JP4737404B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

本発明は、飛び性能に優れたゴルフボールに関するものである。
ゴルフボールにおいて、打ち出されたボールが大きな飛距離を得るためには、ボール自体に備わる高反発性と、ボール表面に配置されたディンプルによる飛行時の空気抵抗の低減が重要であることはよく知られており、空気抵抗低減を目的として、ディンプルを可及的に高密度に且つ均等にボール表面に配列する方法が種々提案されている。
ここで、図7に示すように、通常、ゴルフボールGに用いられるディンプルsの形状は、平面視円形の窪みである。このような円形ディンプルsを高密度に配置しようとするため、例えば隣り合った2つのディンプルを区画する陸部tの幅を零近くまで小さくしたとしても、配置されたディンプルの3個又は4個に囲まれた部分には、一定の広さを有する三角形又は四角形状の一定の大きさを有する陸部が形成されたことになる。一方、ボール球面上には、ディンプルをできるだけ均等に配置することが不可欠であるため、円形ディンプルsの配置密度はある程度妥協する必要があった。
この様な背景のもとで、ディンプルを密度高く、均等に配置することを目的とし、直径が異なる2〜5種類のディンプルを、ボール球面を正8面体或いは正20面体などの多面体に見立てて配置することが行われている。
しかしながら、円形ディンプルを用いる限り、球面の面積全体に対する総ディンプル面積の占有率は75%前後(又は陸部面積の占有率は25%前後)が実用上限度である。
一方、上記ディンプルとは異なり、滑らかな球面上に格子上に延びる突起(lattice members)を突設して多数の六角形小区域に区分したゴルフボールが米国特許第6290615号明細書によって提案されている。
しかし、格子状突起で区分された六角形小区域はボール中心と一致する中心を持った球面であり、ディンプルではないため空気抵抗低減の効果において不利である。
米国特許第6290615号明細書
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、ボール表面に形成された斬新なディンプル形状の組み合わせによってディンプル効果による空気力学的性能を向上させて、ボールの飛距離増大を図ることができるゴルフボールを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、ボール表面に縁部によって区画されたディンプルを複数備えたゴルフボールにおいて、上記ディンプルを、上記縁部を構成する曲線状縁部要素の複数が交差することにより平面視上非円形の形状を呈するように形成し、これら非円形ディンプルのうちの少なくとも1個がディンプルの内側に膨出した形状を有する縁部要素を含む縁部により区画されるように構成することにより、ボール表面には斬新なディンプルが形成されると共に、これらのディンプル形状の組み合わせによってディンプル効果による空気力学的性能を一層向上させることができ、ボールの飛距離を飛躍的に増大させることができ、本発明をなすに至ったものである。
即ち、ゴルフボールの飛び特性には、ディンプルの表面占有率が大きく寄与し、その表面占有率が大きい程、空力性能が良い。本発明においては、ディンプルの縁部の形状に着目し、この縁部によって囲まれたディンプルを斬新かつユニークな形状にしてボール表面に配置することにより、ディンプルの表面積占有率を増加させることができると共に、ディンプルを均等かつバランス良く配置することができ、この結果、ボールの飛距離増大を実現したものである。
従って、本発明は、下記のゴルフボールを提供する。
