JPH074986A - 基準位置検出装置 - Google Patents

基準位置検出装置

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JPH074986A
JPH074986A JP862293A JP862293A JPH074986A JP H074986 A JPH074986 A JP H074986A JP 862293 A JP862293 A JP 862293A JP 862293 A JP862293 A JP 862293A JP H074986 A JPH074986 A JP H074986A
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JP
Japan
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magnetized
reference position
signal
magnetic field
magnetic
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JP862293A
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Yasuhiro Takeuchi
保弘 竹内
Tetsushi Natsume
哲志 夏目
Yasuaki Makino
牧野  泰明
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着磁体の着磁面に発生する磁界強度の歪みを
解消することにより、基準位置の検出精度を向上させる
ことができる基準位置検出装置を提供する。 【構成】 上側ディスク3Aの外周には異なる磁極を交
互に着磁した着磁面4Aが設けられるとともに、着磁面
4Aには磁極の着磁間隔を長くした基準位置5が設けら
れている。上側ディスク3Aには下側ディスク3Bが接
合配置され、下側ディスク3Bの外周には上側ディスク
3Aの磁極に対し異なる磁極を対向させて着磁した着磁
面4Bが設けられている。位置センサ6はMR素子にて
構成され、同MR素子は上側ディスク3Aと下側ディス
ク3Bとの接合面の付近に配置されている。信号処理回
路7では、位置センサ6の出力信号が波形整形され、基
準位置信号が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、磁気抵抗素
子やホール素子といった感磁素子を用いた基準位置検出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁気抵抗素子やホール素子等
の感磁素子を用いて位置センサを構成し、その位置セン
サにて所定位置を検出するようにした位置検出装置が開
示されている(例えば、特開昭54−156656号公
報,実開昭56−12815号公報,特公平2−529
66号公報)。
【0003】これら位置検出装置において、主に回転体
からなる着磁体の外周には、異なる磁極(S,N極)を
交互に着磁した着磁面が設けられていた。さらに、同着
磁面には磁極の一部を欠落させた基準位置が設けられて
いた。つまり、基準位置以外の箇所では、等間隔にて磁
極が着磁されるとともに、基準位置では幅広間隔で磁極
が着磁されていた。そして、位置センサにて、着磁パタ
ーンに応じた磁界強度の変化を検出することにより所望
の位置信号、及び基準位置信号を得るようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
位置検出装置では、基準位置の周辺における磁界が不安
定になり、基準位置の検出精度が悪化するという問題が
あった。
【0005】つまり、図13に示すように、回転体(着
磁体)の着磁面には磁極に応じた磁力線(図中、矢印
P’で示す)が存在している。このとき、磁極の着磁間
隔が等間隔であれば、全ての箇所で存在する磁力線は均
等になる。しかし、着磁間隔が幅広の基準位置では、磁
力線が他の箇所よりも多く存在するため、その磁力線が
周辺の磁極に影響を及ぼすことになる。
【0006】このため、回転体の円周方向の磁界強度
は、基準位置周辺にて歪みを生じ、位置センサの出力信
号もその影響を受けてしまう。その結果、位置センサの
出力波形をしきい値Vthにて波形整形して得られる波形
整形信号(パルス信号)の波形にも乱れを生じ、着磁パ
ターンに確実に相応した波形整形信号(図13に破線で
示す)が生成されるべきところを、着磁パターンに不相
