JP2000171539A - 磁気検出装置 - Google Patents

磁気検出装置

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JP2000171539A
JP2000171539A JP10348605A JP34860598A JP2000171539A JP 2000171539 A JP2000171539 A JP 2000171539A JP 10348605 A JP10348605 A JP 10348605A JP 34860598 A JP34860598 A JP 34860598A JP 2000171539 A JP2000171539 A JP 2000171539A
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Japan
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magnetoresistive
magnet
rotating body
segment
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English (en)
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Masahiro Yokoya
昌広 横谷
Izuru Shinjo
出 新條
Takuji Nada
拓嗣 名田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気抵抗素子へ印加されるバイアス磁界の変
化を抑えてエッジ精度の向上ができ、また、磁気抵抗素
子の温度特性を温度補償でき、しかも処理回路の簡略化
を図ることができる磁気検出装置を得る。 【解決手段】 印加磁界強度を検出する少なくとも一つ
の磁気抵抗セグメント2aからなる磁気抵抗素子2と、
磁気抵抗素子に磁界を印加する磁石3と、磁石と対向配
置され、該磁石に印加される磁界を変化させる凹凸を具
備した磁性回転体1と、磁石の磁性回転体寄り端部に設
けられた磁性体ガイド4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気検出装置、
特に磁性回転体の凹凸を検出する回転検出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】通常、磁界の変化を検出するために磁気
抵抗素子の感磁面の各端に電極を形成してブリッジを構
成し、このブリッジの対向する2つの電極間に定電圧、
定電流の電源を接続し、磁気検出素子の抵抗値変化を電
圧変化に変換して、この磁気検出素子に作用している磁
界変化を検出する方式がある。
【0003】図19は上記一般的な磁気抵抗素子を用い
たセンサの出力を処理する回路図である。図で示すよう
に、磁気抵抗素子および固定抵抗で構成されたブリッジ
回路に定電圧を印加し、磁界の変化による磁気抵抗素子
の抵抗値変化を電圧変化に変換する。この電圧変化され
た信号は差動増幅回路12で増幅され、交流結合回路1
3にてDC成分を除去されて、比較回路14に入力され
る。比較回路14により所定の電圧と比較された信号は
出力回路15によって“0”または“1”の最終出力に
変換されて出力端子に取り出される。
【0004】図20は従来の磁気検出装置を示す構成図
であって、図20(a)はその側面図、図20(b)は
その斜視図、図20(c)はその上面図である。図にお
いて、21は磁界を変化させる形状、即ち凹凸を具備し
た磁性回転体、22は磁気抵抗素子、22aは磁気抵抗
セグメント、23は磁石、24は回転軸であり、この回
転軸24が回転することで磁性回転体21も同期して回
転する。また、磁性回転体21が回転することで磁気抵
抗素子22の磁気抵抗セグメント22aへの印加磁界が
変化し、例えば図21のように磁性回転体21の形状に
対応して磁気抵抗素子の差動増幅出力が変化し、図19
に示している処理回路によって磁性回転体21の形状に
対応した最終出力信号“1”または“0”を得ることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
の磁気検出装置では、磁気抵抗素子22と磁石23の組
付け時の位置精度のバラツキにより磁気抵抗素子22へ
のバイアス磁界にバラツキを与えるため、磁性回転体2
1の凹凸による磁気抵抗素子への磁界変化に同様にバラ
ツキを与え、図22に太い実線と細い実線で示すような
差動増幅出力のVp−pのバラツキとなり、同図に示す
ように磁性回転体21の凹凸のエッジ検出精度にバラツ
キを生じさせるという問題点があった。
【0006】また、ブリッジ回路を構成する磁気抵抗素
子と固定抵抗の温度係数差により、図23に示すよう
に、差動増幅出力交流(AC)結合前の出力にオフセッ
トを生じるため、図19の処理回路において差動増幅回
路12の増幅率を抑える必要があり、このためAC結合
後さらに差動増幅回路を追加し増幅する必要性も生じて
くるという問題点があった。
