JPH08247491A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH08247491A JPH08247491A JP7049874A JP4987495A JPH08247491A JP H08247491 A JPH08247491 A JP H08247491A JP 7049874 A JP7049874 A JP 7049874A JP 4987495 A JP4987495 A JP 4987495A JP H08247491 A JPH08247491 A JP H08247491A
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- air
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 吹出口における送風方向を、効果的に上下方
向に偏向できる上下風向板を備えた空気調和機を提供す
ることを目的とする。 【構成】 本体１に形成した吸込口２と吹出口５とを結
ぶ空気通路に、熱交換器３，送風ファン４等を配設し、
前記吹出口５に上下風向板７を設けてなる空気調和機で
あって、前記上下風向板７は、その背面両端の上下にア
ーム7bおよび支軸7cからなる支軸部を、略中央に連結孔
を備えた連結部7aを設ける一方、前記支軸部に対応して
前記吹出口５の両側壁に両側前方を少許拡開で形成した
略Ｕ字状の軸受孔5cを設け、同軸受孔5cで前記支軸7cを
回動自在に軸支すると共に、前記吹出口５の上部および
下部空間に前記一対の連結部7aに連結する連結手段8a，
9aを備えた開閉手段８，10，12および９，11，13を夫々
設け、同開閉手段８，10，12および９，11，13により上
下を夫々個別に開閉するようにした。
向に偏向できる上下風向板を備えた空気調和機を提供す
ることを目的とする。 【構成】 本体１に形成した吸込口２と吹出口５とを結
ぶ空気通路に、熱交換器３，送風ファン４等を配設し、
前記吹出口５に上下風向板７を設けてなる空気調和機で
あって、前記上下風向板７は、その背面両端の上下にア
ーム7bおよび支軸7cからなる支軸部を、略中央に連結孔
を備えた連結部7aを設ける一方、前記支軸部に対応して
前記吹出口５の両側壁に両側前方を少許拡開で形成した
略Ｕ字状の軸受孔5cを設け、同軸受孔5cで前記支軸7cを
回動自在に軸支すると共に、前記吹出口５の上部および
下部空間に前記一対の連結部7aに連結する連結手段8a，
9aを備えた開閉手段８，10，12および９，11，13を夫々
設け、同開閉手段８，10，12および９，11，13により上
下を夫々個別に開閉するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機に係わり、
より詳細には、吹出口に設けた上下風向板の上下両側に
駆動装置を備えたラック＆ピニオン機構、またはプラン
ジャを連係し、上下両側を夫々個別に前方に向けて出没
可能に保持した上下風向板に関する。
より詳細には、吹出口に設けた上下風向板の上下両側に
駆動装置を備えたラック＆ピニオン機構、またはプラン
ジャを連係し、上下両側を夫々個別に前方に向けて出没
可能に保持した上下風向板に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の空気調和機は、例えば図７で示す
ように、本体１の前面および、または上面に備えた吸込
口２と吹出口５とを結ぶ空気通路に熱交換器３，送風フ
ァン４を設け、前記熱交換器３で熱交換した空気を前記
送風ファン４により前記吹出口５に送出してなる構成で
あった。前記吹出口５には、その後方から多数の左右風
向板６および単数または複数の上下風向板７を回動自在
に軸支し、前記左右風向板６によって前記熱交換器３で
熱交換した空気の左右方向の風向を調節すると共に、前
記上下風向板７によって上下方向の風向を調節して室内
の空気調和を行っていた。前記構成で、前記上下風向板
７により、暖房運転時には床面に送風して効果的に空気
を対流させ、また、冷房運転時には床面付近に冷気が停
滞しないよう、または空気調和する室内を素早く冷房す
るために、送風到達距離を長くするように角度を設定し
て送風し、室内の空気調和を行っていた。しかしなが
ら、図５で示すように、前記吹出口５送風路が前記上下
風向板７によって上下に分割された場合には、同上下風
向板７の上方を通過する空気は同上下風向板７に沿って
効果的に偏向される一方、同上下風向板７の下方を通過
する空気は比較的に同上下風向板７によって偏向され
ず、寧ろ前記吹出口５の底面を形成するケーシングの吹
出角度に沿って偏向されていた。そのため、前記吹出口
５における上下方向の送風角度は、前記上下風向板７に
よって充分に偏向されないという問題を有しており、ま
た、図５で示すように、前記上下風向板７の一部は前記
吹出口５の内側に位置していることから、上下方向の充
分な偏向を得るには不向きな構成となっていた。
ように、本体１の前面および、または上面に備えた吸込
口２と吹出口５とを結ぶ空気通路に熱交換器３，送風フ
ァン４を設け、前記熱交換器３で熱交換した空気を前記
送風ファン４により前記吹出口５に送出してなる構成で
あった。前記吹出口５には、その後方から多数の左右風
向板６および単数または複数の上下風向板７を回動自在
に軸支し、前記左右風向板６によって前記熱交換器３で
熱交換した空気の左右方向の風向を調節すると共に、前
記上下風向板７によって上下方向の風向を調節して室内
の空気調和を行っていた。前記構成で、前記上下風向板
７により、暖房運転時には床面に送風して効果的に空気
を対流させ、また、冷房運転時には床面付近に冷気が停
滞しないよう、または空気調和する室内を素早く冷房す
るために、送風到達距離を長くするように角度を設定し
て送風し、室内の空気調和を行っていた。しかしなが
ら、図５で示すように、前記吹出口５送風路が前記上下
風向板７によって上下に分割された場合には、同上下風
向板７の上方を通過する空気は同上下風向板７に沿って
効果的に偏向される一方、同上下風向板７の下方を通過
する空気は比較的に同上下風向板７によって偏向され
ず、寧ろ前記吹出口５の底面を形成するケーシングの吹
