JPH10262746A - 組立式箱体 - Google Patents

組立式箱体

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JPH10262746A
JPH10262746A JP6868097A JP6868097A JPH10262746A JP H10262746 A JPH10262746 A JP H10262746A JP 6868097 A JP6868097 A JP 6868097A JP 6868097 A JP6868097 A JP 6868097A JP H10262746 A JPH10262746 A JP H10262746A
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Toshihiko Sasaki
利彦 佐々木
Toshihiro Tono
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結金具による三方向のフレームの結合が簡
単で、箱体の直角精度も優れた組立式箱体を得る。 【解決手段】 取付溝1a,2a,3aなどを有する形
材で幅方向・奥行き方向・高さ方向のフレーム1,2,
3を形成し、取付溝1a,2a,3aの中に挿入した連
結用ナット金具に連結金具を螺着することにより上記三
方向のフレーム1、2、3を一体的に結合したフレーム
機構を用いて構成するものにおいて、上記連結金具を一
枚の金属板を折り曲げて上記三方向のフレーム1,2,
3の結合ができるように一体形成の連結金具13にした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電気系統
あるいは各種機器の状況を監視・操作するための監視操
作卓や配電盤などを組立式箱体で構成する場合の箱体の
フレーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、組立式箱体としては、一般に、図
11に示すようにアルミニウム合金押出形材を用いた四
角柱のフレームを用いて構成されている。図において、
1は箱体の高さ方向を構成する高さ方向フレームで、外
面に1a,1bのようにT字形の取付溝を有する。2は
奥行き方向を構成する奥行方向フレームで、同様に外面
に2a,2bのようにT字形の取付溝を有する。3は幅
方向構成する幅方向フレームで、これも同様に外面に3
a,3bのようにT字形の取付溝を有する。これら三方
向のフレーム1,2,3は、例えば、日本工業規格JI
S−H4100号によるアルミニウム合金押出形材の規
定を適用して形成されたものを用いるが、引き抜き型鋼
などの構造材を用いてもよい。4は扉、5は交差する三
方向のフレーム1,2,3を連結する連結金具で、金属
板をL字形に折曲げたものである。6は内部器具などを
取付ける器具取付板である。
【0003】図12は三方向のフレーム1,2,3の結
合部の一部分を上部から見た部分断面図である。図にお
いて、7は図13(b)に示すように、金属板をL形に
折曲げて形成された連結用L形ナット金具で、高さ方向
フレーム1と奥行方向フレーム2の間の取付溝1a,2
a、及び、高さ方向フレーム1と幅方向フレーム3の間
の取付溝1b,3aに嵌め込んである。8は図13
(a)に示すように、金属板で四角形に形成された連結
用ナット金具で、奥行方向フレーム2の取付溝2b及び
幅方向フレーム3の取付溝3bに挿入されている。9は
ボルトで、連結金具5を連結用L形ナット金具7または
連結用ナット金具8に締めつけることによりフレーム
1,2,3の結合部を連結するものである。なお、図1
1において、三方向のフレーム1,2,3の結合部の連
結は1か所のみ図示してあるが、他の結合部も同様に連
結するものである。
【0004】図15及び図16において、10は金属板
で形成された取付用ひし形ナット金具で、例えば奥行方
向フレーム2の取付溝2aに嵌め込んで、ボルト9によ
り器具取付板6を固定するために用いる。この取付用ひ
し形ナット10は組立式箱体が構成された後に取付溝2
aに嵌め込むことができるように取付溝2aよりも狭い
幅寸法に形成されている。なお、図14は三方向のフレ
ーム1,2,3の取付溝1a,2a,3aなどそれぞれ
取付溝の形状の一例を示した断面図である。11は扉4
のためのパッキンで、図11及び図17に示すように、
高さ方向フレーム1と幅方向フレーム3に対し接着材1
2により接着されている。
【0005】次に、三方向のフレーム1,2,3を連結
して組立式箱体を構成する手順について説明する。図1
2において、先ず、高さ方向フレーム1と幅方向フレー
ム3の間の取付溝1a,3aは連通しているので、この
取付溝1a,3aに連結用L形ナット金具7を挿入し、
連結金具5を当ててボルト9により締めつける。高さ方
