JP2001174286A - 磁気エンコーダ - Google Patents

磁気エンコーダ

Info

Publication number
JP2001174286A
JP2001174286A JP35695099A JP35695099A JP2001174286A JP 2001174286 A JP2001174286 A JP 2001174286A JP 35695099 A JP35695099 A JP 35695099A JP 35695099 A JP35695099 A JP 35695099A JP 2001174286 A JP2001174286 A JP 2001174286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
magnetoresistive
magnetic
relative movement
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35695099A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Kinoshita
光男 木下
Hirofumi Nakano
廣文 中野
Yasutoshi Suzuki
保敏 鈴木
Makoto Kawaguchi
誠 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP35695099A priority Critical patent/JP2001174286A/ja
Publication of JP2001174286A publication Critical patent/JP2001174286A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広いエアギャップのまま、磁気スケールの着
磁周期を狭めなくても、磁気抵抗センサを大型化しなく
ても、安価に高分解度が実現できるようにする。 【解決手段】 N極とS極とがλmgの周期で交互着磁さ
れた永久磁石からなる磁気スケール20と、それにエア
ギャップを介して対向する磁気抵抗センサ22との組み
合わせからなる。磁気抵抗センサは、2個の抵抗部が直
列に接続された1組以上のセンサ部を有し、抵抗部の一
方もしくは両方が磁気抵抗素子からなり、センサ部の両
端間に直流電圧を印加し、相対移動量に応じた電圧変化
を、両抵抗部の中間接続点から取り出す。センサ部の一
方もしくは両方の抵抗部は、複数の磁気抵抗素子を相対
移動方向にλmg/2nの間隔で配列し直列接続した磁気
抵抗素子群からなる。各磁気抵抗素子は、磁気スケール
のニュートラルゾーンに正対した位置を基準として±λ
mg/4n以外の範囲では磁気飽和する特性をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気スケールと磁
気抵抗センサとの組み合わせからなる磁気エンコーダに
関し、更に詳しく述べると、磁気抵抗センサのセンサ部
を構成する抵抗部を、複数の磁気抵抗素子を所定間隔で
配列して直列に接続した磁気抵抗素子群とし、各磁気抵
抗素子の磁気飽和特性を有効利用することにより、高分
解度を実現した磁気エンコーダに関するものである。こ
の磁気エンコーダは、可動部材の位置決めのための微細
位置検出などに有用である。
【0002】
【従来の技術】磁気エンコーダは、磁気スケールと磁気
抵抗センサとの組み合わせからなる位置検出装置であ
り、例えば磁気ヘッド駆動機構におけるヘッド位置決め
制御などに用いられている。その場合には、例えば、磁
気ヘッドと共に移動する可動部材側に磁気スケールを取
り付け、磁気抵抗センサを筐体側で固定して、磁気ヘッ
ドのトラッキング制御を行っている。
【0003】図19に、従来の磁気エンコーダの一例の
概略構成を示す。(a)に示すように、磁気スケール1
0は、λmgの着磁周期で多数のN極とS極が交互着磁さ
れた棒状の永久磁石からなり、磁気抵抗センサ12は、
磁気スケール10の着磁面に対してエアギャップlg
介して対向配置されるもので、2個の抵抗部が直列に接
続されたセンサ部を有し、それら抵抗部の一方もしくは
両方が磁気抵抗素子からなる。ここでは、両方の抵抗部
をそれぞれ磁気抵抗素子MR1 ,MR2 として示してお
り、それらがλmg/4だけ離れて配置されている。
【0004】磁気抵抗センサの回路は、(b)に示すよ
うに、磁気抵抗素子MR1 ,MR2が直列接続され、直
流電圧Vc が印加され、磁気スケールと磁気抵抗センサ
との相対移動量(相対移動方向を矢印xで示す)に応じ
た電圧変化(出力電圧E0 )を、中間接続点Mから取り
出す構成である。この電圧変化は、アンプやコンパレー
タによって矩形波信号に変換される。
【0005】図20は、磁気抵抗素子の印加磁界強度−