出角度に沿って偏向されていた。そのため、前記吹出口
５における上下方向の送風角度は、前記上下風向板７に
よって充分に偏向されないという問題を有しており、ま
た、図５で示すように、前記上下風向板７の一部は前記
吹出口５の内側に位置していることから、上下方向の充
分な偏向を得るには不向きな構成となっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記の問題点に鑑み、吹出口における送風方向を、効果的
に上下方向に偏向できる上下風向板を備えた空気調和機
を提供することを目的とする。
記の問題点に鑑み、吹出口における送風方向を、効果的
に上下方向に偏向できる上下風向板を備えた空気調和機
を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本体に形成した吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路
に、熱交換器，送風ファン等を配設し、前記吹出口に上
下風向板を設けてなる空気調和機であって、前記上下風
向板は、その背面両端の上下にアームおよび支軸からな
る支軸部を、略中央に連結孔を備えた連結部を設ける一
方、前記支軸部に対応して前記吹出口の両側壁に両側前
方を少許拡開で形成した略Ｕ字状の軸受孔を設け、同軸
受孔で前記支軸部を回動自在に軸支すると共に、前記吹
出口の上部および下部空間に前記連結部に連結する連結
手段を備えた開閉手段を夫々設け、同開閉手段により上
下を夫々個別に開閉するようにしたことを特徴とする。
また、前記支軸部を、前記上下風向板と一体的に形成し
たことを特徴とする。また、前記連結部の連結孔を、前
記上下風向板の両側方向に延びる長孔で形成したことを
特徴とする。また、前記連結部を、前記上下風向板と一
体的に形成したことを特徴とする。また、前記連結手段
を、摺動自在な摺動片としたことを特徴とする。また、
前記連結手段を、回動自在なローラとしたことを特徴と
する。また、前記開閉手段の一方を、前記吹出口の下部
空間に、その先端から出没可能に保持した第一ラック
と、同第一ラックに噛合する第一ピニオンと、同第一ピ
ニオンに連係する第一駆動装置とを設けて構成し、前記
連結手段の一方に連結したことを特徴とする。また、前
記第一ラックを、第一ガイドで摺動自在にガイドしたこ
とを特徴とする。また、前記第一ガイドを、前記吹出口
の下部と一体的に形成したことを特徴とする。また、前
記第一駆動装置を、第一モータとしたことを特徴とす
る。また、前記開閉手段の他方を、前記吹出口の下部空
間に、その先端から出没可能に保持した第二ラックと、
同第二ラックに噛合する第二ピニオンと、同第二ピニオ
ンに連係する第二駆動装置とを設けて構成し、前記連結
手段の他方に連結したことを特徴とする。また、前記第
二ラックを、第二ガイドで摺動自在にガイドしたことを
特徴とする。また、前記第二ガイドを、前記吹出口の上
部と一体的に形成したことを特徴とする。また、前記第
二駆動装置を、第二モータとしたことを特徴とする。ま
た、前記第一モータと前記第二モータとを、同期させず
に駆動するようにしたことを特徴とする。また、前記開
閉手段の一方を、第一プランジャで構成し、前記連結手
段の一方に連結したことを特徴とする。また、前記第一
プランジャを、第一保持部で保持し固定したことを特徴
とする。また、前記第一保持部を、前記吹出口の下部と
一体的に形成したことを特徴とする。また、前記開閉手
段の他方を、第二プランジャで構成し、前記連結手段の
他方に連結したことを特徴とする。また、前記第二プラ
ンジャを、第二保持部で保持し固定したことを特徴とす
る。更に、前記第二保持部を、前記吹出口の上部と一体
的に形成したことを特徴とする。
め、本体に形成した吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路
に、熱交換器，送風ファン等を配設し、前記吹出口に上
下風向板を設けてなる空気調和機であって、前記上下風
向板は、その背面両端の上下にアームおよび支軸からな
る支軸部を、略中央に連結孔を備えた連結部を設ける一
方、前記支軸部に対応して前記吹出口の両側壁に両側前
方を少許拡開で形成した略Ｕ字状の軸受孔を設け、同軸
受孔で前記支軸部を回動自在に軸支すると共に、前記吹
出口の上部および下部空間に前記連結部に連結する連結
手段を備えた開閉手段を夫々設け、同開閉手段により上
下を夫々個別に開閉するようにしたことを特徴とする。
また、前記支軸部を、前記上下風向板と一体的に形成し
たことを特徴とする。また、前記連結部の連結孔を、前
記上下風向板の両側方向に延びる長孔で形成したことを
特徴とする。また、前記連結部を、前記上下風向板と一
体的に形成したことを特徴とする。また、前記連結手段
を、摺動自在な摺動片としたことを特徴とする。また、
前記連結手段を、回動自在なローラとしたことを特徴と
する。また、前記開閉手段の一方を、前記吹出口の下部
空間に、その先端から出没可能に保持した第一ラック
と、同第一ラックに噛合する第一ピニオンと、同第一ピ
ニオンに連係する第一駆動装置とを設けて構成し、前記
連結手段の一方に連結したことを特徴とする。また、前
記第一ラックを、第一ガイドで摺動自在にガイドしたこ
とを特徴とする。また、前記第一ガイドを、前記吹出口
の下部と一体的に形成したことを特徴とする。また、前
記第一駆動装置を、第一モータとしたことを特徴とす
る。また、前記開閉手段の他方を、前記吹出口の下部空
間に、その先端から出没可能に保持した第二ラックと、
同第二ラックに噛合する第二ピニオンと、同第二ピニオ
ンに連係する第二駆動装置とを設けて構成し、前記連結
手段の他方に連結したことを特徴とする。また、前記第
二ラックを、第二ガイドで摺動自在にガイドしたことを
特徴とする。また、前記第二ガイドを、前記吹出口の上
部と一体的に形成したことを特徴とする。また、前記第
二駆動装置を、第二モータとしたことを特徴とする。ま
た、前記第一モータと前記第二モータとを、同期させず
に駆動するようにしたことを特徴とする。また、前記開
閉手段の一方を、第一プランジャで構成し、前記連結手
段の一方に連結したことを特徴とする。また、前記第一
プランジャを、第一保持部で保持し固定したことを特徴
