JPH06147627A - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents

空気調和装置の室内ユニット

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JPH06147627A
JPH06147627A JP4299461A JP29946192A JPH06147627A JP H06147627 A JPH06147627 A JP H06147627A JP 4299461 A JP4299461 A JP 4299461A JP 29946192 A JP29946192 A JP 29946192A JP H06147627 A JPH06147627 A JP H06147627A
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louver
louvers
air
indoor unit
air outlet
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JP4299461A
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Inventor
Koichi Goto
功一 後藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、上下ル−バの後側に配置される左
右ル−バの風向変換特性の向上を図ることを特徴とす
る。 【構成】吹出口6に回動自在に設けた上下ル−バ11の
側面にこの上下ル−バ11の回動軸とは直交する方向に
回動自在する複数枚の左右ル−バ12を設け、かつ上下
ル−バ11に左右ル−バ12を操作するための駆動ユニ
ット17を設けた。これによって、左右ル−バ11を、
吹出口6の先端に最も近くに配置することができる上、
左右ル−バ11の形状の自由度を得られ、かつ羽根面積
を増大できるようにもした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、吹出口から吹出され
る吹出風の風向を変える風向翼が設けられた空気調和装
置の室内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置の室内ユニットでは、図1
0に示されるように吸込口aから吸込み、室内側熱交換
器bと熱交換した後の空気、すなわち冷風,温風等を本
体cに設けた吹出口dから室内へ吹出すことが行われて
いる。
【0003】従来、こうした室内ユニットでは、吹出口
dに上下ル−バf(第1のル−バに相当)を設け、この
上下ル−バfの後側に左右ル−バgを設けて、吹出口d
からの吹出風hの風向きを上下ル−バf(第2のル−バ
に相当)にて上下方向へ変え、左右ルバ−gにて左右方
向へ変えるようにしている。
【0004】具体的には、図10に示されるように上下
ル−バfは本体cの左右方向(図面に対して奥行方向)
に延びる細長の吹出口dに回動自在に設けられ、この上
下ルバ−fの後方に、上下ル−バhとは直交する方向と
なる本体cの左右方向に左右ル−バgが回動自在に設け
られる。
【0005】そして、手動操作あるいは自動操作にて、
上下ル−バf,左右ル−バgの傾斜角度を変更すること
により、使用者に要望に応じて、使用者に向ける吹出
し、室内全体を温度むらなく空調する吹出しなどを行う
ようにしていた。なお、図10中、iは横流ファン(室
内ファン)、jは風路を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、左右ル−バ
gは風向変換特性の点を考えると、できるだけ吹出口d
の先端に近い地点で、しかも風向きを変えるのに好適な
形状ならびに大きな面積をもつ羽根であることが望まし
い。ところが、左右ル−バgの前側には上下ル−バfが
あり、しかもこの上下ル−バfの回動領域は広い。
【0007】このため、左右ル−バgは、図10に示さ
