JP2674776B2 - 蛇口取付型器具の取付装置 - Google Patents

蛇口取付型器具の取付装置

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JP2674776B2
JP2674776B2 JP63066654A JP6665488A JP2674776B2 JP 2674776 B2 JP2674776 B2 JP 2674776B2 JP 63066654 A JP63066654 A JP 63066654A JP 6665488 A JP6665488 A JP 6665488A JP 2674776 B2 JP2674776 B2 JP 2674776B2
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清 松倉
徹 渡辺
隆介 中西
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は水道の蛇口に取り付けて使用する器具におけ
る蛇口への取付装置に関する。
【従来の技術】
水道の蛇口に取り付けて使用する器具として、従来よ
り直放水とシャワー放水とに切り換えられるものや、浄
水器、止水栓等がある。これらの器具を蛇口に取り付け
る場合、蛇口先端の放水口の部分の形状が規格化されて
おらず、種々のものがあることから、この点に対処した
ものとしておかなくてはならない。 このために、従来より蛇口の放水口部分の形状に夫々
対応した複数種の補助具を設けておき、この補助具と介
して取り付けを行なっている。一例を第8図に示す。こ
こで示す補助具7aは、角形のような異形断面を持つ蛇口
8に対応するためのもので、下端部にフランジ70を有す
る筒状をなしており、その周面に設けられたねじ孔に取
り付けられる締め付けねじ71によって蛇口8に固着され
る。そして器具1はその上端部外周面に固定具2が螺着
される雄ねじ13が形成されている。上記補助具7aを蛇口
8に取り付けるに先立って、蛇口8に上記固定具2を通
しておき、この後補助具7aを蛇口8に固定し、ついで固
定具2を本体1に螺着することで、固定具2と本体1と
の間で補助具7aのフランジ70を挟持することによって、
本体1の蛇口8への取り付けを行なう。 蛇口8の形状が異なる場合は、これらに対応した補助
具を用い、固定具2と本体1との間で各補助具に形成さ
れているフランジ70を挟持して、本体1の取り付けを行
なう。 そして器具の販売にあたっては、どのような蛇口に取
り付けて使用されるか不明である上に、ユーザー側で蛇
口が取り替えられることがあってこれに対処できるよう
にしておくために、通常、各種の補助具をすべて含めた
状態で出荷されるようになっている。
【発明が解決しようとする課題】
ここにおいて、上記補助具のように締め付けねじを用
いるものでは、ユーザー側でねじ回し等を用意しなくて
はならず、また他の補助具でも、この種の蛇口に取り付
けられるものでは、その上下方向の寸法を抑えるため
に、厚みの薄いものとしていることから、蛇口への補助
具の取り付けが容易であるとは言い難いものとなってい
る。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは補助具を介した蛇口への取り付け
を容易に行なうことができる蛇口取付型器具の取付装置
を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、本体と、この本体に着脱自在とさ
れた固定具と、蛇口に装着されるとともに本体と固定具
との間に介在される補助具とからなり、補助具を介して
本体の蛇口への取り付けを行なう蛇口取付器具の蛇口取
付装置において、蛇口の形態に応じた複数種の補助具を
備えるとともに、補助具の蛇口への装着の補助のための
補助部が他の種の補助具に設けられていることに特徴を
有している。 [作用] 本発明によれば、ある形態の蛇口への補助具の装着に
あたり、他の形態の蛇口用の補助具における補助部を利
用することができ、他の工具等を必要とすることなく、
補助具の装着を行なうことができる。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、図
示の蛇口取付型器具は、直放水とシャワー放水と、止水
と、第7図に示すところの浄水器9への水の供給とを切
り換えることができるもので、まずその内部構造につい
て説明する。 この器具は、上下に開口する円筒状に形成されている
本体1と、本体1の上部に取り付けられる取付ナットで
ある固定具2、本体1の側面に取り付けられるレバー
3、本体1の下面に取り付けられる放水板4、そして本
体1内に収納される円筒状のロータリー弁5等とから構
成されるもので、流入口11が中央に形成されている本体