【0007】ここで、更に、図24および図25を参照
して、上述の磁気抵抗素子22と磁石23の磁性回転体
21と対向する方向の位置ズレによる磁気抵抗素子への
バイアス印加磁界の変化について説明する。図24は、
従来の磁気検出装置での磁石位置ズレによる磁気抵抗素
子へのバイアス印加磁界の変化を示しており、図24
(a)は磁石位置ズレがない場合であり、図24(b)
は磁石位置ズレありの場合を表している。図に示すよう
に、磁石23の前記対向方向の位置ズレにより磁気抵抗
素子へのバイアス印加磁界(太線矢印)は変化する。磁
性回転体21が回転すると、磁性回転体21に具備して
ある凹部から凸部の変化により磁気抵抗素子22に印加
される磁界は太線矢印のバイアス磁界から細線矢印の磁
界に変化する。図25は磁気抵抗素子への印加磁界に対
する抵抗変化の特性(以下MRループ特性とする)と、
前記図24(a)、(b)の場合に磁気抵抗素子に印加
される磁界変化と抵抗変化の関係を示す。
【0008】図25のように、磁石23の前記対向方向
の位置ズレにより磁気抵抗素子の抵抗変化が減少するた
め、図19で示す処理回路において差動増幅回路12の
出力にバラツキを生じ、図22に示すように、磁性回転
体21の凹凸のエッジ検出精度にバラツキを生じさせる
ことになる。
【0009】この発明は、上記問題点を解消するために
なされたもので、磁気抵抗素子へ印加されるバイアス磁
界の変化を抑えてエッジ精度の向上ができ、また、磁気
抵抗素子の温度特性を温度補償でき、しかも処理回路の
簡略化を図ることができる磁気検出装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る磁
気検出装置は、印加磁界強度を検出する少なくとも一つ
の磁気抵抗セグメントからなる磁気抵抗素子で構成され
る検出部と、前記磁気抵抗素子に磁界を印加する磁石
と、前記磁石と対向配置され、該磁石に印加される磁界
を変化させる凹凸を具備した磁性回転体と、前記磁石の
前記磁性回転体寄り端部に設けられた磁性体ガイドとを
備えたものである。
【0011】請求項2の発明に係る磁気検出装置は、請
求項1の発明において、前記磁石の着磁方向を前記磁性
回転体に対する対向方向とし、前記着磁方向と平行かつ
前記磁性体ガイドと前記磁性回転体の間に前記磁気抵抗
セグメントを配置したものである。
【0012】請求項3の発明に係る磁気検出装置は、請
求項1または2の発明において、前記磁気抵抗セグメン
トを前記磁石に対して、前記磁性回転体の中心軸方向に
所定の間隙をもって配置するものである。
【0013】請求項4の発明に係る磁気検出装置は、請
求項3の発明において、前記磁性体ガイドにおける前記
磁性回転体の回転方向サイズを前記磁石の幅より大きく
したものである。
【0014】請求項5の発明に係る磁気検出装置は、請
求項3の発明において、前記磁気抵抗素子としてGMR
素子を用いたものである。
【0015】請求項6の発明に係る磁気検出装置は、請
求項3の発明において、前記複数個の磁気抵抗セグメン
トの少なくとも1個の磁気抵抗セグメントを前記磁性体
ガイドの前記磁石より端部と略同一に配置し、温度補償
用として用いるものである。
【0016】請求項7の発明に係る磁気検出装置は、請
求項6の発明において、前記複数個のセグメントからな
る磁気抵抗素子でハーフブリッジ回路またはフルブリッ
ジ回路を構成するものである。
【0017】請求項8の発明に係る磁気検出装置は、請
求項5の発明において、磁界変化を検出する磁気抵抗セ
グメントの磁気抵抗パターンを前記対向方向に対して垂
直とするものである。
【0018】請求項9の発明に係る磁気検出装置は、請
求項5の発明において、温度補償用として用いる磁気抵
抗セグメントの磁気抵抗パターンを前記対向方向とする
ものである。
【0019】請求項10の発明に係る磁気検出装置は、
請求項5の発明において、磁界変化を検出する磁気抵抗
セグメントの磁気抵抗パターンを前記対向方向に対して
垂直とし、温度補償用として用いる磁気抵抗セグメント
の磁気抵抗パターンを前記対向方向とするものである。
【0020】請求項11の発明に係る磁気検出装置は、
請求項3の発明において、前記磁石の着磁方向を前記対
向方向とし、前記着磁方向と平行かつ前記磁性体ガイド
から前記磁性回転体の中心軸方向に離して複数個の磁気
抵抗セグメントを前記磁性体回転方向に並べて配置する
ものである。
【0021】請求項12の発明に係る磁気検出装置は、
請求項11の発明において、前記並行に配置された複数
個の磁気抵抗セグメントにてハーフブリッジ回路または
フルブリッジ回路を構成するものである。
【0022】請求項13の発明に係る磁気検出装置は、
請求項11の発明において、前記並行に配置された複数
個の磁気抵抗セグメントの磁気抵抗パターンを前記対向
方向とするものである。
【0023】請求項14の発明に係る磁気検出装置は、
請求項11の発明において、前記磁性回転体の回転方向
に並行して配置された磁気抵抗セグメントのピッチを