向フレーム1と奥行方向フレーム2の間の取付溝1a,
2aも連通しているので、この取付溝1a,2aにも連
結用L形ナット金具7を挿入し、連結金具5を当ててボ
ルト9により締めつける。奥行方向フレーム2と幅方向
フレーム3の間の取付溝2b,3bは間に高さ方向フレ
ーム1があるので連通していない。従って、取付溝2
b,3bにはそれぞれ連結用ナット金具8を挿入し、連
結金具5を当ててボルト9により締めつける。このよう
にして図11に示すような組立式箱体のフレームが構成
される。
【0006】内部器具取付用の器具取付板6は組立式箱
体のフレームが構成された後にフレームに固定される。
従って、例えば一対の奥行方向フレーム2の間に器具取
付板6を固定する場合には、取付溝2aに取付用ひし形
ナット10を嵌め込んでおき、この取付用ひし形ナット
10にボルト9を用いて器具取付板6を螺着する。この
とき取付用ひし形ナット10が図15のように回動して
取付溝2aから抜けないようになって固定される。パッ
キン11は前記のように接着材12により高さ方向フレ
ーム1と幅方向フレーム3に対し接着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の組
立式箱体のフレーム構造では、三方向のフレーム1,
2,3の連結に際し、各コーナ部に連結金具が複数個、
あるいは複数個の金具を溶接した連結金具などが必要で
あった。また、複数個の連結金具を用いるものは、箱体
の全体の直角精度が悪くなることがあり、連結金具のコ
スト、組立コストが高くなる。一方、連結時に連結用ナ
ット金具8を挿入する構造のため、高さ方向フレーム1
に挿入する構造になった場合には、連結用ナット金具8
の保持、即ち、連結用ナット金具8の位置の設定が難し
いなどの問題点があった。
【0008】また、器具取付板6の固定に際し取付用ひ
し形ナット10を用いるが、高さ方向フレーム1に取付
用ひし形ナット10を嵌込んだ場合には所定の位置に保
持しておくことが困難である。さらに、振動・衝撃など
により、取付用ひし形ナット10が回転して取付溝から
脱落することがある。扉用のパッキンにおいても、フレ
ームに接着する構造のため、接着作業に手数がかかり、
接着剤あるいは接着作業の状況によっては接着不十分で
剥離することがあるなどの問題点があった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、連結金具による
三方向のフレームの結合が簡単で、箱体の直角精度も優
れた組立式箱体を得るものである。また、第2の目的
は、連結金具を螺着するための連結用ナット金具の挿入
を容易にすると共に、挿入した状態を保持して、連結金
具の螺着を容易にした組立式箱体を得るものである。
【0010】さらに、第3の目的は、取付用ひし形ナッ
ト10が回転して取付溝から脱落する問題点を解消した
組立式箱体を得るものである。
【0011】さらにまた、扉用のパッキンの設置を容易
にすると共に、パッキンが剥離するなどの問題点を解消
した組立式箱体を得るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る組立式箱
体は、取付溝を有する形材で幅方向・奥行き方向・高さ
方向のフレームを形成し、取付溝の中に挿入した連結用
ナット金具に連結金具を螺着することにより三方向のフ
レームを一体的に結合して形成する組立式箱体におい
て、連結金具を、一枚の金属板を折り曲げて三方向のフ
レームの結合ができるように一体形成したものである。
【0013】また、三方向のフレームの結合部分におけ
る取付溝が連通しないフレーム相互間では、各フレーム
の取付溝に挿入する連結用ナット金具は、一方のフレー
ムの取付溝から他方のフレームの取付溝に至る間を斜め
につなぐ渡り板部を設けて形成された連結用渡り板部付
ナット金具にしたものである。
【0014】また、フレームの取付溝に内部器具取付板
を螺着するに際し、取付溝に嵌め込まれる取付用ナット
金具に回り止め部を設け、この回り止め部を上記取付溝
に形成された係合部に係合させるようにしたものであ
る。
【0015】また、取付用ナット金具の背面に押しばね
を設けて取付用ナット金具の回り止め部を取付溝に形成
した係合部に押圧係合させるようにしたものである。ま
た、フレームの取付溝に嵌め込まれる嵌め込み突起を有
する扉用のパッキンを設置したものである。
【0016】また、取付溝を有する形材で幅方向・奥行
き方向・高さ方向のフレームを形成し、取付溝の中に挿
入した連結用ナット金具に連結金具を螺着することによ
り三方向のフレームを一体的に結合して形成され、かつ
取付溝に嵌め込まれた取付用ナット金具に内部器具取付
板を螺着するようになされた組立式箱体において、取付
用ナット金具は、回り止め部と、先端に係止突起が形成
されたバーリング加工部とを有し、バーリング加工部に
