JPH10208560A - 遮蔽型多心ケーブル及びその製法 - Google Patents

遮蔽型多心ケーブル及びその製法

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JPH10208560A
JPH10208560A JP9008807A JP880797A JPH10208560A JP H10208560 A JPH10208560 A JP H10208560A JP 9008807 A JP9008807 A JP 9008807A JP 880797 A JP880797 A JP 880797A JP H10208560 A JPH10208560 A JP H10208560A
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conductive
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wires
insulating cylinder
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    • H01B7/16Rigid-tube cables

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  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮蔽型多心ケーブルにおいて、端末処理を施
しての使用時の一の導体心線と他の一の導体心線との遊
端間間隔をそれらの遊端部の短い外部露出長で大きく拡
げる処理が所望とされる場合、その所望事項を容易に達
成でき、遮蔽型多心ケーブルの製法において、遮蔽型多
心ケーブルを良好な高周波特性を有し且つ上述した所望
事項を達成し得るものとして容易に製造できるようにす
る。 【解決手段】 遮蔽型多心ケーブルにおいて、複数本の
導体心線が、遮蔽用導電性円管内に、それを複数n本の
絶縁柱によって埋めている、その複数n本の絶縁柱内に
それぞれ埋設されている態様で並置され、遮蔽型多心ケ
ーブルの製法において、導体心線が絶縁円柱内にそれと
同心的に埋設されている態様で配されている構成を有す
る絶縁被覆線の複数本を、導電性円管内に挿入配置し、
その状態で、導電性円管に絞り加工を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の導体心線
が、遮蔽用導電性円管内に、それを埋めている絶縁柱内
に並置埋設されている態様で並置されている構成を有す
る遮蔽型多心ケーブル、及びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来提案されている遮蔽型多心ケーブル
及びその製法を、図21〜図24を伴って次に述べる遮
蔽型多心ケーブルの製法で述べるに、その製法は、次に
述べる順次の工程をとっている。すなわち、断面例えば
円形の複数本例えば2本の導体心線A1 及びA2 が絶縁
円柱F内にその中心軸のまわりに等角間隔を保つように
並置埋設されている構成を有する絶縁被覆線G(図21
A及びB)と、その絶縁円柱Fの外径φF2とほぼ等しい
かまたはそれよりも大きな内径φE1を有する導電性円管
Eとを予め用意する(図21C及びD)。
【0003】そして、絶縁被覆線Gを、導電性円管E内
に挿入配置する(図22A及びB)。なお、図は、簡単
のため、導電性円管E及び絶縁被覆線Gの絶縁円柱F
を、導電性円管Eの内径φE1が絶縁被覆線Gの絶縁円柱
Fの外径φE2とほぼ等しいとして、示している。
【0004】次に、導電性円管Eの外径φE2とほぼ等し
いかそれよりも大きな一端側の内径φH1から導電性円管
Eの外径φE2よりも小さな他端側の内径φH2に長さ方向
に徐々に変化している内径φH を有する断面が円である
貫通孔Hを有する絞り用具K(図23A及びB)を用
い、その貫通孔H内に、絶縁被覆線Gを挿入配置してい
る導電性円管Eを、貫通孔Hの大きな内径φH1を有する
端側から小さな内径φH2を有する端側に向って引き抜き
によって通す、という絞り加工を、導電性円管Eに施し
(図23A)、それによって、絶縁被覆線Gの2本の導
体心線A1 及びA2 による2本の導体心線A1 ′及びA
2 ′が、導電性円管Eから形成された絞り用具Kの貫通
孔Hの小さな内径φE2と同じ外径φH2′を有する遮蔽用
導電性円管E′内に、その遮蔽用導電性円管E′内を絶
縁被覆線Gの絶縁円柱Fによる絶縁円柱F′によって遮
蔽用導電性円管E′と一体化された態様で全く埋めてい
る、その絶縁円柱F′内に並置埋設されている態様で、
並置されている構成を有する遮蔽型多心ケーブルM(図
24A及びB)を、従来提案されている遮蔽型多心ケー
ブルとして得る。
【0005】この場合、遮蔽型多心ケーブルMの遮蔽用
導電性円管E′の内径φE1′が導電性円管Eの内径φE1
よりも小さくなるので、絶縁被覆線Gの絶縁円柱Fによ
る絶縁材が遮蔽型多心ケーブルMの遮蔽用導電性円管
E′内から外部に押出される。このため、その押出され
た絶縁材を、絞り加工を施す工程後において、除去す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図21〜図24に示す
従来の遮蔽型多心ケーブルの製法によって得られる従来
の遮蔽型多心ケーブルM(図24A及びB)は、図25
に示すように、遮蔽用導電性円管E′をその端末部にお
いて一部切り取って、絶縁円柱F′をその端末部におい
て外部に一部露呈させ、次で、絶縁円柱F′をその端末
部において一部切り取って、2本の導体心線A1 ′及び
2 ′をそれらの端末部において外部に一部露呈させ
る、という端末処理を施して使用されるのを普通とする
が、その使用において、2本の導体心線A1 ′及び
2 ′の遊端間間隔を大きく拡げる処理が所望される場
合がしばしばある。
【0007】しかしながら、この場合の処理は、2本の
導体心線A1 ′及びA2 ′がそれらに共通の絶縁円柱
F′内に並置埋設されているので、絶縁円柱F′にその
遊端から遮蔽用導電性円管E′の遊端に向って導体心線
1 ′及びA2 ′間に延長している割りを入れない限
り、2本の導体心線A1 ′及びA2 ′間間隔を絶縁円柱
F′の遊端位置からそれら導体心線A1 ′及びA2 ′の
遊端に向かって拡げることでしか行うことができない。
【0008】このため、上述した端末処理を施して使用
する場合において、2本の導体心線A1 ′及びA2 ′の
遊端間間隔を大きく拡げる処理が所望される場合、上述
した端末処理において、2本の導体心線A1 ′及び
2 ′の外部露出長を長くするか、または上述した端末
処理後、絶縁円柱F′にその遊端から遮蔽用導電性円管
E′の遊端に向って導体心線A1 ′及びA2 ′間に延長
している割りを入れない限り、その所望事項を達成する
ことができない。
【0009】よって、図24に示す従来の遮蔽型多心ケ
ーブルMの場合、上述した端末処理を施しての使用にお
いて、2本の導体心線A1 ′及びA2 ′の遊端間間隔
を、絶縁円柱F′にその遊端から遮蔽用導電性円管E′
の遊端に向って割りを入れるか、導体心線A1 ′及びA
2 ′の遊端の長い外部露出長でしか、大きく拡げ得な
い、という欠点を有していた。
【0010】また、図21〜図24に示す従来の遮蔽型
多心ケーブルの製法による場合、絶縁被覆線Gを用意す
る工程(図21A及びB)において、その絶縁被覆線G
を、2本の導体心線A1 及びA2 が絶縁円柱Fの中心軸
を含む平面に対して高精度に各部一様な対称関係に配さ
れているように絶縁円柱F内に並置埋設されている(導
体心線A1 及びA2 が、絶縁円柱Fの中心軸と直交する
どの面上の断面でみても、導体心線A1 及びA2 の中心
を結ぶ線が絶縁円柱Fの中心を通り且つ導体心線A1
びA2 が絶縁円柱Fの中心に対して同じ高精度な対称関
係にあるように、絶縁円柱F内に並置埋設されている)
ものとして、用意することができれば、遮蔽型多心ケー
ブルMを、2本の導体心線A1 ′及びA2 ′が遮蔽用導
電性円管E′の中心軸を含む平面に対して高精度に各部
一様な対称関係に配されているように絶縁円柱F′内に
並置埋設されている(導体心線A1 ′及びA2 ′が、遮
蔽用導電性円管E′の中心軸と直交するどの面上の断面
でみても、導体心線A1 ′及びA2 ′の中心を結ぶ線が
遮蔽用導電性円管E′の中心を通り且つ導体心線A1
及びA2 ′が遮蔽用導電性円管E′の中心に対して同じ
高精度な対称関係にあるように、絶縁円柱F′内に並置
埋設されている)ものとして、得ることができる。
【0011】しかしながら、実際上、絶縁被覆線Gを、
2本の導体心線A1 及びA2 が絶縁円柱Fの中心軸を含
む平面に対して高精度に各部一様な対称関係に配されて
いるように絶縁円柱F内に並置埋設されている(導体心
線A1 及びA2 が、絶縁円柱Fの中心軸と直交するどの
面上の断面でみても、導体心線A1 及びA2 の中心を結
ぶ線が絶縁円柱Fの中心を通り且つ導体心線A1 及びA
2 が絶縁円柱Fの中心に対して同じ高精度な対称関係に
あるように、絶縁円柱F内に並置埋設されている)もの
として、用意するのに、2本の導体心線A1 及びA2
ともに絶縁円柱Fの中心軸から偏心した位置に配されて
いるので、困難を伴う。
【0012】このため、絶縁被覆線Gを挿入配置してい
る導電性円管Eに絞り加工を施す工程(図23A)にお
いて、遮蔽型多心ケーブルMを、2本の導体心線A1
及びA2 ′が遮蔽用導電性円管E′の中心軸を含む平面
に対して高精度に各部一様な対称関係に配されているよ
うに絶縁円柱F′内に並置埋設されている(導体心線A
1 ′及びA2 ′が、遮蔽用導電性円管E′の中心軸と直
交するどの面上の断面でみても、導体心線A1 ′及びA
2 ′の中心を結ぶ線が遮蔽用導電性円管E′の中心を通
り且つ導体心線A1 ′及びA2 ′が遮蔽用導電性円管
E′の中心に対して同じ高精度な対称関係にあるよう
に、絶縁円柱F′内に並置埋設されている)ものとし
て、得るのに困難を伴う。
【0013】よって、図21〜図24に示す従来の遮蔽
型多心ケーブルの製法の場合、遮蔽型多心ケーブルM
