JPH10218025A - 自動車の車体側部構造 - Google Patents
自動車の車体側部構造Info
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- JPH10218025A JPH10218025A JP3836097A JP3836097A JPH10218025A JP H10218025 A JPH10218025 A JP H10218025A JP 3836097 A JP3836097 A JP 3836097A JP 3836097 A JP3836097 A JP 3836097A JP H10218025 A JPH10218025 A JP H10218025A
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- apron
- cowl
- pillar
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フロントピラーやフロントカウルに対するエ
プロンメンバの結合部の剛性を向上させることにより、
車体に大きいねじり変形が生じないようにして、自動車
への乗り心地を向上させる。 【解決手段】 左右フロントピラー4の前方近傍に車幅
方向に延びるフロントカウル11を設ける。上記左右各
フロントピラー4の前方で前後に延びるエプロンメンバ
16を設ける。これら各エプロンメンバ16の後端を上
記フロントピラー4に結合させる。上記フロントカウル
11のアウタパネル12の側部と上記エプロンメンバ1
6の後部22上面とを面接触させて互いに結合させる。
側面視で、上記エプロンメンバ16における後部22上
面の水平線に対する後上がり状の傾斜角αを、同上エプ
ロンメンバ16における前部33上面の同上傾斜角βよ
りも大きくする。
プロンメンバの結合部の剛性を向上させることにより、
車体に大きいねじり変形が生じないようにして、自動車
への乗り心地を向上させる。 【解決手段】 左右フロントピラー4の前方近傍に車幅
方向に延びるフロントカウル11を設ける。上記左右各
フロントピラー4の前方で前後に延びるエプロンメンバ
16を設ける。これら各エプロンメンバ16の後端を上
記フロントピラー4に結合させる。上記フロントカウル
11のアウタパネル12の側部と上記エプロンメンバ1
6の後部22上面とを面接触させて互いに結合させる。
側面視で、上記エプロンメンバ16における後部22上
面の水平線に対する後上がり状の傾斜角αを、同上エプ
ロンメンバ16における前部33上面の同上傾斜角βよ
りも大きくする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに結合される
フロントピラー、フロントカウル、エプロンメンバ、お
よびフェンダエプロンを備えた自動車の車体側部構造に
関するものである。
フロントピラー、フロントカウル、エプロンメンバ、お
よびフェンダエプロンを備えた自動車の車体側部構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記自動車の車体側部構造には、従来、
実開昭62‐130984号公報で示されるものがあ
る。
実開昭62‐130984号公報で示されるものがあ
る。
【0003】これによれば、自動車の車体は、ロアサイ
ドメンバとアッパサイドメンバの各前端部を互いに連結
させる左右フロントピラーを備え、これら左右フロント
ピラーの上下方向の中途部の前方近傍に車幅方向に延び
るフロントカウルが設けられている。上記左右各フロン
トピラーの上記中途部のそれぞれの前方で前後に延びる
エプロンメンバが設けられ、これら各エプロンメンバの
後端が上記フロントピラーの上記中途部に結合させられ
ている。そして、上記フロントカウルのアウタパネルの
側部と上記エプロンメンバの後部上面とが面接触させら
れて互いに結合させられ、同上エプロンメンバの前部上
面にフェンダエプロンの上端縁が結合させられて、この
フェンダエプロンが上記エプロンメンバに支持されてい
る。
ドメンバとアッパサイドメンバの各前端部を互いに連結
させる左右フロントピラーを備え、これら左右フロント
ピラーの上下方向の中途部の前方近傍に車幅方向に延び
