JP3433510B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents
空気調和機の室内機Info
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- JP3433510B2 JP3433510B2 JP10725794A JP10725794A JP3433510B2 JP 3433510 B2 JP3433510 B2 JP 3433510B2 JP 10725794 A JP10725794 A JP 10725794A JP 10725794 A JP10725794 A JP 10725794A JP 3433510 B2 JP3433510 B2 JP 3433510B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の室内機の構
造に関する。
造に関する。
【０００２】
【従来の技術】空気調和機の室内機の内部を側面から見
ると例えば図４のようになっており、筐体21は本体22
と、この本体22に着脱可能に被せられた前面カバー23
と、この前面カバー23に開閉自在に取付けられた正面パ
ネル24とで構成されている。筐体21の上部（前面カバー
23の上部および正面パネル24）には室内の空気を取り込
むための吸込口25が設けられ、前面下部には熱交換され
た空気を室内に送出するための吹出口26が形成されてい
る。これら吸込口25と吹出口26とを結ぶ空気通路27には
エアーフィルタ28と、室内熱交換器29と、送風機（クロ
スフローファン）30とが配置され、室内熱交換器29によ
り熱交換された空気は送風機30によって吹出口26へ送出
され、室内への風向は吹出口26に設けられた上下風向板
31によって上下に調節されるようになっており、例えば
冷房運転時には上下風向板31をほぼ水平方向に制御して
冷風の降下を少なくし、暖房運転時には上下風向板31を
ほぼ垂直方向に制御して吹出口26の前方を塞ぎ、温風を
降下させるようになっている。
ると例えば図４のようになっており、筐体21は本体22
と、この本体22に着脱可能に被せられた前面カバー23
と、この前面カバー23に開閉自在に取付けられた正面パ
ネル24とで構成されている。筐体21の上部（前面カバー
23の上部および正面パネル24）には室内の空気を取り込
むための吸込口25が設けられ、前面下部には熱交換され
た空気を室内に送出するための吹出口26が形成されてい
る。これら吸込口25と吹出口26とを結ぶ空気通路27には
エアーフィルタ28と、室内熱交換器29と、送風機（クロ
スフローファン）30とが配置され、室内熱交換器29によ
り熱交換された空気は送風機30によって吹出口26へ送出
され、室内への風向は吹出口26に設けられた上下風向板
31によって上下に調節されるようになっており、例えば
冷房運転時には上下風向板31をほぼ水平方向に制御して
冷風の降下を少なくし、暖房運転時には上下風向板31を
ほぼ垂直方向に制御して吹出口26の前方を塞ぎ、温風を
降下させるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構成であっても、上下風向板31の大きさや形状に
は吹出口26との関係で制約があるため、既存の上下風向
板31だけで吹出口26からの冷風や温風の全てをを所望の
方向に送出させることは不可能で、冷房運転では上下風
向板31の下部を通過する冷風が床面に向かい、身体に直
接当たるなどして快適性が損なわれ、また、暖房運転で
は吹出口からの温風を床面へ十分に降下させることがで
きず暖房不足を感じさせるなどの問題がある。したがっ
て、本発明においては、吹出口からの風をより多く所望
の方向に送出させるようにした空気調和機の室内機を提
供することを目的としている。
ような構成であっても、上下風向板31の大きさや形状に
は吹出口26との関係で制約があるため、既存の上下風向
板31だけで吹出口26からの冷風や温風の全てをを所望の
方向に送出させることは不可能で、冷房運転では上下風
向板31の下部を通過する冷風が床面に向かい、身体に直
接当たるなどして快適性が損なわれ、また、暖房運転で
は吹出口からの温風を床面へ十分に降下させることがで
きず暖房不足を感じさせるなどの問題がある。したがっ
て、本発明においては、吹出口からの風をより多く所望
の方向に送出させるようにした空気調和機の室内機を提
供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、筐体上部の吸込口
と、同筐体下部の吹出口とを結ぶ空気通路に、エアーフ
ィルタと、室内熱交換器と、同室内熱交換器により熱交
換された空気を前記吹出口へ送出する送風機とを設ける
とともに、前記吹出口に室内への風向を上下に調節する
上下風向板を設けてなるものにおいて、前記上下風向板
が垂直方向に回動する時、同上下風向板の下部に接して
垂直方向に回動し、前記上下風向板が水平方向に回動す
る時、同上下風向板に連動し、前記吹出口の下部後方で
水平方向に保持される風向案内板を設けることにした。
決するためになされたものであり、筐体上部の吸込口
と、同筐体下部の吹出口とを結ぶ空気通路に、エアーフ
ィルタと、室内熱交換器と、同室内熱交換器により熱交
換された空気を前記吹出口へ送出する送風機とを設ける
とともに、前記吹出口に室内への風向を上下に調節する
上下風向板を設けてなるものにおいて、前記上下風向板
が垂直方向に回動する時、同上下風向板の下部に接して
垂直方向に回動し、前記上下風向板が水平方向に回動す
る時、同上下風向板に連動し、前記吹出口の下部後方で
水平方向に保持される風向案内板を設けることにした。
【０００５】
【作用】上記の構成であれば、暖房運転の開始に伴い上
下風向板が垂直方向に回動し始めると吹出口の下部後方
にある風向案内板が上下風向板に押されて同方向に回動
し、上下風向板と共に吹出口の前方下部に垂直方向の遮
風壁を形成するのでより多くの温風を床面に到達させる