を、所期の良好な高周波特性を有するものとして、容易
に製造することができない、という欠点を有していた。
【0014】また、図21〜図24に示す従来の遮蔽型
多心ケーブルの製法の場合、遮蔽型多心ケーブルMを、
上述したところから明らかなように、2本の導体心線A
1 ′及びA2 ′がそれらに共通の絶縁円柱F′内に並置
埋設されているものとしてしか得ることができないの
で、遮蔽型多心ケーブルMを、上述した端末処理を施し
ての使用において2本の導体心線A1 ′及びA2 ′の遊
端間間隔を絶縁円柱F′にその遊端から割りを入れるこ
となしに且つ短い外部露出長で大きく拡げ得るものとし
て、製造することができない、という欠点を有してい
た。
【0015】よって、本発明は、上述した欠点のない、
新規な遮蔽型多心ケーブル及びその製法を提案せんとす
るものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願第1番目の発明によ
る遮蔽型多心ケーブルは、複数n本の導体心線が、遮蔽
用導電性円管内に、その遮蔽用導電性円管内を複数n本
の絶縁柱によって上記遮蔽用導電性円管の中心軸のまわ
りに配されている態様で全く埋めている、その上記複数
n本の絶縁柱内にそれぞれ埋設されている態様で、並置
されている構成を有する。
【0017】本願第2番目の発明による遮蔽型多心ケー
ブルは、複数n本の導体心線が、遮蔽用導電性円管内
に、その遮蔽用導電性円管内を複数n本の第1の絶縁柱
及び複数n本の第2の絶縁柱によって上記遮蔽用導電性
円管の中心軸のまわりに第1の絶縁柱と第2の絶縁柱と
が順次交互に配されている態様で全く埋めている、その
上記複数n本の第1の絶縁柱内にそれぞれ埋設されてい
る態様で、並置されている構成を有する。
【0018】本願第3番目の発明による遮蔽型多心ケー
ブルは、複数n本の導体心線が、遮蔽用導電性円管内
に、その遮蔽用導電性円管内を絶縁円筒とその絶縁円筒
内をその中心軸のまわりに配されている態様で並置して
全く埋めている複数n本の絶縁柱とによって全く埋めて
いる、その上記複数n本の絶縁柱内にそれぞれ埋設され
ている態様で、並置されている構成を有する。
【0019】本願第4番目の発明による遮蔽型多心ケー
ブルは、複数n本の導体心線が、遮蔽用導電性円管内
に、その遮蔽用導電性円管を絶縁円筒とその絶縁円筒内
を全く埋めている複数n本の第1の絶縁柱及び複数n本
の第2の絶縁柱(上記複数n本の第1の絶縁柱及び上記
複数n本の第2の絶縁柱は上記絶縁円筒の中心軸のまわ
りに第1の絶縁柱と第2の絶縁柱とが順次交互に配され
ている態様で上記絶縁円筒を埋めている)とによって全
く埋めている、その上記複数n本の第1の絶縁柱内に埋
設されている態様で、並置されている構成を有する。
【0020】本願第5番目の発明による遮蔽型多心ケー
ブルの製法は、導体心線が絶縁円柱内にそれと同心的
に埋設されている態様で配されている構成を有する絶縁
被覆線の複数n本と、それら複数n本の絶縁被覆線を挿
入配置し得る大きさの内径を有する導電性円管とを用意
する工程と、上記複数n本の絶縁被覆線を、上記導電
性円管内に、その中心軸のまわりに配されている態様
に、挿入配置する工程と、その工程後、上記導電性円
管に、上記複数n本の絶縁被覆線を上記態様に挿入配置
した状態で、絞り加工を施し、それによって、上記複数
n本の絶縁被覆線の導体心線による複数n本の導体心線
が、上記導電性円管から形成されたそれに比し小さな内
径及び外径を有する遮蔽用導電性円管内に、その遮蔽用
導電性円管内を上記複数n本の絶縁被覆線の絶縁円柱に
よる複数n本の絶縁柱によって上記遮蔽用導電性円管の
中心軸のまわりに配されている態様で全く埋めている、
その上記複数n本の絶縁柱内にそれぞれ埋設されている
態様で、並置されている構成を有する遮蔽型多心ケーブ
ルを得る工程とを有する。
【0021】本願第6番目の発明による遮蔽型多心ケー
ブルの製法は、導体心線が第1の絶縁円柱内にそれと
同心的に埋設されている態様で配されている構成を有す
る絶縁被覆線の複数n本と、第2の絶縁円柱の複数n本
と、上記複数n本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2の
絶縁円柱とを挿入配置し得る大きさの内径を有する導電
性円管とを用意する工程と、上記複数n本の絶縁被覆
線と上記複数n本の第2の絶縁円柱とを、上記導電性円
管内に、その中心軸のまわりに絶縁被覆線と第2の絶縁
円柱とが順次交互に間に配されている態様に、挿入配置
する工程と、その工程後、上記導電性円管に、上記複
数n本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2の絶縁円柱と
を上記態様に挿入配置した状態で、絞り加工を施し、そ
れによって、上記複数n本の絶縁被覆線の導体心線によ
る複数n本の導体心線が、上記導電性円管から形成され
たそれに比し小さな内径及び外径を有する遮蔽用導電性
円管内に、その遮蔽用導電性円管内を上記複数n本の絶
縁被覆線の第1の絶縁円柱による複数n本の第1の絶縁
柱及び上記複数n本の第2の絶縁円柱による複数n本の
第2の絶縁柱によって上記遮蔽用導電性円管の中心軸の
まわりに第1の絶縁柱と第2の絶縁柱とが順次交互に配
されている態様で全く埋めている、その上記複数n本の
第1の絶縁柱内にそれぞれ埋設されている態様で、並置
されている構成を有する遮蔽型多心ケーブルを得る工程
とを有する。
【0022】本願第7番目の発明による遮蔽型多心ケー
ブルの製法は、導体心線が絶縁円柱内にそれと同心的
に埋設されている態様で配されている構成を有する絶縁
被覆線の複数n本と、それら複数n本の絶縁被覆線を挿
入配置し得る大きさの内径を有する絶縁円筒と、その絶
縁円筒を挿入し得る大きさの内径を有する導電性円管と
を用意する工程と、上記複数n本の絶縁被覆線と上記
絶縁円筒とを、上記導電性円管内に、上記絶縁円筒が上
記導電性円管と同心的に配され且つ上記複数n本の絶縁
被覆線が上記絶縁円筒内にその中心軸のまわりに配され
ている態様に、挿入配置する工程と、その工程後、上
記導電性円管に、上記複数n本の絶縁被覆線と上記絶縁
円筒とを上記態様に挿入配置した状態で、絞り加工を施
し、それによって、上記複数n本の絶縁被覆線の導体心
線による複数n本の導体心線が、上記導電性円管から形
成されたそれに比し小さな内径及び外径を有する遮蔽用
導電性円管内に、その遮蔽用導電性円管内を上記絶縁円
筒による絶縁円筒とその絶縁円筒内をその中心軸のまわ
りに配されている態様で並置して埋めている上記複数n
本の絶縁被覆線の絶縁円柱による複数n本の絶縁柱とに
よって全く埋めている、その上記複数n本の絶縁柱内に
それぞれ埋設されている態様で、並置されている構成を
有する遮蔽型多心ケーブルを得る工程とを有する。
【0023】本願第8番目の発明による遮蔽型多心ケー
ブルの製法は、導体心線が第1の絶縁円柱内にそれと
同心的に埋設されている態様で配されている構成を有す
る絶縁被覆線の複数n本と、第2の絶縁円柱の複数n本
と、上記複数n本の絶縁被覆線及び上記複数n本の絶縁
円柱を挿入配置し得る大きさの内径を有する絶縁円筒
と、その絶縁円筒を挿入し得る大きさの内径を有する導
電性円管とを用意する工程と、上記複数n本の絶縁被
覆線と上記複数n本の第2の絶縁円柱と上記絶縁円筒と
を、上記導電性円管内に、上記複数n本の絶縁被覆線と
上記複数n本の第2の絶縁円柱とが上記絶縁円筒内にそ
の中心軸のまわりに絶縁被覆線と第2の絶縁円柱とが順
次交互に配されている態様に、挿入配置する工程と、
その工程後、上記導電性円管に、上記複数n本の絶縁被
覆線と上記複数n本の絶縁円柱と上記絶縁円筒とを上記
態様に挿入配置した状態で、絞り加工を施し、それによ
って、上記複数n本の絶縁被覆線の導体心線による複数
n本の導体心線が、上記導電性円管から形成されたそれ
に比し小さな内径及び外径を有する遮蔽用導電性円管内
に、その遮蔽用導電性円管を上記絶縁円筒による絶縁円
筒とその絶縁円筒内を全く埋めている上記複数n本の絶
縁被覆線の第1の絶縁円柱による複数n本の第1の絶縁
柱及び上記複数n本の第2の絶縁円柱による複数n本の
第2の絶縁柱(上記複数n本の第1の絶縁柱及び上記複
数n本の第2の絶縁柱は上記絶縁円筒の中心軸のまわり
に第1の絶縁柱と第2の絶縁柱とが順次交互に配されて
いる態様で上記絶縁円筒を埋めている)によって全く埋
めている、その上記複数n本の第1の絶縁柱内に埋設さ
れている態様で、並置されている構成を有する遮蔽型多
心ケーブルを得る工程とを有する。
【0024】
【発明の実施の形態1】次に、本発明による遮蔽型多心
ケーブル及びその製法の第1の実施の形態例を、図1〜
図4に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第
1の実施の形態例で述べよう。
【0025】図1〜図4に示す本発明による遮蔽型多心
ケーブルの製法の第1の実施の形態例は、次に述べる順
次の工程をとる。
【0026】すなわち、断面例えば円形の導体心線Aが
外径φB2を有する絶縁円柱B内にそれと同心的に埋設さ
れている態様で配されている構成を有する絶縁被覆線S
の複数例えば2本(それらをS1 及びS2 とする)(図
1A及びB)と、それら2本の絶縁被覆線S1 及びS2
を挿入配置し得る大きさの内径φEIを有する導電性円管
Eとを用意する(図1C及びD)。この場合、導電性円
管Eの内径φE1は、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱
Bの外径φB2の2倍(2φB2)とほぼ等しいかまたはそ
れよりも大きい。
【0027】そして、2本の絶縁被覆線S1 及びS
2 を、導電性円管E内に、その中心軸のまわりに配され
ている態様に挿入配置する(図2A及びB)。なお、図
は、簡単のため、導電性円管Eの内径φE1が、絶縁被覆
線S1 及びS2 の絶縁円柱Bの外径φB2の2倍(2
φB2)とほぼ等しいとして示されている。
【0028】次に、図20〜図24に示す従来の遮蔽型
多心ケーブルの製法で用いたと同様の絞り用具K、すな
わち、導電性円管Eの外径φE2とほぼ等しいかそれより
も大きな一端側の内径φH1から導電性円管Eの外径φE2
