JPH0622505A - 速度検出器付モータ - Google Patents
速度検出器付モータInfo
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- JPH0622505A JPH0622505A JP5102152A JP10215293A JPH0622505A JP H0622505 A JPH0622505 A JP H0622505A JP 5102152 A JP5102152 A JP 5102152A JP 10215293 A JP10215293 A JP 10215293A JP H0622505 A JPH0622505 A JP H0622505A
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- Japan
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- magnetic
- recording medium
- rotor yoke
- magnetic recording
- stator
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Landscapes
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気検出素子の検出精度の良好なものを提供す
る。 【構成】モータの回転磁石を外周から囲うように回転子
ヨークの外周に環状壁部を形成し、この環状壁部の外周
に磁気記録媒体を設け、この磁気記録媒体に近接して対
向するように磁気検出素子を設け、この磁気検出素子の
長手方向が磁気記録媒体の小磁極の並び方向と直角にな
るように配置した速度検出器付モータ。
る。 【構成】モータの回転磁石を外周から囲うように回転子
ヨークの外周に環状壁部を形成し、この環状壁部の外周
に磁気記録媒体を設け、この磁気記録媒体に近接して対
向するように磁気検出素子を設け、この磁気検出素子の
長手方向が磁気記録媒体の小磁極の並び方向と直角にな
るように配置した速度検出器付モータ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は速度検出器を備えたモー
タに係り、特に磁気抵抗効果素子を利用した速度検出器
を具備するモータに好適なものである。
タに係り、特に磁気抵抗効果素子を利用した速度検出器
を具備するモータに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】テープレコーダ,VTR(Video Tape Re
corder)に組込まれるキャプスタンモータなどには、1
回転当り数百パルス程度の速度検出信号を発生するよう
な速度検出器がモータ本体と一体的に設置されている。
この速度検出信号は回転速度制御のフィードバック信号
に使用されるもので、僅かな回転むらでも録画再生時に
音質及び画質の低下を招いてしまうため、微少な回転む
らを検出して一定速の速度制御を行えるように、速度検
出器には極めて高い性能が要求される。さて、このよう
な検出器として発光ダイオード,フォトトランジスタ,
スリット付円板などを組み合わせて、非接触で回転速度
信号を出力する方式がある。しかし、この方式で分解能
を向上するためにはスリットを増す必要があり、スリッ
ト付円板の製造が高価となってしまう。一方、磁気抵抗
効果素子を用いた速度検出器は、部品数,信頼性,精度
の点で優れており、実用化の検討が種々行われている。
磁気的な速度検出器を具備するブラシレスモータは既に
知られており、特開昭55−127874号公報記載のものもこ
の種モータに相当する。
corder)に組込まれるキャプスタンモータなどには、1
回転当り数百パルス程度の速度検出信号を発生するよう
な速度検出器がモータ本体と一体的に設置されている。
この速度検出信号は回転速度制御のフィードバック信号
に使用されるもので、僅かな回転むらでも録画再生時に
音質及び画質の低下を招いてしまうため、微少な回転む
らを検出して一定速の速度制御を行えるように、速度検
出器には極めて高い性能が要求される。さて、このよう
な検出器として発光ダイオード,フォトトランジスタ,
スリット付円板などを組み合わせて、非接触で回転速度
信号を出力する方式がある。しかし、この方式で分解能
を向上するためにはスリットを増す必要があり、スリッ
ト付円板の製造が高価となってしまう。一方、磁気抵抗
効果素子を用いた速度検出器は、部品数,信頼性,精度
の点で優れており、実用化の検討が種々行われている。
磁気的な速度検出器を具備するブラシレスモータは既に
知られており、特開昭55−127874号公報記載のものもこ
の種モータに相当する。
