JP2918671B2 - ゴルフボール - Google Patents
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Description
ディンプルを飛行性能が向上するように改良したもので
ある。
し、飛距離を伸ばすため300〜550個のディンプルが設け
られている。ゴルフボール表面にディンプルを配列する
手法として、従来より種々の提案がなされているが、正
八面体配列が対称性が良くデザインの整然とした美しさ
の点で、古くから用いられており、今なお主流となって
いる。
に、ゴルフボール1に内接する正八面体2の稜線2aを球
面に投影することによりゴルフボール1の球面を8個の
球面正三角形に分割し、個々の球面正三角形の内部に第
12図に示すように等価にディンプルを配列する手法であ
る。上記球面上に投影した稜線2aを結ぶ線は、ゴルフボ
ール全周にわたる3本の大円3,4,5となり、これらの大
円上にはディンプル6が配置されず、従って、ディンプ
ルと交差しない大円通路がゴルフボールの球面上に3本
存在している。
形されるため、金型接合面であるシーム上には成形時に
発生するバリの除去を容易とするためにディンプルを配
置しておらず、よって、上記正八面体配列では大円通路
の1本(大円通路3)をシームと一致させている。
の主たる役割は境界層の乱流遷移を促進し、ゴルフボー
ルの空力特性を向上し、飛距離を伸ばすことにある。従
って、境界層の乱流遷移を促進すべくディンプルを配列
することが効果的であることは当業者の間で周知のこと
である。よって、上記した観点から正八面体配列におい
てもディンプルの配列を改良する提案が従来種々なされ
ている。即ち、特開昭62−79072号においてはディンプ
ルを直径の異なる大小2種とし、また、特開平2−1527
6号においてはディンプルを3種以上とすることによ
り、境界層の乱流遷移を促進し、ゴルフボールの飛距離
を伸ばす試みがなされている。
により、ある程度の飛行性能の向上は実現可能である
が、球面上にディンプルと交差しない3本の大円通路が
存在しているために、その効果は十分とは言えない。
が、そのバックスピンの周速の最も速い部分に存在する
ディンプルがゴルフボールの飛距離に最も影響を与え
る。そのため、バックスピンの周速の最も速い部分がデ
ィンプルの存在しない大円通路と一致あるいは略一致す
る場合、ディンプルの効果が薄れ、飛距離が落ちること
となる。正八面体配列では上記のようにディンプルと交
差しない大円通路が3本存在するため、バックスピンの
周速の最も速い部分が大円通路と一致あるいは略一致す
る可能性が極めて高く、従って、満足のいく平均飛距離
が得られない現状である。
八面体配列のゴルフボールにおいて、ディンプルと交差
しない大円通路をシーム上の1本のみとすることによ
り、ゴルフボールの空力特性を向上させ、飛距離を伸ば
すことを目的とするものである。
フボール仮想球面に内接する正八面体の稜線を球面に投
影して得られる8個の球面正三角形に配列する正八面体
配列とし、かつ、上記球面上に投影された稜線を結ぶ3
本の大円のうちの1本の大円はシームと一致させてディ
ンプルと全く交差しない大円通路として形成する一方、
他の2本の大円上にはディンプルを配置してディンプル
と交差させ、ゴルフボール表面のディンプルと交差しな
い大円通路をシーム上の1本のみとしていることを特徴
とするゴルフボールを提供するものである。
の球面正三角形にディンプルを等価に配置している。ま
た、上記球面上に投影された稜線を結ぶ2本の大円と交
差する各ディンプルの幅、即ち、一方の球面正三角形か
ら隣接する他方の球面正三角形へ上記大円と交差して突
出する幅は少なくとも0.3mm以上とすることが好まし
い。
路が存在するシーム付近と、ディンプルが密に配置され
るポール付近との空力特性を平均化するため、ゴルフボ
ール表面を球の中心角度でシームから10度以上60度未満
のシームを挟むS領域と、該S領域からポールまでのP
領域とに分割し、上記S領域内にある全てのディンプル