よりも小さな他端側の内径φH2に長さ方向に徐々に変化
している内径φH を有する断面が円である貫通孔Hを有
する絞り用具K(図3A及びB)を用い、その貫通孔H
内に、2本の絶縁被覆線S1 及びS2 を上述した態様に
挿入配置している導電性円管Eを、貫通孔Hの大きな内
径φH1を有する端側から小さな内径φH2を有する端側に
向かって引き抜きによって通す、という絞り加工を、導
電性円管Eに施し(図3A)、それによって、2本の絶
縁被覆線S1 及びS2 の導体心線Aによる2本の導体心
線A1 ′及びA2 ′が、導電性円管Eから形成された絞
り用具Kの貫通孔Hの小さな内径φH2と同じ外径φE2
を有する遮蔽用導電性円管E′内に、その遮蔽用導電性
円管E′内を2本の絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱
Bによる2本の絶縁柱B1′及びB2 ′によって遮蔽用
導電性円管E′の中心軸のまわりに配されている態様で
且つ遮蔽用導電性円管E′と一体化された態様で全く埋
めている、その2本の絶縁柱B1 ′及びB2 ′内にそれ
ぞれ埋設されている態様で、並置されている構成を有す
る遮蔽型多心ケーブルMを得る(図4A及びB)。
【0029】この場合、絶縁被覆線S1 及びS2 のそれ
らの軸と直交する面上でみた面積の2倍が、絞り用具K
の貫通孔Hの小さな内径φH2によって決まる、遮蔽型多
心ケーブルMの遮蔽用導電性円管E′のその軸と直交す
る面上でみた内側面積とほぼ等しいかまたはそれより大
きければ、上述した遮蔽用導電性円管E′内が絶縁柱B
1 ′及びB2 ′によって全く埋められている状態が得ら
れるが、絶縁被覆線S1 及びS2 の上述した面積の2倍
が遮蔽用導電性円管E′の上述した内側面積とほぼ等し
ければ、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bによる絶
縁材が遮蔽型多心ケーブルMの遮蔽用導電性円管E′内
から外部に押出されないので、図20〜図24に示す従
来の遮蔽型多心ケーブルの製法で述べたようにその押出
された絶縁材を絞り加工を施す工程後において除去す
る、という作業を省略することができる。
【0030】図1〜図4に示す本発明による遮蔽型多心
ケーブルの製法の第1の実施の形態例によって得られる
本発明による遮蔽型多心ケーブルM(図4)は、図21
〜図24に示す従来の遮蔽型多心ケーブルの製法により
製造される遮蔽型多心ケーブルMの場合と同様に、且つ
図5に示すように、遮蔽用導電性円管E′をその端末部
において一部切り取って、絶縁柱B1 ′及びB2 ′をそ
れらの端末部において外部に一部露呈させ、次で、絶縁
柱B1 ′及びB2 ′をそれらの端末部において一部切り
取って、導体心線A1 ′及びA2 ′をそれらの端末部に
おいて外部に一部露呈させる、という端末処理を施して
使用することができる。
【0031】また、その使用において、2本の導体心線
1 ′及びA2 ′の遊端間間隔を大きく拡げる処理が所
望される場合がしばしばあるが、この場合の処理は、導
体心線A1 ′及びA2 ′がそれぞれ絶縁柱B1 ′及びB
2 ′内に埋設され、そして、それら絶縁柱B1 ′及びB
2 ′が互に分離し得るものとして得られているので、そ
れら絶縁柱B1 ′及びB2 ′をそれらの遊端部において
互に分離し、そして絶縁柱B1 ′及びB2 ′間間隔を遮
蔽用導電性円管E′の遊端位置からそれら絶縁柱B1
及びB2 ′の遊端に向かって拡げるということでも、さ
らにはそれに続いて、2本の導体心線A1 ′及びA2
間間隔をそれらの遊端に向かって拡げることでも行うこ
とができる。
【0032】このため、上述した端末処理を施して使用
する場合において、2本の導体心線A1 ′及びA2 ′の
遊端間間隔を大きく拡げる処理が所望とされる場合、そ
の所望事項を、絶縁柱B1 ′及びB2 ′の遊端部を互に
分離し且つそれら間間隔を拡げさえすれば、2本の導体
心線A1 ′及びA2 ′の遊端部の短い外部露出長で、容
易に達成することができる。
【0033】よって、図4に示す本発明による遮蔽型多
心ケーブルMの場合、上述した端末処理を施しての使用
において、絶縁柱B1 ′及びB2 ′の遊端部を互に分離
し且つそれら間間隔を拡げさえすれば、2本の導体心線
1 ′及びA2 ′の遊端間間隔を、それらの遊端部の短
い外部露出長で、大きく拡げ得る。
【0034】また、図1〜図4に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例によれば、
遮蔽型多心ケーブルMの絶縁柱B1 ′及びB2 ′が互に
同じ絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bからそれぞれ
得られ、また、導体心線A1′及びA2 ′が互に同じ絶
縁被覆線S1 及びS2 ′の絶縁円柱B内に同心的に埋設
されている導体心線Aからそれぞれ得られ、そして、絶
縁被覆線S1 及びS2を用意する工程において、それら
絶縁被覆線S1 及びS2 を、それらのそれぞれの絶縁円
柱Bの外径φB2が高い精度を各部一様に有し、且つそれ
らのそれぞれの導体心線Aが絶縁円柱Bと高精度の同心
性を各部一様に保っているものとして、容易に用意する
ことができる。
【0035】このため、2本の絶縁被覆線S1 及びS2
を挿入配置している導電性円管Eに絞り加工を施す工程
において、遮蔽型多心ケーブルMを、2本の絶縁柱
1 ′及びB2 ′が遮蔽用導電性円管E′の中心軸を含
む平面に対して高精度に各部一様な対称関係(絶縁柱B
1 ′及びB2 ′の接合面が遮蔽用導電性円管E′の中心
軸を含む1つの平面上に高精度に延長している関係)に
配され、また、導体心線A1 ′及びA2 ′も遮蔽用導電
性円管E′の中心軸を含む平面に対して高精度に各部一
様な対称関係(導体心線A1 ′及びA2 ′が、遮蔽用導
電性円管E′の中心軸を含む1つの平面上に高精度に延
長している絶縁柱B1 ′及びB2 ′の接合面に対して高
精度に各部一様な対称関係)に配されているものとし
て、従って、遮蔽型多心ケーブルMを、導体心線A1
及びA2 ′の中心軸を含む第1の平面が遮蔽用導電性円
管E′の中心軸を通り且つ第1の平面と直交する第2の
平面からみた導体心線A1 ′側の部と導体心線A2 ′側
の部とが後者の第2の平面に対し高精度に各部一様な対
称関係を有するものとして、容易に得ることができる。
【0036】よって、図1〜図4に示す本発明による遮
蔽型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例によれ
ば、遮蔽型多心ケーブルMを、前述した従来の遮蔽型多
心ケーブルの製法によって製造される遮蔽型多心ケーブ
ルMの場合に比し良好な高周波特性を有するものとし
て、容易に製造することができる。
【0037】また、図1〜図4に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルの製法の場合、遮蔽型多心ケーブルM
を、上述したところから明らかなように、2本の導体心
線A1′及びA2 ′を埋設している絶縁柱B1 ′及びB
2 ′が互に分離され得るものとして得ることができるの
で、遮蔽型多心ケーブルMを、上述した端末処理を施し
ての使用において絶縁柱B1 ′及びB2 ′の遊端部を互
に分離し且つそれら間間隔を拡げさえすれば、2本の導
体心線A1 ′及びA2 ′の遊端間間隔をそれらの遊端部
の短い外部露出長で大きく拡げ得るものとして、容易に
製造することができる。
【0038】
【発明の実施の形態2】次に、本発明による遮蔽型多心
ケーブル及びその製法の第2の実施の形態例を、図6〜
図9に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第
2の実施の形態例で述べよう。
【0039】図6〜図9において、図1〜図4との対応
部分には同一符号を付して示す。図6〜図9に示す本発
明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第2の実施の形態
例は、次に述べる順次の工程をとる。
【0040】すなわち、断面例えば円形の導体心線Aが
外径φB2を有する絶縁円柱B内にそれと同心的に埋設さ
れている態様で配されている構成を有する、図1〜図4
に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第1の
実施の形態例で述べたと同様の絶縁被覆線Sの複数例え
ば2本(それらをS1 及びS2 とする)(図6A及び
B)と、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bの外径φ
B2と等しいかまたは等しくない外径φC2を有する絶縁円
柱Cの2本(それらをC1 及びC2 とする)とを用意す
る(図6C及びD)とともに、2本の絶縁被覆線S1
びS2 と2本の絶縁円柱C1 及びC2 とを挿入配置し得
る大きさの内径φEIを有する導電性円管Eを用意する
(図6E及びF)。この場合、導電性円管Eの内径φE1
は、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bの外径φB2
絶縁円柱C1 及びC2 の外径φC2とが等しい場合、外径
φB2またはφC2の2倍よりも大きいが3倍以下であり、
また、絶縁円柱Bの外径φB2が絶縁円柱Cの外径φC2
りも大きい場合、外径φB2の2倍よりも大きく外径φB2
の2倍と外径φC2との和よりも小さく、さらに、絶縁円
柱Bの外径φB2が絶縁円柱Cの外径φC2よりも小さい場
合、外径φC2の2倍よりも大きく外径φC2の2倍と外径
φC2の和よりも小さい。
【0041】そして、2本の絶縁被覆線S1 及びS2
2本の絶縁円柱C1 及びC2 とを、導電性円管E内に、
その中心軸のまわりに、絶縁被覆線Sと絶縁円柱Cとが
順次交互に配されている態様に挿入配置する(図7A及
びB)。なお、図は、簡単のため、絶縁被覆線S1 及び
2 の絶縁円柱Bの外径φB2と絶縁円柱C1 及びC2
外径φC2とが等しいとして、且つ導電性円管Eの内径φ
E1が、絶縁被覆線S1の絶縁円柱Bと絶縁円柱C1 及び