1上端は、上記固定具2と補助具とにより水道の蛇口10
への取付用の取付部を構成している。 本体1の上面には上記流入口11を囲む筒部12が設けら
れて、この筒部12の外周面に雄ねじ13が設けられ内周側
にはパッキン35が配されている。本体1内の中央は一側
方に開口する縦断面円形の弁室14として形成されてい
る。この弁室14は上記ロータリー弁5が収納される部分
であって、第2図に示すように、前記流入口11を通じて
上方に開口しているものであるとともに、下方に第1流
出口15が、斜め下方に第2流出口16が夫々形成され、更
に弁室14の奥部が浄水器9への接続用のホース90が接続
される接続口17につながっている。 本体1の下面に取り付けられる放水板4はその中央に
放水口41を、周部にシャワー状に放水するための多数の
小孔42を有するものであり、本体1の下端周部に形成さ
れている雄ねじに螺合させることで本体1に取り付けら
れる。この時、前記弁室14における第1流出口15を囲む
筒部18と放水板4との間にリング状隔壁部材45が配され
る、この隔壁部材45はその中央部に複数本のリブを介し
て緩衝片46と整流リブ47とが設けられているものである
とともに、第1流出口15から放水口41に至る流路を本体
1内における弁室14及び筒部18の外部空間から仕切って
いる。放水板4の放水口41には整流用金網44が配設され
ている。 上記弁室14に収納されるロータリー弁5は、軸51とこ
れに一体に形成されている円筒部52とからなるもので、
上記止水用のパッキン35から流入口11に沿って垂下され
ている薄肉の筒状垂下片50の下端が弾性的に接触する円
筒部52の周面には、大きい第1導入口53と小さい第2導
入口54及び排出口55の3つが形成されているとともに、
複数個の凹部57が形成されている。第1導入口53と排出
口55とは円筒部52の内部でつながっているものの、これ
ら2つに対して第2導入口54は第3図に示すように弁室
14の奥部に向けて開口して、弁室14の奥部の空間を通じ
て前記接続口17につながっている、凹部57は、ばね58で
付勢されて弁室14内に突出するボール59が係合すること
で、ロータリー弁5の回転に対してクリックを与え、後
述する4つの状態の夫々についてロータリー弁5の各位
置決めを行なうものである。 ロータリー弁5の本体1への取り付けは押さえ板30に
よってなされている。ロータリー弁5の軸51が貫通する
押さえ板30は、弁室14の本体1側面に開口する開口部内
周面に形成されている雌ねじに螺合させることにより本
体1に取り付けられてロータリー弁5が弁室14より抜け
出ることを防ぐ、レバー3は押さえ板30を貫通して外部
に突出するロータリー弁5の軸51の非円形とされている
先端部のとの嵌合部を有しているもので、この嵌合と軸
51先端面にねじ込まれるビス31とによりロータリー弁5
に固着される。図中32はビス31の頭部を隠すカバーであ
る。 しかしてこの器具においては、後述する補助具と固定
具2とを用いて本体1を用いて本体1を蛇口8に取り付
けて、流入口11に配したパッキン35の上面に蛇口8の先
端縁を圧接させるものであり、このように取り付けた後
は、いちいち蛇口8をひねらずともレバー3により止水
と放水とを切り換えられるものであって、ロータリー弁
5における第1導入口53と第2導入口54との間の部分が
上方を向くようにした時には、止水がなされる。そして
レバー3の操作により、第2導入口54を流入口11に一致
させた時には、水は浄水器9へと送られる。 更に、ロータリー弁5における第1導入口53を流入口
11に連通させると同時に排出口55を第2流出口16に連通
させた時には、水はリング状隔壁部材45の周部上面に当
たって散乱し、この後放水板4の小孔42からシャワー状
の流れとなって放出される。ロータリー弁5における第
1導入口53が流入口11と連通し且つ排出口55が第1流出
口15に連通する状態とした時には、水は隔壁部材45の緩
衝片46に当たって流速が弱められた後、整流リブ43及び
整流用金網44により整流されて放水口41より放出され
る。 第3図中の96は弁室14に連通する逃がし孔95ばね97に
よる付勢を受けて閉じている安全弁であり、過大な水圧
が加わる時、安全弁96が後退して逃がし孔95からシャワ
ー放水用の小孔42へと水を逃がし、本体1の水圧による
破損を防ぐ。 さて、この器具の蛇口8への取り付けに用いられる補
助具について説明する。この補助具は、蛇口8の先端形
状に応じて複数種のものが用いられるもので、第1図で
は4種の補助具7a,7b,7c,7dを示している。 補助具7aは角型のような異形断面を持つ蛇口8のため
のものであって、下端にフランジ70を有する金属製筒体
として形成されており、その上部周面に設けられた複数
個のねじ孔に締め付けねじ71が取り付けられている。た