電気抵抗特性を示す説明図である。(a)は、電流が流
れている磁気抵抗素子に、電流方向に対して直角方向に
磁界が印加された場合の印加磁界強度と電気抵抗の関係
を示しており、(b)には、この時の磁気抵抗素子に対
する磁界と電流の向きを示す。磁気抵抗素子の電気抵抗
は、印加磁界強度が零の時にピークを呈し、印加磁界強
度が(+と−の両方向に)大きくなると減少し、飽和磁
界(Hs )以上では一定の電気抵抗値(Rs )となる。
【0006】磁気スケール10が磁気抵抗センサ12に
対して一定のエアギャップを保ちながら相対的に移動す
るとき、磁気抵抗センサには、磁気スケールの着磁状態
に応じた磁界強度の変化が加わる。その結果、磁気抵抗
素子の電気抵抗が、それに応じて変化する。従って、磁
気抵抗素子の電気抵抗の変化を測定することにより、磁
気スケールと磁気抵抗センサとの相対移動量を求めるこ
とができる。これが磁気エンコーダの原理である。
【0007】磁気エンコーダの基本動作を図21に示
す。磁気スケールが磁気抵抗センサに対して一定のエア
ギャップを保ちながら相対的に移動するときの、磁気抵
抗センサへの印加磁界強度を正弦波と仮定する。一方の
磁気抵抗素子MR1 に(a)で示す磁界強度変化A〜E
が加わると、磁気抵抗素子MR1 の電気抵抗は、それに
対応して(b)の特性曲線に従い(c)の実線MR1
示すA〜Eの順に変化する。また、他方の磁気抵抗素子
MR2 は、MR1 に対して相対移動方向にλmg/4だけ
離れて位置しているので、その磁界強度の変化は、MR
1 より位相が電気角でπ/2だけずれ、その電気抵抗の
変化はMR1 より位相が電気角でπだけずれるため、
(c)の破線MR2 のようになる。従って、中間接続点
Mで得られる出力電圧E0 は、(d)のように変化す
る。
【0008】この電圧変化は、アンプやコンパレータに
よって矩形波信号に変換されて計数され、電気角と機械
角(距離)との関係から、相対移動量が求められる。1
周期の磁界強度の変化に対して2周期の電圧変化が得ら
れるため、その分解度は磁気スケールの着磁周期の半分
となる。このことから分かるように、従来の磁気エンコ
ーダでは、その分解度が、磁気スケールの着磁周期によ
って制限される。
【0009】磁気エンコーダを高分解度化するには、次
の3つの手法が考えられている。 磁気スケールの着磁周期を狭くする。この方法は、従
来の基本構成である磁気スケールの着磁周期と磁気抵抗
センサの磁気抵抗素子の間隔との関係を変えることなく
高分解度化する手法である。この場合、得られた磁気抵
抗センサからの出力信号(パルス)を、逓倍回路を用い
て増やすこともある。 磁気抵抗センサ内の磁気抵抗素子を、位相をずらせて
多数配置する。この方法は、従来の基本構成である磁気
スケールの着磁周期と磁気抵抗センサの磁気抵抗素子の
間隔との関係を変えて高分解度化を図る手法である。 波形の歪みのない三角関数で表現できる出力波形を得
て、この波形を電気的に細分化処理することで高分解度
化を図る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法のよう
に、磁気スケールの着磁周期を狭くすると、従来の磁気
スケールと磁気抵抗センサの間隔(エアギャップ)で
は、磁気スケールから磁気抵抗素子の抵抗変化を起こす
のに十分な磁界強度が得られなくなる。そのため、エア
ギャップを狭くしなければならない。そうすると、磁気
スケールの磁気抵抗センサとの対向面の粗さ、平面度、
振れ精度などの加工精度や、磁気抵抗センサの取り付け
精度、組み立て精度を上げる必要があり、非常に高価な
ものとなってしまう。また、エアギャップが狭くなるこ
とから、塵や埃などが詰まりやすく、磁気スケールや磁
気抵抗センサの破損の原因ともなり、実用に耐えうるも
のとはならない。更に逓倍回路により、出力パルス数を
増やして高分解度化しようとすると、エンコーダの信号
処理回路が非常に複雑になり、高価なものとなり、実用
的ではない。
【0011】上記の方法のように、磁気抵抗センサ内
の磁気抵抗素子を、位相をずらせて多数配置すると、磁
気抵抗センサが大型化する。そうでなければ、磁気スケ
ールの着磁周期を狭くする必要があり、そうすると上記
と同様の不具合が生じる。
【0012】上記の方法のように、出力波形を電気的
に細分化処理するには、精度のよい(歪みのない)正弦
波あるいは余弦波で表現できる出力波形を得なければな
らないところに最大の課題がある。また、仮に精度のよ
い出力波形が得られても、必要な波形の電気的細分化処
理回路は複雑であり、専用の演算回路も必要となる。こ
のため、コストが増大し、実用化は難しい。
【0013】本発明の目的は、広いエアギャップのまま
でも、磁気スケールの着磁周期を狭めなくても、磁気抵
抗センサを大型化しなくても、安価に高分解度が実現で
