JPH08128548A - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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JPH08128548A
JPH08128548A JP26537594A JP26537594A JPH08128548A JP H08128548 A JPH08128548 A JP H08128548A JP 26537594 A JP26537594 A JP 26537594A JP 26537594 A JP26537594 A JP 26537594A JP H08128548 A JPH08128548 A JP H08128548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve seat
piston
cavity
check valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP26537594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ishiyama
均 石山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP26537594A priority Critical patent/JPH08128548A/ja
Publication of JPH08128548A publication Critical patent/JPH08128548A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出口からの流体の逆流圧が弱いときも閉弁
し、入口から流入する流体圧が弱いときも開弁する逆止
弁を提供することにある。 【構成】 入口2から出口3に流れる流路の途中に設け
られた弁座4と、この弁座4の上方に設けられたシリン
ダ5と、このシリンダ5内を昇降するピストン6と、ピ
ストン6の下方に弁体61が設けられ、ピストン6が下
降すると弁体61により流路を閉鎖する逆止弁1におい
て、弁体61には流路の閉鎖時に弁座4に密接する環状
パッキン63が設けられ、環状パッキン63の弁座4と
密接する面とは反対側の面上には空隙64が設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、逆止弁に関し、特に比
較的小さな圧力により感度よく開閉される逆止弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実開昭60−18087
6号公報に記載されているように、入口から出口に流れ
る流路の途中に設けられた弁座と、この弁座の上方に設
けられたシリンダと、このシリンダ内を昇降するピスト
ンと、ピストンの下方に弁体が設けられ、ピストンが下
降すると弁体により流路を閉鎖する逆止弁が知られてい
る。
【0003】このような逆止弁においては、流路の入口
から入った流体が弁座の下方から流入すると、この流体
の圧力により弁体が持ち上げられて弁体が弁座から離れ
て開弁されるが、流体の流入が停止したり、入口とは反
対側の出口から流体が逆流するときは、ピストン及び弁
体が自重により降下して弁体が弁座に密接し、閉弁して
流路を閉鎖するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような逆止弁においては、出口からの流体の逆流圧
が弱いときは、閉弁しないことがある。又、入口から流
入する流体圧が弱いときには開弁しないときがある。
【0005】本発明は、従来の逆止弁におけるこのよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、上記の問題を解決し、出口からの流体の逆流
圧が弱いときも閉弁し、入口から流入する流体圧が弱い
ときも開弁する逆止弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明逆止弁は、入口から出口に流
れる流路の途中に設けられた弁座と、この弁座の上方に
設けられたシリンダと、このシリンダ内を昇降するピス
トンと、ピストンの下方に弁体が設けられ、ピストンが
下降すると弁体により流路を閉鎖する逆止弁において、
弁体には流路の閉鎖時に弁座に密接する環状パッキンが
設けられ、環状パッキンの弁座と密接する面とは反対側
の面上には空隙が設けられていることを特徴とする逆止
弁。
【0007】又、請求項2記載の本発明逆止弁は、入口
から出口に流れる流路の途中に設けられた弁座と、この
弁座の上方に設けられたシリンダと、このシリンダ内を
昇降するピストンと、ピストンの下方に弁体が設けら
れ、ピストンが下降すると弁体により流路を閉鎖する逆
止弁において、弁体内に空洞が設けられ、空洞には流路
と連通する連通路が設けられ、空洞の流路と直角をなす
平面における投影面積は流路の断面積よりも大きいこと
を特徴とするものである。
【0008】請求項1、2記載の本発明逆止弁の流路、
シリンダ、ピストン等の材質は、特に限定されるもので
はないが、例えば、硬質塩化ビニル樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ABS樹脂等の合成樹脂や鋳鉄、
鋼、ステンレス鋼、銅、真鍮等の金属等が使用できる。
【0009】又、請求項1記載の発明における環状パッ
