JPH04240564A - 磁電変換器 - Google Patents

磁電変換器

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JPH04240564A
JPH04240564A JP750691A JP750691A JPH04240564A JP H04240564 A JPH04240564 A JP H04240564A JP 750691 A JP750691 A JP 750691A JP 750691 A JP750691 A JP 750691A JP H04240564 A JPH04240564 A JP H04240564A
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Zen Sadai
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波長選択性を有する磁
電変換素子を用いた磁電変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気信号を検出し電気信号に変換する磁
電変換器は、ビデオテープレコーダ等に多く用いられて
いる。特にモーターの回転速度制御のために、モーター
の回転子外周に周期的磁気信号を記録し、その信号を磁
電変換素子で電気信号に変換する方式は、多くの回転機
器において使用されている。
【0003】その磁電変換方式には、従来、次の3種類
が多く用いられている。第1はプリントパターン方式と
呼ばれるものである。回転子の外周に磁気記録媒体とし
てのリング状磁石を取り付け、その磁石にN極S極を繰
り返した周期的な着磁をしたものに対し、リング全周に
プリント基板を対向させ、そのプリント基板上にリング
状磁石の記録周期に波長を合わせた矩形波状配線パター
ンを円周状に設けたものである。回転子が回転すると配
線パターンに対する周方向の磁気ベクトルの方向が周期
的に変化するので、配線パターンの両端に交流の周期的
電圧が発生する。これを読みとることにより、回転子の
速度を検知するものである。
【0004】第2はリングヘッド方式と呼ばれるもので
ある。第1同様のリング状磁石に対して、オーディオテ
ープレコーダに用いられる磁気ヘッド(リングヘッド)
を対向させ磁気信号を読みとるものである。
【0005】第3の方式はMR方式と呼ばれるものであ
る。磁界を電気信号に変換する手段として磁気抵抗の異
方性効果を有する強磁性体の抵抗(以下その英名Mag
netResistorの頭文字をとってMRと呼ぶ)
を用いるものである。第1,第2の方式が磁界の変化に
よる起電力の発生の原理を応用しているので、出力の大
きさに周波数依存性があり、回転速度が変わると出力の
大きさも変わってしまうという欠点を有しているのに比
較し、第3の方式は磁気異方性の抵抗効果の原理を応用
しているので、周波数依存性がなく、回転速度が変化し
ても出力の大きさが安定しており、近年、第1,第2の
方式に取ってかわろうとしている。本発明もこの第3の
方式の改良に関するものである。
【0006】以下に従来のMR方式の磁電変換器につい
て説明する。図6(a)は従来のMR方式の磁電変換器
の上面図である。回転体1の外周にリング状磁石を取り
付け、その磁石にはN極2,S極3を繰り返して着磁を
してある。着磁の周期(或るN極から次のN極迄の距離
)をλと呼ぶことにする。この回転磁石リングに対向し
てMR4,MR5を外周からギャップgの距離をおいて
配置しており、MR4とMR5との中心間間隔pはλに
対して丁度1/4になっている。MR4とMR5とは直
列に接続されて、その接続点7は外部出力端子として取
り出されており、また、MR4の他端6は定電圧電源の
+端子に、MR5の他端8は定電圧電源のグラウンド端
子に接続されている。
【0007】この磁電変換器の動作原理を説明する。M
R4とMR5とは磁界がかからない時には等しい抵抗値
を示し、従って接続点7の電位は他端6よりの電源電圧
の1/2の電圧値を示す。ところが、これを周期磁界に
近づけた時は、この出力電位が変化する。図6(b)に
は上記従来例の磁石とMRの関係について示してある。 MR4はN極に対向するため、垂直に(配向方向に)N
極よりの信号磁界がかかり抵抗値は無磁界の時と同じで
