JP4898554B2 - 立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造 - Google Patents

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本発明は、例えば台所の流し台等の天板(カウンタ)に取付けて用いられる湯水混合栓などのような立形水栓に、食器洗い機や浄水器など各種の付帯機器への給水又は給水・給湯が可能であるように横向き開口の分岐口を有する分岐給水用アダプターを追加的に組み付けるための立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造に関するものである。
この種の分岐給水用アダプターの取付構造として、従来一般的には、天板下の給水管の途中に分岐給水用アタッチメントを取付けるものが数多く実施されているが、この場合は、給水管が壁体中に埋設されているような条件下での取付け工事が極めて複雑、困難かつ、高価であり、また、給水管が流し台のキャビネットなどに吊り下げ支持されているような場合でも、その工事には多大な手数及び費用を要し、さらには賃貸マンションなどでは契約条項からみてもそのような工事は実質的に実施できないことが多いという難点がある。
このような難点を解消するものとして、従来、栓本体の上下途中部分に分岐給水用アダプターを追加設置可能とした構成の湯水混合栓などが数多く提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
実公平4−44944号公報 実公平7−5332号公報 特許第3026769号公報
上記特許文献1〜3で示されている従来提案の立形湯水混合栓への分岐給水用アダプターの取付構造は、分岐給水用アダプターを追加するのみでよく、既設(既製)の混合栓の構成部品の大部分をそのまま利用することが可能であり、したがって、既述した従来一般的な取付構造の場合に比して、追加工事自体が容易であること、及び、既設(既製)の混合栓の構成部品の無駄をなくせることから、工事費全体の低減が図れるという利点を有している。
しかしながら、上記特許文献1〜3で示されている従来提案の立形湯水混合栓への分岐給水用アダプターの取付構造の場合は、栓本体を分解してその内部に収納されているカートリッジを一旦取り外し、かつ、栓本体から取り出した上で分岐給水用アダプターを取り付け、しかる後、取り外したカートリッジを再び分岐給水用アダプター側に取付けるといった具合に、栓本体の分解、再組付けにあたって、ねじ込みやピン穴合わせ、パッキンの存在の確認等々の細かく、かつ、熟練を要する多くの作業が必要で施工性が悪いだけでなく、ねじ込み不良やパッキンの付け忘れなどの作業不具合を招きやすく、それら作業不具合に起因して水漏れや部品破損などを生じやすいという問題があった。また、分岐給水用アダプターの追加によって、水栓全体の天板からの突出高さ、すなわち、背が高くなって使い勝手が悪くなるのみならず、分岐口及びその分岐口に接続される分岐バルブの位置も高くなって、分岐ホースが天板上に必要以上に長く露出することになり、流し台周辺の美観性を損なうという問題もあった。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、栓本体を分解したり、組付けたりする面倒な熟練作業が不要で、少ない手数で簡単かつ容易に分岐給水アダプターを追加することができ、しかも、水漏れや部品破損などを生じず使用上の安全性を確保でき、また、使い勝手及び美観性を損なわずに追加することができる立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために案出された本発明に係る立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造は、給水栓を内蔵しているとともに、レバー又はハンドル操作により前記給水栓を開閉動作するカートリッジを着脱可能に収納し、かつ、吐水部材を延設してなる栓本体の下部に連設された取付用筒状雄ねじ部を天板に形成の取付孔に上方から挿貫させるとともに、前記天板の下方に突出する前記取付用筒状雄ねじ部にナットを締め付けることにより前記天板に取付けられる立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造であって、前記分岐給水用アダプターは、前記取付用筒状雄ねじ部が貫通可能な貫通部を有するとともに、この貫通部の外周に前記取付孔に挿貫可能な大きさの小径筒部及びこの小径筒部の上端部に一体に連ねて前記取付孔に挿貫不可能な大きさの大径筒部を有し、これら小径筒部及び大径筒部の肉厚内に小,大両筒部に亘る給水路が形成され、前記小径筒部の下端部には前記給水路に連通する給水口が、かつ、前記大径筒部の周方向の少なくとも一箇所には前記給水路に連通して横側方に向けて開口する分岐口が設けられた二段径筒状に形成されており、この二段径筒状の分岐給水用アダプターを前記貫通部に前記取付用筒状雄ねじ部が貫通する状態で栓本体の下部に配置して、該分岐給水用アダプターの下方に突出する前記取付用筒状雄ねじ部に前記ナットを締め付けることにより、前記分岐口を有する大径筒部が天板の上面と栓本体の下面との間に挟圧固定され、かつ、前記給水口が前記天板下に位置する状態で前記分岐給水用アダプターを前記天板に固定的に取付け可能に構成していることを特徴としている。