キンの材質は、特に限定されないが、例えば、天然もし
くは合成ゴムの他に、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ナイロン、テフロン等の弾性に富む合成樹脂等が使用で
きる。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明逆止弁においては、弁体
には流路の閉鎖時に弁座に密接する環状パッキンが設け
られ、環状パッキンの弁座と密接する面とは反対側の面
上には空隙が設けられているので、環状パッキンの弁座
と密接する面とは反対側の面上の空隙に流路出口から逆
流する流体が侵入し、逆流する流体圧が環状パッキンの
弁座と密接する面とは反対側の面上に作用する結果、逆
流する流体圧が弱いものであっても閉弁する。
【0011】請求項2記載の本発明逆止弁においては、
弁体内に空洞が設けられ、空洞には流路と連通する連通
路が設けられているので、空洞内にも入口からの流体が
流入し、空洞の流路と直角をなす平面における投影面積
は流路の断面積よりも大きいので、空洞内の流体圧は流
路における流体圧よりも大きく、この大きい流体圧が空
洞の壁面に作用する結果、流路に流入する流体圧が弱く
ても開弁する。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。 〔実施例1:請求項1記載の発明の実施例〕図1は本発
明逆止弁の一例を示す断面図である。図1において、1
は本発明逆止弁、11は本発明逆止弁1の硬質塩化ビニ
ル樹脂製Y字管状本体であり、本体11は主管部12及
び分岐管部13とからなる。分岐管部13は主管部12
に対してほぼ45度傾斜して設けられている。主管部1
2の一端には流路の入口2が設けられ、他端には流路の
出口3が設けられ、流路の途中に弁座4が設けられてい
る。本体11の分岐管部13内には硬質塩化ビニル樹脂
製シリンダ5が挿入され、硬質塩化ビニル樹脂製袋ナッ
ト14が分岐管部13の雄ねじにねじ込まれている。
【0013】シリンダ5内には、シリンダ5内を昇降す
る硬質塩化ビニル樹脂製ピストン6が設けられ、ピスト
ン6内には金属製錘が封入されており、ピストン6の下
端部には弁体61が設けられている。シリンダ5の内面
には蟻溝51が軸心方向に設けられていて、蟻溝51内
にピストン6の外面に設けられた凸部が挿入されてい
て、ピストン6が回転することなく円滑にシリンダ5内
を昇降できるようになっている。弁体61の外周面には
断面V形の凹溝62が設けられ、凹溝62には合成ゴム
製環状パッキン63が嵌合されている。
【0014】環状パッキン63の弁座4に密接する下面
と反対側の上面上には断面V形の空隙64が設けられて
いる。尚、図2に示すように、弁体61の外周面に断面
U形の凹溝62を設け、環状パッキン63の弁座4に密
接する下面と反対側の上面上には断面U形の空隙64が
設けられていてもよい。
【0015】入口2からの流体が弁座4の下方から流入
すると、この流体の圧力により弁体61が押し上げら
れ、その結果、ピストン6が上昇し、流体が出口3の方
にながれるが、入口2からの流体の流入が停止された
り、出口3から流体が逆流されると弁体61を押し上げ
る力がなくなり、ピストン6及び弁体61は自重により
降下して環状パッキン63が弁座4に密接し閉弁される
ようになっている。
【0016】シリンダ5の外面には合成ゴム製のOリン
グ65が設けられ、シリンダ5と本体11の分岐管部1
3内との間が水密になっている。21は本体11の主管
部12の入口2の外面に取付けられたフランジ、31は
主管部12の出口3の外面に取付けられたフランジであ
り、これらのフランジ21、31により他の管と接続で
きるようになっている。
【0017】〔実施例1の作用〕次に図1に示す本発明
逆止弁の作用を説明する。入口2からの流体が弁座4の
下方から流入すると、この流体の圧力により弁体61が
押し上げられ、その結果、ピストン6が上昇し、流体が
出口3の方にながれる。
【0018】入口2からの流体の流入が停止されたり、
出口3から流体が逆流されると弁体61を押し上げる力
がなくなり、ピストン6及び弁体61は自重により降下
して環状パッキン63が弁座4に密接し閉弁される。環
状パッキン63の弁座4に密接する下面と反対側の上面
上には空隙64が設けられているので、出口3から流体
が逆流される場合には、逆流される流体が空隙64内に
侵入し、侵入した流体圧が環状パッキン63の上面に作
用し、閉弁力を増加する。従って、逆流する流体圧が弱
いものであっても閉弁する。
【0019】〔実施例2:請求項2記載の発明の実施
例〕図3は本発明逆止弁の他の一例の要部を示す断面図
である。図3に示す本発明逆止弁1においては、シリン
ダ5内を昇降するピストン6の下端の弁体61内に空洞
66が設けられ、空洞66には連通路67が設けられ、
連通路67は弁体61の端面に開口され、空洞66と流
路とは連通路67により連通されている。空洞66の内
径Dは弁座4付近の流路の内径dよりも大であって、空
洞66の弁座4付近の流路と直角をなす平面における投
影面積は弁座4付近の流路の断面積よりも大きい。
【0020】〔実施例2の作用〕図3に示す本発明逆止
弁1においては、弁体61内に空洞66が設けられ、空
洞66には連通路67が設けられ、連通路67は弁体6
1の端面に開口され、空洞66と流路とは連通路67に
より連通されているので、入口から流入した流体は弁体
61の下面を押圧すると共に連通路67から空洞66内