ことができ、冷房運転では上下風向板が水平方向に回動
しても風向案内板は吹出口の下部後方で水平方向に保持
されるので吹出口からの冷風を水平方向のより遠くへ送
出することができる。
下風向板が垂直方向に回動し始めると吹出口の下部後方
にある風向案内板が上下風向板に押されて同方向に回動
し、上下風向板と共に吹出口の前方下部に垂直方向の遮
風壁を形成するのでより多くの温風を床面に到達させる
ことができ、冷房運転では上下風向板が水平方向に回動
しても風向案内板は吹出口の下部後方で水平方向に保持
されるので吹出口からの冷風を水平方向のより遠くへ送
出することができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１〜図３に基づい
て説明する。図１は室内機の外観を表す斜視図で、１は
本体２と、この本体２に着脱可能に被せられた前面カバ
ー３と、この前面カバー３の前方に開閉自在に取付けら
れた正面パネル４とからなる筐体である。この筐体１の
上部および前方には室内空気の吸込口５が、下部前方に
は吹出口６が形成されている。筐体１の中央内部を側面
から見ると図２のようになっており、吸込口５と吹出口
６間の空気通路７にはエアーフィルタ８と、複数に分割
して前後に屈曲させた室内熱交換器９と、この室内熱交
換器９により熱交換された空気を吹出口６へ送出するた
めの送風機（クロスフローファン）10とが配置され、吹
出口６には室内への風向を上下に調節する上下風向板11
と、暖房運転時に上下風向板11に押されて垂直方向に回
動する風向案内板12とが設けられている。
て説明する。図１は室内機の外観を表す斜視図で、１は
本体２と、この本体２に着脱可能に被せられた前面カバ
ー３と、この前面カバー３の前方に開閉自在に取付けら
れた正面パネル４とからなる筐体である。この筐体１の
上部および前方には室内空気の吸込口５が、下部前方に
は吹出口６が形成されている。筐体１の中央内部を側面
から見ると図２のようになっており、吸込口５と吹出口
６間の空気通路７にはエアーフィルタ８と、複数に分割
して前後に屈曲させた室内熱交換器９と、この室内熱交
換器９により熱交換された空気を吹出口６へ送出するた
めの送風機（クロスフローファン）10とが配置され、吹
出口６には室内への風向を上下に調節する上下風向板11
と、暖房運転時に上下風向板11に押されて垂直方向に回
動する風向案内板12とが設けられている。
【０００７】図３は暖房運転時の上下風向板11と風向案
内板12の関係を表したものである。風向案内板12は上下
風向板11側の回転軸13に回動自在に軸支させたアーム14
と、このアーム14に一体に設けた本体12ａと、一端を回
転軸13に係止させ、他端をアーム14に係止させた螺旋状
のバネ体15とからなっている。このバネ体15は風向案内
板12が図２に示す吹出口６からの風圧の影響などで揺れ
て騒音を発生させるのを防止するとともに、運転停止時
や冷房運転時に図２に示す位置に回動させる（戻す）た
めのものである。回転軸13は図示されてない駆動源に駆
動されるが、上下風向板11と風向案内板12の位置関係は
運転モードによって異なり、運転停止時は図２に実線で
示すように上下風向板11が吹出口６を塞ぎ、風向案内板
12が水平状態になる。冷房運転時には上下風向板11が破
線で示す水平方向となり、風向案内板12は運転停止時と
同じ位置に保持される。また、暖房運転時には上下風向
板11が図３に示すように垂直方向に回動するが、その
時、風向案内板12は上下風向板11の下部に押されて垂直
方向に回動する。
内板12の関係を表したものである。風向案内板12は上下
風向板11側の回転軸13に回動自在に軸支させたアーム14
と、このアーム14に一体に設けた本体12ａと、一端を回
転軸13に係止させ、他端をアーム14に係止させた螺旋状
のバネ体15とからなっている。このバネ体15は風向案内
板12が図２に示す吹出口６からの風圧の影響などで揺れ
て騒音を発生させるのを防止するとともに、運転停止時
や冷房運転時に図２に示す位置に回動させる（戻す）た
めのものである。回転軸13は図示されてない駆動源に駆
動されるが、上下風向板11と風向案内板12の位置関係は
運転モードによって異なり、運転停止時は図２に実線で
示すように上下風向板11が吹出口６を塞ぎ、風向案内板
12が水平状態になる。冷房運転時には上下風向板11が破
線で示す水平方向となり、風向案内板12は運転停止時と
同じ位置に保持される。また、暖房運転時には上下風向
板11が図３に示すように垂直方向に回動するが、その
時、風向案内板12は上下風向板11の下部に押されて垂直
方向に回動する。
【０００８】
【発明の効果】以上、説明したような風向案内板を備え
た室内機であれば、暖房運転では吹出口から温風がより
多く床面へ降下するようになり、冷房運転では吹出口か
らの冷風がより多く前方へ向かうようになるので、従来
の室内機に比して冷房運転時、暖房運転時共に快適性が
向上する。
た室内機であれば、暖房運転では吹出口から温風がより
多く床面へ降下するようになり、冷房運転では吹出口か
らの冷風がより多く前方へ向かうようになるので、従来
の室内機に比して冷房運転時、暖房運転時共に快適性が
向上する。
【図１】本発明に係わる室内機の外観斜視図である。
【図２】本発明の一実施例を示す室内機の側断面図であ
る。
る。
【図３】本発明の一実施例を示す要部拡大斜視図であ
る。
る。
【図４】従来例を示す室内機の側断面図である。
１ 筐体
５ 吸込口
６ 吹出口
７ 空気通路
８ エアーフィルタ
９ 室内熱交換器
10 送風器（クロスフローファン）
11 上下風向板
12 風向案内板
12ａ 本体
13 回転軸
14 アーム
15 バネ体
Claims (3)
- 【請求項１】 筐体上部の吸込口と、同筐体下部の吹出
口とを結ぶ空気通路に、エアーフィルタと、室内熱交換
器と、同室内熱交換器により熱交換された空気を前記吹
出口へ送出する送風機とを設けるとともに、前記吹出口
に室内への風向を上下に調節する上下風向板を設けてな
