JP3726231B2 - ゴルフボール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフボールに関するものであり、特にゴルフボールのディンプルの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフボールは、その表面に300個から550個程度のディンプルを備えている。ディンプルの役割は、ゴルフボール飛行時にゴルフボール周りの空気の流れを乱すことによって境界層の乱流遷移を促進し、乱流剥離を起こさせることにある(以下「ディンプル効果」とも称される)。乱流遷移の促進により空気のゴルフボールからの剥離点が後方に下がり、圧力抵抗が小さくなってゴルフボールの飛距離が増大する。また、乱流遷移の促進により、バックスピンに起因するゴルフボールの上側と下側とにおける剥離点の差が助長され、ゴルフボールに作用する揚力が高められる。従って、乱流遷移を促進しやすいディンプル、すなわち空気の流れをよりよく乱すことができるディンプルほど、空力特性に優れたものであるといえる。
【0003】
空力特性向上の目的で、ディンプル形状に関する種々の提案がなされている。例えば、米国特許第5890975号には、伸ばされたディンプル(elongated dimple)を備えたゴルフボールが開示されている。また、特開2000−185113公報には、平面形状(ディンプルが法線方向から見られたときの輪郭形状)が楕円であるディンプルを備えたゴルフボール、平面形状が長円であるディンプルを備えたゴルフボール及び平面形状が涙形であるディンプルを備えたゴルフボールが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ゴルファーにとっての大きな関心事として、好スコアでプレーすることと共に、ゴルフボールを遠くまで飛ばすことが挙げられる。多くのゴルファーは、少しでも飛行性能に優れたゴルフボールを望んでいる。しかしながら、ゴルファーの要求を満たすゴルフボールは、未だ得られていない。
【0005】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、飛行性能に優れたゴルフボールの提供をその目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためになされた発明は、
平面形状が円以外の形状である非円形ディンプルと平面形状が円である円形ディンプルとを表面に多数個備えており、
全ディンプル数に占める非円形ディンプルの個数の比率が77%以上92%以下であり、
全ディンプル数に占める円形ディンプルの個数の比率が8%以上23%以下であり、
非円形ディンプルには特殊形状ディンプルが複数種類含まれており、
全非円形ディンプルに占める特殊形状ディンプルの総数の比率が80%以上であり、
特殊形状ディンプルの全種類から、全ディンプル数に占める比率が5%未満である種類を除いた中で、最小の輪郭線長さを有する種類のディンプル数がNsとされ最大の輪郭線長さを有する種類のディンプル数がNbとされたとき、この比(Ns/Nb)が30/70以上70/30以下であり、
成形型のパーティング面によって分割された2個の半球のいずれにおいても、そのディンプルパターンが、ポールを回転中心とした120°回転対称又は90°回転対称であるゴルフボール、
である。
【0007】
ここで特殊形状ディンプルとは、下記(A)及び(B)の条件をいずれも満たすディンプルを意味する。
(A)平面形状における輪郭線が半円と円弧との組み合わせから形成されていること、又は半円と楕円弧との組み合わせから形成されていること。
(B)内側に凸である部分を輪郭線が持たないこと。
【0008】
このゴルフボールでは、特殊形状ディンプルと円形ディンプルとの相乗効果により、空力特性が高められている。従って、このゴルフボールは飛行性能に優れるものである。
【0009】
好ましくは、成形型のパーティング面によって分割された2個の半球のいずれにおいても、そのディンプルパターンは鏡面対称でない。すなわち、いかなる平面で半球をさらに2分割して1/4球としても、2つの1/4球のディンプルパターンがこの平面に対して対称となることはない。これにより、ディンプル効果がさらに高められる。
【0010】
好ましくは、ゴルフボールはその表面に、実質的に同一の中心角度ピッチで並ぶ5個の特殊形状ディンプルによって取り囲まれた特殊ランド部を12個以上備える。この特殊ランド部によって、空気の乱れがさらに促進される。
【0011】
