JPH10239338A - 検出装置 - Google Patents

検出装置

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JPH10239338A
JPH10239338A JP9042302A JP4230297A JPH10239338A JP H10239338 A JPH10239338 A JP H10239338A JP 9042302 A JP9042302 A JP 9042302A JP 4230297 A JP4230297 A JP 4230297A JP H10239338 A JPH10239338 A JP H10239338A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic field
detection device
rotating body
bridge circuit
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Application number
JP9042302A
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English (en)
Inventor
Masahiro Yokoya
昌広 横谷
Naoki Hiraoka
直樹 平岡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/02Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
    • G01R33/06Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux using galvano-magnetic devices
    • G01R33/09Magnetoresistive devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出装置に電源が供給された瞬間から磁性体
移動体の例えば凹凸のような所定の位置(角度)に対応
した信号が正確に得られる検出装置を得る。 【解決手段】 磁界を発生する磁石(21,22)と、
磁石(21,22)と所定の間隙を持って配置され、こ
の磁石(21,22)によって発生された磁界を変化さ
せる磁性体回転体(2)と、この磁性体回転体(2)で
変化された磁界に応じて抵抗値が変化する複数の磁気検
出素子(3)とを備え、これら複数の磁気検出素子
(3)の間隙の中心を磁石(21,22)の中心と一致
しないように配置した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印加磁界の変化
を検出する検出装置に関し、特に例えば内燃機関の回転
情報を検出する場合等に用いて好適な検出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁界の変化を検出するために磁
気検出素子の感磁面の各端に電極を形成し、ブリッジを
形成、このブリッジの対向する2つの電極間に定電圧、
定電流の電源を接続し、磁気検出素子の抵抗値変化を電
圧変化に変換して、この磁気検出素子に作用している磁
界変化を検出する方式がある。
【0003】図18は磁気検出素子として例えば磁気抵
抗素子(以下、MR素子という)を用いた従来の検出装
置を示す構成図であり、図18の(a)はその側面図、
図18の(b)はその斜視図である。この検出装置は、
回転軸1と、少なくとも1つ以上の凹凸を有し、回転軸
1と同期して回転する磁性体回転体2と、この磁性体回
転体2と所定の間隙を持って配置されたMR素子3と、
MR素子3に磁界を与える磁石4とからなり、MR素子
3は、薄膜面(感磁面)に設けられた磁気抵抗パターン
3a、3bを有する。そこで、磁性体回転体2が回転す
ることでMR素子3の感磁面の磁界が変化し、磁気抵抗
パターン3a、3bの抵抗値が変化する。
【0004】図19は上述のMR素子を用いた従来の検
出装置を示すブロック図である。この検出装置は、磁性
体回転体2と所定の間隙を持って配置され、磁石4より
磁界が与えられるMR素子を用いたホイートストンブリ
ッジ回路11と、このホイートストンブリッジ回路11
の出力を増幅する差動増幅回路12と、この差動増幅回
路12の出力と基準値VTHと比較して“O”または
“1”の信号を出力する比較回路13と、この比較回路
13の出力を保持する保持回路20と、この保持回路2
0の出力を更に波形整形して立ち上がり、立ち下がりの
急峻な“O”または“1”の信号を出力端子15に出力
する波形整形回路14とを備える。
【0005】次に、動作について、図20を参照して説
明する。磁性体回転体2が回転することで、図20の
(a)に示すその凹凸に対応して、ホイートストンブリ
ッジ回路11を構成する各MR素子に磁界変化が与えら
れる。この結果、磁性体回転体2の凹凸に対応して各M
R素子の感磁面に磁界の変化が発生し、ホイートストン
ブリッジ回路11の中点電圧も同様に変化する。
【0006】そして、この中点電圧の差が差動増幅回路
12により増幅され、その出力側には、図20の(b)
に示すような、図20の(a)に示す磁性体回転体2の
凹凸に対応した出力が得られる。この差動増幅回路12
の出力が比較回路13で基準値VTHと比較されて“O”
または“1”の信号に変換され、一旦保持回路20で保
持され、この信号は更に波形整形回路14で波形整形さ
れ、この結果、その出力側即ち出力端子15には図20
の(c)に示すようにその立ち上がり、立ち下がりの急
峻な“O”または“1”の出力が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の検出
装置は、以上のように構成されているので、以下のよう
な問題点があった。即ち、図21に示すように、従来の
検出装置における磁気回路での磁気抵抗パターンに印加
される磁界のベクトル方向をみると、同図の左側に示す
磁石4(N、Sははそれぞれ磁極のN極、S極を表す)
に対して磁性体回転体2の凸部が対応する場合は、磁石
4からの磁界は収束された状態で磁気抵抗パターン3a
