JP2551147Y2 - 水栓の吐出器具 - Google Patents

水栓の吐出器具

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JP2551147Y2
JP2551147Y2 JP1993009492U JP949293U JP2551147Y2 JP 2551147 Y2 JP2551147 Y2 JP 2551147Y2 JP 1993009492 U JP1993009492 U JP 1993009492U JP 949293 U JP949293 U JP 949293U JP 2551147 Y2 JP2551147 Y2 JP 2551147Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は水栓の吐出器具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水や湯を吐出させる図示しない水
栓に設けられた円筒形状の吐水管51として、図4に示
すようにその先端に断熱等のための樹脂製等のキャップ
52が装着されたものがある。
【0003】キャップ52には吐水管51に設けられた
吐水口53に連通する開口部54が設けられている。吐
水管51にはOリング55が嵌着されるOリング溝56
が形成されている。Oリング55は吐水管51とキャッ
プ52との間に浸入した水がキャップ52の挿入口57
から洩れるのを防止している。
【0004】又、キャップ52には止めネジ58を挿通
する孔59が設けられている。止めネジ58はキャップ
止め具60にねじ込まれ、吐水管51の凹部61に押圧
固定される。止めネジ58はキャップ52が吐水管51
から脱落するのを防止するとともに、キャップ52が回
動して吐水口53と開口部54がずれるのを防止してい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、吐水管51
とキャップ52との間に侵入した水は開口部54からの
水の流出を止めても残ってしまう。そのため、吐水管5
1の先端外周に錆が生じることがある。
【0006】又、Oリング溝56の加工が難しく、特に
吐出管51に円管以外の管を用いた場合には加工がより
難しくなる。更に、キャップ52を吐水管51に装着さ
せるにはOリング55の弾力に抗して挿入させなければ
ならないため、組立に時間を要する。
【0007】又、キャップ52は一本の止めネジ58で
脱落と回転を防止しているので、止めネジ58が緩むと
キャップ52が脱落又は回動してしまう。本考案の第1
の目的は、簡単な構造でキャップと吐水管の間に水が侵
入するのを防止することができる水栓の吐出器具を提供
することにある。
【0008】又、第2の目的は、キャップの止めネジが
緩んでもキャップの脱落又は回動を防止することができ
る水栓の吐出器具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本考案は、吐水管の先端に装着され、水等が流出す
る開口部を有するキャップが設けられた水栓の吐出器具
において、キャップの開口部に筒状の整流具を内蔵する
筒状のパッキンを設けて、該パッキンの一端を吐水管の
外周に沿うように形成するとともに、パッキンを吐水管
に締付け手段により押圧付勢した状態で固定したことを
要旨とする。
【0010】又、前記整流具はその先端が吐水管の吐水
口の内周面に係合可能な状態で吐水管に挿入されている
ことが好ましい。
【0011】
【作用】このように構成された本考案は、キャップの開
口部に内挿された筒状のパッキンの先端が吐水口の外周
に沿う状態で吐水管に押圧付勢された状態に保持され
る。従って、キャップと吐水管の間に水等が侵入するの
が確実に防止される。
【0012】又、前記整流具を吐水口の内周面に係合可
能な状態で、吐水管に挿入させた場合は、キャップの止
めネジが緩んでも整流具が吐水口と係合して、キャップ
が脱落又は回動するのを防止する。
【0013】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例を図1〜