るフロントカウルが設けられている。上記左右各フロン
トピラーの上記中途部のそれぞれの前方で前後に延びる
エプロンメンバが設けられ、これら各エプロンメンバの
後端が上記フロントピラーの上記中途部に結合させられ
ている。そして、上記フロントカウルのアウタパネルの
側部と上記エプロンメンバの後部上面とが面接触させら
れて互いに結合させられ、同上エプロンメンバの前部上
面にフェンダエプロンの上端縁が結合させられて、この
フェンダエプロンが上記エプロンメンバに支持されてい
る。
【0004】また、上記エプロンメンバの前部には、通
常、サスペンションを介して左右前車輪が操向自在に支
承され、これら前車輪により車体の前部が路面上に支持
されている。
常、サスペンションを介して左右前車輪が操向自在に支
承され、これら前車輪により車体の前部が路面上に支持
されている。
【0005】そして、自動車の走行中には、路面から上
記前車輪を介し上記エプロンメンバに衝撃力が与えら
れ、この衝撃力は上記エプロンメンバを介して上記フロ
ントピラーやフロントカウルに伝達されることとなる。
記前車輪を介し上記エプロンメンバに衝撃力が与えら
れ、この衝撃力は上記エプロンメンバを介して上記フロ
ントピラーやフロントカウルに伝達されることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記衝撃力
は大きいものであるため、上記フロントピラーやフロン
トカウルへのエプロンメンバの結合部である後端に応力
が集中して、上記エプロンメンバの撓み量が大きくなり
がちであり、これにより、車体に大きいねじり変形が生
じて自動車への乗り心地が低下するおそれがある。
は大きいものであるため、上記フロントピラーやフロン
トカウルへのエプロンメンバの結合部である後端に応力
が集中して、上記エプロンメンバの撓み量が大きくなり
がちであり、これにより、車体に大きいねじり変形が生
じて自動車への乗り心地が低下するおそれがある。
【0007】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、フロントピラーやフロントカウルに対す
るエプロンメンバの結合部の剛性を向上させることによ
り、車体に大きいねじり変形が生じないようにして、自
動車への乗り心地を向上させることを課題とする。
されたもので、フロントピラーやフロントカウルに対す
るエプロンメンバの結合部の剛性を向上させることによ
り、車体に大きいねじり変形が生じないようにして、自
動車への乗り心地を向上させることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車の車体側部構造は、左右フロントピラ
ー4の上下方向の中途部10の前方近傍に車幅方向に延
びるフロントカウル11を設け、上記左右各フロントピ
ラー4の上記中途部10のそれぞれの前方で前後に延び
るエプロンメンバ16を設け、これら各エプロンメンバ
16の後端を上記フロントピラー4の上記中途部10に
結合させ、上記フロントカウル11のアウタパネル12
の側部と上記エプロンメンバ16の後部22上面とを面
接触させて互いに結合させ、同上エプロンメンバ16の
前部33上面にフェンダエプロン31の上端縁32を結
合させた場合において、
の本発明の自動車の車体側部構造は、左右フロントピラ
ー4の上下方向の中途部10の前方近傍に車幅方向に延
びるフロントカウル11を設け、上記左右各フロントピ
ラー4の上記中途部10のそれぞれの前方で前後に延び
るエプロンメンバ16を設け、これら各エプロンメンバ
16の後端を上記フロントピラー4の上記中途部10に
結合させ、上記フロントカウル11のアウタパネル12
の側部と上記エプロンメンバ16の後部22上面とを面
接触させて互いに結合させ、同上エプロンメンバ16の
前部33上面にフェンダエプロン31の上端縁32を結
合させた場合において、
【0009】側面視で、上記エプロンメンバ16におけ
る後部22上面の水平線に対する後上がり状の傾斜角α
を、同上エプロンメンバ16における前部33上面の同
上傾斜角βよりも大きくしたものである。
る後部22上面の水平線に対する後上がり状の傾斜角α
を、同上エプロンメンバ16における前部33上面の同