とする。また、前記第一保持部を、前記吹出口の下部と
一体的に形成したことを特徴とする。また、前記開閉手
段の他方を、第二プランジャで構成し、前記連結手段の
他方に連結したことを特徴とする。また、前記第二プラ
ンジャを、第二保持部で保持し固定したことを特徴とす
る。更に、前記第二保持部を、前記吹出口の上部と一体
的に形成したことを特徴とする。
【０００５】
【作用】上記構造により、吹出口における送風方向を、
効果的に上下方向に偏向できる構成となり、より快適な
空気調和を行える空気調和機となる。
効果的に上下方向に偏向できる構成となり、より快適な
空気調和を行える空気調和機となる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１，図２，図３，図４，図５，図６にお
いて、１は空気調和機の室内機本体，２は同本体１に着
脱可能に被せられた前面カバーと同本体１の上面部とに
設けられた吸込口，３は同本体１内に設けられ同吸込口
２から吸い込まれた空気を熱交換する熱交換器，４は空
気通路に設けられ熱交換された空気を後述する吹出口に
送出する送風ファン，５は前記熱交換器３により熱交換
された空気を室内に向けて送出する吹出口である。5a
は、一実施例として図１，図２，図３で示すように、前
記吹出口５の下部空間に後述する第一ラックを摺動自在
に保持するための第一ガイドで、5bは前記吹出口５の上
部空間に後述する第二ラックを摺動自在に保持するため
の第二ガイドである。前記第一ガイド5aと前記第二ガイ
ド5bとは、前記吹出口５の上下に夫々一体的に形成され
たことにより、寸法形状が精度よく仕上げられて後述す
る第一ラックおよび第二ラックを正確に保持できると共
に、コスト的に有利な構成となっている。また、5aは、
他の実施例として図４，図５で示すように、前記吹出口
５の下部空間に後述する第一プランジャを保持し固定す
るための第一保持部で、5bは前記吹出口５の上部空間に
後述する第二プランジャを保持し固定するための第二保
持部である。前記第一保持部5aと前記第二保持部5bと
は、前記吹出口５の上下に夫々一体的に形成されたこと
により、寸法形状が精度よく仕上げられて後述する第一
プランジャおよび第二プランジャを正確に保持し固定で
きると共に、コスト的に有利な構成となっている。5c
は、一実施例および他の実施例として図１，図２，図
３，図４，図５で示すように、前記吹出口５の両側壁
に、後述する上下風向板の支軸を摺動させつつ回動自在
に軸支するために、両側前方を少許拡開で形成した略Ｕ
字状の軸受孔である。６は、一実施例および他の実施例
として図１，図２，図３，図４，図５で示すように、前
記吹出口５の後方に回動自在に軸支された多数の左右風
向板で、７は同左右風向板６の前方に前記軸受孔5cで摺
動しつつ回動自在に軸支された上下風向板である。前記
軸受孔5cは、両側前方を少許拡開にして略Ｕ字状で形成
したことにより、後述する上下風向板の支軸を前記軸受
孔5cで摺動可能にして、後述する上下風向板の一側を前
記吹出口５の一側から離間した際、同上下風向板の他側
を同吹出口５の他側から離間させないようにできる構成
となって、前記離間部で吹出口を形成した状態にして該
吹出口から送風できる構成となっている。7aは、一実施
例および他の実施例として図１，図２，図３，図４，図
５，図６で示すように、前記上下風向板７の背面の略中
央両側に、前記上下風向板７の両側方向に延びる長孔に
よる連結孔を備えて一体的に形成した一対の連結部であ
る。前記連結部7aは、前記上下風向板７と一体的に形成
したことにより、コスト的に有利になると共に、寸法形
状が精度よく仕上げられて後述する第一，第二摺動片ま
たは第一，第二ローラを正確に連結できる構成となって
いる。また、前記連結部7aは、前記上下風向板７の両側
方向に延びる長孔による連結孔を備えたことにより、同
連結孔により後述する第一，第二摺動片または第一，第
二ローラを摺動および、または回動自在に連結できる構
成となっている。前記連結部7aの一側は、一実施例とし
て図１，図２，図３で示すように、後述する第一ラック
の第一摺動片または第一ローラを前記上下風向板７の両
側方向に向けて摺動自在に保持した構成となっており、
これにより、後述する第一ラックを前記吹出口５の下部
空間の前面から突出させた際、前記連結部7aの一側で後
述する第一ラックの第一摺動片または第一ローラが摺動
しつつ、前記連結部7aの他側で回動自在に保持した後述
する第二摺動片または第二ローラを中心に前記上下風向
板７の一側を前方に向けて回動することによって、同上
下風向板７の一側と前記吹出口５の下部先端との間に、
前記送風ファン４により下方に向けて効果的に偏向して
送風できる吹出口を形成できる構成となっている。同様
に、前記連結部7aの他側は、後述する第二ラックの第二
摺動片または第二ローラを前記上下風向板７の両側方向
に向けて摺動自在に保持した構成となっており、これに
より、後述する第二ラックを前記吹出口５の上部空間の
前面から突出させた際、前記連結部7aの他側で後述する
第二ラックの第二摺動片または第二ローラが摺動しつ
つ、前記連結部7aの一側で回動自在に保持した後述する
第一摺動片または第一ローラを中心に前記上下風向板７
の他側を前方に向けて回動することによって、同上下風
向板７の他側と前記吹出口５の上部先端との間に、前記
送風ファン４により前方に向けて効果的に偏向して送風
できる吹出口を形成できる構成となっている。また、前
記連結部7aの一側は、他の実施例として図４，図５で示
すように、後述する第一プランジャの第一摺動片または
第一ローラを前記上下風向板７の両側方向に向けて摺動
自在に保持した構成となっており、これにより、後述す
る第一プランジャを前記吹出口５の下部空間の前面から
突出させた際、前記連結部7aの一側で後述する第一プラ
ンジャの第一摺動片または第一ローラが摺動しつつ、前
記連結部7aの他側で回動自在に保持した後述する第二摺
動片または第二ローラを中心に前記上下風向板７の一側
を前方に向けて回動することによって、同上下風向板７
の一側と前記吹出口５の下部先端との間に、前記送風フ
ァン４により下方に向けて効果的に偏向して送風できる