の容積の総和を該S領域にあるゴルフボール仮想球面の
表面積で除した値をRS、上記P領域内にある全てのディ
ンプルの容積の総和を該P領域にあるゴルフボールの仮
想球面の表面積で除した値をRPとした時、RS/RPの値
が、 0.95≦RS/RP≦1.20 となるように、上記S領域とP領域のディンプルの諸元
を設定している。
て、ディンプルと交差しない大円通路の数をシーム上の
1本のみとすることにより、ゴルフボールの飛行時にバ
ックスピンの周速の最も速い部分がディンプルのない大
円通路と一致あるいはほぼ一致する可能性を減少でき、
よって、ゴルフボールの空力特性を向上させて飛距離を
伸ばすことが出来る。
シーム付近のS領域に容積の大きいディンプルを配置す
る一方、ディンプルが密に配置されるポール付近のP領
域に容積の小さいディンプルを配置しているため、ゴル
フボールの空力的対称性が向上し、飛行時にシームがバ
ックスピンの周速の最も速い部分と一致した場合と、ポ
ールがバックスピンの周速の最も速い部分と一致した場
合における空力特性が平均化され、対称性の良いゴルフ
ボールを提供することが出来る。
基づき詳細に説明する。
のポールPを上端点として置いた状態で上方から見た平
面図であり、第1図(B)は上記ゴルフボール10の手前
側から見た正面図である。
体配列を基本としており、正八面体の球面上の稜線を結
ぶ3本の大円のうち1本をシーム部分と一致させてディ
ンプル11と全く交差しない1本の大円通路12としてい
る。他の2本の大円13、14には夫々ディンプル11を配置
してディンプル11と交差した大円としており、よって、
ゴルフボール10の表面上にはディンプル11と交差しない
大円通路は上記シーム部分の大円通路12のみとしてい
る。
の球面正三角形(I〜VIII)を備え、本実施例では、こ
れら球面正三角形内にはディンプル11を等価に配列して
いる。ディンプル11は本実施例では下記の表1のディン
プル諸元に示すように8種類(A〜H)のディンプルか
らなり、ディンプルAとB、CとD、EとF、GとHは
それぞれ直径が同一で、深さ、曲率および容積を相異さ
せている。
ように、直径とはディンプル11の左右両外縁を共通接線
で結んだ時の両接点a、b間の距離であり、深さとは上
記接線からディンプル11の最深部に下ろした垂線の長さ
c、dの間の距離であり、曲率とはその一部がディンプ
ル11の表面を形成する球の半径Rであり、容積とは第2
図中の斜線部分の容積である。
示すように、上記8個の球面正三角形I〜VIII内にそれ
ぞれ上記8種類のディンプル11を配置し、これら8種類
のディンプルの配列が、正八面体の稜線を結ぶ大円12,1
3,14に対してそれぞれ対称で、言い換えると、各球面正
三角形内に等価に配列されている。即ち、ディンプル11
と交差する大円13,14においては、大円上に位置するデ
ィンプル11−1は大円によって2等分されて両側の球面
正三角形にまたがって配置され、また、大円通路12の部
分では第1図(B)に示すように、大円通路12を挟んで
ディンプル11が対称に配置されている。
法は、第3図(A)に示すように、まず、正八面体配列
の8個の球面正三角形を夫々6等分し、球面全体を48個
のユニット三角形に分割する。ついで、この図中斜線で
示すユニット三角形のうちの1個を基本ユニット三角形
Xとし、その3辺X−1、X−2、X−3のいずれにも
ディンプル11が交差するように配置し、この基本ユニッ
ト三角形Xと等価となるように、第3図(B)に示すよ
うに、48個のユニット三角形の全てにディンプル11を配
置する。このようにして、8個の球面正三角形内にディ
ンプルが等価に配置されると共に、ディンプルと交差す
る大円通路が全く存在しないゴルフボールを設計する。
しかしながら、前記したように、ゴルフボールは成形時
の半割金型の合わせ目であるシーム上には成形時に発生
するバリをとるために、ディンプルを配置することが出
来ないため、上記シームと一致する大円上のディンプル
を第4図(A)に示すように削除し、あるいは第4図
