JP2949640B2 - 可動間仕切壁 - Google Patents
可動間仕切壁Info
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- JP2949640B2 JP2949640B2 JP2227796A JP22779690A JP2949640B2 JP 2949640 B2 JP2949640 B2 JP 2949640B2 JP 2227796 A JP2227796 A JP 2227796A JP 22779690 A JP22779690 A JP 22779690A JP 2949640 B2 JP2949640 B2 JP 2949640B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- connector
- hole
- bolt
- partition wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、上端を解放した状態で床上に設置される可
動壁であって、ローパーティション等と称されてオフィ
スなどの簡易間仕切りに使用される可動間仕切壁に関す
るものである。
動壁であって、ローパーティション等と称されてオフィ
スなどの簡易間仕切りに使用される可動間仕切壁に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、この種の可動間仕切壁として、複数のパネルを
連結具を介して連結するようにしたものがある。すなわ
ち、従来知られているものは、内側面にテーパーを付与
した凹溝を各パネルの上枠材の水平端面に形成するとと
もに、連結具に前記凹溝の内側面に係合するテーパー部
を設けておき、その連結具を隣設するパネルの上枠材間
に橋架するようにしている。そして、連結具の一端側を
一方のパネルの上枠材に2本のボルトを用いて止着する
とともに、他端側を他方のパネルの上枠材に2本のボル
トを用いて止着し、それらボルトの緊締力によってその
連結具のテーパー部を両パネルの凹溝の内側面間に挿入
させるようにしている。
連結具を介して連結するようにしたものがある。すなわ
ち、従来知られているものは、内側面にテーパーを付与
した凹溝を各パネルの上枠材の水平端面に形成するとと
もに、連結具に前記凹溝の内側面に係合するテーパー部
を設けておき、その連結具を隣設するパネルの上枠材間
に橋架するようにしている。そして、連結具の一端側を
一方のパネルの上枠材に2本のボルトを用いて止着する
とともに、他端側を他方のパネルの上枠材に2本のボル
トを用いて止着し、それらボルトの緊締力によってその
連結具のテーパー部を両パネルの凹溝の内側面間に挿入
させるようにしている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような構成のものでは、2枚のパネル
を連結具により接合するのに少なくとも4本のボルトが
必要であり、後述するような柱をパネル間に介在させた
ものでは、5本のボルトを装着し締め付けることが不可
欠となる。そのため、多数のパネルを連結する際には、
ボルトの装着および締付作業に多大の工数を要すること
になり、施工の迅速化が難しいという問題がある。
を連結具により接合するのに少なくとも4本のボルトが
必要であり、後述するような柱をパネル間に介在させた
ものでは、5本のボルトを装着し締め付けることが不可
欠となる。そのため、多数のパネルを連結する際には、
ボルトの装着および締付作業に多大の工数を要すること
になり、施工の迅速化が難しいという問題がある。
そのため、連結具の片半分を各パネルに止着するため
のボルトを2本から1本に減ずることが考えられてい
る。しかして、このようなものでは、連結具の端部をそ
れぞれ1本のボルトにより対応する各パネルの上枠材に
止着することになる。
のボルトを2本から1本に減ずることが考えられてい
る。しかして、このようなものでは、連結具の端部をそ
れぞれ1本のボルトにより対応する各パネルの上枠材に
止着することになる。
しかしながら、このようにすると、前記ボルトに少し
でも緩るみが生じたり、連結具や枠材の剛性が低いと、
前記連結具のテーパー部が凹溝の内側面に乗り上げるよ
うな挙動を示しつつ、各パネルが1本のボルトを軸にし
て回動するおそれがある。そのため、連結部分の剛性が
損なわれ易いという問題が発生する。この種の可動間仕
切りは、一面側に棚板や天板を片持的に支持させて使用
することが少なくない。しかも、近時のオフィスにおい
ては、天板にOA機器等を載置することが常識になってお