れるように上下ル−バfを避けてぶつからないようにし
た形状を用いて、吹出口dの先端にできるだけ近付けた
構造を採用せざるを得ず、左右ル−バgの位置、形状、
面積などに大きな制約が課されていた。それ故、左右ル
−バgの風向変換特性はよいものではなかった。
【0008】この発明は、このような事情に着目してな
されたもので、その目的とするところは、第1のル−バ
の後側に配置される第2のル−バの風向変換特性を向上
させることができる空気調和装置の室内ユニットを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の室内ユニットは、本体に設けた細長
形状の吹出口にこの吹出口の長手方向に沿って設けら
れ、前記吹出口の長手方向を回動軸とした回動により、
前記吹出口からの吹出風の風向きを変える第1のル−バ
と、この第1のル−バの側面にこの第1のル−バの回動
軸とは直交する方向に回動自在に支持されて複数枚、並
行に突設され、前記吹出風の風向きを前記第1のル−バ
の風向きとは直角な方向に変える第2のル−バと、前記
第1のル−バに設けられ、前記第2のル−バを回動操作
する操作手段とを設けたことにある。
【0010】請求項2に記載の室内ユニットは、自動で
第2のル−バの風向を変えるために、請求項1の操作手
段を、操作信号にしたがって各第2のル−バを回動方向
へ駆動する駆動機構から構成したことにある。
【0011】請求項3に記載の室内ユニットは、手動で
第2のル−バの風向を変えるために、請求項1の操作手
段を、各第2のル−バの相互間を連結杆で回動自在に連
結し、かつ第2のル−バにこの第2のル−バを回動操作
する操作子を設けて構成したことにある。
【0012】
【作用】請求項1に記載の室内ユニットによると、吹出
口から吹出された吹出風は、第2のル−バによって屈曲
されると略同時に、第1のル−バによって屈曲されて、
第1のル−バ、第2のル−バの傾斜角度で設定された吹
出方向へ吹出される。つまり、第1のル−バと直交する
方向の風向は、吹出口の先端に最も近い地点に配置され
た第2のル−バで行われる。
【0013】しかも、この第2のル−バ位置は、第1ル
−バを避けるような大きな制約がないので、形状ならび
に大きさの自由度が充分に得られ、第2のル−バの風向
変換特性が増す。請求項2に記載の室内ユニットによる
と、操作信号によって、各第2のル−バは回動されるの
で、自動で風向が変えられる。
【0014】請求項3に記載の室内ユニットによると、
操作子を回動操作すれば、操作子の在る第2のル−バが
回動するとともに、他の第2のル−バも連結杆を介し回
動するので、手動で風向が変えられる。
【0015】
【実施例】以下、この発明を図1ないし図6に示す第1
の実施例にもとづいて説明する。図3は、この発明を適
用した空気調和装置の室内ユニットの外観を示し、図4
および図5は同室内ユニットの断面を示していて、同図
中1は本体である。
【0016】本体1は、前面が開放した左右方向に延び
る偏平箱形状のケ−シング2と、このケ−シング2の前
面に開口を塞ぐように開閉自在に支持された前面パネル
3とから構成される。
【0017】この前面パネル3およびケ−シング2の上
部壁の前面側には、それぞれ本体1の左右方向(長手方
向)に延びる吸込口4,5が設けられていて、2か所か
ら室内空気を吸込めるようにしてある。なお、4a,5
aは吸込口4,5に設けた吸込グリルを示す。またケ−
シング2の前面下部には、図1、図4および図5にも示
されるようにケ−シング2の左右方向に延びる細長帯形
の吹出口6が設けられている。
【0018】ケ−シング2内には、図4および図5に示
されるように吸込口4,5と吹出口6との相互を連通す
る風路7が形成されている。この風路7には、略くの字
状に形成された室内側熱交換器8が、吸込口4,5の内
側に位置して、ケ−シング2の前面の開口に臨むように
配設されている。またこのこの室内側熱交換器8の後方
には、横流ファン9(室内ファンを構成するもの)が配
設され、横流ファン9の作動にしたがい室内側熱交換器
