JP6051586B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

本発明は、ボール表面に形成される陸部及びディンプルをユニークな形状に設計することにより飛び性能を向上させたゴルフボールに関するものである。
ゴルフボールにおいて、打ち出されたボールが大きな飛距離を得るためには、ボール自体に備わる高反発性と、ボール表面に配置されたディンプルによる飛行時の空気抵抗の低減が重要であることはよく知られており、空気抵抗低減を目的として、ディンプルを可及的に高密度に且つ均等にボール表面に配列する方法が種々提案されている。
図18及び図19に示されるように、通常、ゴルフボールに用いられるディンプルDの形状は、平面視円形の窪みであることが多い。円形ディンプルを高密度に配置しようとする場合には、例えば隣り合った2つのディンプルを区画する陸部の幅を零近くまで小さくしたとしても、配置されたディンプルの3個又は4個に囲まれた部分には、一定の広さを有する三角形又は四角形状の一定の大きさを有する陸部tが形成されることになる。一方、ボール球面上には、ディンプルをできるだけ均等に配置することが不可欠であるため、円形ディンプルの配置密度はある程度妥協する必要があった。
この様な背景のもとで、ディンプルを密度高く、均等に配置することを目的とし、直径が異なる2〜5種類のディンプルを、ボール球面を正8面体或いは正20面体などの多面体に見立てて配置することが行われている。
しかしながら、円形ディンプルを用いる限り、球面の面積全体に対する総ディンプル面積の占有率は75%前後(又は陸部面積の占有率は25%前後)が実用上限度である。
そこで、最近では、ディンプルの表面形状が、楕円形、涙形、多角形等の円形以外のディンプルを使用し、特に、これらのディンプルを円形ディンプルと組み合わせることにより、ボール全体のディンプル配置態様をユニークなものに仕上げると共に、ボール表面の陸部の面積をできる限り小さくして、ボールの空気力学的性能を高めようとする技術が多数提案されている。その中でも、本出願人は、先に特開2006−095281号公報及び特開2005−305152号公報に記載されたゴルフボールを提案している。
上記提案のゴルフボールは、図16及び図17に示されるように、ボール表面に、多数の円形ディンプルD1が形成されると共に、該円形ディンプルD1の縁部に沿って円形リング状の陸部51が形成され、更に、円形リング状の陸部51,51同士を架橋するように、直線状の陸部52が形成されるものである。そして、互いに隣接する3個又は4個の円形ディンプルD1の間には、上記の陸部が取り囲むようにして非円形ディンプルD2が形成されるものである。
しかしながら、上記のゴルフボールについては、従来のゴルフボールに比べて陸部面積を小さくできるものではあるが、更なるディンプル効果により空気抵抗の低減を図り飛び性能を大幅に向上させるため、なお改良の余地が残されていた。
特開2006−095281号公報 特開2005−305152号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ディンプル効果による空気力学的性能をより一層高め、飛び性能を大幅に向上させることができるゴルフボールを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため、ボール表面には、多数の円形及び非円形のディンプルが存在し、ディンプル以外の部分である陸部が、円形ディンプルの縁部に沿って形成される円弧状の第1陸部と、隣接する2つの円形ディンプルを橋掛けするように配置され、中央部分が窪むように形成される第2陸部とからなり、非円形ディンプルの縁部形状が、これらの複数の第1陸部及び複数の第2陸部を組み合わせることにより決定されることを特徴とするゴルフボールを提供する。
即ち、飛び性能にはディンプルの表面占有率が寄与し、その表面占有率が大きい程、空気力学的性能が良いことが知られている。そこで、本発明のゴルフボールにおいては、ディンプルの表面占有率を増大させるため、陸部の形状に着目し、その最適化により空気力学的性能を向上させたものである。表面占有率の増加は、陸部面積の減少を意味するものであり、陸部面積を小さくすることは飛距離増大に対する有効な策である。具体的には、隣り合う3個又は4個の円形ディンプルの間に配置される非円形ディンプルの縁部形状が、複数の第1陸部及び複数の第2陸部を組み合わせることにより決定されるものであり、上記非円形ディンプルの面積占有率を高め、陸部面積をできる限り小さくしたものである。