り、その天板を支持する可動間仕切壁に大きな倒れ方向
の荷重が作用する。そのため、パネル連結部部の剛性が
損なわれると、交差するパネルなどにより転倒を防止さ
れている両端のパネル以外の中間のパネルが荷重方向に
傾斜する傾向を示し、可動間仕切壁の上縁が荷重側に湾
曲してしまうという不具合を招く。
でも緩るみが生じたり、連結具や枠材の剛性が低いと、
前記連結具のテーパー部が凹溝の内側面に乗り上げるよ
うな挙動を示しつつ、各パネルが1本のボルトを軸にし
て回動するおそれがある。そのため、連結部分の剛性が
損なわれ易いという問題が発生する。この種の可動間仕
切りは、一面側に棚板や天板を片持的に支持させて使用
することが少なくない。しかも、近時のオフィスにおい
ては、天板にOA機器等を載置することが常識になってお
り、その天板を支持する可動間仕切壁に大きな倒れ方向
の荷重が作用する。そのため、パネル連結部部の剛性が
損なわれると、交差するパネルなどにより転倒を防止さ
れている両端のパネル以外の中間のパネルが荷重方向に
傾斜する傾向を示し、可動間仕切壁の上縁が荷重側に湾
曲してしまうという不具合を招く。
本発明は、以上のような課題をことごとく解消するこ
とを目的としている。
とを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、このような目的を達成するために、次のよ
うな手段を講じたものである。
うな手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る可動間仕切壁は、複数のパネ
ルを柱及び連結具を介して連結するようにしたものであ
る。各パネルは、内側面にテーパーを付与した凹溝を上
枠材に形成したものである。連結具は、隣設するパネル
の上枠材間に架設されたもので、前記各パネルの凹溝内
側面の底部方向に突出する突起をそれぞれ突設してな
る。そして、前記連結具の両突起を各パネルの凹溝底部
に設けた孔にそれぞれ係合させるとともに、その連結具
の中央部を柱に1本のボルトを用いて緊締し、かつその
連結具の両端部を対応するパネルの上枠材にそれぞれ1
本のボルトを用いて緊締し、そのテーパー部を前記凹溝
の内側面間に押入させるとともに、前記各突起の両側縁
を前記孔の両内側縁に密に圧接させるようにしたもので
ある。前記各突起には、その基端部の幅寸法が前記孔の
両内側縁間の距離よりも大きく、かつ、先端部の幅寸法
が前記孔の両内側縁間の距離よりも小さくなるようなテ
ーパーを付与してあることを特徴とする。
ルを柱及び連結具を介して連結するようにしたものであ
る。各パネルは、内側面にテーパーを付与した凹溝を上
枠材に形成したものである。連結具は、隣設するパネル
の上枠材間に架設されたもので、前記各パネルの凹溝内
側面の底部方向に突出する突起をそれぞれ突設してな
る。そして、前記連結具の両突起を各パネルの凹溝底部
に設けた孔にそれぞれ係合させるとともに、その連結具
の中央部を柱に1本のボルトを用いて緊締し、かつその
連結具の両端部を対応するパネルの上枠材にそれぞれ1
本のボルトを用いて緊締し、そのテーパー部を前記凹溝
の内側面間に押入させるとともに、前記各突起の両側縁
を前記孔の両内側縁に密に圧接させるようにしたもので
ある。前記各突起には、その基端部の幅寸法が前記孔の
両内側縁間の距離よりも大きく、かつ、先端部の幅寸法
が前記孔の両内側縁間の距離よりも小さくなるようなテ
ーパーを付与してあることを特徴とする。
効率よく製造するには、連結具を、板金製のものに
し、その所要箇所を台形状に切り起こすことによって、
前記突起を形成するのが望ましい。
し、その所要箇所を台形状に切り起こすことによって、
前記突起を形成するのが望ましい。
パネル間に柱を介在させる場合には、柱の左右の接合
面に係合孔をそれぞれ設けるとともに、各パネルの接合
面に前記係合孔を係合する下方へ屈曲する係合爪を設け
ておき、前記柱の上端近傍部に保持させたナットに、前
記連結具の中央部を貫通させたボルトを螺合させて、そ
の緊締力により前記柱を相対的に前記連結具方向に引き
寄せるようにするのが好ましい。各係合爪を対応する係
合孔の最終位置まで深く正確に係合させることができる
からである。
面に係合孔をそれぞれ設けるとともに、各パネルの接合
面に前記係合孔を係合する下方へ屈曲する係合爪を設け
ておき、前記柱の上端近傍部に保持させたナットに、前
記連結具の中央部を貫通させたボルトを螺合させて、そ
の緊締力により前記柱を相対的に前記連結具方向に引き
寄せるようにするのが好ましい。各係合爪を対応する係
合孔の最終位置まで深く正確に係合させることができる
からである。