〔1〕ボール表面に縁部によって区画されたディンプルを複数備えると共に、上記ボール表面を球面多面体とみなし、その基本単位であるユニット三角形を利用することによりディンプルをボール表面に配置するものであり、上記ディンプルは、ボール最外周面に位置する縁部の頂点から中央最深部に至るまでの凹部分であり、上記ディンプルの底部は、横断面から視たとき凹形状を呈するようにしたゴルフボールにおいて、上記ディンプルが、上記縁部を構成する曲線状縁部要素の複数が交差することにより平面視上非円形の形状を呈し、これら非円形ディンプルのうちの少なくとも1個が、平面視上においてディンプルの内側に膨出した形状を有する縁部要素を含む縁部により区画され、且つ上記曲線状縁部要素を連ねてなる波状の大円がボール表面に少なくとも1本形成され、更に、円弧状の縁部が上記ユニット三角形の各辺の中点を通過するようにしたことを特徴とするゴルフボール。
〔2〕上記曲線状縁部要素の形状が円弧状である請求項1記載のゴルフボール。
〔3〕上記曲線状縁部要素を連ねてなる波状の大円をボールの赤道線に沿って形成した請求項1記載のゴルフボール。
〔4〕上記縁部の横断面形状が円弧状である請求項1、2又は3記載のゴルフボール。
〔5〕ディンプルの最深部におけるディンプルの深さが0.1〜0.5mmである請求項1〜4のいずれか1項記載のゴルフボール。
〔6〕3個の曲線状縁部要素により区画された非円形のディンプルを含む請求項1〜5のいずれか1項記載のゴルフボール。
〔7〕4個の曲線状縁部要素により区画された非円形のディンプルを含む請求項1〜6のいずれか1項記載のゴルフボール。
〔8〕上記ユニット三角形の各辺の中点を円の中心とする円弧状縁部を形成した請求項1〜7のいずれか1項記載のゴルフボール。
〔9〕上記ユニット三角形内には、直線状縁部要素が含まれる請求項1〜8のいずれか1項記載のゴルフボール。
本発明のゴルフボールによれば、縁部によって囲まれたディンプルを斬新かつユニークな形状にしてボール表面に配置することにより、ディンプルの表面積占有率を増加させることができると共に、ディンプルを均等かつバランス良く配置し、ディンプル効果による空気力学的性能を向上させて、ボールの飛距離増大を実現したものである。
以下、本発明のゴルフボールについて、図面を参照して詳しく説明する。本発明においては、ボール表面に縁部によって区画されたディンプルを複数備えたゴルフボールであって、上記ディンプルは、上記縁部を構成する曲線状に延びる縁部要素の複数個(通常3個以上)が交差して平面視上非円形に呈するように形成される。そして、本発明は、これら非円形ディンプルを区画した曲線状縁部要素のうち少なくとも1個がディンプルの内側に膨出した形状によって形成されたディンプルを含む点に特徴を有するゴルフボールである。
また、ディンプルを偏りなく球面に展開するには20面体、12面体、8面体等の多面体やボールの軸線を中心に3回対称,5回対称などの配置手法を利用することが好ましい。このような展開手法により平面視上円形の陸部を利用してディンプルを形成することができる。
本発明では、金型のパーティングラインが陸部の最高点を通るようにするため、少なくとも1本の大円となるような陸部要素の連なりを形成させることが好ましい。具体的には、その陸部要素の連なりは波状又はサインカーブ状等の波打った形状とすることができる。これにより仕上げ加工(トリミング)を容易にすることができる。
また、ボール表面に形成されたディンプルの総数は100個以上、好ましくは250個以上、上限値としては500個以下、好ましくは450個以下である。
ボールを成型するための金型作成には、3DCAD・CAMを使用し、反転用マスター型に、全表面形状を直接3次元で削りだす手法、或いは、成型用金型のキャビティ部を直接3次元で削りだす手法を用いる。なお、カバー成形時に金型のキャビティ内にコア又はコアを被覆した中間層をキャビティの中心部に保持するためのサポートピンの先端部は、ディンプル形状に応じて円形,非円形のどちらでも使用することもできる。
