JP2963078B2 - 箱型成形品 - Google Patents

箱型成形品

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JP2963078B2 JP1769998A JP1769998A JP2963078B2 JP 2963078 B2 JP2963078 B2 JP 2963078B2 JP 1769998 A JP1769998 A JP 1769998A JP 1769998 A JP1769998 A JP 1769998A JP 2963078 B2 JP2963078 B2 JP 2963078B2
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に絵付けの施され
た箱型成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、商品見本を始めとして種々の用途
向けに表面に絵付けの施された樹脂製の箱型成形品が広
く使用されている。そして、通常このような箱型成形品
は、数種類のパーツを組み立てて箱型にした後、その表
面に印刷フィルムを貼って作製されているが、組立作業
に手間がかかることから、フィルムのインサート成形に
より成形と同時に絵付けを行ったり、或いは箱型に成形
した後でロール転写や直接印刷などにより表面に絵付け
を施すことも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インサ
ート成形ではフィルムを立体的に金型の中に入れ一体に
成形するため、成形品のエッヂ部分までうまく絵付けす
ることができないという問題点があり、一方、成形後に
ロール転写や直接印刷で絵付けを行うには、1ストロー
クでは済まず少なくとも2ストロークになって製造コス
トが高くなるという問題点がある。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、製造コス
トが低くしかもエッジ部分まで絵付けの施された箱型成
形品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の箱型成形品は、インモールド成形転写にて
表面に絵付けを施してなる展開状の樹脂製薄板をヒンジ
部分で折り曲げて箱型に組み立てられる箱型成形品であ
って、前記樹脂製薄板が矩形状の正面パネルと該正面パ
ネルの少なくとも3辺にヒンジ部分を介してそれぞれ連
設された周辺パネルとからなり、正面パネルと各周辺パ
ネルは周辺パネルの裏面に設けられた嵌合部によって組
立状態を保持するように構成されていることを特徴とす
るものである。
【0006】そして、組立状態にて隣接する各周辺パネ
ルの側辺に、対向して外側に角部を形成するように傾斜
したテーパー面を設けるようにするのが好ましい。
【0007】また、組立時における形状を正確な箱型と
するために、組立状態にて隣接する各周辺パネルの裏面
における側辺の先端付近に嵌合部を設けるようにするの
が好ましい。
【0008】また、嵌合部の嵌め合わせを容易とし、し
かも確実に固定するために、嵌合部の一方を先端がコの
字状の雌型突起とし、他方を先端が鉤状の雄型突起とす
るのが好ましい。
【0009】
【作用】インモールド成形転写によりエッジ部分まで絵
付けが施された展開状の薄板が作成でき、この薄板を折
り曲げて箱型とすることにより、表面全体に絵付けの施
された箱型合成樹脂製成形品を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1は本発明の一実施例としての箱型成形
品を示す斜視図である。この箱型成形品はタバコの自動
販売機に飾るタバコ見本として使用されるもので、図2
及び図3にその正面図及び背面図を示す薄板を折り曲げ
て組み立てることで形成されている。また、図4は図3
における左右方向の側面図、図5は図3における上下方
向の側面図を示している。
【0012】この展開状の薄板1は、転写箔(例えば、
PET/離型層/剥離層/インキ/ヒートシール剤)を
金型に挿入し、これを成形時における樹脂2の射出圧力
と、樹脂2の熱により成形と同時に金型内で転写を行
い、転写層3(剥離層/インキ層/ヒートシール剤)を
成形樹脂と一体化したものであり、成形樹脂2の表面全
体に渡って絵付けが施されている。
【0013】このように成形樹脂2の表面に転写層3が
一体となった薄板1は、図2,3に示す如く、矩形状の
正面パネル4の周囲に周辺パネル、即ち側面パネル5,
6、上面パネル7及び下面パネル8がそれぞれ裏側のV
字状のヒンジ部分aを介して連設された展開形状をして
いる。ヒンジ部分aの拡大断面図は図6に示すようであ
り、開き角度は直角よりやや広く、V字の底には0.1
5〜0.50mmのヒンジ肉厚が設けられている。この
ヒンジ肉厚は薄い方が折り曲げ易くてよいが、逆に薄す