上傾斜角βよりも大きくしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
により説明する。
【0011】図中符号1は自動車の車体であり、矢印F
rはその前方を示している。
rはその前方を示している。
【0012】上記車体1は、板金製で、その下部に前後
方向に延びる左右一対のロアサイドメンバ2と、上部に
前後方向に延びる左右一対のアッパサイドメンバ3とを
有している。上記車体1の各側部において、上記ロアサ
イドメンバ2の前端部と上記アッパサイドメンバ3の前
端部とを互いに連結させるフロントピラー4が設けられ
ると共に、上記ロアサイドメンバ2の前後方向の中途部
と上記アッパサイドメンバ3の前後方向の中途部とを互
いに連結させるセンタピラー5が設けられ、これらフロ
ントピラー4とセンタピラー5はいずれも上下方向に延
びている。
方向に延びる左右一対のロアサイドメンバ2と、上部に
前後方向に延びる左右一対のアッパサイドメンバ3とを
有している。上記車体1の各側部において、上記ロアサ
イドメンバ2の前端部と上記アッパサイドメンバ3の前
端部とを互いに連結させるフロントピラー4が設けられ
ると共に、上記ロアサイドメンバ2の前後方向の中途部
と上記アッパサイドメンバ3の前後方向の中途部とを互
いに連結させるセンタピラー5が設けられ、これらフロ
ントピラー4とセンタピラー5はいずれも上下方向に延
びている。
【0013】上記各フロントピラー4は、それぞれ車幅
方向で互いに対面するアウタパネル7とインナパネル8
とを有している。これらアウタパネル7とインナパネル
8の各前後端縁が互いに接合させられて、スポット溶接
S1 により結合させられ、これにより、上記フロントピ
ラー4の平面視の断面は十分の強度と、剛性とを備えた
閉じられた箱形とされている。
方向で互いに対面するアウタパネル7とインナパネル8
とを有している。これらアウタパネル7とインナパネル
8の各前後端縁が互いに接合させられて、スポット溶接
S1 により結合させられ、これにより、上記フロントピ
ラー4の平面視の断面は十分の強度と、剛性とを備えた
閉じられた箱形とされている。
【0014】上記左右フロントピラー4,4の上下方向
の中途部10の前方近傍に車幅方向に延びるフロントカ
ウル11が設けられている。このフロントカウル11は
上下方向で対面するアウタパネル12とインナパネル1
3とを有している。これらアウタパネル12とインナパ
ネル13の各前後端縁が互いに接合させられて、スポッ
ト溶接S2 により結合させられており、上記フロントカ
ウル11の側面視の断面は十分の強度と、剛性とを備え
た閉じられた箱形とされている。なお、上記フロントカ
ウル11の各側端部の開口を閉じる一点鎖線図示のサイ
ドパネル14を設けてもよい。
の中途部10の前方近傍に車幅方向に延びるフロントカ
ウル11が設けられている。このフロントカウル11は
上下方向で対面するアウタパネル12とインナパネル1
3とを有している。これらアウタパネル12とインナパ
ネル13の各前後端縁が互いに接合させられて、スポッ
ト溶接S2 により結合させられており、上記フロントカ
ウル11の側面視の断面は十分の強度と、剛性とを備え
た閉じられた箱形とされている。なお、上記フロントカ
ウル11の各側端部の開口を閉じる一点鎖線図示のサイ
ドパネル14を設けてもよい。
【0015】上記各フロントピラー4の上記中途部10
のそれぞれの前方で前後方向に延びるエプロンメンバ1
6が設けられている。このエプロンメンバ16は正面視
の断面がほぼL字形をなし、つまり、縦向き板17と、
この縦向き板17の下端縁から車幅方向で車体1の中央
側に向って一体的に延出する下部板18と、上記縦向き
板17の上端縁から外側方に向って一体的に延びる上部
フランジ19と、上記下部板18の延出端縁から下方に
向って一体的に延びる下部フランジ20とを有してい
る。
のそれぞれの前方で前後方向に延びるエプロンメンバ1
6が設けられている。このエプロンメンバ16は正面視
の断面がほぼL字形をなし、つまり、縦向き板17と、
この縦向き板17の下端縁から車幅方向で車体1の中央
側に向って一体的に延出する下部板18と、上記縦向き
板17の上端縁から外側方に向って一体的に延びる上部
フランジ19と、上記下部板18の延出端縁から下方に
