JP3605286B2 - 複合成形品の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、カップ形状,どんぶり形状、弁当トレー形状のものに使用されている断熱機能を有する容器(以下、「断熱容器」と記す)としては、断熱性に優れた発泡樹脂シートに補強のために特定の非発泡樹脂フィルムを1層以上積層した積層シートを真空成形して得られた複合成形品が一般的である。
【0003】
しかし、従来の断熱容器は、上述のように、真空成形法によって成形されるようになっているため、部分的な強度補強をすることができない。すなわち、発泡樹脂シートの全面にわたって非発泡樹脂フィルムを積層したものを用いざるを得ず、容器全体の厚みがどうしても必要以上に厚くなりコストアップなどの問題がある。
【0004】
一方、成形品本体である容器本体の壁面に沿って部分的に補強用の樹脂フレームを一体に設ける方法として、容器本体の展開形状に撃ち抜いた紙を主材とするブランク板を、紙が加湿された状態で射出金型内に入れて容器本体形状の予備成形体としたのち、熱可塑性樹脂(プラスチック)を射出して、予備成形体の側壁面の一部や開口部周縁に沿うように樹脂フレームを設けるようになっている複合成形品の製造方法(特公昭60−37771号公報参照)や、中実の熱可塑性樹脂製の容器本体を射出金型にセットし、鍔部を容器本体の開口部周縁に射出成形によって一体成形する複合成形品の製造方法(特開昭64−84842号公報)等のように樹脂フレームを容器本体の一部に射出成形によって形成する方法が既に提案されている。
【0005】
しかしながら、前者の方法で得られた複合成形品は、成形品本体が紙を主材とした材料で形成されているため、紙と樹脂とを分離させることが困難で、リサイクル性に問題があり、後者の方法で得られた複合成形品は、容器本体およびフレームが何れも熱可塑性樹脂で形成されているので、リサイクル性に問題がないが、成形品本体の断熱性が乏しいと言う問題がある。
一方、上記公知の製造方法の紙あるいは中実の熱可塑性樹脂に代えて、成形品本体部分を熱可塑性樹脂発泡体で形成することも考えられるが、上記のような製造方法では、得られる成形品の外観に問題がでる恐れがある。
【0006】
すなわち、予備成形品を射出金型にセットして樹脂フレームとなる熱可塑性樹脂を射出金型内に射出すると、樹脂フレームの射出部分において、予備成形品の樹脂フレームに接する部分が押しつぶされた状態(高密度状態)となり、得られた複合成形品は、成形品本体の樹脂フレームに接する面と反対側の面に窪みが生じたりする問題がある。
【0007】
また、射出された樹脂フレームとなる溶融樹脂は、射出金型内で高温状態から冷却されるため、射出後に徐々に熱収縮する。一方、予め射出金型内にセットされた予備成形品は、低温である。したがって、予備成形品が、溶融樹脂が冷却固化する際の熱収縮に追従せず、得られる成形品の形状によっては、成形品本体に皺が生じる恐れがある。この問題は、収縮率の高い結晶性樹脂を射出成形に用いた場合に特に顕著である。
【0008】
そこで、特公昭60−37771号公報では、予備成形体を構成する紙を予め加湿状態にしておき、予備成形体が乾燥されていく際の収縮によって射出樹脂の収縮を吸収するようにしているが、予備成形体が熱可塑性樹脂の場合、吸湿量が非常に小さいため、予備成形体を加湿させると言う方法を採用できない。
たとえ、吸湿性に優れた特殊な熱可塑性樹脂を採用したとしても、吸湿・乾燥の別工程が必要となり、生産性や設備コストの面で問題が生じてくる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情に鑑みて、断熱性能が高く、部分的に補強されて良好な外観を有する複合成形品を容易に製造することができる製造方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、 請求項1に記載の発明にかかる複合成形品の製造方法(以下、「請求項1の製造方法」と記す)は、シート状材料を略成形品本体形状の予備成形品にして射出金型内の所定位置にセットした状態で、射出金型内へ溶融樹脂を射出して予備成形品の壁面の一部に沿って中実の樹脂フレームを一体成形する複合成形品の製造方法において、予備成形品が熱可塑性樹脂発泡シートで形成されているとともに、予備成形品の樹脂フレーム形成部によって囲まれる部分に、樹脂フレーム形成部の端縁に沿うように予備成形品の他の部分より肉厚が薄い薄肉部が形成されている構成とした。
請求項1の製造方法において、成形品の形状や用途は特に限定されないが、たとえば、カップ形状,どんぶり形状、弁当トレー形状の容器が挙げられる。
0011