【0003】この公開公報記載のブラシレスモータは概
ね図8に示すようなものである。
ね図8に示すようなものである。
【0004】図8の扁平形ブラシレスモータは固定子1
00,回転子200、および磁気センサ300から構成
される。固定子100は平板部101およびこれに直立
する軸受支持筒部102からなり、平板部101では複
数の固定子コイル103を担持し、軸受支持筒部102
では二つの軸受104を嵌合支持している。
00,回転子200、および磁気センサ300から構成
される。固定子100は平板部101およびこれに直立
する軸受支持筒部102からなり、平板部101では複
数の固定子コイル103を担持し、軸受支持筒部102
では二つの軸受104を嵌合支持している。
【0005】回転子200は、磁性体の回転子ヨーク2
01,目転子ヨーク201の中央にボス202によって
固着したシャフト203からなり、このシャフト203
を前記軸受104に回転自在に支持することにより、固
定子100に回転自在に支承されている。204は回転
子ヨーク201の内面に固着した複数の回転子磁石であ
る。
01,目転子ヨーク201の中央にボス202によって
固着したシャフト203からなり、このシャフト203
を前記軸受104に回転自在に支持することにより、固
定子100に回転自在に支承されている。204は回転
子ヨーク201の内面に固着した複数の回転子磁石であ
る。
【0006】磁気センサ300は、固定子100に植立
された支持体301にセンサ支持板302を設け、この
支持板302に磁気検出素子303を担持して構成され
る。304は前記回転子ヨーク201の外面に担持され
た磁気記録媒体で、NおよびSの磁極が多数記録されて
いるものである。尚、磁気検出素子303としては磁気
抵抗効果素子が考えられる。
された支持体301にセンサ支持板302を設け、この
支持板302に磁気検出素子303を担持して構成され
る。304は前記回転子ヨーク201の外面に担持され
た磁気記録媒体で、NおよびSの磁極が多数記録されて
いるものである。尚、磁気検出素子303としては磁気
抵抗効果素子が考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8では、回転子ヨー
ク201に磁気記録媒体304を固着し、磁気記録媒体
304に対向して磁気抵抗効果素子303が配置され
る。磁気抵抗効果素子303は支持体301により固定子
100に固定され、モータ本体と一体的な構造である。
回転子ヨーク201は鉄など強磁性体で構成されるた
め、図示するように磁気記録媒体304のN,S着磁面
と回転子ヨーク201が近接しているため、磁気記録媒
体304に着磁記録されたNおよびS極間に回転子ヨー
ク201による磁気回路が形成され、磁気記録された磁
界が強まってしまう。従って十分な信号を得ることがで
きない。また、回転子ヨーク201から磁気記録媒体3
04に回転子磁石204による磁束が漏れ易く、信号と
雑音の比いわゆるS/N比が低くなってしまう欠点も持
っていた。
ク201に磁気記録媒体304を固着し、磁気記録媒体
304に対向して磁気抵抗効果素子303が配置され
る。磁気抵抗効果素子303は支持体301により固定子
100に固定され、モータ本体と一体的な構造である。
回転子ヨーク201は鉄など強磁性体で構成されるた
め、図示するように磁気記録媒体304のN,S着磁面
と回転子ヨーク201が近接しているため、磁気記録媒
体304に着磁記録されたNおよびS極間に回転子ヨー
ク201による磁気回路が形成され、磁気記録された磁
界が強まってしまう。従って十分な信号を得ることがで
きない。また、回転子ヨーク201から磁気記録媒体3
04に回転子磁石204による磁束が漏れ易く、信号と
雑音の比いわゆるS/N比が低くなってしまう欠点も持
っていた。
【0008】本発明の目的は、記録された磁極の磁界強
度の低下を防止し、速度検出信号を大きくしてS/N比
を改善し、信頼性の高い速度検出器付モータを提供する
にある。
度の低下を防止し、速度検出信号を大きくしてS/N比
を改善し、信頼性の高い速度検出器付モータを提供する
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定子と、こ
の固定子に設けられた固定子コイルと、固定子に回転自
在に支持された回転軸と、この回転軸に設けられた回転
子ヨークと、前記固定子コイルに対向するように配置さ
れ、かつこの回転子ヨークに固着した回転磁石と、この
回転磁石を外周から囲うように回転子ヨークの外周に形
成した環状壁部と、この環状壁部の外周に設けた磁気記
録媒体と、この磁気記録媒体に近接して対向するように
設けた磁気検出素子とを有し、この磁気検出素子の長手
方向が磁気記録媒体の小磁極の並び方向と直角になるよ
うに磁気検出素子を配置したことを特徴とするものであ
