JP2008161677A - ゴルフボール - Google Patents

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Abstract

【解決手段】本発明は、半球状のキャビティを有する一対の割型を分離可能に接合することにより内部に球状のキャビティを形成するゴルフボール成型用金型によって成形されたゴルフボールにおいて、ボール表面のうち上記金型の分割線に相応する箇所を赤道部、該赤道を挟んだ両頂点をポール部と称した場合、赤道部と交差するディンプルが存在すると共に、上記ポール部及びその近傍にあるディンプルの全部又は一部は、その深さが他の領域にあるほぼ同じ直径のディンプルよりも浅くなるように形成されること、またはその容積が他の領域にあるほぼ同じ直径のディンプルの容積よりも小さくなるように形成されたことを特徴とするゴルフボールを提供する。
【効果】本発明によれば、多数のディンプルが形成されたゴルフボールを分割金型により作業性良く製造することができ、得られたゴルフボールのシンメトリー性能は高いものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、表面に多数のディンプルを備えたものであり、シンメトリー性能の高いゴルフボールに関する。
ゴルフボールの表面には、通常多数のディンプルが配置されており、これらのディンプルを形成するためには、内壁面にディンプルを型付けるための多数の突起を具備した球状キャビティを有し、該球状キャビティを上下に半球ずつ分割する2分割タイプ金型が用いられている。
このため、2分割金型によって射出成形等の成形法により多数のディンプルをボール表面に形成した場合、金型の分割線、即ちパーティングラインにはディンプルを配置することが困難であった。このため、ボール表面の赤道部には、シームラインと呼ばれる帯状の陸部が現れる。
しかしながら、最近では、ディンプルによる空気力学的性能をより一層向上させ、シームラインにおいてもディンプルを密に配置させる工夫が種々提案されている。
また、ゴルフボールをポール打ち(回転軸が赤道面上)した場合とシーム打ち(回転軸がポールを結ぶ線)した場合とでは、ディンプルの実効総容積がほぼ同じとなるようにする試みもなされている(特公平6−7875号公報)。
しかしながら、ゴルフボールは、通常、互いに2等分に分割された割型を分離可能に接合することにより、内部に球状キャビティを形成した成型金型により成形されており、軸対称に成形加工するため、両金型のキャビティ内の頂点間を結んだ線に相当するポール軸の回りについては真円度が高くなり、逆に金型の割面に相当するシームライン(通常、ボールの赤道に相当)で囲まれた面上に存在する軸の回りについては真円度が低くなる傾向がある。このため、従来のゴルフボールは、その真円度の違いから、ショットする位置の違いにより飛び性能に差が生じる場合があり、ルールによって特別の場合以外はボールを動かすことができず、あるがままの状態でボール打撃しなければならないゴルフ競技にあっては、上記飛び性能のバラツキは大きな問題となる。
即ち、ゴルフボールを打撃すると、クラブの番手により回転数は異なるもののいずれも所謂バックスピンが生じ、この場合、図6(A),(B)に示したように、ボールの打撃箇所によって、ゴルフボールaのシームラインb上に互いに対向する2点c,c及び中心点dの3点を結ぶ直線eを回転軸とするバックスピンを生じるようにボールaを打撃fする所謂ポール打撃(A図)と、ボールaのシームラインbを円周線とする円形平面gと直交し、かつボールaの中心dを通る直線hを回転軸とするバックスピンを生じるようにボールaを打撃iする所謂シーム打ち(B図)とに大別されるが、上述したように、上記ポール打ち(A図)の場合は、回転軸eの回りが真円でないため、余計な揚力や抗力を受けやすく、一方シーム打ち(B図)の場合は、回転軸hの回りが真円に近いため、ゴルフボールに余計な揚力や抗力がほとんど生じることがなく、このため、単にポール打ちとシーム打ちとでディンプルの効果が等しくなるように設計した場合には、ポール打ちのほうが真円度の乱れによりディンプルの効果が大きくなり、ゴルフボールに余計な揚力や抗力が生じ、シーム打ちした場合とは飛び性能が異なることとなり、ショット箇所による飛び性能にバラツキが生じることとなる。
