JPH10252920A - 回転ずれ防止型サドル付き分水栓 - Google Patents

回転ずれ防止型サドル付き分水栓

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Publication number
JPH10252920A
JPH10252920A JP9079131A JP7913197A JPH10252920A JP H10252920 A JPH10252920 A JP H10252920A JP 9079131 A JP9079131 A JP 9079131A JP 7913197 A JP7913197 A JP 7913197A JP H10252920 A JPH10252920 A JP H10252920A
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JP
Japan
Prior art keywords
saddle
water
band
water pipe
projection
Prior art date
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Pending
Application number
JP9079131A
Other languages
English (en)
Inventor
Fukuo Nakamura
富久男 中村
Keiji Shigeno
啓司 重野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippo Valve Co Ltd
Original Assignee
Nippo Valve Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippo Valve Co Ltd filed Critical Nippo Valve Co Ltd
Priority to JP9079131A priority Critical patent/JPH10252920A/ja
Publication of JPH10252920A publication Critical patent/JPH10252920A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦係数の小さい素材を使用した配水管に取
り付けても、回転ずれが防止できるサドル付き分水栓を
提供する。 【解決手段】 サドル付き分水栓1のサドル本体21の
円弧部23の内周面27とサドルバンド31の円弧部3
3の内周面37との少なくとも一方に突起29(39)
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサドル付き分水栓に関
し、さらに詳細に言えば、配水管との間の回転ずれを防
止する機能を備えたサドル付き分水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水道の配水管から各家庭への給水
管へ分水するために、サドル付き分水栓が使用されてい
る。その場合、配水管としては鋼管が使用されているの
が普通である。しかし、給水配管の一部にはポリエチレ
ン管が使用されており、このポリエチレン管は湾曲が可
能であり、しかも簡単に溶接することによりその長さを
延長することができ、きわめて便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様なポリエチレン
管の特徴を考慮した場合、ポリエチレン管を配水管とし
て使用すると、きわめて便宜である。しかし、前述のよ
うに配水管から給水管へ分水するためにサドル付き分水
栓を使用するが、ポリエチレン管はその摩擦係数が小さ
いので、配水管へ取り付けた分水栓が、外力の作用によ
り、配水管の円周方向でずれてしまう可能性がある。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、ポリエチレン管からなる配水管へ取り付けた場合
でも、配水管に対するずれを防止できるサドル付き分水
栓を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、サドル付き分水栓のサドル本体と
サドルバンドの少なくとも一方の、配水管を囲繞する円
弧部の内周面に、配水管の外周面に食い込むことのでき
る突起を形成した。
【0006】
【作用】本発明に係るサドル付き分水栓が締結具により
ポリエチレン管の配水管に取付け固定されると、サドル
本体或いはサドルバンドの円弧部の内周面に形成された
突起がポリエチレン管に食い込み、サドル付き分水栓が
配水管に対し円周方向にずれるのを防止する。
【0007】
【実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の具体的実
施の形態を説明するが、本願発明の範囲は以下に説明さ
れる実施の形態に限定されるのではない。
【0008】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
サドル付き分水栓1の正面図である。図において、3は
分水栓本体であり、サドル本体21の円弧部23に形成
された図示してない取付け孔に取り付け、固定されてい
る。分水栓本体3の下部には図示しない流入口が設けら
れ、この流入口は、仮想線で示されている配水管11に
形成された流出口13に通じている。符号15は、前述
のサドル本体21に形成された取付け孔に配置されたサ
ドルパッキンである。符号7は、配水管11に分水栓1
を取り付けた後、流出口13を明ける為のドリルを挿入
する孔であり、符号9は分水孔である。分水栓本体3内
には内部流路が形成されたボールが収受されており、ス
ピンドル5によりこのボールを回転させ、分水孔9と配
水管11との連通を開閉する。サドル付き分水栓の基本
構造及びサドル本体への取付け構造は公知であるので、
これ以上の説明は省略する。
【0009】サドル本体21は、分水栓本体3が取り付
けられる円弧部23と、その両側で水平に延びるアーム
25を備えている。