1.2〜1.8mmとするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図を参照して説明する。 実施の形態1.図1は実施の形態1の構成図を示すもの
で、図1(a)はその側面図、図1(b)はその斜視
図、図1(c)はその上面図である。図において、磁性
回転体1は検出部を構成する磁気抵抗素子2への印加磁
界を変化させる凹凸を具備したものであり、回転軸5に
同期して回転するものである。磁石3は磁性回転体1と
対向して配置され、その対向方向に着磁されている。磁
性体ガイド4は磁石3の磁性回転体1寄り端部に配置さ
れ、磁気抵抗素子2は一つ以上のセグメントからなる面
内感磁の磁気抵抗素子で、磁石3の着磁方向と平行且つ
磁性体ガイド4と磁性回転体1の間に配置されている。
磁気抵抗セグメント2aは磁気抵抗素子2の一セグメン
トである。なお、本実施の形態の処理回路の構成および
その動作原理は、上述した図19および図21と実質的
に同様であるので、その説明は省略する。
【0025】次に、磁気抵抗素子2と磁石3の磁性回転
体1と対向する方向の位置ズレによる磁気抵抗素子2へ
のバイアス印加磁界の変化について説明する。図2は、
本実施の形態での磁石3の前記対向方向の位置ズレによ
る磁気抵抗素子へのバイアス印加磁界の変化を示すもの
で、図2(a)は磁石3に位置ズレがない場合であり、
図2(b)は磁石3に位置ズレがある場合を示す。
【0026】図のように、磁石3の位置ズレにより磁気
抵抗素子2へのバイアス印加磁界(太線矢印)は変化す
る。磁性回転体1が回転すると、磁性回転体1に具備し
てある凹部から凸部の変化により磁気抵抗素子2に印加
される磁界は太線矢印のバイアス磁界から細線矢印の磁
界に変化する。
【0027】図3は、磁気抵抗素子のMRループ特性
と、前記図2(a)、(b)の場合に磁気抵抗素子に印
加される磁界変化と抵抗変化の関係を示す。図のよう
に、磁石3の前記対向方向の位置ズレによる磁気抵抗素
子2の抵抗変化がなく、処理回路(図19)において差
動増幅回路12の出力にバラツキが生じないため、磁性
回転体1の凹凸のエッジ検出精度のバラツキを抑えるこ
とができるため磁性回転体凹凸のエッジ精度の向上が図
れる。
【0028】このように、本実施の形態では、磁性回転
体と対向配置された磁石の磁性回転体より端部に磁性体
ガイドを設け、磁石の着磁方向を磁性回転体と対向する
方向とし、着磁方向と平行かつ磁性体ガイドと磁性回転
体の間に磁気抵抗セグメントを配置することで、磁石と
磁気抵抗素子の組付け時の磁性回転体の対向方向の位置
ズレによる磁気抵抗素子へのバイアス磁界の変化を抑制
し、電圧変換された磁気抵抗素子の抵抗変化の差動増幅
出力のバラツキを抑えるため、磁性回転体凹凸のエッジ
精度の向上が図れる。
【0029】実施の形態2.本実施の形態は、実施の形
態1における図1の構成において、磁気抵抗素子2と、
端部に磁性体ガイド4を配置した磁石3との回転軸方向
距離Lを最適化するものである。例えば、磁気抵抗素子
2のMRループ特性が図4で示される特性であるとす
る。この場合磁気抵抗素子2に印加されるバイアス磁界
を15〔kA/m〕前後になるように磁気抵抗素子2と
磁石3との回転軸方向距離Lを最適化すればよい。例え
ば具体的に数値をあげると、図5で示される構成とする
ことで、磁気抵抗素子2に印加されるバイアス磁界を最
も感度のよい15〔kA/m〕前後に設定でき、また、
磁石3の前記対向方向の位置ズレによる前記バイアス磁
界の変化も抑えることができるため、SN比向上による
ノイズ耐量のアップおよびエッジ精度の向上ができる。
【0030】因みに、この数値は実験によるものである
が、磁石3の寸法は磁性回転体1の回転方向のサイズ
(磁石幅)が5mm、軸方向のサイズが3mm、着磁方向の
サイズ(厚み)が5mmであり、磁性体ガイド4の寸法は
磁性回転体1の回転方向のサイズが10mm、軸方向のサ
イズが3mm、着磁方向のサイズ(厚み)が1.6mmであ
り、磁気抵抗素子2の中心から磁性体ガイド4の端部ま
での距離が1.7mmの場合である。
【0031】このように、本実施の形態では、磁気抵抗
素子を磁石に対して、磁性回転体の中心軸方向に所定の
間隙をもって配置することで、磁気抵抗素子の最も感度
のよい印加磁界範囲で動作させることができ、SN比の
向上によるノイズ耐量のアップが図れる。
【0032】実施の形態3.本実施の形態は、実施の形
態1における図1の構成において、磁性体ガイド4の磁
性回転体1の回転方向サイズMの寸法に関するものであ
り、図6で示すようにMの寸法を磁石幅より大きくする
ことで、前記回転方向の磁石3の位置ズレが生じても前
記対向方向の磁界成分が変化しないため磁気抵抗素子2
に印加されるバイアス磁界の変化を抑えることができ、
エッジ精度の向上ができる。
【0033】このように、本実施の形態では、磁性体回
転体の回転方向サイズを磁石幅より大きくすることで、
磁石と磁気抵抗素子の組付け時の磁性回転体の回転方向
の位置ズレによる磁気抵抗素子へのバイアス磁界の変化
を抑制でき、電圧変換された磁気抵抗素子の抵抗変化の
差動増幅出力のバラツキを抑えるため、磁性回転体凹凸