また、本発明においては、空気力学上、あまりに抵抗となる形状は避けるため、非円形ディンプルの内角部の形状を所定の曲率半径により湾曲することが望ましい。そして、本発明において、ボール表面に形成された複数の第1陸部及び複数の第2陸部の形状は、従来にない見た目の新規性が感じられ、これらの陸部形状の組み合わせによってボール表面に最適形状を構成し、飛距離を増大させることが可能である。
従って、本発明は、下記のゴルフボールを提供する。
[1]ボール表面には、多数の円形及び非円形のディンプルが存在し、ディンプル以外の部分である陸部が、円形ディンプルの縁部に沿って形成される円弧状の第1陸部と、隣接する2つの円形ディンプルを橋掛けするように配置され、中央部分が窪んだ形状を有する第2陸部とから構成されるものであり、非円形ディンプルの縁部の形状が、上記の複数の第1陸部及び複数の第2陸部を組み合わせることにより決定されることを特徴とするゴルフボール。
[2]第1陸部及び第2陸部の幅が0.05〜1.0mmである[1]記載のゴルフボール。
[3]陸部の外表面がボールの最外周面を形成する[1]又は[2]記載のゴルフボール。
]非円形ディンプルの外周縁部において、第1陸部と第2陸部との接合が、所定の曲率半径により平面視湾曲されるものである[1]、[2]又は[3]記載のゴルフボール。
[5]上記接合部の曲率半径が0.5〜10mmである[4]記載のゴルフボール。
]ボール表面にディンプルがないと仮定した仮想球の体積に対し、ボール外周面とディンプルの凹部によって囲まれたディンプルの空間の総和が占める比率Vrが1.3〜1.7である[1]〜[5]のいずれか1項記載のゴルフボール。
[7]ディンプルの深さが0.05〜0.4mmである[1]〜[6]のいずれか1項記載のゴルフボール。
本発明のゴルフボールによれば、ボール表面の陸部形状をユニークな形状に仕上げることにより、陸部面積をできる限り減少させ表面占有率をより一層増加させ、空気力学的性能を向上させて飛距離をより一層増大させることができる。
本発明の一実施例を示すゴルフボールの平面図である。 図1に示したボール表面の部分拡大図である。 図2の一部分を更に拡大した部分拡大図である。 ディンプル及び陸部の横断面形状を説明するための概略図である。 3個の円形ディンプルを繋ぐように形成された第2陸部の形状パターンIを示す説明図である。 3個の円形ディンプルを繋ぐように形成された第2陸部の形状パターンIIを示す説明図である。 3個の円形ディンプルを繋ぐように形成された第2陸部の形状パターンIIIを示す説明図である。 3個の円形ディンプルを繋ぐように形成された第2陸部の形状パターンIVを示す説明図である。 3個の円形ディンプルを繋ぐように形成された第2陸部の形状パターンVを示す説明図である。 3個の円形ディンプルを繋ぐように形成された第2陸部の形状パターンVIを示す説明図である。 3個の円形ディンプルを繋ぐように形成された第2陸部の形状パターンVIIを示す説明図である。 3個の円形ディンプルを繋ぐように形成された第2陸部の形状パターンVIIIを示す説明図である。 3個の円形ディンプルを繋ぐように形成された第2陸部の形状パターンIXを示す説明図である。 3個の円形ディンプルを繋ぐように形成された第2陸部の形状パターンXを示す説明図である。 本発明の実施例で使用したゴルフボールの内部構造を示す断面図である。 比較例1のゴルフボールの平面図である。 図16のディンプル及び陸部の形状を表す部分拡大図である。 多数の円形ディンプルのみを配置した従来のゴルフボール(比較例2)の平面図である。 図18のディンプル及び陸部の形状を表す部分拡大図である。
以下、本発明のゴルフボールについて、図面を参照して詳しく説明する。
図1は、本発明における第1実施例を示したゴルフボールの平面図であり、図2は図1の部分拡大図、図3は図2の一部分における拡大図、図4はディンプルと陸部との横断面を示した概略図である。
本発明の第1実施例においては、図1〜3に示されるように、ボール球面上に陸部5によって区画されたディンプルDを多数配置している。そして、隣接するディンプルD,Dの間には、略並行な輪郭線により区画された網目状又は格子状の陸部5が存在することになる。この陸部5の幅は、好ましくは0.05mm以上1.0mm以下の範囲内に調整されるものであり、より好ましくは0.1mm以上0.8mm以下である。上記の間隔幅が狭すぎると、打撃時にディンプルが変形しやすくなり、逆に、上記間隔幅が広すぎると、ディンプルの表面占有率が小さくなり飛びが劣ることとなる。