ぎると成形時に樹脂圧がかかり難く転写箔の転写性が悪
くなる。そこで、転写箔のヒートシール剤に炭酸カルシ
ウムや硫酸バリウムを10〜20%程度添加することに
より、表面を粗くして射出樹脂の接着性を向上させると
ともに、樹脂圧がかかり易いようにするため、メルトイ
ンデックスが15以下の流れの悪い樹脂を使用するとよ
い。また、成形樹脂2としては折曲げに耐える材料を選
択するとともに、転写箔に印刷するインキとしては折り
曲げた時にヒビ割れしないような、例えばウレタン系や
塩ビ系のインキを使用することが好ましい。
【0014】側面パネル5,6の上下辺と上面パネル7
及び下面パネル8の両側辺には、ヒンジ部分aのV字状
の傾斜と同じ傾斜でテーパー面bが設けられており、薄
板1をヒンジ部分aで折り曲げた時に隣接するテーパー
面b同士が対向して外側に角を形成するようになってい
る。なお、本実施例では、正面パネル4と側面パネル
4,5の表側に図7に示すような溝9を設けており、タ
バコのパッケージにおける蓋部分の境目を表すようにし
ている。
【0015】また、側面パネル5,6の裏面側には、図
8に拡大して示すように、上下辺のテーパー面bに隣接
して先端がコの字状をした雌型突起10が設けられてお
り、一方、上面パネル5及び下面パネル6の裏面側に
は、図9に拡大して示すように、その両側辺のテーパー
面bに隣接して先端が鉤状となった雄型突起11が設け
られている。この雌型突起10と雄型突起11は薄板1
をヒンジ部分aで折り曲げた時にそれぞれ嵌まり合う位
置に設けられている。
【0016】上記の構成からなる薄板1はそのヒンジ部
分aで折り曲げて組み立てることにより図1に示す箱型
にされる。この場合、まず側面パネル5,6をそれぞれ
ヒンジ部分aで折り曲げ、正面パネル4に対して直立さ
せた状態とし、次いで上面パネル7及び下面パネル8を
それぞれヒンジ部分aで折り曲げ、図10に示すように
雌型突起10の溝10aに雄型突起11の出っ張り11
aを押し込んで嵌合して固定する。そして、この嵌合を
4ヶ所で行うことにより図1に示す箱型成形品を形成す
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の箱型成形
品は、インモールド成形転写にて表面に絵付けを施して
なる展開状の樹脂製薄板をヒンジ部分で折り曲げて箱型
に組み立てたものであるので、1パーツで作成できる上
に絵付けが薄板の成形と同時に施されることから低いコ
ストで製造することができ、また、エッジ部分まで絵付
けの施されたものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての箱型成形品を示す斜
視図である。
【図2】図1に示す箱型成形品を形成する薄板の正面図
である。
【図3】同じく背面図である。
【図4】図3における左右方向の側面図である。
【図5】図3における上下方向の側面図である。
【図6】ヒンジ部分の拡大断面図である。
【図7】正面パネルに設けた溝の拡大断面図である。
【図8】図4のAで示す部分の拡大図である。
【図9】図5のBで示す部分の拡大図である。
【図10】組み立てた箱型成形品のコーナー部分の状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 薄板 2 樹脂 3 転写層 4 正面パネル 5,6 側面パネル 7 上面パネル 8 下面パネル 9 溝 10 雌型突起 10a 溝 11 雄型突起 11a 出っ張り a ヒンジ部分 b テーパー面

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インモールド成形転写にて表面に絵付け
    を施してなる展開状の樹脂製薄板をヒンジ部分で折り曲
    げて箱型に組み立てられる箱型成形品であって、前記樹
    脂製薄板が矩形状の正面パネルと該正面パネルの少なく
    とも3辺にヒンジ部分を介してそれぞれ連設された周辺
    パネルとからなり、正面パネルと各周辺パネルは周辺パ
    ネルの裏面に設けられた互いに嵌まり合う嵌合部によっ
    て組立状態を保持するように構成されていることを特徴
    とする箱型成形品。
  2. 【請求項2】 組立状態にて隣接する各周辺パネルの側
    辺に、対向して外側に角部を形成するように傾斜したテ
    ーパー面が設けられている請求項1に記載の箱型成形
    品。
  3. 【請求項3】 組立状態にて隣接する各周辺パネルの裏
    面における側辺の先端付近に嵌合部が設けられている請
    求項1又は2に記載の箱型成形品。
  4. 【請求項4】 嵌合部の一方が先端がコの字状の雌型突
    起であり、他方が先端が鉤状の雄型突起である請求項
    1,2又は3に記載の箱型成形品。
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