好ましくは、これらの特殊ランド部は偏りなく表面に配置される。これにより、バックスピンの周速が最も速い部分(以下、「最速部分」と称される)がいかなる位置にあっても、ほぼ同等のディンプル効果が得られる。
【0012】
好ましくは、ディンプル容積(ボール仮想球とディンプル表面とに囲まれた部分の容積)の総和は、400mm3以上550mm3以下である。これにより、より優れた飛行性能が発現される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面が参照されつつ、実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態にかかるゴルフボールが示された平面図である。また、図2はその正面図である。図2では、共に半球状キャビティを備えた上型及び下型からなる成形型のパーティングラインに相当する部分が正面に位置し、且つ左右方向に延びている。このゴルフボールの直径は、通常42.67mmから43.00mm程度である。このゴルフボールは、AからDの4種類のディンプルを備えている。Aディンプル及びBディンプルは、特殊形状ディンプルとしての涙形ディンプルである。
【0015】
図3(a)は涙形ディンプルが示された平面図であり、図3(b)はその断面図である。涙形ディンプルは、平面形状の輪郭が半円部分Rcと半楕円部分Reとから構成されている。半円部分Rcは、直径がD1である円の半分に相当する。半楕円部分Reは、長径がD2であり短径がD1である楕円の半分に相当する。涙形ディンプルの輪郭線は、内側に凸である部分を有していない。
【0016】
この涙形ディンプルは方向性を備えており、円形ディンプルに比べて空気の流れを乱す効果が大きい。従って、ゴルフボールの飛距離向上に寄与する。一方、方向性を備えたディンプルは飛行対称性を損なうおそれがあるが、涙形ディンプルでは半円部分Rcが存在しており、また半円部分Rc以外の部分も滑らかな曲線なので、飛行対称性への悪影響が抑制される。
【0017】
図1及び図2に示されたゴルフボールは、240個のAディンプルと、102個のBディンプルと、60個のCディンプルと、24個のDディンプルとを有している。ディンプル総数は、426個である。Aディンプルは、直径D1が3.40mmの半円と、短径D1が3.40mmであり長径D2が5.60mm(図3(a)におけるD2/2が2.80mm)である半楕円とから、輪郭が構成されている。Bディンプルは、直径D1が2.75mmの半円と、短径D1が2.75mmであり長径D2が4.55mm(図3(a)におけるD2/2が2.275mm)である半楕円とから、輪郭が構成されている。Cディンプルは、直径が3.40mmの円形ディンプルである。Dディンプルは、直径が2.85mmの円形ディンプルである。
【0018】
円形ディンプルの直径は、2.0mm以上4.7mm以下が好ましく、2.2mm以上4.5mm以下が特に好ましい。直径が上記範囲未満であると、個々のディンプルの面積が小さいため、ディンプル効果が得られにくい。逆に、直径が上記範囲を超えると、ゴルフボール全体のディンプル数が少なく、やはりディンプル効果が得られにくい。
【0019】
全ディンプル数(すなわち426個)に占める非円形ディンプルの個数(すなわち342個)の比率は、80.3%である。そして、この非円形ディンプルのすべてが、特殊形状ディンプルである涙形ディンプルである。一方、このゴルフボールでは、全ディンプル数(すなわち426個)に占める円形ディンプルの個数(すなわち84個)の比率は、19.7%である。このように、非円形ディンプル(特に特殊形状ディンプル)と円形ディンプルとが混在することにより、ゴルフボール全体としてのディンプル効果が高められる。
【0020】
全ディンプル数に占める非円形ディンプルの個数の比率は77%以上92%以下とされ、全ディンプル数に占める円形ディンプルの個数の比率は8%以上23%以下とされる。非円形ディンプルの比率が上記範囲未満であると(すなわち円形ディンプルの比率が上記範囲を超えると)、非円形ディンプルによる空気の流れを乱す効果が不十分となることがある。逆に、非円形ディンプルの比率が上記範囲を超えると(すなわち円形ディンプルの比率が上記範囲未満であると)、非円形ディンプルと円形ディンプルとの混在による空気の流れを乱す効果が不十分となることがある。これらの観点から、全ディンプル数に占める非円形ディンプルの個数の比率は80%以上86%以下が好ましく、全ディンプル数に占める円形ディンプルの個数の比率は14%以上20%以下が好ましい。
【0021】