きる磁気エンコーダを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数のN極と
S極とがλmgの周期で交互着磁された棒状の永久磁石か
らなる磁気スケールと、該磁気スケールに対してエアギ
ャップを介して対向配置された磁気抵抗センサとの組み
合わせからなり、磁気抵抗センサは、2個の抵抗部が直
列に接続された1組以上のセンサ部を有し、該センサ部
の抵抗部の一方もしくは両方が磁気抵抗素子からなり、
前記センサ部の両端間に直流電圧を印加して、前記磁気
スケールと磁気抵抗センサとの相対移動量に応じた電圧
変化を、両抵抗部の中間接続点から取り出すように構成
した磁気エンコーダである。ここで本発明では、前記磁
気抵抗センサのセンサ部の一方もしくは両方の抵抗部
が、n個(nは2以上の自然数)の磁気抵抗素子を相対
移動方向にλmg/2nの間隔で配列し順次直列に接続し
た磁気抵抗素子群からなり、各磁気抵抗素子として、磁
気スケールのニュートラルゾーンに正対した位置を基準
として±λmg/4n以外の範囲では磁気飽和する特性を
もつものを用いる。なお、抵抗部を構成する磁気抵抗素
子の数nは3以上とすることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態としては、磁気
抵抗センサが1組のセンサ部を有し、該センサ部の両方
の抵抗部が、ともに同数の磁気抵抗素子からなり、一方
の磁気抵抗素子群と他方の磁気抵抗素子群とを相対移動
方向にλmg/4nだけずらして配列する構成がある。
【0016】第2の実施の形態としては、磁気抵抗セン
サが1組のセンサ部を有し、該センサ部の一方の抵抗部
が磁気抵抗素子群からなり、他方の抵抗部が固定抵抗か
らなる構成がある。
【0017】第3の実施の形態としては、磁気抵抗セン
サが2組のセンサ部のブリッジ接続を有し、各センサ部
の両方の抵抗部が、ともに同数の磁気抵抗素子からな
り、一方の磁気抵抗素子群と他方の磁気抵抗素子群とが
相対移動方向にλmg/4nだけずらして配列され、両セ
ンサ部の磁気抵抗素子群間は相対移動方向にλmg/8n
だけずらして配列されている構成がある。
【0018】第4の実施の形態としては、磁気抵抗セン
サが2組のセンサ部のブリッジ接続を有し、各センサ部
の一方の抵抗部が磁気抵抗素子群からなり、他方の抵抗
部が固定抵抗からなり、両センサ部の磁気抵抗素子群間
は相対移動方向にλmg/8nだけずらして配列されてい
る構成がある。
【0019】
【実施例】図1に、本発明に係る磁気エンコーダの第1
の実施例の概略構成を示す。磁気エンコーダは、磁気ス
ケール20と磁気抵抗センサ22の組み合わせからな
る。(a)に示すように、磁気スケール20は、λmg
周期で多数のN極とS極が交互着磁された棒状の永久磁
石からなり、磁気抵抗センサ22は、該磁気スケール2
0の着磁面に対してエアギャップlg を介して対向配置
されるもので、2個の抵抗部が直列に接続されたセンサ
部を有する。磁気スケール20と磁気抵抗センサ22と
は、矢印x方向に相対移動する。(b)に示すように、
第1の抵抗部24は、直列に接続されている3個の磁気
抵抗素子MR11,MR12,MR13からなる磁気抵抗素子
群であり、同様に第2の抵抗部26は、直列に接続され
ている3個の磁気抵抗素子MR21,MR22,MR23から
なる磁気抵抗素子群である。センサ部の両端間に直流電
圧Vc を印加して、両抵抗部の中間接続点Mから出力電
圧E0 を取り出す。
【0020】この磁気エンコーダにおける磁気スケール
20と磁気抵抗センサ22との配置関係を図2に示す。
第1の抵抗部24における3個の磁気抵抗素子MR11
MR 12,MR13は相対移動方向にλmg/6の間隔で配置
され、同様に、第2の抵抗部26における3個の磁気抵
抗素子MR21,MR22,MR23も相対移動方向にλmg
6の間隔で配置されている。そして、第1の抵抗部24
の磁気抵抗素子群の配置に対して第2の抵抗部26の磁
気抵抗素子群の配置を相対移動方向にλmg/12だけず
らせている。磁気スケール20が磁気抵抗センサ22に
対して、エアギャップを保ちながら相対移動するとき、
磁気抵抗センサ22には、磁気スケール20から着磁に
応じた磁界強度の変化が加わる。
【0021】この磁気エンコーダの動作を図3により説
明する。本実施例で用いる各磁気抵抗素子は、(a)と
(b)から分かるように、磁界のニュートラルゾーン
(N極とS極の境目)に正対した位置を基準として±λ
mg/6以外の範囲では磁気飽和する特性を呈するもので
ある。換言すれば、各磁気抵抗素子は、磁界のニュート
ラルゾーンの近傍のみで磁気抵抗変化を起こし、それ以
外の場所(範囲)では、十分大きな磁界強度が印加され
るため、電気抵抗は一定値である。このことは、電気抵
抗の変化にも特徴を与えている。
【0022】相対移動による磁気抵抗センサへの印加磁