だし、この締め付けねじ71は、その頭部の形状が角型と
なっている。また下部内周面には多数個の歯72が設けら
れている。 補助具7bは気泡を含んだ放水を可能とするアダプター
等の取着のために、先端外周面に雄ねじ80が切られてい
る蛇口8用のもので、円筒状をなすこの補助具7bは、そ
の軸方向中央部からフランジ70を一体に突設しており、
上部内周面には雌ねじ73が、下部外周面には多数個の歯
74が形成され、更にフランジ70の外周面には複数個の凹
溝75が形成されている。図中79はパッキンである。 補助具7c,7dは共に先端が膨らんだ最も一般的な形態
の蛇口8に対応するもので、同じくフランジ70を有する
とともに、スリット76によってC字形をなすものとされ
ており、そして外周面には凹溝75が、下部内周面には多
数個の歯72が設けられている。尚、両補助具7c,7dで
は、その内径が異なっており、蛇口8の径に応じて使用
される。ただし、図面上では両者を区別していない。 これら補助具は、蛇口8の形状に応じて選択的に使用
されるものであり、そして前記固定具2に蛇口8を通し
た後に補助具を蛇口8に取り付け、しかる後に固定具2
の内周面に設けられている雌ねじ22を本体1の筒部12に
形成された雄ねじ13に螺合させることによって、第6図
に示すように、補助具のフランジ70を本体1と固定具2
の内鍔21との間で挟持することで、本体1を蛇口8に固
着し、併せて蛇口8の先端面をパッキン35,36,79上面に
当接させる。第2図中の36は、使用する補助具の厚みに
応じて補助具とパッキン35との間に介在させるパッキン
である。 そして、ある補助具を蛇口8に装着するにあたって
は、他の補助具を補助として用いることができる。すな
わち、補助具7aを蛇口8に取り付けるにあたっては、第
4図に示すように、補助具7bや補助具7c,7dに設けられ
ている凹溝75に締め付けねじ71の角型となっている頭部
を係合させて、これら補助具7bや補助具7b,7cで締め付
けねじ71の締め付けを行なえるものであり、ねじ回しの
ような工具を不要としている。 補助具7bを蛇口8に装着するにあたっては、第5図に
示すように、その下部外周面に形成されている歯74と、
補助具7aもしくは補助具7c,7dの内周面に形成されてい
る歯72とを係合させ、厚みが薄い上に、蛇口8によって
は固定具2が被さってしまうことから、補助具7bを持っ
て回すことができない場合でも、補助具7bに歯72,74の
係合で連結させた補助具7aあるいは補助具7c,7dを利用
することで、補助具7bの雌ねじ73を蛇口8の雄ねじ80に
螺合させることができる。
【発明の効果】
以上のように本発明においてはある形状の蛇口のため
の補助具を蛇口に取り付けるにあたり、他の形状の蛇口
のための補助具を取り付けの補助として用いることがで
きるものであり、別途工具を必要とせず、また厚みの関
係から蛇口への装着が困難なものでも、容易に取り付け
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の斜視図、第2図は同上の横断
面図、第3図は同上の縦断面図、第4図及び第5図は夫
々取付状態を示す分解斜視図、第6図(a)(b)
(c)は夫々取付状態を示す断面図、第7図は浄水器と
の接続状態を示す側面図、第8図は従来例を示す断面図
であって、1は本体、2は固定具、7a,7b,7c,7dは補助
具、8は蛇口を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と、この本体に着脱自在とされた固定
    具と、蛇口に装着されるとともに本体と固定具との間に
    介在される補助具とからなり、補助具を介して本体の蛇
    口への取り付けを行なう蛇口取付型器具の蛇口取付装置
    において、蛇口の形態に応じた複数種の補助具とを備え
    るとともに、補助具の蛇口への装着の補助のための補助
    部が他の種の補助具に設けられていることを特徴とする
    蛇口取付型器具の取付装置。
JP63066654A 1988-03-18 1988-03-18 蛇口取付型器具の取付装置 Expired - Lifetime JP2674776B2 (ja)

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JPH0747472Y2 (ja) * 1989-09-21 1995-11-01 株式会社イナックス 吐水装置等の取付構造
JP6134904B2 (ja) * 2013-02-13 2017-05-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 携帯用衛生洗浄装置

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