従って、ショット箇所による飛び性能にバラツキのないシンメトリー性能に優れたゴルフボールを得るためには、ボールの形状、即ちボールの真円度をも考慮してディンプル配置、ディンプル形状を設計し、ディンプル効果を最適化することが望まれていた。
シンメトリー性能を調整する技術は種々提案されているが、ボールの赤道近傍領域で行われていることが主流となっている。例えば、特開2000−325499号公報には、ボールの赤道近傍領域に存在するディンプルとして、他の領域に存在するディンプルの深さよりも深いディンプルを多数設けることにより、上記赤道近傍領域のディンプルの平均深さをそれ以外の領域のディンプルの平均深さよりも5〜50μm深く形成する技術が提案されている。また、特開平10−99468号公報には、パーティングラインと交差するディンプルにおいて、その深さ/直径の平均値が、パーティングライン外のディンプルにおける当該平均値より大きくする技術が提案されている。
しかしながら、上記の技術は、ボールの赤道及びその近傍に配置されたディンプルの深さを他の領域よりも深くすることにより、シンメトリー性能を向上させたものであるが、ボールの赤道近傍のディンプルをあまり深くしすぎると、金型から成型ボールを脱型する作業に負荷がかかり、作業効率が悪くなるという欠点がある。それ故、上記技術では、ゴルフボール製造の実効性に乏しかった。
特公平6−7875号公報 特開2000−325499号公報 特開平10−99468号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、多数のディンプルが形成されたゴルフボールを分割金型により作業性良く製造することができ、得られたゴルフボールのシンメトリー性能に優れたゴルフボールを提供することを目的とする。
第1に、本発明は、半球状のキャビティを有する一対の割型を分離可能に接合することにより内部に球状のキャビティを形成するゴルフボール成型用金型によって成形されたゴルフボールにおいて、ボール表面のうち上記金型の分割線に相応する箇所を赤道部、該赤道を挟んだ両頂点をポール部と称した場合、赤道上にディンプルが存在すると共に、上記ポール部及びその近傍にあるディンプルの全部又は一部は、その深さが他の領域にある同じ直径のディンプルよりも浅くなるように形成されたことを特徴とするゴルフボールを提供する。
第2に、本発明は、上記目的を達成するために、半球状のキャビティを有する一対の割型を分離可能に接合することにより内部に球状のキャビティを形成するゴルフボール成型用金型によって成形されたゴルフボールにおいて、ボール表面のうち上記金型の分割線に相応する箇所を赤道部、該赤道を挟んだ両頂点をポール部と称した場合、赤道上にディンプルが存在すると共に、上記ポール部及びその近傍にあるディンプルの全部又は一部は、その容積が他の領域にある同じ直径のディンプル容積よりも小さくなるように形成されたことを特徴とするゴルフボールを提供する。
本発明のゴルフボールの好適な実施態様としては、下記のI〜IVを有する。
I.上記赤道部及びその近傍にあるディンプルは、その深さが他の領域にあるディンプルよりも深く形成されること
II.上記赤道部及びその近傍にあるディンプルは、その容積が他の領域にあるディンプル容積よりも大きいこと
III.上記赤道部と交差するディンプルの総数のうち半分以上が3.9mm以上の直径を有するディンプルであること
IV.赤道上に存在するディンプルが赤道からはみ出る量はディンプル直径の5〜50%の範囲であること
本発明のゴルフボールは、シンメトリー性能に優れ、特にポール打ちとシーム打ちでもほぼ同様の弾道が得られるものであり、そのうえ、ゴルフボールを作業効率良く製造することができる。
以下、本発明につき、図面を参照して説明する。
図1は、ゴルフボール成型用金型を示した概略断面図である。この金型は、上型10と下型20とを有し、両金型10,20を分離可能に接合することにより内部に球状キャビティ30が形成され、このキャビティ30の壁面31には多数のディンプル形成用突起40が形成されている。なお、図1では、キャビティ30の周囲に配置されるランナー、ゲート、サポートピン及びベントピン等については省略されているが、これらの種類、本数、配置については従来と同様に取り扱うことができる。
本発明のゴルフボールは、上記のような半球状のキャビティを有する一対の割型を使用し、この金型によって成形された成型物であり、ボール表面のうち上記金型の分割線に相応する箇所(赤道部)を挟んだ両頂点をポール部と称した場合、該ポール部及びその近傍のディンプル領域のディンプルの設計に特徴を有するものである。