全非円形ディンプルに占める特殊形状ディンプルの総数の比率(以下、「特殊形状ディンプル比率」と称される)は、80%以上とされる必要がある。特殊形状ディンプル比率が80%未満であると、空気の流れを乱す効果を維持しつつ飛行対称性にも悪影響を与えないという特殊形状ディンプルの効果が、ゴルフボール全体としては得られにくくなる。この観点から、特殊形状ディンプル比率は90%以上が好ましく、95%以上がより好ましく、100%が理想的である。
【0022】
特殊形状ディンプルには、平面形状における輪郭線が半円と円弧との組み合わせから形成されているディンプル、及び半円と楕円弧(楕円の一部)との組み合わせから形成されているディンプルが含まれる。図3に示された涙形ディンプルは、半円と楕円弧との組み合わせから輪郭線が形成された特殊形状ディンプルに含まれる。特殊形状ディンプルには、空気の流れを乱す効果の少ない円形ディンプルは含まれない。
【0023】
図4は、特殊形状ディンプルが示された平面図である。図4(a)の特殊形状ディンプルは、半円1とこの半円1よりも直径の大きな円の円弧3とから輪郭線が構成されている。また、図4(b)の特殊形状ディンプルは、半円5とこの半円5の直径よりも短径が大きな楕円の楕円弧7とから輪郭線が構成されている。いずれの特殊形状ディンプルも、半円1、5を備えているため、方向性があるディンプルであっても飛行対称性に与える悪影響が少ない。
【0024】
特殊形状ディンプルにおける半円1、5の半径(図4(a)及び図4(b)において両矢印rで示されている)は、1mm以上2.35mm以下が好ましい。図4(a)に示される、半円1と円弧3とから輪郭線が構成されている特殊形状ディンプルでは、円弧3の突き出し距離(両矢印xで示されている)は、以下の数式(I)に示される関係を満たす大きさであるのが好ましい。
r/2≦x≦(9.50−r×3) −−−(I)
また、図4(b)に示される、半円5と楕円弧7とから輪郭線が構成されている特殊形状ディンプルでは、楕円弧7の突き出し距離(両矢印yで示されている)は、以下の数式(II)に示される関係を満たす大きさであるのが好ましい。
r/2≦y≦r −−−(II)
半径r、突き出し距離x又は突き出し距離yが上記範囲未満であると、個々のディンプルの面積が小さいため、ディンプル効果が得られにくい。逆に、半径r、突き出し距離x又は突き出し距離yが上記範囲を超えると、ゴルフボール全体のディンプル数が少なく、やはりディンプル効果が得られにくい。
【0025】
図5は、特殊形状ディンプルではない非円形ディンプルが示された平面図である。図5(a)の非円形ディンプルは、半円9とこの半円9よりも直径の大きな円の円弧11とから輪郭線が構成されている点において、図4(a)の特殊形状ディンプルと共通する。しかし、この非円形ディンプルは内側に凸である部分13を2箇所備えているので、特殊形状ディンプルとは言えない。図5(b)の非円形ディンプルは、半円15とこの半円15の直径よりも短径が大きな楕円の楕円弧17とから輪郭線が構成されている点において、図4(b)の特殊形状ディンプルと共通する。しかし、この非円形ディンプルは内側に凸である部分を2箇所備えているので、特殊形状ディンプルとは言えない。いずれの非円形ディンプルも、方向性がきつく、従ってこれらの非円形ディンプルが多数形成されたゴルフボールは飛行対称性に劣る。
【0026】
図1及び図2に示されたゴルフボールは、複数種類の特殊形状ディンプル(具体的には、AディンプルとBディンプルとの2種類)を有する。複数種類の特殊形状ディンプルの混在により、空気の流れを乱す効果が助長される。互いに相似であるが合同ではない特殊形状ディンプル同士、及び互いに相似でも合同でもない特殊形状ディンプル同士は、互いに種類の異なる特殊形状ディンプルである。なお、図1及び図2に画かれた涙形ディンプルでは、半円部分と半楕円部分との境界線が画かれているが、両者が円滑に連続している場合は、この境界線は表れない。
【0027】
特殊形状ディンプルの全種類から、全ディンプル数に占める比率が5%未満である種類を除いた中で、最小の輪郭線長さを有する種類のディンプル数がNsとされ最大の輪郭線長さを有する種類のディンプル数がNbとされたとき、この比(Ns/Nb)は20/80以上80/20以下とされる。これにより、サイズの小さな特殊形状ディンプルとサイズの大きな特殊形状ディンプルとが適度に混在するので、空気の流れを乱す効果が助長される。この観点から、(Ns/Nb)は25/75以上75/25以下が好ましく、30/70以上70/30以下が特に好ましい。
【0028】
