JPH0380876A - ゴルフボール - Google Patents
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
表面に設けるディンプルの総数、ゴルフボールの総表面
積に対するディンプルの総表面積の割合および、ゴルフ
ボールの領域に応じた各ディンプルの容積等からなるデ
ィンプルの要素を組み合わせて、空力特性が向上するよ
うに改良するものである。
ンプルが設けられている。ディンプルの主な役割は、ゴ
ルフボールの飛行時において、ボールの空力特性を向上
し、弾道を最適化し、かつ、飛距離を伸ばすことにある
。
しては種々挙げられるが、中でも、ボールの弾道を大き
く左右するものの1つにディンプル総面積のゴルフボー
ル表面に対する割合(ディンプルの表面積占有率)があ
る。
えられ、例えば、以下に列挙するような種々の技術が提
供されている。
ピッチをできるだけ小さくし、ディンプルを密に配列し
ている。
複数種類のディンプルを組み合わせることにより、ディ
ンプルの配列を密にし、ディンプルにより包囲された一
つの陸地部(ディンプルのない表面部分)に、上記複数
種類のディンプルの平均面積以上の面積を有する新たな
一つのディンプルが形成できない大きさにしている。
を配列することにより、ディンプルの表面積占有率を6
5%以上としている。
ディンプルの組み合わせにより、ディンプルの表面積占
有率を78%以上としている。
ルの表面に設けるディンプルの配列を可能な限り密とし
て、ディンプルの表面積占有率を上げることにより、ゴ
ルフボールの空力特性を向上させ、飛距離の増大を図る
という点で、共通の技術的思想を有するものである。
占有率のみではなく、ディンプル総数にも大きな影響を
受けることが知られており、ゴルフボールの空力特性を
向上し、弾道の適正化、飛距離の増大を図るためには、
本来は、ディンプルの表面積占有率とディンプル総数の
両方を総合的に考慮する必要がある。
おり、前記したディンプルの表面積占有率に関する従来
技術では、特にディンプル総数との関係には言及してお
らず、つまり、ディンプル総数の多少にかかわらず、デ
ィンプルの表面積占有率をあげることにより飛行性能が
向上するという思想で構成されたものであって、ディン
プル表面積占有率とディンプル総数を総合的に考慮して
いない。
され、成型時には金型のあわせ目、即ち、パーティング
ラインにパリが発生する。このパリは研摩により除去さ
れ、シーム部が発生する。該シーム部上には、パリの研
摩を容易にするために、ディンプルを配置することがで
きない。つまり、パーティングライン両側部のシーム部
には、ディンプルと全く交差しない大円帯が形成され、
他のゴルフボール球面と比べると明らかに異なった空力
特性を示す。
ようにボールを打ち出した時、回転軸の周速が最も速い
部分がシーム部と一致し、他の線を回転軸としたときに
比べ低い弾道になってしまう。本来、最も周速の速い部
分のディンプル間(、弾道に最も大きく影響を及ぼすが
、この周速の速い部分が、ディンプルの全く形成されて
いないシーム部と一致することにより、ゴルフボール全
体のディンプル効果が薄れ、揚力の発生を妨げることと
なる。このように、ボールを打つ時、クラブで打撃する
場所によって、弾道が変わってしまい、競技としてのゴ
ルフの興味をそぐばかりでなく、対称性の悪いボールと
して、USGAの定める公式ルールに違反することにな
る。
284264が提供されており、シーム部付近のディン
プル容積を、ボール付近のディンプル容積よりも大きく
することにより、シーム付近のディンプル効果を向上し
、ゴルフボール全体の空力特性の対称性を向上させるよ
うにしている。
ディンプル容積とボール付近のディンプル容積の比率は
、ディンプルの表面占有率との関係からは言及されてい
ないが、これらは密接な関係を存するものである。つま