あるが、MR5はN極,S極よりの信号磁界が抵抗体の
配向方向を横切る方向に磁界がかかるために、強磁性体
の抵抗の性質より、抵抗値が下降する。ゆえに接続点7
の電位はMR4とMR5の抵抗値により電源電圧を比例
配分した値となり、電源電圧の1/2よりも低い値を示
すことになる。そして回転体が回転するとこのMR4と
MR5との関係は交互に逆転するので、接続点7の電圧
は回転につれて高低し、この電圧を検出することにより
、回転体の回転数を知ることができる。
【0008】この時、MR4とMR5との中心間間隔と
出力の大きさの関係は、原理から明らかなように、MR
4に対して最大の異方化方向の磁界が加わった時に、M
R5に対して最大の異方化方向を横切る磁界が加わった
時出力最大となる。その最大出力を得る関係が、中心間
間隔p=1/4λの時に得られる。従来はこの最大出力
になるpとλの関係のMR方式を用いていた。
【0009】また、図7(a)に他の従来のMR方式の
磁電変換器の斜視図を示す。回転体1の外周にリング状
着磁を施してS極2,N極3を設けてある。この着磁の
周期はλである。この回転磁石リングに対向してMR4
,MR5を配置している。そして、この各々のMRに対
してバイアス磁界ベクトル9をかけている。バイアス磁
界ベクトル9の方向は各々のMRの感磁方向及び磁気異
方性配向方向にかけた磁界の合成ベクトル方向となって
いる。そしてMR4とMR5との中心間間隔pはλに対
して丁度1/2になっている。MR4とMR5との接続
,印加電圧等については前記従来例と同様である。
【0010】この磁電変換器の動作原理を説明する。M
R4とMR5とは、信号磁界がかからない時は、等しい
バイアス磁界がかかっているので、等しい抵抗値を示し
、従って接続点7の電位は他端6よりの電源電圧の1/
2を示す。ところが、これを周期磁界に近づけた時は、
この出力電位が変化する。図7の(b)には本従来例の
磁石とMRの関係について示してある。MR4はN極に
対向するため、バイアス磁界と信号磁界との合成された
MRへの磁界は、配向方向を横切る方向に近くなり、信
号磁界がかからない時よりも抵抗値が下降する。 MR5はS極に対向するため、バイアス磁界と信号磁界
との合成されたMRへの磁界は、配向方向に近くなり、
信号磁界がかからない時よりも抵抗値が上昇する。この
両方の作用により接続点7の電圧は上昇する。回転体が
回転すると、このMR4とMR5との関係は交互に逆転
するので、出力7の電圧は回転につれて高低し、この電
圧を検出することにより、回転体の回転数を知ることが
できる。
【0011】この、バイアス磁界が加えられている時の
MR4とMR5との中心間間隔pと出力の大きさの関係
は、原理から明らかなように、MR4に対して最大の垂
直方向磁界が加わり、かつ、MR5に対して最大の異方
化方向の磁界が加わった時に出力最大となる。その最大
出力を得る関係が中心間間隔p=1/2λの時に得られ
、従来はこの関係のMR方式を用いていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、回転体とMRのギャップgに出力が大
きく依存するという問題点を有していた。図4は電源端
子6と8の間に定電圧5Vを印加した場合に、回転体と
MRのギャップgを変えた時の出力振幅の大きさを表し
たものである。図上の曲線(a)が従来のMR方式の出
力振幅を表す。ギャップが広くなるに従って急激に出力
が減少する。50μmでは60mV以上あった出力が1
50μmでは30mV以下に減少してしまう。
【0013】磁電変換器を組み立てる製造工程において
、その出力を適正にするために、回転体をMRのギャッ
プを調整する必要があるが、上記のようにほんの少しギ
ャップが狂うと出力が大きく変動する特性を示してしま
うので、その組み立ては非常に困難なものであった。
【0014】また、回転体が回転すると軸ブレが起きる
が、ほんの少しの軸ブレが、回転体とMRのギャップを
変える原因となり、軸ブレにより、磁電変換精度即ち回
転速度の検出精度が悪くなるということが、従来よく起
こっており問題となっていた。
【0015】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、磁電変換器の製造工程において組み立てが容易で
あり、しかも、回転体が軸ブレしても回転速度の検出が