2 のそれぞれとが互に接し、且つ絶縁被覆線S2 の絶
縁円柱Bと絶縁円柱C1 及びC2 のそれぞれとが互に接
している状態で、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱B
及び絶縁円柱C1 及びC2 が導電性円管Eの内面に接し
ている状態が得られるような値を有している、として示
されている。
【0042】次に、図1〜図4に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例で用いたと
同様の絞り用具K(図8A及びB)を用い、その貫通孔
H内に、2本の絶縁被覆線S1 及びS2 と2本の絶縁円
柱C1 及びC2 とを上述した態様に挿入配置している導
電性円管Eを、貫通孔Hの大きな内径φH1を有する端側
から小さな内径φH2を有する端側に向かって引き抜きに
よって通す、という絞り加工を、導電性円管Eに施し
(図8A及びB)、それによって、2本の絶縁被覆線S
1 及びS2 の導体心線Aによる2本の導体心線A1 及び
2 が、導電性円管Eから形成された絞り用具Kの貫通
孔Hの小さな内径φH2と同じ外径φE2′を有する遮蔽用
導電性円管E′内に、その遮蔽用導電性円管E′内を2
本の絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bによる2本の
絶縁柱B ′(それらをB1 ′及びB2 ′とする)と2
本の絶縁円柱C1 及びC2 による2本の絶縁柱C(それ
らをC1 ′及びC2 ′とする)によって遮蔽用導電性円
管E′の中心軸のまわりに絶縁柱B ′と絶縁柱C ′と
が順次交互に配されている態様で且つ遮蔽用導電性円管
E′と一体化された態様で全く埋めている、その2本の
絶縁柱B1 ′及びB2′内にそれぞれ埋設されている態
様で、並置されている構成を有する遮蔽型多心ケーブル
Mを得る(図9A及びB)。
【0043】この場合、導電性円管Eの内径φE1と絶縁
被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bの外径φB2及び絶縁円
柱C1 及びC2 の外径φC2とが上述した関係を有するの
で、絶縁柱B1 ′及びB2 ′及びC1 ′及びC2 ′が、
遮蔽用導電性円管E′内を、その中心軸のまわりに絶縁
柱B′と絶縁柱C′とが順次交互に配されている態様で
埋めている関係が担保される。
【0044】また、絶縁被覆線S1 及びS2 のそれらの
軸と直交する面上でみた面積の2倍と絶縁円柱C1 及び
2 のそれらの軸と直交する面上でみた面積の2倍との
和が、絞り用具Kの貫通孔Hの小さな内径φH2によって
決まる、遮蔽型多心ケーブルMの遮蔽用導電性円管E′
のその軸と直交する面上でみた内側面積とほぼ等しいか
またはそれよりも大きければ、上述した、遮蔽用導電性
円管E′が絶縁円柱B1 ′及び B2 ′及びC1 ′及び
2 ′によって全く埋められた状態が得られるが、絶縁
被覆線S1 及びS2 の上述した面積の2倍と絶縁円柱C
1 及びC2 の上述した面積の2倍との和が、遮蔽用導電
性円管E′の内側面積とほぼ等しければ、絶縁被覆線S
1 及びS2 の絶縁円柱B及び絶縁円柱C1 及びC2 によ
る絶縁材が遮蔽型多心ケーブルMの遮蔽用導電性円管
E′内から外部に押出されないので、図1〜図4に示す
本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法で述べたと同様
に、絞り加工を施す工程後において押出された絶縁材を
除去する、という作業を省略することができる。
【0045】図6〜図9に示す本発明による遮蔽型多心
ケーブルの製法の第2の実施の形態例によって得られる
本発明による遮蔽型多心ケーブルM(図9)は、図1〜
図4に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第
1の実施の形態例により製造される本発明による遮蔽型
多心ケーブルMの場合に準じて、且つ図10に示すよう
に、遮蔽用導電性円管E′をその端末部において一部切
り取って、絶縁柱B1′及びB2 ′、及びC1 ′及びC
2 ′をそれらの端末部において外部に一部露呈させ、次
で、絶縁柱B1 ′及びB2 ′、及びC1 ′及びC2 ′を
それらの端末部において一部切り取って、導体心線
1 ′及びA2 ′をそれらの端末部において外部に一部
露呈させる、という端末処理を施して使用することがで
きる。
【0046】また、その使用において、図4に示す本発
明による遮蔽型多心ケーブルで述べたように、2本の導
体心線A1 ′及びA2 ′の遊端間間隔を大きく拡げる処
理が所望される場合がしばしばあるが、この場合の処理
は、図4に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルMで述
べたと同様に、導体心線A1 ′及びA2 ′がそれぞれ絶
縁柱B1 ′及びB2 ′内に埋設され、そして、絶縁柱B
1 ′及びB2 ′が、絶縁柱C1 ′及びC2 ′とともに、
互に分離し得るものとして得られているので、図4に示
す本発明による遮蔽型多心ケーブルMで述べたと同様
に、絶縁柱B1 ′及びB2 ′、及びC1 ′及びC2 ′を
それらの遊端部において互に分離し、そして絶縁柱
1 ′及びB2 ′間間隔を遮蔽用導電性円管E′の遊端
位置からそれら絶縁柱B1 ′及びB2 ′の遊端に向かっ
て拡げるということでも、さらにはそれに続いて、2本
の導体心線A1 ′及びA2 ′間間隔をそれらの遊端に向
かって拡げることでも行うことができる。
【0047】このため、上述した端末処理を施して使用
する場合において、2本の導体心線A1 ′及びA2 ′の
遊端間間隔を大きく拡げる処理が所望とされる場合、そ
の所望事項を、図4に示す本発明による遮蔽型多心ケー
ブルMで述べたのに準じて、絶縁柱B1 ′及びB2 ′、
及びC1 ′及びC2 ′の遊端部を互に分離し且つ絶縁柱
1 ′及びB2 ′の遊端部間間隔を拡げさえすれば、2
本の導体心線A1 ′及びA2 ′の遊端部の短い外部露出
長で、容易に達成することができる。
【0048】よって、図9に示す本発明による遮蔽型多
心ケーブルMの場合も、図4に示す本発明による遮蔽型
多心ケーブルMの場合と同様に、遮蔽型多心ケーブルM
を、上述した端末処理を施しての使用において、絶縁柱
1 ′及びB2 ′、及びC1′及びC2 ′の遊端部を互
に分離し且つ絶縁柱B1 ′及びB2 ′の遊端部間間隔を
拡げさえすれば、2本の導体心線A1 ′及びA2 ′の遊
端間間隔を、それらの遊端部の短い外部露出長で、大き
く拡げ得る。
【0049】また、図6〜図9に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルの製法の第2の実施の形態例によれば、
図1〜図4に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製
法の第1の実施の形態例で述べたと同様に、遮蔽型多心
ケーブルMの絶縁柱B1 ′及びB2 ′が互に同じ絶縁被
覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bから得られ、また、導体
心線A1 ′及びA2 ′が互に同じ絶縁被覆線S1 及びS
2 の絶縁円柱B内にそれぞれ同心的に埋設されている導
体心線Aからそれぞれ得られ、絶縁柱C1 ′及びC2
が互に同じ絶縁柱C1 及びC2 が得られ、そして、絶縁
被覆線S1 及びS2 を用意する工程において、それら絶
縁被覆線S1 及びS2 を、それらのそれぞれの絶縁円柱
Bの外径φB2が高い精度を各部一様に有し、且つそれら
のそれぞれの導体心線Aが絶縁円柱Bと高精度の同心性
を各部一様に保っているものとして、容易に、用意する
ことができ、また、絶縁円柱C1 及びC2 を用意する工
程においても、それら絶縁円柱C1 及びC2 を、それら
の外径φC1が高い精度を各部一様に有するものとして、
容易に、用意することができる。
【0050】このため、2本の絶縁被覆線S1 及びS2
と2本の絶縁円柱C1 及びC2 とを挿入配置している導
電性円管Eに絞り加工を施す工程において、遮蔽型多心
ケーブルMを、2本の絶縁柱B1 ′及びB2 ′が遮蔽用
導電性円管E′の中心軸を含む平面に対して高精度に各
部一様な対称関係に配され、また、導体心線A1 ′及び
2 ′も遮蔽用導電性円管E′の中心軸を含む平面に対
して高精度に各部一様な対称関係に配され、さらに、絶
縁柱C1 ′及びC2 ′も遮蔽用導電性円管E′の中心軸
を含む平面に対して高精度な各部一様な対称関係に配さ
れているものとして、従って、図1〜図4に示す本発明
による遮蔽型多心ケーブルの製法の場合と同様に、遮蔽
型多心ケーブルMを、導体心線A1 ′及びA2 ′の中心
軸を含む第1の平面が遮蔽用導電性円管E′の中心軸を
通り且つ第1の平面と直交する第2の平面からみた導体
心線A1 ′側の部と導体心線A2 ′側の部とが後者の第
2の平面に対し高精度に各部一様な対称関係を有するも
のとして、容易に得ることができる。
【0051】よって、図6〜図9に示す本発明による遮
蔽型多心ケーブルの製法の第2の実施の形態例による場
合も、遮蔽型多心ケーブルMを、図1〜図4に示す本発
明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態
例の場合と同様に、良好な高周波特性を有するものとし
て、容易に製造することができる。
【0052】また、図6〜図9に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルの製法の場合も、遮蔽型多心ケーブルM
を、上述したところから明らかなように、2本の導体心
線A1 ′及びA2 ′を埋設している絶縁柱B1 ′及びB
2 ′が絶縁柱C1 ′及びC2′とともに互に分離され得
るものとして得ることができるので、遮蔽型多心ケーブ
ルMを、上述した端末処理を施しての使用において、絶
縁柱B1 ′及びB2 ′、及びC1 ′及びC2 ′の遊端部
を互に分離し且つ絶縁柱B1 ′及びB2 ′の遊端部間間
隔を拡げさえすれば、2本の導体心線A1 ′及びA2
の遊端間間隔をそれらの遊端部の短い外部露出長で大き
