いた空気調和機 - Google Patents

上下風向装置及びそれを用いた空気調和機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、上下風向装置及びそれを用いた空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機の上下風向装置としては特開平10−61965号公報のようなものが有り、このものの斜視図及び吹出風路の断面図を図11、12に示す。
これらの図において、1は空調室内機、1aはこの空調室内機1のキャビネト、1bはこのキャビネト1aに設けられ、冷気又は暖気等を吹出す吹出風路、2はこの吹出風路1b内に配置され、冷気又は暖気等の吹出方向を調整する上方フラップ、2aはこの上方フラップ2の上方フラップ回動板、2bはこの上方フラップ回動板に取付けられた上方フラップ回動軸、3は吹出風路1b内に配置され、冷気又は暖気等の吹出方向を調整する下方フラップ、3aはこの下方フラップ3の下方フラップ回動板、3bはこの下方フラップ回動板3aに取付けられた下方フラップ回動軸、4はこの下方フラップ回動軸3aと上方フラップ回動軸2aにリンクアーム5を介して連結され、上方フラップ2と下方フラップとを駆動する駆動モータ、6は空調室内機1に内蔵され、吹出風路1bへ冷気又は暖気等を送風する送風機である。
【0003】
なお、前述した上方フラップ2と下方フラップ3は、図11に示すように、それぞれ一枚の板で構成され、この一枚の板で風向きを水平したり、垂直にしたりするため、水平方向の送風抵抗を考慮した板構造にすると、垂直方向の送風抵抗が増し、また逆に、垂直方向の送風抵抗を考慮した板構造にすると、水平方向の送風抵抗が増すこととなる。
【0004】
次に、この構成の動作について説明する。
まず、図9に示すように、送風機6から送風された冷気又は暖気等の空気は吹出風路1bを通り、この風路内の上方フラップ2と下方フラップ3とにガイドされながら室内等に吹出されることになるので、駆動モータ6が駆動してその軸が回転し、この回転がリンクアーム5を介して上方フラップ回動軸2aと下方フラップ回動軸3aに伝達されると、上方フラップ2と下方フラップ3が回動してほぼ水平になったり、或いはほぼ垂直になったりする。
【0005】
従って、ほぼ水平になった時は、吹出風路1bからの空気はほぼ水平方向に吹出され、ほぼ垂直になった時は、ほぼ垂直方向に吹出されることになる。
しかし、このように、一枚の風向板で吹出風路1bから吹出される空気の向きを一定方向に変えるため、前述したように、いずれか一方の方向の風力抵抗を小さくすると、他方の方向における風力抵抗が増大し、風量が低下することとなる
【0006】
以上の如く、従来の空気調和機の上下風向装置は、1つの駆動装置で上・下方フラップを同時に駆動して水平又は垂直方向へ風向きを変えるため、経済的ではあるものの、抵抗が大くなり、風量が低下するものであった。
また更に、上・下方フラップの形状が同じ形状でなかったり、或いは、風路の上方壁面と下方壁面の傾斜角度が相違したりした時は、特に、抵抗が大くなり、風量低下をきたすので、上・下方フラップの形状や、風路の上・下構造を規制しなければならず、設計自由度の低い構造のものになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来の上下風向装置及びそれを用いた空気調和機においては、上・下風向きフラップを同時に駆動して変更する構造にしているので、送風抵抗が大くなり、風量が低下するという問題があつた。
【0008】
また、風路抵抗や風量低下を防止するために、上・下方フラップの形状や風路構造を上・下構造を規制しなければならず、設計自由度が低いという問題もあつた。
【0009】
この発明は、以上のような問題点を解消するためになされたもので、上・下方フラップや風路構造に対し、設計自由度が高く、風量低下を防止した上下風向装置及びそれを用いた空気調和機を得ることを目的とする。
【0010】