図1及び図2に示されたゴルフボールでは、特殊形状ディンプルの全種類のうち最小の輪郭線長さを有する種類(すなわちBディンプル)のディンプル数は102個であり、最大の輪郭線長さを有する種類(すなわちAディンプル)のディンプル数は240個である。従って、(Ns/Nb)は30/70である。
【0029】
特殊形状ディンプルの全種類から最小の輪郭線長さを有する種類及び最大の輪郭線長さを有する種類を選定するに際し、全ディンプル数に占める比率が5%未満である種類を除く理由は以下の通りである。まず、ゴルフボールの成形型にはコア保持及び離型容易の目的で、ホールドピンが設けられることがある。また、キャビティからのエアー抜きの目的で、ベントピンが設けられることがある。ディンプルパターンのデザイン等の都合からこれらのピン先端が凸状とされ、ピン先端によってもディンプルが形成されるように金型が構成されることがある(以下、このディンプルは「ピン先端ディンプル」と称される)。このピン先端ディンプルが特殊な形状とされたり、極めてサイズの小さなディンプルとされる場合もある。ピン先端ディンプルの数は、通常は6個から14個程度と、極めて少数である。従って、ピン先端ディンプルがゴルフボールの飛行性能に与える影響は、多くない。また、ランド部(ゴルフボール表面のうちディンプル以外の部分)を少なくする観点から極小ディンプルが少数設けられたり、ディンプルパターン設計の都合から極大ディンプルが少数設けられることがある。これら極小ディンプル及び極大ディンプルも、少数であるが故にゴルフボールの飛行性能に与える影響は、多くない。本発明では、ゴルフボールの飛行性能に与える影響が少ない種類が除外され、実質的な最大ディンプルと実質的な最小ディンプルとが選定されて、(Ns/Nb)が算出される。
【0030】
図1において符号Pで示されているのは、ポールである。このポールPは、共に半球キャビティを備えた上型及び下型からなる成形型でゴルフボールが成形される場合に、上型と下型とのパーティングラインが地球儀の赤道とされたときの北極点又は南極点に相当する。図1に示された平面図において、ポールPを中心としてゴルフボールが120°(degree)刻みで回転させられると、回転前のディンプルパターンと回転後のディンプルパターンとが完全に一致する。すなわち、このゴルフボールのディンプルパターンは、120°回転対称である。120°回転対称のディンプルパターンでは、ポールPを通過する3本の大円の円弧によって半球が3個のユニットに等分割されたとき、各ユニット内のディンプルパターンは同一である。すなわち、それぞれの半球において、ディンプルパターンが同一であるユニットが3回繰り返される。
【0031】
ディンプルパターンが同一であるユニットの繰り返し数は3回が理想的であるが、4回であってもよい。繰り返し数が4回のディンプルパターンは、90°回転対称のディンプルパターンである。繰り返し数が2回であったり、繰り返しが全くない場合は、1個のユニットが占める面積が大きく、従って飛行対称性が不十分となることがある。逆に、繰り返し数が5回を超えると、ディンプルパターンが同一であるユニットがバックスピンによって頻繁に繰り返されるので、円形ディンプルと特殊形状ディンプルとが混在することによるディンプル効果が得られにくい。なお、繰り返し数が5回であるディンプルパターンは、72°回転対称なディンプルパターンである。
【0032】
図1及び図2に示されたゴルフボールは、12個の特殊ランド部Lsを有している。特殊ランド部Lsとは、ほぼ同一の中心角度ピッチ(約72°)で並ぶ5個の特殊形状ディンプル(このゴルフボールの場合はBディンプル)によって取り囲まれたランド部のことである。この特殊ランド部Lsにより、ディンプル効果が助長される。特に、取り囲む5個の特殊形状ディンプルと交差することなく、直径が1.2mmである円が画かれうるサイズを備えた特殊ランド部Lsが好ましい。
【0033】
図1及び図2において二点鎖線で示されているのは、ボール仮想球に内接する正二十面体の辺がボール仮想球の球面に投影された稜線である。これらの図から明らかなように、特殊ランド部Lsは、正二十面体の頂点に相当する位置に存在している。すなわち、12個の特殊ランド部Lsは、ゴルフボールの表面に、偏りなく(均一に)配置されている。これにより、ゴルフボールの飛行対称性が良好となる。
【0034】