り、ディンプル表面占有率が大きく、ディンプルを密に
配置するほどディンプルの全く形成されていないシーム
部と、ボール表面の他の部分とのディンプル効果の差が
大きくなる。よって、ボール付近のディンプルの容積に
対するシーム部付近のディンプル容積の割合をかなり大
きくすることが好ましい。逆に、ディンプル表面占有率
が小さく、つまり、ディンプルが粗に配置されていると
、ディンプルの全く形成されていないシーム部と、ボー
ル表面の他の部分とのディンプル効果の差が小さくなる
。よって、ボール付近のディンプル容積に対するシーム
付近のディンプル容積の割合を少しだけ大きくすれば足
りる。
、ゴルフボールの弾道、飛距離に大きな影響を与えるデ
ィンプルの要素であるディンプルの表面積占有率とディ
ンプル総数という2つの要素を好適に組合わせてゴルフ
ボールの飛距離の増大を図るものである。さらに、本発
明は、ディンプル容積の分布をディンプル表面積占有率
及びディンプル数との関連より定めることにより、シー
ム部付近のディンプルが形成されていない部分を含む領
域と、ボール付近の他のディンプルが形成されている領
域とのディンプル効果の差を減少し、打撃位置による弾
道の相違を減少することを目的としている。
プルの外縁によって囲まれた平面の面積の総和が、ゴル
フボール仮想球面の表面積に占める割合をy値とすると
、 ディンプル総数のXとの関係より、下式から導出される
y値の最適値Y、即ち、 Y=0.046・X’/’−0,172に対して、該y
値の±0.04の範囲に上記y値がなるように、ディン
プルの総数とディンプル面積の総和を組み合わせて設定
していることを特徴とするゴルフボールを提供するもの
である。
割金型のあわせ目であるパーティングラインより、球の
中心角で30’未満の領域をS領域、30°以上からボ
ールまでの領域をP領域とし、S領域内にあるディンプ
ルの容積をVslそのディンプルと直径が等しくかっP
領域内にあるディンプル容積をVPとした時、 VS/VPの値が、上記ディンプルの表面積が占める割
合y値との関係より、 (a)y< 0 、70のボールにおいては■、02≦
VS/VP<1.10 (b)0.70≦y≦0.80のボールにおいては1.
10≦VS/VP<1.18 (c)0.80≦yのボールにおいては1.18≦VS
/VP となるように上記S領域とP領域のディンプルの容積を
設定することを特徴とするゴルフボールを提供するもの
である。
の直径が相違する複数種類のディンプルから構成してお
り、かつ、これらディンプルの総容積は290〜370
mm3の範囲に設定していることが好ましい。
なるものが好ましい。
3.55mmのディンプル150個、直径3.05mm
のディンプル60個、直径2,75111111のディ
ンプル84個よりなるディンプル総数480個のゴルフ
ボール。
3.85mmのディンプル96個、直径3.45開のデ
ィンプル48個、 直径3.15mmのディンプル144個よりなるディン
プル総数432個のゴルフボール。
径3.90no++のディンプル48個、直径3.50
間のディンプル96個、 直径2.80R11のディンプル48個よりなるディン
プル総数408個のゴルフボール。
3.85mmのディンプル144個、直径3.35mm
のディンプル48個、直径2.95mmのディンプル4
8個よりなるディンプル総数384個のゴルフボール。
1直径3.70間のディンプル198個 よりなるディンプル総数342個のゴルフボール。
プル表面積占有率とディンプル総数とを最適に組み合わ
せているため、ゴルフボールの空力特性を向上し、飛距
離を増大させることができる。
域と、ボール付近を含む他の領域とのディンプル効果の
差を減少するために、これら領域により変えるディンプ
ルの容積を、ディンプルの表面積占有率との関係より規
定し、上記y値が小さい場合は容積比CVS/VP’)