正確に行なえる磁電変換器を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁電変換器は、磁気抵抗の異方性効果を有す
る強磁性体の抵抗を2つ直列接続して平行に設置し、か
つその中心間間隔をpとなるように配置して構成された
直列抵抗素子と、周期間隔をλとして周期的に磁気記録
された磁気記録媒体とを備え、前記直列抵抗素子と磁気
記録媒体とを対向させて   λ/40≦|λ/4+n・λ/2−p|≦λ/8 
     (nは整数)なる関係に組み合わせて配置し
、直列抵抗素子の両端に電圧を印加し両抵抗の接続点よ
り電気信号出力をとり出す構成を有している。このλと
pの関係について図示したものが図5(a)である。信
号磁界に対向させて、MR4とMR5を配置した時のM
R5の中心を図の右端の一点鎖線にて表した時に、これ
とpの間隔で隔ったMR4の中心位置の範囲を斜線部に
て図示している。
【0017】また、更にMRにバイアス磁界をかけた磁
電変換器で従来方式の問題点を解決する本発明の磁電変
換器は、磁気抵抗の異方性効果を有する強磁性体の抵抗
を2つ直列接続して平行に設置し、かつその中心間間隔
をpとなるように配置して構成された直列抵抗素子と、
この直列抵抗素子の感磁方向及び磁気異方性配向方向に
常にバイアス磁界をかける手段と、周期間隔をλとして
周期的に磁気記録された磁気記録媒体とを備え、前記直
列抵抗素子と磁気記録媒体とを対向させて  λ/20
≦|λ/2+nλ−p|≦λ/4      (nは整
数)なる関係に組み合わせて配置し、直列抵抗素子の両
端に電圧を印加し、両抵抗の接続点より電気信号出力を
とり出す構成を有している。このλとpの関係について
図示したものが図5(b)である。信号磁界に対向させ
て、MR4とMR5を配置した時のMR5の中心を図の
右端の一点鎖線にて表した時に、これとpの間隔で隔っ
たMR4の中心位置の範囲を斜線部にて図示している。
【0018】
【作用】本発明の構成によって、磁気記録媒体とMRが
接近し過ぎた時においても、磁気記録媒体の記録周期と
MRの中心間間隔との関係を最大出力になる配置から適
当に故意にずらしてあるので、電気信号出力が大き過ぎ
るということが起こらず、また磁気記録媒体とMRとが
遠く離れ過ぎた時においても、通常位置に置いた時に比
較しての電気信号出力の減衰量が大き過ぎるということ
も起こらない。即ち磁気記録媒体とMRとのギャップの
大小にかかわらず安定した出力を得ることができる。従
って磁電変換器を組み立てる際に、ギャップと大小にか
かわらず容易な組み立てが可能となる。また回転体の回
転時の軸ブレが大きくしても安定した電気信号出力が得
られ、高精度の回転検出を実現できる。
【0019】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例の磁電変
換器について、図面を参照しながら説明する。
【0020】図1(a)は本発明の第1の実施例におけ
る磁気記録媒体とMRの相対関係を示すものである。従
来例で説明した図6(b)のMRよりも、MR中心間間
隔pが狭くなっている。
【0021】この関係の磁電変換器を従来例の図6(a
)と同様の構成にした場合について説明する。
【0022】ギャップgが50μmと小さい時は、図1
(a)の関係で配置した場合においては、MR5は信号
磁界として配向方向を垂直に横切る方向にのみ磁界がか
かるので、抵抗値は無磁界時より約2%下降する。また
MR4は信号磁界として配向方向と、それに垂直方向と
両方向に磁界がかかるので、この合成磁界に対する抵抗
値として無磁界時より約0.8%下降する。この2%と
0.8%との差の1.2%が取り出せる電気信号出力と
なる。
【0023】今度は反対にギャップgが150μmと大
きい時、MR5は信号磁界として配向方向を垂直に横切
る方向にのみ磁界がかかるが、信号磁界と離れているの
で磁界が多いため1.2%の抵抗値下降となる。またM
R4は信号磁界として配向方向と、それに垂直方向との
両方向に磁界がかかるが、磁界ベクトルの分布状態が信
号磁界に近い場合と異なるので、配向方向の磁界の比率
が、それに垂直方向の磁界の比率に対して増大する。全
体に磁界の強さも弱まるので、抵抗値の変化率は約0.
2%の下降となる。この1.2%と0.2%との差1.
