JPH0415813Y2 - - Google Patents

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JPH0415813Y2
JPH0415813Y2 JP1985175122U JP17512285U JPH0415813Y2 JP H0415813 Y2 JPH0415813 Y2 JP H0415813Y2 JP 1985175122 U JP1985175122 U JP 1985175122U JP 17512285 U JP17512285 U JP 17512285U JP H0415813 Y2 JPH0415813 Y2 JP H0415813Y2
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water
faucet
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inlet
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は水道の蛇口に取り付けて使用される蛇
口取付型水栓に関するものである。
[背景技術] 水道の蛇口に取り付けて使用するものとして、
設定水量の放水が完了すると止水を行なう水栓の
ほか、直放水とシヤワー放水とを切り換えるもの
や、水道水の浄化を行なうもの等があり、そして
後者のものにおいても弁を組み込むことで操作性
の向上が図られたものが多い。ところでこれら水
栓においては、その止水動作に伴なつて、水撃を
発生させ、蛇口の破損を招くことがあつた。もち
ろん、水撃を防止するための止水動作を緩速で行
つたり圧力上昇を吸収緩和したりする機構を備え
たものがあつたが、それらは機構が複雑でコスト
が高い、あるいはコストは安いものの十分な水撃
防止機能を発揮しないものであつた。
一例を第12図に示す。これは設定水量の放水
を完了すると自動的に止水動作を行なう水栓であ
つて、蛇口への取付部Aを上端に備えるこの水栓
は、取付部Aの直下にボールを弁体とする止水弁
Bを、止水弁Bの直下に流水によつて回転駆動さ
れる羽根車Cを備えており、ハンドルDをまわす
とこれに追従するカム板Eが押出ピンFを介して
ボールを押して止水弁Bを開く。この時止水弁B
を通過して流れ落ちる水は、羽根車Cを回転させ
るものであり、そして羽根車Cの回転は減速部G
を介してカム板E及びハンドルDを先程と逆方向
に回転させ、カム板Eが初期位置まで戻ると押出
ピンFが復帰するために、ボールも復帰して止水
弁Bを閉じるものである。この水栓における水撃
防止は、押出ピンFの復帰ばねRによる復帰動作
に対して抵抗を与えるダツシユポツトHによつて
なされている。押出ピンFに付設したピストンP
と、シールSとの間の空間に溜まつた水が、押出
ピンFの復帰に伴なつて溝Qを通じて図中右方に
押し出されるのであるが、これを押出ピンFの復
帰に対する抵抗として、止水弁Bが急激に閉じら
れてしまうことを防いでいるものである。
ところがこのようなダツジユポツトHを設ける
ために、かなりのコストアツプを招いている上
に、溝Qの断面積の管理が困難であつて、寸法の
ばらつきにより、軽度の水撃を招いてしまうこと
もある。
[考案の目的] 本考案はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは水撃防止を確実に行
なえるとともに、コストアツプを招くことがない
蛇口取付型水栓を提供するにある。
[考案の開示] しかして本考案は、蛇口の先端に取り付けられ
る水栓において、弁の流入側と流出側とを止水状
態の時につなぐ小断面積のバイパス路を設けたこ
とに特徴を有するものであり、蛇口側で完全な止
水を行なえることを利用して、水栓においては止
水状態とした時にもバイパス路を通じて少量の水
が流れ出るようにしたものである。
以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述する
と、第1図乃至第10図に示す水栓は、浄水器と
しても機能も備えたもので、合成樹脂により上下
に開口する円筒状に形成されている本体1と、本