嵌められた押しばねを係止突起で係止するよう構成され
ると共に、この取付用ナット金具の回り止め部を取付溝
に形成した係合部に対し押しばねにより押圧係合させる
ようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1である組
立式箱体を示す斜視図であり、図2及び図3はこの発明
の要部となる連結金具を詳細に示す図面である。図にお
いて、1は箱体の高さ方向を構成する高さ方向フレーム
で、外面に1a,1bのようにT字形の取付溝を有す
る。2は奥行き方向を構成する奥行方向フレームで、同
様に外面に2a,2bのようにT字形の取付溝を有す
る。3は幅方向構成する幅方向フレームで、これも同様
に外面に3a,3bのようにT字形の取付溝を有する。
これら三方向のフレーム1,2,3は上記従来の三方向
のフレーム1,2,3と同様のものである。4は扉、6
は内部器具などを取付ける器具取付板、9はボルト、1
1は扉用パッキンで従来と同様のものである。図1には
図示してないが、この実施の形態1では、図12ないし
図17に示された従来の連結用L形ナット金具7、連結
用ナット金具8、取付用ひし形ナット10、が従来と同
様に使用されている。13はこの発明の要部となる連結
金具である。
【0018】この発明の連結金具13を、図2及び図3
に基づいて説明する。図2(c)は連結金具13の上面
図であり、関係する三方向のフレーム1,2,3を一点
鎖線で示す。図2(a)は連結金具13の正面図であ
る。図2(b)は左側面図である。上記の連結金具13
は金属板を折曲げて形成されるものであり、図3に折曲
げる前の金属板の展開図を示す。この展開図において、
…・…・…及び…×…×…は折曲げ線であり、一方を山
折りにしたとき他方は谷折りになされる。例えば、…・
…・…を谷折りにして…×…×…を山折りにすれば、図
2に示す連結金具13が形成される。…・…・…を山折
りにして…×…×…を谷折りにすれば、図2に示すもの
と対称の連結金具13が形成される。なお、13aは補
助金具部であり、この補助金具部13aは三方向のフレ
ーム1,2,3の連結には無くてもよいが、組立式箱体
の側面カバーの取付けに使用することができる。また、
複数台の組立式箱体(例えば監視操作卓)を並設すると
き相互の連結用に使用することもできる。補助金具部1
3bも、ねじ孔を設けておけば側面カバーなどの取付け
に使用することができる。
【0019】次に、上記説明による三方向のフレーム
1,2,3、連結金具13、及び器具取付板6、扉4な
どによる組立式箱体の組立について説明する。先ず、三
方向のフレーム1,2,3の各コーナ部において、それ
ぞれの取付溝1a,2a,3aなどに連結用L形ナット
金具7(図示せず)と連結用ナット金具8(図示せず)
を挿入する。ボルト9により連結金具13を連結用L形
ナット金具7(図示せず)または連結用ナット金具8
(図示せず)に螺着する。扉4、器具取付板6の取付け
は従来と同様に取付用ひし形ナット10(図示せず)を
嵌めて螺着される。連結金具13の補助金具部13a及
び13bの部分は、箱体の側板(図示せず)の取付け、
あるいは、並設される隣の組立式箱体との連結などに利
用される。なお、図1において、三方向のフレーム1,
2,3の結合部の連結は1か所のみ図示してあるが、他
の結合部も同様に連結するものである。
【0020】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、三方向一体の連結金具13により三方向のフレーム
1,2,3を連結するので、部品点数が少なく、短時間
に組立ができる。特に、三方向一体の連結金具13によ
り三方向のフレーム1,2,3の相互の関係の組立角度
が規制されるので、組立式箱体が常に高精度に構成され
る。さらに側板の取付け、あるいは、並設される隣の組
立式箱体との連結などに際し、連結金具13の補助金具
部13aが有効に利用される。
【0021】実施の形態2.前記の実施の形態1では、
三方向のフレームの結合部分において、取付溝が連通し
ない部分に挿入する連結用ナット金具は図13に示す連
結用ナット金具8を用いるようになされているが、図4
及び図5に示すように、連結用渡り板部付ナット金具1
4を用いると連結金具13の螺着が更に容易になる。即
ち、図4及び図5において、14はこの発明による連結
用渡り板部付ナット金具で、図5に示すように中間部分
を斜めにつなぐ渡り板部14aを設けたものである。こ
の連結用渡り板部付ナット金具14は、図4における奥
行方向フレーム2と幅方向フレーム3の結合部分のよう
に、取付溝2bと取付溝3bが連通しない部分において
使用される。なお、取付溝1aと取付溝2a及び取付溝
1aと取付溝3aのように連通する部分には、従来と同
様のもので図5に示す連結用L形ナット金具7を使用す
る。
【0022】この実施の形態によれば、従来のナット金