および3bを等しく通過して磁性体回転体2に達するの
で、その抵抗値もそれぞれ等しい値となる。一方、同図
の右側に示す磁石4に対して磁性体回転体2の凹部が対
応する場合は、磁石4からの磁界は分散した状態である
が同様に磁気抵抗パターン3aおよび3bを等しく通過
して磁性体回転体2に達するので、この場合もその抵抗
値もそれぞれ等しい値となる。
【0008】つまり、この図21より、磁性体回転体2
の凹凸による磁界変化において、磁気抵抗パターン3
a、3bの抵抗値に差が生じないことがわかる。従っ
て、図20に示すように磁性体回転体2の凹凸の検出の
際には凹凸のエッジにおいて差動増幅回路12の出力が
変化し、凹部と凸部では同じ出力となるため凹凸のエッ
ジ検出と保持回路20が必要になる。また、このこと
は、従来の検出装置で用いているMR素子は、図22に
示すように、印加磁界の変化による抵抗値変化にヒステ
リシスが存在しないことにも起因する。
【0009】更に、上述のごとく磁性体回転体2の凹部
と凸部で差動増幅回路12の出力に差がないため、検出
装置に電源が供給された瞬間から磁性体回転体の凹凸に
対応する正確な信号を得ること(以下、パワーオン機能
という)は不可能である。このように、従来の検出装置
は、磁性体回転体の凹凸に対応した信号が得られず、ま
た、パワーオン機能が得られないという問題点があっ
た。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、磁性体回転体の例えば凹凸の
ような所定の位置(角度)に対応した信号が正確に得ら
れ、また、パワーオン機能が得られる検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る検出装置は、磁界を発生する磁界発生手段と、磁界発
生手段と所定の間隙を持って配置され、この磁界発生手
段によって発生された磁界を変化させる磁界変化付与手
段と、この磁界変化付与手段で変化された磁界に応じて
抵抗値が変化する複数の磁気検出素子とを備え、これら
複数の磁気検出素子の間隙の中心を磁界発生手段の中心
と一致しないように配置したものである。
【0012】請求項2記載の発明に係る検出装置は、請
求項1の発明において、磁気検出素子を磁界変化付与手
段の移動方向の遅れ側寄りに配置したものである。
【0013】請求項3記載の発明に係る検出装置は、請
求項1の発明において、磁界発生手段を複数の磁石で構
成し、これら複数の磁石の一方の磁石の他方の磁石寄り
端部に複数の磁気検出素子の間隙の中心を一致させて配
置したものである。
【0014】請求項4記載の発明に係る検出装置は、請
求項1の発明において、磁界発生手段を単一のリング状
磁石で構成し、このリング状磁石の内周縁に複数の磁気
検出素子の間隙の中心を一致させて配置したものであ
る。
【0015】請求項5記載の発明に係る検出装置は、請
求項1の発明において、磁界発生手段を単一のリング状
磁石で構成し、このリング状磁石の内周縁の外側近傍と
内側近傍にリング状磁石の内周寸分の間隙をもって複数
の磁気検出素子をそれぞれ配置したものである。
【0016】請求項6記載の発明に係る検出装置は、請
求項1〜5のいずれかの発明において、複数の磁気検出
素子を用いてブリッジ回路を構成し、このブリッジ回路
の一辺の磁気検出素子への印加磁界極性と、もう一方の
磁気検出素子への印加磁界極性を異なるようにしたもの
である。
【0017】請求項7記載の発明に係る検出装置は、請
求項1、2または4の発明において、複数の磁気検出素
子として巨大磁気抵抗素子を用いてブリッジ回路を構成
し、このブリッジ回路の一辺の巨大磁気抵抗素子への印
加磁界極性と、もう一方の巨大磁気抵抗素子への印加磁
界極性を異なるようにしたものである。
【0018】請求項8記載の発明に係る検出装置は、請
求項6または7の発明において、ブリッジ回路の出力を
信号処理する信号処理手段を備えたものである。
【0019】請求項9記載の発明に係る検出装置は、請
求項8の発明において、信号処理手段を、少なくともブ
リッジ回路の複数の出力を比較する比較回路と、この比
較回路の出力を波形整形する波形整形手段とで構成した
ものである。
【0020】請求項10記載の発明に係る検出装置は、
請求項1〜9のいずれかの発明において、磁界変化付与
手段を少なくとも1つの凹凸を有する磁性体回転体で構
成したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る検出装置の
一実施の形態を図について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す構
成図であり、図1の(a)はその斜視図、図1の(b)
はその配置図である。なお、図において、図18と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略す
る。この検出装置は、回転軸1と、少なくとも1つ以上
の凹凸を具備し、回転軸1と同期して回転する磁界変化
付与手段としての磁性体回転体2と、この磁性体回転体
2と所定の間隙を持って配置された磁気検出素子例えば
MR素子3と、MR素子3に磁界を与える磁界発生手段
としての磁石21および22とからなる。なお、ここで
は、磁性体回転体2の回転方向を例えば図に示すように
時計方向とすると、その回転方向にその遅れ側の磁石寄
りにMR素子3を配置する。即ちMR素子3を磁石21
の磁石22寄り端部に磁気抵抗パターン3a、3bの間
隙中心がほぼ一致する位置に配置される。そこで、磁性
体回転体2が回転することで、MR素子3の感磁面の磁
界が変化し、磁気抵抗パターン3a、3bの抵抗値が変
化する。
【0022】図2は一例としてMR素子を用いたこの発
明の検出装置を示すブロック図である。この検出装置
は、磁性体回転体2と所定の間隙を持って配置され、磁
石21、22より磁界が与えられるMR素子を用いたホ
イートストンブリッジ回路11と、このホイートストン
ブリッジ回路11の出力を増幅する差動増幅回路12
と、この差動増幅回路12の出力を基準値と比較して
“O”または“1”の信号を出力する比較回路13と、
この比較回路13の出力を更に波形整形して立ち上が