る。
の固定子に設けられた固定子コイルと、固定子に回転自
在に支持された回転軸と、この回転軸に設けられた回転
子ヨークと、前記固定子コイルに対向するように配置さ
れ、かつこの回転子ヨークに固着した回転磁石と、この
回転磁石を外周から囲うように回転子ヨークの外周に形
成した環状壁部と、この環状壁部の外周に設けた磁気記
録媒体と、この磁気記録媒体に近接して対向するように
設けた磁気検出素子とを有し、この磁気検出素子の長手
方向が磁気記録媒体の小磁極の並び方向と直角になるよ
うに磁気検出素子を配置したことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】磁気記録媒体は、回転磁石を外周から囲うよう
に回転子ヨークの外周に設けた環状壁部の外周に設けて
いるので、磁気記録媒体の磁力を検出する磁気検出素子
の検出精度は回転磁石の磁力の影響が少ない良好なもの
である。
に回転子ヨークの外周に設けた環状壁部の外周に設けて
いるので、磁気記録媒体の磁力を検出する磁気検出素子
の検出精度は回転磁石の磁力の影響が少ない良好なもの
である。
【0011】
【実施例】次に本発明構成の一実施例を図1ないし図7
により説明する。
により説明する。
【0012】図1は本発明構成の要部の拡大断面図を示
す。この図において、21は強磁性体から成る回転子ヨ
ーク、24はこの回転子ヨーク21の内面に取り付けら
れた回転子磁石、34は磁気記録媒体で非磁性体35を
介在させて前記回転子ヨーク21に設けられている。こ
の非磁性体35の厚さtは、磁気記録ピッチよりも大と
してある。
す。この図において、21は強磁性体から成る回転子ヨ
ーク、24はこの回転子ヨーク21の内面に取り付けら
れた回転子磁石、34は磁気記録媒体で非磁性体35を
介在させて前記回転子ヨーク21に設けられている。こ
の非磁性体35の厚さtは、磁気記録ピッチよりも大と
してある。
【0013】次に、本発明で実施される磁気検出器とし
て磁気抵抗効果素子を用いた検度検出の手法について説
明する。
て磁気抵抗効果素子を用いた検度検出の手法について説
明する。
【0014】磁気抵抗効果作用とは、磁気に感応して抵
抗が変化する現象で、材料によってその効果が異なる。
磁気抵抗効果素子は磁気抵抗効果の大きな材料、例えば
Ni−Fe系などの強磁性材をガラス板上に蒸着して、
図3に示すようなパターンを形成させたものである。図
3に示すパターンにおいて、電極T1 及びY2 間に直流
電圧を印加すると矢印に示す電流Iが磁気抵抗効果素子
の感磁部21に流れる。この電流Iに対し垂直な磁界を
感磁部21に加えると抵抗が変化する。今、図4のよう
に磁界が増加すると、抵抗は減少する。更に、磁界の方
向を逆転しても同様な効果が得られることが知られてい
る。図5において、磁気記録媒体34はN及びS極とを
交互にピッチpで着磁されたもので、γFe2O3或いは
CoOFe2O3などの強磁性体の微粉末を用いて形成したもの
が適している。さて、磁気抵抗効果素子33を磁気記録
媒体34に接近させ、磁極の並んでいる方向に平行移動
させると、磁極N,Sの磁界変化を磁気抵抗効果素子3
3が受け、その結果磁極ピッチに等しい周期の抵抗変化
が得られる。この抵抗変化はブリッジの一辺にすれば、
電圧変化として取り出すことができる。更に、コンパレ
ータ,波形成形回路などを用いてパルス列信号に変換で
きる。このパルス列信号は磁気記録媒体34に着磁され
ている磁極N,Sの磁極ピッチに対応したものである。
従って、回転子ヨーク21に磁気記録媒体34を固着
し、且つ図7に示すように同一円周上に等ピッチに磁極
を交互に着磁すれば、前述の如く磁気抵抗効果素子によ
ってその状態を読み出すことができ、これによって速度
検出信号を得ることが可能である。
抗が変化する現象で、材料によってその効果が異なる。
磁気抵抗効果素子は磁気抵抗効果の大きな材料、例えば
Ni−Fe系などの強磁性材をガラス板上に蒸着して、
図3に示すようなパターンを形成させたものである。図
3に示すパターンにおいて、電極T1 及びY2 間に直流
電圧を印加すると矢印に示す電流Iが磁気抵抗効果素子
の感磁部21に流れる。この電流Iに対し垂直な磁界を
感磁部21に加えると抵抗が変化する。今、図4のよう
に磁界が増加すると、抵抗は減少する。更に、磁界の方
向を逆転しても同様な効果が得られることが知られてい
る。図5において、磁気記録媒体34はN及びS極とを
交互にピッチpで着磁されたもので、γFe2O3或いは
CoOFe2O3などの強磁性体の微粉末を用いて形成したもの
が適している。さて、磁気抵抗効果素子33を磁気記録
媒体34に接近させ、磁極の並んでいる方向に平行移動
させると、磁極N,Sの磁界変化を磁気抵抗効果素子3
3が受け、その結果磁極ピッチに等しい周期の抵抗変化