のエッジ精度の向上が図れる。
【0034】実施の形態4.本実施の形態は、磁気検出
素子2に巨大磁気抵抗素子(以下、GMR素子と称す
る)を用いるものである。なお、この場合の構成と処理
回路は、前記実施の形態1と同様のものを用いればよ
い。GMR素子は、日本応用磁気学会誌Vol.15,No.5199
1,p813〜821人工格子の磁気抵抗効果に記載されている
数オングストロームから数十オングストロームの厚さの
磁性層と非磁性層とを交互に積層させた積層体、いわゆ
る人工格子膜であり、(Fe/Cr)n、(パーマロイ
/Cu/Co/Cu)n、(Co/Cu)n(nは積層
数)が知られており、これは慣用の磁気抵抗素子(以
下、MR素子と称する)と比較して格段に大きなMR効
果(MR変化率)を有するとともに、隣り合った磁性層
の磁化の向きの相対角度にのみ依存するので、外部磁界
の向きが電流に対してどのような角度差をもっていても
同じ抵抗値変化が得られる面内感磁の素子である。但
し、磁気抵抗パターンの幅を狭くすることで異方性をつ
けることができる素子でもある。
【0035】また、GMR素子は、印加磁界の変化によ
る抵抗値変化にヒステリシスが存在するとともに、温度
特性、特に温度係数が大きいという特徴を備えた素子で
ある。図7にこのGMR素子のMRループ特性を示す。
【0036】このように、本実施の形態では、磁気抵抗
素子に特にGMR素子を用いることでSN比を向上し、
ノイズ耐量をアップすることが出来る。
【0037】実施の形態5.図8は本実施の形態の磁気
回路構成図であり、図8(a)はその側面図、図8
(b)は斜視図、図8(c)はその上面図である。図に
おいて、磁気抵抗素子32の磁気抵抗セグメント32b
を温度補償用として磁性体ガイド34の磁石33寄り端
部と略同一に配置するもので、磁性回転体31、磁気抵
抗素子32の磁気抵抗セグメント32a、磁石33およ
び磁性体ガイド34の構成は、前記実施の形態1、2の
磁気回路構成(図1)と同様であり、その詳細説明は省
略する。
【0038】図9は実施の形態5の処理回路の構成であ
り、差動増幅回路42のアンプ42aの反転入力端子と
出力端子の間に磁気抵抗セグメント32bを接続し、こ
れを温度補償用として用いる以外は図1の処理回路の構
成と同様である。差動増幅回路42は、温度が上昇する
と磁気抵抗セグメント32bの抵抗値が大きくなるの
で、その利得が大きくなり、逆に温度が低下すると磁気
抵抗セグメント32bの抵抗値が小さくなるので、その
利得が小さくなり、磁気抵抗セグメント32MR変化率
温度特性(温度が上昇するとMR変化率が小さくなり、
温度が低下するとMR変化率が大きくなる)と相殺さ
れ、温度の影響を受けることなく常にその出力を所望の
振幅範囲内に維持するように働く。
【0039】従って、磁気抵抗セグメント32bを温度
補償用として用いることにより、図9の処理回路におい
てブリッジを構成する磁気抵抗セグメント32aのMR
変化率温度特性による差動増幅回路42の出力振幅温度
特性を補償することができ、エッジ精度温度特性の向上
ができる。
【0040】このように、本実施の形態では、複数個の
磁気抵抗セグメントの少なくとも1個の磁気抵抗セグメ
ントを磁性体ガイドの磁石より端部と略同一に配置し、
温度補償用として用いることで磁性回転体凹凸のエッジ
精度の温度特性向上が図れる。
【0041】実施の形態6.実施の形態6の構成は実施
の形態5と同様であり、その説明は省略する。図10は
実施の形態6の処理回路の構成であり、磁気抵抗セグメ
ント32a、32bでブリッジ回路を構成する以外は図
1の処理回路の構成と同様であり、同じ符号を記し、そ
の説明は省略する。
【0042】図において、磁気抵抗セグメント32a、
32bでブリッジ回路を構成することによりブリッジ回
路の中点出力の温度オフセットを抑え、差動増幅回路4
2の増幅率をアップでき、交流結合後の増幅を必要とし
ないため、処理回路の簡略化によるコスト低減が図れ
る。
【0043】このように、本実施の形態では、磁性回転
体凹凸に対応した磁界変化が印加される磁気抵抗セグメ
ントと、温度補償用として用いる磁気抵抗セグメントに
て、ハーフブリッジ回路あるいは、フルブリッジ回路を
構成することにより、ブリッジ回路の中点出力の温度オ
フセットを抑え、差動増幅回路の増幅率をアップでき、
交流結合後の増幅を必要としないため、処理回路の簡略
化によるコスト低減が図れる。
【0044】実施の形態7.実施の形態7においては前
記実施の形態1の磁気抵抗素子2に、実施の形態4で用
いたGMR素子を適用する場合の磁気抵抗パターンに係
わるものである。まず、図11にGMR素子を用いた磁
気抵抗素子2の磁気抵抗パターンを磁性回転体1に対向
する方向に構成した場合と、この対向方向に垂直に構成
した場合のMRループ特性を示す。
【0045】図のように、実線で示す垂直方向にパター
ンを構成した場合は、破線で示す対向方向にパターンを
構成した場合に比べ、ヒステリシスが小さく、動作磁界
範囲が大きくとれるため前記実施の形態1で用いる磁気
抵抗素子の磁気抵抗パターンを前記垂直方向とすること