即ち、ボール表面におけるポール部及びその近傍にあるディンプルの全部又は一部は、その深さが他の領域にある同じ直径のディンプルよりも浅くなるように形成されたことを特徴とする。具体例としては、図2(A)に示すように、黒色で塗り潰したディンプルが他の領域のディンプルよりも浅く形成されることである。
図2(A)では、黒色で塗り潰したディンプルのうち、大径と中径との2種のディンプルが存在するが、それらのディンプルが、ポール部及びその近傍の領域以外の「他の領域」に存在する大径及び中径と実質的に同じ直径を有するディンプルよりも浅く形成されることを意味する。
ここで、上記に言うポール部及びその近傍の領域は、図3に示したように、両ポール部Pを通過する軸線lに対するボールの中心角θが15°〜45°の範囲内のボール表面aの領域であると定義され、その領域内にディンプルの中心部が配置されたディンプルが対象となる。
そして、上記領域内のディンプルの深さは、他の領域にある同じ直径のディンプルよりも浅くなるように形成されるものである。その程度は、特に制限はないが、5〜50μm浅く形成することが好ましい。
ここで、本発明で言う「ディンプル深さ」とは、図4(A)で説明すると、土手部の最高点e,eを直線で結び、その直線Lから最も深い部分の深さDpを意味する。
本発明において、ディンプル深さDpは0.05〜0.4mmの範囲で選定することが好ましい。この場合、上記ポール及びその近傍領域におけるディンプルの深さについては、上記範囲においてその他の区域におけるディンプルの平均深さよりも浅くするものであり、その程度は、5〜50μm浅く形成することが好ましい。更に、ディンプルの直径Dmは1.0〜8.0mm、特に2.0〜7.0mmの範囲で選定することができ、互いに直径の異なるディンプルの種類は特に制限されないが、好ましくは3〜30種、さらに好ましくは5〜20種設けることである。
また、本発明では、ボール表面におけるポール部及びその近傍にあるディンプルの全部又は一部は、その容積が他の領域にある同じ直径のディンプルの容積よりも小さくなるように形成することができる。
ディンプルの容積は、図4(B)に示されるように、ディンプルの縁eに囲まれた平面から底面までの容積であり、深さをDpとするものである。
具体的には、ポール部及びその近傍にある対象ディンプルを他の同径のディンプルよりも容積で3〜30%程度小さく形成することが好ましい。
例えば、図2(A)では、黒色で塗り潰したディンプルのうち、大径と中径との2種のディンプルが存在するが、それらのディンプルが、ポール部及びその近傍の領域以外の「他の領域」に存在する大径及び中径と実質的に同じ直径を有するディンプルよりも容積で3〜30%程度小さく形成されることを意味する。
図5(A)は、本発明のゴルフボールを成形するのに好適な下型4の要部を示している。即ち、この下型4には、赤道上に備わるディンプルを成形するための突起12aを示し、突起12aはキャビティ壁面からその先端が突出し、かつパーティング面Pからその一部が上方にはみ出しており、突起12bはキャビティ壁面の所定の位置に突設されている。
下型4のパーティング面Pは、上記突起12aの周りに突起の形状に沿った形状に形成される。即ち、図5(B)に示すように、キャビティの内側から見た場合、パーティング面Pは直線13(突起がない部分)と凸曲線14(突起まわりの部分)の組み合わせとなる。なお、上型の突起12aに対応する部分は図示を省略しているが、上記凸曲線14に対応する凹曲線が下型と同様にして形成される。
上下型分割金型で成形したゴルフボールは、金型パーティング面Pに対応する位置にカバー成形樹脂のバリ(はみ出し)が生じがちで、バリが生じたときはトリミング研磨を行い除去する。このように、赤道及びその近傍のディンプルはトリミング研磨により摩滅するおそれがあるので、この領域のディンプルは大型のものを用いることが好適である。特に、赤道と交差するディンプルのうち直径3.9mm以上のディンプルが50%以上占めるようにすることが好適である。
このようにディンプルが赤道からはみ出る量は、ディンプル直径の5〜50%とすることが好ましく、より好ましくは10〜40%の範囲である。
また、本発明では、赤道及びその近傍領域のディンプル深さをそれ以外の区域のディンプル平均深さより深くすることができる。この場合、深さの差は、好ましくは5μm以上、より好ましくは10μm以上であり、上限として、好ましくは50μm以下、より好ましくは40μm深くすることができる。更に、上記赤道部及びその近傍にあるディンプルの容積を他の領域にあるディンプル容積よりも大きくすることもできる。この場合、容積の差は、3〜30%程度に大きくすることができる。