を小さくし、また、y値が大きい場合には容積比を大き
くして、領域により生じるディンプル効果の差を可能な
限り無くしている。
る。
フボールlの表面には、多数個の直径が相違するディン
プル2を設けており、本実施例のディンプル2の形状は
球面の一部分としているが、ディンプルの形状自体は限
定されるものではなく適宜の形状が採用できる。
1の仮想球面の表面積に対するディンプル2の総表面積
の割合との組み合わせから、最適となるように、その寸
法、総数、配置、更には、後述するように容積を設定し
ている。
ィンプル2の外縁2aにより囲まれた平面2sの面積を
指している。よって、球状ディンプルの場合なら、その
一部がディンプルを形成するところの球と、ゴルフボー
ル球面との交差により規定される円の面積のことであり
、第2図中、点Aと点Bとを結ぶ直径の円の面積である
。また、ゴルフボール仮想球面の表面積とは、ゴルフボ
ールをディンプルが全く形成されていない球と仮定した
ときの球の表面積であり、第2図中で鎖線で示す仮想球
面部1aと陸地部1bとからなる。
2の面積の総和が、ゴルフボールIの仮想球面の表面積
に占める割合をy値とすると、該y値を、ディンプル2
の総数との関係より、下記の範囲に設定している。(従
って、上記yの値は、ディンプル2がゴルフボールlの
球面をどれだけ多く覆っているかを示す指数とも言え、
このy値を100倍したものがディンプルの表面積占有
率となる。) 即ち、下記の(1)式より、y値の理想値Yを求め、 Y=0.046・X1/2−0,172・・・(1)式
(尚、Xは上記したようにディンプルの総数)上記理想
値Yに対して、Yの±0.04の範囲にy値が入るよう
に、ディンプル2の総数Xと、ディンプル2の面積の総
和を設定している。
種々の実験データより得たものであり、後述するキャリ
ーとランのバランスが良く、大きなトータルの飛距離が
得られると共に、弾道が最適化される範囲を特定したも
のである。後述するように、実験データによれば、y値
がこの範囲を上回る場合は、打球は高弾道のいわゆるホ
ップ球となり、ランが小さくトータルの飛距離が延びな
い。
道のいわゆる棒球となり、キャリーが小さくトータルの
飛距離が延びない。
距離を伸ばすには、ディンプル総数Xが大きいほどy値
を大きく、即ち、ディンプル2の表面積占有率を大きく
すれば良く、逆に、ディンプル総数Xが小さいほどy値
を小さく、即ち、表面積占有率を小さくすればするほど
良い。
するディンプル2の直径の種類は特に限定されないが、
上記y値を最適化するためには複数種類とすることが望
ましい。例えば、y値を大きくしたい場合、一種類のデ
ィンプルではディンプルの隙間が大きくなり、y値をあ
る程度までしか大きくすることができない。これに対し
て、直径の異なるディンプルを組み合わせることにより
、大きいディンプルの隙間を小さいディンプルで埋める
ことが出来、y値を所要の大きさとすることが出来る。
ル総容積を290〜370m〜とすることが望ましい。
上がってしまい、又、370mm’を越えた場合、低く
押さえられた弾道となり、いずれも、充分な飛距離が出
ないからである。
されないシーム部と、ディンプルが形成されている他の
部分とのディンプル効果の差を減少するために、下記の
構成としている。
、パーティングラインしくシーム)の両側のディンプル
が形成されない部分を含む領域を、球の中心角が30°
以内のS領域とする一方、球の中心角30゛以上のボー
ル付近の領域をP領域として区分し、上記S領域に配列
さるディンプルとP領域に配置されるディンプルとは、
同一直径のディンプルにおいて容積を変えている。
積をVS、P領域に配置された上記と同一の直径のディ
ンプルの容積をVPとし、その比であるVS/VPを、
上記y値との関係より、下記の如く設定している。
≦VS/VP<1.10 (b)0.70≦y<o、soのボールにおいては1.