により、前記実施の形態1で記した磁石の位置ズレによ
る差動増幅回路出力の振幅変化をより抑えることがで
き、エッジ精度を向上することができる。
【0046】このように、本実施の形態では、磁性回転
体凹凸に対応した磁界変化が印加される磁気抵抗セグメ
ントの磁気抵抗パターンを磁性回転体に対向する方向と
垂直にすることで、磁石の位置ズレによる差動増幅回路
出力の振幅変化を抑えることができ、エッジ精度を向上
することができる。
【0047】実施の形態8.実施の形態8においては前
記実施の形態5にて温度補償用として用いる磁気抵抗セ
グメント32bの磁気抵抗パターンに係わるものであ
る。前記温度補償用として用いる磁気抵抗セグメント3
2bは、図11のMRループ特性においてブリッジ出力
安定性の点から抵抗値がほぼ飽和する印加磁界にて使用
することが望ましく、磁気抵抗パターンを対向方向とす
る方がより飽和領域で使用できるため、正確な温度補償
が可能となり、エッジ精度の向上ができる。
【0048】このように、本実施の形態では、温度補償
用として用いる磁気抵抗セグメントの磁気抵抗パターン
を前記対向方向とすることで、磁気抵抗素子と磁石の組
付け時の位置ズレによる抵抗値バラツキをなくし、磁性
回転体凹凸のエッジ精度の向上が図れる。
【0049】実施の形態9.実施の形態9においては前
記実施の形態6にて磁界変化検出用として用いる磁気抵
抗セグメント32aと温度補償用として用いる磁気抵抗
セグメント32bの磁気抵抗パターンに係わるものであ
る。前記磁界変化検出用として用いる磁気抵抗セグメン
ト32aの磁気抵抗パターンを実施の形態7に記した垂
直方向とし、前記温度補償用として用いる磁気抵抗セグ
メント32bの磁気抵抗パターンを実施の形態8に記し
た対向方向パターンとすることで、磁石と磁気抵抗素子
の位置ズレによる差動増幅回路出力の振幅変化を抑え且
つ大きくとれ、正確な温度補償が可能となり、エッジ精
度の向上が可能となる。
【0050】このように、本実施の形態では、磁界変化
検出用として用いる磁気抵抗セグメントの磁気抵抗パタ
ーンを磁性回転体と対向する方向に垂直に構成し、温度
補償用として用いる磁気抵抗セグメントの磁気抵抗パタ
ーンを前記対向方向とすることで、磁石と磁気抵抗素子
の位置ズレによる差動増幅回路出力の振幅変化を抑え、
正確な温度補償が可能となり、エッジ精度の向上が図れ
る。
【0051】実施の形態10 図12は実施の形態10の構成図であり、図12(a)
はその側面図、図12(b)はその斜視図、図12
(c)はその上面図である。図において、磁気回転体5
1は磁気抵抗素子52への印加磁界を変化させる凹凸を
具備したものであり、回転軸55に同期して回転するも
のである。磁石53は磁性回転体51と対向して配置さ
れ前記対向方向に着磁されている。ガイド54は磁石5
3の磁性回転体51寄り端部に配置され、磁気抵抗素子
52は二つ以上の磁気抵抗セグメント52a、52bか
らなる面内感磁の磁気抵抗素子で、前記着磁方向と平行
且つ磁性体ガイド54と磁性回転体51の間に配置され
ている。
【0052】図13に実施の形態10の処理回路の構成
を示す。ハーフブリッジを構成する磁気抵抗セグメント
52a、52b以外は図1の処理回路と同様の構成であ
り、その説明は省略する。図14に実施の形態10の動
作波形を示す。磁性体回転体51が回転することで磁気
抵抗素子52の磁気抵抗セグメント52a、52bへの
印加磁界が変化し、図14のように磁性体回転体51の
形状に対応して磁気抵抗素子52の磁気抵抗セグメント
52a、52bが抵抗変化し、差動増幅回路56の出力
が変化する。差動増幅回路56の出力を交流結合し、D
C成分を除去した後、比較回路58にて波形整形され、
磁性回転体51の形状に対応した最終出力信号“1”ま
たは“0”を出力端子に得る。
【0053】ここでは、実施の形態1と同様磁石位置ズ
レによる差動増幅回路出力の振幅バラツキを抑えエッジ
精度を向上するものであり、特に磁性回転体の凹凸ピッ
チの非常に小さいタイプ(高分解能タイプ)のエッジ検出
に有効である。
【0054】このように、本実施の形態では、磁石の着
磁方向を前記対向方向とし、着磁方向と平行かつ磁性体
ガイドから磁性体回転体軸中心方向に離して複数個の磁
気抵抗セグメントを磁性体回転方向に並行に並べて配置
することにより、磁性回転体凹凸ピッチの狭い高分解能
タイプの磁性回転体においても、その凹凸に対応した正
確な信号が得ることが出来る。
【0055】実施の形態11.実施の形態11は、実施
の形態10における磁気抵抗素子をフルブリッジ構成と
したものである。図15は実施の形態11の構成図であ
り、磁気抵抗セグメント52c、52d以外は実施の形
態10の構成図と同様であり、同じ符号を記し、その説
明は省略する。図16は実施の形態11の処理回路の構
成である。磁気抵抗素子52の磁気抵抗セグメント52
a、52b、52c、52dにてフルブリッジを構成
し、両中点出力を差動増幅するもので、以降の処理は実
施の形態10と同様、処理波形も図14と同様であり説
明は省略する。ここで、フルブリッジの構成とすること