また、ボールの全体積に占めるディンプル空間の占有率に関し、図3を参照して説明すると、ボール表面にディンプルがないと仮定した仮想球の体積に対して、ボール外周面とディンプルの凹部によって囲まれたディンプルの空間の総和が占める比率(ディンプル空間占有率)は、通常1.1%以上、好ましくは1.2%以上、より好ましくは1.25%以上、上限値としては1.6%以下、好ましくは1.55%以下、より好ましくは1.5%以下の範囲内に設定する。このディンプル空間占有率の上記範囲内での設定により、ドライバーなど飛距離を稼ぐクラブによりボールを打撃した際の打球の吹き上げ過ぎ、または打球が上がらずドロップすることを防ぐことができる。
図1は、本発明における第1実施例を示したゴルフボールの写真であり、図2は同写真図の部分拡大図である。図2に示されたユニット三角形は、ボールを球面20面体とみなした時の基本単位の三角形Tを示したものであり、ボール表面に形成されるディンプルの全体配置は、ユニット三角形Tの配置態様を基本単位として繰り返したものである。図2に示したユニット三角形T内の様子を以下に説明する。
第1実施例では、ディンプルを区画する縁部として球面20面体を構成するユニット三角形Tの各辺の中点に中心を持つ円状に延びる半円状縁部pと、これら半円状縁部pの径方向外側に配置され、同縁部pに沿い、かつユニット三角形Tの2辺の各中点を通り大円を形成して球面上に延び、ユニット三角形内では円弧状を呈する円弧状縁部qと、半円状縁部pから同縁部の径方向外側に向かって分岐した直線状縁部rの一部分である直線状縁部要素r1が1個のユニット三角形T内にそれぞれ複数個配置されている。1個のユニット三角形T内には、半円状縁部p及び円弧状縁部qがそれぞれ3個配置されると共に、直線状縁部要素r1が6個配置されている。
第1実施例では、1個のユニット三角形T内には、上記の半円状縁部p,円弧状縁部qそれぞれの1部分である半円状縁部要素p1,円弧状縁部要素q1と直線状縁部要素r1の各縁部要素が、3個の組合せ、4個の組合せ及び5個の組合せによってそれぞれ異なる非円形ディンプルが形成される。なお、縁部要素とは、異なる縁部同士が交差する交差部から他の交差部までの縁部の1部分を意味するものである。そして、半円状縁部要素p1及び円弧状縁部要素q1はともに本発明における曲線状縁部要素の具体例の一部として示したものである。
第1実施例におけるユニット三角形T内のディンプルの配置について詳細に述べると、ユニット三角形Tの中央部には、3個の半円状縁部要素p1によって非円形のディンプルD3が形成される。また、略三角形状のディンプルD3の周囲には、半円状縁部要素p1及び円弧状縁部要素q1が4個組み合わさって2種類の非円形ディンプルD4が計6個形成されている。更には、ユニット三角形Tの各頂点の近傍には、2個の半円状縁部要素p1及び1個の円弧状縁部要素q1を3辺とする非円形ディンプルD3’が形成される。また更には、ユニット三角形Tの各頂点を中心として5個の半円状縁部要素p1によって形成された非円形ディンプルD5’がユニット三角形T内に1/5の部分で配置されており、また、ユニット三角形Tの各辺上には、3個の半円状縁部要素p1及び1個の直線状縁部要素r1の組み合わせによって形成された非円形ディンプルD4’及び2個の半円形縁部要素p1と2個の円弧状縁部要素q1と1個の直線状縁部要素r1とによって形成された非円形ディンプルD5”の各半等分がユニット三角形T内にそれぞれ配置される。本実施例において、ユニット三角形Tの中心に配置されたディンプル以外の非円形ディンプルは総てディンプルの内側に膨出した曲線状縁部要素を含む縁部によって形成されている。ボール表面に形成されるディンプルの総数は332個である。
上記実施例において、図2に示した半円状縁部pの平面視上の直径drについては、ゴルフボールの直径dgに対する比dr/dgが0.14〜0.45の範囲内であることが好ましく、0.14〜0.3がより好ましい。
また、第1実施例では、ボールを金型により成形する際、該金型のパーティングラインに相応するボール球面上の大円線を赤道とみなした場合、上記の円弧状縁部要素q1の連なりである円弧状縁部qのうち1本については、ボールの赤道に沿って1本の波状の大円が形成されることとなる。このような波状又はサインカーブ状の大円は少なくとも1本有することが好ましい。