上記のような特徴構成を有する本発明によれば、分岐給水用アダプターを栓本体の下部に配置し、その大部分、すなわち、給水口及び給水路の大半を占める小径筒部が天板の下部に位置し、横向き開口の分岐口を有する大径筒部のみが天板の直上部に位置する状態で、水栓の構成部品であるナットを用いて天板に固定的に取り付けることが可能であるから、既設(既製)の栓本体を分解したり、再組付けしたりする面倒複雑な熟練作業が不要であり、少ない手数で簡単かつ容易に分岐給水用アダプターを追加することができ、施工性の著しい向上を達成できる。しかも、カートリッジの付け替えは全く要しないために、分岐給水用アダプターの追加時のねじ込み不良やパッキンの付け忘れなどによって水漏れが発生するとか、部品が破損するとかいった不具合を生じるおそれがなく、分岐給水用アダプター追加後における使用上の安全性を確保することができる。加えて、水栓全体の天板上に突出する高さ(背)は前記大径筒部の分だけ少し高くなるのみで使用勝手を損なうおそれがないのみならず、分岐口及びその分岐口に接続される分岐バルブの位置も低いため、分岐ホースの天板上での露出長さは可及的に短く抑えられ、流し台などの周辺の美観性を損なわずに分岐給水用アダプターを追加することができるという効果を奏する。
本発明は、水道水のみを吐出する単水栓に分岐給水用アダプターを取り付ける場合にも適用可能であるが、特に、普及率の高い湯水混合栓に適用することで(請求項2)、食器洗い機や浄水器など各種の付帯機器に対する適用範囲を一層拡大することができる。
また、本発明において、前記分岐給水用アダプターの小径筒部の外周には、雄ねじ部が形成されており、この雄ねじ部に螺合するナットを締め付けることにより、前記分岐給水用アダプターを前記天板に前記立形水栓とは別個に独立して固定取付け可能に構成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合は、分岐給水用アダプターをその小径筒部外周の雄ねじ部とナットを介して天板に先に独立してしっかりと締め付け固定した後に、該アダプターの貫通部に栓本体側の取付用筒状雄ねじ部を挿貫して既設(既製)のナットを締め付けるといった二段階の取り付け作業を実施することが可能で、アダプターの追加工事自体を単純化、容易化できるとともに、アダプター追加後も強固な取付け強度を確保できる。
さらに、本発明において、前記分岐給水用アダプターの大径筒部及び小径筒部に、前記分岐口及び給水口の各々に対して異径の分岐ホース及び給水ホースを選択的に接続可能とするホース接続アダプターを着脱自在に設けることが望ましい(請求項4)。
このような着脱自在なホース接続アダプターを設けることにより、例えば食器洗い機と浄水器などのように、必要(需要)水量が異なり、それに伴って分岐口及び給水口に接続使用される分岐ホース及び給水ホースの径が異なる場合、分岐給水用アダプター全体を取り換える必要はなく、ホース接続アダプターを接続しようとする分岐ホース及び給水ホースの径に応じたものに交換するだけですむ。したがって、いかなる必要水量の付帯機器の接続使用に対しても、ホース接続アダプターという最小限の構成部品を取り換えるのみで容易かつ経済的に対応することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造の第1の実施形態を示すもので、例えば台所の流し台等の天板1に、蛇口あるいはシャワーヘッドなどの吐水部材2に水、湯または湯水混合水を供給して吐出するように取付けられている既設(既製)の湯水混合栓(立形水栓の一例)Aに、分岐給水用アダプターBを追加的に取り付ける場合の全体分解斜視図を示している。
前記湯水混合栓Aは、給水栓(周知であるため、図示は省略する。)を内蔵しているとともに、その横側部に水、湯または混合水に対する吐水・止水機能及び流量調整機能を有する回転ハンドル式レバー3が設けられ、このレバー3の操作により前記給水栓を開閉動作するカートリッジ(これも周知であるため、具体構成及び図示は省略する。)が着脱可能に収納され、かつ、前記吐水部材2が延設されてなる栓本体4の下部には、流し台等の天板1の下部壁面に設置されている水道水元栓22及び湯水混合元栓23(図3参照)に接続された給水管5及び給湯管6が内部を挿貫する取付用筒状雄ねじ部7が一体に連設されている。