り、立ち下がりの急峻な“O”または“1”の信号を出
力端子15に出力する波形整形回路14とを備える。差
動増幅回路12、比較回路13および波形整形回路14
は信号処理手段を構成する。
【0023】図3は図2のブロック図の具体的回路構成
の一例を示す図である。ホイートストンブリッジ回路1
1は、例えば各辺にそれぞれMR素子10A,10Bと
固定抵抗器10Cおよび10Dを有し、MR素子10A
と固定抵抗器10Cの各一端は共通接続され、接続点1
6を介して電源端子Vccに接続され、MR素子10Bと
固定抵抗器10Dの各一端は共通接続され、接続点17
を介して接地され、MR素子10Aと10Bの各他端は
接続点18に接続され、固定抵抗器10Cと10Dの各
他端は接続点19に接続される。なお、MR素子10A
と10Bは、図1のMR素子を構成する磁気抵抗パター
ン3a、3bに相当するもので、勿論、固定抵抗器10
Cと10DもMR素子で構成してもよい。
【0024】そして、ホイートストンブリッジ回路11
の接続点18が抵抗器を介して差動増幅回路12のアン
プ12aの反転入力端子に接続され、接続点19が抵抗
器を介してアンプ12aの非反転入力端子に接続される
と共に更に抵抗器を介して基準電源を構成する分圧回路
に接続される。更に、アンプ12aの出力端子は、抵抗
器を介して自己の出力端子に接続されると共に比較回路
13の反転入力端子に接続され、比較回路13の非反転
入力端子は基準電源を構成する分圧回路に接続されると
共に抵抗器を介して自己の出力端子に接続される。比較
回路13の出力側は、波形整形回路14のトランジスタ
14aのベースに接続されると共に抵抗器を介して電源
端子Vccに接続され、そのコレクタは出力端子15に接
続されると共に抵抗器を介して電源端子Vccに接続さ
れ、そのエミッタは接地される。
【0025】次に、動作について、図4を参照して説明
する。磁性体回転体2が回転することで、図4の(a)
に示すその凹凸に対応して、ホイートストンブリッジ回
路11を構成するMR素子10Aと10Bには、図4の
(b)に示すように異なる磁界変化が与えられる。この
結果、磁性体回転体2の凹凸に対応してMR素子10A
と10Bの感磁面に磁界の変化が発生し、つまり、実質
的に一つのMR素子の磁界変化の2倍の磁界変化を得ら
れ、その抵抗値も、図4の(c)に示すように、同様に
変化して、MR素子10Aと10Bの抵抗値の最大、最
少となる位置が逆となり、ホイートストンブリッジ回路
11の接続点18、19の中点電圧も同様に変化し、こ
こに大きな差を持った中点電圧が得られる。
【0026】ここで、本実施の形態における磁気回路で
の磁気抵抗パターンに印加される磁界のベクトル方向に
ついて、図5を参照して説明する。同図の(a)に示す
ように、磁石21および22(なお、N、Sははそれぞ
れ磁極のN極、S極を表す)に対して磁性体回転体2の
凸部が対応する場合は、磁石21からの磁界は、磁石2
1の磁石22寄り端部にMR素子10A、10B相当の
磁気抵抗パターン3a、3bの間隙中心がほぼ一致する
位置に配置されているので、磁石21からの磁界は、磁
気抵抗パターン3bを垂直に通過して磁性体回転体2に
達すると共に、磁気抵抗パターン3aをやや横切る形で
通過した後磁性体回転体2に達する。また、磁石22か
らの磁界は磁気抵抗パターン3a、3bを通過すること
なく磁性体回転体2側に直接引き寄せられる。
【0027】一方、同図の(b)に示すように、磁石2
1および22に対して磁性体回転体2の凹部が対応する
場合は、凸部の場合より磁石21および22が磁性体回
転体2より離れるので、磁石21および22からの磁界
は相互に合成されるようになり、この合成された磁界が
磁気抵抗パターン3aを垂直に通過して磁性体回転体2
に達する共に、磁気抵抗パターン3bをやや横切る形で
通過した後磁性体回転体2に達する。このように磁性体
回転体2の凹部と凸部で、磁気抵抗パターン3aと3b
に印加される磁界に差が生じ、また、磁気抵抗パターン
3aと3bで極性が反対となり、このため、磁気抵抗パ
ターン3a、3bの抵抗値も反対に変化するので、ブリ
ッジ回路を構成した場合大きな出力差が生じることにな
る。
【0028】かくして、このようにして得られた中点電
圧の差が差動増幅回路12により増幅され、その出力側
には、図4の(d)に示すような、図4の(a)に示す
磁性体回転体2の凹凸に対応した出力、つまり、凹部と
凸部では互いにレベルの異なる逆極性で、しかも実質的
に一つのMR素子の2倍の出力が得られる。この差動増
幅回路12の出力は,比較回路13に供給されてその比
較レベルである基準値VTHと比較されて“O”または
“1”の信号に変換され、この信号は更に波形整形回路
14で波形整形され、この結果、その出力側即ち出力端
子15には図4の(e)に示すようにその立ち上がり、
立ち下がりの急峻な“O”または“1”の出力が磁性体
回転体2の凹凸に対応して正確に得られる。即ち、磁性
体回転体の凹凸に対応した信号が正確に得られることか
ら従来装置では必要であった回転体の凹凸エッジ検出と
保持回路は不要となり、また、検出装置に電源が供給さ
れた瞬間から検出出力が磁性体回転体の凹凸に確実に対
応しているので、パワーオン機能が安定して得られるこ
とになる。なお、上述では、磁性体回転体2の回転方向
を時計方向とし、その回転方向に遅れ側の磁石寄りに、
即ち磁石21の磁石22寄り端部に磁気抵抗パターン3
a、3bの間隙中心がほぼ一致するようにMR素子3を
配置する場合について説明したが、磁性体回転体2の回
転方向が反時計方向の場合には、同じくその回転方向に
その遅れ側の磁石寄りに、即ち磁石22の磁石21寄り
端部に磁気抵抗パターン3a、3bの間隙中心がほぼ一
致するようにMR素子3を配置すればよく、この場合も
上記の場合と同様の効果が得られる。
【0029】このように、本実施の形態では、磁気検出
素子としてのMR素子を構成する複数の磁気抵抗パター
ンに対応して複数の磁石を設け、MR素子を、一方の磁
石を他方の磁石寄り端部に複数の磁気抵抗パターンの間
隙中心がほぼ一致する位置に配置することで、MR素子
が対向する磁性体回転体の凸部の場合と凹部の場合とで
は各磁気抵抗パターンに印加される磁界の強度を異なる