く拡げ得るものとして、容易に製造することができる。
【0053】
【発明の実施の形態3】次に、本発明による遮蔽型多心
ケーブル及びその製法の第3の実施の形態例を、図11
〜図14に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法
の第3の実施の形態例で述べよう。
【0054】図11〜図14において、図1〜図4との
対応部分には同一符号を付して示す。 図11〜図14
に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第3の
実施の形態例は、次に述べる順次の工程をとる。
【0055】すなわち、断面例えば円形の導体心線Aが
外径φB2を有する絶縁円柱B内にそれと同心的に埋設さ
れている態様で配されている構成を有する、図1〜図4
に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第1の
実施の形態例で述べたと同様の絶縁被覆線Sの複数例え
ば2本(それらをS1 及びS2 とする)(図11A及び
B)と、2本の絶縁被覆線S1 及びS2 を挿入配置し得
る大きさの内径φQ1を有する絶縁円筒Qとを用意する
(図11C及びD)とともに、その絶縁円筒Qを挿入配
置し得る大きさの内径φE1を有する導電性円管Eを用意
する(図11E及びF)。この場合、導電性円管Eの内
径φE1は、絶縁円筒Qの外径φQ2とほぼ等しいかまたは
それよりも大きい。また、絶縁円筒Qの内径φQ1は、絶
縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bの外径φB2の2倍
(2φB2)とほぼ等しいかまたはそれよりも大きい。
【0056】そして、2本の絶縁被覆線S1 及びS2
絶縁円筒Qとを、導電性円管E内に、2本の絶縁被覆線
1 及びS2 が絶縁円筒Q内にその中心軸のまわりに配
されている態様に、挿入配置する(図12A及びB)。
なお、図は、簡単のため、導電性円管Eの内径φE1が絶
縁円筒Qの外径φB2とほぼ等しいとして、且つ絶縁円筒
Qの内径φQ1が、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱B
の外径φB2の2倍(2φB2)とほぼ等しいとして、示さ
れている。
【0057】次に、図1〜図4に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例で用いたと
同様の絞り用具K(図13A及びB)を用い、その貫通
孔H内に、2本の絶縁被覆線S1 及びS2 と絶縁円筒Q
とを上述した態様に挿入配置している導電性円管Eを、
貫通孔Hの大きな内径φH1を有する端側から小さな内径
φH2を有する端側に向かって引き抜きによって通す、と
いう絞り加工を、導電性円管Eに施し(図13A及び
B)、それによって、2本の絶縁被覆線S1 及びS2
導体心線Aによる2本の導体心線A1 及びA2 が、導電
性円管Eから形成された絞り用具Kの貫通孔Hの小さな
内径φH2と同じ外径φE2′を有する遮蔽用導電性円管
E′内に、その遮蔽用導電性円管E′内を絶縁円筒Q
による絶縁円筒Q′とその絶縁円筒Q′内をその中心
軸のまわりに配されている態様で且つ絶縁円筒Q′と一
体化されている態様で並置して全く埋めている2本の絶
縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bによる2本の絶縁柱
1 ′及びB2 ′とによって遮蔽用導電性円管E′と一
体化された態様で全く埋めている、その2本の絶縁柱B
1 ′及びB2 ′内にそれぞれ埋設されている態様で、並
置されている構成を有する遮蔽型多心ケーブルMを得る
(図14A及びB)。
【0058】この場合、絶縁被覆線S1 及びS2 のそれ
らの軸と直交する面上でみた面積の2倍と絶縁円筒Qの
その軸と直交する面上でみた円環の面積との和が、絞り
用具Kの貫通孔Hの小さな内径φH2によって決まる遮蔽
型多心ケーブルMの遮蔽用導電性円管E′のその軸と直
交する面上でみた内側面積とほぼ等しいかまたはそれよ
りも大きければ、上述した遮蔽用導電性円管E′が絶縁
円筒Q′及び絶縁柱B1 ′及びB2 ′によって全く埋め
られた状態が得られるが、絶縁被覆線S1 及びS2 の上
述した面積の2倍と絶縁円筒Qの上述した面積との和
が、遮蔽用導電性円管E′の内側面積とほぼ等しけれ
ば、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱B及び絶縁円筒
Qによる絶縁材が遮蔽型多心ケーブルMの遮蔽用導電性
円管E′内から外部に押出されないので、図1〜図4に
示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法で述べたと
同様に、絞り加工を施す工程後において押出された絶縁
材を除去する、という作業を省略することができる。
【0059】図11〜図14に示す本発明による遮蔽型
多心ケーブルの製法の第3の実施の形態例によって得ら
れる本発明による遮蔽型多心ケーブルM(図14)は、
図4に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルMの場合に
準じて、且つ図15に示すように、遮蔽用導電性円管
E′をその端末部において一部切り取って、絶縁円筒
Q′をその端末部において外部に一部露呈させ、次で絶
縁円筒Q′をその端末部において一部切り取って絶縁柱
1 ′及びB2 ′をそれらの端末部において外部に一部
露呈させ、次で、絶縁柱B1 ′及びB2 ′をそれらの端
末部において一部切り取って、導体心線A1 ′及び
2 ′をそれらの端末部において外部に一部露呈させ
る、という端末処理を施して使用することができる。
【0060】また、その使用において、図4に示す本発
明による遮蔽型多心ケーブルMで述べたように、2本の
導体心線A1 ′及びA2 ′の遊端間間隔を大きく拡げる
処理が所望される場合がしばしばあるが、この場合の処
理は、図4に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルMで
述べたように、導体心線A1 ′及びA2 ′がそれぞれ絶
縁柱B1 ′及びB2 ′内に埋設され、そして、それら絶
縁柱B1 ′及びB2 ′が互に分離され得るので、図4に
示す本発明による遮蔽型多心ケーブルMの場合と同様
に、それら絶縁柱B1 ′及びB2 ′をそれらの遊端部に
おいて互に分離し、そして絶縁柱B1 ′及びB2 ′間間
隔を絶縁円筒Q′の遊端位置からそれら絶縁柱B1 ′及
びB2 ′の遊端に向かって拡げるということでも、さら
にはそれに続いて、2本の導体心線A1 ′及びA2 ′間
間隔をそれらの遊端に向かって拡げることでも行うこと
ができる。
【0061】このため、上述した端末処理を施して使用
する場合において、2本の導体心線A1 ′及びA2 ′の
遊端間間隔を大きく拡げる処理が所望とされる場合、そ
の所望事項を、図4に示す本発明による遮蔽型多心ケー
ブルMの場合と同様に、絶縁柱B1 ′及びB2 ′の遊端
部を互に分離し且つそれら間間隔を拡げさえすれば、2
本の導体心線A1 ′及びA2 ′の遊端部の短い外部露出
長で、容易に達成することができる。
【0062】よって、図14に示す本発明による遮蔽型
多心ケーブルMの場合も、図4に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルMの場合と同様に、上述した端末処理を
施しての使用において、絶縁柱B1 ′及びB2 ′の遊端
部を互に分離し且つそれら間間隔を拡げさえすれば、2
本の導体心線A1 ′及びA2 ′の遊端間間隔を、それら
の遊端部の短い外部露出長で、大きく拡げ得る。
【0063】また、図11〜図14に示す本発明による
遮蔽型多心ケーブルの製法の第3の実施の形態例によれ
ば、遮蔽型多心ケーブルMの絶縁柱B1 ′及びB2 ′が
互に同じ絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bから得ら
れ、また、導体心線A1 ′及びA2 ′が互に同じ絶縁被
覆線S1 及びS2 の絶縁円柱B内にそれぞれ同心的に埋
設されている導体心線Aからそれぞれ得られ、そして、
絶縁被覆線S1 及びS2 を用意する工程において、それ
ら絶縁被覆線S1 及びS2 を、それらのそれぞれの絶縁
円柱Bの外径φB2が高い精度を各部一様に有し、且つそ
れらのそれぞれの導体心線Aが絶縁円柱Bと高精度の同
心性を各部一様に保っているものとして、容易に、用意
することができ、また、絶縁円筒Qを用意する工程にお
いても、その絶縁円筒Qを、高精度の外径φQ2及び内径
φQ1を各部一様に有するものとして、容易に用意するこ
とができる。
【0064】このため、2本の絶縁被覆線S1 及びS2
及び絶縁円筒Qを挿入配置している導電性円管Eに絞り
加工を施す工程において、遮蔽型多心ケーブルMを、2
本の絶縁柱B1 ′及びB2 ′が遮蔽用導電性円管E′の
中心軸を含む平面に対して高精度に各部一様な対称関係
に配され、また、導体心線A1 ′及びA2 ′も遮蔽用導
電性円管E′の中心軸を含む平面に対して高精度に各部
一様な対称関係に配され、さらに絶縁円筒Q′が遮蔽用
導電性円管E′と高精度に各部一様に同心的に配されて
いるものとして、従って、図1〜図4に示す本発明によ
る遮蔽型多心ケーブルの製法の場合と同様に、遮蔽型多
心ケーブルMを、導体心線A1 ′及びA2 ′の中心軸を
含む平面が遮蔽用導電性円管E′の中心軸を通り且つ第
1の平面と直交する第2の平面からみた導体心線A1
側の部と導体心線A2 ′側の部とが後者の第2の平面に
対し高精度に各部一様な対称関係を有するものとして、
容易に得ることができる。
【0065】よって、図11〜図14に示す本発明によ
る遮蔽型多心ケーブルの製法の第3の実施の形態例によ
る場合も、遮蔽型多心ケーブルMを、図1〜図4に示す
本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法によって製造さ
れる遮蔽型多心ケーブルMの場合と同様に、良好な高周
波特性を有するものとして、容易に製造することができ