によりSN比の向上が計れ、ノイズ耐量を向上すること
ができる。
【0056】このように、本実施の形態では、並行に並
べて配置された複数個の磁気抵抗セグメントにてハーフ
ブリッジ回路あるいは、フルブリッジ回路を構成するこ
とにより、温度特性および、SN比が向上し、磁性回転
体凹凸のエッジ精度の温度特性向上および、ノイズ耐量
の向上が図れる。
【0057】実施の形態12 実施の形態12は実施の形態10で用いる磁気抵抗素子
52の磁気抵抗パターンに係わるものであり、実施の形
態7と同様の磁気抵抗パターン、つまり、図12におけ
る磁気抵抗素子52の磁気抵抗パターンを磁性回転体5
1に対向する方向に垂直に構成した場合にて同様の効果
を得ることができる。
【0058】このように、本実施の形態では、並行に並
べて配置された複数個の磁気抵抗セグメントの磁気抵抗
パターンを、磁性回転体と対向する方向と垂直にするこ
とで、磁石の位置ズレによる差動増幅回路出力の振幅変
化を抑えることができ、エッジ精度を向上することがで
きる。
【0059】実施の形態13 実施の形態13は実施の形態10で用いる磁気抵抗素子
52の磁気抵抗セグメント52a、52bのピッチに係
わるものである。図17は実施の形態13の構成図であ
り、実質的に実施の形態10の磁気回路構成に詳細寸法
を記したものである。図において、歯幅H(凹凸同幅)の
磁性回転体51と磁気抵抗セグメント52a、52bの
ピッチがPの磁気抵抗素子との組合せで、差動増幅回路
出力振幅を確認した実験結果を図18に示す。図のよう
に、磁性回転体51の歯幅Hに関係なく磁気抵抗素子5
2の磁気抵抗セグメント52a、52bのピッチPが
1.4mm近傍にて前記差動増幅回路出力振幅が最大と
なりSN比の向上が計れ、ノイズ耐量を向上できる。
【0060】このように、本実施の形態では、並行に並
べて配置された複数個の磁気抵抗セグメントの磁気抵抗
パターンのピッチを1.2〜1.8mmとすることで、
SN比を向上し、ノイズ耐量の向上が図れる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、印加
磁界強度を検出する少なくとも一つの磁気抵抗セグメン
トからなる磁気抵抗素子で構成される検出部と、前記磁
気抵抗素子に磁界を印加する磁石と、前記磁石と対向配
置され、該磁石に印加される磁界を変化させる凹凸を具
備した磁性回転体と、前記磁石の前記磁性回転体寄り端
部に設けられた磁性体ガイドとを備えたので、磁気抵抗
素子へ印加されるバイアス磁界の変化を抑制し、磁性回
転体凹凸のエッジ精度を向上できるという効果がある。
【0062】また、この発明によれば、前記磁石の着磁
方向を前記磁性回転体に対する対向方向とし、前記着磁
方向と平行かつ前記磁性体ガイドと前記磁性回転体の間
に前記磁気抵抗セグメントを配置したので、磁石と磁気
抵抗素子の組付け時の磁性回転体の対向方向の位置ズレ
による磁気抵抗素子へのバイアス磁界の変化を抑制し、
電圧変換された磁気抵抗素子の抵抗変化の差動増幅出力
のバラツキを抑え、磁性回転体凹凸のエッジ精度の向上
が図れるという効果がある。
【0063】また、この発明によれば、前記磁気抵抗セ
グメントを前記磁石に対して、前記磁性回転体の中心軸
方向に所定の間隙をもって配置するので、磁気抵抗素子
の最も感度のよい印加磁界範囲で動作させることがで
き、SN比の向上によるノイズ耐量のアップが図れると
いう効果がある。
【0064】また、この発明によれば、前記磁性体ガイ
ドにおける前記磁性回転体の回転方向サイズを前記磁石
の幅より大きくしたので、磁石と磁気抵抗素子の組付け
時の磁性回転体の回転方向の位置ズレによる磁気抵抗素
子へのバイアス磁界の変化を抑制でき、電圧変換された
磁気抵抗素子の抵抗変化の差動増幅出力のバラツキを抑
えるため、磁性回転体凹凸のエッジ精度の向上が図れる
という効果がある。
【0065】また、この発明によれば、前記磁気抵抗素
子に特にGMR素子を用いたので、SN比を向上し、ノ
イズ耐量をアップすることが出来るという効果がある。
【0066】また、この発明によれば、前記複数個の磁
気抵抗セグメントの少なくとも1個の磁気抵抗セグメン
トを前記磁性体ガイドの前記磁石より端部と略同一に配
置し、温度補償用として用いるので、磁性回転体凹凸の
エッジ精度の温度特性向上が図れるという効果がある。
【0067】また、この発明によれば、前記複数個のセ
グメントからなる磁気抵抗素子でハーフブリッジ回路ま
たはフルブリッジ回路を構成するので、 ブリッジ回路
の中点出力の温度オフセットを抑え、差動増幅回路の増
幅率をアップでき、交流結合後の増幅を必要としないた
め、処理回路の簡略化によるコスト低減が図れるという
効果がある。
【0068】また、この発明によれば、磁界変化を検出
する磁気抵抗セグメントの磁気抵抗パターンを前記対向
方向に対して垂直とするので、磁石の位置ズレによる差
動増幅回路出力の振幅変化を抑えることができ、エッジ
精度を向上することができるという効果がある。
【0069】また、この発明によれば、温度補償用とし