ものとすることができ、以て、磁性体回転体の凹凸に対
応した信号が正確に得られ、従来装置では必要であった
回転体の凹凸エッジ検出と保持回路は不要となり、ま
た、検出装置に電源が供給された瞬間から検出出力が磁
性体回転体の凹凸に確実に対応しているので、パワーオ
ン機能が安定して得られる。
【0030】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2を示す構成図であり、図6の(a)はその側面図、
図6の(b)はその斜視図である。なお、図において、
図1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明
を省略する。この検出装置は、回転軸1と、少なくとも
1つ以上の凹凸を具備し、回転軸1と同期して回転する
磁界変化付与手段としての磁性体回転体2と、この磁性
体回転体2と所定の間隙を持って配置された磁気検出素
子例えばMR素子3と、MR素子3に磁界を与える磁界
発生手段としてのリング状磁石23とからなる。なお、
ここでは、磁性体回転体2の回転方向を例えば図に示す
ように時計方向とすると、その回転方向にその遅れ側の
リング状磁石23の内周縁にMR素子3を配置する。M
R素子3は、図7に示すように、リング状磁石23の内
周縁に磁気抵抗パターン3a、3bの間隙中心がほぼ一
致する位置に配置する。
【0031】そこで、磁性体回転体2が回転すること
で、MR素子3の感磁面の磁界が変化し、磁気抵抗パタ
ーン3a、3bの抵抗値が変化する。その他の構成は、
図1の場合と同様である。また、本実施の形態で用いら
れるブロック図およびその具体的回路構成も、磁石21
および22がリング状磁石23に代わる以外は、図2お
よび図3の場合と同様であるので、その記載を省略す
る。
【0032】図8は磁気検出素子としてのMR素子3と
リング状磁石23の配置位置関係による磁性体回転体2
の凹部および凸部でのMR素子の磁気抵抗パターンの抵
抗値変化を示す図である。図において、外径R1と内径
R2を有する磁石23と所定の間隙をもって且つこれに
平行にMR素子3を移動させた場合の磁性体回転体2の
凹部および凸部にそれぞれ対応するMR素子の磁気抵抗
パターンの抵抗値の変化を表し、実線aは凸部に対応す
る場合、破線bは凹部に対応する場合である。この図よ
り、MR素子の磁気抵抗パターンの抵抗値の最大値は、
何れの場合もリング状磁石23の内径R2の両端近傍
に、より正確には磁気抵抗パターンが凸部に対応する場
合にはリング状磁石23の内径R2の少し外側に、ま
た、凹部に対応する場合にはリング状磁石23の内径R
2の少し内側にそれぞれ存在することが分かる。
【0033】そこで、本実施の形態では、上述のごとく
リング状磁石23の内周縁に磁気抵抗パターン3a、3
bの間隙中心がほぼ一致する位置に配置する。即ち、図
9に示すように、磁気抵抗パターン3aを凸部に対応す
る場合の実線aで示す抵抗値の最大値の位置に、この位
置に隣接して同じく磁気抵抗パターン3bを凹部に対応
する場合の破線bで示す抵抗値の最大値の位置に配置す
る。
【0034】従って、磁気抵抗パターン3aおよび3b
の抵抗値も凸部の場合と凹部の場合とで異なり、凸部の
場合には磁気抵抗パターン3bより磁気抵抗パターン3
aの方が大きく、凹部の場合には磁気抵抗パターン3a
より磁気抵抗パターン3bの方が大きくなる。このよう
に磁性体回転体2の凹部と凸部で、磁気抵抗パターン3
a、3bの抵抗値が反対に変化するので、ブリッジ回路
を構成した場合大きな出力差が生じることになる。
【0035】かくして、本実施の形態でも、上述のごと
くして得られた中点電圧の差が図3に示す差動増幅回路
12により増幅され、その出力側には、磁性体回転体2
の凹凸に対応した出力、つまり、凹部と凸部では互いに
レベルの異なる逆極性で、しかも実質的に一つのMR素
子の2倍の出力が得られる。この差動増幅回路12の出
力は,比較回路13に供給されてその比較レベルである
基準値VTHと比較されて“O”または“1”の信号に変
換され、この信号は更に波形整形回路14で波形整形さ
れ、この結果、その出力側即ち出力端子15にはその立
ち上がり、立ち下がりの急峻な“O”または“1”の出
力が磁性体回転体2の凹凸に対応して正確に得られる。
なお、上述では、磁性体回転体2の回転方向を時計方向
とし、その回転方向に遅れ側のリング状磁石23の内周
縁に(図7ではリング状磁石23の内周縁の左右側)磁
気抵抗パターン3a、3bの間隙中心がほぼ一致するよ
うにMR素子3を配置する場合について説明したが、磁
性体回転体2の回転方向が反時計方向の場合には、同じ
くその回転方向にその遅れ側の磁石23の内周縁に(図
7では磁石23の内周縁の右側)磁気抵抗パターン3
a、3bの間隙中心がほぼ一致するようにMR素子3を
配置すればよく、この場合も上記の場合と同様の効果が
得られる。
【0036】このように、本実施の形態では、磁気検出
素子としてのMR素子を構成する複数の磁気抵抗パター
ンに対応してリング状磁石を設け、MR素子を、リング
状磁石の内径に複数の磁気抵抗パターンの間隙中心がほ
ぼ一致する位置に配置することで、MR素子が対向する
磁性体回転体の凸部の場合と凹部の場合とでは各磁気抵
抗パターンに印加される磁界の強度を異なるものとする
ことができ、以て、磁性体回転体の凹凸に対応した信号
が正確に得られ、本実施の形態でも、上記実施の形態と
同様の効果を得ることができ、更に本実施の形態では、
使用される磁石が1個で済むので、上記実施の形態1に
比べてスペース的に有利で、小型化が可能になる。
【0037】実施の形態3.図10はこの発明の実施の
形態3を示す構成図であり、図において、図6と対応す
る部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
また、本実施の形態における磁性体回転体とMR素子の
配置関係等については、リング状磁石に対して磁気抵抗
パターンを設ける位置が異なる以外は、図6の場合と同
様であり、更に、本実施の形態で用いられるブロック図
およびその具体的回路構成も、磁石21および22がリ
ング状磁石23に代わる以外は、図2および図3の場合
と同様であるので、その記載を省略する。本実施の形態