る。
【0066】また、図11〜図14に示す本発明による
遮蔽型多心ケーブルの製法の第3の実施の形態例の場合
も、遮蔽型多心ケーブルMを、図1〜図4に示す本発明
による遮蔽型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例
の場合と同様に、導体心線A1 ′及びA2 ′がそれぞれ
絶縁柱B1 ′及びB2 ′内に埋設され、そして、それら
絶縁柱B1 ′及びB2 ′が互に分離され得るものとして
得ることができるので、遮蔽型多心ケーブルMを、上述
した端末処理を施しての使用において絶縁柱B1 ′及び
2 ′の遊端部を互に分離し且つそれら間間隔を拡げさ
えすれば、2本の導体心線A1 ′及びA2 ′遊端間間隔
をそれらの遊端部の短い外部露出長で大きく拡げ得るも
のとして、容易に製造することができる。
【0067】
【発明の実施の形態4】次に、本発明による遮蔽型多心
ケーブル及びその製法の第4の実施の形態例を、図16
〜図19に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法
の第4の実施の形態例で述べよう。
【0068】図16〜図19において、図6〜図9及び
図11〜図14との対応部分には同一符号を付して示
す。図16〜図19に示す本発明による遮蔽型多心ケー
ブルの製法の第4の実施の形態例は、次に述べる順次の
工程をとる。
【0069】すなわち、断面例えば円形の導体心線Aが
外径φB2を有する絶縁円柱B内にそれと同心的に埋設さ
れている態様で配されている構成を有する、図6〜図9
に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第2の
実施の形態例で述べたと同様の絶縁被覆線Sの複数例え
ば2本(それらをS1 及びS2 とする)(図16A及び
B)と、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bの外径φ
B2と等しいかまたは等しくない外径φC2を有する、図6
〜図9に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の
第2の実施の形態例で述べたと同様の絶縁円柱Cの2本
(それらをC1及びC2 とする)(図16C及びD)
と、2本の絶縁被覆線S1 及びS2 と2本の絶縁円柱C
1 及びC2 とを挿入配置し得る大きさの内径φQ1を有す
る、図11〜図14に示す本発明による遮蔽型多心ケー
ブルの製法の第3の実施の形態例で述べたと同様の絶縁
円筒Qとを用意する(図16D及びE)とともに、その
絶縁円筒Qを挿入配置し得る大きさの内径φEIを有す
る、図6〜図9に示す本発明による遮蔽型多心ケーブル
の製法の第2の実施の形態例で述べたと同様の導電性円
管Eを用意する(図16F及びG)。この場合、導電性
円管Eの内径φE1は、絶縁円筒Qの外径内径φQ1とほぼ
等しいかまたはそれよりも大きい。また、絶縁円筒Qの
内径φQ1は、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bの外
径φB2と絶縁円柱C1 及びC2 の外径φC2とが等しい場
合、外径φB2またはφC2の2倍よりも大きいが3倍以下
であり、また、絶縁円柱Bの外径φB2が絶縁円柱Cの外
径φC2よりも大きい場合、外径φB2の2倍よりも大きく
外径φB2の2倍と外径φC2との和よりも小さく、さら
に、絶縁円柱Bの外径φB2が絶縁円柱Cの外径φC2より
も小さい場合、外径φC2の2倍よりも大きく外径φC2
2倍と外径φC2の和よりも小さい。
【0070】そして、2本の絶縁被覆線S1 及びS2
2本の絶縁円柱C1 及びC2 と絶縁円筒Qとを、導電性
円管E内に、2本の絶縁被覆線S1 及びS2 と2本の絶
縁円柱C1 及びC2 とが絶縁円筒Q内にその中心軸のま
わりに絶縁被覆線Sと絶縁円柱Cとが順次交互に配され
ている態様に配されている態様に、挿入配置する(図1
7A及びB)。なお、図は簡単のため、絶縁被覆線S1
及びS2 の絶縁円柱Bの外径φB2と絶縁円柱C1 及びC
2 の外径φC2とが等しいとして、且つ絶縁円筒たの内径
φQ1が、絶縁被覆線S1 の絶縁円柱Bと絶縁円柱C1
びC2 のそれぞれとが互に接し、且つ絶縁被覆線S2
絶縁円柱Bと絶縁円柱C1 及びC2 のそれぞれとが互に
接している状態で、絶縁被覆線S1 及びS2 及び絶縁円
柱C1 及びC2 が絶縁円筒Qの内面に接している状態が
得られるような値を有しているとして、示されていると
ともに、導電性円管Eの内径φE1が絶縁円筒Qの外径φ
Q2とほぼ等しいとして、示されている。
【0071】次に、図6〜図9に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルの製法の第2の実施の形態例で用いたと
同様の絞り用具K(図18A及びB)を用い、その貫通
孔H内に、2本の絶縁被覆線S1 及びS2 と2本の絶縁
円柱C1 及びC2 と絶縁円筒Qとを上述した態様に挿入
配置している導電性円管Eを、貫通孔Hの大きな内径φ
H1を有する端側から小さな内径φH2を有する端側に向か
って引き抜きによって通す、という絞り加工を、導電性
円管Eに施し(図18A及びB)、それによって、2本
の絶縁被覆線S1 及びS2 の導体心線Aによる2本の導
体心線A1 及びA2 が、導電性円管Eから形成された絞
り用具Kの貫通孔Hの小さな内径φH2と同じ外径φE2
を有する遮蔽用導電性円管E′内に、その遮蔽用導電性
円管E′内を絶縁円筒Qによる絶縁円筒Q′とその
絶縁円筒Q′内をその中心軸のまわりに配されている態
様で且つ絶縁円筒Q′と一体化されている態様で並置し
て全く埋めている2本の絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁
円柱Bによる2本の絶縁柱B ′(それらをB1 ′及び
2 ′とする)及び2本の絶縁円柱C1 及びC2 による
2本の絶縁柱C ′(それらをC1 ′及びC2 ′とす
る)とによって遮蔽用導電性円管E′と一体化された態
様で全く埋めている(ただし、この場合、絶縁柱B1
及びB2 ′、及びC1 ′及びC2 ′は絶縁円筒Q′の中
心軸のまわりに絶縁柱B1 ′と絶縁柱C1 ′とが順次交
互に配されている態様で絶縁円筒Q′を埋めている)、
その2本の絶縁柱B1 ′及びB2 ′内にそれぞれ埋設さ
れている態様で、並置されている構成を有する遮蔽型多
心ケーブルMを得る(図19A及びB)。
【0072】この場合、絶縁円筒Qの内径φQ1と絶縁被
覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bの外径φB2及び絶縁円柱
1 及びC2 の外径φC2とが上述した関係を有するの
で、絶縁柱B1 ′及びB2 ′、及びC1 ′及びC2
が、絶縁円筒Q′内を、その中心軸のまわりに絶縁柱
B′と絶縁柱C′とが順次交互に配されている態様で埋
めている関係が担保される。
【0073】また、絶縁被覆線S1 及びS2 のそれらの
軸と直交する面上でみた面積の2倍と、絶縁円柱C1
びC2 のそれらの軸と直交する面上でみた面積の2倍
と、絶縁円筒Qのそれらの軸と直交する面上でみた円環
の面積との和が、絞り用具Kの貫通孔Hの小さな内径φ
H2によって決まる、遮蔽型多心ケーブルMの遮蔽用導電
性円管E′のその軸と直交する面上でみた内側面積とほ
ぼ等しいかまたはそれよりも大きければ、上述した、遮
蔽用導電性円管E′が絶縁柱B1 ′及びB2 ′、及び及
びC1 ′及びC2 ′と絶縁円筒Q′とによって全く埋め
られた状態が得られるが、絶縁被覆線S1 及びS2 の上
述した面積の2倍と絶縁円柱C1 及びC2の上述した面
積の2倍と絶縁円筒Qの上述した面積との和が、遮蔽用
導電性円管E′の内側面積とほぼ等しければ、絶縁被覆
線S1 及びS2 の絶縁円柱B、絶縁円柱C1 及びC2
び絶縁円筒Qによる絶縁材が遮蔽型多心ケーブルMの遮
蔽用導電性円管E′内から外部に押出されないので、図
6〜図9に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法
で述べたと同様に、絞り加工を施す工程後において押出
された絶縁材を除去する、という作業を省略することが
できる。
【0074】図16〜図19に示す本発明による遮蔽型
多心ケーブルの製法の第4の実施の形態例によって得ら
れる遮蔽型多心ケーブルM(図19)は、図14に示す
本発明による遮蔽型多心ケーブルMの場合に準じて、且
つ図20に示すように、遮蔽用導電性円管E′をその端
末部において一部切り取って、絶縁円筒Q′をその端末
部において外部に一部露呈させ、次で、絶縁円筒Q′を
その端末部において一部切り取って絶縁柱B1 ′及びB
2 ′、及びC1 ′及びC2 ′をそれらの端末部において
外部に一部露呈させ、次で、絶縁柱B1 ′及びB2 ′、
及びC1 ′及びC2 ′をそれらの端末部において一部切
り取って、導体心線A1 ′及びA2 ′をそれらの端末部
において外部に一部露呈させる、という端末処理を施し
て使用することができる。
【0075】また、その使用において、図14に示す本
発明による遮蔽型多心ケーブルMで述べたように、2本
の導体心線A1 ′及びA2 ′の遊端間間隔を大きく拡げ
る処理が所望される場合がしばしばあるが、この場合の
処理は、図14に示す本発明による遮蔽型多心ケーブル
Mで述べたと同様に、導体心線A1 ′及びA2 ′がそれ
ぞれ絶縁柱B1 ′及びB2 ′内に埋設され、そして、絶
縁柱B1 ′及びB2 ′が、絶縁柱C1 ′及びC2 ′とと
もに、互に分離され得るので、図14に示す本発明によ
る遮蔽型多心ケーブルMで述べたと同様に、それら絶縁
柱B1 ′及びB2 ′、及びC1 ′及びC2 ′をそれらの
遊端部において互に分離し、そして、絶縁柱B1 ′及び
2 ′間間隔を絶縁円筒Q′の遊端位置からそれら絶縁
柱B1 ′及びB2 ′の遊端に向かって拡げるということ
でも、さらにはそれに続いて、2本の導体心線A1 ′及
びA2 ′間間隔をそれらの遊端に向かって拡げることで
行うことができる。
【0076】このため、上述した端末処理を施して使用