吹出口を形成できる構成となっている。同様に、前記連
結部7aの他側は、後述する第二プランジャの第二摺動片
または第二ローラを前記上下風向板７の両側方向に向け
て摺動自在に保持した構成となっており、これにより、
後述する第二プランジャを前記吹出口５の上部空間の前
面から突出させた際、前記連結部7aの他側で後述する第
二プランジャの第二摺動片または第二ローラが摺動しつ
つ、前記連結部7aの一側で回動自在に保持した後述する
第一摺動片または第一ローラを中心に前記上下風向板７
の他側を前方に向けて回動することによって、同上下風
向板７の他側と前記吹出口５の上部先端との間に、前記
送風ファン４により前方に向けて効果的に偏向して送風
できる吹出口を形成できる構成となっている。また、前
記一対の連結部7aは、一実施例および他の実施例として
図６で示すように、前記上下風向板７と一体的に形成さ
れたことにより、寸法形状が精度よく仕上げられて後述
する第一摺動片または第一ローラと、第二摺動片または
第二ローラとを摺動自在に正確に保持できると共に、コ
スト的に有利な構成となっている。7bは、一実施例およ
び他の実施例として図６で示すように、前記軸受孔5cに
対応する支軸部を構成するため、前記上下風向板７の背
面両端の上下に一体的に形成したアームで、7cは同アー
ム7bの先端部に外方に突出して一体的に形成した円柱状
の支軸である。前記アーム7bおよび前記支軸7cからなる
支軸部は、前記上下風向板７と一体的に形成されたこと
により、寸法形状が精度よく仕上げられて前記支軸7cが
前記軸受孔5cで回動自在に確実に軸支されると共に、コ
スト的に有利な構成となっている。８は、一実施例とし
て図１，図２，図３で示すように、前記吹出口５の下部
空間に、前記第一ガイド5aで前方に向けて出没自在に保
持された第一ラックである。8aは前記第一ラック８の先
端に設けられた摺動自在な円柱状の第一摺動片または回
動自在な第一ローラで、これらの第一摺動片8aまたは第
一ローラ8aは、前記一側の連結部7aで摺動自在および、
または回動自在に保持された構成となっている。前記第
一摺動片8aは、円柱状に形成したことにより、前記連結
部7aで摺動自在に保持される構成となっており、また、
前記第一摺動片8aに替えて前記第一ローラ8aを使用した
場合には、前記連結部7aで更に円滑に摺動自在および回
動自在に保持される効果がある。また、８は、他の実施
例として図４，図５で示すように、前記吹出口５の下部
空間に、前記第一保持部5aで保持され固定された第一プ
ランジャである。8aは前記第一プランジャ８の先端に設
けられた摺動自在な第一摺動片または回転自在な第一ロ
ーラで、これらの第一摺動片8aまたは第一ローラ8aは、
前記一側の連結部7aで摺動自在および、または回動自在
に保持された構成となっている。９は、一実施例として
図１，図２，図３で示すように、前記吹出口５の上部空
間に、前記第二ガイド5bで前方に向けて出没自在に保持
された第二ラックである。9aは前記第二ラック９の先端
に設けられた摺動自在な円柱状の第二摺動片または回動
自在な第二ローラで、これらの第二摺動片8aまたは第二
ローラ9aは、前記他側の連結部7aで摺動自在および、ま
たは回動自在に保持された構成となっている。前記第二
摺動片9aは、円柱状に形成したことにより、前記連結部
7aで摺動自在に保持される構成となっており、また、前
記第二摺動片9aに替えて前記第二ローラ8aを使用した場
合には、前記連結部7aで更に円滑に摺動自在および回動
自在に保持される効果がある。10は、一実施例として図
１，図２，図３で示すように、前記第一ラック８に噛合
した第一ピニオンで、同第一ピニオン10は後述する第一
モータによる第一駆動装置によって駆動されることによ
り、前記吹出口５の下部空間の前面から前記第一ラック
８を出没させる構成となっている。前記構成で、前記第
一ラック８を前記吹出口５の下部空間の前面から突出さ
せることにより、前記説明のとおり、前記連結部7aの一
側で前記第一ラック８の前記第一摺動片8aまたは第一ロ
ーラ8aが摺動しつつ、前記連結部7aの他側で回動自在に
保持した前記第二ローラ9aを中心に前記上下風向板７の
一側を前方に向けて回動することによって、同上下風向
板７の一側と前記吹出口５の下部先端との間に、前記送
風ファン４により下方に向けて効果的に偏向して送風で
きる吹出口を形成できる構成となっている。11は、一実
施例として図１，図２，図３で示すように、前記第二ラ
ック９に噛合した第二ピニオンで、同第二ピニオン11は
後述する第二モータによる第二駆動装置によって駆動さ
れることにより、前記吹出口５の上部空間の前面から前
記第二ラック９を出没させる構成となっている。前記構
成で、前記第二ラック９を前記吹出口５の上部空間の前
面から突出させることにより、前記説明のとおり、前記
連結部7aの他側で前記第二ラック９の前記第二摺動片9a
または第二ローラ9aが摺動しつつ、前記連結部7aの一側
で回動自在に保持した前記第一ローラ8aを中心に前記上
下風向板７の他側を前方に向けて回動することによっ
て、同上下風向板７の他側と前記吹出口５の上部先端と
の間に、前記送風ファン４により前方に向けて効果的に
偏向して送風できる吹出口を形成できる構成となってい
る。または、他の実施例として図４，図５で示すよう
に、前記第一プランジャ８を前記吹出口５の下部空間の
前面から突出させることにより、前記説明のとおり、前
記連結部7aの一側で前記第一ラックプランジャ８の前記
第一摺動片8aまたは第一ローラ8aが摺動しつつ、前記連
結部7aの他側で回動自在に保持した前記第二ローラ9aを
中心に前記上下風向板７の一側を前方に向けて回動する
ことによって、同上下風向板７の一側と前記吹出口５の
下部先端との間に、前記送風ファン４により下方に向け
て効果的に偏向して送風できる吹出口を形成できる構成
となっている。同様に、他の実施例として図４，図５で
示すように、前記第二プランジャ９を前記吹出口５の上
部空間の前面から突出させることにより、前記説明のと
おり、前記連結部7aの他側で前記第二プランジャ９の前
記第二摺動片9aまたは第二ローラ9aが摺動しつつ、前記
連結部7aの一側で回動自在に保持した前記第一ローラ8a