また、上記の陸部の形状は、円形ディンプルD1の縁部に沿って形成されたリング状の陸部(第1陸部51)と、隣接する2つの円形ディンプルD1,D1を橋掛けするように配置され、その形状については、中央部分が窪むように幅狭に形成された第2陸部52とから構成されており、非円形ディンプルD2の縁部の形状が、これらの複数の第1陸部51及び複数の第2陸部52を組み合わせることにより決定されるものである。
具体的には、本実施例においては、上記の陸部5は円形ディンプルD1の場合、5個乃至6個の第1陸部51によって形成されており、また、非円形ディンプルD2の場合、3個の第1陸部51及び3個の第2陸部52によってそれぞれ形成されている。そして、互いに隣接して配置された2個の非円形ディンプルD2,D2間に介在する第2陸部52は両ディンプルの間では共有されている。このような陸部が複数接合する部位、即ち、本実施例においては、3個の陸部5が三叉状に接合する接合部には、図3中の符号R(曲率半径)で示されているように、平面視滑らかな湾曲を形成する部分が含まれている。
即ち、非円形ディンプルD2の内角が、平面から視たときに湾曲を呈している形状であることが好適である。非円形ディンプルでは、通常の内角部の形状では表面の滑らかさがなく、そのため空気との摩擦抵抗が大きくなってしまい、ボール飛距離が伸びなくなる。そこで、角部を特定の曲率半径Rを有した湾曲面に仕上げる。
この湾曲部は一定の曲率を有するものではなく、その最小となる部分での曲率半径Rは、特に制限はないが、好ましくは0.1〜5.0mmであり、より好ましくは1.0〜3.0mmの範囲内に調整される。
また、本実施例において、ディンプルの断面は、図4(A)に示した横断面図を参照することができる。陸部5の上面の形状は、従来の陸部のように、ボールGの最外周面Xに沿った最外周面と同一の曲率の形状であってもよいし、図4(B)に示したように、ボールの外側に向かって頂部jが円弧状の曲面をもって突出した断面形状であってもよい。この場合の円弧状断面の半径rは0.2〜5.0mmの範囲内が好適である。ボールの最外周面の位置を示す線Xからディンプルの最深部までの深さdは、特に制限はないが、0.05〜0.4mmの範囲内であることが好ましい。
図3に示されるように、第2陸部52は、中央部52aが窪んで形成されると共に、円形ディンプルD1の周りに沿ってなる第1陸部51と連結する端部52bが幅広く形成されている。図5〜14は、本実施例とは別の陸部形状の具体例を示すものであり、複数の直線を組み合わせること、曲率半径の異なる曲線を組み合わせること、直線と曲線とを組み合わせることなどにより様々なバリエーションの陸部形状を製作することができる。第2陸部52の形状について、好ましくは、端部側から中央に向かって漸次狭小となり、中央部の幅が実質的にゼロに近づけるように極細とすることにより、直線状陸部の占有面積を小さくし、且つ直線状陸部等によって囲まれた非円形ディンプルD2の形状が外側に膨らみを帯びた形状に仕上げることである。即ち、非円形ディンプルD2の形状を円形に近い形状に仕上げ、ディンプル形状の等方性により、大気中のボールの回転方向の違いによるボールの向きの違いをなくし、飛びの横方向へのばらつきを抑制することができる。このように、ディンプル形状がより円形(等方性)に近い具体例としては、図5〜8、図13、14の形状が挙げられ、このディンプル形状を採用することにより、ボールの向きによる違いが抑えられ、飛びの横方向へのばらつきを抑制できる。
次に、本実施例におけるディンプルの配置について述べると、ゴルフボール半球上で極を中心として2回対称配列、ゴルフボール半球上で極を中心として3回対称配列、ゴルフボール半球上で極を中心として4回対称配列、及びゴルフボール半球上で極を中心として5回対称配列などのいかなる配列パターンをも好適に採用することができる。なお、図2は、ゴルフボール半球上で極Oを中心として3回対称配列するための基本単位である球面三角形Tを示した部分拡大図であり、ディンプルを配置した狭角が120°の2個の経線と赤道Lとによって囲まれた球面三角形Tを便宜上1個だけ示したものである。
ディンプルの配置については、大,小2種類の円形ディンプルが使用され、大きい方の円形ディンプルD1’の周りには各々6個の非円形ディンプルD2’が花弁状に配置されており、この場合、それぞれ2個の最も近い円形ディンプルD1’,D1’の間においては非円形ディンプルD2’が両者の共有関係をもって介存しており、円形ディンプルD1’を中心にして非円形ディンプルD2’が花弁状に配置されている。