体1の上部に取り付けられる取付ナツト63、本
体1の側面に取り付けられるレバー2、浄化部材
を内装して本体1の後面に取り付けられるカート
リツジ3、カートリツジ3を覆うカバー6、本体
1の下面に取り付けられる放水板4、そして本体
1内に収納される円筒状のロータリー弁5とから
構成されており、本体1の流入口11が中央に形
成されている上端は上記取付ナツト63とにより
水道の蛇口10への取付用の取付部を構成してい
る。本体1の上面には上記流入口11を囲む内筒
61とこれを更に囲む外筒62とが立設されてい
て、内筒61の内部には止水用のパツキン12が
配され、外筒62の外周面には取付ナツト63と
螺合する雄ねじが切られている。内筒61内に水
道の蛇口10先端を差し込んで取付ナツト63を
外筒62にねじ込み、取付ナツト63の内周に配
した補助固定具64で蛇口10の先端面を上記パ
ツキン12に押し付けることにより、本体1は蛇
口10に押し付けられる。尚、ここにおける補助
固定具64は蛇口10の管径に応じたものが用い
られる。
背面にカートリツジ3の取付用の矩形状筒部が
後方へと突出している本体1内の中央は、一側方
に開口する縦断面円形の弁室13として形成され
ている。この弁室13は上記ロータリー弁5が収
納される部分であつて、前記流入口11を通じて
上方に開口しているものであるとともに、下方に
第1流出口14が、斜め下方に第2流出口15が
夫々形成され、更に背面において開口する連通孔
16の他端が第3図に示すように弁室13の奥部
で開口している。また第1流出口14を囲む筒部
18が垂下形成されており、本体1背面で一端が
開口する接続孔17の他端が筒部18の内壁に開
口している。尚、弁室13の斜め下方に設けられ
ている第2流出口15であるが、これ自身は鉛直
方向に形成されている。
本体1の下面に取り付けられる放水板4はその
中央に放水口41を、周部にシヤワー状に放水す
るための多数の小孔42を有するものであり、本
体1の下端周部に形成されている雄ねじに螺合さ
せることで本体1に取り付けられる。この時、前
記弁室13における第1流出口14を囲む筒部1
8と放水板4との間にリング状隔壁部材45が配
される。この隔壁部材45はその中央部に複数本
のリブを介して緩衝片46が設けられているもの
であるとともに、第1流出口14から放水口41
に至る流路を、本体1内における弁室13及び筒
部18の外部空間から仕切つているものである。
放水板4の放水口41には整流リブ43と整流用
金網44とが配設されている。
上記弁室13に収納されるロータリー弁5は、
止水と流路の切り換えとを行なうものであつて、
第3図及び第4図に示すように軸51とこれに一
体に形成されている円筒部52とからなり、上記
パツキン12から流入口11に沿つて垂下されて
いる薄肉の筒状垂下片50の下端が弾性的に接触
する円筒部52の周面には、大きい第1導入口5
3と小さい第2導入口54及び排出口55の3つ
が形成されているとともに、ほぼ半周にわたる溝
としてのバイパス路80が、上記第1導入口53
をまたいで設けられており、更にこれらとは軸方
向にずれたところに4つの凹部57が周方向に間
隔をおいて形成されている。第1導入口53と排
出口55とは円筒部52の内部でつながつている
ものの、これら2つに対して第2導入口54は第
1図及び第3図に示すように円筒部52の内部に
設けられてこの内部を軸方向において仕切つてい
る仕切壁56をはさんだ位置に設けられている。
前記凹部57は第3図に示すようにばね58で付
勢されて弁室13内に突出するボール59が係合
することで、ロータリー弁5の回転に対してクリ
ツクを与え、後述する4つの状態の夫々について
ロータリー弁5の位置決めを行なうものである。
ロータリー弁5の本体1への取り付けは押さえ
板70によつてなされている。ロータリー弁5の
軸51が貫通する押さえ板70は、弁室13の本
体1側面に開口する開口部内周面に形成されてい
る雌ねじに螺合させることにより本体1に取り付
けられて、ロータリー弁5が弁室13より抜け出
ることを防ぐ。レバー2は押さえ板68を貫通し
て外部に突出するロータリー弁5の軸51の非円
形とされている先端部との嵌合部を有しているも
ので、この嵌合と軸51先端面にねじ込まれるビ