[作用] 本発明の構成によれば、連結具の中央部及び各片半部
をそれぞれ1本のボルトによりパネルに定着することが
できるので、ボルトの定着作業の工数を半減させること
ができる。
をそれぞれ1本のボルトによりパネルに定着することが
できるので、ボルトの定着作業の工数を半減させること
ができる。
しかも、前記ボルトにより緊締される連結具の両端部
と中央部との中間には、その基端部の幅寸法が孔の両内
側縁間の距離よりも大きく、かつ、先端部の幅寸法が孔
の両内側縁間の距離よりも小さくなるようなテーパーを
付与してある突起が突設されており、その突起がパネル
の枠材に設けた孔に係合させて、しかもその上、ボルト
を用いて緊締することにより突起をその両側縁を孔の両
内側縁に密に圧接させるようにして孔に密に圧入させて
あるので、各パネルが連結具に対して水平回動するの
を、ボルトと突起とによって禁止することができるとと
もに、突起は圧入されることでボルト相当の固定力を発
揮しており、ボルトの本数を少なくしているにも拘ら
ず、高い連結剛性を確保することが可能となる。
と中央部との中間には、その基端部の幅寸法が孔の両内
側縁間の距離よりも大きく、かつ、先端部の幅寸法が孔
の両内側縁間の距離よりも小さくなるようなテーパーを
付与してある突起が突設されており、その突起がパネル
の枠材に設けた孔に係合させて、しかもその上、ボルト
を用いて緊締することにより突起をその両側縁を孔の両
内側縁に密に圧接させるようにして孔に密に圧入させて
あるので、各パネルが連結具に対して水平回動するの
を、ボルトと突起とによって禁止することができるとと
もに、突起は圧入されることでボルト相当の固定力を発
揮しており、ボルトの本数を少なくしているにも拘ら
ず、高い連結剛性を確保することが可能となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
この可動間仕切壁は、第7図に示すように、柱1を介
して順次隣設させた複数のパネル2を、連結具3を介し
てそれぞれ連結したものである。
して順次隣設させた複数のパネル2を、連結具3を介し
てそれぞれ連結したものである。
柱1は、第1図〜第3図および第7図に示すように、
下端にアジャスタ11を有した角形パイプ状のもので、そ
の左右の接合面1a、1bに対をなす係合孔12を、上下方向
に所定の間隔をあけて複数段穿設している。
下端にアジャスタ11を有した角形パイプ状のもので、そ
の左右の接合面1a、1bに対をなす係合孔12を、上下方向
に所定の間隔をあけて複数段穿設している。
パネル2は、第1図、第3図〜第5図に示すように、
上枠材21、側枠材22及び図示しない下枠材を、芯材20を
包囲するように枠形に集合させ、その両面に薄鉄板製の
面板24をエポキシ系接着剤等を用いて貼着したものであ
る、上枠材21は、板金素材にロールフォーミングを施す
ことにより形成した板金製のもので、上面に幅の広い外
溝25を有するとともに、その外溝25の底面中央に、内側
面26aにテーパーを付与した凹溝26を形成している。側
枠材22は、前記上枠材21と同一の横断面形状をなす板金
製のもので、その外溝27に柱1の接合面1a、1b部部を嵌
合させるようにしている。また、側枠材22の凹溝28内に
は、柱1の係合孔12に係合する係合爪4がそれぞれ固着
してある。係合爪4は、第1図及び第3図に示すよう
に、前記凹溝28の底面に溶接により固着された基板41
と、この基板41の両側縁から外方に延出させた対をなす
爪本体42とを具備してなるもので、前記爪本体42は、下
方に屈曲する逆L字形をなしている。
上枠材21、側枠材22及び図示しない下枠材を、芯材20を
包囲するように枠形に集合させ、その両面に薄鉄板製の
面板24をエポキシ系接着剤等を用いて貼着したものであ
る、上枠材21は、板金素材にロールフォーミングを施す
ことにより形成した板金製のもので、上面に幅の広い外
溝25を有するとともに、その外溝25の底面中央に、内側
面26aにテーパーを付与した凹溝26を形成している。側
枠材22は、前記上枠材21と同一の横断面形状をなす板金
製のもので、その外溝27に柱1の接合面1a、1b部部を嵌
合させるようにしている。また、側枠材22の凹溝28内に
は、柱1の係合孔12に係合する係合爪4がそれぞれ固着
してある。係合爪4は、第1図及び第3図に示すよう
に、前記凹溝28の底面に溶接により固着された基板41
と、この基板41の両側縁から外方に延出させた対をなす
爪本体42とを具備してなるもので、前記爪本体42は、下
方に屈曲する逆L字形をなしている。
連結具3は、隣設するパネル2の上枠材21間に架設さ