に侵入し、空洞66内の壁面を押圧する。
【0021】空洞66の内径Dは弁座4付近の流路の内
径dよりも大であるから、空洞66の弁座4付近の流路
と直角をなす平面における投影面積は弁座4付近の流路
の断面積よりも大きいので、空洞66内の流体圧は弁座
4付近の流路における流体圧よりも大きく、この大きい
流体圧が空洞の壁面に作用する結果、流路に流入する流
体圧が弱くても開弁する。
【0022】以上、本発明の実施例を図により説明した
が、本発明の要旨を逸脱しない設計変更は本発明の要旨
に含まれる。例えば、図示の実施例においては、本体の
分岐管部が主管部に対して45度に傾斜されているが、
30度に傾斜されていてもよく、60度に傾斜されてい
てもよく、或いは、分岐管部が主管部に対して直角に分
岐されていてもよい。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の本発明逆止弁において
は、弁体には流路の閉鎖時に弁座に密接する環状パッキ
ンが設けられ、環状パッキンの弁座と密接する面とは反
対側の面上には空隙が設けられているので、環状パッキ
ンの弁座と密接する面とは反対側の面上の空隙に流路出
口から逆流する流体が侵入し、逆流する流体圧が環状パ
ッキンの弁座と密接する面とは反対側の面上に作用する
結果、逆流する流体圧が弱いものであっても閉弁する。
【0024】請求項2記載の本発明逆止弁においては、
弁体内に空洞が設けられ、空洞には流路と連通する連通
路が設けられているので、空洞内にも入口からの流体が
流入し、空洞の流路と直角をなす平面における投影面積
は流路の断面積よりも大きいので、空洞内の流体圧は流
路における流体圧よりも大きく、この大きい流体圧が空
洞の壁面に作用する結果、流路に流入する流体圧が弱く
ても開弁する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明逆止弁の一例を示す断面図。
【図2】本発明逆止弁の他の一例を示す要部拡大断面
図。
【図3】本発明逆止弁の更に他の一例の要部を示す断面
図。
【符号の説明】
1 逆止弁 11 本体 12 主管部 13 分岐管部 14 袋ナット 2 入口 21 フランジ 3 出口 31 フランジ 4 弁座 5 シリンダ 6 ピストン 61 弁体 62 凹溝 63 環状パッキン 64 空隙 65 Oリング 66 空洞 67 連通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口から出口に流れる流路の途中に設け
    られた弁座と、この弁座の上方に設けられたシリンダ
    と、このシリンダ内を昇降するピストンと、ピストンの
    下方に弁体が設けられ、ピストンが下降すると弁体によ
    り流路を閉鎖する逆止弁において、弁体には流路の閉鎖
    時に弁座に密接する環状パッキンが設けられ、環状パッ
    キンの弁座と密接する面とは反対側の面上には空隙が設
    けられていることを特徴とする逆止弁。
  2. 【請求項2】 入口から出口に流れる流路の途中に設け
    られた弁座と、この弁座の上方に設けられたシリンダ
    と、このシリンダ内を昇降するピストンと、ピストンの
    下方に弁体が設けられ、ピストンが下降すると弁体によ
    り流路を閉鎖する逆止弁において、弁体内に空洞が設け
    られ、空洞には流路と連通する連通路が設けられ、空洞
    の流路と直角をなす平面における投影面積は流路の断面
    積よりも大きいことを特徴とする逆止弁。
JP26537594A 1994-10-28 1994-10-28 逆止弁 Pending JPH08128548A (ja)

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JP26537594A JPH08128548A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 逆止弁

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139057A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Tabuchi Corp 流量調整弁
KR101144860B1 (ko) * 2011-11-16 2012-05-11 엄진욱 수도미터기의 유출측에 설치되는 역류방지장치
CN107448650A (zh) * 2017-08-28 2017-12-08 铜陵百锐设备配件有限公司 一种太阳能升降式止回阀
KR102218406B1 (ko) * 2019-10-24 2021-02-19 주식회사 포스코 역류방지밸브 및 이를 포함하는 저장탱크

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JP2007139057A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Tabuchi Corp 流量調整弁
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CN107448650A (zh) * 2017-08-28 2017-12-08 铜陵百锐设备配件有限公司 一种太阳能升降式止回阀
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