応な不安定な波形整形信号(図13に実線で示す)が生
成されてしまう。そして、このような不安定な波形整形
信号では、基準位置の検出が困難になるという問題を生
じる。
【0007】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、着磁体の着磁
面に発生する磁界強度の歪みを解消することにより、基
準位置の検出精度を向上させることができる基準位置検
出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の基準位置検出装置は、移動方向に沿って
異なる磁極を交互に着磁した着磁面を有するとともに、
該着磁面の着磁間隔を変化させた基準位置を有する第1
の着磁体と、前記第1の着磁体に並設され、第1の着磁
体に対向するとともに同着磁体の磁極と異なる磁極を着
磁した着磁面を有する第2の着磁体と、前記第1の着磁
体と前記第2の着磁体との接近面付近に配置された感磁
素子を有し、前記第1及び第2の着磁体に対して相対的
に移動し、当該着磁体の着磁面の磁界強度に応じた電気
信号を出力する位置センサと、前記位置センサの出力信
号を波形整形して基準位置信号を生成する信号処理回路
とを備えたことを要旨とするものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、第1の着磁体の基準位置に
おいて、第1の着磁体と第2の着磁体との接近面では、
移動方向に直交する方向に向けて磁力線が均等に発生す
る。即ち、第1の着磁体に第2の着磁体が並設されてい
ないと、基準位置の磁力線が周辺の磁極に影響を及ぼし
磁力線が不均一になるが、第2の着磁体を並設したこと
により磁力線の方向が規制されて、磁力線が均等なもの
になるとともに、磁界強度の歪みが防止される。従っ
て、第1の着磁体と第2の着磁体との接近面付近におけ
る磁界強度が安定し、位置センサは磁界強度に応じた安
定した電気信号を出力する。又、信号処理回路は、位置
センサの出力信号を波形整形して基準位置信号を生成す
る。
【0010】
【実施例】
(第1実施例)以下、この発明をエンジンの基準位置検
出装置に具体化した第1実施例を図面に従って説明す
る。
【0011】図1に示すように、エンジンの回転に伴い
回転するシャフト1には、着磁ドラム2が固定されてい
る。着磁ドラム2において、第1の着磁体としての上側
ディスク3Aには、第2の着磁体としての下側ディスク
3Bが接合配置されている。上側ディスク3Aには、異
なる磁極を交互に着磁した着磁面4Aが設けられるとと
もに、同着磁面4Aには磁極の着磁間隔を長くした基準
位置5が設けられている。つまり、上側ディスク3Aの
外周の着磁面4Aには、等間隔に磁極が着磁されている
が、基準位置5に相当する箇所のみ、着磁間隔が他の箇
所よりも長くなっている。又、下側ディスク3Bには、
上側ディスク3Aの磁極に対し異なる磁極を対向させて
着磁した着磁面4Bが設けられている。よって、上側及
び下側ディスク3A,3Bが回転すると、着磁面4A,
4Bの磁極は円周方向に移動するようになっている。
【0012】位置センサ6は、着磁ドラム2の外周面に
対向して配置されており、同位置センサ6には、信号処
理回路7が接続されている。信号処理回路7は増幅器8
及び波形整形回路9にて構成されている。
【0013】図2は、位置センサ6の電気的構成を示す
図である。同図に示すように、位置センサ6は、感磁素
子としての1つの磁気抵抗素子(以下、MR素子とい
う)10を有しており、このMR素子10は固定抵抗1
1,12,13とともにブリッジ回路を構成している。
このブリッジ回路には、端子14,15,16が設けら
れており、端子14,端子15の電圧は、バッテリ電圧
VB ,比較電圧Vref となっている。又、端子16は出
力用端子となっており、MR素子10の抵抗値と固定抵
抗13の抵抗値との差分に応じた電圧信号Vout が端子
16から出力されるようになっている。
【0014】一方、図3に示すように、MR素子10
は、上側ディスク3Aの着磁面4Aに対向する位置であ
って、上側ディスク3Aと下側ディスク3Bとの接合面
(接近面)から若干離れた位置(図3では、上側ディス
ク3Aの厚さの”1/4”の位置)に配置されている。
つまり、MR素子10は、着磁面4A,4Bにおいて互
いに対向する磁極が磁気的に作用し合う領域内に配置さ
れている。又、MR素子10の向きは、上側ディスク3
Aの円周方向(磁極の移動方向)に平行となっている。
なお、本実施例では、円周方向をy方向,y方向に直交
する方向(図3の上下方向)をx方向とし、x方向の磁