(B)に示すように移動し、あるいは上記移動と削除と
を組み合わせて再設計し、シーム上にのみ1本のディン
プルと交差しない大円通路12を形成する。尚、該シーム
上の大円通路にあるディンプルの移動または削除によ
り、ディンプル同士の交差やディンプルのないボールド
エリアの出現という問題が発生する。これに対して、球
面正三角形内でのディンプルの移動や大きさの変更およ
び追加等の微調整を行い、該微調整を8個の球面正三角
形で同一になすことにより、8個の球面正三角形内にデ
ィンプルを等価に配置する前提を保持している。
交差しない大円通路12が存在し、他の2本の大円13,14
はディンプル11と交差し、かつ、8個の球面正三角形に
ディンプル11が等価に配置されたゴルフボールを設ける
ことが出来る。
L、即ち、第5図に拡大して示しているように、一方の
球面正三角形Iから大円13と交差して隣接する他方の球
面正三角形IIに突出する幅Lは、少なくとも0.3mm以上
で、0.8mm以上が好ましく、本実施例では1.4mm以上とし
ている。
1本の大円13あるいは14の大円が全周で交差するディン
プルの数は少なくとも2個以上で、8個以上が好まし
く、かつ、30個以上が最適であり、本実施例では大円13
および14とも夫々34個のディンプル11−1と交差させて
いる。
図および第5図に示す実施例に限定されず、第6図
(A),(B)および第7図(A),(B),(C)に
示す構成としてもよい。これらの図面では、シーム12か
らポールPまでの大円の1/4の部分を示している。
するディンプルが2個の場合を示し、第6図(B)は8
個の場合を示している。該第6図(A),(B)では8
個の球面正三角形にディンプル11が等価に配置されてい
る例である。
I〜VIII内にディンプル11を等価に配置していない例で
あり、第7図(A)は大円13,14と交差するディンプル1
1−1が4個の場合の例である。第7図(B)は大円13
あるいは14と交差するディンプル11−1の形態が、ディ
ンプルの中心に大円が通り大円を挟んで対称となるよう
に配置する場合(イ)と、大円を挟む左右のディンプル
の一部を突出させて突出した部分が他方のディンプルと
重複する言わば「ひょうたん」状のディンプルを大円上
に配置する場合(ロ)と、ディンプルの半側部より少な
い一部のみを大円を越えて他方へ突出する場合(ハ)の
3つのパターンを備えている。本例では大円13、14はそ
れぞれ36個のディンプルと交差している。第7図(C)
では大円13,14はそれぞれ16個のディンプルと交差して
いる。
は、大円通路12がゴルフボールの飛行時にバックスピン
の周速の最も速い部分と一致するか又はほぼ一致した場
合、ディンプル効果が薄れ、弾道が低くなると共に飛距
離がでない問題がある。これを解決するため、本発明の
ゴルフボール10では、第8図に示すように、ゴルフボー
ル10の表面を大円通路12の付近をS領域、ポールP付近
をP領域として分割し、これらS領域とP領域に配置す
る同一直径のディンプルの容積を相異させ、同一直径の
S領域のディンプルをP領域のディンプルより大きくし
ている。詳しくは、大円通路12から球の中心角θ(10゜
≦θ<60゜)以下のシーム付近の領域(図中、一点斜線
部分)をS領域、上記中心角がθ以上でポールPまでの
ポール付近の領域(図中、二点斜線部分)をP領域とに
分割し、上記S領域に配置される全てのディンプルの容
積の総和を該S領域にあるゴルフボール仮想球の表面積
で除した値RSと、P領域の配置される全てのディンプル
の容積の総和を該P領域にあるゴルフボール仮想球面の
表面積で除した値RPとすると、 0.95≦RS/RP≦1.20 となるように設定している。
ち、容積の大きなAのディンプルをS領域に、容積の小
さいBのディンプルをP領域に配置している。
θを30゜とし、S領域にある全てのディンプルの容積の
総和が165.9mm3で、これをS領域にあるゴルフボール仮
想球の表面積で除した値RSは0.123mm3/mm2となる。一
方、P領域にある全てのディンプルの容積の総和は174.