0%が取り出せる電気信号出力となる。このためギャッ
プが小さい時も大きい時も安定した電気信号出力となる
。この関係をグラフ化したのが図4(b)である。
【0024】また実施例としては図1(b)のように、
従来例の説明の図6(b)よりもMRの中心間間隔pが
広くなっていてもよい。この時の原理,効果も前記図1
(a)に示した実施例と同様のものである。
【0025】実施例として更に図2(a)のように一方
のMRを4′,4″,5′,5″と2つずつに分け周期
的に同じ磁気信号となる2箇所に別々に配置しても、そ
の効果は同じである。3箇所,4箇所と分けていって、
直列に接続しても同様である。
【0026】また図2(b)のように前記実施例を組み
合わせて1つのMR4′のp′は λ/40≦λ/4+0・λ/2−p′≦λ/8に設定し
、他のMR4″のp″は λ/40≦−(λ/4+1・λ/2−p″)≦λ/8に
設定し直列に接続して片方のMRとしても良い。
【0027】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0028】図3(a)は本発明の第2の実施例におけ
る磁気記録媒体とMRの相対関係を示すものであり、バ
イアス磁界印加手段によりバイアスが印加されている。 従来例で説明した図7(b)のMRよりも、MR中心間
間隔pが狭くなっている。この時の動作、従来例との特
性比較,効果等も、実施例1で説明したのと同様に説明
できる。結果としてギャップgを小さくした時と大きく
した時との出力変動は小さく安定しており、従来例に比
べて大きく改善されている。
【0029】また実施例としては図3(b)のように一
方のMRを2つに分け周期的に同じ磁気信号となる2箇
所に別々に配置してもその効果は同じであり、実施例1
の図2(b)の例と同様である。他の例についても実施
例1と同様の議論ができることは言うまでもない。
【0030】以上のように本発明の実施例によれば磁気
抵抗の異方性効果を有する強磁性体の抵抗を2つ直列接
続して平行に設置し、かつその中心間間隔をpとなるよ
うに配置して構成された直列抵抗素子と、周期間隔をλ
として周期的に磁気記録された磁気記録媒体とを備え、
前記直列抵抗素子と磁気記録媒体とを対向させて  λ
/40≦|λ/4+n・λ/2−p|≦λ/8    
  (nは整数)なる関係に組み合わせて配置し、直列
抵抗素子の両端に電圧を印加し、両抵抗の接続点より電
気信号出力をとり出すことにより、回転体とMRのギャ
ップgが変動しても、出力振幅が変動することが少なく
、安定した出力となるので、このような磁電変換器を組
み立てる製造工程において、10μm単位といった微妙
なギャップの調整のための位置合わせをする必要がなく
、楽に早く取り付け組み立てができるという効果がある
と共に、回転体の回転時の軸ブレが大きくても安定した
電気信号出力が得られ、高精度の回転検出を実現できる
ものである。
【0031】また、この時のpとλが   λ/40>|λ/4+n・λ/2−p|     
 (nは整数)の関係になった時は、図6(b)におい
て説明した従来の磁電変換器に近い構造及び特性となり
、ほんの少しギャップgが変化しても出力振幅が大きく
変動するものとなってしまうので前記のような効果がで
ない。
【0032】また、反対に、この時のpとλが  |λ
/4+n・λ/2−p|>λ/8      (nは整
数)の関係になった時は、磁電変換器としての変換効率
が落ちてしまうため、出力振幅が極端に小さくなり変換
器としての機能がなくなってしまう。ゆえに本発明の効
果を出すためのλとpの関係は請求の範囲に表記した領
域(図5(a)に図示)に限られるものである。
【0033】また、実施例2に示したようにMRにバイ
アス磁界をかけた磁電変換器においては、磁気抵抗の異
方性効果を有する強磁性体の抵抗を2つ直列接続して平
行に設置し、かつその中心間間隔をpとなるように配置
して構成された直列抵抗素子と、この直列抵抗素子の感
磁方向及び磁気異方性配向方向に常にバイアス磁界をか
ける手段と、周期間隔をλとして周期的に磁気記録され
た磁気記録媒体とを備え、前記直列抵抗素子と磁気記録
媒体とを対向させ   λ/20≦|λ/2+nλ−p|≦λ/4    
  (nは整数)なる関係に組み合わせて配置し、直列
抵抗素子の両端に電圧を印加し、両抵抗の接続点より電
気信号出力をとり出すことにより、回転体とMRのギャ
ップgが変動しても、出力振幅が変動することが少なく
、安定した出力となるので、前記同様組み立てが楽に早
くでき、しかも軸ブレに対して安定して高精度の回転検
出を実現できるものである。
【0034】この時のpとλが λ/20>|λ/2+nλ−p|      (nは整
数)の関係の時は、図7(b)において説明した従来の
磁電変換器に近い構造及び特性となり、ギャップgの変