する場合において、2本の導体心線A1 ′及びA2 ′の
遊端間間隔を大きく拡げる処理が所望とされる場合、図
14に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルMで述べた
と同様に、絶縁柱B1 ′及びB2 ′、及びC1 ′及びC
2 ′の遊端部を互に分離し且つ絶縁柱B1 ′及びB2
の遊端部間間隔を拡げさえすれば、2本の導体心線
1 ′及びA2 ′の遊端部の短い外部露出長で、その所
望事項を容易に達成することができる。
【0077】よって、図19に示す本発明による遮蔽型
多心ケーブルMによる場合も、図14に示す本発明によ
る遮蔽型多心ケーブルMの場合と同様に、遮蔽型多心ケ
ーブルMを、上述した端末処理を施しての使用におい
て、絶縁柱B1 ′及びB2 ′、及びC1 ′及びC2 ′の
遊端部を互に分離し且つ絶縁柱B1 ′及びB2 ′の遊端
部間間隔を拡げさえすれば、2本の導体心線A1 ′及び
2 ′の遊端間間隔を、それらの遊端の短い外部露出長
で、大きく拡げ得る。
【0078】また、図16〜図19に示す本発明による
遮蔽型多心ケーブルの製法の第4の実施の形態例によれ
ば、遮蔽型多心ケーブルMの絶縁柱B1 ′及びB2 ′が
互に同じ絶縁被覆線S1 の絶縁円柱Bからそれぞれ得ら
れ、また、導体心線A1 ′及びA2 ′が互に同じ絶縁被
覆線S1 及びS2 の絶縁円柱B内にそれぞれ同心的に埋
設されている導体心線Aからそれぞれ得られ、絶縁柱C
1 ′及びC2 ′が互に同じ絶縁円柱C1 及びC2 からそ
れぞれ得られ、そして、絶縁被覆線S1 及びS2 を用意
する工程において、それら絶縁被覆線S1 及びS2 を、
それらのそれぞれの絶縁円柱Bの外径φB2が高い精度を
各部一様に有し、且つそれらのそれぞれの導体心線Aが
それぞれ絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bと高精度
の同心性を各部一様に保っているものとして、容易に、
用意することができ、また、絶縁円柱C1 及びC2 を容
易する工程において、それら絶縁円柱C1 及びC2 を、
高精度の外径φC2 を各部一様に有するものとし て、容
易に用意することができ、さらに、絶縁円筒Qを用意す
る工程において、その絶縁円筒Qを、外径φQ2及び内径
φQ1が高精度を各部一様に有するものとして、容易に用
意することができる。
【0079】このため、2本の絶縁被覆線S1 及びS2
と2本の絶縁円柱C1 及びC2 と絶縁円筒Qとを挿入配
置している導電性円管Eに絞り加工を施す工程におい
て、遮蔽型多心ケーブルMを、2本の絶縁柱B1 ′及び
2 ′が遮蔽用導電性円管E′の中心軸を含む平面に対
して高精度に各部一様な対称関係に配され、また、導体
心線A1 ′及びA2 ′も遮蔽用導電性円管E′の中心軸
を含む平面に対して高精度に各部一様な対称関係に配さ
れ、さらに、絶縁柱C1 ′及びC2 ′も遮蔽用導電性円
管E′の中心軸を含む平面に対して高精度に各部一様な
対称関係に配され、また、絶縁円筒Q′が遮蔽用導電性
円管E′と高精度に各部一様に同心的に配されているも
のとして、従って、図6〜図9に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルの製法の場合と同様に、遮蔽型多心ケー
ブルMを、導体心線A1 ′及びA2′の中心軸を含む第
1の平面が遮蔽用導電性円管E′の中心軸を通り且つ第
1の平面と直交する第2の平面からみた導体心線A1
側の部と導体心線A2 ′側の部とが後者の第2の平面に
対し高精度に各部一様な対称関係を有するものとして、
容易に得ることができる。
【0080】よって、図16〜図19に示す本発明によ
る遮蔽型多心ケーブルの製法の第4の実施の形態例によ
る場合も、遮蔽型多心ケーブルMを、図6〜図9に示す
本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第2の実施の
形態例によって製造される遮蔽型多心ケーブルMの場合
と同様に、良好な高周波特性を有するものとして、容易
に製造することができる。
【0081】また、図16〜図19に示す本発明による
遮蔽型多心ケーブルの製法の第4の実施の形態例の場合
も、遮蔽型多心ケーブルMを、図6〜図9に示す本発明
による遮蔽型多心ケーブルの製法の第4の実施の形態例
の場合と同様に、導体心線A1 ′及びA2 ′がそれぞれ
絶縁柱B1 ′及びB2 ′内に埋設され、そして、絶縁柱
1 ′及びB2 ′、及びC1 ′及びC2 ′が互に分離し
得るものとして得ることができるので、遮蔽型多心ケー
ブルMを、上述した端末処理を施しての使用において絶
縁柱B1 ′及びB2 ′、及びC1 ′及びC2 ′の遊端部
を互に分離し且つ絶縁柱B1 ′及びB2 ′の遊端部間間
隔を拡げさえすれば、2本の導体心線A1 ′及びA2
の遊端間間隔をそれらの遊端部の短い外部露出長で大き
く拡げ得るものとして、容易に製造することができる。
【0082】なお、上述においては、導体心線が2本で
ある遮蔽型多心ケーブル及びその製法に本発明を適用し
た場合の実施の形態例を述べたが、導体心線が2本以上
の複数n本である遮蔽型多心ケーブル及びその製法に本
発明を上述した実施の形態例で述べたのに準じて適用
し、上述した実施の形態例で述べたのに準じた作用・効
果を得るようにすることができることは当業者にとって
明らかであろう。
【0083】
【発明の効果】本発明による遮蔽型多心ケーブルによれ
ば、端末処理を施しての使用において、一の導体心線と
他の一の導体心線との遊端間間隔をそれらの遊端部の短
い外部露出長で大きく拡げ得る。
【0084】本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法に
よれば、遮蔽型多心ケーブルを良好な高周波特性を有す
るものとして、容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第1
の実施の形態例の説明に供する、絶縁被覆線の略線的斜
視図(図1A)及びその断面図(図1B)、及び導電性
円管の略線的斜視図(図1C)及びその断面図(図1
D)である。
【図2】本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第1
の実施の形態例の説明に供する、図1に示す導電性円管
内に図1に示す絶縁被覆線を挿入配置した状態を示す略
線的斜視図(図2A)及びその断面図(図2B)であ
る。
【図3】本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第1
の実施の形態例の説明に供する、導電性円管内に絶縁被
覆線を挿入配置した図2に示す状態で導電性円管に絞り
加工を施している状態を示す略線的斜視図(図3A)及
び絞り加工に用いる絞り用具の断面図(図3B)であ
る。
【図4】本発明による遮蔽型多心ケーブル及びその製法
の第1の実施の形態例の説明に供する、図3に示す絞り
加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルを示す略線的
斜視図(図4A)及びその断面図(図4B)である。
【図5】本発明による遮蔽型多心ケーブル及びその製法
の第1の実施の形態例の説明に供する、図3に示す絞り
加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルに端末処理を
施した状態を示す略線的斜視図である。
【図6】本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第2
の実施の形態例の説明に供する、絶縁被覆線の略線的斜
視図(図6A)及びその断面図(図6B)、絶縁円柱の
略線的斜視図(図6C)及びその断面図(図6D)、及
び導電性円管の略線的斜視図(図6E)及びその断面図
(図6F)である。
【図7】本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第2
の実施の形態例の説明に供する、図6に示す導電性円管
内に図6に示す絶縁被覆線及び絶縁円柱を挿入配置した
状態を示す略線的斜視図(図7A)及びその断面図(図
7B)である。
【図8】本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第2
の実施の形態例の説明に供する、導電性円管内に絶縁被
覆線及び絶縁円柱を挿入配置した図7に示す状態で導電
性円管に絞り加工を施している状態を示す略線的斜視図
(図8A)及び絞り加工に用いる絞り用具の断面図(図
8B)である。
【図9】本発明による遮蔽型多心ケーブル及びその製法
の第2の実施の形態例の説明に供する、図8に示す絞り
加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルを示す略線的
斜視図(図9A)及びその断面図(図9B)である。
【図10】本発明による遮蔽型多心ケーブル及びその製
法の第2の実施の形態例の説明に供する、図8に示す絞
り加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルに端末処理
を施した状態を示す略線的斜視図である。
【図11】本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第
3の実施の形態例の説明に供する、絶縁被覆線の略線的
斜視図(図11A)及びその断面図(図11B)、絶縁
円筒の略線的斜視図(図11C)及びその断面図(図1
1D)、及び導電性円管の略線的斜視図(図11E)及
びその断面図(図11F)である。
【図12】本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第
3の実施の形態例の説明に供する、図11に示す導電性
円管内に図11に示す絶縁円筒及び絶縁被覆線を挿入配
置した状態を示す略線的斜視図(図12A)及びその断
面図(図12B)である。
【図13】本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第
3の実施の形態例の説明に供する、導電性円管内に絶縁