が得られる。この抵抗変化はブリッジの一辺にすれば、
電圧変化として取り出すことができる。更に、コンパレ
ータ,波形成形回路などを用いてパルス列信号に変換で
きる。このパルス列信号は磁気記録媒体34に着磁され
ている磁極N,Sの磁極ピッチに対応したものである。
従って、回転子ヨーク21に磁気記録媒体34を固着
し、且つ図7に示すように同一円周上に等ピッチに磁極
を交互に着磁すれば、前述の如く磁気抵抗効果素子によ
ってその状態を読み出すことができ、これによって速度
検出信号を得ることが可能である。
【0015】本発明の磁気検出器は前述のように回転速
度を検出することが出来るものであるが、特に磁極の記
録面が回転子ヨーク21から磁気記録ピッチ以上に離間
してあるので磁極の磁束が減少することがない。すなわ
ち、それぞれの磁極から表面に作用する洩れ磁束が磁気
信号となるが、磁極の直下に強磁性体が存在すると、こ
の洩も磁束が減少してしまう。
度を検出することが出来るものであるが、特に磁極の記
録面が回転子ヨーク21から磁気記録ピッチ以上に離間
してあるので磁極の磁束が減少することがない。すなわ
ち、それぞれの磁極から表面に作用する洩れ磁束が磁気
信号となるが、磁極の直下に強磁性体が存在すると、こ
の洩も磁束が減少してしまう。
【0016】一方、この種モータの回転子は永久磁石を
有しており、この回転子ワーク21をできるだけ高い強
磁性体で製作するのが高トルクモータを得るために必要
である。しかし、前記のように回転子ヨーク21に磁気
記録媒体34を塗布し、これに記録された磁気信号を検
出器によって検出する形式のものにおいては、磁極の磁
束を出来るだけ強めることが望まれるが、折角強力に着
磁できても裏面に磁気回路が出来てしまうと磁極が有し
ている磁束が裏面の磁気回路に流れて無駄になり、表面
に作用し、実際に磁気信号として使用できる磁束が減少
してしまう。
有しており、この回転子ワーク21をできるだけ高い強
磁性体で製作するのが高トルクモータを得るために必要
である。しかし、前記のように回転子ヨーク21に磁気
記録媒体34を塗布し、これに記録された磁気信号を検
出器によって検出する形式のものにおいては、磁極の磁
束を出来るだけ強めることが望まれるが、折角強力に着
磁できても裏面に磁気回路が出来てしまうと磁極が有し
ている磁束が裏面の磁気回路に流れて無駄になり、表面
に作用し、実際に磁気信号として使用できる磁束が減少
してしまう。
【0017】磁極による磁界の強さは磁気抵抗効果素子
33の抵抗変化率として取出すことができる。
33の抵抗変化率として取出すことができる。
【0018】実際に非磁性体35の厚さtを変えて実験
した結果、磁気抵抗効果素子の抵抗変化率ΔR/Rは非
磁性体35の厚さtを増すと大きくなり、磁極の記録ピ
ッチpを越すと最大でほぼ一定になることが判った。
した結果、磁気抵抗効果素子の抵抗変化率ΔR/Rは非
磁性体35の厚さtを増すと大きくなり、磁極の記録ピ
ッチpを越すと最大でほぼ一定になることが判った。
【0019】又は、非磁性体35の充分な厚さは、回転
子磁石24に主として起因する回転子20側からの磁気
的影響を減じる作用もし、磁気ノイズも減少し、正確な
検出が可能になる。
子磁石24に主として起因する回転子20側からの磁気
的影響を減じる作用もし、磁気ノイズも減少し、正確な
検出が可能になる。
【0020】図2は本発明の他の実施例であり、図1と
の相違は磁気記録媒体34を回転子ヨーク21の外周に
設けたことにある。この実施例でも同様な磁極部から回
転子ヨーク21までの間隔を充分にとり、磁極の裏面に
近接した磁気回路が形成されないようにしたものであ
る。
の相違は磁気記録媒体34を回転子ヨーク21の外周に
設けたことにある。この実施例でも同様な磁極部から回
転子ヨーク21までの間隔を充分にとり、磁極の裏面に
近接した磁気回路が形成されないようにしたものであ
る。
【0021】前記一実施例の構成によれば、検出信号を
高めることができると共に、回転子磁石24或いは固定
子コイル103による磁界の影響を大幅に軽減でき、速
度検出器のS/N比を高める効果がある。大きな検出信
号が得られるため、磁気記録媒体34と磁気センサ30
間のスペーシングを大きくとることが可能であり、組立
性が向上する。また、固定子コイル103に流れる電流
によって発生する高調波磁界は、非磁性体35をアルミ
等とすれば、この中にうず電流を誘導し、その結果高周
波磁界をシールドでき、高調波雑音防止にも効果があ
る。更に磁極部を回転子ヨーク21から充分に離間して
いるので磁気記録媒体34の表面に磁性粉などが付着し
にくくなり、異物ギャップ進入による検出素子の破壊が
少なくなる効果がある。
高めることができると共に、回転子磁石24或いは固定
子コイル103による磁界の影響を大幅に軽減でき、速
