JP2001004053A - スイング式逆止弁 - Google Patents

スイング式逆止弁

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JP2001004053A
JP2001004053A JP11172388A JP17238899A JP2001004053A JP 2001004053 A JP2001004053 A JP 2001004053A JP 11172388 A JP11172388 A JP 11172388A JP 17238899 A JP17238899 A JP 17238899A JP 2001004053 A JP2001004053 A JP 2001004053A
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JP
Japan
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valve
arm
support shaft
check valve
type check
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Withdrawn
Application number
JP11172388A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ishiyama
均 石山
Kazuya Matsumoto
和也 松本
Shigenobu Kato
重信 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】流体中に微粒子状の固形物が含まれていても、
アームの挿通孔の内面および支軸の外面が磨耗を受け
ず、輸送用配管ラインを長期にわたって維持することが
できる耐久性にすぐれたスイング式逆止弁を提供するこ
と。 【解決手段】硬質塩化ビニル樹脂製の弁箱2内に設けら
れた支軸4に、弁体6が硬質塩化ビニル樹脂製のアーム
5を介して揺動可能に支持され、この弁体6が弁箱2内
に設けられた流路回りの弁座7に接離可能とされている
スイング式逆止弁において、支軸4がステンレス製のも
のであり、一方、アーム5の挿通孔51内に、ステンレ
ス製のブッシュ52が強制嵌合されているスイング式逆
止弁1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体輸送用配管ライ
ンにて用いられるスイング式逆止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスイング式逆止弁として、たとえ
ば実開平5−47635号公報において、硬質塩化ビニ
ル樹脂製の弁箱2内に設けられた支軸4に、アーム5を
介して、揺動可能に支持した弁体6を、弁箱2内に設け
られた流路回りの弁座7に接離可能とした構造のものが
開示されている(図5および図6を参照)。
【0003】この場合、図6に示すように、弁箱2の外
壁から内部に貫通するように設けた貫通孔224から弁
体6の支軸4を弁箱2内の支持孔に挿入して支持してい
る。そして、支軸4の一端部外周に設けた環状凹溝にシ
ール用のOリングを装着して、貫通孔224をプラグ2
25にて閉塞し、貫通孔225からの流体の洩れを防止
している。
【0004】そして、流体が矢印で示す方向に流れる場
合には、支軸4のまわりに揺動可能に支持された弁体6
が、流体圧によって、蓋3の下方に突出して設けられた
ストッパ32に当たる位置まで開いて流体を通過させ
る。また、矢印方向の流体の流れが止まると、弁体6は
その自重によって元の位置へ戻り、弁体6が弁座7に当
接して流入口側の開口を閉塞することで、流体の逆流を
防止する構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスイング式逆止弁においては、支軸4と、この支軸
4に弁体6を揺動可能に支持しているアーム5がともに
弁箱2と同じ硬質塩化ビニル樹脂製のものであるため、
たとえば固体の微粒子(いわゆるスラリー)を含んだ流
体を輸送する配管ラインにて同逆止弁1が用いられた場
合、アーム5の挿通孔内面と支軸4外面との隙間内にス
ラリーが侵入し、弁体6の揺動動作の繰り返しによっ
て、アーム4の挿通孔内面および支軸4外面が固体の微
粒子にて磨耗されることになる。この結果、弁体6の位
置ずれが生じたり、あるいは弁体6の動作不良が生じる
という問題があった。
【0006】本発明の目的は、流体中に微粒子状の固形
物が含まれていても、アームの挿通孔の内面および支軸
の外面が磨耗を受けることがなく、その結果、輸送用配
管ラインを長期にわたって維持することができる耐久性