4mm3で、これをP領域にあるゴルフボール仮想球の表面
積で除した値RPは0.116mm3/mm2となる。従って、RS/RP
は1.06となる。
が0.95未満の場合は、シーム上の大円通路12がバックス
ピンの周速の最も速い部分と一致またはほぼ一致した場
合に弾道が低くなる。また、RS/RPが1.20より大きくな
ると、逆に弾道が高くなりすぎるからである。
θを10゜以上で60゜未満の範囲に設定しているのは、10
゜未満ではS領域のディンプル数が極端に少なくなり、
S領域とP領域とに分けた意味がなくなり、ディンプル
容積を相違させる効果がなくなるからである。また、60
゜以上であるとS領域のディンプル効果がP領域のディ
ンプル効果より大きくなってしまい、空力的対称性が改
善されないからである。よって、この10゜以上で60゜未
満の範囲において、ディンプル配列やゴルフボールの構
造、配合との関係から適宜の角度に設定しえる。
ボールとの飛距離テストを行った。
(A),(B),(C)に示す比較例のゴルフボール1
を作成した。該比較例のゴルフボールのディンプル配列
は正八面体配列で、ディンプルと交差しない3本の大円
通路3,4,5を有している。該比較例のゴルフボールはS
領域とP領域のディンプル容積は変えておらず、従っ
て、RS/RPは0.85と小さくなっている。
較例のゴルフボールは、いずれもバラタカバー及びリキ
ッドセンターを有する糸巻きボールであり、その構造、
配合は同一である。又、外形は42.70±0.03mmに統一
し、コンプレッションも95±2に統一している。
ー社製”のスイング・ロボットを用いて、ドライバー
(1番ウッド)にて、ヘッドスピード45m/sの条件で飛
距離テストを行った。スピンは3500±300rpm、ボール付
ち出し角度が10±0.5゜となるようにマシン条件を調整
した。テスト時に風は追い風0.6〜2.8m/sであった。
23℃±1℃に保温した。実施例及び比較例のゴルフボー
ルを交互に打ち、各20個のテストを行った。
の平均データとして下記の表2に示す。表2におけるキ
ャリーとはボール発射地点から最初にバウンドした地点
までの距離であり、トータルとはボール発射地点から最
終的にボールが静止した地点までの距離であり、弾道高
さはボール発射地点から見た弾道最高点の仰角のことで
ある。
ゴルフボールに比べてキャリーで4.3ヤード、トータル
で3.3ヤード飛距離が勝っていた。この結果から、大円
通路を1本のみとした本発明のゴルフボールは飛距離の
点で優れていることが確認できた。
を、ツルテンパー社製のスイングロボットを用い、ドラ
イバーにてヘッドスピード48.8m/sの条件で、対称性テ
ストを行った。スピンは3500±300rpm、ボール打出角が
9゜±0.5゜となるようにマシン条件を設定した。テス
ト時の風は追い風で0.3〜2.2m/sであった。実施例およ
び比較例のゴルフボールを各々40個ずつ用意し、23℃±
1℃に保温した。実施例および比較例のゴルフボールと
も20個をポール打ち、20個をシーム打ちをした。
分がシームと一致するように回転軸を選ぶ打ち方であ
り、ポール打ちとはシーム打ちの回転軸と直交する線分
をバックスピンの回転軸とする打ち方である。
実施例のボールはポール打ちとシーム打ちとにおいて、
キャリー、トータル、弾道高さ、滞空時間とも差がほと
んどない。これに対して、比較例のボールはポール打ち
に比べてシーム打ちの方が弾道が低く、滞空時間が短
く、キャリーが少ない。
を防ぎ、対称性の良いゴルフボールを得ることが出来る
ことが確認された。
ボールは、正八面体配列によるディンプル配列の対称性
の良さ及び美観を損なうことなく、従来のゴルフボール
では成功し得なかった飛行性能を達成することが出来