ス71とによりロータリー弁5に固着される。レ
バー2の回動範囲は、本体1から突設されてレバ
ー2の基端の円筒部の内面と係合するストツパ
(図示せず)により規制される。
さて、浄化部材である瀘材7及びフイルター8
を収納しているカートリツジ3であるが、これは
透明材で形成された前後に開口する断面矩形のケ
ース31と、ケース31の前面開口を閉じる前板
32と、ケース31の後端開口を閉じる背板33
とで容器が形成されているものであつて、ケース
31と一体に設けられている仕切板34により迷
路状の通路が内部に形成されている。
ケース31の前面に固着される前板32は、そ
の下部より前方に向け第1プラグ35と第2プラ
グ36とを突出させているものであつて、カート
リツジ3と本体1に接続した際、第1プラグ35
は前記連通孔16の本体1背面における開口に接
続され、第2プラグ36は前記接続孔17の本体
1背面における開口内に差し込まれる。そして連
通孔16から第1プラグ35を経てカートリツジ
3内に流入する水は、ケース31内を仕切る仕切
板34の存在によつて、まず前下部の一側から下
部を通つて後方へと向かい、ついで折り返して上
部を流れ、更に前下部の中央部から第2プラグ3
6を通じて本体1へと戻る。
このように形成されているカートリツジ3は、
その内部に瀘材7が収納されるとともに、第2プ
ラグ36を経て本体1へと水が戻る際の第2プラ
グ36の前室となるところに有底筒状のフイルタ
ー8が装着されている。また第1プラグ35に連
なる前板32の内面には、逆流防止のためのボー
ル38と、瀘材7の漏れを防止するためのメツシ
ユ状シート39とが配設されている。
そして本体1へのカートリツジ3の取り付け
は、本体1の後面に突出する筒部内にカートリツ
ジ3を挿入して、第1プラグ35及び第2プラグ
36を夫々連通孔16と接続孔17に接続し、つ
いで有底筒状であるカバー6を、被せることで行
なう。第2図中の25はカートリツジ3とカバー
6と本体1との相互係合部を示す。また第1図中
の37はフイルター8の汚れを見るための透明窓
である。図中71〜75はいずれもOリングであ
る。
しかしてこの浄水機能を備えた水栓において
は、第10図に示すようにカートリツジ3が水道
の蛇口10における水平な管部の下に位置するよ
うにして蛇口10に取り付けるものであり、そし
て取り付けた後はレバー2を操作することによ
り、下記の状態の切り換えを行なえるものであつ
て、レバー2を第5図に示す位置とした時には、
ロータリー弁5における外周面が流入口11より
垂下されているパツキン12を垂下片50に接し
て止水を行なつている。もつとも、第8図及び第
9図にも示すように、前述のバイパス路80の周
方向一端が流入口11に連通するとともに、バイ
パス路11の他端が第1流出口14に連通するこ
とから、このバイパス路80を通じてわずかなが
ら水が流れるために、完全な止水とはならない。
水を完全に止めるのは蛇口10を閉じることで行
なう。
そして蛇口10を開いた状態でレバー2を後方
へ倒して第1図にイで示す位置とした時には、第
1図に示すように第2導入口54が流入口11に
連通することから、水は第3図にも示すように第
2導入口54から連通孔16を通じて背方のカー
トリツジ3内へと流れ、瀘材7の吸着作用により
残留塩素が除去されるとともに瀘材7に添着され
た銀により雑菌(大腸菌、バクテリア等)が取り
除かれ、更にフイルター8を通過する際に水中に
沈澱したコロイド状の鉄粉や微細なごみが除去さ
れた後、接続孔17を通じて本体1の第1流出口
14に向かい、放水口41から放出される。
次に、前記止水状態からレバー2を手前に一段
倒して第6図に示す位置とした時には、ロータリ
ー弁5における第1導入口53が流入口11に連
通すると同時に排出口55が第2流出口15と連
通するものであつて、このために流入口11から
の水は排出口55及び第2流出口15を経てリン
グ状隔壁部材45の周部上面に当たつて散乱し、
この後放水板4の小孔42からシヤワー状の流れ
となつて放出される。そしてこの時にはカートリ
ツジ3側へと水が流れることがないものである。
シヤワー状放水の状態から更にレバー2を手前
に倒して第7図に示す位置とした時には、ロータ