前記天板1には、上下方向に貫通する取付孔8が形成されており、この取付孔8に前記湯水混合栓Aの取付用筒状雄ねじ部7を上方から挿貫させるとともに、天板1の下方へ突出する前記取付用筒状雄ねじ部7にパッキン9を介在させてロックナット10を締め付けることにより、前記湯水混合栓Aは天板1に固定的に取付け可能に構成されている。
以上に説明した既設(既製)の湯水混合栓Aに追加的に取付けられる分岐給水用アダプターBは、図2に明示するように、その中心部に前記湯水混合栓Aの取付用筒状雄ねじ部7が貫通可能な貫通部11を有するとともに、この貫通部11の外周に前記天板1の取付孔8に挿貫可能な大きさの小径筒部12a及びこの小径筒部12aの上端部に一体に連なる状態で前記取付孔8に挿貫不可能な大きさの大径筒部12bからなり、全長が前記湯水混合栓Aの取付用筒状雄ねじ部7の軸長よりも短い二段径筒部12を有し、また、前記小径筒部12aの外周にはその下端部分12cを除いて雄ねじ部14が形成されている。
そして、前記二段径筒部12の肉厚内には、それら小,大両筒部12a,12bに亘り連通接続される状態で環状給水路13が形成されているとともに、前記小径筒部12aの下端部分12cには前記環状給水路13に連通して横側方に向けて開口する給水口15が設けられ、かつ、前記大径筒部12bの周方向の一箇所には前記環状給水路13に連通して横側方に向けて開口する分岐口16が形成されている。
また、前記分岐給水用アダプターBには、その付属部品として、前記小径筒部12a外周の雄ねじ部14に嵌挿可能な大径パッキン17、菊座金18及び前記雄ねじ部14に螺合可能な大径ロックナット19が設けられ、さらに、前記給水口15及び分岐口16にねじ込み可能な雄ねじキャップ20,21が準備されている。
次に、上記の如き構成の分岐給水用アダプターBを既設(既製)の湯水混合栓Aに追加的に取付けるための取付け作業要領を説明すると、既設の湯水混合栓Aを天板1から取り外した上で、まず、分岐給水用アダプターBにおける二段径筒部12の小径筒部12aを天板1の取付孔8に上方から挿貫させるとともに、その挿貫した小径筒部12a外周の雄ねじ部14に大径パッキン17及び菊座金18を嵌挿した後、前記雄ねじ部14に大径ロックナット19を螺合し締め付けることによって、図2に示すように、前記分岐給水用アダプターBを、二段径筒部12の大径筒部12bが天板1上に当接する状態に固定的に先行取付けする。
次に、天板1から取り外した湯水混合栓Aにおける取付用筒状雄ねじ部7を前記分岐給水用アダプターBにおける貫通部11に上方から挿貫させるとともに、その挿貫しアダプターBの下方に突出する取付用筒状雄ねじ部7にパッキン9を嵌挿した後、前記筒状雄ねじ部7にロックナット10を螺合し締め付けることによって、図2に示すように、前記分岐給水用アダプターBにおける二段径筒部12の大径筒部12bが天板1の上面と湯水混合栓Aにおける栓本体4の下面との間に挟圧固定され、かつ、小径筒部12a及び給水口15が天板1の下部に位置する状態で前記分岐給水用アダプターBを湯水混合栓Aの下部に配置して天板1に追加的に固定取付けする。
上記のようにして分岐給水用アダプターBの追加的な取付け作業が完了した後は、図3に示すように、前記給水口15及び分岐口16にねじ込まれている雄ねじキャップ20,21を取り外して、前記給水口15には、流し台等の天板1の下部壁面に設置されている湯水混合元栓22から分岐させた給水ホース24の端部が接続される一方、前記分岐口16には、分岐バルブ25が取付けられ、この分岐バルブ25及びこれにねじ込み接続した分岐ホース26を介して、付帯機器の一例である食器洗浄機27が接続され、これによって、流し台等の天板1上において混合水栓Aと食器洗浄機27とを併用可能にしている。
以上のように、既設(既製)の湯水混合栓Aの栓本体4の下部に分岐給水用アダプターBを配置し、その大部分、すなわち、給水口15及び小径筒部12aが天板1の下部に位置し、分岐口16を有する大径筒部12bのみが天板1の直上部に位置する状態で、ロックナット17,10を用いて、その分岐給水用アダプターBを天板1に固定的に追加取り付けすることが可能であるから、栓本体4は分解したり、再組付けしたりする面倒複雑な熟練作業は全く不要で、少ない手数で簡単かつ容易に分岐給水用アダプターBを追加することができる。
また、栓本体4が内蔵しているカートリッジの付け替えも全く必要でないために、分岐給水用アダプターBの追加時のねじ込み不良やパッキンの付け忘れなどによって水漏れが発生するとか、部品が破損するとかいった不具合を生じるおそれがなく、分岐給水用アダプターB追加後における使用上の安全性を確保することができる。さらに、分岐給水用アダプターBを追加した後の湯水混合栓Aの天板1上への突出高さ(背)は、前記大径筒部12bの分だけ少し高くなるのみであるから、その湯水混合栓Aの使用勝手を損なうおそれがなく、また、分岐口16及びその分岐口16に取付けられる分岐バルブ25の位置も低いため、分岐ホース26の天板1における露出長さは可及的に短く抑えられ、流し台などの周辺の美観性を損なわずに分岐給水用アダプターBを追加することができる。