化に対して弱くなってしまう。
【0035】また、反対に、この時のpとλが|λ/2
+nλ−p|>λ/4      (nは整数)の関係
になった時は、磁電変換器としての変換効率が落ちてし
まう。ゆえに本発明の効果を出すためのλとpの関係は
請求の範囲に表記した領域(図5(b)に図示)に限ら
れるものである。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気記録
媒体とMRが接近し過ぎた時においても、磁気記録媒体
の記録周期とMRの中心間間隔との関係を最大出力にな
る配置から適当に故意にずらしてあるので、電気信号出
力が大き過ぎるということが起こらず、また磁気記録媒
体とMRとが遠く離れ過ぎた時においても、通常位置に
置いた時に比較しての電気信号出力の減衰量が大き過ぎ
るということも起こらない。即ち磁気記録媒体とMRと
のギャップの大小にかかわらず安定した出力を得ること
ができる。従って磁電変換器を組み立てる際に、ギャッ
プと大小にかかわらず容易な組み立てが可能となる。ま
た回転体の回転時の軸ブレが大きくても安定した電気信
号出力が得られ、高精度の回転検出を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例の磁電変換器に
おける磁石とMRの関係図 (b)は同実施例を応用した磁石とMRの関係図
【図2
】(a),(b)は前図に示した実施例を応用した磁石
とMRの関係図
【図3】(a)は本発明の第2の実施例の磁電変換器に
おける磁石とMRの関係図 (b)は同実施例を応用した磁石とMRの関係図
【図4
】回転体とMRのギャップgと出力振幅の関係の特性図
【図5】(a)は本発明の請求項1の請求領域の説明図
(b)は本発明の請求項2の請求領域の説明図
【図6】
(a)は第1の従来例の構造を示す上面図(b)は同従
来例における磁石とMRの関係図
【図7】(a)は第2
の従来例の構造を示す斜視図(b)は同従来例における
磁石とMRの関係図
【符号の説明】
1  回転体 2  N極 3  S極 4,5  MR 6,8  他端 7  接続点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気抵抗の異方性効果を有する強磁性体の
    抵抗を2つ直列接続して平行に設置し、かつその中心間
    間隔をpとなるように配置して構成された直列抵抗素子
    と、周期間隔をλとして周期的に磁気記録された磁気記
    録媒体とを備え、前記直列抵抗素子と磁気記録媒体とを
    対向させて   λ/40≦|λ/4+n・λ/2−p|≦λ/8 
         (nは整数)なる関係に組み合わせて配置し
    、直列抵抗素子の両端に電圧を印加し両抵抗の接続点よ
    り電気信号出力をとり出す構成とした磁電変換器。
  2. 【請求項2】磁気抵抗の異方性効果を有する強磁性体の
    抵抗を2つ直列接続して平行に設置し、かつその中心間
    間隔をpとなるように配置して構成された直列抵抗素子
    と、この直列抵抗素子の感磁方向及び磁気異方性配向方
    向に常にバイアス磁界をかける手段と、周期間隔をλと
    して周期的に磁気記録された磁気記録媒体とを備え、前
    記直列抵抗素子と磁気記録媒体とを対向させて  λ/
    20≦|λ/2+nλ−p|≦λ/4      (n
    は整数)なる関係に組み合わせて配置し、直列抵抗素子
    の両端に電圧を印加し、両抵抗の接続点より電気信号出
    力をとり出す構成とした磁電変換器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018151181A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 磁気式位置検出装置
JP2021076503A (ja) * 2019-11-12 2021-05-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 磁気式回転位置検出装置

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JP2018151181A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 磁気式位置検出装置
JP2021076503A (ja) * 2019-11-12 2021-05-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 磁気式回転位置検出装置

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