JPH0673716B2 - バタフライ弁の本体の製造方法 - Google Patents
バタフライ弁の本体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0673716B2 JPH0673716B2 JP62130844A JP13084487A JPH0673716B2 JP H0673716 B2 JPH0673716 B2 JP H0673716B2 JP 62130844 A JP62130844 A JP 62130844A JP 13084487 A JP13084487 A JP 13084487A JP H0673716 B2 JPH0673716 B2 JP H0673716B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casting
- butterfly valve
- valve body
- main body
- manufacturing
- Prior art date
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、バタフライ弁の弁本体を製造するための方
法に関し、特に口径の大きなバタフライ弁の本体であっ
て、外周面に補強リブを具備した本体の新規な構造並び
にその製造方法に関する。
法に関し、特に口径の大きなバタフライ弁の本体であっ
て、外周面に補強リブを具備した本体の新規な構造並び
にその製造方法に関する。
（従来の技術） 従来、中空円筒状の本体内に円板状の弁体を回転自在に
納め、本体内周面と弁体外周面とを接離させて流路を断
続するようにしたバタフライ弁は公知であり、種々の口
径のものが実用化されている。
納め、本体内周面と弁体外周面とを接離させて流路を断
続するようにしたバタフライ弁は公知であり、種々の口
径のものが実用化されている。
バタフライ弁のうち、口径300mm以上の中、大口径のバ
タフライ弁にあっては、中空円筒状の本体の強度と軽量
化とを満足するために、一般に本体外周面に補強リブが
形成されている。ところで、かかる補強リブは、実公昭
45−31520号若しくは実開昭59−144262号公報にみられ
るように弁の中心に向かって放射状に延びる形状と方向
性とを有している。
タフライ弁にあっては、中空円筒状の本体の強度と軽量
化とを満足するために、一般に本体外周面に補強リブが
形成されている。ところで、かかる補強リブは、実公昭
45−31520号若しくは実開昭59−144262号公報にみられ
るように弁の中心に向かって放射状に延びる形状と方向
性とを有している。
（発明が解決しようとする問題点） かかる、補強リブ（２）を有する中空円筒状の本体
（１）を鋳造法により製作する場合、第９〜11図に示す
ように、本体の前後面を水平に配し、第８図に示すよう
に巾木（３）を３つの部分に分割して補強リブの方向に
沿って抜き取るような鋳造方案が実施されている。
（１）を鋳造法により製作する場合、第９〜11図に示す
ように、本体の前後面を水平に配し、第８図に示すよう
に巾木（３）を３つの部分に分割して補強リブの方向に
沿って抜き取るような鋳造方案が実施されている。
鋳物は、鋳造時下部の方が上部より組織が緻密で鋳巣や
その他の欠陥が少なく、材質的に優れている、鋳物の水
平面又は斜面では下面の方が鋳巣、夾雑物などの傷がな
く上面よりきれいである、堅面より水平面の方が鋳傷、
その他の傷が出来易い等の特性を有しているので、圧力
容器であるバタフライ弁本体はこれらの特性を考慮し堅
面が多くなるような鋳造方案が望ましい。
その他の欠陥が少なく、材質的に優れている、鋳物の水
平面又は斜面では下面の方が鋳巣、夾雑物などの傷がな
く上面よりきれいである、堅面より水平面の方が鋳傷、
その他の傷が出来易い等の特性を有しているので、圧力
容器であるバタフライ弁本体はこれらの特性を考慮し堅
面が多くなるような鋳造方案が望ましい。
しかしながら、従来のバタフライ弁本体は、補強リブが
放射状に形成されていた為に、かかる鋳造特性を考慮し
た最適の鋳造方案を採用することが困難であった。
放射状に形成されていた為に、かかる鋳造特性を考慮し
た最適の鋳造方案を採用することが困難であった。
（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決するために、この発明が採った手段
は、本体外周面に形成される補強リブが、鋳造見切面に
対して直交する方向にのみ延びている中空円筒状のバタ
フライ弁本体を鋳造する方法であって、本体の前後面を
垂直にし、巾木を垂直方向に抜き取るように鋳型を設定
したことを特徴とする。
は、本体外周面に形成される補強リブが、鋳造見切面に
対して直交する方向にのみ延びている中空円筒状のバタ
フライ弁本体を鋳造する方法であって、本体の前後面を
垂直にし、巾木を垂直方向に抜き取るように鋳型を設定
したことを特徴とする。
（作 用） 補強リブが鋳造見切面に対して直交する方向に形成され
ているので、鋳造の際に巾木を垂直方向に抜くことが出
来、この結果、バタフライ弁本体を前後面に垂直にした
堅込みにより鋳造することが出来る。
ているので、鋳造の際に巾木を垂直方向に抜くことが出
来、この結果、バタフライ弁本体を前後面に垂直にした
堅込みにより鋳造することが出来る。
（発明の効果） この発明によれば、下記の如き効果を奏することが出来
る。
る。
補強リブを鋳造見切面に対し直交させることによ
り、巾木の種類、形状、個数を単一化でき工程数の減少
及び巾木材料の節減を図れる。
り、巾木の種類、形状、個数を単一化でき工程数の減少
及び巾木材料の節減を図れる。
上記巾木により単一方向（垂直）に抜き取れる為に
空間（スペース）の節減になる。
空間（スペース）の節減になる。
（実施例） 以下に第１〜６図を参照しつつ、この発明に係るバタフ
ライ弁本体の構造並びにそのための鋳造方案の最も好ま
しい実施例を詳細に説明する。
ライ弁本体の構造並びにそのための鋳造方案の最も好ま
しい実施例を詳細に説明する。
第１、２図はこの発明に係るバタフライ弁本体（10）を
示し、中空円筒形状をなし、半径方向対向位置に弁棒軸
受部（11）（12）を備え、外周面には補強リブ（13）が
形成される。該補強リブ（13）は鋳造の際の見切面（1
4）に対して直交する方向に延びる。図示の実施例にあ
って、見切面（14）は弁軸方向と一致している。
示し、中空円筒形状をなし、半径方向対向位置に弁棒軸
受部（11）（12）を備え、外周面には補強リブ（13）が