界強度を正弦波状と仮定すると、第1の抵抗部24に図
3の(a)で示す磁界強度変化A〜Iが加わったとき、
第1の抵抗部24の第1の磁気抵抗素子MR11の電気抵
抗は、前記磁界強度変化A〜Iに対応して、(c)の実
線MR11で示すA〜Iの順に変化する。また、第1の抵
抗部24の第2の磁気抵抗素子MR12の電気抵抗は、第
1の磁気抵抗素子MR 11に対して相対移動方向にλmg
6だけ離れて位置しているので、その磁界強度の変化は
第1の磁気抵抗素子MR11より位相が電気角でπ/3だ
けずれ、その電気抵抗の変化は第1の磁気抵抗素子MR
11より位相が電気角で2π/3だけずれるため、(c)
の破線MR12で示すように変化する。同様にして、第1
の抵抗部24の第3の磁気抵抗素子MR13の電気抵抗
は、(c)の点線MR13で示すように変化する。
【0023】このため、磁気抵抗素子MR11,…,MR
13を直列接続した第1の抵抗部24の電気抵抗変化は、
(d)の実線で示すようになる。また磁気抵抗素子MR
21,…,MR23を直列接続した第2の抵抗部26の電気
抵抗変化は、(d)の点線で示すようになる。従って、
中間接続点Mで得られる出力電圧E0 は、(e)のよう
になる。この電圧変化はアンプやコンパレータ(図示せ
ず)によって矩形波信号に変換され、計数されて、電気
角と機械角(距離)との関係から相対移動量を求めるこ
とになる。
【0024】このように本発明では、1周期の磁界強度
の変化に対して2周期の電圧変化の出力が得られるのに
加えて、定義したnを掛け合わせた分解度を実現でき
る。ここではn=3であるので、分解度6が実現でき
る。このように、本発明では、分解度が磁気スケールの
着磁周期により制限されず、nを変化させることによ
り、任意の分解度が得られる。
【0025】n=4の場合の磁気スケール20と磁気抵
抗センサ22との配置関係を図4に示す。磁気スケール
としては、射出成形したフェライト磁石を用いた。着磁
周期は340μmである。また磁気抵抗素子材料として
はNi−Fe合金(材料名:パーマロイ)を用いた。そ
の飽和磁界は3200A/mであり、MR比は2%であ
る。磁気スケールから磁気抵抗センサまでの距離(エア
ギャップ)は60μmである。印加する直流電圧は5V
とした。磁気スケールを磁気抵抗センサに対してエアギ
ャップを保ちながら相対移動すると、センサ回路の中間
接続点Mから、図5に示す出力電圧E0 が検出され、分
解度8の磁気エンコーダが得られた。
【0026】図6は本発明に係る磁気エンコーダの第2
の実施例を示す概略構成図である。(a)に示すよう
に、磁気スケール20は、λmgの周期で多数のN極とS
極が交互着磁された棒状の永久磁石からなり、磁気抵抗
センサ22は、該磁気スケール20の着磁面に対してエ
アギャップlg を介して対向配置されるもので、2個の
抵抗部が直列に接続されたセンサ部を有する。(b)に
示すように第1の抵抗部24は、直列に接続されている
3個の磁気抵抗素子MR11,MR12,MR13からなる磁
気抵抗素子群であり、第2の抵抗部は固定抵抗Rであ
る。センサ部の両端間に直流電圧Vcを印加して両抵抗
部の中間接続点Mから出力電圧E0 を取り出す。
【0027】この磁気エンコーダにおける磁気スケール
と磁気抵抗センサとの配置関係を図7に示す。第1の抵
抗部24における3個の磁気抵抗素子MR11,MR12
MR 13は相対移動方向にλmg/6の間隔で配置されてい
る。磁気スケール20が磁気抵抗センサ22に対して、
エアギャップを保ちながら相対移動するとき、磁気抵抗
センサ22には、磁気スケール20から、着磁に応じた
磁界強度の変化が加わる。
【0028】この磁気エンコーダの動作を図8により説
明する。前述したように、本実施例で用いる各磁気抵抗
素子も、(a)と(b)から分かるように、磁界のニュ
ートラルゾーン(N極とS極の境目)に正対した位置を
基準として±λmg/6以外の範囲では磁気飽和する特性
を呈するものである。従って、各磁気抵抗素子は、磁界
のニュートラルゾーンの近傍のみで磁気抵抗変化を起こ
し、それ以外の場所では、十分大きな磁界強度が印加さ
れるため、電気抵抗は一定値である。
【0029】相対移動による磁気抵抗センサへの印加磁
界強度を正弦波状と仮定すると、第1の抵抗部24に図
8の(a)で示す磁界強度変化A〜Iが加わったとき、
第1の抵抗部24の第1の磁気抵抗素子MR11の電気抵
抗は、前記磁界強度変化A〜Iに対応して、(c)の実
線MR11で示すA〜Iの順に変化する。また第1の抵抗
部24の第2の磁気抵抗素子MR12の電気抵抗は、第1
の磁気抵抗素子MR11に対して相対移動方向にλmg/6
だけ離れて位置しているので、その磁界強度変化は第1
の磁気抵抗素子MR11より位相が電気角でπ/3だけず
れ、その電気抵抗の変化は第1の磁気抵抗素子MR11
り位相が電気角で2π/3だけずれるため、(c)の破
