JPH0125815Y2 - - Google Patents

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JPH0125815Y2
JPH0125815Y2 JP18607484U JP18607484U JPH0125815Y2 JP H0125815 Y2 JPH0125815 Y2 JP H0125815Y2 JP 18607484 U JP18607484 U JP 18607484U JP 18607484 U JP18607484 U JP 18607484U JP H0125815 Y2 JPH0125815 Y2 JP H0125815Y2
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valve body
spindle
ring
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valve
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主に化学工業、鉄鋼業、食品工業、
上下水道、農業用水道において、各種流体の輸送
配管中に設置される蝶形弁の、シール構造に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、弁体の外周に一体構造のガスケツトを装
着させ、本体と弁体間及び本体とスピンドルの弁
体支持部分との間をシールさせるようにした蝶形
弁は、例えば特公昭59−39630号公報に開示され
ている。この蝶形弁においては、弁体外周にガス
ケツトを装着し、このカスケツトは弁体外周に延
在する第1のリング部とスピンドルの両端を同心
に囲う第2及び第3のリング部との3個のリング
部を有し、本体とスピンドルの弁体支持部分との
間のシールは、この弁体の支持部分に設けられた
弁体上下の凹所に前記ガスケツトの第2、第3の
リング部に設けたフランジ部を嵌合させ、スピン
ドル部に装着された弁体に対向する対向面を有す
るブツシユを、スピンドルの一端に設けたバネ素
子で強制的に衝合させるたとにより、このフラン
ジ部を弁体とブツシユとの間に挟持させ、スピン
ドルに沿う流体排出による漏洩を防止し、この漏
洩に伴う流量損失を回避している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし上記の蝶形弁のシール構造においては、
前記ガスケツトに設けたフランジ部がフラツトな
面であるため、シール性を確保するためには弁体
及びブツシユとの間に高い面圧が必要とされ、長
期使用によるバネの圧縮力の低下により、この面
圧の低下が生じ、シール性が悪くなり、スピンド
ル方向への流体漏れが起こり、金属で形成された
スピンドルが侵食され、あるいは腐食するという
問題がある。
また一般にガスケツトは摩擦抵抗の大きいゴム
のような弾性材料を用いているので、弁体の開閉
のためにこれを回転させた場合に、前記構造のガ
スケツトはその第2及び第3のリング部の本体と
接している封鎖平面部が摩擦などにより、本体と
との摩擦抵抗が非常に大きくなつたり本体に固着
することがあり、弁体の回転に付随せず、そのた
め第2及び第3のリング部と第1のリング部との
間によじれを生じ、このガスケツトを損傷させる
という問題もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の問題点を解決するために、本体
と、この本体を連続して貫通するスピンドルによ
つて前記本体に回動自在に支持された弁体と、こ
の弁体の外周に装着され同弁体の外周に延在する
第1のリング部と前記スピンドルの各端部を同心
に囲う第2及び第3のリング部との3個のリング
部を有する一体構造のシートと、前記スピンドル
の両端部に装着され前記弁体に対向する面を区画
するブツシユとを具備する蝶形弁において、前記
シートの第2及び第3のリング部に、前記弁体に
設けた凹所に嵌入される回転防止用の突起を設
け、前記ブツシユの本体及び弁体に接する部分に
設けた各環状溝にOリングをそれぞれ装着させた
ことを特徴とする蝶形弁を構成するものである。
前記一体構造であるシートの第2及び第3のリ
ング部に設ける回転防止用の突起は、スピンドル
軸線と平行方向に設けるのがよく、またその位置
はこれらリング部の外周部に設けるのがよい。ま
たこの突起の数は2〜4個設けるのがよく、2個
設ける場合は直径方向に相対して設け、4個設け
る場合は、90度間隔に相対して設けるのがよい。
さらにこのシールの材料は特に限定されないが、
ゴム弾性体が好ましく、その中でもエチレンプロ
ピレンターポリマーなどが好適である。
〔作用〕
上記の構成よりなる本考案の蝶形弁において
は、スピンドル両端部に装着され弁体に対向する
面を区画するブツシユは、強度が要求されるスピ
ンドルを支持し、またこのブツシユの本体に接す
る部分に装着されているOリングにより本体の内
面のシールを完全に行い、さらにブツシユの弁体
に接する部分に装着されているOリングにより弁
体の内面のシールを完全に行うなどスピンドル部
への流体漏洩を防止する。
また一体構造のシールの第2及び第3のリング
部に設けた回転防止用の突起により、この第2及
び第3のリング部と弁体との間に相対的な移動が
なくなり、この第2及び第3のリング部は第1の
リング部と共に常に弁体の回動に付随し、第1の
リング部と第2、第3リング部との間によじれを
生じることがなくシートの損傷を防止する。
〔実施例〕
本考案の実施例について図面を参照して以下に
説明する。
第1図及び第2図において、1は塩化ビニル樹
脂からなる本体、2はこの本体1に、スピンドル
3によつて回転自在に取付けられ支持されている
塩化ビニル樹脂からなる円板状の弁体である。ス
ピンドル3は金属製であり、本体1及び弁体2の
胴部を貫通して延在し、その断面が方形に形成さ
れ、これに嵌挿される弁体2及びブツシユ6,7
との間に相対回転がないようにしている。ブツシ
ユ6,7はポリプロピレン樹脂で構成され、スピ
ンドル3の両端部4,5に嵌挿され、スピンドル
3に装着されたC型止め輪18,19により、こ
れらブツシユ6,7の軸方向への移動が抑制され
ている。
スピンドル3に支持され本体1に回動自在に取
付けられている弁体2の外周には環状溝が設けら
れ、またスピンドル3が貫通する上下直径方向の
開孔部には、ブツシユ6,7が嵌入される筒状凹
所8,9とさらにそれより外方にシート12(後
述)の第2及び第3のリング部が嵌入される筒状
凹所10,11がスピンドル3と同心に設けられ
ている。この筒状凹所10,11の外方には、さ
らに前記シート12の第2及び第3のリング部に
設けられた回転防止用突起14a,14b及び1
5a,15b(後述)が嵌入される凹溝10a,
10b,11a,11bが直径方向の上下に2個