を中心に前記上下風向板７の他側を前方に向けて回動す
ることによって、同上下風向板７の他側と前記吹出口５
の上部先端との間に、前記送風ファン４により前方に向
けて効果的に偏向して送風できる吹出口を形成できる構
成となっている。12は、一実施例として図１，図２，図
３で示すように、前記第一ピニオン10を駆動するための
第一モータによる第一駆動装置で、13は前記第二ピニオ
ン11を駆動するための第二モータによる第二駆動装置で
ある。前記第一駆動装置12と前記第二駆動装置13とは、
同期させずに駆動するようにしたことにより、前記第一
駆動装置12に連係した前記第一ラック８と、前記第二駆
動装置13に連係した前記第二ラック９とを夫々個別に駆
動して、前記説明のとおり、前記送風ファン４により下
方に向けて効果的に偏向して送風できる吹出口を形成で
きる構成となり、または、前方に向けて効果的に偏向し
て送風できる吹出口を形成できる構成となっている。
に説明する。図１，図２，図３，図４，図５，図６にお
いて、１は空気調和機の室内機本体，２は同本体１に着
脱可能に被せられた前面カバーと同本体１の上面部とに
設けられた吸込口，３は同本体１内に設けられ同吸込口
２から吸い込まれた空気を熱交換する熱交換器，４は空
気通路に設けられ熱交換された空気を後述する吹出口に
送出する送風ファン，５は前記熱交換器３により熱交換
された空気を室内に向けて送出する吹出口である。5a
は、一実施例として図１，図２，図３で示すように、前
記吹出口５の下部空間に後述する第一ラックを摺動自在
に保持するための第一ガイドで、5bは前記吹出口５の上
部空間に後述する第二ラックを摺動自在に保持するため
の第二ガイドである。前記第一ガイド5aと前記第二ガイ
ド5bとは、前記吹出口５の上下に夫々一体的に形成され
たことにより、寸法形状が精度よく仕上げられて後述す
る第一ラックおよび第二ラックを正確に保持できると共
に、コスト的に有利な構成となっている。また、5aは、
他の実施例として図４，図５で示すように、前記吹出口
５の下部空間に後述する第一プランジャを保持し固定す
るための第一保持部で、5bは前記吹出口５の上部空間に
後述する第二プランジャを保持し固定するための第二保
持部である。前記第一保持部5aと前記第二保持部5bと
は、前記吹出口５の上下に夫々一体的に形成されたこと
により、寸法形状が精度よく仕上げられて後述する第一
プランジャおよび第二プランジャを正確に保持し固定で
きると共に、コスト的に有利な構成となっている。5c
は、一実施例および他の実施例として図１，図２，図
３，図４，図５で示すように、前記吹出口５の両側壁
に、後述する上下風向板の支軸を摺動させつつ回動自在
に軸支するために、両側前方を少許拡開で形成した略Ｕ
字状の軸受孔である。６は、一実施例および他の実施例
として図１，図２，図３，図４，図５で示すように、前
記吹出口５の後方に回動自在に軸支された多数の左右風
向板で、７は同左右風向板６の前方に前記軸受孔5cで摺
動しつつ回動自在に軸支された上下風向板である。前記
軸受孔5cは、両側前方を少許拡開にして略Ｕ字状で形成
したことにより、後述する上下風向板の支軸を前記軸受
孔5cで摺動可能にして、後述する上下風向板の一側を前
記吹出口５の一側から離間した際、同上下風向板の他側
を同吹出口５の他側から離間させないようにできる構成
となって、前記離間部で吹出口を形成した状態にして該
吹出口から送風できる構成となっている。7aは、一実施
例および他の実施例として図１，図２，図３，図４，図
５，図６で示すように、前記上下風向板７の背面の略中
央両側に、前記上下風向板７の両側方向に延びる長孔に
よる連結孔を備えて一体的に形成した一対の連結部であ
る。前記連結部7aは、前記上下風向板７と一体的に形成
したことにより、コスト的に有利になると共に、寸法形
状が精度よく仕上げられて後述する第一，第二摺動片ま
たは第一，第二ローラを正確に連結できる構成となって
いる。また、前記連結部7aは、前記上下風向板７の両側
方向に延びる長孔による連結孔を備えたことにより、同
連結孔により後述する第一，第二摺動片または第一，第
二ローラを摺動および、または回動自在に連結できる構
成となっている。前記連結部7aの一側は、一実施例とし
て図１，図２，図３で示すように、後述する第一ラック
の第一摺動片または第一ローラを前記上下風向板７の両
側方向に向けて摺動自在に保持した構成となっており、
これにより、後述する第一ラックを前記吹出口５の下部
空間の前面から突出させた際、前記連結部7aの一側で後
述する第一ラックの第一摺動片または第一ローラが摺動
しつつ、前記連結部7aの他側で回動自在に保持した後述
する第二摺動片または第二ローラを中心に前記上下風向
板７の一側を前方に向けて回動することによって、同上
下風向板７の一側と前記吹出口５の下部先端との間に、
前記送風ファン４により下方に向けて効果的に偏向して
送風できる吹出口を形成できる構成となっている。同様
に、前記連結部7aの他側は、後述する第二ラックの第二
摺動片または第二ローラを前記上下風向板７の両側方向
に向けて摺動自在に保持した構成となっており、これに
より、後述する第二ラックを前記吹出口５の上部空間の
前面から突出させた際、前記連結部7aの他側で後述する
第二ラックの第二摺動片または第二ローラが摺動しつ
つ、前記連結部7aの一側で回動自在に保持した後述する
第一摺動片または第一ローラを中心に前記上下風向板７
の他側を前方に向けて回動することによって、同上下風
向板７の他側と前記吹出口５の上部先端との間に、前記
送風ファン４により前方に向けて効果的に偏向して送風
できる吹出口を形成できる構成となっている。また、前
記連結部7aの一側は、他の実施例として図４，図５で示
すように、後述する第一プランジャの第一摺動片または
第一ローラを前記上下風向板７の両側方向に向けて摺動
自在に保持した構成となっており、これにより、後述す
る第一プランジャを前記吹出口５の下部空間の前面から
突出させた際、前記連結部7aの一側で後述する第一プラ
ンジャの第一摺動片または第一ローラが摺動しつつ、前
記連結部7aの他側で回動自在に保持した後述する第二摺
動片または第二ローラを中心に前記上下風向板７の一側
を前方に向けて回動することによって、同上下風向板７