度検出器のS/N比を高める効果がある。大きな検出信
号が得られるため、磁気記録媒体34と磁気センサ30
間のスペーシングを大きくとることが可能であり、組立
性が向上する。また、固定子コイル103に流れる電流
によって発生する高調波磁界は、非磁性体35をアルミ
等とすれば、この中にうず電流を誘導し、その結果高周
波磁界をシールドでき、高調波雑音防止にも効果があ
る。更に磁極部を回転子ヨーク21から充分に離間して
いるので磁気記録媒体34の表面に磁性粉などが付着し
にくくなり、異物ギャップ進入による検出素子の破壊が
少なくなる効果がある。
【0022】
【発明の効果】本発明は、固定子と、この固定子に設け
られた固定子コイルと、固定子に回転自在に支持された
回転軸と、この回転軸に設けられた回転子ヨークと、前
記固定子コイルに対向するように配置され、かつこの回
転子ヨークに固着した回転磁石と、この回転磁石を外周
から囲うように回転子ヨークの外周に形成した環状壁部
と、この環状壁部の外周に設けた磁気記録媒体と、この
磁気記録媒体に近接して対向するように設けた磁気検出
素子とを有し、この磁気検出素子の長手方向が磁気記録
媒体の小磁極の並び方向と直角になるように磁気検出素
子を配置したことを特徴とする速度検出器付モータにあ
る。
られた固定子コイルと、固定子に回転自在に支持された
回転軸と、この回転軸に設けられた回転子ヨークと、前
記固定子コイルに対向するように配置され、かつこの回
転子ヨークに固着した回転磁石と、この回転磁石を外周
から囲うように回転子ヨークの外周に形成した環状壁部
と、この環状壁部の外周に設けた磁気記録媒体と、この
磁気記録媒体に近接して対向するように設けた磁気検出
素子とを有し、この磁気検出素子の長手方向が磁気記録
媒体の小磁極の並び方向と直角になるように磁気検出素
子を配置したことを特徴とする速度検出器付モータにあ
る。
【0023】この構成によれば、磁気検出素子の検出精
度の良好なものを提供できる。
度の良好なものを提供できる。
【図1】本発明の一実施例の要部構成を示す断面図。
【図2】同じく本発明の他の実施例構成を示す断面図。
【図3】本発明の磁気検出器として用いられる磁気抵抗
効果素子を示す図。
効果素子を示す図。
【図4】この磁気抵抗効果素子の磁界に対する抵抗変化
を示す図。
を示す図。
【図5】磁気抵抗効果素子と磁気記録媒体との関係を示
す図。
す図。
【図6】非磁性体の厚さと磁気抵抗効果素子の抵抗変化
率の関係を示す図。
率の関係を示す図。
【図7】磁気記録媒体への着磁状態を示す図。
【図8】一般的に考えられるモータの断面図である。
21…回転子ヨーク、24…回転子磁石、33…磁気検
出素子、34…磁気記録媒体、35…非磁性体、100
…固定子、103…固定子コイル。
出素子、34…磁気記録媒体、35…非磁性体、100
…固定子、103…固定子コイル。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川又 昭一 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 渡邊 充 茨城県日立市幸町3丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】固定子と、この固定子に設けられた固定子
コイルと、固定子に回転自在に支持された回転軸と、こ
の回転軸に設けられた回転子ヨークと、前記固定子コイ
ルに対向するように配置され、かつこの回転子ヨークに
固着した回転磁石と、この回転磁石を外周から囲うよう
に回転子ヨークの外周に形成した環状壁部と、この環状
壁部の外周に設けた磁気記録媒体と、この磁気記録媒体
に近接して対向するように設けた磁気検出素子とを有
し、この磁気検出素子の長手方向が磁気記録媒体の小磁
極の並び方向と直角になるように磁気検出素子を配置し
たことを特徴とする速度検出器付モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5102152A JP2539577B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 速度検出器付モ―タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5102152A JP2539577B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 速度検出器付モ―タ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57047438A Division JPH0797895B2 (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | 速度検出器付モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622505A true JPH0622505A (ja) | 1994-01-28 |