ここで、本発明の赤道近傍領域とは、赤道の近傍領域のことをいい、特に図示してはいないが、赤道(金型パーティング面に相当)を中心としてこれを緯度0°とした場合、緯度±10°の範囲内にある領域を赤道近傍領域として定義することができる。或いは、面積の大半以上(50%以上)が赤道側に存在するものは赤道近傍領域のディンプルとし、赤道側に存在する部分の面積が50%に達しないディンプルは赤道近傍領域外のディンプルとすることができる。
例えば、図2(B)では、赤道領域に存在する黒色で塗り潰したディンプル群は、すべて同一の直径を有するが、これらのディンプルが、赤道部及びその近傍の領域以外の「他の領域」に存在する実質的に同じ直径を有するディンプルよりも5〜50μm深く形成し、または、容積で3〜30%程度大きく形成することを意味する。
なお、赤道に交差するディンプルを多数配置することにより、シンメトリー性能能をより一層向上させることができる。具体的には、赤道に交差するディンプルの個数を20〜70個の範囲内に調整することが有効である。
本発明において、上記赤道近傍領域に形成されるディンプルがそれ以外の領域に形成されるディンプルの平均深さより深いことは、脱型直後の研磨前及び研磨後を通じて上述した数値範囲内にあることが好ましい。金型で型付けされたままの脱型直後における赤道上を含む緯度±10°の領域内のディンプルの深さが、両極近傍を含む残余の区域内のディンプルの深さより5〜50μm深い場合は、バリ研磨の際に陸部を不必要に研磨することは避けるべきであり、50μmより深い場合は、陸部を若干研磨して50μm以下の平均深さにするものであるが、いずれの場合にあっても、研磨後、深さの最小限を5μm以上とするものである。
なお、赤道及びその近傍の領域の深さが深いということは、その領域に存在するディンプルのすべてが他の領域に存在する同じ直径のディンプルの深さよりも深いということを必ずしも意味しない。赤道及びその近傍の領域に存在するディンプルのうちのいくつかが、他の領域に存在する同じ直径のディンプルの深さより浅いものを含んでいても差し支えない。
本発明のゴルフボールの構造については、ボール全体が合成ゴムなどの単一弾性材料によるワンピースボール、ゴム等の弾性コアとその外側を1種又は複数種の樹脂カバーで被覆したツーピースまたはスリーピースやそれ以上のマルチピース構造を適用することができ、更には、糸巻きボール構造に適用し得る。また、ゴルフボールの内部構造を構成するコアやカバーの材料については特に制限はなく、ポリブタジエン、ポリイソプレン等の合成ゴムやアイオノマー樹脂、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン樹脂など各種公知の熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマーを主材として適宜選定し、各ボールの目的に応じて所望の厚さや硬度に調整することができる。
ディンプルの数及び配列は、特に制限されるものではないが、好ましくは200個以上、より好ましくは250個以上であり、上限として好ましくは600個以下、より好ましくは500個以下の範囲である。
ボール表面に形成される多数のディンプルの種類や形状については、特に制限はないが、同種又は異種の円形のほか、非円形状のものを配置することができる。非円形ディンプルを採用した場合にも、非円形ディンプルの深さや容積の調整により、シンメトリー性能を向上させることができる。また、ディンプル深さは0.05〜0.4mmの範囲内のものを好適に採用することができる。
ボール表面に形成されるディンプルの形成方法としては、各ディンプルの形状に相応した突部をボール成形金型のキャビティ壁部に多数設け、この金型を用いて射出成形することにより、カバー表面にディンプルを形成する方法が挙げられる。このような金型を作成する場合は、通常の手法と同様、3DCAD・CAMを使用し、反転用マスター型に、全表面形状を直接3次元で削りだす手法、或いは、成型用金型のキャビティ壁部を直接3次元で削りだす手法を用いることができる。
本発明のゴルフボールは、ゴルフ規則に従った直径および重量に形成されることが好ましく、通常、直径42.67mm以上、重量45.93g以下である。