線MR12で示すようになる。同様にして、第1の抵抗部
24の第3の磁気抵抗素子MR13の電気抵抗は、(c)
の点線MR13で示すようになる。
【0030】このため、第1〜第3の磁気抵抗素子MR
11,…,MR13を直列接続した第1の抵抗部24の電気
抵抗変化は、(d)の実線で示すようになる。第2の抵
抗部は固定抵抗Rであり電気抵抗は一定であることか
ら、(d)の点線(直線R)で示すようになる。従っ
て、中間接続点Mで得られる出力電圧E0 は、(e)の
ようになる。この電圧変化はアンプやコンパレータ(図
示せず)により矩形波信号に変換され、計数されて、電
気角と機械角(距離)との関係から相対移動量を求め
る。
【0031】このように本実施例でも、1周期の磁界強
度の変化に対して、分解度=2×nを実現できる。ここ
ではn=3であるから、分解度は6である。従って、分
解度は磁気スケールの着磁周期により制限されず、nを
変化させることにより、任意の分解度が得られる。但
し、第2の実施例は、センサ部を構成している片方の抵
抗部が固定抵抗であるため、その出力電圧の振幅は、第
1の実施例の出力電圧の振幅の半分と小さくなる。
【0032】n=4の場合の磁気エンコーダにおける磁
気スケールと磁気抵抗センサとの配置関係を図9に示
す。磁気スケールとしては射出成形したフェライト磁石
を用いた。着磁周期は340μmである。また磁気抵抗
素子材料としてはNi−Fe合金(材料名:パーマロ
イ)を用いた。その飽和磁界は3200A/mであり、
MR比は2%である。磁気スケールから磁気抵抗センサ
までの距離(エアギャップ)は60μmである。印加す
る直流電圧は5Vとした。磁気スケールを磁気抵抗セン
サに対してエアギャップを保ちながら相対移動すると、
センサ回路の中間接続点Mから、図10に示す出力電圧
0 が得られた。これによって、分解度8の磁気エンコ
ーダを実現できた。
【0033】図11に、本発明に係る磁気エンコーダの
第3の実施例における磁気スケールと磁気抵抗センサの
配置関係、及び磁気抵抗センサの回路を示す。ここで磁
気抵抗センサは、2個の抵抗部が直列に接続されたセン
サ部を2組、並列配置しブリッジ接続した構成からな
る。一端を共通に結線して直流電圧源Vc に接続し、他
端も共通に結線してアースに接続する。そして、両方の
中間接続点M0 ,M1 から出力電圧E0 ,E1 を取り出
す構成である。
【0034】第1の抵抗部24は、3個の磁気抵抗素子
MR11,MR12,MR13を相対移動方向にλmg/6の間
隔で配置し、直列接続した磁気抵抗素子群からなる。同
様に第2の抵抗部26も、3個の磁気抵抗素子をM
21,MR22,MR23を相対移動方向にλmg/6の間隔
で配置し、直列接続した磁気抵抗素子群からなり、第3
の抵抗部28も、3個の磁気抵抗素子をMR31,M
32,MR33を相対移動方向にλmg/6の間隔で配置
し、直列接続した磁気抵抗素子群からなり、第4の抵抗
部30も、3個の磁気抵抗素子をMR41,MR42,MR
43を相対移動方向にλmg/6の間隔で配置し、直列接続
した磁気抵抗素子群からなる。第1の抵抗部24の磁気
抵抗素子群の配置に対して第2の抵抗部26の磁気抵抗
素子群の配置を相対移動方向にλmg/12だけずらせて
直列に接続し、同様に、第3の抵抗部28の磁気抵抗素
子群の配置に対して第4の抵抗部30の磁気抵抗素子群
の配置を相対移動方向にλmg/12だけずらせて直列に
接続する。そして、第1の抵抗部24の磁気抵抗素子群
の配置に対して第3の抵抗部28の磁気抵抗素子群の配
置は相対移動方向にλmg/24だけずらせる。このよう
にすると、磁気スケール20が磁気抵抗センサ22に対
して、エアギャップを保ちながら相対移動するとき、中
間接続点M0 ,M1 で得られる出力電圧E0 ,E1 は、
図12のようになる。この電圧変化はアンプやコンパレ
ータ(図示せず)により矩形波信号に変換され、計数さ
れて、電気角と機械角(距離)との関係から相対移動量
を求める。
【0035】この実施例でも、1周期の磁界強度の変化
に対して2周期の電圧変化の出力が得られるのに加え
て、定義したnを掛け合わせた分解度を実現できる。こ
こではn=3であるので分解度は6となる。
【0036】n=4の場合の磁気スケールと磁気抵抗セ
ンサとの配置関係を図13に示す。磁気スケールとして
は射出成形したフェライト磁石を用いた。着磁周期は3
40μmである。また磁気抵抗素子材料としては、Ni
−Fe合金(材料名:パーマロイ)を用いた。その飽和
磁界は3200A/mであり、MR比は2%である。磁
気スケールから磁気抵抗センサまでの距離(エアギャッ
プ)は60μmである。印加する直流電圧は5Vとし
た。磁気スケールを磁気抵抗センサに対してエアギャッ
プを保ちながら相対移動すると、センサ回路の中間接続
点M0 ,M1 から、図14に示す出力電圧E0 ,E1