の一側と前記吹出口５の下部先端との間に、前記送風フ
ァン４により下方に向けて効果的に偏向して送風できる
吹出口を形成できる構成となっている。同様に、前記連
結部7aの他側は、後述する第二プランジャの第二摺動片
または第二ローラを前記上下風向板７の両側方向に向け
て摺動自在に保持した構成となっており、これにより、
後述する第二プランジャを前記吹出口５の上部空間の前
面から突出させた際、前記連結部7aの他側で後述する第
二プランジャの第二摺動片または第二ローラが摺動しつ
つ、前記連結部7aの一側で回動自在に保持した後述する
第一摺動片または第一ローラを中心に前記上下風向板７
の他側を前方に向けて回動することによって、同上下風
向板７の他側と前記吹出口５の上部先端との間に、前記
送風ファン４により前方に向けて効果的に偏向して送風
できる吹出口を形成できる構成となっている。また、前
記一対の連結部7aは、一実施例および他の実施例として
図６で示すように、前記上下風向板７と一体的に形成さ
れたことにより、寸法形状が精度よく仕上げられて後述
する第一摺動片または第一ローラと、第二摺動片または
第二ローラとを摺動自在に正確に保持できると共に、コ
スト的に有利な構成となっている。7bは、一実施例およ
び他の実施例として図６で示すように、前記軸受孔5cに
対応する支軸部を構成するため、前記上下風向板７の背
面両端の上下に一体的に形成したアームで、7cは同アー
ム7bの先端部に外方に突出して一体的に形成した円柱状
の支軸である。前記アーム7bおよび前記支軸7cからなる
支軸部は、前記上下風向板７と一体的に形成されたこと
により、寸法形状が精度よく仕上げられて前記支軸7cが
前記軸受孔5cで回動自在に確実に軸支されると共に、コ
スト的に有利な構成となっている。８は、一実施例とし
て図１，図２，図３で示すように、前記吹出口５の下部
空間に、前記第一ガイド5aで前方に向けて出没自在に保
持された第一ラックである。8aは前記第一ラック８の先
端に設けられた摺動自在な円柱状の第一摺動片または回
動自在な第一ローラで、これらの第一摺動片8aまたは第
一ローラ8aは、前記一側の連結部7aで摺動自在および、
または回動自在に保持された構成となっている。前記第
一摺動片8aは、円柱状に形成したことにより、前記連結
部7aで摺動自在に保持される構成となっており、また、
前記第一摺動片8aに替えて前記第一ローラ8aを使用した
場合には、前記連結部7aで更に円滑に摺動自在および回
動自在に保持される効果がある。また、８は、他の実施
例として図４，図５で示すように、前記吹出口５の下部
空間に、前記第一保持部5aで保持され固定された第一プ
ランジャである。8aは前記第一プランジャ８の先端に設
けられた摺動自在な第一摺動片または回転自在な第一ロ
ーラで、これらの第一摺動片8aまたは第一ローラ8aは、
前記一側の連結部7aで摺動自在および、または回動自在
に保持された構成となっている。９は、一実施例として
図１，図２，図３で示すように、前記吹出口５の上部空
間に、前記第二ガイド5bで前方に向けて出没自在に保持
された第二ラックである。9aは前記第二ラック９の先端
に設けられた摺動自在な円柱状の第二摺動片または回動
自在な第二ローラで、これらの第二摺動片8aまたは第二
ローラ9aは、前記他側の連結部7aで摺動自在および、ま
たは回動自在に保持された構成となっている。前記第二
摺動片9aは、円柱状に形成したことにより、前記連結部
7aで摺動自在に保持される構成となっており、また、前
記第二摺動片9aに替えて前記第二ローラ8aを使用した場
合には、前記連結部7aで更に円滑に摺動自在および回動
自在に保持される効果がある。10は、一実施例として図
１，図２，図３で示すように、前記第一ラック８に噛合
した第一ピニオンで、同第一ピニオン10は後述する第一
モータによる第一駆動装置によって駆動されることによ
り、前記吹出口５の下部空間の前面から前記第一ラック
８を出没させる構成となっている。前記構成で、前記第
一ラック８を前記吹出口５の下部空間の前面から突出さ
せることにより、前記説明のとおり、前記連結部7aの一
側で前記第一ラック８の前記第一摺動片8aまたは第一ロ
ーラ8aが摺動しつつ、前記連結部7aの他側で回動自在に
保持した前記第二ローラ9aを中心に前記上下風向板７の
一側を前方に向けて回動することによって、同上下風向
板７の一側と前記吹出口５の下部先端との間に、前記送
風ファン４により下方に向けて効果的に偏向して送風で
きる吹出口を形成できる構成となっている。11は、一実
施例として図１，図２，図３で示すように、前記第二ラ
ック９に噛合した第二ピニオンで、同第二ピニオン11は
後述する第二モータによる第二駆動装置によって駆動さ
れることにより、前記吹出口５の上部空間の前面から前
記第二ラック９を出没させる構成となっている。前記構
成で、前記第二ラック９を前記吹出口５の上部空間の前
面から突出させることにより、前記説明のとおり、前記
連結部7aの他側で前記第二ラック９の前記第二摺動片9a
または第二ローラ9aが摺動しつつ、前記連結部7aの一側
で回動自在に保持した前記第一ローラ8aを中心に前記上
下風向板７の他側を前方に向けて回動することによっ
て、同上下風向板７の他側と前記吹出口５の上部先端と
の間に、前記送風ファン４により前方に向けて効果的に
偏向して送風できる吹出口を形成できる構成となってい
る。または、他の実施例として図４，図５で示すよう
に、前記第一プランジャ８を前記吹出口５の下部空間の
前面から突出させることにより、前記説明のとおり、前
記連結部7aの一側で前記第一ラックプランジャ８の前記
第一摺動片8aまたは第一ローラ8aが摺動しつつ、前記連
結部7aの他側で回動自在に保持した前記第二ローラ9aを
中心に前記上下風向板７の一側を前方に向けて回動する
ことによって、同上下風向板７の一側と前記吹出口５の
下部先端との間に、前記送風ファン４により下方に向け
て効果的に偏向して送風できる吹出口を形成できる構成
となっている。同様に、他の実施例として図４，図５で
示すように、前記第二プランジャ９を前記吹出口５の上
部空間の前面から突出させることにより、前記説明のと
おり、前記連結部7aの他側で前記第二プランジャ９の前