れたもので、前記各パネル2の凹溝26の内側面26aに係
合するテーパー部31を有している。すなわち、この連結
具3は、板金素材をプレス加工によりチャンネル状に成
形することにより作られるもので、底板部32と、両側板
部33とからなっており、その側板部33の下縁部分を傾斜
させることによって、テーパー部31を形成している。連
結具3の底板部32における両端部及び中央部には、ボル
ト挿通孔34、35が穿設してあり、また、両端部と中央部
の中間には、前記凹溝26の底部方向に突出する突起36が
それぞれ突設してある。突起36は、連結具3の底板部32
の所要箇所を下方へ台形状に切り起こすことによって形
成されたもので、該連結具3のプレス成形時に同時に作
られる。しかして、この突起36の両側縁36aにはテーパ
ーが付与されることになるが、このテーパー角は、前記
凹溝26の内側面26aに付与してあるテーパー角よりも小
さく設定してある。すなわち、各突起36には、その基端
部の幅寸法が係合凹部たる孔26bの両内側縁間の距離よ
りも大きく、かつ、先端部の幅寸法が孔26bの両内側縁
間の距離よりも小さくなるようなテーパーを付与してあ
る。
れたもので、前記各パネル2の凹溝26の内側面26aに係
合するテーパー部31を有している。すなわち、この連結
具3は、板金素材をプレス加工によりチャンネル状に成
形することにより作られるもので、底板部32と、両側板
部33とからなっており、その側板部33の下縁部分を傾斜
させることによって、テーパー部31を形成している。連
結具3の底板部32における両端部及び中央部には、ボル
ト挿通孔34、35が穿設してあり、また、両端部と中央部
の中間には、前記凹溝26の底部方向に突出する突起36が
それぞれ突設してある。突起36は、連結具3の底板部32
の所要箇所を下方へ台形状に切り起こすことによって形
成されたもので、該連結具3のプレス成形時に同時に作
られる。しかして、この突起36の両側縁36aにはテーパ
ーが付与されることになるが、このテーパー角は、前記
凹溝26の内側面26aに付与してあるテーパー角よりも小
さく設定してある。すなわち、各突起36には、その基端
部の幅寸法が係合凹部たる孔26bの両内側縁間の距離よ
りも大きく、かつ、先端部の幅寸法が孔26bの両内側縁
間の距離よりも小さくなるようなテーパーを付与してあ
る。
そして、前記連結具3の両突起36を各パネル2の凹溝
26内に設けた孔26bにそれぞれ係合させるとともに、そ
の連結具3の両端部を対応するパネル2の上枠材21にそ
れぞれ1本のボルト5を用いて緊締し、そのテーパー部
31を前記凹溝26の内側面26a間に押入させている。すな
わち、前記各パネル2の上枠材21における前記ボルト挿
通孔34に対応する部位には、ナット7が溶接により固設
してあるとともに、前記突起36に対応する部位には、第
6図に示すように、四角形の孔26bが穿設してある。こ
の孔26bに連結具3の突起36を嵌合させた上で、前記ボ
ルト挿通孔34に挿通されたボルト5を前記ナット7に螺
着することによって、連結具3と各パネル2とを結合し
ている。
26内に設けた孔26bにそれぞれ係合させるとともに、そ
の連結具3の両端部を対応するパネル2の上枠材21にそ
れぞれ1本のボルト5を用いて緊締し、そのテーパー部
31を前記凹溝26の内側面26a間に押入させている。すな
わち、前記各パネル2の上枠材21における前記ボルト挿
通孔34に対応する部位には、ナット7が溶接により固設
してあるとともに、前記突起36に対応する部位には、第
6図に示すように、四角形の孔26bが穿設してある。こ
の孔26bに連結具3の突起36を嵌合させた上で、前記ボ
ルト挿通孔34に挿通されたボルト5を前記ナット7に螺
着することによって、連結具3と各パネル2とを結合し
ている。
また、前記柱1の上端近傍部には、ナット8が保持さ
せてあり、このナット8に、前記連結具3の中央部を貫
通させたボルト6を螺合させて、その緊締力により前記
柱1を相対的に前記連結具3方向に引き寄せるようにし
てる。
せてあり、このナット8に、前記連結具3の中央部を貫
通させたボルト6を螺合させて、その緊締力により前記
柱1を相対的に前記連結具3方向に引き寄せるようにし
てる。
なお、9は合成樹脂製のキャップ、10は巾木である。
このような構成のものであれば、連結具3の中央部及
び各片半部をそれぞれ1本のボルト5によりパネル2に
定着することができるので、ボルト5の定着作業の工数
を半減させることができる。
び各片半部をそれぞれ1本のボルト5によりパネル2に
定着することができるので、ボルト5の定着作業の工数
を半減させることができる。