は、MR素子3とリング状磁石23の配置にズレが生じ
た場合の検出精度への影響を考慮したものである。
【0038】そこで、本実施の形態では、リング状磁石
23の内周縁の外側近傍と内側近傍にリング状磁石23
の内周寸分の間隙をもって複数の磁気検出素子としての
MR素子3を配置する。即ち、図10に示すように、M
R素子3とリング状磁石23の中心とを磁性体回転体2
(図6参照)の回転方向(時計方向)に対して遅れ側方
向にリング状磁石23の内径寸法分ずらして磁気抵抗パ
ターン3aをリング状磁石23の内周縁の外側近傍に、
また磁気抵抗パターン3bをリング状磁石23の内周縁
の内側近傍に配置し、磁気抵抗パターン3a、3bの抵
抗値の変化に、リング状磁石23の中心を境に対称性を
持たせる。換言すれば、図11に示すように、磁気抵抗
パターン3aを磁性体回転体2の凸部に対応する場合の
実線aで示す抵抗値の最大値の位置に、この位置と磁石
23の中心を境に対称性をなし、同じく磁気抵抗パター
ン3bを凹部に対応する場合の破線bで示す抵抗値の最
大値の位置に配置する。
【0039】従って、磁気抵抗パターン3aおよび3b
の抵抗値も凸部の場合と凹部の場合とで異なり、凸部の
場合には磁気抵抗パターン3bより磁気抵抗パターン3
aの方が大きく、凹部の場合には磁気抵抗パターン3a
より磁気抵抗パターン3bの方が大きくなる。このよう
に磁性体回転体2の凹部と凸部で、磁気抵抗パターン3
a、3bの抵抗値が反対に変化するので、ブリッジ回路
を構成した場合大きな出力差が生じることになる。
【0040】ここで、MR素子3を構成する磁気抵抗パ
ターン3a、3bとリング状磁石23の配置ズレがある
場合の特性について、図12を参照して説明する。図1
2の(a)は上記実施の形態2において磁気抵抗パター
ン3a、3bとリング状磁石23の配置にズレが生じた
場合、同じく図12の(b)は本実施の形態において磁
気抵抗パターン3a、3bとリング状磁石23の配置に
ズレが生じた場合のそれぞれ磁気抵抗パターン3a、3
bに対する抵抗値の変化を示す。この図より、図12の
(a)に示す実施の形態2においては、図12の(b)
に示す本実施の形態に比べ磁気抵抗パターン3a、3b
の抵抗値の変化が極端に低下していることがわかる。従
って、本実施の形態においては、MR素子とリング状磁
石の配置ズレに対するマージンを大幅にアップすること
が可能となる。
【0041】なお、図10の場合と逆に磁性体回転体2
の回転方向が反時計方向の場合には、MR素子3と磁石
23の中心とを磁性体回転体2の回転方向に対して同じ
く遅れ側に磁石23の内径寸法分ずらして磁気抵抗パタ
ーン3aをリング状磁石23の内周縁の内側近傍に、ま
た磁気抵抗パターン3bをリング状磁石23の内周縁の
外側近傍に配置し、磁気抵抗パターン3a、3bの抵抗
値の変化に、リング状磁石23の中心を境に対称性を持
たせるようにしてもよい。この場合、図11において
は、磁気抵抗パターン3aを磁性体回転体2の凹部に対
応する場合の破線bで示す抵抗値の最大値の位置に、こ
の位置とリング状磁石23の中心を境に対称性をなし、
同じく磁気抵抗パターン3bを凸部に対応する場合の実
線aで示す抵抗値の最大値の位置に配置することにな
る。
【0042】かくして、本実施の形態でも、上述のごと
くして得られた中点電圧の差が図3に示す差動増幅回路
12により増幅され、その出力側には、磁性体回転体2
の凹凸に対応した出力、つまり、凹部と凸部では互いに
レベルの異なる逆極性で、しかも実質的に一つのMR素
子の2倍の出力が得られる。この差動増幅回路12の出
力は,比較回路13に供給されてその比較レベルである
基準値VTHと比較されて“O”または“1”の信号に変
換され、この信号は更に波形整形回路14で波形整形さ
れ、この結果、その出力側即ち出力端子15にはその立
ち上がり、立ち下がりの急峻な“O”または“1”の出
力が磁性体回転体2の凹凸に対応して正確に得られる。
【0043】このように、本実施の形態では、磁気検出
素子としてのMR素子と磁石の中心とを磁性体回転体の
回転方向に応じて磁石の内径寸法分ずらしてリング状の
磁石の内周縁近傍に複数の磁気抵抗パターンを配置する
ことで、これら複数の磁気抵抗パターンの抵抗値の変化
に、磁石の中心を境に対称性を持たせることができ、こ
れにより、MR素子が対向する磁性体回転体の凸部の場
合と凹部の場合とでは各磁気抵抗パターンに印加される
磁界の強度を異なるものとすることができ、以て、磁性
体回転体の凹凸に対応した信号が正確に得られ、本実施
の形態でも、上記実施の形態2と同様の効果を得ること
ができ、更に本実施の形態では、MR出素子とリング状
の磁石の配置ズレに対するマージンを大幅にアップする
ことが可能となる。
【0044】実施の形態4.図13はこの発明の実施の
形態4を示すブロック図であり、図において、図2と対
応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略す
る。また、本実施の形態における磁性体回転体と磁気検
出素子の配置関係等については、図6の場合と同様であ
る。本実施の形態では、磁気検出素子として巨大磁気抵
抗素子(以下、GMR素子と云う)を使用し、磁性体回
転体の凹凸に対応した出力を正確に得るものである。
【0045】ここで、GMR素子は、例えば日本応用磁
気学会誌Vol.15,No.51991,p813〜821の「人工格子の磁
気抵抗効果」と題する論文に記載されている数オングス
トロームから数十オングストロームの厚さの磁性層と非
磁性層とを交互に積層させた積層体、いわゆる人工格子
膜であり、(Fe/Cr)n、(パーマロイ/Cu/C
o/Cu)n、(Co/Cu)nが知られており、これ
は、上述のMR素子と比較して格段に大きなMR効果
(MR変化率)を有すると共に、隣り合った磁性層の磁
化の向きの相対角度にのみ依存するので、外部磁界の向
きが電流に対してどのような角度差をもっていても同じ
抵抗値の変化が得られるいわゆる面内感磁の素子であ
る。また、このGMR素子は、印加磁界の変化による抵
抗値の変化にヒステリシスが存在すると共に、温度特
性、特に温度係数が大きいという特徴を有する素子であ
る。
【0046】図13は上述のヒステリシス特性を有する