形成される。該補強リブ（13）は鋳造の際の見切面（1
4）に対して直交する方向に延びる。図示の実施例にあ
って、見切面（14）は弁軸方向と一致している。
このように、補強リブ（13）を鋳造見切面（14）に対し
て直交する方向に形成してあるので、第３図に示すよう
に巾木（15）は矢印で示す垂直方向（上方）に抜き取る
ことが可能となる。尚、第３図は上半部のみを示してあ
るが、下半部も同一の巾木を備え、同様に垂直方向（下
方）へ抜き取ることが出来、従来のように３分割の巾木
を用いて一部を斜め方向へ抜き取る必要がなくなる。
（16）は中子を示す。
て直交する方向に形成してあるので、第３図に示すよう
に巾木（15）は矢印で示す垂直方向（上方）に抜き取る
ことが可能となる。尚、第３図は上半部のみを示してあ
るが、下半部も同一の巾木を備え、同様に垂直方向（下
方）へ抜き取ることが出来、従来のように３分割の巾木
を用いて一部を斜め方向へ抜き取る必要がなくなる。
（16）は中子を示す。
又、この発明にあっては、巾木を垂直方向に抜き取るこ
とが出来る為、第４〜６図に示すように、本体（10）の
前後面を垂直に位置した堅込みの鋳造方案が採用可能と
なった。そして、かかる前後面を垂直にした堅込み鋳造
により、鋳物は堅面が多くなり、鋳傷やその他の傷が出
来難くなる。又、巾木の抜き取りは垂直方向へのみ行え
ば良い為、鋳造方案が簡単となり、工程数が減少すると
共に欠陥品の発生を抑止出来る。
とが出来る為、第４〜６図に示すように、本体（10）の
前後面を垂直に位置した堅込みの鋳造方案が採用可能と
なった。そして、かかる前後面を垂直にした堅込み鋳造
により、鋳物は堅面が多くなり、鋳傷やその他の傷が出
来難くなる。又、巾木の抜き取りは垂直方向へのみ行え
ば良い為、鋳造方案が簡単となり、工程数が減少すると
共に欠陥品の発生を抑止出来る。
第１図はこの発明に係るバタフライ弁本体の斜視図、第
２図は一部を断面した正面図、第３図は巾木と中子の配
置を示す図、第４〜６図はこの発明に係る鋳造方案を示
す図、第７図は従来のバタフライ弁本体の一部を断面し
た正面図、第８図は同従来の鋳造における巾木と中子の
配置を示す図、第９〜11図は従来の鋳造方案を示す図で
ある。 （10）……バタフライ弁本体 （11）（12）……弁棒軸受部、（13）……補強リブ （14）……鋳造見切面、（15）……巾木 （16）……中子
２図は一部を断面した正面図、第３図は巾木と中子の配
置を示す図、第４〜６図はこの発明に係る鋳造方案を示
す図、第７図は従来のバタフライ弁本体の一部を断面し
た正面図、第８図は同従来の鋳造における巾木と中子の
配置を示す図、第９〜11図は従来の鋳造方案を示す図で
ある。 （10）……バタフライ弁本体 （11）（12）……弁棒軸受部、（13）……補強リブ （14）……鋳造見切面、（15）……巾木 （16）……中子
Claims (1)
- 【請求項１】本体外周面に形成される補強リブが、鋳造
見切面に対して直交する方向にのみ延びている中空円筒
状のバタフライ弁本体を鋳造する方法であって、本体の
前後面を垂直にし、巾木を垂直方向に抜き取るように鋳
型を設定したことを特徴とするバタフライ弁の本体の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62130844A JPH0673716B2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | バタフライ弁の本体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62130844A JPH0673716B2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | バタフライ弁の本体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63295042A JPS63295042A (ja) | 1988-12-01 |
| JPH0673716B2 true JPH0673716B2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=15044019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62130844A Expired - Lifetime JPH0673716B2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | バタフライ弁の本体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0673716B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH066849U (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-28 | 株式会社クボタ | バタフライ弁 |
| CN103894544B (zh) * | 2014-02-21 | 2016-03-02 | 杭州元鼎船舶设备有限公司 | 铜合金碟阀阀板铸造方法 |
| CN107552733B (zh) * | 2017-10-25 | 2023-06-30 | 天津市莱斯特阀门有限公司 | 法兰蝶阀的阀体叠式模具组 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5442341B2 (ja) * | 1973-08-08 | 1979-12-13 | ||
| JPS5939630A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 給紙装置 |
| JPH0125815Y2 (ja) * | 1984-12-10 | 1989-08-02 | ||
| JP2904386B2 (ja) * | 1992-03-05 | 1999-06-14 | コスモ石油株式会社 | シンカー埋設方法およびシンカー |
-
1987
- 1987-05-26 JP JP62130844A patent/JPH0673716B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63295042A (ja) | 1988-12-01 |
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