ディンプル容積の総和は、400mm3以上550mm3以下が好ましく、420mm3以上530mm3以下が特に好ましい。ディンプル容積の総和が上記範囲未満であると、吹き上がる弾道となって飛距離が不十分となることがある。逆に、ディンプル容積の総和が上記範囲を超えると、低い弾道となって飛距離が不十分となることがある。ディンプル容積とは、ボール仮想球(図3において二点鎖線で示されている)とディンプル表面とに囲まれた部分の容積のことである。また、ディンプル容積の総和とは、すべてのディンプル(図1のゴルフボールでは426個のディンプル)のディンプル容積の和のことである。
【0035】
ディンプル総数は350個以上550個以下が好ましく、400個以上480個以下が特に好ましい。ディンプル総数が上記範囲未満であると、吹き上がる弾道となって飛距離が不十分となることがある。逆に、ディンプル総数が上記範囲を超えると、低い弾道となって飛距離が不十分となることがある。
【0036】
図6は、本発明の他の実施形態にかかるゴルフボールが示された平面図である。また、図7はその正面図である。このゴルフボールは、A、B、E及びFの4種類のディンプルを備えている。Aディンプル及びBディンプルは、図1及び図2に示されたゴルフボールに形成された涙形ディンプルと形状及び寸法が同一である。Eディンプルは、直径が3.20mmの円形ディンプルである。Fディンプルは、直径が2.50mmの円形ディンプルである。Aディンプルは228個形成されており、Bディンプルは132個形成されており、Eディンプルは66個形成されており、Fディンプルは30個形成されている。ディンプル総数は、456個である。
【0037】
全ディンプル数(すなわち456個)に占める非円形ディンプルの個数(すなわち360個)の比率は、78.9%である。そして、この非円形ディンプルのすべてが、特殊形状ディンプルである涙形ディンプルである。一方、このゴルフボールでは、全ディンプル数(すなわち456個)に占める円形ディンプルの個数(すなわち96個)の比率は、21.1%である。このように、非円形ディンプル(特に特殊形状ディンプル)と円形ディンプルとが混在することにより、ゴルフボール全体としてのディンプル効果が高められる。
【0038】
図6及び図7に示されたゴルフボールは、複数種類の特殊形状ディンプル(具体的には、AディンプルとBディンプルとの2種類)を有する。複数種類の特殊形状ディンプルの混在により、空気の流れを乱す効果が助長される。なお、図1及び図2に画かれた涙形ディンプルでは、半円部分と半楕円部分との境界線が画かれているが、両者が円滑に連続している場合は、この境界線は表れない。
【0039】
図6及び図7に示されたゴルフボールでは、特殊形状ディンプルの全種類のうち最小の輪郭線長さを有する種類(すなわちBディンプル)のディンプル数は132個であり、最大の輪郭線長さを有する種類(すなわちAディンプル)のディンプル数は228個である。従って、(Ns/Nb)は37/63である。
【0040】
図6に示された平面図において、ポールPを中心としてゴルフボールが120°(degree)刻みで回転させられると、回転前のディンプルパターンと回転後のディンプルパターンとが完全に一致する。すなわち、このゴルフボールのディンプルパターンは、120°回転対称である。
【0041】
図6及び図7に示されたゴルフボールは、12個の特殊ランド部Lsを有している。この特殊ランド部Lsにより、ディンプル効果が助長される。このゴルフボールでは、特殊ランド部Lsは球面に偏在している。
【0042】
図6において3本画かれている線分Ldは、いずれも一端がポールPにある線分であり、互いに120°の中心角度ピッチで画かれたものである。この線分Ldによって、ゴルフボールの半球は3個のユニットUに分割されうる。前述のように、このゴルフボールのディンプルパターンは120°回転対称なので、各ユニットにおけるディンプルパターンは同一である。線分Lcは、各ユニットをさらに2分割する線分である。各ユニットのディンプルパターンは、線分Lcに対して鏡面対称ではない。このゴルフボールでは、半球のディンプルパターンを鏡面対称に2分割する対称面(図面では線分として表れる)は存在しない。従って、各半球においてバックスピンの最速部分の両側のディンプルパターンが鏡面対称となることがない。よって、このゴルフボールでは、ディンプル効果がより高められる。
【0043】
【実施例】
以下、実施例に基づいて本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではないことはもちろんである。
【0044】
[実施例1]
ソリッドゴムからなるコア層の周りにアイオノマー樹脂組成物を射出成形してカバー層を形成し、平面図が図1であり正面図が図2であるディンプルパターンを備えた実施例1のゴルフボールを得た。ボールの外径は42.70mm±0.03mmであり、コンプレッションは93±2であり、ディンプル容積総和は約480mm3であった。