て用いる磁気抵抗セグメントの磁気抵抗パターンを前記
対向方向とするので、磁気抵抗素子と磁石の組付け時の
位置ズレによる抵抗値バラツキをなくし、磁性回転体凹
凸のエッジ精度の向上が図れるという効果がある。
【0070】また、この発明によれば、磁界変化を検出
する磁気抵抗セグメントの磁気抵抗パターンを前記対向
方向に対して垂直とし、温度補償用として用いる磁気抵
抗セグメントの磁気抵抗パターンを前記対向方向とする
ので、磁石と磁気抵抗素子の位置ズレによる差動増幅回
路出力の振幅変化を抑え、正確な温度補償が可能とな
り、エッジ精度の向上が図れるという効果がある。
【0071】また、この発明によれば、前記磁石の着磁
方向を前記対向方向とし、前記着磁方向と平行かつ前記
磁性体ガイドから前記磁性回転体の中心軸方向に離して
複数個の磁気抵抗セグメントを前記磁性体回転方向に並
べて配置するので、磁性回転体凹凸ピッチの狭い高分解
能タイプの磁性回転体においても、その凹凸に対応した
正確な信号を得ることが出来るという効果がある。
【0072】また、この発明によれば、前記並行に配置
された複数個の磁気抵抗セグメントにてハーフブリッジ
回路またはフルブリッジ回路を構成するので、温度特性
および、SN比が向上し、磁性回転体凹凸のエッジ精度
の温度特性向上および、ノイズ耐量のアップが図れると
いう効果がある。
【0073】また、この発明によれば、前記並行に並べ
て配置された複数個の磁気抵抗セグメントの磁気抵抗パ
ターンを、磁性回転体と対向する方向と垂直にすること
で、磁石の位置ズレによる差動増幅回路出力の振幅変化
を抑えることができ、エッジ精度を向上することができ
るという効果がある。
【0074】また、この発明によれば、前記磁性回転体
の回転方向に並行して配置された磁気抵抗セグメントの
ピッチを1.2〜1.8mmとするので、SN比を向上
し、ノイズ耐量のアップが図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1での磁界ベクトルの
変化を示す図である。
【図3】 磁気抵抗素子のMRループ特性と実施の形態
1での抵抗変化領域を示す図である。
【図4】 磁気抵抗素子のMRループ特性と抵抗変化最
適印加磁界領域を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す構成図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態3での磁界ベクトル図
である。
【図7】 GMR素子のMRループ特性図である。
【図8】 この発明の実施の形態5を示す構成図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態5における処理回路を
示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態6における処理回路
を示す図である。
【図11】 GMR素子の磁気抵抗パターン構成による
MRループ特性図である。
【図12】 この発明の実施の形態10を示す構成図で
ある。
【図13】 この発明の実施の形態10における処理回
路を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態10における出力信
号を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態11を示す構成図で
ある。
【図16】 この発明の実施の形態11における処理回
路を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態13を示す構成図で
ある。
【図18】 この発明の実施の形態13における差動増
幅回路の出力振幅を示す図である。
【図19】 従来の磁気検出装置における処理回路を示
す図である。
【図20】 従来の磁気検出装置を示す構成図である。
【図21】 従来の磁気検出装置における出力信号を示
す図である。
【図22】 従来の磁気検出装置における出力信号を示
す図である。
【図23】 従来の磁気検出装置における出力信号を示
す図である。
【図24】 従来の磁気検出装置における磁界ベクトル
の変化を示す図である。
【図25】 磁気抵抗素子のMRループ特性と従来の磁
気検出装置での抵抗変化領域を示す図である。
【符号の説明】
1,31,51 磁性回転体、 2,32,52 磁気
抵抗素子、 2a,32a,32b,52a,52b,52c,
52d 磁気抵抗セグメント、 3,33,53 磁
石、 4,34,54 磁性体ガイド、 12,42,
56 差動増幅回路、 13,43,57 交流結合回
路、 14,44,58 比較回路、 15,45,5
9 出力回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名田 拓嗣 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G017 AA02 AB05 AB09 AC04 AC09 AD55 AD63 AD65 BA09 BA10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印加磁界強度を検出する少なくとも一つ