図3に従って説明する。図1に示すように、基端部が図
示しない水栓に接続された吐水管1は、先端部が閉塞さ
れるとともに先端部外周に合成樹脂製のキャップ2が装
着されている。吐水管1の側面には円形の吐水口3が設
けられている。
【0014】又、吐水管1にはキャップ2を固定するた
めの凹部4が設けられている。吐水管1にはキャップ2
を固定するためのキャップ止め具5が嵌入されている。
キャップ止め具5は内径が吐水管1の外径と等しいか若
干大きめに形成され、ネジ孔6が形成されている。
【0015】キャップ2は断熱性を有する合成樹脂で吐
水管1の外周面形状に大略対応する内周面形状を有する
有底筒状に形成されている。又、キャップ2には吐水管
1の吐水口3に対応する部分に開口部7が設けられてい
る。キャップ2には開口部7の内径と同じ内径の円筒部
8が突出形成されている。
【0016】開口部7は吐水管1の吐水口3より大径に
形成されている。開口部7にはパッキンとしての筒状パ
ッキン9が嵌入されている。筒状パッキン9には水流の
直進矯正用の筒状の整流具10が内蔵されている。筒状
パッキン9は外径が開口部7の内径にほぼ等しく形成さ
れ、内径が吐水管1の吐水口3の径にほぼ等しく形成さ
れている。又、筒状パッキン9は先端が吐水管1の外周
に沿うように形成され、基端はキャップ2の円筒部8の
下端より若干露出する長さに形成されている。
【0017】整流具10は図3に示すように、耐蝕性金
属製の帯板材を複数回曲折し全体として筒状を成すよう
に形成されており、筒状パッキン9より長く形成されて
いる。整流具10は大略外径が吐水口3の径にほぼ等し
く形成されている。又、整流具10は基端が筒状パッキ
ン9の基端と一致しており、先端が吐水管1の吐水口3
に嵌挿されている。
【0018】前記キャップ2には孔11が前記凹部4に
対応する位置に設けられている。孔11には止めネジ1
2が挿通されキャップ止め具5のネジ孔6に螺合されて
いる。止めネジ12をキャップ止め具5に締め込むとと
もに吐水管1の凹部4に押圧してキャップ2の抜けと回
転を防止している。
【0019】前記円筒部8の外周面には雄ネジ13が形
成されている。円筒部8には締付け手段としての袋ナッ
ト14が雄ネジ13に螺合する状態で固定され、円筒部
8の下端と袋ナット14との間に濾過器15と環状パッ
キン16が配設されている。濾過器15は水に混入する
ゴミ等を取り除くために網材等により形成されている。
環状パッキン16は内径が筒状パッキン9の内径より小
さく形成されている。
【0020】次に、このように構成された水栓の吐出器
具の作用を説明する。キャップ2を吐水管1に組付ける
場合には、キャップ2に吐水管1を挿入した後、止めネ
ジ12をキャップ2の孔11を通してキャップ止め具5
にねじ込む。止めネジ12を凹部4に締め込み押圧して
キャップ2を吐水管1に固定する。
【0021】次に、整流具10を内蔵した筒状パッキン
9を開口部7に挿入する。そして、最後に濾過器15と
環状パッキン16を入れた袋ナット14をキャップ2の
雄ネジ13に螺合する状態で締付け固定する。その結
果、筒状パッキン9の先端が吐水口3の周縁において吐
水管1の外周面に圧着され、整流具10の先端が吐水口
3内に挿入された状態となる。
【0022】このようにして、吐水管1に装着されたキ
ャップ2において、筒状パッキン9は袋ナット14によ
って濾過器15,環状パッキン16を介して吐水管1の
外周に向かって押圧付勢された状態に保持される。更
に、筒状パッキン9の先端が吐水口3の周縁に沿って吐
水管1の外周面に圧着される。従って、吐水管1の吐水
口3から流れ出る水が吐水管1とキャップ2の間に侵入
することはない。その結果、従来と異なり吐水管1とキ
ャップ2の間に溜まった水で吐水管1の外部が腐食した
り、細菌が繁殖することがない。
【0023】又、整流具10は袋ナット14を締めつけ
ることにより筒状パッキン9の内径が縮径されるので、
筒状パッキン9により強固に挟持されて水流等によって
上下方向に振動することはない。
【0024】更に、Oリングの弾性力に抗してキャップ
2を吐水管1に装着する必要がないので、容易に組立る
ことができる。又、従来の吐水管51を変更することな