【0045】
[実施例2]
成形型を変更し、平面図が図6であり正面図が図7であるディンプルパターンとした他は実施例1と同様にして、実施例2のゴルフボールを得た。
【0046】
[比較例1]
成形型を変更し、平面図が図8であり正面図が図9であるディンプルパターンとした他は実施例1と同様にして、比較例1のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、前述のAディンプルを280個、前述のBディンプルを80個及び前述のDディンプルを60個有しており、ディンプル総数は420個である。このゴルフボールの非円形ディンプル比率は85.7%であり、円形ディンプル比率は14.3%であり、特殊形状ディンプル比率は100%である。このゴルフボールにおけるNs/Nbの値は22/78である。このゴルフボールの半球におけるディンプルパターンは72°回転対称であり、鏡面対称でもある。このゴルフボールは12個の特殊ランド部Lsを備えており、これらは球面に均一に分散している。
【0047】
[比較例2]
成形型を変更し、平面図が図10であり正面図が図11であるディンプルパターンとした他は実施例1と同様にして、比較例2のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、前述のAディンプルを180個、前述のBディンプルを180個、輪郭が円でありその直径が4.30mmであるGディンプルを12個及び輪郭が円でありその直径が3.65mmであるHディンプルを60個有しており、ディンプル総数は432個である。このゴルフボールの非円形ディンプル比率は83.3%であり、円形ディンプル比率は16.7%であり、特殊形状ディンプル比率は100%である。このゴルフボールにおけるNs/Nbの値は50/50である。このゴルフボールの半球におけるディンプルパターンは72°回転対称であり、鏡面対称でもある。このゴルフボールは特殊ランド部を備えていない。
【0048】
[比較例3]
成形型を変更し、平面図が図12であり正面図が図13であるディンプルパターンとした他は実施例1と同様にして、比較例3のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、前述のAディンプルを222個、前述のBディンプルを102個、輪郭が円でありその直径が3.60mmであるIディンプルを78個及び前述のDディンプルを24個有しており、ディンプル総数は426個である。このゴルフボールの非円形ディンプル比率は76.1%であり、円形ディンプル比率は23.9%であり、特殊形状ディンプル比率は100%である。このゴルフボールにおけるNs/Nbの値は31/69である。このゴルフボールの半球におけるディンプルパターンは120°回転対称であり、鏡面対称でもある。このゴルフボールは12個の特殊ランド部Lsを備えており、これらは球面に均一に分散している。
【0049】
[比較例4]
成形型を変更し、平面図が図14であり正面図が図15であるディンプルパターンとした他は実施例1と同様にして、比較例4のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、前述のAディンプルを300個、前述のBディンプルを102個及び輪郭が円でありその直径が2.65mmであるJディンプルを24個有しており、ディンプル総数は426個である。このゴルフボールの非円形ディンプル比率は94.4%であり、円形ディンプル比率は5.6%であり、特殊形状ディンプル比率は100%である。このゴルフボールにおけるNs/Nbの値は25/75である。このゴルフボールの半球におけるディンプルパターンは120°回転対称であり、鏡面対称でもある。このゴルフボールは12個の特殊ランド部Lsを備えており、これらは球面に均一に分散している。
【0050】
[飛距離テスト]
各実施例及び各比較例のゴルフボールをそれぞれ20個ずつ用意し、23℃に保温した。一方、ツルテンパー社製のスイングロボットにメタルヘッド製のドライバー(W1)を取り付け、ヘッド速度が約48.8m/s、打ち出し角度が約10°、バックスピンの回転速度が約3000rpmとなるように、マシン条件を調整した。そして、ゴルフボールを打撃し、キャリー(発射地点から落下地点までの距離)とトータル飛距離(発射地点から静止地点までの距離)とを測定した。20個の測定結果の平均値が、下記の表1に示されている。なお、テスト中は、ほぼ無風であった。