GMR素子を用いた検出装置を示すブロック図である。
この検出装置は、磁性体回転体2と所定の間隙を持って
配置され、リング状磁石23より磁界が与えられるGM
R素子を用いたホイートストンブリッジ回路11Aと、
このホイートストンブリッジ回路11Aの中点電圧同士
を比較して“O”または“1”の信号を出力する比較回
路13と、この比較回路13の出力を更に波形整形して
立ち上がり、立ち下がりの急峻な“O”または“1”の
信号を出力端子15に出力する波形整形回路14とを備
える。比較回路13および波形整形回路14は信号処理
手段を構成する。
【0047】図14は図13のブロック図の具体的回路
構成の一例を示す図である。ホイートストンブリッジ回
路11Aは、例えば各辺にそれぞれGMR素子24A,
24Bと固定抵抗器24Cおよび24Dを有し、GMR
素子24Aと固定抵抗器24Cの各一端は共通接続さ
れ、接続点16を介して電源端子Vccに接続され、GM
R素子24Bと固定抵抗器24Dの各一端は共通接続さ
れ、接続点17を介して接地され、GMR素子24Aと
24Bの各他端は接続点18に接続され、固定抵抗器2
4Cと24Dの各他端は接続点19に接続される。な
お、GMR素子24Aと24Bは、図6の磁気抵抗パタ
ーン3a、3bと同様にリング状の磁石23に対して配
置されたGMR素子24を構成する磁気抵抗パターン2
4a、24b(図16参照)に相当するもので、これら
の磁気抵抗パターン24a、24bは、その間隙中心が
リング状磁石23の内周縁にほぼ一致する位置に配置さ
れる。勿論、固定抵抗器24Cと24DもGMR素子で
構成してもよい。
【0048】そして、ホイートストンブリッジ回路11
Aの接続点18が抵抗器を介して比較回路13の非反転
入力端子に接続され、接続点19が抵抗器を介して比較
回路13の反転入力端子に接続され、更に、比較回路1
3の反転入力端子は抵抗器を介して自己の出力端子に接
続される。比較回路13の出力側は、波形整形回路14
のトランジスタ14aのベースに接続されると共に抵抗
器を介して電源端子Vccに接続され、トランジスタ14
aのコレクタは出力端子15に接続されると共に抵抗器
を介して電源端子Vccに接続され、そのエミッタは接地
される。因に、ここでは、一例として、GMR素子24
Aと24Bは、数オングストロームから数十オングスト
ロームの厚さの磁性層と非磁性層との膜厚を最適値に設
定することで、図17に示すような印加磁界の変化によ
る抵抗値変化にヒステリシスを持たせたものである。
【0049】次に、動作について、図15を参照して説
明する。磁性体回転体2が回転することで、図15の
(a)に示すその凹凸に対応して、ホイートストンブリ
ッジ回路11Aを構成するGMR素子24Aと24Bに
は、異なる磁界変化が与えられる。この結果、磁性体回
転体2の凹凸に対応してGMR素子24Aと24Bの感
磁面に磁界の変化が発生し、つまり、実質的に一つのG
MR素子の磁界変化の2倍の磁界変化を得られ、その抵
抗値も、同様に変化して、GMR素子24Aと24Bの
抵抗値の最大、最少となる位置が逆となり、ホイートス
トンブリッジ回路11Aの接続点18、19の中点電圧
も同様に変化し、ここに図15の(b)に示すような大
きな差を持った中点電圧V1、V2が得られる。
【0050】即ち、図15の(b)は、GMR素子24
A、24Bより構成されたホイートストンブリッジ回路
11Aに電源Vccを印加し、磁性体回転体2(図6参
照)を回転させた時のGMR素子と磁性体回転体2の距
離(以下、GAPと称する)と、ホイートストンブリッ
ジ回路11Aの接続点18、19の中点電圧V1、V2
変化との関係を示す。図からも分かるように、磁性体回
転体2が凹から凸、凸から凹に変位する時にそのGAP
に拘わらずGMR素子24Aおよび24Bの接続点18
の中点電圧V1が一致する点が存在する。この点に比較
回路13のスライスレベルとなる固定抵抗器24Cおよ
び24Dの接続点19の中点電圧V2のレベルを、予め
固定抵抗器24Cおよび24Dの値を設定することによ
り、磁性体回転体2の凹から凸、凸から凹に変化する点
のGAPによるズレを低減できる。
【0051】また、図16はGMR素子24を構成する
磁気抵抗パターン24a、24bに対するリング状磁石
23の回転方向距離Lと、接続点18の中点電圧V1
変化の関係を示す。図からも分かるように、Lの値を適
切に設定することにより接続点18の中点電圧V1がG
APに拘わらず1/2Vccで一致する点が存在する。
【0052】因に、図16において、中点電圧V1が1
/2Vccより上側にオフセットしているのはLの値が上
記適切な値より大きく、即ち磁気抵抗パターン24b
(GMR素子24B)の抵抗値が磁気抵抗パターン24
a(GMR素子24A)の抵抗値より大きく、逆に、中
点電圧V1が1/2Vccより下側にオフセットしている
のはLの値が上記適切な値より小さく、即ち磁気抵抗パ
ターン24b(GMR素子24B)の抵抗値が磁気抵抗
パターン24a(GMR素子24A)より小さい場合で
ある。このように、接続点18の中点電圧V1がGAP
に拘わらず1/2Vccで一致する点に比較回路13のス
ライスレベルとなる固定抵抗器24Cおよび24Dの接
続点19の中点電圧V2のレベルを調整することで、中
点電圧V1がGAPに拘わらず1/2Vccで一致する点
は磁気抵抗パターン24a、24bに対応するGMR素
子24Aおよび24Bの抵抗値が等しい点であり、ま
た、温度係数も等しくなるため、接続点18の中点電圧
1の温度環境によるオフセットがなく、磁性体回転体
2の検出において温度特性の影響を受けることを低減す
ることが可能となる。
【0053】かくして、このようにして得られたホイー
トストンブリッジ回路11Aの接続点18、19の中点
電圧V1、V2は、比較回路13に供給され、実質的に中
点電圧V1が検出入力、中点電圧V2がスライスレベルと
して互いに比較されて“O”または“1”の信号に変換
され、この信号は更に波形整形回路14で波形整形さ
れ、この結果、その出力側即ち出力端子15には図15
の(c)に示すようにその立ち上がり、立ち下がりの急
峻な“O”または“1”の出力が磁性体回転体2の凹凸
に対応して正確に得られる。即ち、磁性体回転体の凹凸