請求項に記載の発明にかかる複合成形品の製造方法(以下、「請求項の製造方法」と記す)は、請求項の製造方法において、射出金型の閉合時に、予備成形品の樹脂フレーム形成部に隣接する部分を可動型と固定型との間で挟圧して薄肉部を形成するようにした。
請求項3に記載の発明にかかる複合成形品の製造方法(以下、「請求項3の製造方法」と記す)は、請求項1あるいは請求項2の製造方法において、薄肉部の厚みと他の部分の厚みとの比を0.2〜0.7:1にした。
0012
請求項に記載の発明にかかる複合成形品の製造方法(以下、「請求項の製造方法」と記す)は、請求項〜請求項のいずれかの製造方法において、薄肉部の幅Wが3.41×L ×ε/N(但し、L は予備成形品の壁面の一部を囲む樹脂フレーム形成用キャビティの最大辺の長さ、εは射出樹脂の収縮率、Nは最大辺の長さL 間内に含まれる薄肉部の数)以上とした。
0013
本発明において使用される熱可塑性樹脂としては、特に限定されないが、たとえば、ポリプロピレン,ポリスチレン,ポリカーボネート,ポリエチレン,ポリエチレンテレフタレート、生分解性樹脂等が挙げられる。
また、成形品本体および樹脂フレームに使用される熱可塑性樹脂は、異種のものでも構わないが、リサイクル性を考慮すると同種のものを用いることが好ましい。
0014
予備成形品は、シート状材料である熱可塑性樹脂発泡シートを予め成形品本体の展開形状に打ち抜き、この展開物を射出金型内で略成形品本体形状に組み立てて得る方法や、熱可塑性樹脂発泡シートを真空成形機にセットして予め略成形品本体形状に予備成形して得る方法等によって得ることができる。
0015
請求項の製造方法において、薄肉部の厚みと他の部分の厚みとの比は、請求項の製造方法のように、0.2〜0.7:1であることが好ましいが、より好ましくは、0.2〜0.5:1である。
0016
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図3は本発明によって得られる複合成形品の1つの実施の形態である容器をあらわしている。
0017
図1に示すように、この容器1は、成形品本体としての容器本体2と、樹脂フレーム3とを備えている。
樹脂フレーム3は、後述するように射出成形によって成形されていて、図1〜図3に示すように、容器本体2の底の周縁に沿う底部枠状部31と、上部開口縁に沿って設けられた鍔状部32と、容器本体2の底面の中心軸で直交して容器本体2の底部を受ける底部受部33と、底部受部33から鍔状部32まで延出して容器本体2の側壁を支持する側壁支持部34とを備えている。
0018
容器本体2は、0.1〜0.5g/ccの均等な密度の熱可塑性樹脂発泡シートから成形されているとともに、底部の底部枠状部31および底部受部33によって囲まれた部分に容器本体2の内側に凹む4つの凹み部21を備えている。
各凹み部21は、底部枠状部31および底部受部33の端縁に沿ってそれぞれ他の部分(以下、「厚肉部」と記す)22より肉厚が薄くなった薄肉部23を備えている。
0019
厚肉部22は、0.4〜1.3mmの均等な厚みになっていて、薄肉部23は、その厚みが厚肉部22の厚みの20〜70%になっている。
また、薄肉部23の幅Wは、3.41×L ×ε/N(但し、L は予備成形品5の壁面の一部を囲む樹脂フレーム形成用キャビティの最大辺の長さ、εは射出樹脂の収縮率、Nは最大辺の長さL 間内に含まれる薄肉部の数であって、この容器1では2)以上となっている。
0020
この容器1は、以下のようにして製造することができる。
まず、図4(a)に示すように、0.1〜0.5g/ccの均等な密度、0.4〜1.3mmの均等な厚みの熱可塑性樹脂発泡シートを用いて略容器本体形状に真空成形等により予備成形した予備成形体5を射出金型4内にセットしたのち、射出金型4を閉合する。
0021
この射出金型4の閉合により、予備成形体5が、容器1の薄肉部23に当たる部分が固定型41と可動型42との間に挟圧着されて、その厚みが予備成形体5の他の部分の20〜70%の厚みで、幅Wが、3.41×L ×ε/N以上の薄肉部23が射出金型4内部で形成される。
そして、図4(b)に示すように、この予備成形体5をセットした射出金型4の樹脂フレーム用キャビティ45内に熱可塑性樹脂発泡シートと同種の熱可塑性樹脂を溶融状態にして射出し、図5および図6(a)に示すように、予備成形体5に沿って未収縮の樹脂フレーム3´が一体成形された成形体1´を得る。
0022
このようにして得られた成形体1´を射出金型4から取り出し、冷却固化させて容器1を得る。
0023