リー弁5における第1導入口53が流入口11と
連通したままであるものの、ロータリー弁5の排
出口55は第2流出口15ではなく第1流出口1
4に連通した状態にあることから、流入口11か
らの水はその直下に位置している第1流出口14
へと流れ、更にこの噴流は隔壁部材45の緩衝片
46に当たつて流速が弱められた後、整流リブ4
3及び整流用金網44により整流されて放水口4
1より放出される。尚、浄化をしておらない原水
のシヤワー状の放水と、同じく原水の直放水との
際には、パツキン12における薄肉の垂下片50
は第1導入口53内に嵌まるために、第8図に破
線で示す状態となる。
以上のように、この水栓は、レバー2の操作の
みで4つの状態を切り換えることができるもので
あり、水の用途に応じてレバー2を操作するだけ
で、種々の放水状態及び止水状態を得ることがで
きるようになつているわけである。ただし、ここ
における止水状態は、バイパス路80の存在で少
量の水が流れる状態であり、前述のように完全な
止水は蛇口10側で行なう。しかし、このように
少量の水が流れることから、他の3つの状態から
レバー2を操作することで止水状態に移行して
も、水圧の急激な上昇を招くことがなく、従つて
水撃を生じることがないものである。
第11図に他の実施例を示す。これは前記従来
例に対応する実施例であつて、止水弁Bを迂回す
るバイパス路80を設けることで、止水弁Bが閉
じられている時にもこのバイパス路80を通じて
少量の水が流れるようにしているものである。
[考案の効果] 以上のように本考案においては、弁の止水時に
も少量の水を流すバイパス路によつて流路が確保
されているために、急速な止水動作を行つたとし
ても急激な水圧上昇である水撃が生じないもので
あつて、圧力上昇を緩和する水撃防止機構が不要
なものであり、バイパス路を設けるという安価に
提供できる構成であるとはいえ、水撃発生の確実
な防止を行なえるものである。尚、少量の水が止
水状態で流れるとはいえ、この水栓は蛇口に取り
付けられるものであり、蛇口側で完全な止水を行
なえることから、問題となることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の浄水放水時における
縦断面図、第2図は同上の破断平面図、第3図は
同上の横断面図、第4図は同上のロータリー弁の
斜視図、第5図は同上の止水状態における縦断面
図、第6図は同上のシヤワー放水時の縦断面図、
第7図は同上の直放水時の縦断面図、第8図及び
第9図は同上の部分断面図、第10図は同上の斜
視図、第11図は他の実施例の縦断面図、第12
図は従来例の縦断面図であつて、1は本体、2は
レバー、3はカートリツジ、5は止水用の弁とし
てのロータリー弁、80はバイパス路、Bは止水
弁を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蛇口の先端に取り付けられる水栓において、弁
    の流入側と流出側とを止水状態の時につなぐ小断
    面積のバイパス路を備えている蛇口取付型水栓。
JP1985175122U 1985-11-14 1985-11-14 Expired JPH0415813Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985175122U JPH0415813Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JP1985175122U JPH0415813Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JPS6285570U JPS6285570U (ja) 1987-06-01
JPH0415813Y2 true JPH0415813Y2 (ja) 1992-04-09

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JPS5115722U (ja) * 1974-07-23 1976-02-04

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