JP2539577B2 JP2539577B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=14319767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5102152A Expired - Lifetime JP2539577B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 速度検出器付モ―タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539577B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7263963B2 (en) | 2005-09-23 | 2007-09-04 | Jp Scope Llc | Valve apparatus for an internal combustion engine |
US10309266B2 (en) | 2005-09-23 | 2019-06-04 | Jp Scope, Inc. | Variable travel valve apparatus for an internal combustion engine |
US10690085B2 (en) | 2016-09-09 | 2020-06-23 | Jp Scope, Inc. | Variable travel valve apparatus for an internal combustion engine |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS54118259A (en) * | 1978-03-06 | 1979-09-13 | Nec Corp | Angle detector |
JPS55131773A (en) * | 1979-03-30 | 1980-10-13 | Sharp Corp | Rotational speed detecting signal generator |
JPS55150125A (en) * | 1979-05-07 | 1980-11-21 | Sony Corp | Magnetic head drum unit |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP5102152A patent/JP2539577B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7263963B2 (en) | 2005-09-23 | 2007-09-04 | Jp Scope Llc | Valve apparatus for an internal combustion engine |
US7373909B2 (en) | 2005-09-23 | 2008-05-20 | Jp Scope Llc | Valve apparatus for an internal combustion engine |
US7448354B2 (en) | 2005-09-23 | 2008-11-11 | Jp Scope Llc | Valve apparatus for an internal combustion engine |
US8108995B2 (en) | 2005-09-23 | 2012-02-07 | Jp Scope Llc | Valve apparatus for an internal combustion engine |
US10309266B2 (en) | 2005-09-23 | 2019-06-04 | Jp Scope, Inc. | Variable travel valve apparatus for an internal combustion engine |
US10690085B2 (en) | 2016-09-09 | 2020-06-23 | Jp Scope, Inc. | Variable travel valve apparatus for an internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2539577B2 (ja) | 1996-10-02 |
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