図3は図2のA−A断面であり、本実施例におけるディンプル及び縁部の横断面図を表わしている。即ち、ディンプルの縁部pの頂点を結んでなるボールGの最外周面Y(一点鎖線)からボール中心方向に向かって距離hの地点に上記外周面の延長線と同心に描いた基準線X(二点鎖線)の範囲内に上記縁部pは形成される。上記距離hは、0.01〜0.20mmの範囲内である。また、縁部pの横断面形状ついては、特に制限はないが、R0.2〜5.0mmの円弧形状であることが好ましい。上記R値が大きすぎると陸部面積を増やしてしまい空気抵抗となり、小さすぎると打撃した際に縁部が削れやすく、耐久性に欠けるおそれがある。なお、基準線Xの位置は、ボールの内側に中心を有する半径Rに基づく円弧状曲線と凹形状に形成されたディンプルの底部から延びる壁部曲線とが接合する変曲点の部分に設けることができる。
この場合、ディンプルD1を区画する縁部pにおいては、縁部全体の80%以上、上限として実質上100%が同一の横断面形状の縁部からなることが好適である。
図3に示した例では、ディンプルD1の部分は、最外周面Yとして示した一点鎖線上の縁部の頂点に始まり、ほぼ中央最深部に至るまでの凹部であり、該ディンプルの底部は凹形状である。ディンプルの縁部pから最深部までの深さdは0.1〜0.5mmに調整することが好ましく、特に、0.15〜0.35mmとすることが好ましい。ディンプル深さdが0.1mm未満であると、ディンプルとしての効果が得られない場合があり、一方、0.5mmを超えると空気抵抗が生じてしまい飛距離に不利となる場合がある。
図4は、本発明における第2実施例を示したゴルフボールの写真であり、図5は同写真図の部分拡大図である。図5に示したユニット三角形T内のディンプル模様は、図2に示す第1実施例のディンプル模様と共通するいくつかの特徴点を有する。図5に示したユニット三角形T内の様子を以下に説明する。
第2実施例では、球面20面体を構成するユニット三角形Tの各辺の中点に中心を持つ円状に延びる第1円弧状縁部p’と、これら第1円弧状縁部p’の径方向外側に位置し、同縁部に沿って配置されており、かつユニット三角形Tの2辺の各中点を通り大円を形成して球面上に波状に延びてなり、ユニット三角形T内では円弧状を呈する第2円弧状縁部q’と、ユニット三角形Tの各頂点を中心に持ち円弧状に沿って延びる第3円弧状縁部s’と、第3円弧状縁部s’の中央部と該ユニット三角形Tの各頂点とを結んだ直線状縁部r’が1個のユニット三角形T内に配置されている。1個のユニット三角形T内には、第1円弧状縁部p’、第2円弧状縁部q’、第3円弧状縁部s’及び直線状縁部r’が各々3個ずつ配置されている。
第2実施例では、1個のユニット三角形T内には、上記の第1円弧状縁部p’、第2円弧状縁部q’、第3円弧状縁部s’及び直線状縁部r’の各縁部要素が3個、4個及び5個組み合わせてそれぞれ異なる非円形ディンプルが構成される。
第2実施例におけるユニット三角形T内のディンプルの配置について詳細に述べると、ユニット三角形Tの中央部には、3個の第1円弧状縁部p’によって非円形ディンプルD3が形成されており、また、このディンプルD3の周囲には、3個の第1円弧状縁部p’と1個の第2円弧状縁部q’の組み合わせ、及び2個の第1円弧状縁部p’と2個の第2円弧状縁部q’の組み合わせによって、これらの縁部要素を4辺とする2種類の非円形ディンプルD4が計6個形成される。これらのディンプルの形状は上記第1実施例と同じである。更には、ユニット三角形Tの各頂点の近傍には、1個の第3円弧状縁部s’及び2個の直線状縁部r’により囲まれた非円形ディンプルD3’が部分的に対をなしてそれぞれ配置されており、また、ユニット三角形Tの各辺上にも、2個の第1円弧状縁部p’,2個の第2円弧状縁部q’及び1個の第3円弧状縁部s’によって非円形ディンプルD5’が対をなして配置される。