検出され、分解度8の磁気エンコーダが得られた。
【0037】図15に、本発明に係る磁気エンコーダの
第4の実施例における磁気スケールと磁気抵抗センサの
配置関係、及び磁気抵抗センサの回路を示す。ここで磁
気抵抗センサは、2個の抵抗部が直列に接続されたセン
サ部を2組、並列配置しブリッジ接続した構成からな
る。一端を共通に結線して直流電圧源Vc に接続し、他
端も共通に結線してアースに接続する。そして、両方の
中間接続点M0 ,M1 から出力電圧E0 ,E1 を取り出
す構成である。
【0038】第1の抵抗部24は、3個の磁気抵抗素子
MR11,MR12,MR13を相対移動方向にλmg/6の間
隔で配置し、直列接続した磁気抵抗素子群からなる。第
2の抵抗部は固定抵抗R2 である。同様に、第3の抵抗
部28も、3個の磁気抵抗素子MR31,MR32,MR33
を相対移動方向にλmg/6の間隔で配置し、直列接続し
た磁気抵抗素子群からなり、第4の抵抗部は固定抵抗R
4 である。そして、第1の抵抗部24の磁気抵抗素子群
の配置に対して第3の抵抗部28の磁気抵抗素子群の配
置はλmg/24だけずらせる。このようにすると、磁気
スケール20が磁気抵抗センサ22に対して、エアギャ
ップを保ちながら相対移動するとき、中間接続点M0
1 で得られる出力電圧E0 ,E1 は、図16のように
なる。この電圧変化はアンプやコンパレータ(図示せ
ず)により矩形波に変換され、計数されて、電気角と機
械角(距離)との関係から相対移動量を求める。
【0039】この実施例でも、1周期の磁界強度の変化
に対して2周期の電圧変化の出力が得られるのに加え
て、定義したnを掛け合わせた分解度を実現できる。こ
こではn=3であるので分解度は6となる。
【0040】n=4の場合の磁気スケールと磁気抵抗セ
ンサとの配置関係を図17に示す。磁気スケールとして
は射出成形したフェライト磁石を用いた。着磁周期は3
40μmである。また磁気抵抗素子材料としては、Ni
−Fe合金(材料名:パーマロイ)を用いた。その飽和
磁界は3200A/mであり、MR比は2%である。磁
気スケールから磁気抵抗センサまでの距離(エアギャッ
プ)は60μmである。印加する直流電圧は5Vとし
た。磁気スケールを磁気抵抗センサに対してエアギャッ
プを保ちながら相対移動すると、センサ回路の中間接続
点M0 ,M1 から、図18に示す出力電圧E0 ,E1
検出され、分解度8の磁気エンコーダが得られた。
【0041】
【発明の効果】本発明は上記のように、磁気抵抗センサ
のセンサ部を構成する抵抗部を、複数の磁気抵抗素子を
相対移動方向に狭い所定間隔で配列して直列に接続した
磁気抵抗素子群とし、各磁気抵抗素子の磁気飽和特性を
有効利用することによって、磁気スケールの着磁周期を
小さくすることなく磁気エンコーダの分解度を高めるこ
とができる。また、着磁周期が小さくない磁気スケール
を採用できるため、容易に強度の大きな発生磁界が得ら
れる。そのため磁気抵抗素子の作製限界まで、高分解度
を実現できる磁気エンコーダが作製可能となる。また本
発明は、比較的単純な構成であるため、製作が容易で、
信頼性が高く、安価で、実用に耐える高分解度の磁気エ
ンコーダが製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気エンコーダの第1の実施例を
示す概略図。
【図2】この磁気エンコーダにおける磁気スケールと磁
気抵抗センサとの配置関係を示す説明図。
【図3】この磁気エンコーダの動作説明図。
【図4】この磁気エンコーダにおけるn=4の場合の磁
気スケールと磁気抵抗センサとの配置関係を示す説明
図。
【図5】図4の構成における出力電圧波形図。
【図6】本発明に係る磁気エンコーダの第2の実施例を
示す概略図。
【図7】この磁気エンコーダにおける磁気スケールと磁
気抵抗センサとの配置関係を示す説明図。
【図8】この磁気エンコーダの動作説明図。
【図9】この磁気エンコーダにおけるn=4の場合の磁
気スケールと磁気抵抗センサとの配置関係を示す説明
図。
【図10】図9の構成における出力電圧波形図。
【図11】本発明に係る磁気エンコーダの第3の実施例
における磁気スケールと磁気抵抗センサの配置関係、及
び磁気抵抗センサの回路を示す説明図。
【図12】その出力電圧波形図。
【図13】この磁気エンコーダにおけるn=4の場合の
磁気スケールと磁気抵抗センサとの配置関係を示す説明
図。
【図14】その出力電圧波形図。
【図15】本発明に係る磁気エンコーダの第4の実施例
における磁気スケールと磁気抵抗センサの配置関係、及
び磁気抵抗センサの回路を示す説明図。
【図16】その出力電圧波形図。
【図17】この磁気エンコーダにおけるn=4の場合の
磁気スケールと磁気抵抗センサとの配置関係を示す説明
図。
【図18】その出力電圧波形図。
【図19】従来の磁気エンコーダの一例の概略構成を示