【0051】
【表1】
【0052】
表1において、各実施例のゴルフボールは、各比較例のゴルフボールに比べて飛距離が大きい。この評価結果から、本発明の優位性が明らかにされた。
【0053】
【発明の効果】
以上説明されたように、
(1)非円形ディンプルと円形ディンプル(特に特殊形状ディンプル)との組み合わせ、
(2)サイズの異なる非円形ディンプル(特に特殊形状ディンプル)の組み合わせ
及び
(3)半球におけるディンプルパターンの繰り返し数の適正化によって、ゴルフボールのディンプル効果が向上する。また、
(4)半球におけるディンプルパターンを鏡面対称としないこと又は
(5)特殊ランド部を配置すること
によって、さらにディンプル効果が向上する。本発明のゴルフボールは、飛行性能に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態にかかるゴルフボールが示された平面図である。
【図2】図2は、図1のゴルフボールが示された正面図である。
【図3】図3(a)は涙形ディンプルが示された平面図であり、図3(b)はその断面図である。
【図4】図4(a)及び図4(b)は、いずれも特殊形状ディンプルが示された平面図である。
【図5】図5(a)及び図5(b)は、いずれも特殊形状ディンプルではない非円形ディンプルが示された平面図である。
【図6】図6は、本発明の他の実施形態にかかるゴルフボールが示された平面図である。
【図7】図7は、図6のゴルフボールが示された正面図である。
【図8】図8は、本発明の比較例1にかかるゴルフボールが示された平面図である。
【図9】図9は、図8のゴルフボールが示された正面図である。
【図10】図10は、本発明の比較例2にかかるゴルフボールが示された平面図である。
【図11】図11は、図10のゴルフボールが示された正面図である。
【図12】図12は、本発明の比較例3にかかるゴルフボールが示された平面図である。
【図13】図13は、図12のゴルフボールが示された正面図である。
【図14】図14は、本発明の比較例4にかかるゴルフボールが示された平面図である。
【図15】図15は、図14のゴルフボールが示された正面図である。
【符号の説明】
1、5・・・半円
3・・・円弧
7・・・楕円弧
A・・・Aディンプル
B・・・Bディンプル
C・・・Cディンプル
D・・・Dディンプル
E・・・Eディンプル
F・・・Fディンプル
Ls・・・特殊ランド部
P・・・ポール
Rc・・・半円部分
Re・・・半楕円部分
U・・・ユニット
Claims (5)
- 平面形状が円以外の形状である非円形ディンプルと平面形状が円である円形ディンプルとを表面に多数個備えており、
全ディンプル数に占める非円形ディンプルの個数の比率が77%以上92%以下であり、
全ディンプル数に占める円形ディンプルの個数の比率が8%以上23%以下であり、
非円形ディンプルには下記(A)及び(B)の条件を満たす特殊形状ディンプルが複数種類含まれており、
全非円形ディンプルに占める特殊形状ディンプルの総数の比率が80%以上であり、
特殊形状ディンプルの全種類から、全ディンプル数に占める比率が5%未満である種類を除いた中で、最小の輪郭線長さを有する種類のディンプル数がNsとされ最大の輪郭線長さを有する種類のディンプル数がNbとされたとき、この比(Ns/Nb)が30/70以上70/30以下であり、
成形型のパーティング面によって分割された2個の半球のいずれにおいても、そのディンプルパターンが、ポールを回転中心とした120°回転対称又は90°回転対称であるゴルフボール。
(A)平面形状における輪郭線が半円と円弧との組み合わせから形成されていること、又は半円と楕円弧との組み合わせから形成されていること。
(B)内側に凸である部分を輪郭線が持たないこと。 - 上記成形型のパーティング面によって分割された2個の半球のいずれにおいても、そのディンプルパターンが鏡面対称でない請求項1に記載のゴルフボール。
- 上記表面に、実質的に同一の中心角度ピッチで並ぶ5個の特殊形状ディンプルによって取り囲まれた特殊ランド部を12個以上備えている請求項1又は請求項2に記載のゴルフボール。
- 上記特殊ランド部が偏りなく表面に配置されている請求項3に記載のゴルフボール。
- ボール仮想球とディンプル表面とに囲まれた部分の容積であるディンプル容積の総和が400mm3以上550mm3以下である請求項1から請求項4のいずれか1項記載のゴルフボール。
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