図4及び図5は、本発明に係る立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造の第2の実施形態を示すもので、第1の実施形態と同様に湯水混合水栓Aに、分岐給水用アダプターBを追加的に取り付ける場合の全体分解斜視図及び取付け完了状態の全体斜視図を示している。この第2の実施形態において、湯水混合栓Aの構造及び分岐給水用アダプターBの基本的構造並びに流し台等の天板1への湯水混合栓Aの取付け構造は上記第1の実施形態で説明したものと同一であるため、該当部材及び該当部位には同一の符号を付して、それらの詳細な説明は省略する。
この第2の実施形態において、第1の実施形態と相違する点は次のとおりである。すなわち、分岐給水用アダプターBの大径筒部12aには環状水路13aが形成されている一方、小径筒部12bにはその周方向の一部に径内方に向かう凹入部28が形成され、この凹入部28内にその上端が前記環状水路13aに開口接続され、かつ、その下端が給水口15となる小径給水パイプ29を嵌合保持させて、該給水パイプ29の内部流路13bと前記環状水路13aとにより、分岐給水用アダプターBの小,大両筒部12b,12aに亘る給水路13を形成させたものである。
上記のように構成された第2の実施形態の場合も、第1の実施形態の場合と同様に、栓本体4を分解したり、再組付けしたりする面倒複雑な熟練作業を要することなく、少ない手数で簡単かつ容易に分岐給水用アダプターBを追加することができるとともに、栓本体4が内蔵しているカートリッジの付け替えも全く不要で、分岐給水用アダプターBの追加時のねじ込み不良やパッキンの付け忘れなどによって水漏れが発生するとか、部品が破損するとかいった不具合を生じるおそれもなく、分岐給水用アダプターB追加後における使用上の安全性を確保することができる。
図6〜図8は、本発明に係る立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造の第3の実施形態を示すもので、図6は、第1の実施形態と同様に湯水混合水栓Aへの分岐給水用アダプターBの追加的取り付けが完了した状態の要部の拡大縦断面図、図7及び図8は取り付け前の分岐給水用アダプターBの分解斜視図及び組付斜視図を示している。この第3の実施形態において、湯水混合栓Aの構造及び分岐給水用アダプターBの構造並びに流し台等の天板1への湯水混合栓Aの取付け構造は上記第1の実施形態で説明したものと同一であるため、該当部材及び該当部位には同一の符号を付して、それらの詳細な説明は省略する。
この第3の実施形態では、前記分岐給水用アダプターBの大径筒部12a及び小径筒部12bに、前記分岐口16及び給水口15の各々に対して異径の分岐ホース26及び湯水供給管24を選択的にねじ接続可能とするホース接続アダプター30及び31が二つ割りリング型式の止め輪32及び33を介して着脱自在に設けられたものである。
このような第3の実施形態の場合は、例えば食器洗い機と浄水器などのように、必要(需要)水量が異なり、それに伴って分岐口16及び給水口15に接続使用される分岐ホース26及び給水ホース24の径が異なる場合、分岐給水用アダプターBの全体を取り換える必要はなく、ホース接続アダプター30及び31を接続しようとする分岐ホース26及び給水ホース24の径に応じたものに交換するだけでよく、したがって、いかなる必要水量の付帯機器の接続使用に際して、ホース接続アダプター30,31という最小限の構成部品を取り換えるのみで容易かつ経済的に対応することができる。
なお、上記した各実施形態では、湯水混合栓Aに分岐給水用アダプターBを追加する場合について説明したが、単水栓に分岐給水用アダプターBを追加する場合に適用してもよいこともちろんである。
また、上記した各実施形態では、分岐給水用アダプターBを、大径パッキン17及び大径ロックナット19等を用いて湯水混合栓Aとは独立して天板1に先行締め付け固定し、その後、既設のパッキン9及びロックナット10を用いて締め付け固定するといった二段階の取り付け作業を実施可能とすることによって、アダプターBの追加工事自体を単純化、容易化できるとともに、アダプターB追加後の取付け強度を大きく確保できるようにしたが、既設のパッキン9及びロックナット10のみを用いて湯水混合栓Aと同時一体的に天板1に締め付け固定するようにしてもよい。ただし、この場合は、二段径筒部12の小径筒部12aは、天板1の厚みと同等もしくはそれ以下の長さにする必要がある。
