JP2664881B2 - 水 栓 - Google Patents

水 栓

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JP2664881B2
JP2664881B2 JP7004445A JP444595A JP2664881B2 JP 2664881 B2 JP2664881 B2 JP 2664881B2 JP 7004445 A JP7004445 A JP 7004445A JP 444595 A JP444595 A JP 444595A JP 2664881 B2 JP2664881 B2 JP 2664881B2
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JP
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water
faucet
valve
water discharge
valve chamber
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JP7004445A
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清 松倉
徹 渡辺
▲隆▼介 中西
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水道の蛇口に取り付けて
使用する水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水道の蛇口に取り付けて使用する水栓と
して、従来より直放水とシャワー放水と止水とを切り換
えられるものや、浄水器に水を選択的に送るための切換
水栓等がある。この種の水栓は、合成樹脂の成形品で形
成されたものが多く、その耐圧があまり高くないため
に、止水が可能であるものについては、この止水部は水
栓への水の流入部に設けられて、内部には止水時の水圧
がかからないように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記水栓にお
いて、その止水部で水を止めるのではなく、水の出口側
で水が止められた時には、内部にかかる水圧が高くな
り、水圧で破損してしまうことがある。また、水栓に浄
水器が接続されている場合には、この浄水器における濾
過材の目詰まりに起因する水圧上昇が比較的に頻繁に生
じるものであり、このような事態が生じた時には、水栓
及び浄水器の両者が水圧で破損するおそれがある上に、
浄水器が破損した場合には、その周辺を水浸しにしてし
まうおそれがある。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは水圧による破損が生じ
ることがない上に、破損防止のための安全弁を通じて流
れ出た水の処理が容易である水栓を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、蛇口
に取り付けられる水栓において、流路切換や止水のため
の弁と、この弁による切換で水の放水を行う放水部と、
上記弁が収められた弁室と上記放水部とをつなぐ逃がし
孔と、該逃がし孔を閉じているとともに弁室内の内圧が
所定圧力以上となった時に開いて放水部に水を逃がす安
全弁とを備えていることに特徴を有している。
【0006】逃がし孔と安全弁を通じて弁室に連通する
放水部は、シャワー状放水のための放水部であることが
望ましい。
【0007】
【作用】本発明によれば、弁室の内圧が高くなった時に
は、安全弁が開いて放水部へ水を逃がすために、過大な
水圧による破損を防ぐことができる。また放水のための
放水部に水を逃がすために、この水の処理が容易であ
る。逃がし孔と安全弁を通じて弁室に連通する放水部
が、シャワー状放水のための放水部である時には、安全
弁作動時に吐出される逃がし水もシャワー状に放水され
るために、水が飛散しない上に、比較的容積が大となっ
ているシャワー状放水のための放水部のスペースを利用
して安全弁を設置することができる。
【0008】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図示の水栓は、直放水とシャワー放水と止水、並
びに図7に示すところの浄水器9への水の供給とを切り
換えることができるもので、図3に示すように、上下に
開口する円筒状に形成されている本体1と、本体1の上
部に取り付けられる取付ナットである固定具2、本体1
の側面に取り付けられるレバー3、本体1の下面に取り
付けられる放水板4、そして本体1内に収納される図1
及び図2に示す円筒状のロータリー弁5等とから構成さ
れており、流入口11が中央に形成されている本体1上
端は、上記固定具2と補助具とにより水道の蛇口10へ
の取付用の取付部を構成している。
【0009】本体1の上面には上記流入口11を囲む筒
部12が設けられて、この筒部12の外周面に雄ねじ1
3が設けられ、内周側にはパッキン35が配されてい
る。本体1内の中央は一側方に開口する縦断面円形の弁
室14として形成されている。この弁室14は上記ロー
タリー弁5が収納される部分であって、図2に示すよう
に、前記流入口11を通じて上方に開口しているととも
に、下方に第1流出口15が、斜め下方に第2流出口1