す説明図。
【図20】磁気抵抗素子の印加磁界強度−電気抵抗特性
の説明図。
【図21】磁気エンコーダの基本動作を示す説明図。
【符号の説明】
20 磁気スケール 22 磁気抵抗センサ
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 保敏 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 川口 誠 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 Fターム(参考) 2F063 AA02 CA09 DA05 DD06 EA02 GA52 KA02 2F077 AA25 CC02 NN06 NN19 NN24 PP14 QQ02 VV01 2G017 AA01 AC09 AD55 BA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のN極とS極とがλmgの周期で交互
    着磁された棒状の永久磁石からなる磁気スケールと、該
    磁気スケールに対してエアギャップを介して対向配置さ
    れた磁気抵抗センサとの組み合わせからなり、 磁気抵抗センサは、2個の抵抗部が直列に接続された1
    組以上のセンサ部を有し、該センサ部の抵抗部の一方も
    しくは両方が磁気抵抗素子からなり、前記センサ部の両
    端間に直流電圧を印加して、前記磁気スケールと磁気抵
    抗センサとの相対移動量に応じた電圧変化を、両抵抗部
    の中間接続点から取り出す磁気エンコーダにおいて、 前記磁気抵抗センサのセンサ部の一方もしくは両方の抵
    抗部が、n個(nは2以上の自然数)の磁気抵抗素子を
    相対移動方向にλmg/2nの間隔で配列し順次直列に接
    続した磁気抵抗素子群からなり、各磁気抵抗素子は、磁
    気スケールのニュートラルゾーンに正対した位置を基準
    として±λmg/4n以外の範囲では磁気飽和する特性を
    もつことを特徴とする磁気エンコーダ。
  2. 【請求項2】 磁気抵抗センサは1組のセンサ部を有
    し、該センサ部の両方の抵抗部が、ともに同数の磁気抵
    抗素子からなり、一方の磁気抵抗素子群と他方の磁気抵
    抗素子群とが相対移動方向にλmg/4nだけずらして配
    列されている請求項1記載の磁気エンコーダ。
  3. 【請求項3】 磁気抵抗センサは1組のセンサ部を有
    し、該センサ部の一方の抵抗部が磁気抵抗素子群からな
    り、他方の抵抗部が固定抵抗からなる請求項1記載の磁
    気エンコーダ。
  4. 【請求項4】 磁気抵抗センサは、2組のセンサ部のブ
    リッジ接続を有し、各センサ部の両方の抵抗部が、とも
    に同数の磁気抵抗素子からなり、一方の磁気抵抗素子群
    と他方の磁気抵抗素子群とが相対移動方向にλmg/4n
    だけずらして配列され、両センサ部の磁気抵抗素子群間
    は相対移動方向にλmg/8nだけずらして配列されてい
    る請求項1記載の磁気エンコーダ。
  5. 【請求項5】 磁気抵抗センサは、2組のセンサ部のブ
    リッジ接続を有し、各センサ部の一方の抵抗部が磁気抵
    抗素子群からなり、他方の抵抗部が固定抵抗からなり、
    両センサ部の磁気抵抗素子群間は相対移動方向にλmg
    8nだけずらして配列されている請求項1記載の磁気エ
    ンコーダ。
  6. 【請求項6】 nが3以上である請求項1乃至5のいず
    れかに記載の磁気エンコーダ。
JP35695099A 1999-12-16 1999-12-16 磁気エンコーダ Pending JP2001174286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35695099A JP2001174286A (ja) 1999-12-16 1999-12-16 磁気エンコーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35695099A JP2001174286A (ja) 1999-12-16 1999-12-16 磁気エンコーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001174286A true JP2001174286A (ja) 2001-06-29

Family