そして、これらディンプルD5’の間には、2個の第1円弧状縁部p’と1個の第2円弧状縁部q’及び1個の第3円弧状縁部s’によって非円形ディンプルD4’が配置されている。本実施例において、ユニット三角形Tの中心部及び頂点部にそれぞれ配置された非円形ディンプルD3及びD3’以外の非円形ディンプルは総てディンプルの内側に膨出した曲線状縁部要素を含む縁部要素によって形成されている。本実施例において、ボール表面に形成されるディンプルの総数は320個である。
以上、本発明の一実施例におけるボール表面に形成されたディンプルの配置態様及び形状について説明したが、ボール構造に関しては、特に制限されるものではないが、ワンピースゴルフボール、ツーピースゴルフボール、3層構造以上のマルチピースゴルフボール等のソリッドゴルフボールとしても、糸巻きゴルフボールとしてもよく、あらゆる種類のゴルフボールに適用可能である。特には、図6に示したように、弾性ソリッドコアとカバーとを具備し、それらの間に1層又は複数層の中間層を配置した多層構造を好適に採用することができる。なお、図6中、符号1が弾性コア、符号2が中間層、符号3がカバーである。
図6に示したゴルフボールGにおいては、弾性コア1はポリブタジエンを主材とし、ソリッドコアに98N(10kgf)の初期荷重を加え、その状態から1274N(130kgf)の荷重まで負荷したときの圧縮たわみ量は、特に制限されるものではないが、2.0mm以上、好ましくは2.5mm以上、上限値として4.5mm以下、好ましくは4.0mm以下の硬度、または硬さを有する。
また、カバー3の材料としては、公知の熱可塑性樹脂又は熱硬化性ポリウレタン樹脂を、中間層2としては、例えば、アイオノマー樹脂を好適に採用することができる。
上記カバーのショアD硬度としては、特に制限されるものではないが、スピン量と反発性の観点から、通常45以上、好ましくは50以上、上限値として75以下、好ましくは63以下である。
また、上記中間層のショアD硬度としては、特に制限されるものではないが、スピン量と反発性の観点から、通常45以上、好ましくは50以上、上限値として通常70以下、好ましくは60以下である。
上記カバーの厚さ及び中間層の厚さは、特に制限されるものではないが、それぞれ、1.0〜1.5mm、1.0〜2.0mmとすることが好ましい。なお、ボール重量、直径等のボール規格についてはゴルフ規則に従って適宜設定することができる。
以下、実施例と比較例とを示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[実施例、比較例]
第1実施例(図1)、第2実施例(図4)及び比較例1(図7)に示したディンプル配置を有するゴルフボールを用い、これらのゴルフボールの飛び特性に関する比較テストを行った。なお、第1実施例(図1)、第2実施例(図4)及び比較例1(図7)のディンプルの配列方法は、いずれも球面20面体配列に基づくものである。
これら各例のゴルフボールの内部構造は、図6に示すように、コア1、カバー3及び1層の中間層2からなるスリーピース構造のボールGである。その詳細の下記のとおりである。
コア
ポリブタジエン(製品名BR01、JSR社製)を100重量部、アクリル酸亜鉛を25重量部、ジクミルパーオキサイド(製品名パークミルD、日本油脂社製)を0.8重量部、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(製品名パーヘキサ3M−40、日本油脂社製)を0.8重量部、老化防止剤(製品名ノクラックNS−6(商品名、大内新興化学工業社製)を0.2重量部、酸化亜鉛を25重量部、ペンタクロロチオフェノール亜鉛塩を0.5重量部、ステアリン酸亜鉛を5重量部用いた。そして、これら成分からなるコア材料をコア用金型により加硫温度160℃、加硫時間20分の条件で加硫し、各例のソリッドコアを作成した。コアの硬度については、初期荷重10kgfから終荷重130kgfまで負荷したときの圧縮たわみ量(硬度10−130kgf)を測定したところ、3.5mmの測定値を得た。