8へ室内空気を流通させるようにしてある。これによ
り、室内側熱交換器8との熱交換で得られる冷風あるい
は温風といった吹出風を室内へ吹出せるようにしてい
る。なお、8aは室内側熱交換器8の下部に設けたドレ
ンパンを示し、10は室内側熱交換器8の上部部分に設
けた空気清浄器を示す。
【0019】吹出口6の先端には、この発明の要部とな
る上下ル−バ11(第1のル−バに相当)と左右ル−バ
12(第2のル−バに相当)とを組合わせたル−バ組立
13が設けられている。このル−バ組立13回りの構造
が図1および図2に示されている。
【0020】ル−バ組立13について説明すれば、上下
ル−バ11は、例えば吹出口6の開口形状に対応した外
形を有する一枚の細長の羽根11aを有している。また
の羽根11aの幅方向両側の裏面部分には、上段部に位
置して一対のア−ム24,24が突設されている。これ
ら各ア−ム端が上記吹出口6の両端壁に回動自在に枢支
されている。そして、このうち右側の枢支部は、風路7
と隣接する本体1内に形成してある機器収容室(図示し
ない)に設置したパルスモ−タ11bの出力軸に連結さ
れていて、パルスモ−タ11bの作動により上下ル−バ
11を、枢支部をむすぶ線を回転軸として上下方向へ回
動(傾斜)できるようにしている。そして、この上下ル
−バ11の上下方向の回動(傾斜)具合によって、吹出
口6からの吹出風の上下方向の風向を可変したり、吹出
口6を閉じたりできるようにしてある。この羽根11a
の裏面に、長手方向に沿って複数枚の小羽根12aが並
設され、上下ル−バ自身に左右ル−バ12を組付けてい
る。
【0021】すなわち、各小羽根12aには羽根11a
の裏面側と対向する端部の上下部に枢支軸12b,12
bが突設してある。そして、これら各枢支軸12b,1
2bが羽根11aの裏面に設けた支持突起11c,11
cに回動自在に支持され、各小羽根12aを左右方向へ
回動できるようにしてある。つまり、左右ル−バ12は
上下ル−バ11の回動軸と直交する方向を回動軸(枢支
軸12b,12bをむすぶ線で構成される軸)として回
動自在となる。
【0022】左右ル−バ12を構成する各小羽根12a
は、吹出口6の開口縁と干渉しない範囲で、十分に羽根
面積を確保しつつ風向制御に適した形状、たとえば円弧
板状に形成されている。
【0023】各小羽根12aの一部、例えば上端部には
凸部14が設けられている。これら凸部14の相互間
は、連結棒15(連結杆に相当)を介して回動自在に連
結されていて、各小羽根12a共、同じ方向に回動(傾
斜)するようになっている。これら小羽根12aの回動
(傾斜)具合により、上下ル−バ11に向って吹出てく
る吹出風の左右方向の風向を可変できるようにしてあ
る。ここで、小羽根12aのうちの一つ、例えば最右側
の小羽根12aには、駆動ユニット17(駆動機構に相
当)が連結されている。
【0024】駆動ユニット17は、例えば上下ル−バ1
1の裏面に据付けた筐体18内にパルスモ−タ19を内
蔵して構成される。そして、パルスモ−タ19の出力軸
が、最右側の小羽根12の上側の凸部14を貫通した枢
支軸12bに連結され、パルスモ−タ19の作動にした
がって左右ル−バ12を左右方向に回動できるようにし
てある。
【0025】そして、図3に示されるようにリモ−トコ
ントロ−ラ21からの遠隔操作でコントロ−ルユニット
25を動作させて、上記した上下ル−バ11および左右
ル−バ12を所望の風向きに可変できるようにしてあ
る。
【0026】すなわち、リモ−トコントロ−ラ21には
赤外線の発振部(図示しない)が内蔵されている。また
このリモ−トコントロ−ラ21には、「冷暖房運転」を
設定する操作ボタン22aの他に、「上下ル−バの向
き」を設定する操作ボタン22b、「左右ル−バの向
き」を設定する操作ボタン22cが設けられていて、選
択した作動モ−ドに対応した赤外線信号を発振できるよ
うにしてある。
【0027】コントロ−ルユニット25は、例えばマイ
クロコンピュ−タおよびその周辺機器から構成されてい