ID=18451600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35695099A Pending JP2001174286A (ja) 1999-12-16 1999-12-16 磁気エンコーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001174286A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005257642A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Samutaku Kk 磁気検出回路およびエンコーダ
WO2009087937A1 (ja) * 2008-01-08 2009-07-16 Alps Electric Co., Ltd. 磁気センサ及び磁気エンコーダ
WO2009119471A1 (ja) * 2008-03-25 2009-10-01 アルプス電気株式会社 磁気センサ及び磁気エンコーダ
WO2010150725A1 (ja) 2009-06-24 2010-12-29 アルプス電気株式会社 磁気検出装置
CN114508993A (zh) * 2020-11-16 2022-05-17 精量电子(深圳)有限公司 磁阻位移测量装置
JP2022107431A (ja) * 2021-01-08 2022-07-21 大銀微系統股▲分▼有限公司 リニア運動システムの位置測定機構及びその測定方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005257642A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Samutaku Kk 磁気検出回路およびエンコーダ
JP4521808B2 (ja) * 2004-03-15 2010-08-11 ハイデンハイン株式会社 エンコーダ
WO2009087937A1 (ja) * 2008-01-08 2009-07-16 Alps Electric Co., Ltd. 磁気センサ及び磁気エンコーダ
JP4914502B2 (ja) * 2008-01-08 2012-04-11 アルプス電気株式会社 磁気センサ及び磁気エンコーダ
WO2009119471A1 (ja) * 2008-03-25 2009-10-01 アルプス電気株式会社 磁気センサ及び磁気エンコーダ
WO2010150725A1 (ja) 2009-06-24 2010-12-29 アルプス電気株式会社 磁気検出装置
CN114508993A (zh) * 2020-11-16 2022-05-17 精量电子(深圳)有限公司 磁阻位移测量装置
JP2022107431A (ja) * 2021-01-08 2022-07-21 大銀微系統股▲分▼有限公司 リニア運動システムの位置測定機構及びその測定方法
JP7148653B2 (ja) 2021-01-08 2022-10-05 大銀微系統股▲分▼有限公司 リニア運動システムの位置測定機構及びその測定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6831456B2 (en) Angle sensor and method of increasing the anisotropic field strength of a sensor unit of an angle sensor
JPS5927115B2 (ja) 情報検出装置
JPS6047988B2 (ja) 磁気ヘツド
JP3487452B2 (ja) 磁気検出装置
JP2001174286A (ja) 磁気エンコーダ
JPH0350965B2 (ja)
JPH116744A (ja) エンコーダ装置
JP2003106866A (ja) 磁気センサ
US20090256553A1 (en) Magnetoresistive array design for improved sensor-to-magnet carrier tolerances
JP2001141514A (ja) 磁気抵抗素子
JPH10206104A (ja) 位置検出装置
KR20230101134A (ko) 스핀 궤도 결합 토크를 이용한 자기 센서 및 그것을 이용한 센싱 방법
JPH02189484A (ja) 磁気センサ
JP3064293B2 (ja) 回転センサ
JPS6047521B2 (ja) 原点検出装置
JP2003194901A (ja) 磁界センサ
JPH01301113A (ja) 磁気抵抗素子の信号処理回路
JP2619621B2 (ja) エンコーダ装置
JP4773066B2 (ja) 歯車センサ
JP2546233B2 (ja) 磁気エンコ−ダ用磁気ヘツドの原点検出部
JP2546282B2 (ja) 磁気エンコ−ダ用磁気ヘッドの原点検出部
JP2508345B2 (ja) 位置検出装置
JPH10213453A (ja) 磁気式エンコ―ダ
JP2582778Y2 (ja) 2相出力磁性薄膜磁気抵抗素子
JPS6382319A (ja) 磁気目盛検出素子