に対応した信号が正確に得られることから、この場合も
従来装置では必要であった回転体の凹凸エッジ検出と保
持回路は不要となり、また、検出装置に電源が供給され
た瞬間から検出出力が磁性体回転体の凹凸に確実に対応
しているので、パワーオン機能が安定して得られること
になる。
【0054】このように、本実施の形態では、磁気検出
素子としてのGMR素子を構成する複数の磁気抵抗パタ
ーンに対応してリング状磁石を設け、GMR素子を、リ
ング状磁石の内周縁に複数の磁気抵抗パターンの間隙中
心がほぼ一致する位置に配置することで、GMR素子が
対向する磁性体回転体の凸部の場合と凹部の場合とでは
各磁気抵抗パターンに印加される磁界の強度を異なるも
のとすることができ、以て、磁性体回転体の凹凸に対応
した信号が正確に得られ、本実施の形態でも、上記実施
の形態1〜3と同様の効果を得ることができ、更に本実
施の形態では、磁気検出素子としてGMR素子を用いて
ブリッジ回路の中点電圧をGAPに拘わらず1/2Vcc
で一致するするように設定することで、ブリッジ回路の
後段に設けられる差動増幅回路を省略することができ、
回路構成が簡単となり、しかも、ブリッジ回路の中点電
圧の温度環境によるオフセットがなく、磁性体回転体の
検出において温度特性の影響を受けることを低減するこ
とが可能となる。
【0055】実施の形態5.なお、上述した各実施の形
態では、磁界変化付与手段としての磁性体移動体が、回
転軸に同期して回転する磁性体回転体の場合について説
明したが、直線変位する磁性体移動体についても同様に
適用でき、同様の効果を奏する。また、上述した各実施
の形態では、磁気検出素子でホイートストンブリッジ回
路を構成するとしたが、同様のブリッジ回路構成であれ
ば同じ効果を得ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、磁界を発生する磁界発生手段と、磁界発生手段と
所定の間隙を持って配置され、この磁界発生手段によっ
て発生された磁界を変化させる磁界変化付与手段と、こ
の磁界変化付与手段で変化された磁界に応じて抵抗値が
変化する複数の磁気検出素子とを備え、これら複数の磁
気検出素子の間隙の中心を磁界発生手段の中心と一致し
ないように配置したので、検出装置に電源が供給された
瞬間から磁界変化付与手段の所定位置に対応した出力を
正確に得ることができ、従来必要とされた保持回路等が
不要となり、また、パワーオン機能が安定して得られる
という効果がある。
【0057】請求項2記載の発明によれば、請求項1の
発明において、磁気検出素子を磁界変化付与手段の移動
方向の遅れ側寄りに配置したので、検出装置に電源が供
給された瞬間から磁界変化付与手段の所定位置に対応し
た出力をより正確に得ることができ、従来必要とされた
保持回路等が不要となり、また、パワーオン機能がより
安定して得られるという効果がある。
【0058】請求項3記載の発明によれば、請求項1の
発明において、磁界発生手段を複数の磁石で構成し、こ
れら複数の磁石の一方の磁石の他方の磁石寄り端部に複
数の磁気検出素子の間隙の中心を一致させて配置したの
で、磁界変化付与手段の形状に対応した信号が正確に得
られ、従来装置では必要であった磁界変化付与手段の形
状に関連したエッジ検出と保持回路は不要となり、ま
た、パワーオン機能が安定して得られるという効果があ
る。
【0059】請求項4記載の発明によれば、請求項1の
発明において、磁界発生手段を単一のリング状磁石で構
成し、このリング状磁石の内周縁に複数の磁気検出素子
の間隙の中心を一致させて配置したので、磁界変化付与
手段の形状に対応した信号が正確に得られ、従来装置で
は必要であった磁界変化付与手段の形状に関連したエッ
ジ検出と保持回路は不要となり、また、パワーオン機能
が安定して得られ、しかも、使用される磁石が1個で済
むので、スペース的に有利で、小型化が可能になるとい
う効果がある。
【0060】請求項5記載の発明によれば、請求項1の
発明において、磁界発生手段を単一のリング状磁石で構
成し、このリング状磁石の内周縁の外側近傍と内側近傍
にリング状磁石の内周寸分の間隙をもって複数の磁気検
出素子をそれぞれ配置したので、磁界変化付与手段の形
状に対応した信号が正確に得られ、従来装置では必要で
あった磁界変化付与手段の形状に関連したエッジ検出と
保持回路は不要となり、また、パワーオン機能が安定し
て得られ、しかも、使用される磁石が1個で済むので、
スペース的に有利で、小型化が可能になり、更に磁気検
出素子とリング状磁石の配置ズレに対するマージンを大
幅にアップすることが可能となり、検出精度を向上でき
るという効果がある。
【0061】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
5のいずれかの発明において、複数の磁気検出素子を用
いてブリッジ回路を構成し、このブリッジ回路の一辺の
磁気検出素子への印加磁界極性と、もう一方の磁気検出
素子への印加磁界極性を異なるようにしたので、磁界変
化付与手段の形状に対応した信号が正確に得られ、従来
装置では必要であった磁界変化付与手段の形状に関連し
たエッジ検出と保持回路は不要となり、また、パワーオ
ン機能が安定して得られるという効果がある。
【0062】請求項7記載の発明によれば、請求項1、
2または4の発明において、複数の磁気検出素子として
巨大磁気抵抗素子を用いてブリッジ回路を構成し、この
ブリッジ回路の一辺の巨大磁気抵抗素子への印加磁界極
性と、もう一方の巨大磁気抵抗素子への印加磁界極性を
異なるようにしたので、磁界変化付与手段の形状に対応
したレベルの大きな信号が正確に得られ、検出精度が向
上すると共に、従来装置では必要であった磁界変化付与
手段の形状に関連したエッジ検出と保持回路は不要とな
り、また、パワーオン機能が安定して得られるという効
果がある。
【0063】請求項8記載の発明によれば、請求項6ま
たは7の発明において、ブリッジ回路の出力を信号処理
する信号処理手段を備えたので、磁界変化付与手段の形
状に対応した信号を確実に検出できるという効果があ
る。
【0064】請求項9記載の発明によれば、請求項8の
発明において、信号処理手段を、少なくともブリッジ回