具8に替えて、連結用渡り板部付ナット金具14を用い
ることにより金具が正確に位置決めされるので、ボルト
9による連結金具13の螺着が容易になる。また、部品
点数も少なくなる。
【0023】実施の形態3.前記の実施の形態1では、
内部器具取付用の器具取付板6の螺着は、取付溝2aに
嵌め込んだ取付用ひし形ナット金具10にボルト9を用
いて締めつけるように構成したが、取付用ひし形ナット
金具に回り止め部を設けて、この回り止め部を取付溝に
形成した係合部に係合させれば締めつけが容易になる。
更に、背面に押しばねを設けて回り止め部と係合部の係
合を維持するようにすれば器具取付板6の螺着がる一層
容易になり、後述のように、振動・衝撃などによる脱落
の問題も解消される。即ち、図6ないし図9において、
21は例えばフレーム2の取付溝2aの中に形成された
一対の突条の係合部であり、22は押しばね保持溝であ
る。
【0024】15はこの発明による取付用ひし形ナット
金具であり、図9に示すように、背面(図示の上側)の
中央に突出するようにバーリング加工部15aを設け、
その先端に係止突起15bが形成されている。このバー
リング加工部15aには、ボルト9をねじ込むためのね
じが切ってある。表面(図示の下側)には取付溝2aの
中に形成された係合部21に対応する一対の係合溝15
cが設けてある。なお、16は図8(a),(b)に示
すようにバーリング加工部15aに設けられた押しばね
であり、係止突起15bにより抜け落ちないように係止
されている。
【0025】上記の取付用ひし形ナット金具15及び押
しばね16は、図7及び図8(a),(b)のように用
いられる。先ず、押しばね16を設けた取付用ひし形ナ
ット金具15を図7のように取付溝2aの上から一点鎖
線の状態に嵌め込む。そして実線で示すように取付用ひ
し形ナット金具15を回動することにより、係合部21
に係合溝15cを係合させる。嵌め込んだ取付用ひし形
ナット金具15を所定の位置に移動して、図8(a)の
ようにボルト9により器具取付板6を螺着する。この実
施の形態によれば、取付用ひし形ナット金具15のバー
リング加工部15aに係止突起15bを設けるだけの簡
単な構成により、押しばね16が抜け落ちないように係
合されるので、押しばね付きの取付用ひし形ナット金具
15が安価になり、しかも押しばね16が抜け落ちるこ
とがないので取付溝2aに対する嵌め込みが容易にな
る。なお、係合部21は図示のような突条でなく、取付
溝2aの一部分を係合部にしてもよい。また、係合溝1
5cも、溝に限らず取付溝2aの一部分に係合する突起
であってもよい。
【0026】さらに、器具取付板6を螺着するフレーム
が水平部分ならば、押しばね16を省略しても、係合部
21に係合溝15cを係合させることは可能であり、係
合により取付用ひし形ナット金具15が振動・衝撃など
に回動して外れるようなことはない。なお、取付溝2a
における係合部21及び押しばね保持溝22に相当する
ものを各フレーム1、2、3に設けても、連結用L形ナ
ット金具7及び連結用渡り板部付ナット金具14は前記
実施の態様と同様に挿入できる。
【0027】実施の形態4.前記の実施の形態1では、
扉用のパッキン11は接着材によりフレームに対し接着
されたものを示したが、フレームに嵌め込むことにより
設置すれば設置が簡単になる。即ち、17はこの発明に
よるパッキンで、図10に示すように、背面にはめ込み
突起17aが設けてある。このパッキン17を設置する
ときは、図1において、パッキン11に替えて高さ方向
フレーム1と幅方向フレーム3の取付溝(図示せず)に
押し込むことにより設置される。例えば、図10は、幅
方向フレーム3の取付溝3dに押し込んだ状態をを断面
図で示したものである。
【0028】このようにしてパッキン17を設置すれ
ば、接着剤が不要であり、接着剤を使用しないので、作
業が容易になると共に、パッキン17が剥離する心配も
解消される。
【0029】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0030】三方向のフレームを一体的に結合するため
の連結金具として、一枚の金属板を折り曲げて連結金具
を形成したので、組立の作業性と共に、フレーム機構の
組立精度が良くなり、組立式箱体の製造価格が安価にな
る。
【0031】また、連結用渡り板部付ナット金具を用い
ることにより、ねじ孔の位置が移動することがないの
で、ボルトによる締めつけが容易になる。また、部品点
数も少なくなる。
【0032】また、取付用ナット金具に回り止め部を設
け、この回り止め部を取付溝に形成した係合部に係合さ
せる構成によれば、取付用ひし形ナット金具15が回動
して外れるようなことがない。さらに、背面に押しばね
を設けたので、高さ方向のフレームであっても嵌め込ん
だ取付用ひし形ナット金具15を所定の位置に移動して