一方、ユニット三角形Tの極Oと一致する頂点と底部との中央とを結んだ中心線上には、比較的小さな円形ディンプルD1”と、その周りに5個の非円形ディンプルD2”とが同様に花弁状に配置されている。
また、陸部5を偏りなく球面に展開するには20面体、12面体、8面体等の多面体や3回対称、5回対称などの配置手法を利用することが好ましい。
本実施例(第1実施例)においては、ディンプルの総数は326個であり、このうち、非円形ディンプルは216個であり、残り110個は円形ディンプルである。この場合、ディンプル総数に占める非円形ディンプルの個数割合は66.3%となる。このようにディンプルが非円形ディンプルと円形ディンプルによって構成されている場合、ディンプル総数に占める非円形ディンプルの割合は50〜75%であることが好ましく、より好ましくは55〜75%である。
ボール表面に形成されたディンプルDの総数については、特に制限されるものではないが、好ましくは100個以上、より好ましくは250個以上であり、上限値としては、好ましくは500個以下、より好ましくは450個以下である。
また、ボールの全体積に占めるディンプル空間の占有率に関し、図4を参照して説明すると、ボール表面にディンプルがないと仮定した仮想球の体積に対し、ボール外周面Xとディンプルの凹部によって囲まれたディンプルの空間の総和が占める比率(ディンプル空間占有率Vr)は、通常1.1%以上、好ましくは1.2%以上、より好ましくは1.3%以上、更に好ましくは1.4%以上であり、上限値としては1.7%以下、好ましくは1.65%以下、より好ましくは1.6%以下の範囲内に設定する。このディンプル空間占有率の上記範囲内での設定により、ドライバーなど飛距離を稼ぐクラブによりボールを打撃した際の打球の吹き上げ過ぎ、または打球が上がらずドロップすることを防ぐことができる。
本発明のゴルフボールを成型するための金型(2分割タイプ)の作製については、3DCAD・CAMを使用し、反転用マスター型にて全表面形状を直接3次元で切削する手法、または成型用金型のキャビティ部(内壁面)を直接3次元で切削する手法などを採用することができる。
仕上げ加工(トリミング)については、球状キャビティの赤道Lに沿って形成される金型の上下型のパーティングラインが陸部5の最高点を通るようにすることにより、仕上げ加工(トリミング)を容易にすることができる。
本発明のゴルフボールは、ボール構造に関しては、特に制限されるものではないが、ワンピースゴルフボール、ツーピースゴルフボール、3層構造以上のマルチピースゴルフボール等のソリッドゴルフボールとしても、糸巻きゴルフボールとしてもよく、あらゆる種類のゴルフボールに適用可能である。特には、図15に示したように、弾性ソリッドコアとカバーとを具備し、それらの間に1層又は複数層の中間層を配置した多層構造を好適に採用することができる。なお、図15中、符号1が弾性コア、符号2が中間層、符号3がカバーである。
図15に示したゴルフボールGにおいては、弾性コア1はポリブタジエンを主材とし、ソリッドコアに98N(10kgf)の初期荷重を加え、その状態から1274N(130kgf)の終荷重まで負荷したときの圧縮たわみ量は、特に制限されるものではないが、2.0mm以上、好ましくは2.5mm以上、上限値として4.5mm以下、好ましくは4.0mm以下の硬度、または硬さを有する。
また、中間層2又はカバー3の材料としては、公知の熱可塑性樹脂、特に、アイオノマー樹脂やウレタン樹脂を採用することができ、特にアイオノマー樹脂を好適に採用することができる。
上記カバーのショアD硬度としては、特に制限されるものではないが、スピン量と反発性の観点から、通常45以上、好ましくは50以上、上限値として75以下、好ましくは63以下である。
また、上記中間層のショアD硬度としては、特に制限されるものではないが、スピン量と反発性の観点から、通常45以上、好ましくは50以上、上限値として通常70以下、好ましくは60以下である。
上記カバーの厚さ及び中間層の厚さは、特に制限されるものではないが、0.3〜1.5mmとすることが好ましい。なお、ボール重さ、直径等のボール規格はゴルフ規則に従って適宜設定することができる。
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[実施例、比較例]
実施例1(図1)及び比較例1(図16),比較例2(図18)に示したディンプル配置を有するゴルフボールを用い、これらのゴルフボールの飛び特性に関する比較テストを行った。なお、ディンプルの配列パターンについては、実施例1、比較例1及び2の全ての例おいて、ボール半球上で極を中心として3回対称配列したものに基づく。