にすぐれたスイング式逆止弁を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、弁箱内に設けられた支軸に、弁体がアームを介して
揺動可能に支持され、この弁体が弁箱内に設けられた流
路回りの弁座に接離可能とされてなるスイング式逆止弁
において、少なくとも前記支軸の外面およびこの支軸が
挿通されているアームの挿通孔の内面を耐蝕性の金属材
料製のものとしたものである。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
スイング式逆止弁において、支軸全体を耐蝕性の金属材
料製のものとし、一方、アームの挿通孔内に、耐蝕性の
金属材料製のブッシュを強制嵌合したものである。
【0009】(作用)請求項1または2記載の本発明で
は、少なくとも支軸の外面およびこの支軸が挿通されて
いるアームの挿通孔の内面が耐蝕性の金属材料製のもの
とされているので、配管ライン内を流れる流体が微粒子
状の固形物を含んでいても、アームの挿通孔の内面およ
び支軸の外面は磨耗しない。
【0010】また、請求項2記載の本発明では、支軸が
耐蝕性の金属材料製のもので、かつ、アームの挿通孔内
に、耐蝕性の金属材料製のブッシュが強制嵌合されてい
るので、従来の合成樹脂製のアームを利用できコスト高
とならない。そして、アームの重量増加もわずかである
ので、弁体の動作状態もほとんど変化が生じない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。図1は本発明のスイング式
逆止弁の一例を示す縦断面図、図2は図1に対応した側
面図である。
【0012】図1に示すように、スイング式逆止弁1
は、弁箱2と、弁箱2の上端開口を覆う蓋3と、弁箱2
の弁室内に設けられた支軸4にアーム5を介して揺動可
能に支持された弁体6とから構成されている。
【0013】弁箱2は硬質塩化ビニル樹脂製のものであ
り、水平円筒部21と垂直円筒部22とが逆T字状に連
結して形成されている。水平円筒部21の両端には円板
状のフランジ211が設けられ、フランジタイプの流入
側接続部21Aおよび流出側接続部21Bとされてい
る。両フランジ211には8個のボルト挿通孔212が
設けられ、ボルト・ナットにて被接続管の端部フランジ
と接続されるようになっている。
【0014】垂直円筒部22の上端には円板状のフラン
ジ221が設けられ、フランジタイプの接続部22Aと
されている。垂直円筒部22のフランジ面に蓋3の外周
縁のフランジ31下面が載置され、両フランジがボルト
・ナット8にて連結されることで、弁箱2の上端開口が
蓋3で覆われている。蓋3は平面視円形状の硬質塩化ビ
ニル樹脂製のものであり、そのフランジ31を除いた部
分が上方に少し膨出されている。
【0015】流入側接続部21の奥部内端には弁座7が
設けられている。弁箱2の垂直円筒部22内の流入口側
の壁には、支持孔を有する一対の支持部222が設けら
れている。この支持部222の支持孔223にて、従来
の従来の逆止弁と同様に、支軸4の両端が流体の流れ方
向に対して交差する方向に配置されて固定されている。
なお、支軸4はステンレス製のものである。
【0016】その際、一方の支持部222側において
は、支持孔223は垂直円筒部22の壁部を外方に貫通
しており、この部分においては、支軸4の端部外周に環
状凹溝41が設けられ、この環状凹溝41にシール用O
リング42を装着して、貫通孔224をプラグ225に
て閉塞し、貫通孔224からの流体の洩れを防止してい
る。
【0017】そして、支軸4のまわりにアーム5が揺動
可能に支持され、このアーム5の下端に設けられた孔内
に弁体6の一端部が挿通され、この弁体6の中央部に設
けられた貫通孔内に挿通されたパッキング押さえ62の
端部外周の雄ねじにナット63が螺着されることで、パ
ッキング押さえ62にて挟持されて取着されている。ア
ーム5、弁体6およびパッキング押さえ62はともに硬
質塩化ビニル樹脂製のものである。
【0018】アーム5の挿通孔51内には、図4に示す
ように、ステンレス製のブッシュ52が強制嵌合されて
いる。このブッシュ52の内径は支軸4の外径よりも少
し大きくされ、また、その長さはアーム5の挿通孔51
の長さとほぼ等しくされている。
【0019】61は平板状のEPDM製の環状パッキン
グであり、図1に示すように、弁体6の弁座7側に位置
する環状凹部に装着されるとともにパッキング押さえ6
2のフランジ部621にて挟持されている。
【0020】上記実施例のスイング式逆止弁1では、支
軸4がステンレス製のものであり、しかも、この支軸4
外面と当接するアーム5の挿通孔51の内面がステンレ
ス製のブッシュ52にて被覆されているので、スイング
式逆止弁1内を流れる流体が微粒子状の固形物を含んで