10≦VS/VP<1.18 (c)0.80≦Yのボールにおいては1.18≦Vs
/VP0 上記した設定は、種々の実験の結果から得られたもので
あり、ディンプルを密に配置するほど、ディンプルの全
く形成されていないシーム部と、ボール表面の他の部分
とのディンプル効果の差が大きくなるからVS/VPを
大きくしている。また、ディンプルを祖に配置するほど
ディンプルが全く形成されていないシーム部と、ボール
表面の他の部分とのディンプル効果の差が小さくなるか
らVS/VPを小さくしている。
びP領域とも、直径の異なるA、B、C。
の直径AのディンプルはASSP領域の直径Aのディン
プルはAPとして表し、同様に、BSとBPXC8とC
P、DSとDPのディンプルを設けている。上記ディン
プルASとAPとは直径は同一であるが、容積は相違し
、以下、BSとBP、CSとCP、DSとDPも同様で
ある。
Oがゴルフボールのボールに当たり、外周がパーティン
グラインLに当たる。よって、ディンプルパターンを示
す第1図(II)では、円の中心Oに近い領域(P領域
)にはAP−DPのディンプルを配置し、外周に近い領
域(S領域)にはAS〜DSのディンプルを配置してい
る。
ールでは、ディンプル2の総数、ディンプルの種類に応
じた各ディンプルの直径・深さ・容積、総容積、VS/
VP、上記y値、Y値は、次頁の表1に示す通りとして
いる。
0.842となる。y値は0.842±0.04の範囲
内にある0、819としている。
よって、直径A、B、C,Dのそれぞれの■S/VPは
、全て1.20としている。尚、ゴルフボールはバラタ
カバー及びリキッドセンターを有する糸巻きボールであ
って、外径が42.75±0.05mm、コンプレッシ
ョンが95±2である。
左右円外縁を共通な接線で結んだ時の両接点の距離のこ
と、即ち、第2図においてA−8間の距離であり、また
、深さとは上記接線からディンプルの最深部に降ろした
垂線の長さのことであり、第2図中においてC−D間の
距離である。ディンプル容積とは第2図中の斜線の部分
の容積のことであり、1個のゴルフボールの全ディンプ
ルの容積の総和が総容積となる。
ゴルフボールと、上記設定範囲外のディンプルを備えた
ゴルフボールとを設けて、比較試験を行った。
に、ディンプル総数等を含む諸元を変えた第2実施例〜
第5実施例のゴルフボールを設けた。一方、第1実施例
から第5実施例それぞれに対応する2つの比較例のゴル
フボールを設けた。
1実施例の第1図(IXII)と同一である。
I)は第1図(n)と同様にP領域の直径Aのディンプ
ルをAP、同一直径AのS領域のディンプルをASとし
て表し、直径B、C,Dも同様としている。
ーンも第4図(IXTI)と同一であり、各ディンプル
のy値のみを相違させている。第3実施例および第3比
較例、第8比較例は第5図(I XI )に示すディン
プルパターンであり、第4実施例および第4比較例、第
9比較例は第6図(IXn)に示すディンプルパターン
であり、第5実施例および第5比較例、第1O比較例は
第7図(D(II)に示すディンプルパターンである。
く、バラタカバー及びリキッドセンターを有する糸巻き
ボールであり構造、配合は同一である。また、外径、コ
ンプレッションら第1実施例と同一に定めている。
比較例から第5比較例までの諸元を次頁の表2に、第6
比較例から第1O比較例までの諸元を次々頁の表3に示
す。
ールは第1実施例と同じディンプルパターンを有し、デ
ィンプル総数が480個である。
ディンプル径が大きく、従って、y値も0.889と大
きい。第6比較例のボールは第1実施例のボールよりも
各種類のディンプル径が小さく、従ってy値も0.77
3と小さい。
で、y値を0.816、VS/VPを1.18としてい
る。第2比較例及び第7比較例のゴルフボールは、上記
したように、第2実施例のボールと同じディンプルパタ
ーンを有し、従ってディンプル総数は432個である。
類のディンプル径が大きく、従って、y値も0.860
と大きい。第7比較例のボールは、各種類のディンプル
径が小さく、従って、y値も0.731と小さい。
I[’、y値0.797.VS/VPを1、15として
いる。対応する第3比較例のボールは第3実施例のボー