るものにおいて、前記上下風向板が垂直方向に回動する
時、同上下風向板の下部に接して垂直方向に回動し、前
記上下風向板が水平方向に回動する時、同上下風向板に
連動し、前記吹出口の下部後方で水平方向に保持される
風向案内板を設けてなることを特徴とする空気調和機の
室内機。 - 【請求項２】 前記風向案内板が前記上下風向板の回転
軸に回動自在に軸支させたアームと、同アームに連設さ
れた本体と、一端を前記回転軸に係止させ、他端を前記
アームに係止させたバネ体とからなる請求項１記載の空
気調和機の室内機。 - 【請求項３】 前記風向案内板を暖房運転時にほぼ垂直
方向に回動させるようにしてなる請求項１記載の空気調
和機の室内機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10725794A JP3433510B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 空気調和機の室内機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10725794A JP3433510B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 空気調和機の室内機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07318153A JPH07318153A (ja) | 1995-12-08 |
| JP3433510B2 true JP3433510B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=14454470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10725794A Expired - Fee Related JP3433510B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 空気調和機の室内機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3433510B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022199015A1 (zh) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调出风装置及空调器 |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104279734B (zh) * | 2014-09-16 | 2018-09-11 | 广东美的集团芜湖制冷设备有限公司 | 空调器 |
| CN105805835B (zh) * | 2016-05-03 | 2019-05-31 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种空调及其室内机 |
| CN105910180B (zh) * | 2016-05-26 | 2019-01-11 | 珠海格力电器股份有限公司 | 室内机及具有其的空调器 |
| CN107975932A (zh) * | 2017-11-16 | 2018-05-01 | 苏州庆瑞空气系统有限公司 | 空调排风口 |
| CN107965895B (zh) * | 2017-11-16 | 2020-09-29 | 苏州庆瑞空气系统有限公司 | 多功能空调风口 |
| CN107990522A (zh) * | 2017-11-16 | 2018-05-04 | 苏州庆瑞空气系统有限公司 | 可控空调风口 |
| CN108386908B (zh) * | 2018-01-12 | 2019-12-31 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 壁挂式空调室内机 |
| CN108386909A (zh) * | 2018-01-12 | 2018-08-10 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 壁挂式空调室内机 |
| CN110486800B (zh) * | 2019-08-27 | 2021-08-27 | 重庆海尔空调器有限公司 | 空调器室内机 |
| CN211854192U (zh) * | 2020-02-14 | 2020-11-03 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调室内机和空调器 |
| CN112283919A (zh) * | 2020-10-28 | 2021-01-29 | 安徽永传信息科技有限公司 | 一种旋转调节转动触发式空调导风板 |
| CN113091289B (zh) * | 2021-03-01 | 2022-03-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种导风板联动机构及包括其的空调室内机 |
-
1994
- 1994-05-20 JP JP10725794A patent/JP3433510B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022199015A1 (zh) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调出风装置及空调器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07318153A (ja) | 1995-12-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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