界強度を”Hx ”,y方向の磁界強度を”Hy ”として
いる。従って、MR素子10は、上側ディスク3Aの着
磁面4A上であって、図3のY−Y線上の磁界強度Hy
、及びそれに垂直な磁界強度Hx に対応して抵抗値を
変化させる。
【0015】次いで、本実施例の基準位置検出装置の作
用を説明する。図4には、基準位置5の周辺における着
磁面4A,4Bの着磁パターン、及びその着磁パターン
に対応した基準位置検出装置の動作を示している。図4
に示すように、ディスク3A,3Bの着磁面4A,4B
には、着磁パターンに対応した磁力線(図中、矢印Pで
示す)が存在している。つまり、各着磁面4A,4Bに
は、y方向(図4の左右方向)の磁力線と、x方向(図
4の上下方向)の磁力線とが発生している。
【0016】円周方向の磁界強度Hy は、円周方向の磁
力線に応じて図示の通りの波形となり、基準位置5だけ
が略「0」値に保持されている。つまり、図4の区間W
では、上側ディスク3Aと下側ディスク3Bとの接合面
の付近において、上下方向に磁力線が発生し、磁界強度
は”x”成分のみとなる。従って、区間Wにおいて、上
下方向の磁界強度Hx は高いレベルにて保持されるが、
円周方向の磁界強度Hy は略「0」に保持される。
【0017】そして、着磁ドラム2が回転して着磁面4
A,4Bの磁極が移動し始めると、位置センサ6のMR
素子10の抵抗値が磁界強度Hx ,Hy に応じて変化す
る。その結果、位置センサ6は、磁界強度Hx ,Hy の
変化、1サイクルにつき、2サイクル分の電圧信号Vou
t を出力する。このとき、基準位置5(区間W)では、
略Hy =0、且つ、磁界強度Hx が高いレベルであるた
めに、MR素子10の抵抗分が大きくなり電圧信号Vou
t の信号レベルがしきい値Vth以下の低いレベルに保持
される。
【0018】信号処理回路7の増幅器8では位置センサ
6から出力された電圧信号Vout が増幅され、又、波形
整形回路9では同信号がしきい値Vthにて波形整形され
る。その結果、基準位置5以外の箇所では、デューティ
比約「50%」のパルス信号が生成されるとともに、基
準位置5では信号レベルがL(ロウ)レベルに保持さ
れ、パルス信号が欠落した信号が生成される。このよう
にして、信号処理回路7から基準位置信号が出力され、
その後、その基準位置信号は図示しない他の制御手段に
入力されるとともに、基準位置信号の欠落部が基準位置
情報部として利用される。
【0019】以上、詳述したように、本実施例の基準位
置検出装置では、上側ディスク3Aの外周に、異なる磁
極を交互に着磁した着磁面4Aを設け、その着磁面4A
に磁極の着磁間隔を長くした基準位置5を形成した。
又、下側ディスク3Bを上側ディスク3Aに並設し、下
側ディスク3Bの外周に上側ディスク3Aの磁極に対し
異なる磁極を対向させて着磁した着磁面4Bを設けた。
さらに、位置センサ6をMR素子10にて構成するとと
もに、MR素子10を上側ディスク3Aと下側ディスク
3Bとの接合面の付近に配置させた。そして、信号処理
回路7にて、位置センサ6の出力信号を波形整形して基
準位置信号を生成するようにした。
【0020】上記構成により、上側ディスク3Aの基準
位置5において、上側ディスク3Aと下側ディスク3B
との接合面では、移動方向に直交する方向(x方向)に
向けて磁力線が均等に発生する。即ち、上側ディスク3
Aに下側ディスク3Bが並設されていないものでは、基
準位置5の磁力線が周辺の磁極に影響を及ぼし磁力線が
不均一になるが、下側ディスク3Bを並設したことによ
り磁力線の方向が規制され、磁力線が均等になるととも
に、磁界強度Hx ,Hy の歪みが防止される。従って、
基準位置5において、上側及び下側ディスク3A,3B
の接近面付近における磁界強度Hx ,Hy が安定する。
その結果、位置センサ6から出力される電圧信号Vout
が着磁パターンに相応した安定したものになり、基準位
置5の検出精度が向上する。 (第2実施例)次に、第2実施例の基準位置検出装置に
ついて、第1実施例の相違点のみを説明する。
【0021】前記第1実施例では、図3に示すようにM
R素子10がy方向(円周方向)に延設されていたが、
本第2実施例では、図5に示すようにMR素子10がx
方向(図5の上下方向)に延設されている。従って、M
R素子10は、上側ディスク3Aの着磁面4A上であっ
て、図5のY−Y線上の磁界強度Hx 、及びそれに垂直
な磁界強度Hy に対応して抵抗値を変化させる。
【0022】又、図6に示すように、ディスク3A,3
Bの着磁面4A,4Bには、着磁パターンに対応した磁