また、組立作業性が良く、着脱性に優れた上下風向装置及びそれを用いた空気調和機を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる上下風向装置及びそれを用いた空気調和機においては、風路内に並列に配置され、当該風路から吹出される上方側及び下方側空気流の上下方向の向きをそれぞれに変える上方及び下方フラップを有する上下風向装置において、前記下方フラップが、前記風路下方側空気流の下流側の上下方向の向きを変える下方下流側フラップと、前記風路下方側空気流の上流側の上下方向の向きを変える下方上流側フラップと、を具備し、下部駆動装置が、前記上方フラップと前記下方下流側フラップとを下部リンク機構を介して回動させ、かつ、上部駆動装置が、前記下方上流側フラップを上部リンク機構を介して回動させて、前記風路の下方側空気流の上下方向の向きを徐々に変えるようにしたものである。
【0013】
また、前記上部駆動装置の軸が、前記下部駆動装置が前記下部リンク機構を介して回動させる前記下方下流側フラップの中空回動軸を貫通して前記下方上流側フラップを回動させるものである。
【0014】
また、連結機構部が、前記下方上流側フラップと前記下方下流側フラップのそれぞれに設けられ、この互いのフラップを回動自在に連結するものである。
【0015】
また、取付機構部が、前記下方下流側フラップ又は前記上方フラップの両端部のそれぞれに設けられ、当該フラップを前記吹出風路の両側壁面に回動脱着自在に取付けるものである。
【0016】
また、カバーが、前記上部リンク機構を覆うように設けられたものである。
【0017】
また、空気調和機の室内機が、請求項1からまでのいずれかに記載された上下風向装置を用いたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下に、この発明の実施の形態1について図1から5を用いながら説明する。これらの図1は空気調和機の吹出風路部の斜視図であり、図2は上・下フラップと上下駆動装置の関係図であり、図3は上下風向装置の斜視図であり、図4は水平吹時の吹出風路の断面図であり、図5は下吹時の吹出風路の断面図である。なお、これらの図において、1は空気調和機の室内機、1aはこの空調室内機1のキャビネト、1bはこのキャビネト1aに設けられ、冷気又は暖気等を吹出す吹出風路、2はこの吹出風路1b内の上方に配置され、冷気又は暖気等の吹出上下方向の風向きを調整する上方フラップ、2aはこの上方フラップ2の一端に設けられた上方フラップ回動板、2bはこの回動板2aに設けられ、下部リンク機構8の上方軸8aを固定する回動軸、30は吹出風路1b内の下方に配置され、冷気又は暖気等の吹出上下方向の風向きを調整する下方フラップであり、この下方フラップ30は下方上流側フラップ31と下方下流側フラップ32とからなり、これらの上流側及び下流側フラップは吹出風路1bに沿ってほぼ直列(一列)状に配置されている。
【0019】
また、7はキャビネット1aに固定され、下部リンク機構8を介して上方フラップ2と下方下流側フラップ32を回動させる下部駆動モータ、9はキャビネット1aに固定され、上部リンク機構10を介して下方上流側フラップ31を回動させる上部駆動モータであり、この上部駆動モータ9の軸9aは下部駆動モータ7の回転力を伝達する下部リンク機構8に接続された下方下流側フラップ32の中空回動軸32bを貫通し、この貫通した軸9aは上部リンク機構10を介して下方上流側フラップ31の回動板31aの回動軸31bに回転自在に支持される構造となっている。
【0020】
即ち、この軸9aの先端側には上部リンク機構10が接続され、しかも、この上部リンク機構10は回動軸31bを介して下方上流側フラップ31の回動板31aに固定されているので、上部駆動モータ9が駆動して軸9aが回転すると、下方上流側フラップ31は回動することになる。
【0021】
また、一方の下部駆動モータ7は、その軸7aが下部リンク機構8に接続され、この下部リンク機構8は上方フラップ2の回動板2aに固定された上方フラップ回動軸2bと、下方下流側フラップ32の回動板32aに固定された中空回動軸32bとに接続されているので、上部駆動モータ7が駆動して軸7aが回転すると、上方フラップ2と下方下流側フラップ32とが回動することになる。
【0022】
次に、このように構成された動作について説明する。
まず、電源が投入されると、送風機6が回転し、空気は吹出風路1bから吹出される。
なお、この時、吹出風路1bの上方側の空気は上方フラップ2に案内されながら吹出され、吹出風路1bの下方側の空気は下方上流側フラップ31及び下方下流側フラップ32に順次案内されながら吹出されることになる。
【0023】
従って、この時、上方フラップ2と下方下流側フラップ32とを駆動する下部駆動モータ7の軸7aを回転させ、この軸7aに取付けられた下部クランク機構8を介して上方フラップ2と下方下流側フラップ32の傾斜角度を目標方向となるようにして、吹出風路1bから吹出される空気の上下方向の向きを目標方向する。