記第二摺動片9aまたは第二ローラ9aが摺動しつつ、前記
連結部7aの一側で回動自在に保持した前記第一ローラ8a
を中心に前記上下風向板７の他側を前方に向けて回動す
ることによって、同上下風向板７の他側と前記吹出口５
の上部先端との間に、前記送風ファン４により前方に向
けて効果的に偏向して送風できる吹出口を形成できる構
成となっている。12は、一実施例として図１，図２，図
３で示すように、前記第一ピニオン10を駆動するための
第一モータによる第一駆動装置で、13は前記第二ピニオ
ン11を駆動するための第二モータによる第二駆動装置で
ある。前記第一駆動装置12と前記第二駆動装置13とは、
同期させずに駆動するようにしたことにより、前記第一
駆動装置12に連係した前記第一ラック８と、前記第二駆
動装置13に連係した前記第二ラック９とを夫々個別に駆
動して、前記説明のとおり、前記送風ファン４により下
方に向けて効果的に偏向して送風できる吹出口を形成で
きる構成となり、または、前方に向けて効果的に偏向し
て送風できる吹出口を形成できる構成となっている。
【０００７】上記構成により、一実施例として図１，図
２，図３で示すように、冷房運転時には、前記第二駆動
装置13を駆動し、同第二駆動装置13に連係した前記第二
ピニオン11を駆動し、同第二ピニオン11に噛合した前記
第二ラック９を前記吹出口５の上部空間の前面から突出
させ、同第二ラック９の先端部の前記第二摺動片9aまた
は前記第二ローラ9aを前記連結部7aの他側で摺動させつ
つ、前記上下風向板７の他側を前記第一ローラ8aを中心
にして前記吹出口５の前方に回動させる。これにより、
前記吹出口５の上部に、前記送風ファン４により前方に
向けて効果的に偏向して送風できる吹出口を形成できる
空気調和機となる。また、前記構成で、暖房運転時に
は、前記駆動装置12を駆動し、同駆動装置12に連係した
前記第一ピニオン10を駆動し、同第一ピニオン10に噛合
した前記第一ラック８を前記吹出口５の下部空間の前面
から突出させ、同第一ラック８の先端部の前記第一摺動
片8aまたは前記第一ローラ8aを前記連結部7aの一側で摺
動させつつ、前記上下風向板７の一側を前記第二ローラ
9aを中心にして前記吹出口５の前方に回動させる。これ
により、前記吹出口５の下部に、前記送風ファン４によ
り下方に向けて効果的に偏向して送風できる吹出口を形
成できる空気調和機となる。
２，図３で示すように、冷房運転時には、前記第二駆動
装置13を駆動し、同第二駆動装置13に連係した前記第二
ピニオン11を駆動し、同第二ピニオン11に噛合した前記
第二ラック９を前記吹出口５の上部空間の前面から突出
させ、同第二ラック９の先端部の前記第二摺動片9aまた
は前記第二ローラ9aを前記連結部7aの他側で摺動させつ
つ、前記上下風向板７の他側を前記第一ローラ8aを中心
にして前記吹出口５の前方に回動させる。これにより、
前記吹出口５の上部に、前記送風ファン４により前方に
向けて効果的に偏向して送風できる吹出口を形成できる
空気調和機となる。また、前記構成で、暖房運転時に
は、前記駆動装置12を駆動し、同駆動装置12に連係した
前記第一ピニオン10を駆動し、同第一ピニオン10に噛合
した前記第一ラック８を前記吹出口５の下部空間の前面
から突出させ、同第一ラック８の先端部の前記第一摺動
片8aまたは前記第一ローラ8aを前記連結部7aの一側で摺
動させつつ、前記上下風向板７の一側を前記第二ローラ
9aを中心にして前記吹出口５の前方に回動させる。これ
により、前記吹出口５の下部に、前記送風ファン４によ
り下方に向けて効果的に偏向して送風できる吹出口を形
成できる空気調和機となる。
【０００８】また、上記構成により、他の実施例として
図４，図５で示すように、冷房運転時には、前記第二プ
ランジャ９を前記吹出口５の上部空間の前面から突出さ
せ、同第二プランジャ９の先端部の前記第二摺動片9aま
たは前記第二ローラ9aを前記連結部7aの他側で摺動させ
つつ、前記上下風向板７の他側を前記第一ローラ8aを中
心にして前記吹出口５の前方に回動させる。これによ
り、前記吹出口５の上部に、前記送風ファン４により前
方に向けて効果的に偏向して送風できる吹出口を形成で
きる空気調和機となる。また、前記構成で、暖房運転時
には、前記第一プランジャ８を前記吹出口５の下部空間
の前面から突出させ、同第一プランジャ８の先端部の前
記第一摺動片8aまたは前記第一ローラ8aを前記連結部7a
の一側で摺動させつつ、前記上下風向板７の一側を前記
第二ローラ9aを中心にして前記吹出口５の前方に回動さ
せる。これにより、前記吹出口５の下部に、前記送風フ
ァン４により下方に向けて効果的に偏向して送風できる
吹出口を形成できる空気調和機となる。
図４，図５で示すように、冷房運転時には、前記第二プ
ランジャ９を前記吹出口５の上部空間の前面から突出さ
せ、同第二プランジャ９の先端部の前記第二摺動片9aま
たは前記第二ローラ9aを前記連結部7aの他側で摺動させ
つつ、前記上下風向板７の他側を前記第一ローラ8aを中
心にして前記吹出口５の前方に回動させる。これによ
り、前記吹出口５の上部に、前記送風ファン４により前
方に向けて効果的に偏向して送風できる吹出口を形成で
きる空気調和機となる。また、前記構成で、暖房運転時
には、前記第一プランジャ８を前記吹出口５の下部空間
の前面から突出させ、同第一プランジャ８の先端部の前
記第一摺動片8aまたは前記第一ローラ8aを前記連結部7a
の一側で摺動させつつ、前記上下風向板７の一側を前記
第二ローラ9aを中心にして前記吹出口５の前方に回動さ
せる。これにより、前記吹出口５の下部に、前記送風フ
ァン４により下方に向けて効果的に偏向して送風できる
吹出口を形成できる空気調和機となる。
【０００９】
【発明の効果】以上のように本発明によると、吹出口に
おける送風方向を効果的に上下方向に偏向できる構成と
なり、より快適な空気調和を迅速に行える空気調和機と
なる。
おける送風方向を効果的に上下方向に偏向できる構成と
なり、より快適な空気調和を迅速に行える空気調和機と
なる。
【図１】本発明による空気調和機の室内機を示す断面図
である。
である。
【図２】本発明による空気調和機の室内機の、一実施例
の一使用例を示す要部断面図である。