    の磁気抵抗セグメントからなる磁気抵抗素子で構成され
    る検出部と、 前記磁気抵抗素子に磁界を印加する磁石と、 前記磁石と対向配置され、該磁石に印加される磁界を変
    化させる凹凸を具備した磁性回転体と、 前記磁石の前記磁性回転体寄り端部に設けられた磁性体
    ガイドとを備えたことを特徴とする磁気検出装置。
  2. 【請求項2】 前記磁石の着磁方向を前記磁性回転体に
    対する対向方向とし、前記着磁方向と平行かつ前記磁性
    体ガイドと前記磁性回転体の間に前記磁気抵抗セグメン
    トを配置したことを特徴とする請求項1記載の磁気検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気抵抗セグメントを前記磁石に対
    して、前記磁性回転体の中心軸方向に所定の間隙をもっ
    て配置したことを特徴とする請求項1または2記載の磁
    気検出装置。
  4. 【請求項4】 前記磁性体ガイドにおける前記磁性回転
    体の回転方向サイズを前記磁石の幅より大きくしたこと
    を特徴とする請求項3記載の磁気検出装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気抵抗素子としてGMR素子を用
    いたことを特徴とする請求項3記載の磁気検出装置。
  6. 【請求項6】 前記磁気抵抗素子の複数個の磁気抵抗セ
    グメントの少なくとも1個の磁気抵抗セグメントを前記
    磁性体ガイドの前記磁石より端部と略同一に配置し、温
    度補償用として用いたことを特徴とする請求項3記載の
    磁気検出装置。
  7. 【請求項7】 前記複数個の磁気抵抗セグメントからな
    る磁気抵抗素子でハーフブリッジ回路またはフルブリッ
    ジ回路を構成したことを特徴とする請求項6記載の磁気
    検出装置。
  8. 【請求項8】 前記磁気抵抗セグメントの磁気抵抗パタ
    ーンを前記磁石と前記磁気回転体の対向方向に対して垂
    直としたことを特徴とする請求項5記載の磁気検出装
    置。
  9. 【請求項9】 前記磁気抵抗セグメントの磁気抵抗パタ
    ーンを前記磁石と前記磁気回転体の対向方向としたこと
    を特徴とする請求項5記載の磁気検出装置。
  10. 【請求項10】 前記磁気抵抗素子の複数個の磁気抵抗
    セグメントのうち、磁界変化を検出する素子として用い
    る磁気抵抗セグメントの磁気抵抗パターンを前記対向方
    向に対して垂直とし、温度補償用として用いる磁気抵抗
    セグメントの磁気抵抗パターンを前記対向方向としたこ
    とを特徴とする請求項5記載の磁気検出装置。
  11. 【請求項11】 前記磁石の着磁方向を前記対向方向と
    し、前記着磁方向と平行かつ前記磁性体ガイドから前記
    磁性回転体の中心軸方向に離して複数個の磁気抵抗セグ
    メントを前記磁性回転体の回転方向に並べて配置したこ
    とを特徴とする請求項3記載の磁気検出装置。
  12. 【請求項12】 前記複数個の磁気抵抗セグメントにて
    ハーフブリッジ回路またはフルブリッジ回路を構成した
    ことを特徴とする請求項11記載の磁気検出装置。
  13. 【請求項13】 前記磁気抵抗セグメントの磁気抵抗パ
    ターンを前記対向方向に対して垂直としたことを特徴と
    する請求項11記載の磁気検出装置。
  14. 【請求項14】 前記磁性回転体の回転方向に並行して
    配置された磁気抵抗セグメントのピッチを1.2〜1.
    8mmとしたことを特徴とする請求項11記載の磁気検
    出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005300246A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Tdk Corp 移動体検出装置
JP2011180080A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Tdk Corp 磁気センサ
JP2013195346A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Murata Mfg Co Ltd 磁気センサ
JP6041959B1 (ja) * 2015-10-14 2016-12-14 三菱電機株式会社 磁気検出装置

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JP2017075827A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 三菱電機株式会社 磁気検出装置

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