力線(図中、矢印Pで示す)が存在している。この磁力
線に対応した上下方向の磁界強度Hx は、図示の通りと
なり、基準位置5では高いレベルにて保持されている。
つまり、図6の区間Wでは、上側ディスク3Aと下側デ
ィスク3Bとの接合面の付近において、上下方向に磁力
線が発生し、磁界強度は”x”成分のみとなる。そのた
め、区間Wにおいて、上下方向の磁界強度Hxが高いレ
ベルとなる。
【0023】そして、着磁ドラム2が回転し、着磁面4
A,4Bの磁極が移動し始めると、位置センサ6のMR
素子10の抵抗値が磁界強度Hx ,Hy に応じて変化
し、位置センサ6は抵抗値の変化に応じた電圧信号Vou
t を出力する。このとき、基準位置5(区間W)では、
電圧信号Vout はしきい値Vthよりも高いレベルに保持
される。
【0024】従って、電圧信号Vout が信号処理回路7
にて波形整形される際、基準位置5以外の箇所ではデュ
ーティ比約「50%」のパルス信号が生成されるととも
に、基準位置5では信号レベルがH(ハイ)レベルに保
持されたパルス信号が生成される。そして、この基準位
置信号において、Hレベルが継続して出力されるパルス
部が基準位置情報部として利用される。
【0025】このように、本第2実施例でも、基準位置
5の付近における磁界強度の歪みが解消されて前記第1
実施例と同様の作用効果を得ることができる。 (第3実施例)次いで、第3実施例について説明する。
【0026】図7には、第3実施例における位置センサ
6の電気的構成を示している。位置センサ6は、感磁素
子としての2つのMR素子17,18を有している。こ
のMR素子17,18は、固定抵抗19,20とともに
ブリッジ回路を構成している。又、図8に示すように、
各MR素子17,18は、それぞれ上側及び下側ディス
ク3A,3Bの着磁面4A,4Bに対向して配置されて
いる。なお、MR素子17は、第1実施例のようにX方
向に延設され、MR素子18は、第2に実施例のように
Y方向に延設されている。
【0027】この構成により、第3実施例の基準位置検
出装置では、前記第1,第2実施例と同様の作用効果を
得られるばかりか、MR素子を2つ用いたことにより、
出力が2倍になり、又、温度差による影響を補償するこ
とができる。 (第4実施例)図9には、第4実施例における位置セン
サ6の電気的構成を示している。位置センサ6は、感磁
素子としての4つのMR素子21,22,23,24を
有しており、これらMR素子21〜24はブリッジ回路
を構成している。詳しくは、図9の上下方向に隣接され
たMR素子21とMR素子23との中間点から電圧信号
Vout1を出力するようにし、又、同じく上下方向に隣接
されたMR素子22とMR素子24との中間点から電圧
信号Vout2を出力するようにしている。
【0028】又、上側に位置するMR素子21,22
は、上側ディスク3Aの着磁面4Aに対向配置され、下
側に位置するMR素子23,24は、下側ディスク3B
の着磁面4Bに対向配置されている。さらに、MR素子
21,22、及びMR素子23,24の円周方向の取り
付け間隔は、着磁面4A,4Bの基準位置5以外の磁極
の着磁間隔に対し、十分に小さくとってある。一方、M
R素子22,23、及びMR素子23,24の円周に垂
直な方向の取り付け間隔は、着磁ドラム2の厚さの”1
/4”位にとってある。
【0029】そして、位置センサ6は、MR素子21の
抵抗値とMR素子23の抵抗値との差分に応じた電圧信
号Vout1と、MR素子22の抵抗値とMR素子24の抵
抗値との差分に応じた電圧信号Vout2とを出力する。そ
の後、電圧信号Vout1,Vout2は、信号処理回路7の増
幅器8にて電圧信号Vout1,Vout2の差分が増幅される
とともに、波形整形回路9にて波形整形されて基準位置
信号(パルス信号)となる。
【0030】この構成により、第4実施例の基準位置検
出装置では、前記第1〜第3実施例と同様の作用効果を
得られるばかりか、温度差補償や、位置センサ6の感度
向上という効果を得ることができる。
【0031】なお、本第4実施例の変形例としては、4
素子ブリッジを図10のように構成してもよい。つま
り、円周方向に隣接されたMR素子21とMR素子22
との中間点から電圧信号Vout1を出力するようにし、
又、同じく円周方向に隣接されたMR素子23とMR素
子24との中間点から電圧信号Vout2を出力するように
している。この場合でも上記実施例と同様の効果を得る
ことができる。 (第5実施例)図11には、第5実施例における着磁体
の構成を示している。第1の着磁体及び第2の着磁体