【0024】
また、この時、下方上流側フラップ31を駆動する上部駆動モータ9の軸9aを回転させ、この軸9aに取付けられた下部クランク機構10を介して下方下流側フラップ31の傾斜角度を目標吹出方向(角度)と風路1bの傾斜角度の中間角度となるようにする。
【0025】
その結果、吹出風路1bの上方側の空気は上方フラップ2に案内されながら吹出され、下方側の空気は下方上流側フラップ31及び下方下流側フラップ32に案内されながら、徐々に風向きを目標方向となるように変更され、スムースに吹出されることになる。
【0026】
なお、以上の説明では、3つのフラップを2つの駆動モータで駆動するように説明したが、駆動モータをフラップ毎に設け、動かすようにしても良い。
また、駆動モータの一方の軸を他方のモータが駆動する回動軸32bに挿入しない状態で3つのフラップを2つの駆動モータで駆動するようにしても良い。
即ち、取付スペースは大きくなるものの、上部駆動モータ9の軸9aが下方上流側フラップ31の回動板31aに直接取付られ、上部駆動モータ9が下方上流側フラップ31を直接回動するようにしても良い。
【0027】
以上説明したように、風路1bから吹出される空気の向き、特に、下方側の空気の向きを変える時、段階的に、徐々に目標方向(角度)へ向くようにしたので、風向き変更による抵抗が小さくなるため、風量低下や風切り音の少ない上下風向装置及びそれを用いた空気調和機が得られる。
【0028】
また、下部駆動モータが、下部リンク機構を介して上方フラップと下方下流側フラップとを回動させ、かつ、上部駆動モータが、上部リンク機構を介して下方上流側フラップを回動させるので、3つの風向きフラップを2の駆動モータで回動させるため、据付スペースが少なく、経済的な上下風向装置及びそれを用いた空気調和機が得られる。
【0029】
また、この時、上部駆動モータの軸が、下部駆動モータが回動させる下方下流側フラップの中空回動軸を介して下方上流側フラップを回動させるようにしたので、3つの風向きフラップを同心上の2の軸スペースで回動するようになるため、更に据付スペースの少ない上下風向装置及びそれを用いた空気調和機が得られる。
【0030】
また、この時、図3に示すように、下方下流側フラップ32の中空回動軸32bの外表面に、例えば、四角形、台形、又は三角状等の突起を設け、この形状の突起に係合する突起係合穴7aを下部リンク機構7に設け、この突起係合穴7aに三角状の突起を挿入して、中空回動軸32bと下部リンク機構7の互いの位置を決めると共に、下部リンク機構7の動きを中空回動軸32bに伝えて下方下流側フラップ32を回動させるようにしているので、位置決め手段が伝達機能と位置決め機能とを有しているため、少ない構成部品で確実に組立ができると共に、確実に回転力を伝達できる。
【0031】
また更に、図6、10に示すように、下方上流側フラップ31の回動軸31bを回動させる上部リンク機構10は吹出風路1bに露出するため、カバー13を設け、上部リンク機構10を覆うようにすると、利用者の手等が上部リンク機構10に挟まれなくなり、また、異物等も噛み込まなくなるため、安全で信頼性の高い上下風向装置及びそれを用いた空気調和機が得られる。
【0032】
実施の形態2.
この実施の形態においては、実施の形態1における下方上流側フラップ31と下方下流側フラップ32との連結機構につて図7及び8を用いて説明する。
なお、図7は下方上流フラップ31と下方下流側フラップ32との連結機構の全体構成図であり、図8はこの連結機構部の詳細図である。
【0033】
この図8に示すように、下方下流側フラップ32には所定の間隔で、係合軸32fを有する下方係合板32eが設けられ、一方の下方上流側フラップ31には係合軸32fが挿入される係合穴31cが設けられ、この係合穴31cに係合軸32fを挿入することによって、下方上流側フラップ32と下方下流フラップ31とを回動自在となるようにしたものである。
【0034】
なお、下方上流側フラップ31に係合軸を有する下方係合板を設け、下方下流側フラップ32に係合穴を設け、下方上流側フラップ31と下方下流側フラップ32とを回動自在となるようにしても良い。
以上ような構成にすると、互いの相対運動がスムースになるとともに、強度も増すため、信頼性の高い上下風向装置が得られる。
【0035】
実施の形態3.