しかも、前記ボルト5、6により緊締される連結具3
の両端部と中央部との中間には、突起36が突設されてお
り、その突起36がパネル2の上枠材21に設けた孔26bに
係合させて、かつ突起36の両側縁を孔26bの両内側縁に
密に圧接させて圧入させてあるので、各パネル2が連結
具3に対して水平回動するのを、ボルト5と突起36とに
よって禁止することができる。そのため、ボルト5の本
数を少なくしているにも拘らず、高い連結剛性を確保す
ることが可能となる。
の両端部と中央部との中間には、突起36が突設されてお
り、その突起36がパネル2の上枠材21に設けた孔26bに
係合させて、かつ突起36の両側縁を孔26bの両内側縁に
密に圧接させて圧入させてあるので、各パネル2が連結
具3に対して水平回動するのを、ボルト5と突起36とに
よって禁止することができる。そのため、ボルト5の本
数を少なくしているにも拘らず、高い連結剛性を確保す
ることが可能となる。
さらに、連結具3の中央部に貫通したボルト6により
柱1を連結具3方向に牽引するようにしているので、パ
ネル2の係合爪4を柱1の係合孔12に確実に係合させる
ことが可能となる。
柱1を連結具3方向に牽引するようにしているので、パ
ネル2の係合爪4を柱1の係合孔12に確実に係合させる
ことが可能となる。
また、連結具に設ける突起は、ピン状のものであって
もよいが、前記のように切り起こしたものにすれば、プ
レス加工により連結具を製作する際に同時に形成するこ
とが可能となり、製作に要する工数を削減することが可
能になる。この突起には、必ずしもテーパーを付与して
おく必要はないが、テーパーをつけておけば、連結具の
装着が容易になる。なお、この突起に付与するテーパー
を連結具のテーパー部のテーパーよりも緩くしておけ
ば、突起に前述したような基本的な回転防止作用を営ま
せることが可能となる。
もよいが、前記のように切り起こしたものにすれば、プ
レス加工により連結具を製作する際に同時に形成するこ
とが可能となり、製作に要する工数を削減することが可
能になる。この突起には、必ずしもテーパーを付与して
おく必要はないが、テーパーをつけておけば、連結具の
装着が容易になる。なお、この突起に付与するテーパー
を連結具のテーパー部のテーパーよりも緩くしておけ
ば、突起に前述したような基本的な回転防止作用を営ま
せることが可能となる。
[発明の効果] 本発明は、以上のように、連結具のボルト止めを、連
結具の中央部と両端部との3箇所に設定するとともに、
中央部のボルトと各端部のボルトとの間に、基端部の幅
寸法が係合凹部たる孔の両内側縁間の距離よりも大き
く、かつ、先端部の幅寸法がパネルの孔の両内側縁間の
距離よりも小さくなるようなテーパーを付与してある突
起を設け、その突起を、該突起の両側に位置するボルト
の緊締力により突起の両側縁を孔の両内側縁に密に圧接
させて孔に圧入させているので、突起にボルト相当の固
定力を発揮させることができる。したがって、ボルトが
3本であっても、5本の場合と同等の高い連結剛性を確
保することができ、連結部分の剛性を損ねることなしに
ボルトの螺着工数を少なくすることができ、荷重を作用
させてもその上縁部分が湾曲するような不具合が生じな
い頑丈な可動間仕切壁を提供できるものである。
結具の中央部と両端部との3箇所に設定するとともに、
中央部のボルトと各端部のボルトとの間に、基端部の幅
寸法が係合凹部たる孔の両内側縁間の距離よりも大き
く、かつ、先端部の幅寸法がパネルの孔の両内側縁間の
距離よりも小さくなるようなテーパーを付与してある突
起を設け、その突起を、該突起の両側に位置するボルト
の緊締力により突起の両側縁を孔の両内側縁に密に圧接
させて孔に圧入させているので、突起にボルト相当の固
定力を発揮させることができる。したがって、ボルトが
3本であっても、5本の場合と同等の高い連結剛性を確
保することができ、連結部分の剛性を損ねることなしに
ボルトの螺着工数を少なくすることができ、荷重を作用
させてもその上縁部分が湾曲するような不具合が生じな
い頑丈な可動間仕切壁を提供できるものである。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は要部を示す正
断面図、第2図は第1図におけるII矢視図、第3図は第
1図におけるIII−III線断面図、第4図は第2図におけ
るIV−IV線断面図、第5図は第2図におけるV−V線断
面図、第6図は第5図におけるVI−VI線に沿う拡大断面
図、第7図は一部省略した正面図である。 1……柱、1a、1b……接合面、2……パネル 3……連結具、5……ボルト、6……ボルト 12……係合孔、21……上枠材、26……凹溝 26a……内側面、26b……孔、31……テーパー部 36……突起