これら各例のゴルフボールの内部構造は、図15に示すように、コア1、カバー3及び1層の中間層2からなるスリーピース構造のボールGである。その詳細は下記のとおりである。
コア
ポリブタジエン(製品名BR730、JSR社製)を100質量部、アクリル酸亜鉛を33.8質量部、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサンとシリカとの混合物(製品名パーヘキサC−40、日本油脂社製)を3.0質量部、硫黄を0.1質量部、酸化亜鉛を25.7質量部、及びペンタクロロチオフェノール亜鉛塩を1.5質量部用いた。そして、これら成分からなるコア材料をコア用金型により加硫温度157℃、加硫時間15分の条件で加硫し、各例のソリッドコアを作製した。コアの硬度については、初期荷重10kgfから終荷重130kgfまで負荷したときの圧縮たわみ量(硬度10−130kgf)を測定したところ、3.7mmの測定値を得た。
中間層及びカバー
次いで、上記ソリッドコアをセットした金型内で中間層を射出成形し、次にコアを中間層で被覆した被覆体を同様にセットした金型内でカバーを射出成形した。中間層の材料は、AM7331(三井・デュポンポリケミカル社製のアイオノマー樹脂)、ダイナロンE6100P(日本合成ゴム社製のブロックコポリマーポリブタジエンの水素添加物)、ベヘニン酸(日本油脂社製)、及び水酸化カルシウム=85/15/20/2.9(質量比)のブレンド物。また、カバーの材料は、AM7311、ハイミラン1557、ハイミラン1605、ハイミラン1855、及び水酸化カルシウム=15/35/35/15/2.7(質量比)のブレンド物。また、中間層とカバーのショアD硬度は、それぞれ51及び59であった。
ボール試験
得られたゴルフボールは飛距離の測定を行った。テストにあたっては、ゴルフ打撃ロボットにドライバーW#1をつけて、打撃した時の飛距離を測定した。打撃条件は、ボール初速が約65m/s、打ち出し角が約10°、初期バックスピン量が約2800rpmとなる条件に設定した。クラブはブリヂストンスポーツ社製「TourStage X−Drive 701」(ロフト9°)を使用した。測定結果を表1に示した。なお、ディンプルの表面占有率(SR)は、仮想球の表面積に対して、各ディンプルの縁部によって囲まれる仮想球面の総面積が占める割合を%で表す。
Figure 0006051586
表1に示されるように、本発明である実施例1のゴルフボールは、円形ディンプルのみからなる通常のディンプルを有する比較例2のゴルフボールに比べて、ディンプル表面占有率を10%増加させ、また、円形ディンプル及び非円形ディンプルの個数が同数である比較例1のゴルフボールに比べると、ディンプル表面占有率を3%増加させることができた。その結果、実施例1のゴルフボールは、比較例1及び比較例2に比べて飛距離が大幅に増大し、また、ボールの等方性が良好なものであった。
G ゴルフボール
D ディンプル
D1 円形ディンプル
D2 非円形ディンプル
5 陸部
51 第1陸部
52 第2陸部

Claims (7)

  1. ボール表面には、多数の円形及び非円形のディンプルが存在し、ディンプル以外の部分である陸部が、円形ディンプルの縁部に沿って形成される円弧状の第1陸部と、隣接する2つの円形ディンプルを橋掛けするように配置され、中央部分が窪んだ形状を有する第2陸部とから構成されるものであり、非円形ディンプルの縁部の形状が、上記の複数の第1陸部及び複数の第2陸部を組み合わせることにより決定されることを特徴とするゴルフボール。
  2. 第1陸部及び第2陸部の幅が0.05〜1.0mmである請求項1記載のゴルフボール。
  3. 陸部の外表面がボールの最外周面を形成する請求項1又は2記載のゴルフボール。
  4. 非円形ディンプルの外周縁部において、第1陸部と第2陸部との接合が、所定の曲率半径により平面視湾曲されるものである請求項1、2又は3記載のゴルフボール。
  5. 上記接合部の曲率半径が0.5〜10mmである請求項4記載のゴルフボール。
  6. ボール表面にディンプルがないと仮定した仮想球の体積に対し、ボール外周面とディンプルの凹部によって囲まれたディンプルの空間の総和が占める比率Vrが1.3〜1.7である請求項1〜5のいずれか1項記載のゴルフボール。
  7. ディンプルの深さが0.05〜0.4mmである請求項1〜6のいずれか1項記載のゴルフボール。
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