は、リニアゲージ25A,25Bにて構成されており、
そのリニアゲージ25A,25Bの一側面には着磁面2
6A,26Bが設けられている。着磁面26Aには、リ
ニアゲージ25A,25Bの移動方向(図11の左右方
向)に沿って異なる磁極が交互に着磁されているととも
に、磁極を欠落させた基準位置27が設けられている。
又、着磁面26Bには、着磁面26Aの磁極に対し異な
る磁極が対向して着磁されている。そして、リニアゲー
ジ25A,25Bが移動方向(左右方向)に移動するこ
とにより、着磁面26A,26Bに対向して配置された
位置センサ6が、磁界強度に応じた電圧信号を出力す
る。 (第6実施例)第6実施例について、第5実施例との相
違点のみを説明する。
【0032】図12のように、基準位置27を複数箇
所、設けるとともに、各基準位置27の幅を変更するこ
ともできる。この場合、各基準位置27に対応したパル
ス信号の欠落部が複数個、生成されるが、欠落部の間隔
が基準位置の間隔に対応しているため、各基準位置27
の判別も行うことができる。これにより、基準位置信号
を多様化利用できる。
【0033】なお、本発明は、上記各実施例に限定され
るものではなく、例えば、感磁素子として、MR素子の
代わりにホール素子を用いて位置センサを構成するよう
にしてもよい。この場合、位置センサの出力信号は、磁
界強度に応じたホール素子の起電力の変化に対応して変
化する。
【0034】又、上記実施例では、着磁体とセンサとの
相対的な移動が着磁体の回転移動により与えられるもの
を説明したが、着磁体を直線状に構成してもよく、又、
着磁体を固定し、センサ側を移動させてもよい。
【0035】又、上記実施例では、エンジンの回転角検
出装置に本発明を応用したが、本発明は、ディーゼル機
関の燃料噴射装置のように高分解能が要求される装置の
回転角検出装置に好適である。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、着磁体の着磁面に発
生する磁界強度の歪みを解消することにより、基準位置
の検出精度を向上させることができるという優れた効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における基準位置検出装置を示した
構成図である。
【図2】第1実施例における位置センサの電気的構成図
である。
【図3】第1実施例におけるMR素子の配置状態を示す
正面図である。
【図4】第1実施例における基準位置検出装置の動作図
である。
【図5】第2実施例におけるMR素子の配置状態を示す
正面図である。
【図6】第2実施例における基準位置検出装置の動作図
である。
【図7】第3実施例における位置センサの電気的構成図
である。
【図8】第3実施例におけるMR素子の配置状態を示す
正面図である。
【図9】第4実施例における位置センサの電気的構成図
である。
【図10】第4実施例の変形例における位置センサの電
気的構成図である。
【図11】第5実施例における着磁体の構成を示す斜視
図である。
【図12】第6実施例における着磁体の構成を示す斜視
図である。
【図13】従来の基準位置検出装置の動作図である。
【符号の説明】
3A…第1の着磁体としての上側ディスク、3B…第2
の着磁体としての下側ディスク、4A,…着磁面、5…
基準位置、6…位置センサ、7…信号処理回路、10,
17,18,21〜24…感磁素子としてのMR素子、
25A…第1の着磁体としてのリニアゲージ、25B…
第2の着磁体としてのリニアゲージ、26A,26B…
着磁面、27…基準位置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動方向に沿って異なる磁極を交互に着
    磁した着磁面を有するとともに、該着磁面の着磁間隔を
    変化させた基準位置を有する第1の着磁体と、 前記第1の着磁体に並設され、第1の着磁体に対向する
    とともに同着磁体の磁極と異なる磁極を着磁した着磁面
    を有する第2の着磁体と、 前記第1の着磁体と前記第2の着磁体との接近面付近に
    配置された感磁素子を有し、前記第1及び第1の着磁体
    に対して相対的に移動し、当該着磁体の着磁面の磁界強
    度に応じた電気信号を出力する位置センサと、 前記位置センサの出力信号を波形整形して基準位置信号
    を生成する信号処理回路とを備えたことを特徴とする基
    準位置検出装置。
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