いても、アーム5の挿通孔51内面および支軸4の外面
が磨耗して擦り減ることがない。このため、固形物を含
んだスラリーなどの輸送用配管ラインに適したスイング
式逆止弁である。
【0021】上記実施例では、支軸4全体をステンレス
製のものとしたが、アーム5と同様に、支軸4の外面
に、ステンレス製のブッシュ5の内径よりも小径のステ
ンレス製のブッシュを嵌着してもよい。また、支軸4と
ブッシュ52をチタン製のものとしてもよい。
【0022】また、上記実施例では,ブッシュ52をア
ーム5の挿通孔51内に押し込んで強制的に嵌合してい
るが、たとえばアーム5を射出成形にて成形する際にブ
ッシュ52を一体にインサート成形した構造としてもよ
い。その際に、インサートされるブッシュの外周面に突
起を設けておくと、アームに対してブッシュを嵌着・固
定できる。
【0023】
【発明の効果】請求項1または2記載の本発明において
は、少なくとも支軸の外面およびこの支軸が挿通されて
いるアームの挿通孔の内面が耐蝕性の金属材料製のもの
とされているので、配管ライン内を流れる流体が微粒子
状の固形物を含んでいても、アームの挿通孔の内面およ
び支軸の外面は磨耗しない。
【0024】また、請求項2記載の本発明においては、
支軸が耐蝕性の金属材料製のもので、かつ、アームの挿
通孔内に、耐蝕性の金属材料製のブッシュが強制嵌合さ
れているので、従来の合成樹脂製のアームを利用できコ
スト高とならず、また、アームの重量増加もわずかであ
り、弁体の動作不良もほとんど生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイング式逆止弁の一例を示す縦断面
図である。
【図2】図1対応の側面図である。
【図3】図1の要部を示す分解斜視図である。
【図4】図1の要部を示す拡大断面図である。
【図5】従来のスイング式逆止弁を示す縦断面図であ
る。
【図6】図5対応の側面図である。
【符号の説明】
1 スイング式逆止弁 2 弁箱 21 水平円筒部 22 垂直円筒部 222 支持部 223 支持孔 3 蓋 4 支軸 5 アーム 51 挿通孔 52 ブッシュ 6 弁体 61 環状パッキング 62 パッキング押さえ 7 弁座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 和也 東京都港区虎ノ門3−4−7 積水化学工 業株式会社内 (72)発明者 加藤 重信 埼玉県朝霞市根岸台3−15−1 積水化学 工業株式会社内 Fターム(参考) 3H058 AA07 BB01 BB22 BB23 BB24 CA38 CC17 CD29

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に設けられた支軸に、弁体がアー
    ムを介して揺動可能に支持され、この弁体が弁箱内に設
    けられた流路回りの弁座に接離可能とされてなるスイン
    グ式逆止弁において、 少なくとも前記支軸の外面およびこの支軸が挿通されて
    いるアームの挿通孔の内面が耐蝕性の金属材料製のもの
    とされていることを特徴とするスイング式逆止弁。
  2. 【請求項2】 支軸全体が耐蝕性の金属材料製のもので
    あり、一方、アームの挿通孔内に、耐蝕性の金属材料製
    のブッシュが強制嵌合されている請求項1記載のスイン
    グ式逆止弁。
JP11172388A 1999-06-18 1999-06-18 スイング式逆止弁 Withdrawn JP2001004053A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064263A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Chugoku Electric Power Co Inc:The 逆止弁及び逆止弁補修方法
JP2008308988A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Nikki Co Ltd ベーパライザ
WO2012019280A1 (en) * 2010-08-09 2012-02-16 Gea Houle Inc. Hybrid check valve for piston pump, piston pump provided with such a hybrid check valve, kit for assembling the same, and methods of assembling and operating associated thereto

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