すなわち、射出金型4から取り出された成形体1´は、未収縮の樹脂フレーム3´部分が冷却に伴って収縮するため、この樹脂フレーム3´部分の収縮に伴って特に予備成形体5の底部において、底部枠状部31´および底部受部33´に囲まれた部分が内側に向かって収縮しようとする力を受けるが、底部枠状部31´および底部受部33´の縁部に沿って薄肉部23が設けられているので、底部枠状部31´および底部受部33´に囲まれた部分が、図5(b)に示すように、この薄肉部23の両側端縁部で座屈して予備成形体5の内側に凹んで凹み部21が形成されるようになっている。
0024
この製造方法は、以上のように、予備成形体5の未収縮の樹脂フレーム3´部分の底部枠状部31´および底部受部33´の端縁に沿う部分に予め薄肉部23が設けられていて、樹脂フレーム3´部分の冷却時の収縮によって薄肉部23の両側縁部で座屈して巧く凹み部21が形成される。しかも、薄肉部23の幅Wが3.41×L ×ε/2以上であるので、凹み部21に皺等が全く発生しない。
すなわち、幅Wが3.41×L ×ε/2以上であれば、皺等が全く発生しない理由を詳しく説明すると、以下のようになる。
0025
まず、図5に示すように、予備成形品5の壁面の一部を囲む樹脂フレーム成形用キャビティの最大辺の長さ(射出金型4内での樹脂フレーム部分の最大スバン)L とし、射出金型4から取り出された成形体1´の収縮後の樹脂フレームの最大辺の長さをL ´とした時、L ´は、以下の式(1)で求められる。
L ´=L (1−ε)・・・(1)となる。
0026
言いかえると、収縮量ΔL は、以下の式(2)で求められる。
ΔL =L −L ´=L ×ε・・・(2)
そして、皺が生じないようにするためには、この収縮量ΔL を、薄肉部23の座屈により吸収しなければならない。
0027
したがって、座屈による底部枠状部31´および底部受部33´によって囲まれた部分の収縮幅は、以下の式(3)で表される。
2(W−W´)=L ×ε・・・(3)
0028
一方、W´は、以下の式(4)で求めることができる。
W´=W× cosθ ・・・(4)
そして、(4)式を(3)式に代入すると、
W= L ×ε/2(1− cos θ) ・・・(5)
0029
また、実験により、底部枠状部31´および底部受部33´によって囲まれた部分の薄肉部23の座屈角度θは、15〜45°に全て収まることがわかっている。
したがって、1− cosθが最小になるθ=45°を式(5)に代入すると、
W=3.41×L ×ε/2となり、幅Wが3.41×L ×ε/2以上であれば、皺等が全く発生しないことがわかる。
0030
また、予備成形体5は、薄肉部23以外の部分が、0.4〜1.3mmの厚みで、0.1〜0.5g/ccの密度であるので、樹脂フレーム成形時の射出圧によって樹脂フレーム3が一体成形される部分が押しつぶれさることが少なく、樹脂フレーム3の射出側と反対側の面、すなわち、容器本体2の内面に凹み等が生じることがない。
0031
さらに、予備成形体5が発泡体であるため、発泡体の弾性力によって予備成形体5が射出金型4の内壁面にしっかりと密着する。したがって、射出された樹脂が樹脂フレーム3用のキャビティ部分からはみ出ることがなく、ばり等もない。 また、薄肉部23の厚みを厚肉部22の20〜70%としたので、未収縮の 樹脂フレーム3´の収縮によって、薄肉部23がその端縁で確実に座屈する。すなわち、設計寸法とおりの容器1を確実に得られる。
0032
本発明にかかる複合成形品の製造方法は、上記の実施の形態に限定されない。上記の実施の形態では、底部枠状部31および底部受部33に囲まれた部分にのみ樹脂フレーム3に沿って薄肉部23が設けられていたが、必要に応じて他の部分にも設けるようにしても構わない。また、0.1〜0.5g/ccの均等な密度、0.4〜1.3mmの均等な厚みの熱可塑性樹脂発泡シートを用いた場合には、薄肉部を設けなくても構わない。
0033
【実施例】
以下に、本発明の実施例をより詳しく説明する。
0034
(実施例1〜8)
以下の表1に示す厚みおよび密度のポリプロピレン製発泡シートを真空成形機で予備成形し、内径130mm、深さ50mmの容器本体形状の予備成形体を得た。得られた予備成形体を射出成形機の金型(型締力75トン)内にインサートし、ポリプロピレンを樹脂フレーム形成用キャビティ内に射出し、図1に示す容器を得た。
0035
そして、得られた容器の樹脂フレーム形成部に接する容器本体の内壁面の段差、段差部分の外観、バリの有無を調べ、その結果を表1に合わせて示した。
なお、段差は、容器本体の側面中央部で厚みゲージによって測定し、n=5の平均とした。段差部分の外観評価は、目視で行い、○が良好、△が少し目立つ、×がかなり目立つをあらわすものとした。
【0036】
【表1】
Figure 0003605286
【0037】
(実施例9)