く本実施例のキャップ2を装着して吐水管51とキャッ
プ2との間に水が侵入するのを防止することができる。
【0025】このように本実施例の水栓の吐水器具にお
いては、吐水口3に沿ってキャップ2の開口部7に設け
た筒状パッキン9の上端を吐水管1の外周に沿うように
形成し、袋ナット14をキャップ2の雄ネジ13に螺着
して筒状パッキン9を吐水管1に押圧することで、吐水
管1とキャップ2の間に水が侵入するのを防止すること
ができる。
【0026】又、この実施例では整流具10が吐水口3
から吐水管1内部に侵入した状態で、かつ吐水口3の内
周面と係合した状態で固定されている。従って、キャッ
プ2の止めネジ12が緩んだとしてもキャップ2が吐水
管1から脱落したり、吐水管1の外周に沿って回動した
りするのを防止することができる。
【0027】なお、本考案は上記実施例に限定されるこ
とはなく、本考案の趣旨から逸脱しない範囲で以下のよ
うにしてもよい。 (1)上記実施例では吐水管1に円管を用いたが、楕円
管,平角管等の吐水管1に用いてもよい。
【0028】(2)上記実施例では環状パッキン16を
用いたが、用いずに実施してもよい。又、筒状パッキン
9と環状パッキン16を一体形成するようにしてもよ
い。又、環状パッキン16の代わりに金属製等のリング
を使用してもよい。
【0029】(3)上記実施例では筒状パッキン9と環
状パッキン16を別々に形成したが、一体形成するよう
にしてもよい。 (4)上記実施例では吐水口3を吐水管1に直接形成し
たが、先端を閉塞した管に吐水口3を形成し、吐水管1
に蝋付け等により形成してもよい。
【0030】(5)上記実施例では整流具10を筒状パ
ッキン9より長く形成したが、整流具10を筒状パッキ
ン9と同じ長さか短く形成してもよい。又、整流具10
の形状,材質を変更してもよい。
【0031】(6)上記実施例ではキャップ2を吐水管
1に固定するのにキャップ止め具5を用いたが、キャッ
プ2にネジ孔6を形成して皿ネジで吐水管1に固定する
ようにしてもよい。又、吐水管1の凹部4の位置にネジ
孔を設けて止めネジにOリングを用いてキャップ2を固
定するようにしてもよい。
【0032】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
キャップの開口部に内挿された筒状のパッキンの一端を
吐水管の外周に沿うように形成してパッキンを吐水管に
押圧付勢することで、キャップと吐水管の間に水等が侵
入するのを防ぐことができるという優れた効果を奏す
る。
【0033】又、請求項2に記載の考案では、キャップ
の止めネジが緩んでもキャップが吐水管から脱落又は回
動するのを防止することができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】整流具を示す平面図である。
【図4】従来の水栓の吐出器具を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…吐水管、2…キャップ、3…吐水口、7…開口部、
8…円筒部、9…筒状パッキン、10…整流具、13…
雄ネジ、14…袋ナット

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吐水管(1)の先端に水等の流出用の開口
    部(7)を有するキャップ(2)が装着された水栓の吐
    出器具において、 キャップ(2)の開口部(7)に筒状の整流具(10)
    を内蔵する筒状のパッキン(9)を設け、該パッキン
    (9)の先端を吐水管(1)の外周に設けた吐水口
    (3)の周縁に沿うように形成するとともに、パッキン
    (9)を締付け手段(14)により吐水管(1)に押圧
    付勢した状態で固定したことを特徴とする水栓の吐出器
    具。
  2. 【請求項2】前記整流具(10)はその先端が吐水口
    (3)の内周面に係合可能な状態で吐水管(1)に挿入
    されていることを特徴とする請求項1に記載の水栓の吐
    出器具。
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