中間層及びカバー
次いで、上記ソリッドコアをセットした金型内で中間層を射出成形し、次にコアを中間層で被覆した被覆体を同様にセットした金型内でカバーを射出成形した。中間層の材料は、ハイミラン1605(三井・デュポンポリケミカル社製のアイオノマー樹脂)、ダイナロンE6100P(日本合成ゴム社製のブロックコポリマーポリブタジエンの水素添加物)、ベヘニン酸(日本油脂社製)のブレンド物。また、カバーの材料は、パンデックスT8295(ディーアイシーバイエルポリマー社製、熱可塑性ポリウレタンエラストマー)、クロスネートEM−30(大日精化工業社製、イソシアネートマスターバッチ)のブレンド物である。
また、中間層とカバーのショアD硬度は、それぞれ56及び50であった。
ボール試験
得られたゴルフボールについては飛距離の測定を行った。テストにあたっては、打撃マシンにドライバー(W#1)を装着し、打ち出し時において初速45m/s、打ち出し角10°となるように調整した。測定結果を表1に示した。
本発明の第1実施例のゴルフボールを示した写真である。 図1に示したボール表面の部分拡大図である。 図2のA−A断面である。 本発明の第2実施例のゴルフボールを示した写真である。 図4に示したボール表面の部分拡大図である。 ゴルフボールの内部構造を示す断面図である。 従来のゴルフボールを示した写真である。
符号の説明
p 半円状縁部
q 円弧状縁部
r 直線状縁部
p1 半円状縁部要素
q1 円弧状縁部要素
r1 直線状縁部要素
D3 非円形ディンプル
D3’非円形ディンプル
D4 非円形ディンプル
D4’非円形ディンプル
D5’非円形ディンプル
T ユニット三角形

Claims (9)

  1. ボール表面に縁部によって区画されたディンプルを複数備えると共に、上記ボール表面を球面多面体とみなし、その基本単位であるユニット三角形を利用することによりディンプルをボール表面に配置するものであり、上記ディンプルは、ボール最外周面に位置する縁部の頂点から中央最深部に至るまでの凹部分であり、上記ディンプルの底部は、横断面から視たとき凹形状を呈するようにしたゴルフボールにおいて、上記ディンプルが、上記縁部を構成する曲線状縁部要素の複数が交差することにより平面視上非円形の形状を呈し、これら非円形ディンプルのうちの少なくとも1個が、平面視上においてディンプルの内側に膨出した形状を有する縁部要素を含む縁部により区画され、且つ上記曲線状縁部要素を連ねてなる波状の大円がボール表面に少なくとも1本形成され、更に、円弧状の縁部が上記ユニット三角形の各辺の中点を通過するようにしたことを特徴とするゴルフボール。
  2. 上記曲線状縁部要素の形状が円弧状である請求項1記載のゴルフボール。
  3. 上記曲線状縁部要素を連ねてなる波状の大円をボールの赤道線に沿って形成した請求項1記載のゴルフボール。
  4. 上記縁部の横断面形状が円弧状である請求項1、2又は3記載のゴルフボール。
  5. ディンプルの最深部におけるディンプルの深さが0.1〜0.5mmである請求項1〜4のいずれか1項記載のゴルフボール。
  6. 3個の曲線状縁部要素により区画された非円形のディンプルを含む請求項1〜5のいずれか1項記載のゴルフボール。
  7. 4個の曲線状縁部要素により区画された非円形のディンプルを含む請求項1〜6のいずれか1項記載のゴルフボール。
  8. 上記ユニット三角形の各辺の中点を円の中心とする円弧状縁部を形成した請求項1〜7のいずれか1項記載のゴルフボール。
  9. 上記ユニット三角形内には、直線状縁部要素が含まれる請求項1〜8のいずれか1項記載のゴルフボール。
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