厚み1.0mmのポリプロピレン(日本ポリオレフィン社)シートを真空成形機で予備成形し、内径130mm、深さ50mmの容器本体形状の予備成形体を得た。この予備成形体を薄肉部に当たる狭小部のクリアランスaの図7に示すように、クリアランスが0.4mm,キャビティ空間の全クリアランスbが6.0mmの射出金型8内にインサートし、ポリプロピレンを樹脂フレーム形成用キャビティ(クリアランス5.0mm)内に射出して図1に示すような容器を得た。また、L =107.8mm、ε=15/1000であった。
0038
数日後得られた容器を観察したところ、容器は、底部の樹脂フレームに囲まれた部分に、樹脂フレームの端縁に沿って平行に射出金型8の閉合によって可動型と固定型と狭小部で圧縮されて成形された、0.4mmの薄肉部が形成されていて、この薄肉部の両端縁部が座屈して底部の樹脂フレームに囲まれた部分が容器本体の内側に凹んでいた。また、容器本体の厚肉部は平滑かつ皺のない外観上優れたものであった。また、製品の反りや歪みなども見られなかった。
0039
比較例1
金型に狭小部を設けなかった、すなわち、薄肉部を設けずに樹脂フレームを射出成形した以外は、実施例1と同様に容器を得た。
数日後得られた容器を観察したところ、容器は、容器本体の底面に若干皺および反りが発生し、容器として少し安定性の悪いものであった。
0040
【発明の効果】
以上のように構成されているので、本発明にかかる複合成形品の製造方法は、断熱性能が高く、部分的に補強されて良好な外観を有する複合成形品を容易にかつ確実に製造することができる。
0041
特に請求項1の製造方法のようにすれば、未収縮の樹脂フレームが冷却によって熱収縮する際に、予備成形体の樹脂フレームに囲まれた部分が薄肉部の端縁部で座屈するため、不規則な皺等が発生しない。
0042
請求項の製造方法のようにすれば、予備成形体がシール材として働くため、射出樹脂が樹脂フレーム形成用キャビティから外側に漏れでず、ばりの発生を防止することができる。
請求項の製造方法のようにすれば、薄肉部がその端縁部分で確実に座屈を生じ、設計寸法とおりの成形品を確実に得られる。
0043
請求項の製造方法のようにすれば、薄肉部に囲まれた厚肉部に皺を生じることなく、外観に優れた成形品をより確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合成形品の製造方法によって得られる複合成形品の1つの実施の形態をあらわす容器の斜視図である。
【図2】図1の容器の底面図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】図1の容器の製造方法を工程順にあらわす図であって、同図(a)は予備成形品を金型内にセットした状態をあらわす断面図、同図(b)は樹脂フレーム形成用キャビティに溶融樹脂を射出した状態をあらわす断面図である。
【図5】金型内の成形体の底面図である。
【図6】樹脂フレーム部分の収縮の状態を説明する説明図であって、同図(a)は収縮前の状態をあらわす要部断面図、同図(b)は収縮後の状態をあらわす要部断面図である。
【図7】実施例9に用いた射出金型の断面図である。
【符号の説明】
1 容器(複合成形品)
2 容器本体(成形品本体)
3 樹脂フレーム
4,8 射出金型
5 予備成形品
22 厚肉部(他の部分)
23 薄肉部
41 可動型
42 固定型

Claims (4)

  1. シート状材料を略成形品本体形状の予備成形品にして射出金型内の所定位置にセットした状態で、射出金型内へ溶融樹脂を射出して予備成形品の壁面の一部に沿って中実の樹脂フレームを一体成形する複合成形品の製造方法において、予備成形品が熱可塑性樹脂発泡シートで形成されているとともに、予備成形品の樹脂フレーム形成部によって囲まれる部分に、樹脂フレーム形成部の端縁に沿うように予備成形品の他の部分より肉厚が薄い薄肉部が形成されていることを特徴とする複合成形品の製造方法。
  2. 射出金型の閉合時に、予備成形品の樹脂フレーム形成部に隣接する部分を可動型と固定型との間で挟圧して薄肉部を形成する請求項1に記載の複合成形品の製造方法。
  3. 薄肉部の厚みと他の部分の厚みとの比が0.2〜0.7:1である請求項1または請求項2に記載の複合成形品の製造方法。
  4. 薄肉部の幅Wが3.41×L ×ε/N(但し、L は予備成形品の壁面の一部を囲む樹脂フレーム形成用キャビティの最大辺の長さ、εは射出樹脂の収縮率、Nは最大辺の長さL 間内に含まれる薄肉部の数)以上である請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の複合成形品の製造方法。
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