向って一体的に延びる下部フランジ20とを有してい
る。
【0016】上記各エプロンメンバ16の後端は上記フ
ロントピラー4の上記中途部10に結合させられてい
る。より具体的には、上記エプロンメンバ16の縦向き
板17の後端が上記フロントピラー4のアウタパネル7
の外面にアーク溶接Wされており、また、上記エプロン
メンバ16の下部フランジ20が上記フロントピラー4
のアウタパネル7とインナパネル8の各前端縁と3枚重
ねでスポット溶接S3 されている。
ロントピラー4の上記中途部10に結合させられてい
る。より具体的には、上記エプロンメンバ16の縦向き
板17の後端が上記フロントピラー4のアウタパネル7
の外面にアーク溶接Wされており、また、上記エプロン
メンバ16の下部フランジ20が上記フロントピラー4
のアウタパネル7とインナパネル8の各前端縁と3枚重
ねでスポット溶接S3 されている。
【0017】上記フロントカウル11におけるアウタパ
ネル12の各側部の下面と、上記エプロンメンバ16の
後部22上面である上部フランジ19の上面とが面接触
させられて、これらアウタパネル12の各側部と、上部
フランジ19とがスポット溶接S4 により結合させられ
ている。
ネル12の各側部の下面と、上記エプロンメンバ16の
後部22上面である上部フランジ19の上面とが面接触
させられて、これらアウタパネル12の各側部と、上部
フランジ19とがスポット溶接S4 により結合させられ
ている。
【0018】また、上記フロントピラー4の中途部10
と、上記フロントカウル11のアウタパネル12の側部
とがスポット溶接S5 により結合させられ、つまり、上
記フロントピラー4、フロントカウル11、およびエプ
ロンメンバ16とが互いに結合させられて、上記フロン
トピラー4やフロントカウル11に対しエプロンメンバ
16の後端が強固に結合させられている。
と、上記フロントカウル11のアウタパネル12の側部
とがスポット溶接S5 により結合させられ、つまり、上
記フロントピラー4、フロントカウル11、およびエプ
ロンメンバ16とが互いに結合させられて、上記フロン
トピラー4やフロントカウル11に対しエプロンメンバ
16の後端が強固に結合させられている。
【0019】上記フロントカウル11の下方で上下方向
に延びるダッシュパネル26が設けられている。このダ
ッシュパネル26の上端部は上記フロントカウル11の
インナパネル13の下面にスポット溶接S6 により結合
させられ、上記ダッシュパネル26の下端部は、上記左
右ロアサイドメンバ2,2間に設けられたフロアパネル
の前端縁に結合させられている。
に延びるダッシュパネル26が設けられている。このダ
ッシュパネル26の上端部は上記フロントカウル11の
インナパネル13の下面にスポット溶接S6 により結合
させられ、上記ダッシュパネル26の下端部は、上記左
右ロアサイドメンバ2,2間に設けられたフロアパネル
の前端縁に結合させられている。
【0020】上記フロントピラー4におけるインナパネ
ル8の上記中途部10から下側の下部は、上記アウタパ
ネル7と側面視の形状がほぼ一致するパネル本体部27
と、このパネル本体部27の前端縁から前方に向って一
体的に延出する延出パネル28とで構成されている。上
記延出パネル28の延出端縁である前端縁が上記ダッシ
ュパネル26の各側端縁にスポット溶接S7 により結合
させられている。
ル8の上記中途部10から下側の下部は、上記アウタパ
ネル7と側面視の形状がほぼ一致するパネル本体部27
と、このパネル本体部27の前端縁から前方に向って一
体的に延出する延出パネル28とで構成されている。上
記延出パネル28の延出端縁である前端縁が上記ダッシ
ュパネル26の各側端縁にスポット溶接S7 により結合
させられている。
【0021】上記エプロンメンバ16の内側面に対面す
るフェンダエプロン31が設けられている。このフェン
ダエプロン31の上端縁32が上記エプロンメンバ16
の前部33上面である上部フランジ19の上面に面接触
させられて、上記フェンダエプロン31の上端縁32が
上記上部フランジ19にスポット溶接S8 により結合さ
せられている。
るフェンダエプロン31が設けられている。このフェン
ダエプロン31の上端縁32が上記エプロンメンバ16