断面図、第2図は第1図におけるII矢視図、第3図は第
1図におけるIII−III線断面図、第4図は第2図におけ
るIV−IV線断面図、第5図は第2図におけるV−V線断
面図、第6図は第5図におけるVI−VI線に沿う拡大断面
図、第7図は一部省略した正面図である。 1……柱、1a、1b……接合面、2……パネル 3……連結具、5……ボルト、6……ボルト 12……係合孔、21……上枠材、26……凹溝 26a……内側面、26b……孔、31……テーパー部 36……突起
Claims (3)
- 【請求項1】複数のパネルを柱及び連結具を介して連結
するようにした可動間仕切壁であって、 各パネルは、内側面にテーパーを付与した凹溝を上枠材
に形成したものであり、 連結具は、隣設するパネルの上枠材間に架設されたもの
で、前記各パネルの凹溝内側面の底部方向に突出する突
起をそれぞれ突設してなり、 前記連結具の両突起を各パネルの凹溝底部に設けた孔に
それぞれ係合させるとともに、その連結具の中央部を柱
に1本のボルトを用いて緊締し、かつその連結具の両端
部を対応するパネルの上枠材にそれぞれ1本のボルトを
用いて緊締し、そのテーパー部を前記凹溝の内側面間に
押入させるとともに、前記各突起の両側縁を前記孔の両
内側縁に密に圧接させるようにしたものであり、前記各
突起には、その基端部の幅寸法が前記孔の両内側縁間の
距離よりも大きく、かつ、先端部の幅寸法が前記孔の両
内側縁間の距離よりも小さくなるようなテーパーを付与
してあることを特徴とする可動間仕切壁。 - 【請求項2】連結具を、板金製のものにし、その所要箇
所を台形状に切り起こすことによって、前記突起を形成
していることを特徴とする請求項1記載の可動間仕切
壁。 - 【請求項3】柱の左右の接合面に係合孔をそれぞれ設け
るとともに、各パネルの接合面に前記係合孔を係合する
下方へ屈曲する係合爪を設けておき、前記柱の上端近傍
部に保持させたナットに、前記連結具の中央部を貫通さ
せたボルトを螺合させて、その緊締力により前記柱を相
対的に前記連結具方向に引き寄せるようにしたことを特
徴とする請求項1記載の可動間仕切壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2227796A JP2949640B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 可動間仕切壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2227796A JP2949640B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 可動間仕切壁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04108939A JPH04108939A (ja) | 1992-04-09 |
JP2949640B2 true JP2949640B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=16866526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2227796A Expired - Lifetime JP2949640B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 可動間仕切壁 |
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JP (1) | JP2949640B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0621481B2 (ja) * | 1987-03-30 | 1994-03-23 | コクヨ株式会社 | 可動間仕切壁 |
JPH0752248Y2 (ja) * | 1988-06-10 | 1995-11-29 | 共栄工業株式会社 | 間仕切用パネルの連結装置 |
-
1990
- 1990-08-28 JP JP2227796A patent/JP2949640B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04108939A (ja) | 1992-04-09 |
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