JPH10264244A - 包装容器用周側枠材とその製造方法およびそれを用いた包装用容器 - Google Patents
包装容器用周側枠材とその製造方法およびそれを用いた包装用容器Info
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- JPH10264244A JPH10264244A JP6995197A JP6995197A JPH10264244A JP H10264244 A JPH10264244 A JP H10264244A JP 6995197 A JP6995197 A JP 6995197A JP 6995197 A JP6995197 A JP 6995197A JP H10264244 A JPH10264244 A JP H10264244A
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Abstract
い包装容器用周側枠材と、その周側枠材の製造方法を提
供すると共に、その周側枠材を使用した包装用容器を提
供すること。 【解決手段】 熱可塑性合成樹脂シートに対して折曲用
V字状溝11を成形による押圧可塑変形にて形成した包
装容器用周側枠材40である。また、合成樹脂シートの
少なくとも収納側となる面にフィルム42をラミネート
した合成樹脂積層体に対して折曲用V字状溝11を成形
により押圧可塑変形させて形成した包装容器用周側枠材
40である。さらに、熱可塑性合成樹脂発泡シートを用
い、この発泡シートに対し押圧可塑変形させて折曲用V
字状溝11を成形する包装容器用周側枠材の製造方法で
ある。また、熱可塑性合成樹脂シートに対して成形によ
る押圧可塑変形にて折曲用V字状溝11を成形した包装
容器用周側枠材40を、容器の周側枠となる4辺の長
さ、かつ容器の高さとなる幅に切断し、上記V字状溝を
内側にして角形に折曲した周側枠10を設け、この周側
枠10に底板20を設けた包装用容器である。
Description
製造するための包装容器用周側枠材とその製造方法およ
びその周側枠材を用いた包装用容器に関する。
より、合成樹脂発泡シートからなる周側枠材にカッティ
ングにてV字状溝を設け、この周側枠材を短冊状に切り
出して、上記溝部分を内側になるよう折り曲げて角形の
周側枠を形成し、この周側枠に底板を取付けた包装用容
器が提供されている。
シートに対しカッティングにてV字状溝を形成する場合
には、切削屑の処理が必要であると共に、切削面が溝面
となり表面の肌合いが悪いことと、粉塵が周側枠に残っ
たりして食品用容器として問題があった。また、周側枠
材が、ラミネートフィルムによる積層体の場合、ベース
部材の合成樹脂シート表裏面にフィルムをラミネートし
たものであるが、カッティングにてV字状溝を形成する
と溝部分のフィルムが切除され、ベース部材の合成樹脂
シートが露出することになる。合成樹脂シートが露出す
ると、食品容器として衛生面で問題があり、ベース部材
にリサイクル原反を用いることができなかった。
では、合成樹脂シート状の周側枠材に対し刃物により所
定本数の折曲用V字状溝を作成しているので、製造工程
が複雑になるという問題点もあった。そこで、この発明
は、折曲用V字状溝の作成時に切削屑の発生しない包装
容器用周側枠材と、その周側枠材の製造方法を提供する
と共に、その周側枠材を使用した包装用容器を提供する
ことを目的としている。
め、この発明の包装容器用周側枠材は、熱可塑性合成樹
脂シートに対して折曲用V字状溝を成形による押圧可塑
変形にて形成したことを特徴としている。この包装容器
用周側枠材によれば、熱可塑性合成樹脂シートに折曲用
のV字状溝を形成する際、カッティングではなく成形に
よる押圧可塑変形にて行うので、切削屑の発生はない。
は、合成樹脂シートの少なくとも収納側となる面にフィ
ルムをラミネートした合成樹脂積層体に対して折曲用V
字状溝を成形により押圧可塑変形させて形成したもので
あってもよい。この包装容器用周側枠材によれば、合成
樹脂シートに折曲用V字状溝を成形しても、収容側のフ
ィルムを切除することはなく、合成樹脂シートが露出す
ることはなくなる。
造方法は、熱可塑性合成樹脂発泡シートを用い、この発
泡シートに対し押圧可塑変形させて折曲用V字状溝を成
形することを特徴としている。この製造方法によれば、
カッティングを行うことなく、金型による成形によって
折曲用のV字状溝を作成することができ、成形工程のみ
で複雑な工程を経ることなく形成することができる。
性合成樹脂シートに対して成形による押圧可塑変形にて
折曲用V字状溝を成形した包装容器用周側枠材を、容器
の周側枠となる4辺の長さ、かつ容器の高さとなる幅に
切断し、上記V字状溝を内側にして角形に折曲した周側
枠を設け、この周側枠に底板を設けたことを特徴として
いる。
た折曲用V字状溝は成形によっているので、切削屑が残
存したりせず衛生的で肌合いの良い包装用容器を提供す
ることができる。また、上記包装用容器は、周側枠の外