設けられている(第6図、第1図)。
前記弁体2の環状溝に嵌合されるシート12
は、エチレンプロピレンターポリマーで構成さ
れ、第3図から第5図に示すような構造を有して
いる。すなわち、弁体2の外周に延在する第1の
リング部13と、スピンドル3を同心に囲う第2
のリング部14と第3のリング部15との3個の
リング部を有する一体構造となつている。第1の
リング部13の内周側には、環状の突起が設けら
れ、弁体2の外周の環状溝に嵌入された後には弁
体2から半径方向外方に動かないように考慮され
ている。また第2及び第3のリング部14,15
の外周部には、直径方向に相対して2個の回転防
止用の突起14a,14b,15a,15bがス
ピンドル3の軸線方向と同じ方向に設けられてお
り、前記弁体2の凹溝10a,10b,11a,
11bに嵌入されるようになつている。
前記スピンドル3の両端部4,5に貫通して嵌
挿されるブツシユ6,7は弁体2に対向する面1
6,17を区画しており、前記弁体2の筒状凹所
8,9に嵌入され、弁体2と係合している。ブツ
シユ6,7が本体1及び弁体2と接する外周部に
は、環状溝が設けられ、それぞれOリング20
a,20b及び21a,21bが装着され、両者
間のシールが確保される。
第1図に示すように、本実施例では、Oリング
20a,20b及び21a,21bはそれぞれ1
個しか用いていないが、必要に応じこれらを2個
以上としてもよい。
上記構成の本実施例において、スピンドル3を
回動することにより、これに嵌挿されている弁体
2が回動して本体1の流路を開閉する。この際、
シール12の第2及び第3のリング部14及び1
5に設けた回転防止用突起14a,14b,15
a,15bが弁体2に設けた凹溝10a,10
b,11a,11bに嵌入しているので、前記弁
体2の回動に伴つてシート12の第2及び第3の
リング部14,15と弁体2との間に相対移動が
生じるのが阻止され、この第2及び第3のリング
部14,15は常に第1のリング部13と共に弁
体2の回動に付随し、弁体2と本体1及びブツシ
ユ6,7との間のシールを保持する。また第1の
リング部13と第2及び第3のリング部14,1
5との間によじれを生じることがなく、シート1
2の損傷は防止される。
さらにブツシユ6,7の外周には、本体1に接
する部分にOリング20a,20bが、弁体2に
接する部分にはOリング21a,21bが、それ
ぞれ設けられているので、本体1及び弁体2のシ
ールを完全に行うことができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、シートに回転防止用の
突起を設けているので、このシートの第2及び第
3のリング部と弁体との間が弁体の回動に伴つて
遊離することがなく常にこの弁体に付随して回動
し、そのためシートは弁体及びブツシユに密着
し、スピンドル部への流体侵入が防止でき、また
シート自体の損傷を防止することができる。
またブツシユと本体との間及びブツシユと弁体
との間にそれぞれOリングが装着されているの
で、スピンドル部への流体の侵入をさらに完全に
封鎖することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の側面断面図、第2図
は同上実施例の正面断面図、第3図は同上実施例
におけるシートの平面図、第4図は同上シートの
正面図、第5図は同上シートの側面図、第6図は
同上実施例における弁体の平面図である。 1……本体、2……弁体、3……スピンドル、
6,7……ブツシユ、8,9,10,11……弁
体筒状凹所、10a,10b,11a,11b…
…弁体凹溝、12……シート、13……第1リン
グ部、14……第2リング部、15……第3リン
グ部、14a,14b,15a,15b……回転
防止用突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体と、この本体を連続して貫通するスピンド
    ルによつて前記本体に回動自在に支持された弁体
    と、この弁体の外周に装着され同弁体の外周に延
    在する第1のリング部と前記スピンドルの各端部
    を同心に囲う第2及び第3のリング部との3個の
    リング部を有する一体構造のシートと、前記スピ
    ンドルの両端部に装着され前記弁体に対向する面
    を区画するブツシユとを具備する蝶形弁におい
    て、前記シートの第2及び第3のリング部に、前
    記弁体に設けた凹所に嵌入される回転防止用の突
    起を設け、前記ブツシユの本体及び弁体に接する
    部分に設けた各環状溝にOリングをそれぞれ装着
    させたことを特徴とする蝶形弁。
JP18607484U 1984-12-10 1984-12-10 Expired JPH0125815Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18607484U JPH0125815Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

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JP18607484U JPH0125815Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

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JPS61101152U JPS61101152U (ja) 1986-06-27
JPH0125815Y2 true JPH0125815Y2 (ja) 1989-08-02

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JP18607484U Expired JPH0125815Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0673716B2 (ja) * 1987-05-26 1994-09-21 株式会社巴技術研究所 バタフライ弁の本体の製造方法
JP2007120595A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Asahi Organic Chem Ind Co Ltd バタフライバルブ
JP5328213B2 (ja) * 2008-04-16 2013-10-30 本田技研工業株式会社 燃料電池システム

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JPS61101152U (ja) 1986-06-27

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