ルよりも各種類のディンプル径が大きく、従って、y値
も0.839と大きい。第8比較例のボールは、種類の
ディンプル径が小さく、従って、y値ら0.715と小
さい。
、y値が0.762のボールである。同じディンプルパ
ターンを有する第4比較例のボールは第4実施例のボー
ルよりも各種類のディンプル径が大きく、従って、y値
も0.802と大きい。
のディンプル径が小さく、従ってy値も0.685と小
さい。
、y値が0.678のボールである。同じディンプルパ
ターンを有する第5比較例のボールは第5実施例のボー
ルよりも各種類のディンプル径が大きく、従って、y値
も0.733と大きく、第1O比較例のボールは第1O
実施例のボールよりも各種類のディンプル径が大きく、
従ってy値も0.626と小さい。
そのy値をディンプル総数Xから求められる理想値Yに
対して±0.04の範囲内に設定しており、また、これ
らy値に応じてVS/VPを上記(aXbXc)に規定
した範囲に設定している。一方、比較例はy値を、ディ
ンプル総数Xから求められる理想値Yに対して±0.0
4から外れた範囲としている。
較例のゴルフボールを“ツルテンパー社製”のスイング
・ロボットを用いて、ドライバー(1番ウッド)にて、
ヘッドスピード45m/sの条件で飛距離テストを行っ
た。
し、その結果を、次頁の表4に示す。
て20個のボールをテストした平均値である。テスト時
には、ボール打出直後のバックスピンが 3500rpm±30 Orpm、ボールの打出し角度
が10” ±0.5°となるようにマシン条件を調整し
ている。又、テスト時の風の状態は追い風0.5〜1.
8m/sであった。
初に落下した地点までの距離のことである。又、ランと
は上記落下地点からボール静止地点までの距離のことで
ある。キャリーとランの合計したものがトータルであり
、最終的な飛距離となる。また、弾道高さとは、発射地
点から見た弾道最高点の仰角のことであり、これが大き
いほど高弾道のボールと言える。
80個のボールの中ではy値が0.819の第1実施例
のボールが、トータル238.8ヤードと最も良く飛ん
でいる。y値が0.889の第1比較例ボールは弾道高
さが13.82と、高くホップ球しであり、ランが小さ
く、従ってトータルか231.7ヤードしか出ていない
。y値が0.773の第6比較例のボールは弾道高さが
12.81と低く環球であり、キャリーが小さく、従っ
て、トータルが234.6ヤードしかでない。この結果
より、ディンプルの総数が480個のゴルフボールでは
、上記0)式により求められるY値に対して、±0,0
4に近い0.819とすることにより飛距離が延びるこ
とが確認できた。
の中ではy値が0.816の第2実施例のボールがトー
タル240.4ヤードと最もよく飛んでいる。y値が0
.860の第2比較例のボールは弾道高さが13.86
と高く、ホップ球であリランが小さく、従って、トータ
ルが236.4ヤードしか出ない。y値が0.731の
第7比較例のボールは弾道高さが13.00と低く環球
であり、キャリーが小さく、従って、トータルが235
.2ヤードしかでない。この結果より、ディンプル総¥
1.432個のボールにおいて、y値を0.816付近
としたことにより、ゴルフボールのトータル飛距離が延
びることが確認できた。
ルの中では、y値の値が0.797の第3実施例のボー
ルがトータル240.4ヤードと最もよく飛んでいる。
が13.72と高く、ホップ球であリランが小さく、従
って、トータルが235.5ヤードしか出ない。y値が
0.715の第8比較例のボールは弾道高さが12.8
8と低く環球であり、キャリーが小さく、従って、トー
タルが236.1ヤードしかでない。この結果より、デ
ィンプル総数408個のゴルフボールでも、y値の値を
0797とすることにより、飛距離が延びることが確認
できた。
中ではy(直が0.762の第4実施岡のボールがトー
タル239.6ヤードと最も良く飛んでいる。y値が0
.802の第4比較例のボールは弾道高さが13.92
と高く、ホップ球でありランが小さく従ってトータルが
233.1ヤードしか出ない。y値が0.685の第9
比較例のボールは弾道高さが12.77と低く、環球で
あり、キャリーが小さく、従って、トータルが234.