面に、成形による吸引可塑変形にて形成した蓋嵌合用凸
部を設けていると、嵌合凹部を有する蓋を使用すること
により、確実に被蓋させておくことができる。上記蓋嵌
合用凸部は成形による吸引可塑変形にて形成しているの
で、成形部分を金型に確実に沿わせることができるた
め、凸部をより正確に成形することができる。
明する。図1はこの発明の包装容器用周側枠材を示す斜
視図で、図2は部分拡大図である。包装容器用の周側枠
材40は、ロール状で幅640mmとして供給されたベ
ース部材41となる熱可塑性合成樹脂発泡シートに対
し、その両面にバージンフィルム42,43をラミネー
トして積層体として形成しており、これを予熱し、さら
に金型を用いて押圧可塑変形させることによって折曲用
V字状溝11を成形し、金型内を真空等で吸引し可塑変
形させて蓋嵌合用の凸部13および厚さ調整用の凸部1
4を成形する。そして、冷却のためにエアーブローをか
け、送り方向に所定の長さ(容器の周側枠として4辺分
の長さ)毎に切断し、カットラインCに沿って切断し、
短冊状の周側枠10を形成する(図3参照)。
いこの実施態様では32mmにて裁断する。なお、この
カットラインCは、便宜上図面に示したが成型時等に必
要となるものではない。熱可塑性合成樹脂発泡シートと
しては、発泡ポリスチレンシート、その他の発泡シート
からなるものである。
運ぶ際に、図4に示すように、多数積み重ねて行うが、
蓋嵌合用の凸部13によって傾くため、厚み調整のため
反対面に凸部14を設けている。成形用金型にはV字状
溝11と凸部13,14を成形するための型が設けられ
ているが、これらの型内に吸引装置が接続された吸引口
が設けられている。これにより、成型時に吸引口を介し
てキャビティ内を吸引することができ、周側枠材40に
凸部を成形する場合、成形部分を金型内面に確実に沿わ
せることができて、凸部の成形がより正確になる。
をV字状溝11を内側にして角形に折曲し、両端を接着
または熱融着して角形の周側枠10を作成する。そし
て、上記周側枠10に対して底板20を熱融着して、包
装用容器1が完成する(図5参照)。図5は、上記周側
枠材40を用いて作成した包装用容器の斜視図で、図6
は角部を拡大した部分図である。
10と周側枠10に熱融着された底板20とで構成され
る。周側枠10は、上記周側枠材40から形成したもの
で、容器の角部となる所定の3個所にV字溝11を形成
しており、この溝11を内側にして角形に折り曲げ、両
端部を接着または熱融着して方形に形成している。上記
V字溝11は、短冊状部材の状態で約90度のV字状に
形成しており、この溝を内側にして折り曲げることによ
り、周側枠10を角形に形成すると溝が無くなる。
の非発泡シートを成形したものであるが、発泡シートや
紙製シート等も使用できる。また、この実施態様では、
底面はフラットな例を示したが、種々の形態の仕切りを
設けたものでも良い。上記周側枠10は、外面の上部寄
りに蓋嵌合用の凸部13が形成されており、図7に示す
ように、蓋30側に設けられた嵌合用凹部31と嵌合し
て被蓋状態を確実に維持することが出来るものである。
周側枠材40を用いることにより、V字状溝11を形成
して周側枠10を作成する場合、V字状溝11は押圧可
塑変形により成形しているので、切削屑の発生が無く
て、表面の肌合いは良く、しかも、食品用容器として使
用しても何ら問題なく使用することが出来る。積層した
バージンフィルム42を切除していないため、周側枠1
0のベース部材41にリサイクル原反を使用しても、内
側のベース部材41と収容物が接触することは無く、食
品容器としての衛生上の問題発生の虞もない。
11は成形により押圧可塑変形にて形成するので、V字
状溝11を容易に形成することができると共に、従来行
っていたVカットの工程を省略できるので、工程の削減
に寄与する。図8は、底板と周側枠との組合せ構造の他
の例を示したもので、周側枠18の内壁中間に底板取付
用のV字状溝19を設け、この溝に底板21の端部を挿
入した構成を示している。
板21の取付け用のV字状溝19をV字状溝11と同様
に一体成形で設けているものであり、このような構成の
包装用容器であっても、何ら工程が増加することなく製
造が可能となるものである。
ば、熱可塑性合成樹脂シートに対して折曲用のV字状溝
を形成する場合、カッティングによらないので、切削屑
の処理は不要であると共に、切削面が無いので表面の肌
合いが悪くなることはなく、加えて粉塵の発生がないの
で食品用として好適である。
る積層体の場合、ラミネートしたフィルムは切除されな
いので、ベース部材としての合成樹脂シートが露出する
ことはなく、食品容器として衛生面での問題の発生の虞
は無い。このため、ベース部材にリサイクル原反を用い
ることができるようになった。さらに、合成樹脂シート
状の周側枠材に対し成形により折曲用V字状溝を作成し
ているので、製造工程は簡素化されるという好ましい効
果が得られる。
包装用容器を製造することにより、肌合いの良い食品衛