の一使用例を示す要部断面図である。
【図３】本発明による空気調和機の室内機の、一実施例
の他の使用例を示す要部断面図である。
の他の使用例を示す要部断面図である。
【図４】本発明による空気調和機の室内機の、他の実施
例の一使用例を示す要部断面図である。
例の一使用例を示す要部断面図である。
【図５】本発明による空気調和機の室内機の、他の実施
例の他の使用例を示す要部断面図である。
例の他の使用例を示す要部断面図である。
【図６】本発明による風向板の斜視図である。
【図７】従来例による空気調和機の室内機を示す断面図
である。
である。
１ 室内機本体 ２ 吸込口 ３ 熱交換器 ４ 送風ファン ５ 吹出口 5a 第一ガイド，第一保持部 5b 第二ガイド，第二保持部 5c 軸受孔 ６ 左右風向板 ７ 上下風向板 7a 連結部 7b アーム 7c 支軸 ８ 第一ラック，第一プランジャ 8a 第一ローラ ９ 第二ラック，第二プランジャ 9a 第二ローラ 10 第一ピニオン 11 第二ピニオン 12 第一駆動装置 13 第二駆動装置
Claims (21)
- 【請求項１】 本体に形成した吸込口と吹出口とを結ぶ
空気通路に、熱交換器，送風ファン等を配設し、前記吹
出口に上下風向板を設けてなる空気調和機であって、前
記上下風向板は、その背面両端の上下にアームおよび支
軸からなる支軸部を、略中央に連結孔を備えた連結部を
設ける一方、前記支軸部に対応して前記吹出口の両側壁
に両側前方を少許拡開で形成した略Ｕ字状の軸受孔を設
け、同軸受孔で前記支軸部を回動自在に軸支すると共
に、前記吹出口の上部および下部空間に前記連結部に連
結する連結手段を備えた開閉手段を夫々設け、同開閉手
段により上下を夫々個別に開閉するようにしたことを特
徴とする空気調和機。 - 【請求項２】 前記支軸部を、前記上下風向板と一体的
に形成したことを特徴とする請求項１記載の空気調和
機。 - 【請求項３】 前記連結部の連結孔を、前記上下風向板
の両側方向に延びる長孔で形成したことを特徴とする請
求項１記載の空気調和機。 - 【請求項４】 前記連結部を、前記上下風向板と一体的
に形成したことを特徴とする請求項１，３記載の空気調
和機。 - 【請求項５】 前記連結手段を、摺動自在な摺動片とし
たことを特徴とする請求項１，３，４記載の空気調和
機。 - 【請求項６】 前記連結手段を、回動自在なローラとし
たことを特徴とする請求項１，３，４記載の空気調和
機。 - 【請求項７】 前記開閉手段の一方を、前記吹出口の下
部空間に、その先端から出没可能に保持した第一ラック
と、同第一ラックに噛合する第一ピニオンと、同第一ピ
ニオンに連係する第一駆動装置とを設けて構成し、前記
連結手段の一方に連結したことを特徴とする請求項１，
３，４，５，６記載の空気調和機。 - 【請求項８】 前記第一ラックを、第一ガイドで摺動自
在にガイドしたことを特徴とする請求項７記載の空気調
和機。 - 【請求項９】 前記第一ガイドを、前記吹出口の下部と
一体的に形成したことを特徴とする請求項８記載の空気
調和機。 - 【請求項１０】 前記第一駆動装置を、第一モータとし
たことを特徴とする請求項７記載の空気調和機。 - 【請求項１１】 前記開閉手段の他方を、前記吹出口の
下部空間に、その先端から出没可能に保持した第二ラッ
クと、同第二ラックに噛合する第二ピニオンと、同第二
ピニオンに連係する第二駆動装置とを設けて構成し、前
記連結手段の他方に連結したことを特徴とする請求項
１，３，４，５，６記載の空気調和機。 - 【請求項１２】 前記第二ラックを、第二ガイドで摺動
自在にガイドしたことを特徴とする請求項１１記載の空
気調和機。 - 【請求項１３】 前記第二ガイドを、前記吹出口の上部
と一体的に形成したことを特徴とする請求項１２記載の
空気調和機。 - 【請求項１４】 前記第二駆動装置を、第二モータとし
たことを特徴とする請求項１１記載の空気調和機。 - 【請求項１５】 前記第一モータと前記第二モータと
を、同期させずに駆動するようにしたことを特徴とする
請求項１，１０，１４記載の空気調和機。 - 【請求項１６】 前記開閉手段の一方を、第一プランジ
ャで構成し、前記連結手段の一方に連結したことを特徴
とする請求項１，３，４，５，６記載の空気調和機。 - 【請求項１７】 前記第一プランジャを、第一保持部で
保持し固定したことを特徴とする請求項１６記載の空気
調和機。 - 【請求項１８】 前記第一保持部を、前記吹出口の下部
と一体的に形成したことを特徴とする請求項１７記載の
空気調和機。 - 【請求項１９】 前記開閉手段の他方を、第二プランジ
ャで構成し、前記連結手段の他方に連結したことを特徴
とする請求項１，３，４，５，６記載の空気調和機。 - 【請求項２０】 前記第二プランジャを、第二保持部で
保持し固定したことを特徴とする請求項１９記載の空気
調和機。 - 【請求項２１】 前記第二保持部を、前記吹出口の上部
と一体的に形成したことを特徴とする請求項２０記載の
空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7049874A JPH08247491A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7049874A JPH08247491A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08247491A true JPH08247491A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12843202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7049874A Pending JPH08247491A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08247491A (ja) |
Cited By (26)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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