5ヤードしか出ない。この結果より、ディンプル総数3
84個のゴルフボールでも、y値の値を0.762付近
とすることが望ましいと言える。
中でy値の値が0.678の第5実施例のボールがトー
タル237.0ヤードと最も良く飛んでいる。y値が0
.733の第5比較例のボールは弾道高さが13.96
と高く、ホップ球であり、ランが小さく、従って、トー
タルが229.8ヤードしか出ない。y値が0626の
比較例10のボールは弾道高さが12.83と低く、環
球であり、キャリーが小さく、従って、トータルが23
1.5ヤードしか出ない。この結果より、ディンプル総
数342個のボールでも、y値を0.678付近とする
ことにより、飛距離が延びることが確認できた。
ールでは、ディンプルの表面積占有率をディンプルの総
数との最適な組み合わせで設定しているため、いかなる
デザインのディンプルパターンにおいてら弾道を最適化
し、かつ、飛距離を増大することができる。
いソーム部を含む領域と、池の領域とのディンプル効果
の差を、上記ディンプルの表面積占有率およびディンプ
ル総数との関連よりディンプルの容積比を設定して、無
くすようにしているため、ボールを打撃する位置により
弾道および飛距離等の空力特性が影響を受けることが少
なくなる等の利点を有するものである。
のディンプルパターンを示す正面図、第1図(II)は
第1図(1)のディンプルの種類ごとの配置を示す正面
図、第2図はディンプルを示す断面図、第3図はゴルフ
ボールをS領域とP領域とに分けた場合を示す眼略図、
第4図(I)は本発明の第2実施例のディンプルパター
ンを示す正面図、第4図(II)は第4図(1)のディ
ンプルの種類ごとの配置を示す正面図、第5図(I)は
第3実施例のディンプルパターンを示す正面図、第5図
(II)は第5図(1)のディンプル種類ごとの配置を
示す正面図、第6図(1)は第4実施例のディンプルパ
ターンを示す正′面図、第6図(II)は第6図(1)
のディンプル種類ごとの配置を示す正面図、第7図(1
)は第5実施例のディンプルパターンを示す正面図、第
7図(II)は第7図(1)のディンプル種類ごとの配
置を示す正面図である。 l・・ゴルフボール、 2、AS、AP、BS、BP、CS、CP。 DS、DP・・ディンプル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ゴルフボールの表面に設ける各ディンプルの外縁に
よって囲まれた平面の面積の総和が、ゴルフボール仮想
球面の表面積に占める割合をy値とすると、 ディンプル総数のXとの関係より、下式から導出される
y値の最適値Y、即ち、 Y=0.046・X^1^/^2−0.172に対して
、該Y値の±0.04の範囲に上記y値がなるように、
ディンプルの総数とディンプル面積の総和を組み合わせ
て設定していることを特徴とするゴルフボール。 2、ゴルフボールの表面に設ける各ディンプルの外縁に
よって囲まれた平面の面積の総和が、ゴルフボール仮想
球面の表面積に占める割合をy値とし、 ゴルフボールのパーティングラインより球の中心角で3
0°未満の領域をS領域、30°以上からポールまでの
領域をP領域とし、上記S領域内にある一つのディンプ
ルの容積をVS、該ディンプルと直径が等しく且つ上記
記P領域内にあるディンプルの容積をVPとした時、 上記VS/VPの値が、上記ディンプルの表面積が占め
る割合y値との関係から、 (a)y<0.70のボールにおいては 1.02≦VS/VP<1.10 (b)0.70≦y<0.80のボールにおいては1.
10≦VS/VP<1.18 (c)0.80≦yのボールにおいては 1.18≦VS/VP となるように、上記S領域とP領域のディンプルの容積
を設定していることを特徴とするゴルフボール。 3、上記y値が請求項1に記載したY値に対して±0.
04の範囲である請求項2記載のゴルフボール。 4、直径の異なる複数の種類のディンプルによりなる請
求項1、2または3記載のゴルフボール。 5、ディンプル総容積が290〜370mm^3の範囲
である請求項1、2、3または4記載のゴルフボール。
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