生上好適な包装用容器を提供することができる。また、
周側枠に成形による吸引可塑変形にて形成した蓋嵌合用
凸部を設けている場合、嵌合凹部を有する蓋を使用する
ことにより、確実に被蓋させておくことができる。この
凸部は吸引可塑変形にて成形しているで、凸部の形状を
型通りに正確に成形することができる。
材の斜視図である。
である。
面図である。
斜視図である
面図である。
材を示す斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】熱可塑性合成樹脂シートに対して折曲用V
字状溝を成形による押圧可塑変形にて形成したことを特
徴とする包装容器用周側枠材。 - 【請求項2】合成樹脂シートの少なくとも収納側となる
面にフィルムをラミネートした合成樹脂積層体に対して
折曲用V字状溝を成形により押圧可塑変形させて形成し
たことを特徴とする包装容器用周側枠材。 - 【請求項3】熱可塑性合成樹脂発泡シートを用い、この
発泡シートに対し押圧可塑変形させて折曲用V字状溝を
成形することを特徴とする包装容器用周側枠材の製造方
法。 - 【請求項4】熱可塑性合成樹脂シートに対して成形によ
る押圧可塑変形にて折曲用V字状溝を成形した包装容器
用周側枠材を、容器の周側枠となる4辺の長さ、かつ容
器の高さとなる幅に切断し、上記V字状溝を内側にして
角形に折曲した周側枠を設け、この周側枠に底板を設け
たことを特徴とする包装用容器。 - 【請求項5】周側枠の外面に、成形による吸引可塑変形
にて蓋嵌合用凸部を形成した請求項4記載の包装用容
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6995197A JPH10264244A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 包装容器用周側枠材とその製造方法およびそれを用いた包装用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6995197A JPH10264244A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 包装容器用周側枠材とその製造方法およびそれを用いた包装用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10264244A true JPH10264244A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13417479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6995197A Pending JPH10264244A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 包装容器用周側枠材とその製造方法およびそれを用いた包装用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10264244A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005036674A1 (ja) * | 2003-10-07 | 2005-04-21 | Nec Lamilion Energy, Ltd. | フィルム外装電池およびフィルム外装電池の製造方法 |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP6995197A patent/JPH10264244A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005036674A1 (ja) * | 2003-10-07 | 2005-04-21 | Nec Lamilion Energy, Ltd. | フィルム外装電池およびフィルム外装電池の製造方法 |
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KR100819977B1 (ko) * | 2003-10-07 | 2008-04-08 | 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 | 필름 외장 전지 및 필름 외장 전지의 제조 방법 |
JP4788889B2 (ja) * | 2003-10-07 | 2011-10-05 | 日本電気株式会社 | フィルム外装電池およびフィルム外装電池の製造方法 |
US8697277B2 (en) | 2003-10-07 | 2014-04-15 | Nec Corporation | Film-clad battery and method of producing film-clad battery |
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