て、このコントロ−ルユニット25に冷凍サイクル機器
ならびに上記パルスモ−タ11b,19が接続される。
またこのコントロ−ルユニット25には、本体1の前面
下部に設けた赤外線受光部23が接続されていて、リモ
−トコントロ−ラ21から発振された赤外線信号を受け
るようにしてある。
【0028】このコントロ−ルユニット25には、赤外
線受光部23から受光されるリモ−トコントロ−ラ21
からの赤外線信号にしたがい、冷凍サイクル機器、パル
スモ−タ11b,19を作動させる設定がなされてい
る。具体的には、「冷暖房運転」の操作ボタン22aを
操作すると、冷房運転あるいは暖房運転をするよう各種
冷凍サイクル機器ならびに横流ファン11を作動させ
る。また「上下ル−バの向き」の操作ボタン22bを操
作すると、上下ル−バ11が上方向あるいは下方向に移
動するようパルスモ−タ11bを作動させ、「左右ル−
バの向き」の操作ボタン22cを操作すると、左右ル−
バ11が右方向あるいは左方向に移動するようパルスモ
−タ19を作動させるようにしてあり、リモ−トコント
ロ−ラ21の操作により所望の方向へ吹出風を吹出せる
ようにしてある。つぎに、このように構成された室内ユ
ニットの作用について説明する。
【0029】例えば図5に示されるような吹出口6が閉
じた状態から、暖房運転を行い、温風を本体1の右下方
向へ吹出すときは、例えば、まず、リモ−トコントロ−
ラ21の操作ボタン22aを操作して暖房に設定する。
すると、リモ−トコントロ−ラ21から暖房運転に対応
した赤外線信号が発振される。
【0030】そして、この赤外線信号が赤外線受光部2
3で受光されると、コントロ−ルユニット25は制御信
号を出力し、予めコントロ−ルユニット25に設定され
たモ−ドにしたがって圧縮機、四方弁など冷凍サイクル
機器を駆動して、室内側熱交換器8を凝縮器とした暖房
サイクルを構成していく。またこの機器と共に横流ファ
ン9も駆動される。
【0031】これにより、各吸込口4,5から室内空気
が吸込まれ、風路9に取込まれる。そして、この室内空
気は室内側熱交換器8を流通するときに熱交換して温風
となり、吹出口6へ至る。
【0032】ついで、吹出方向を定めるべく、例えばリ
モ−トコントロ−ラ21の操作ボタン22bを操作す
る。すると、「上下ル−バの向き」に対応した赤外線信
号がリモ−トコントロ−ラ21から発振される。この赤
外線信号が赤外線受光部23で受光されると、コントロ
−ルユニット25は制御信号を出力し、パルスモ−タ1
1bを作動させる。
【0033】これにより、上下ル−バ11は、図5に示
す閉位置から、時計方向へ回動される。そして、この上
下ル−バ11を図3および図4に示されるように真下吹
出位置にまで移動させ、同位置に上下ル−バ11を位置
決める。この後、操作ボタン22cを操作する。する
と、「左右ル−バの向き」に対応した赤外線信号がリモ
−トコントロ−ラ21から発振される。そして、この赤
外線信号が赤外線受光部23で受光されると、同様にコ
ントロ−ルユニット25は制御信号を出力し、パルスモ
−タ19を作動させる。すると、このパルモ−タ19の
回動力が連結棒15を介して、左右ル−バ11を構成す
る各小羽根12aに伝わる。
【0034】これにより、左右ル−バ11は、例えば中
立位置から右方向へ回動される。そして、この左右ル−
バ12を所望とする吹出方向の位置にまで移動させ、同
位置に左右ル−バ12を固定する。
【0035】吹出口6に至る吹出風は、こうして設定さ
れたル−バ向きにより、図6(c)の模式図の如く左右
ル−バ12によって右方向へ屈曲されると略同時に、上
下ル−バ11によって下方向へ屈曲され、上下ル−バ1
1、左右ル−バ12の傾斜角度で設定した吹出方向へ吹
出される。
【0036】ここで、上下ル−バ11の後方に在る左右
ル−バ12は、吹出口6の先端に最も近い地点に配置さ
れる。しかも、この位置は、従来のような上下ル−バ可
動領域を避けるような大きな制約がない。このことは、
左右ル−バ12は、吹出口6の先端に最も近くで、形状