この実施の形態3においては、実施の形態1又は2における吹出風路に対する上方フラップ2と、下方下流側フラップ32との取付構造について図3、図9、図10を用いながら説明する。
まず、これらの図3において、32は吹出風路1b内の上下方向の向きを調整する下方下流側フラップ、32aこの下方下流側フラップ32の右端に取付けられた下流側回動板、32bこの下流側フラップ回動板32aに取付けられた中空回動軸であり、この中空回動軸32bは下部リンク機構を介して吹出風路1bの側壁面の取付穴1cに回転脱着自在に、図3、10に示すように、取り付けられた構造となっている。
【0036】
また、この下方下流側フラップ32の左端の一端には、図9に示すような取付機構が設けられている
なお、この図の32cは下方上流側フラップ32の左右端部に設けられた下方フラップ取付機構であり、この下方フラップ取付機構32cは、下方下流側フラップ32に取り付けられ、軸挿入穴32fを有する取付板32dと、この取付板32dの軸挿入穴32fに挿入される取付軸32eとからなり、この取付軸32eを軸挿入穴32fに挿入した後、吹出風路1bの側壁面の取付穴1cに挿入して、下方下流側フラップ32を吹出風路1bの左側壁面に取付軸32eを介して回動自在に取り付けられる。
【0037】
従って、この取付機構32cの取付軸32eを抜くことにより下方下流側フラップ32は風路壁面1aから外れることになる。
また、この時、前述したように、この下方下流側フラップ32には連結機構を介して下方上流側フラップ31が取り付けられているので、下方上流側フラップ31も一緒に外れることなる。
【0038】
一方、この下方下流側フラップ32に下部リンク機構を介して接続された上方フラップ2も、前述したと同様に、上方フラップの右端側に取付けられた上方フラップ回動板2aと、この回動板2aに取付けられた上方フラップ回動軸2bが吹出風路1bの右側壁面の取付穴1cに回転脱着自在に取り付けられる構造となっている。
【0039】
また、この上方フラップ2の左側端には、前述したと同様の取付機構、即ち、上方フラップ2に取り付けられ、軸挿入穴2eを有する取付板2dと、この取付板2dの軸挿入穴2eに挿入される取付軸2fとからなる取付機構を具備し、この取付軸2fを取付板2dの軸挿入穴2eに挿入した後、この取付軸2fを更に吹出風路1bの左側壁面の取付穴1cに挿入して、上方フラップ2を吹出風路1bの側壁面に回動脱着自在に取り付けられる構造となっている。
従って、この取付機構2cの取付軸2eを抜くことにより上方フラップ2を風路壁面から取外すことができる。
【0040】
なお、図示はしないが、取付機構の取付軸は挿入穴に挿入された後、係止部を介してフラップにワンタッチで脱着自在に固定される構造となっている。
【0041】
以上のように、取付装置が、上方フラップ2又は下方上流側フラップ32を吹出風路1bの側壁面に回動・脱着自在に取付けるので、フラップの掃除がしやすくなるため、掃除がしやすい空気調和機が得られる。
特に、下方上流側フラップ32を外すと、この下方下流側フラップ32に連結機構を介して連結された下方上流側フラップ31も外れるため、簡単にフラップ掃除ができる空気調和機が得られる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明においては、風路内に並列に配置され、当該風路から吹出される上方側及び下方側空気流の上下方向の向きをそれぞれに変える上方及び下方フラップを有する上下風向装置において、前記下方フラップが、前記風路下方側空気流の下流側の上下方向の向きを変える下方下流側フラップと、前記風路下方側空気流の上流側の上下方向の向きを変える下方上流側フラップと、を具備し、下部駆動装置が、前記上方フラップと前記下方下流側フラップとを下部リンク機構を介して回動させ、かつ、上部駆動装置が、前記下方上流側フラップを上部リンク機構を介して回動させて、前記風路の下方側空気流の上下方向の向きを徐々に変えるようにしたので、風路から吹出される空気の向き、特に、下方側の空気の上下方向の向きを変えても、空気がスムースに流れ、風向き変更による抵抗が小さくなるため、風量低下や風切り音が少なく、そして、3つの風向きフラップを2つの駆動モータで回動させることができるため、据付スペースが少なく、経済的な上下風向装置が得られる。
【0044】
また、前記上部駆動装置の軸が、前記下部駆動装置が前記下部リンク機構を介して回動させる前記下方下流側フラップの中空回動軸を貫通して前記下方上流側フラップを回動させるので、3つの風向きフラップを2の軸スペースで回動できるため、更に据付スペースの少ないコンパクトな上下風向装置が得られる。
【0045】
また、連結機構部が、前記下方上流側フラップと前記下方下流側フラップのそれぞれに設けられ、この互いのフラップを回動自在に連結するので、互いの相対運動がスムースになるとともに、強度も増すため、信頼性の高い上下風向装置が得られる。
【0046】
また、取付機構部が、前記下方下流側フラップ又は前記上方フラップの両端部のそれぞれに設けられ、当該フラップを前記吹出風路の両側壁面に回動脱着自在に取付けるので、フラップの動きを損ねることなく、掃除がしやすくなるため、掃除がしやすい空気調和機が得られる。