器具取付板を螺着するすることができる。
【0033】また、扉用のパッキンで、背面にはめ込み
突起を設けたものは、接着剤が不要のため作業性が改善
される。パッキンが剥離する心配も解消される。また、
ひし形ナットのバーリング加工部の係止突起により押し
ばねを装着できるようにしたので、ひし形ナットと押し
ばねの装着が容易に行え、安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の組立式箱体を示すの斜視図であ
る。
【図2】 この発明の連結金具を示す正面図と側面図と
平面図である。
【図3】 この発明の連結金具の展開図である。
【図4】 この発明の連結用L形ナット金具及び連結用
渡り板部付ナット金具の挿入状態に関する説明図であ
る。
【図5】 この発明の連結用L形ナット金具及び連結用
渡り板部付ナット金具の斜視図である。
【図6】 この発明のフレームの取付溝を示す断面図で
ある。
【図7】 この発明の取付用ひし形ナット金具の挿入状
態に関する説明図である。
【図8】 この発明の取付用ひし形ナット金具の締めつ
け状態を示す部分断面図である。
【図9】 この発明の取付用ひし形ナット金具を示す斜
視図である。
【図10】 この発明の扉用パッキンの設置状態を示す
断面図である。
【図11】 従来の組立式箱体の構造を示すの斜視図で
ある。
【図12】 従来の連結金具及びナット金具に関する部
分断面図である。
【図13】 従来のナット金具の斜視図である。
【図14】 従来のフレームの取付溝を示す断面図であ
る。
【図15】 従来の取付用ひし形ナット金具の挿入状態
に関する説明図である。
【図16】 従来の取付用ひし形ナット金具の使用状態
を示す部分断面図である。
【図17】 従来の扉用パッキンの設置状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1,2,3 フレーム、1a,1b,2a,2b,3
a,3b 取付溝、4 扉、6 器具取付板、7 連結
用L形ナット金具、9 ボルト、11 パッキン、13
連結金具、14 連結用渡り板付ナット金具、14a
渡り板部、15 取付用ひし形ナット金具、15c
回り止め部、16 押ばね。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付溝を有する形材で幅方向・奥行き方
    向・高さ方向のフレームを形成し、上記取付溝の中に挿
    入した連結用ナット金具に連結金具を螺着することによ
    り上記三方向のフレームを一体的に結合して形成する組
    立式箱体において、上記連結金具を、一枚の金属板を折
    り曲げて上記三方向のフレームの結合ができるように一
    体形成したことを特徴とする組立式箱体。
  2. 【請求項2】 三方向のフレームの結合部分における取
    付溝が連通しないフレーム相互間では、各フレームの取
    付溝に挿入する連結用ナット金具は、一方のフレームの
    取付溝から他方のフレームの取付溝に至る間を斜めにつ
    なぐ渡り板部を設けて形成された連結用渡り板部付ナッ
    ト金具にしたものであることを特徴とする請求項1記載
    の組立式箱体。
  3. 【請求項3】 フレームの取付溝に内部器具取付板を螺
    着するに際し、上記取付溝に嵌め込まれる取付用ナット
    金具に回り止め部を設け、この回り止め部を上記取付溝
    に形成された係合部に係合させるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の組立式箱体。
  4. 【請求項4】 フレームの取付溝に嵌め込まれる嵌め込
    み突起を有する扉用のパッキンを設置したことを特徴と
    する請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の組立式箱
    体。
  5. 【請求項5】 取付溝を有する形材で幅方向・奥行き方
    向・高さ方向のフレームを形成し、上記取付溝の中に挿
    入した連結用ナット金具に連結金具を螺着することによ
    り上記三方向のフレームを一体的に結合して形成され、
    かつ上記取付溝に嵌め込まれた取付用ナット金具に内部
    器具取付板を螺着するようになされた組立式箱体におい
    て、上記取付用ナット金具は、回り止め部と、先端に係
    止突起が形成されたバーリング加工部とを有し、上記バ
    ーリング加工部に嵌められた押しばねを上記係止突起で
    係止するよう構成されると共に、この取付用ナット金具
    の回り止め部を取付溝に形成した係合部に対し上記押し
    ばねにより押圧係合させるようにしたことを特徴とする
    組立式箱体。
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