6が夫々形成され、更に弁室14の奥部が浄水器9への
接続用のホース90が接続される接続口17につながっ
ている。
【0010】本体1の下面に取り付けられる放水板4は
その中央に放水口41を、周部にシャワー状に放水する
ための多数の小孔42を有するもので、本体1の下端周
部に形成されている雄ねじに螺合させることで本体1に
取り付けられる。この時、前記弁室14における第1流
出口15を囲む筒部18と放水板4との間にリング状隔
壁部材45が配される。この隔壁部材45はその中央部
に複数本のリブを介して緩衝片46と整流リブ47とが
設けられたもので、第1流出口15から放水口41に至
る流路を本体1内における弁室14及び筒部18の外部
空間から仕切っている。放水板4の放水口41には整流
用金網44が配設されている。
【0011】上記弁室14に収納されるロータリー弁5
は、軸51とこれに一体に形成されている円筒部52と
からなるもので、上記止水用のパッキン35から流入口
11に沿って垂下されている薄肉の筒状垂下片50の下
端が弾性的に接触する円筒部52の周面には、大きい第
1導入口53と小さい第2導入口54及び排出口55の
3つが形成されているとともに、複数個の凹部57が形
成されている。第1導入口53と排出口55とは円筒部
52の内部でつながっているものの、これら2つに対し
て第2導入口54は図1に示すように弁室14の奥部に
向けて開口して、弁室14の奥部の空間を通じて前記接
続口17につながっている。凹部57は、ばね58で付
勢されて弁室14内に突出するボール59が係合するこ
とで、ロータリー弁5の回転に対してクリックを与え、
後述する4つの状態の夫々についてロータリー弁5の各
位置決めを行なうものである。
【0012】ロータリー弁5の本体1への取り付けは押
さえ板30によってなされている。ロータリー弁5の軸
51が貫通する押さえ板30は、弁室14の本体1側面
に開口する開口部内周面に形成されている雌ねじに螺合
させることにより本体1に取り付けられてロータリー弁
5が弁室14より抜け出ることを防ぐ。レバー3は押さ
え板30を貫通して外部に突出するロータリー弁5の軸
51の非円形とされている先端部との嵌合部を有してい
るもので、この嵌合と軸51先端面にねじ込まれるビス
31とによりロータリー弁5に固着される。図中32は
ビス31の頭部を隠すカバーである。
【0013】しかしてこの器具においては、図3に示す
補助具7a〜7dのいずれかと固定具2とを用いて本体
1を蛇口8に取り付けて、流入口11に配したパッキン
35の上面に蛇口8の先端縁を圧接させる。蛇口8の先
端形状に応じて用意した図中4種の補助具7a,7b,
7c,7dのうち、補助具7aは角型のような異形断面
を持つ蛇口8のためのもので、下端にフランジ70を有
する金属製筒体として形成されており、その上部周面に
設けられた複数個のねじ孔に締め付けねじ71が取り付
けられている。ただし、この締め付けねじ71は、その
頭部の形状が角型となっている。また下部内周面には多
数個の歯72が設けられている。
【0014】補助具7bは気泡を含んだ放水を可能とす
るアダプター等の取着のために、先端外周面に雄ねじ8
0が切られている蛇口8用のもので、円筒状をなすこの
補助具7bは、その軸方向中央部からフランジ70を一
体に突設しており、上部内周面には雌ねじ73が、下部
外周面には多数個の歯74が形成され、更にフランジ7
0の外周面には複数個の凹溝75が形成されている。図
中79はパッキンである。
【0015】補助具7c,7dは共に先端が膨らんだ最
も一般的な形態の蛇口8に対応するもので、同じくフラ
ンジ70を有するとともに、スリット76によってC字
形をなすものとされており、そして外周面には凹溝75
が、下部内周面には多数個の歯72が設けられている。
尚、両補助具7c,7dでは、その内径が異なってお
り、蛇口8の径に応じて使用される。ただし、図面上で
は両者を区別していない。
【0016】これら補助具7a,7b,7c,7dは、
前述のように、蛇口8の形状に応じて選択的に使用され
るものであり、前記固定具2に蛇口8を通した後に補助
具7a,7b,7c,7dのいずれかを蛇口8に取り付
け、しかる後に固定具2の内周面に設けられている雌ね
じ22を本体1の筒部12に形成された雄ねじ13に螺
合させることによって、図6に示すように、補助具7
a,7b,7c,7dのフランジ70を本体1と固定具
2の内鍔21との間で挟持することで、本体1を蛇口8
に固着し、併せて蛇口8の先端面をパッキン35,3
6,79上面に当接させる。図2中のパッキン36は、
使用する補助具7a,7b,7c,7dの厚みに応じて
補助具とパッキン35との間に介在させるものである。
【0017】そして、ある補助具を蛇口8に装着するに
あたっては、他の補助具を補助として用いることができ
るようにしてある。すなわち、補助具7aを蛇口8に取
り付けるにあたっては、図4に示すように、補助具7b
や補助具7c,7dに設けられている凹溝75に締め付
けねじ71の角型となっている頭部を係合させて、これ
ら補助具7bや補助具7b,7cで締め付けねじ71の
締め付けを行なえるものであり、ねじ回しのような工具
を不要としている。
【0018】補助具7bを蛇口8に装着するにあたって
は、図5に示すように、その下部外周面に形成されてい