【0047】
また、カバーが、前記上部リンク機構を覆うように設けられたので、利用者の手等が上部リンク機構に挟まれなくなり、また、異物等も噛み込まなくなるため、安全で信頼性の高い上下風向装置が得られる。
【0048】
また、空気調和機の室内機が、請求項1からまでのいずれかに記載された上下風向装置を用いたので、風路から吹出される空気の向き、特に、下方側空気の上下方向の向きを変えても、空気がスムーズに流れ、風路抵抗が小さくなるため、風量低下や風切り音の少ない空気調和機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における空気調和機の上下風向装置の吹出風路斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における上下風向装置の中空回動軸と下部・下部駆動装置との関係断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1又は3における上下風向装置の風路壁面に対する中空回動軸と上部駆動装置との関係断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における水平吹出時の風路の断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における垂直吹出時の風路の断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2における吹出風路の斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態2における上・下方フラップの連結状態を示した斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態2における上・下方フラップのヒンジ連結部の構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態3における上・下方フラップの取付機構の概略構造断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態1又は3における中空回動軸と駆動装置との関係図である。
【図11】 従来の空気調和機における上下風向装置の斜視図である。
【図12】 従来の空気調和機の上下風向装置における吹出風路口の断面図である。
【符号の説明】
1 室内機、 1a キャビネット、 1b 吹出風路、 1c 風路取付穴、2 上方フラップ、 2a 回動板、 2b 回動軸、 2c 取付機構、2d 取付板、 2e 挿入穴、 2f 取付軸、 6 送風機、 7 下部駆動モータ、 7a モータ軸、 8 下部リンク機構、 9 上部駆動モータ、 9a モータ軸、 10 上部リンク機構、 13 カバー、 30 下方フラップ、 31 下方上流側フラップ、 31a 回動板、 31b 回動軸、 32 下方下流側フラップ、 32a 回動板、 32b 回動軸、 32c 下方フラップ取付機構、 32d 取付板、 32e 取付軸 32f 挿入穴。

Claims (6)

  1. 風路内に並列に配置され、当該風路から吹出される上方側及び下方側空気流の上下方向の向きをそれぞれに変える上方及び下方フラップを有する上下風向装置において、前記下方フラップが、前記風路下方側空気流の下流側の上下方向の向きを変える下方下流側フラップと、前記風路下方側空気流の上流側の上下方向の向きを変える下方上流側フラップと、を具備し、下部駆動装置が、前記上方フラップと前記下方下流側フラップとを下部リンク機構を介して回動させ、かつ、上部駆動装置が、前記下方上流側フラップを上部リンク機構を介して回動させて、前記風路の下方側空気流の上下方向の向きを徐々に変えるようにしたことを特徴とする上下風向装置。
  2. 前記上部駆動装置の軸が、前記下部駆動装置が前記下部リンク機構を介して回動させる前記下方下流側フラップの中空回動軸を貫通して前記下方上流側フラップを回動させることを特徴とする請求項記載の上下風向装置。
  3. 連結機構部が、前記下方上流側フラップと前記下方下流側フラップのそれぞれに設けられ、この互いのフラップを回動自在に連結することを特徴とする請求項1又は2に記載の上下風向装置。
  4. 取付機構部が、前記下方下流側フラップ又は前記上方フラップの両端部のそれぞれに設けられ、当該フラップを前記吹出風路の両側壁面に回動脱着自在に取付けることを特徴とする請求項に記載の上下風向装置。
  5. カバーが、前記上部リンク機構を覆うように設けられたことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の上下風向装置。
  6. 空気調和機の室内機が、請求項1からまでのいずれかに記載された上下風向装置を用いたことを特徴とする空気調和機。
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