の前部33上面である上部フランジ19の上面に面接触
させられて、上記フェンダエプロン31の上端縁32が
上記上部フランジ19にスポット溶接S8 により結合さ
せられている。
【0022】また、上記フェンダエプロン31の後部、
ダッシュパネル26の側端縁、およびフロントピラー4
の延出パネル28が3枚重ねとして上記スポット溶接S
7 により結合させられると共に、これらにエプロンメン
バ16の下部フランジ20が加えられ4枚重ねとしてス
ポット溶接S9 により結合させられている。また、上記
エプロンメンバ16やフェンダエプロン31を外側方か
ら覆うフェンダ34が設けられている。
ダッシュパネル26の側端縁、およびフロントピラー4
の延出パネル28が3枚重ねとして上記スポット溶接S
7 により結合させられると共に、これらにエプロンメン
バ16の下部フランジ20が加えられ4枚重ねとしてス
ポット溶接S9 により結合させられている。また、上記
エプロンメンバ16やフェンダエプロン31を外側方か
ら覆うフェンダ34が設けられている。
【0023】上記ダッシュパネル26の後方の車体1の
内部が車室35とされ、上記ダッシュパネル26の前方
の車体1の内部がエンジンルーム36とされている。上
記左右フロントピラー4,4間で、上記フロントカウル
11の上方の開口がフロントウィンドのウィンド開口3
7とされ、上記ロアサイドメンバ2、アッパサイドメン
バ3、フロントピラー4、およびセンタピラー5で囲ま
れた空間がフロントサイドドアのドア開口38とされて
いる。
内部が車室35とされ、上記ダッシュパネル26の前方
の車体1の内部がエンジンルーム36とされている。上
記左右フロントピラー4,4間で、上記フロントカウル
11の上方の開口がフロントウィンドのウィンド開口3
7とされ、上記ロアサイドメンバ2、アッパサイドメン
バ3、フロントピラー4、およびセンタピラー5で囲ま
れた空間がフロントサイドドアのドア開口38とされて
いる。
【0024】図1における側面視で、上記エプロンメン
バ16における後部22上面の水平線に対する後上がり
状の傾斜角αは、同上エプロンメンバ16における前部
33上面の同上傾斜角βよりも大きくされている。
バ16における後部22上面の水平線に対する後上がり
状の傾斜角αは、同上エプロンメンバ16における前部
33上面の同上傾斜角βよりも大きくされている。
【0025】このため、上記したようにエプロンメンバ
16における後部22上面の傾斜角αを大きくした分だ
け、上記エプロンメンバ16の後端の上下方向の寸法L
1 が長くなり、上記フロントピラー4に対するエプロン
メンバ16の後端の結合部の剛性が向上する。
16における後部22上面の傾斜角αを大きくした分だ
け、上記エプロンメンバ16の後端の上下方向の寸法L
1 が長くなり、上記フロントピラー4に対するエプロン
メンバ16の後端の結合部の剛性が向上する。
【0026】また、側面視で、上記フロントカウル11
のアウタパネル12の側部とエプロンメンバ16の後部
22上面との接触寸法L2 が、仮に水平方向の長さが従
来と同じであるとしても、上記したようにエプロンメン
バ16の後部22上面の傾斜角αを大きくした分、垂直
方向の長さが長くなり、つまり、上記接触寸法L2 の実
寸法が長くなり、上記フロントカウル11に対する同上
エプロンメンバ16の後部22の結合部の剛性が向上す
る。
のアウタパネル12の側部とエプロンメンバ16の後部
22上面との接触寸法L2 が、仮に水平方向の長さが従
来と同じであるとしても、上記したようにエプロンメン
バ16の後部22上面の傾斜角αを大きくした分、垂直
方向の長さが長くなり、つまり、上記接触寸法L2 の実
寸法が長くなり、上記フロントカウル11に対する同上
エプロンメンバ16の後部22の結合部の剛性が向上す
る。
【0027】よって、上記フロントピラー4やフロント
カウル11に対するエプロンメンバ16の結合部の剛性
が向上することとなって、走行中などにこのエプロンメ
ンバ16が大きい外力を受けたとしても、その撓みが小
さく抑えられ、このため、車体1にねじり変形が生じる
ことが防止されて、自動車への乗り心地が向上する。
カウル11に対するエプロンメンバ16の結合部の剛性