【0010】符号31はサドルバンドであり、サドル本
体21に対向するように配置される。サドル本体21と
同様に、円弧部33と、その両側で水平に延びるアーム
35とを備えている。
【0011】図示のようにサドル本体21とサドルバン
ド31とは、それぞれの円弧部23と33で配水管11
の周囲を囲繞するようにして配置される。そして、サド
ル本体21とサドルバンド31のアーム25、35に形
成されたボルト孔(図示せず)にボルト41を挿通し、
これにナット43を螺合させて締めつけることにより、
このサドル付き分水栓1は配水管11に取付け、固定さ
れる。
【0012】上記の如く構成された本実施の態様に係る
サドル付き分水栓1においては、そのサドル本体21と
サドルバンド31とのそれぞれの円弧部23、33の内
周面27、37に複数の突起29、39が形成されてい
る。ボルト41とナット43とによりサドル本体21と
サドルバンド31とが結合されて配水管11にきつく取
り付けられると、これらの突起29、39が配水管11
の外周面12に食い込む。従って、取付け完了後に何ら
かの原因で外力が作用しても、このサドル付き分水栓1
が配水管11に対して回転するのを確実に防止する。
【0013】図2は、突起39の詳細図で、(イ)は、
サドルバンド31の円弧部33の内周面37の一部平面
展開図、(ロ)は突起39の拡大断面図である。突起3
9は図示のように列状に並んで配置され、その形状は高
さ約1ミリの截頭円錐台で、頂部の径が約1ミリ、頂角
60度の小さい突起となっている。突起29の形状及び
配置も同様である。
【0014】図3は、第2の実施の態様に係る突起39
aの詳細図で、(イ)は、サドルバンドの円弧部の内周
面37aの一部平面展開図、(ロ)は突起39aの断面
図である。突起39aは図示のように列状に並んで配置
され、その形状は高さ約1ミリの截頭円錐台で、頂部の
径が約18ミリ、頂角90度の、第1の実施の態様での
突起39よりずっと径の大きい突起となっている。
【0015】図4は、第3の実施の態様に係る突起39
bの詳細を示すサドルバンドの円弧部の内周面37bの
一部平面展開図である。突起39bは、高さ約1ミリ、
幅約1ミリの細長い突起となっており、図示の如く交互
に右上がり、右下がりの状態で配置されている。
【0016】図5は、第4の実施の態様に係る突起39
cの詳細を示すサドルバンドの円弧部33c部分断面図
である。このサドルバンドの円弧部33cの内周面37
cには塗装が施され、塗幕51が内周面37c上に形成
されている。本実施の態様ではエポキシ樹脂を塗料とし
て使用している。符号53は粒径の小さい粉体であり、
本実施の態様では硅砂を使用している。この粉体53を
混入した塗料を塗布し、塗料が乾くことにより、この粉
体53が内周面37c上に固定される。この粉体53は
その形状の一部が塗幕51の外面より突出し、突起を形
成する。この突起の形状は第1乃至第3の実施の態様で
の突起に比してきわめて小さいが、その数はきわめて多
く、十分な回り止め作用を果たすことができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サドル本体とサドルバンドの少なくとも一方の内周面に
形成された突起が、配水管の外周面に食い込むので、サ
ドル付き分水栓が配水管に対して円周方向でずれるのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るサドル付き分
水栓の正面図である。
【図2】第1の実施の態様に係る突起の詳細図である。
【図3】第2の実施の態様に係る突起の詳細図である。
【図4】第3の実施の態様に係る突起の詳細図である。
【図5】第4の実施の態様に係る突起の詳細図である。
【符号の説明】
1 サドル付き分水栓 3 分水栓本体 11 配水管 21 サドル本体 23 円弧部 27 内周面 31 サドルバンド 33 円弧部 37 内周面 39 突起 41 ボルト 43 ナット 51 塗幕 53 粉体(突起)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分水栓を備え、配水管の外周の少なくと
    も一部を囲繞する円弧部を備えたサドル本体と、前記サ
    ドル本体に対向して配置され、前記配水管の外周の少な
    くとも一部を囲繞する円弧部を備えたサドルバンドと、
    前記サドル本体と前記サドルバンドとを締結する締結具
    とを備えたサドル付き分水栓において、前記サドル本体
    と前記サドルバンドの少なくとも一方の、前記円弧部の
    内周面に、前記配水管との間の滑りを防止する回転ずれ
    防止部材を備えたことを特徴とする、回転ずれ防止型サ
    ドル付き分水栓。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分水栓において、前記回
    転ずれ防止部材は、前記サドル本体と前記サドルバンド
    の少なくとも一方の円弧部の前記内周面に形成された複
    数の突起であることを特徴とする、回転ずれ防止型サド
    ル付き分水栓。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の分水栓において、前記突
    起は、前記サドル本体或いは前記サドルバンドを鋳造す
    る際に、前記サドル本体或いは前記サドルバンドと一体
    に形成される突起であることを特徴とする、回転ずれ防
    止型サドル付き分水栓。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の分水栓において、前記サ
    ドル本体或いは前記サドルバンドの前記円弧部の内周面
    には、小径の粒状物を混入した塗料が塗布されており、
    前記突起は、前記粒状物により形成されることを特徴と
    する、回転ずれ防止型サドル付き分水栓。
JP9079131A 1997-03-14 1997-03-14 回転ずれ防止型サドル付き分水栓 Pending JPH10252920A (ja)

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