路の複数の出力を比較する比較回路と、この比較回路の
出力を波形整形する波形整形手段とで構成したので、回
路構成が簡略化されるという効果がある。
【0065】請求項10記載の発明によれば、請求項1
〜9のいずれかの発明において、磁界変化付与手段を少
なくとも1つの凹凸を有する磁性体回転体で構成したの
で、小さな凹凸の検出まで対応可能となり、検出装置の
小型化、低廉化と共に、検出精度を向上できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る検出装置の実施の形態1を示
す構成図である。
【図2】 この発明に係る検出装置の実施の形態1の回
路構成を示すブロック図である。
【図3】 図2の具体的回路構成の一例を示す回路図で
ある。
【図4】 この発明に係る検出装置の実施の形態1の動
作説明に供するための波形図である。
【図5】 この発明に係る検出装置の実施の形態1にお
ける磁界ベクトルの変化について説明するための形図で
ある。
【図6】 この発明に係る検出装置の実施の形態2を示
す構成図である。
【図7】 この発明に係る検出装置の実施の形態2にお
けるリング状磁石に対する磁気検出素子の配置関係を示
す図である。
【図8】 この発明に係る検出装置の実施の形態2にお
けリング状磁石に対する磁気検出素子の抵抗値の変化を
示す図である。
【図9】 この発明に係る検出装置の実施の形態2にお
けるリング状磁石に対する磁気検出素子の配置関係を示
す図である。
【図10】 この発明に係る検出装置の実施の形態3を
示す配置図である。
【図11】 この発明に係る検出装置の実施の形態3に
おけるリング状磁石に対する磁気検出素子の配置関係を
示す図である。
【図12】 この発明に係る検出装置の実施の形態2と
実施の形態3におけるリング状磁石に対する磁気検出素
子のずれを説明するための図である。
【図13】 この発明に係る検出装置の実施の形態4の
回路構成を示すブロック図である。
【図14】 図13の具体的回路構成の一例を示す回路
図である。
【図15】 この発明に係る検出装置の実施の形態4の
動作説明に供するための波形図である。
【図16】 この発明に係る検出装置の実施の形態4に
おける温度特性の補正を説明するための図である。
【図17】 GMR素子の磁界強度に対する抵抗値の変
化を示す特性図である。
【図18】 従来の検出装置を示す構成図である。
【図19】 従来の検出装置の回路構成を概略的に示す
ブロック図である。
【図20】 図19の動作説明に供するための波形図で
ある。
【図21】 従来の検出装置における磁界ベクトルの変
化について説明するための形図である。
【図22】 MR素子の磁界強度に対する抵抗値の変化
を示す特性図である。
【符号の説明】
1 回転軸、2 磁性体回転体、3 MR素子、21,
22 磁石、23 リング状磁石、10A,10B M
R素子、24A,24B GMR素子、11,11A
ホイートストンブリッジ回路、12 差動増幅回路、1
3 比較回路、14 波形整形回路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁界を発生する磁界発生手段と、 上記磁界発生手段と所定の間隙を持って配置され、該磁
    界発生手段によって発生された磁界を変化させる磁界変
    化付与手段と、 該磁界変化付与手段で変化された磁界に応じて抵抗値が
    変化する複数の磁気検出素子とを備え、該複数の磁気検
    出素子の間隙の中心を上記磁界発生手段の中心と一致し
    ないように配置したことを特徴とする検出装置。
  2. 【請求項2】 上記磁気検出素子を上記磁界変化付与手
    段の移動方向の遅れ側寄りに配置したことを特徴とする
    請求項1記載の検出装置。
  3. 【請求項3】 上記磁界発生手段を複数の磁石で構成
    し、該複数の磁石の一方の磁石の他方の磁石寄り端部に
    上記複数の磁気検出素子の間隙の中心を一致させて配置
    したことを特徴とする請求項1記載の検出装置。
  4. 【請求項4】 上記磁界発生手段を単一のリング状磁石
    で構成し、該リング状磁石の内周縁に上記複数の磁気検
    出素子の間隙の中心を一致させて配置したことを特徴と
    する請求項1記載の検出装置。
  5. 【請求項5】 上記磁界発生手段を単一のリング状磁石
    で構成し、該リング状磁石の内周縁の外側近傍と内側近
    傍に上記リング状磁石の内周寸分の間隙をもって上記複
    数の磁気検出素子をそれぞれ配置したことを特徴とする
    請求項1記載の検出装置。
  6. 【請求項6】 上記複数の磁気検出素子を用いてブリッ
    ジ回路を構成し、該ブリッジ回路の一辺の磁気検出素子
    への印加磁界極性と、もう一方の磁気検出素子への印加
    磁界極性を異なるようにしたことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の検出装置。
  7. 【請求項7】 上記複数の磁気検出素子として巨大磁気
    抵抗素子を用いてブリッジ回路を構成し、該ブリッジ回
    路の一辺の巨大磁気抵抗素子への印加磁界極性と、もう
    一方の巨大磁気抵抗素子への印加磁界極性を異なるよう
    にしたことを特徴とする請求項1、2または4に記載の
    検出装置。
  8. 【請求項8】 上記ブリッジ回路の出力を信号処理する
    信号処理手段を備えたことを特徴とする請求項6または
    7記載の検出装置。
  9. 【請求項9】 上記信号処理手段を、少なくとも上記ブ
    リッジ回路の複数の出力を比較する比較回路と、該比較
    回路の出力を波形整形する波形整形手段とで構成したこ
    とを特徴とする請求項8記載の検出装置。
  10. 【請求項10】 上記磁界変化付与手段を少なくとも1
    つの凹凸を有する磁性体回転体で構成したことを特徴と
    する請求項1〜9のいずれかに記載の検出装置。
JP9042302A 1997-02-26 1997-02-26 検出装置 Pending JPH10239338A (ja)

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