さらに、上記した各実施形態では、分岐給水用アダプターBの分岐口16に食器洗浄機27を接続して湯水混合栓Aと併用可能としたが、それ以外に、例えば図6〜図8に示したようなホース接続アダプター30及び31を取り換え使用することによって、浄水器など種々の付帯機器を接続して併用することが可能である。
本発明に係る立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造の一例として、既設(既製)の湯水混合栓に分岐給水用アダプターを追加的に取り付ける場合の第1の実施形態を示す全体分解斜視図である。 同上第1の実施形態の要部の拡大縦断面図である。 同上第1の実施形態による分岐給水用アダプターの取付け完成状態を示す一部破断斜視図である。 本発明に係る立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造の一例として、既設(既製)の湯水混合栓に分岐給水用アダプターを追加的に取り付ける場合の第2の実施形態を示す全体分解斜視図である。 同上第2の実施形態の取付け完了状態の全体斜視図である。 本発明に係る立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造の第3の実施形態を示すもので、分岐給水用アダプターの追加的取り付けが完了した状態の要部の拡大縦断面図である。 同上第3の実施形態における分岐給水用アダプターの分解斜視図である。 同上第3の実施形態における分岐給水用アダプターの組付斜視図である。
符号の説明
1 天板
2 吐水部材
3 ハンドル式レバー
4 栓本体
7 取付用筒状雄ねじ部
8 取付孔
10,19 ロックナット
11 貫通部
12a 小径筒部
12b 大径筒部
13 給水路
14 雄ねじ部
15 給水口
16 分岐口
24 給水ホース
26 分岐ホース
30,31 ホース接続アダプター
A 既設(既製)の湯水混合栓
B 分岐給水用アダプター

Claims (4)

  1. 給水栓を内蔵しているとともに、レバー又はハンドル操作により前記給水栓を開閉動作するカートリッジを着脱可能に収納し、かつ、吐水部材を延設してなる栓本体の下部に連設された取付用筒状雄ねじ部を天板に形成の取付孔に上方から挿貫させるとともに、前記天板の下方に突出する前記取付用筒状雄ねじ部にナットを締め付けることにより前記天板に取付けられる立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造であって、
    前記分岐給水用アダプターは、前記取付用筒状雄ねじ部が貫通可能な貫通部を有するとともに、この貫通部の外周に前記取付孔に挿貫可能な大きさの小径筒部及びこの小径筒部の上端部に一体に連ねて前記取付孔に挿貫不可能な大きさの大径筒部を有し、これら小径筒部及び大径筒部の肉厚内に小,大両筒部に亘る給水路が形成され、前記小径筒部の下端部には前記給水路に連通する給水口が、かつ、前記大径筒部の周方向の少なくとも一箇所には前記給水路に連通して横側方に向けて開口する分岐口が設けられた二段径筒状に形成されており、この二段径筒状の分岐給水用アダプターを前記貫通部に前記取付用筒状雄ねじ部が貫通する状態で栓本体の下部に配置して、該分岐給水用アダプターの下方に突出する前記取付用筒状雄ねじ部に前記ナットを締め付けることにより、前記分岐口を有する大径筒部が天板の上面と栓本体の下面との間に挟圧固定され、かつ、前記給水口が前記天板下に位置する状態で前記分岐給水用アダプターを前記天板に固定的に取付け可能に構成していることを特徴とする立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造。
  2. 前記栓本体が、水、湯及び両者の混合水の各流水路を有し、また、前記カートリッジが前記各流水路から前記吐水部材への流路を開閉制御するような湯水混合栓仕様に構成されている請求項1に記載の立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造。
  3. 前記分岐給水用アダプターの小径筒部の外周には、雄ねじ部が形成されており、この雄ねじ部に螺合するナットを締め付けることにより、前記分岐給水用アダプターを前記天板に前記立形水栓とは別個に独立して固定取付け可能に構成されている請求項1または2に記載の立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造。
  4. 前記分岐給水用アダプターの大径筒部及び小径筒部には、前記分岐口及び給水口の各々に対して異径の分岐ホース及び給水ホースを選択的に接続可能とするホース接続アダプターが着脱自在に設けられている請求項1ないし3の何れかに記載の立形水栓への分岐給水用アダプターの取付構造。
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