る。即ち、ディンプルと交差しない大円通路がシーム上
の1本のみであるため、ゴルフボール飛行時にバックス
ピンの周速の最も速い部分が大円通路と一致あるいはほ
ぼ一致する可能性が減少し、飛距離の向上を図ることが
出来る。また、ゴルフボールの表面をディンプルと交差
しない大円通路付近の領域とポール付近の領域とに分
け、これらの領域に応じてディンプルの容積を変えるこ
とにより、シーム打ちの場合とポール打ちの場合におけ
る空力的対称性を向上させることが出来る。よって、本
発明により、バックスピンの回転軸の違いによる弾道差
が少なく、従って、プレーヤーの技量を正確に反映する
ことができるゴルフボールを提供することが可能とな
り、プレーヤーの技量の向上に役立たせることができ
る。また、大円通路がシーム上の1本のみであるため、
飛行行性能に影響を与えることなく、成形用金型の上型
と下型のセット角度を変更することが出来、ディンプル
設計上の自由度が向上する等の種々の利点を有するもの
である。
す平面図、第1図(B)は第1図(A)の正面図、第2
図はディンプルの諸元を説明するための概略図、第3図
(A)は本発明のゴルフボールの設計段階を示す図面、
第3図(B)は設計完了時の要部拡大図、第4図
(A),(B)はディンプルと交差しない大円通路を形
成するための形態を示す概略図、第5図は第1図(A)
の要部拡大図、第6図(A),(B)は大円と交差する
ディンプルの個数の変形例を示す第5図と同様の図面、
第7図(A),(B),(C)は大円と交差するディン
プルの個数および交差形態の変形例を示す第5図と同様
な図面、第8図はゴルフボールの表面のP領域とS領域
の関係を示す概略図、第9図(A)は比較例のゴルフボ
ールの平面図、第9図(B)は第9図(A)の正面図、
第9図(C)は比較例の球面正三角形内のディンプルの
配列を示す図面、第10図は正八面体配列の概念を示す概
略図、第11図は正八面体配列のゴルフボールを示す概略
斜視図、第12図は従来の正八面体配列のディンプルを示
すゴルフボールの平面図である。 10……ゴルフボール、11……ディンプル、12……大円通
路、13、14……大円。
Claims (3)
- 【請求項1】表面に配置するディンプルを、ゴルフボー
ル仮想球面に内接する正八面体の稜線を球面に投影して
得られる8個の球面正三角形に配列する正八面体配列と
し、かつ、上記球面上に投影された稜線を結ぶ3本の大
円のうちの1本の大円はシームと一致させてディンプル
と全く交差しない大円通路として形成する一方、他の2
本の大円上にはディンプルを配置してディンプルと交差
させて、球面上の大円通路は上記シームと一致する大円
通路1本のみとし、かつ、 上記8個の球面正三角形にディンプルを等価に配置して
いることを特徴とするゴルフボール。 - 【請求項2】上記球面上に投影された稜線を結ぶ2本の
大円と交差する各ディンプルは、一方の球面正三角形か
ら隣接する他方の球面正三角形への上記大円通路から少
なくとも0.3mm以上突出している請求項1に記載のゴル
フボール。 - 【請求項3】上記ゴルフボールの表面を、球の中心角度
でシームから10度以上60度未満のシームを挟むS領域
と、該S領域からポールまでのP領域とに分割し、上記
S領域内にある全てのディンプルの容積の総和を、上記
S領域にあるゴルフボールの仮想球面の表面積で除した
値をRS、上記P領域にある全てのディンプルの容積の総
和を該P領域にあるゴルフボールの仮想球面の表面積で
除した値をRPとした時、 0.95≦RS/RP≦1.20 となるように、上記S領域とP領域のディンプルの諸元
を設定している請求項1に記載のゴルフボール。
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