が向上することとなって、走行中などにこのエプロンメ
ンバ16が大きい外力を受けたとしても、その撓みが小
さく抑えられ、このため、車体1にねじり変形が生じる
ことが防止されて、自動車への乗り心地が向上する。
【0028】また、上記エプロンメンバ16における後
部22上面の傾斜角αは、後方に向うに従い漸増するこ
ととされ、側面視で、上記後部22上面はほぼ円弧形状
とされている。このため、上記エプロンメンバ16の後
部22上面と面接触しているフロントカウル11のアウ
タパネル12も、側面視で、ほぼ円弧形状とされ、よっ
て、上記アウタパネル12を単に平板にすることに比べ
て、フロントカウル11の強度と剛性とが向上し、この
ため、上記フロントカウル11に対する同上エプロンメ
ンバ16の結合部の剛性がより向上させられている。
部22上面の傾斜角αは、後方に向うに従い漸増するこ
ととされ、側面視で、上記後部22上面はほぼ円弧形状
とされている。このため、上記エプロンメンバ16の後
部22上面と面接触しているフロントカウル11のアウ
タパネル12も、側面視で、ほぼ円弧形状とされ、よっ
て、上記アウタパネル12を単に平板にすることに比べ
て、フロントカウル11の強度と剛性とが向上し、この
ため、上記フロントカウル11に対する同上エプロンメ
ンバ16の結合部の剛性がより向上させられている。
【0029】
【発明の効果】本発明は、左右フロントピラーの上下方
向の中途部の前方近傍に車幅方向に延びるフロントカウ
ルを設け、上記左右各フロントピラーの上記中途部のそ
れぞれの前方で前後に延びるエプロンメンバを設け、こ
れら各エプロンメンバの後端を上記フロントピラーの上
記中途部に結合させ、上記フロントカウルのアウタパネ
ルの側部と上記エプロンメンバの後部上面とを面接触さ
せて互いに結合させ、同上エプロンメンバの前部上面に
フェンダエプロンの上端縁を結合させた自動車の車体側
部構造において、
向の中途部の前方近傍に車幅方向に延びるフロントカウ
ルを設け、上記左右各フロントピラーの上記中途部のそ
れぞれの前方で前後に延びるエプロンメンバを設け、こ
れら各エプロンメンバの後端を上記フロントピラーの上
記中途部に結合させ、上記フロントカウルのアウタパネ
ルの側部と上記エプロンメンバの後部上面とを面接触さ
せて互いに結合させ、同上エプロンメンバの前部上面に
フェンダエプロンの上端縁を結合させた自動車の車体側
部構造において、
【0030】側面視で、上記エプロンメンバにおける後
部上面の水平線に対する後上がり状の傾斜角を、同上エ
プロンメンバにおける前部上面の同上傾斜角よりも大き
くしてある。
部上面の水平線に対する後上がり状の傾斜角を、同上エ
プロンメンバにおける前部上面の同上傾斜角よりも大き
くしてある。
【0031】このため、上記したようにエプロンメンバ
における後部上面の傾斜角を大きくした分だけ、上記エ
プロンメンバの後端の上下方向の寸法が長くなり、上記
フロントピラーに対するエプロンメンバの後端の結合部
の剛性が向上する。
における後部上面の傾斜角を大きくした分だけ、上記エ
プロンメンバの後端の上下方向の寸法が長くなり、上記
フロントピラーに対するエプロンメンバの後端の結合部
の剛性が向上する。
【0032】また、側面視で、上記フロントカウルのア
ウタパネルの側部とエプロンメンバの後部上面との接触
寸法が、仮に水平方向の長さが従来と同じであるとして
も、上記したようにエプロンメンバの後部上面の傾斜角
を大きくした分、垂直方向の長さが長くなり、つまり、
上記接触寸法の実寸法が長くなり、上記フロントカウル
に対する同上エプロンメンバの後部の結合部の剛性が向
上する。
ウタパネルの側部とエプロンメンバの後部上面との接触
寸法が、仮に水平方向の長さが従来と同じであるとして
も、上記したようにエプロンメンバの後部上面の傾斜角
を大きくした分、垂直方向の長さが長くなり、つまり、
上記接触寸法の実寸法が長くなり、上記フロントカウル
に対する同上エプロンメンバの後部の結合部の剛性が向
上する。
【0033】よって、上記フロントピラーやフロントカ
ウルに対するエプロンメンバの結合部の剛性が向上する
こととなって、走行中などにこのエプロンメンバが大き
い外力を受けたとしても、その撓みが小さく抑えられ、
このため、車体にねじり変形が生じることが防止され