の自由度を確保できる上、羽根面積も増大させることが
可能となる。したがって、左右ル−バ12における風向
変換特性を大幅に向上させることができる。
【0037】しかも、従来のル−バによると、右下方向
に吹出すときは、図6(a)に示す模式図のように吹出
風の空気流が左右ル−バで屈曲された後、上下ル−バと
衝突して右下方向へ吹出されるという2回、大きく方向
が変わって、図6(b)に示す如く合成により右下方向
へ吹出されるのに対し、上下ル−バ11の側面に左右ル
−バ12を設けた構造は、図6(c)に示す模式図のよ
うに左右方向の風向の変換と上下方向の風向の変換とを
略同時に行うという1回の流れ変換ですむので、風向を
変えるときに生じる圧力損失が少なくてすむ。このた
め、吹出風の風量および風速を増加させることができ、
その分、空調能力の向上、ならびに吹出風の到達距離を
長くすることができる。つまり、ル−バ系の差異によ
り、従来に比べ、冷暖房運転時の能力と快適性を高める
ことができる。そのうえ、上下ル−バ11に駆動ユニッ
ト17を設置したことにより、容易に自動で左右方向の
風向を変えることができる。
【0038】なお、この発明は上述した第1の実施例に
限定されるものではなく、図7に示される第2の実施
例、図8に示す第3の実施例、図9に示される第4の実
施例のようにしてもよい。すなわち、図7に示す第2の
実施例は、モ−タによる駆動でなく、手動で左右ル−バ
12の風向操作を行えるようにしたものである。
【0039】すなわち、本実施例は、例えば最右側に在
る小羽根12aと対応する板面部分に左右方向に延びる
細長の孔部30を設け、この孔部30と対向する小羽根
12aの端面部分に同孔部30を貫通して上下ル−バ1
1から突き出る操作ノブ31(操作子に相当)を設けた
構造を採用したものである。
【0040】同構造は、操作ノブ31を左右方向に回動
すると、同操作ノブ31の変位が最も右側に在る小羽根
12aに伝達されると同時に、連結棒15を介して残り
各小羽根12aにも伝達され、全ての小羽根12a、す
なわち左右ル−バが左右方向へ回動されることとなる。
【0041】図8に示す第3の実施例は、羽根面積を小
さくした小羽根12aから左右ル−バ12を構成し、こ
の左右ル−バ12の後方となる風路9の吹出側の風路部
分に第2の左右ル−バ35を設けて、左右ル−バ12と
第2の左右ル−バ35との双方により、左右方向への風
向変換を2回の緩やかな変換で徐々に行うようにしたも
のである。
【0042】こうした構造は、分割により、上下ル−バ
11に負担される荷重が小さくてすむようになるので、
回動操作がしやすくなる利点がある。しかも、左右方向
の風向変換が緩やかに行える分、圧力損失が小さくてす
む。
【0043】図9に示す第4の実施例は、上下ル−バ1
1の枢支部40(図9のみに図示)を境とした上側に、
別途、左右ル−バ12を設け、枢支部40の境とした上
下ル−バ12の上側にも左右方向の風向を変えるときに
生じる力を付与させて、上下ル−バ11を軽い力で操作
できるようにしたものである。なお、図9(a)は吹出
口6を閉じた状態を示し、同図(b)は下吹出しをした
状態を示している。但し、図7ないし図9において、上
述した第1の実施例と同じ部分には同一符号を付してそ
の説明を省略した。
【0044】なお、この発明を上述した実施例では、左
右方向に延びる細長の第1のル−バに、同第1のル−バ
とは直交する左右の方向に回動するル−バを組合わせた
室内ユニットにこの発明を適用したが、これに限らず、
本実施例の室内ユニットを「90°」設置方向を変えた
ような室内ユニット、すなわち上下方向に延びる細長の
第1のル−バに、同第1のル−バとは直交する上下の方
向に回動するル−バを組合わせた室内ユニットにこの発
明を適用してもよい。
【0045】なお、上述したいずれの実施例共、一枚の
上下ル−バを用いた室内ユニットにこの発明を適用した
ものを一例として挙げたが、これに限らず、複数枚の上
下ル−バを用いた室内ユニットにこの発明を適用しても