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[実施例1〜4、比較例1]
ソリッドコアにアイオノマー樹脂にて同一厚さのカバーを被覆形成し、下記表1に示したディンプル(合計336個)を具備したゴルフボールを得た。このゴルフボールの直径は直径42.7mm、重量は45.5gであった。ポール近傍等の領域のディンプル深さを調整したディンプルと、調整しないディンプルとを表1,表2に示した。更にディンプル深さ及び容積を調整した詳細については下記表3に示した。なお、ディンプルの配列態様は、図2の配置態様〔(A)ポール部近傍のボール表面、(B)赤道部近傍のボール表面〕通りである。
Figure 2008161677
Figure 2008161677
得られたゴルフボールにつき、打撃ロボットにて初期条件が初速72m/s,バックスピン2600rpmになるよう調整して、図6に示されるようにポール打ち(A図)とシーム打ち(B図)とを行い、そのキャリー差を測定した。結果を表3に示す。
Figure 2008161677
ゴルフボール成型用金型の概略断面図である。 本発明の一実施例に係るゴルフボールの表面を示す平面図であり、(A)はポール部付近、(B)は赤道部付近を示す。 ポール部及びその近傍にあるディンプルの位置を説明する説明図である。 1個のディンプルの深さ及び体積を説明するための説明図である。 (A)は、シームライン上に配置されたディンプルを説明するための金型(下型)の断面図であり、(B)は、下型のパーティング面部分を示す部分拡大図である。 ボール打撃時についての説明図であり、(A)はポール打撃、(B)はシーム打撃を示す。
符号の説明
10 上型(金型)
20 下型(金型)
30 球状キャビティ
40 ディンプル形成用突起
Dp ディンプル深さ
P ポール部

Claims (10)

  1. 半球状のキャビティを有する一対の割型を分離可能に接合することにより内部に球状のキャビティを形成するゴルフボール成型用金型によって成形されたゴルフボールにおいて、ボール表面のうち上記金型の分割線に相応する箇所を赤道部、該赤道を挟んだ両頂点をポール部と称した場合、赤道部と交差するディンプルが存在すると共に、上記ポール部及びその近傍にあるディンプルの全部又は一部は、その深さが他の領域にある同じ直径のディンプルよりも浅くなるように形成されたことを特徴とするゴルフボール。
  2. 上記赤道部及びその近傍にあるディンプルは、その深さが他の領域にある同じ直径のディンプルよりも深く形成された請求項1記載のゴルフボール。
  3. 上記赤道部及びその近傍にあるディンプルは、その容積が他の領域にある同じ直径を有するディンプルの容積よりも大きい請求項1又は2記載のゴルフボール。
  4. 上記赤道部と交差するディンプルの総数のうち半分以上が3.9mm以上の直径を有するディンプルである請求項1、2又は3記載のゴルフボール。
  5. 赤道部と交差するディンプルが赤道からはみ出る量はディンプル直径の5〜50%の範囲である請求項1〜4のいずれか1項記載のゴルフボール。
  6. 半球状のキャビティを有する一対の割型を分離可能に接合することにより内部に球状のキャビティを形成するゴルフボール成型用金型によって成形されたゴルフボールにおいて、ボール表面のうち上記金型の分割線に相応する箇所を赤道部、該赤道を挟んだ両頂点をポール部と称した場合、赤道部と交差するディンプルが存在すると共に、上記ポール部及びその近傍にあるディンプルの全部又は一部は、その容積が他の領域にある同じ直径を有するディンプルの容積よりも小さくなるように形成されたことを特徴とするゴルフボール。
  7. 上記赤道部及びその近傍にあるディンプルは、その深さが他の領域にある同じ直径のディンプルよりも深く形成された請求項6記載のゴルフボール。
  8. 上記赤道部及びその近傍にあるディンプルは、その容積が他の領域にある同じ直径を有するディンプルの容積よりも大きい請求項6又は7記載のゴルフボール。
  9. 上記赤道部と交差するディンプルの総数のうち半分以上が3.9mm以上の直径を有するディンプルである請求項6、7又は8記載のゴルフボール。
  10. 赤道部と交差するディンプルが赤道からはみ出る量はディンプル直径の5〜50%の範囲である請求項6〜9のいずれか1項記載のゴルフボール。
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