て、自動車への乗り心地が向上する。
ウルに対するエプロンメンバの結合部の剛性が向上する
こととなって、走行中などにこのエプロンメンバが大き
い外力を受けたとしても、その撓みが小さく抑えられ、
このため、車体にねじり変形が生じることが防止され
て、自動車への乗り心地が向上する。
【図1】図2の部分拡大図である。
【図2】自動車の車体の部分側面図である。
【図3】図1の3‐3線矢視断面図である。
【図4】車体の側部の斜視図である。
1 車体 4 フロントピラー 7 アウタパネル 8 インナパネル 10 中途部 11 フロントカウル 12 アウタパネル 13 インナパネル 16 エプロンメンバ 22 後部 26 ダッシュパネル 31 フェンダエプロン 32 上端縁 33 前部 35 車室 36 エンジンルーム α,β 傾斜角
Claims (1)
- 【請求項1】 左右フロントピラーの上下方向の中途部
の前方近傍に車幅方向に延びるフロントカウルを設け、
上記左右各フロントピラーの上記中途部のそれぞれの前
方で前後に延びるエプロンメンバを設け、これら各エプ
ロンメンバの後端を上記フロントピラーの上記中途部に
結合させ、上記フロントカウルのアウタパネルの側部と
上記エプロンメンバの後部上面とを面接触させて互いに
結合させ、同上エプロンメンバの前部上面にフェンダエ
プロンの上端縁を結合させた自動車の車体側部構造にお
いて、 側面視で、上記エプロンメンバにおける後部上面の水平
線に対する後上がり状の傾斜角を、同上エプロンメンバ
における前部上面の同上傾斜角よりも大きくした自動車
の車体側部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3836097A JPH10218025A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 自動車の車体側部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3836097A JPH10218025A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 自動車の車体側部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10218025A true JPH10218025A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12523125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3836097A Pending JPH10218025A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 自動車の車体側部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10218025A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013159219A (ja) * | 2012-02-03 | 2013-08-19 | Toyota Motor Corp | フロントピラー構造 |
JP2017007398A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | 日産自動車株式会社 | 自動車の車体前部構造 |
-
1997
- 1997-02-05 JP JP3836097A patent/JPH10218025A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013159219A (ja) * | 2012-02-03 | 2013-08-19 | Toyota Motor Corp | フロントピラー構造 |
JP2017007398A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | 日産自動車株式会社 | 自動車の車体前部構造 |
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