る歯74と、補助具7aもしくは補助具7c,7dの内
周面に形成されている歯72とを係合させ、厚みが薄い
上に、蛇口8によっては固定具2が被さってしまうこと
から、補助具7bを持って回すことができない場合で
も、補助具7bに歯72,74の係合で連結させた補助
具7aあるいは補助具7c,7dを利用することで、補
助具7bの雌ねじ73を蛇口8の雄ねじ80に螺合させ
ることができるようにしているわけである。
【0019】このようにして蛇口8に水栓を取り付けた
後は、いちいち蛇口8をひねらずともレバー3により止
水と放水と浄水器9への供給を切り換えることができ
る。すなわち、ロータリー弁5における第1導入口53
と第2導入口54との間の部分が上方を向くようにして
流入口11を閉じた時には、止水がなされる。そしてレ
バー3の操作により、第2導入口54を流入口11に一
致させた時には、水は浄水器9へと送られる。
【0020】更に、ロータリー弁5における第1導入口
53を流入口11に連通させると同時に排出口55を第
2流出口16に連通させた時には、水はリング状隔壁部
材45の周部上面に当たって散乱し、この後放水板4の
小孔42からシャワー状の流れとなって放出される。ロ
ータリー弁5における第1導入口53が流入口11と連
通し且つ排出口55が第1流出口15に連通する状態と
した時には、水は隔壁部材45の緩衝片46に当たって
流速が弱められた後、整流リブ43及び整流用金網44
により整流されて放水口41より放出される。
【0021】ここにおいて、この水栓は、弁室14内の
圧力上昇を防ぐ安全弁96を備えている。弁室14とシ
ャワー状放水のための放水部との間を連通させる逃がし
孔95をばね97による付勢を受けて閉じている安全弁
96は、過大な水圧が加わる時、ばね97に抗して後退
してシャワー放水用の小孔42から外部へ放出すること
で弁室14内の水を逃がす。弁室14奥部の接続口17
につながる部分に連通する逃がし孔95に安全弁96を
設けた図示のものでは、接続口17に接続される浄水器
9の濾過材に目詰まりが生じた場合、蛇口8に取り付け
られる水栓部分において、圧力が逃がされるために、浄
水器9が水圧で破損することがない上に、浄水器9にか
かる圧力を常に安全弁96の作動圧以下に保つ。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明においては、蛇口に
取り付けられる水栓において、流路切換や止水のための
弁を収めた弁室と、この弁による切換で水の放水を行う
放水部とをつなぐ逃がし孔を設けるとともに、該逃がし
孔を閉じているとともに弁室内の内圧が所定圧力以上と
なった時に開いて放水部に水を逃がす安全弁とを設けて
いることから、弁室の内圧が高くなった時には、安全弁
が開いて放水部へ水を逃がすことで、圧力上昇による水
栓やこの水栓に接続された機器の破損を防ぐことができ
るものであり、しかも放水のための放水部に水を逃がす
ために、この水の処理のために専用の排出路を設ける必
要がない上に、水の処理が容易である。
【0023】逃がし孔と安全弁を通じて弁室に連通する
放水部が、シャワー状放水のための放水部である時に
は、安全弁作動時に吐出される逃がし水もシャワー状に
放水されるものであり、このために逃がし水が飛散する
ことがない上に、比較的容積が大となっているシャワー
状放水のための放水部のスペースを利用して安全弁を設
置することができるために、安全弁を設けたたために水
栓が大型になってしまうことがないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の縦断面図である。
【図2】同上の横断面図である。
【図3】同上の斜視図である。
【図4】蛇口への取付状態を示す分解斜視図である。
【図5】蛇口への他の取付状態を示す分解斜視図であ
る。
【図6】蛇口への取付完了状態を示すもので、(a)(b)
(c)は夫々異なる補助具を用いた場合の断面図である。
【図7】浄水器との接続状態を示す側面図である。
【符号の説明】
4 放水板 5 ロータリー弁 14 弁室 95 逃がし孔 96 安全弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛇口に取り付けられる水栓であって、流
    路切換や止水のための弁と、この弁による切換で水の放
    水を行う放水部と、上記弁が収められた弁室と上記放水
    部とをつなぐ逃がし孔と、該逃がし孔を閉じているとと
    もに弁室内の内圧が所定圧力以上となった時に開いて放
    水部に水を逃がす安全弁とを備えていることを特徴とす
    る水栓。
  2. 【請求項2】 逃がし孔と安全弁を通じて弁室に連通す
    る放水部がシャワー状放水のための放水部であることを
    特徴とする請求項1記載の水栓。
JP7004445A 1995-01-13 1995-01-13 水 栓 Expired - Lifetime JP2664881B2 (ja)

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JPH07259152A JPH07259152A (ja) 1995-10-09
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