よい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし請求
項3に記載の発明によれば、第1のル−バの後側に在る
第2のル−バを、吹出口の先端に最も近くに配置するこ
とができる。またこの位置で第2のル−バの形状の自由
度を得ることができる上、羽根面積を増大させることが
可能となる。したがって、吹出口に対して後側に配置さ
れる第2のル−バの風向変換特性を向上させることがで
きる。
【0047】しかも、第1のル−バに第2のル−バを設
けた構造は、異なる直角方向の風向変換が略同時に行わ
れるので、圧力損失は少なくてすみ、その分、吹出性能
を向上させることができ、冷暖房運転時の能力と快適性
の向上が図れる。請求項2に記載の発明によれば、こう
した効果に加え、容易に自動で第2のル−バによって風
向を変えることができる。請求項3に記載の発明によれ
ば、同じく、手動で第2のル−バによって風向を変える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の室内ユニットの吹出
口を、吹出風の風向制御系と共に示す斜視図。
【図2】同風向制御系の分解斜視図。
【図3】同実施例の室内ユニットの外観を示す斜視図。
【図4】同実施例の室内ユニット内部の構造を、下向き
にした上下ル−バと示す側断面図。
【図5】同吹出口を閉じる位置に配置した上下ル−バを
示す側断面図。
【図6】(a)ないし(b)は、上下ル−バおよび左右
ル−バによって吹出風の風向を変更したときの空気流の
変化を、従来の上下ル−バおよび左右ル−バによる吹出
風の空気流の変化と対比して示す模式図。
【図7】この発明の第2の実施例の吹出風の風向制御系
を示す斜視図。
【図8】この発明の第3の実施例の室内ユニットの断面
図。
【図9】(a)および(b)は、この発明の第4の実施
例の吹出風の風向制御系を、吹出口を閉じた状態および
下吹きにした状態と共に示す断面図。
【図10】従来の室内ユニットを示す断面図。
【符号の説明】
1…本体 6…吹出口 11…上下ル−バ
(第1のル−バ) 12…左右ル−バ(第2のル−バ) 15…連結棒
(連結杆) 17…駆動ユニット(駆動機構) 21…リモ−ト
コントロ−ラ 25…コントロ−ルユニット 31…操作ノブ
(操作子)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹出風が吹出される細長形状の吹出口が
    設けられた本体と、 前記吹出口にこの吹出口の長手方向に沿って設けられ、
    前記吹出口の長手方向を回動軸とした回動により、前記
    吹出口からの吹出風の風向きを変える第1のル−バと、 この第1のル−バの側面にこの第1のル−バの回動軸と
    は直交する方向に回動自在に支持されて複数枚、並行に
    突設され、前記吹出風の風向きを前記第1のル−バの風
    向きとは直角な方向に変える第2のル−バと、 前記第1のル−バに設けられ、前記第2のル−バを回動
    操作する操作手段とを具備したことを特徴とする空気調
    和装置の室内ユニット。
  2. 【請求項2】 前記操作手段は、各第2のル−バを操作
    信号にしたがって回動方向へ駆動する駆動機構から構成
    されることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置
    の室内ユニット。
  3. 【請求項3】 前記操作手段は、各第2のル−バの相互
    間を連結杆で回動自在に連結し、かつ第2のル−バにこ
    の第2のル−バを回動操作する操作子を設けて構成され
    ることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の室
    内ユニット。
JP4299461A 1992-11-10 1992-11-10 空気調和装置の室内ユニット Pending JPH06147627A (ja)

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