円筒及び絶縁被覆線を挿入配置した図12に示す状態で
導電性円管に絞り加工を施している状態を示す略線的斜
視図(図13A)及び絞り加工に用いる絞り用具の断面
図(図13B)である。
【図14】本発明による遮蔽型多心ケーブル及びその製
法の第3の実施の形態例の説明に供する、図13に示す
絞り加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルを示す略
線的斜視図(図14A)及びその断面図(図14B)で
ある。
【図15】本発明による遮蔽型多心ケーブル及びその製
法の第3の実施の形態例の説明に供する、図13に示す
絞り加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルに端末処
理を施した状態を示す略線的斜視図である。
【図16】本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第
4の実施の形態例の説明に供する、絶縁被覆線の略線的
斜視図(図16A)及びその断面図(図16B)、絶縁
円柱の略線的斜視図(図16C)及びその断面図(図1
6D)、絶縁円筒の略線的斜視図(図16E)及びその
断面図(図16F)、及び導電性円管の略線的斜視図
(図16G)及びその断面図(図16H)である。
【図17】本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第
4の実施の形態例の説明に供する、図16に示す導電性
円管内に図16に示す絶縁円筒、絶縁被覆線及び絶縁円
柱を挿入配置した状態を示す略線的斜視図(図17A)
及びその断面図(図17B)である。
【図18】本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第
4の実施の形態例の説明に供する、導電性円管内に絶縁
円筒、絶縁被覆線及び絶縁円柱を挿入配置した図17に
示す状態で導電性円管に絞り加工を施している状態を示
す略線的斜視図(図18A)及び絞り加工に用いる絞り
用具の断面図(図18B)である。
【図19】本発明による遮蔽型多心ケーブル及びその製
法の第4の実施の形態例の説明に供する、図18に示す
絞り加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルを示す略
線的斜視図(図19A)及びその断面図(図19B)で
ある。
【図20】本発明による遮蔽型多心ケーブル及びその製
法の第4の実施の形態例の説明に供する、図18に示す
絞り加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルに端末処
理を施した状態を示す略線的斜視図である。
【図21】従来の遮蔽型多心ケーブルの製法の説明に供
する、絶縁被覆線の略線的斜視図(図21A)及びその
断面図(図21B)、及び導電性円管の略線的斜視図
(図21C)及びその断面図(図21D)である。
【図22】従来の遮蔽型多心ケーブルの製法の説明に供
する、図21に示す導電性円管内に図21に示す絶縁被
覆線を挿入配置した状態を示す略線的斜視図(図22
A)及びその断面図(図22B)である。
【図23】従来の遮蔽型多心ケーブルの製法の説明に供
する、導電性円管内に絶縁被覆線を挿入配置した図22
に示す状態で導電性円管に絞り加工を施している状態を
示す略線的斜視図(図23A)及び絞り加工に用いる絞
り用具の断面図(図23B)である。
【図24】従来の遮蔽型多心ケーブル及びその製法の説
明に供する、図23に示す絞り加工によって得られる遮
蔽型多心ケーブルを示す略線的斜視図(図24A)及び
その断面図(図24B)である。
【図25】従来の遮蔽型多心ケーブル及びその製法の説
明に供する、図23に示す絞り加工によって得られる遮
蔽型多心ケーブルに端末処理を施した状態を示す略線的
斜視図である。
【符号の説明】
A、A1 、A2 、A1 ′、A2 ′ 導体心線 B、B1 、B2 、B1 ′、B2 ′ 絶縁柱 C、C1 、C2 、C1 ′、C2 ′ 絶縁柱 E 導電性円管 E′ 遮蔽用導電性円管 F 絶縁円柱 G 絶縁被覆線 H 貫通孔 K 絞り用具 M 遮蔽型多心ケーブ
ル Q、Q′ 絶縁円筒 S、S1 、S2 絶縁被覆線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】次に、導電性円管Eの外径φE2とほぼ等し
いかそれよりも大きな一端側の内径φH1から導電性円管
Eの外径φE2よりも小さな他端側の内径φH2に長さ方向
に徐々に変化している内径φH を有する断面が円である
貫通孔Hを有する絞り用具K(図23A及びB)を用
い、その貫通孔H内に、絶縁被覆線Gを挿入配置してい
る導電性円管Eを、貫通孔Hの大きな内径φH1を有する
端側から小さな内径φH2を有する端側に向って引き抜き
によって通す、という絞り加工を、導電性円管Eに施し
(図23A)、それによって、絶縁被覆線Gの2本の導
体心線A1 及びA2 による2本の導体心線A1 ′及びA
2 ′が、導電性円管Eから形成された絞り用具Kの貫通
孔Hの小さな内径φE2と同じ外径φH2′を有する遮蔽用
導電性円管E′内に、その遮蔽用導電性円管E′内を絶
縁被覆線Gの絶縁円柱Fによる絶縁円柱F′によって遮
蔽用導電性円管E′と一体化された態様で全く埋めてい
る、その絶縁円柱F′内に並置埋設されている態様で、
並置されている構成を有する遮蔽型多心ケーブルM(図
24A及びB)を、従来提案されている遮蔽型多心ケー
ブルとして得る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】本願第6番目の発明による遮蔽型多心ケー
ブルの製法は、導体心線が第1の絶縁円柱内にそれと
同心的に埋設されている態様で配されている構成を有す
る絶縁被覆線の複数n本と、第2の絶縁円柱の複数n本
と、上記複数n本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2の
絶縁円柱とを挿入配置し得る大きさの内径を有する導電
性円管とを用意する工程と、上記複数n本の絶縁被覆
線と上記複数n本の第2の絶縁円柱とを、上記導電性円
管内に、その中心軸のまわりに絶縁被覆線と第2の絶縁
円柱とが順次交互に配されている態様に、挿入配置する
工程と、その工程後、上記導電性円管に、上記複数n
本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2の絶縁円柱とを上
記態様に挿入配置した状態で、絞り加工を施し、それに
よって、上記複数n本の絶縁被覆線の導体心線による複
数n本の導体心線が、上記導電性円管から形成されたそ
れに比し小さな内径及び外径を有する遮蔽用導電性円管
内に、その遮蔽用導電性円管内を上記複数n本の絶縁被
覆線の第1の絶縁円柱による複数n本の第1の絶縁柱及
び上記複数n本の第2の絶縁円柱による複数n本の第2
の絶縁柱によって上記遮蔽用導電性円管の中心軸のまわ
りに第1の絶縁柱と第2の絶縁柱とが順次交互に配され
ている態様で全く埋めている、その上記複数n本の第1
の絶縁柱内にそれぞれ埋設されている態様で、並置され
ている構成を有する遮蔽型多心ケーブルを得る工程とを
有する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】次に、図21〜図24に示す従来の遮蔽型
多心ケーブルの製法で用いたと同様の絞り用具K、すな
わち、導電性円管Eの外径φE2とほぼ等しいかそれより
も大きな一端側の内径φH1から導電性円管Eの外径φE2
よりも小さな他端側の内径φH2に長さ方向に徐々に変化
している内径φH を有する断面が円である貫通孔Hを有
する絞り用具K(図3A及びB)を用い、その貫通孔H
内に、2本の絶縁被覆線S1 及びS2 を上述した態様に
挿入配置している導電性円管Eを、貫通孔Hの大きな内
径φH1を有する端側から小さな内径φH2を有する端側に
向かって引き抜きによって通す、という絞り加工を、導
電性円管Eに施し(図3A)、それによって、2本の絶
縁被覆線S1 及びS2 の導体心線Aによる2本の導体心
線A1 ′及びA2 ′が、導電性円管Eから形成された絞
り用具Kの貫通孔Hの小さな内径φH2と同じ外径φE2
を有する遮蔽用導電性円管E′内に、その遮蔽用導電性
円管E′内を2本の絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱
Bによる2本の絶縁柱B1′及びB2 ′によって遮蔽用
導電性円管E′の中心軸のまわりに配されている態様で
且つ遮蔽用導電性円管E′と一体化された態様で全く埋
めている、その2本の絶縁柱B1 ′及びB2 ′内にそれ
ぞれ埋設されている態様で、並置されている構成を有す
る遮蔽型多心ケーブルMを得る(図4A及びB)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】この場合、絶縁被覆線S1 及びS2 のそれ
らの軸と直交する面上でみた面積の2倍が、絞り用具K
の貫通孔Hの小さな内径φH2によって決まる、遮蔽型多
心ケーブルMの遮蔽用導電性円管E′のその軸と直交す
る面上でみた内側面積とほぼ等しいかまたはそれより大
きければ、上述した遮蔽用導電性円管E′内が絶縁柱B
1 ′及びB2 ′によって全く埋められている状態が得ら
れるが、絶縁被覆線S1 及びS2 の上述した面積の2倍
が遮蔽用導電性円管E′の上述した内側面積とほぼ等し
ければ、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bによる絶
縁材が遮蔽型多心ケーブルMの遮蔽用導電性円管E′内
から外部に押出されないので、図21〜図24に示す従
来の遮蔽型多心ケーブルの製法で述べたようにその押出
された絶縁材を絞り加工を施す工程後において除去す
る、という作業を省略することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】また、図1〜図4に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例によれば、
遮蔽型多心ケーブルMの絶縁柱B1 ′及びB2 ′が互に
同じ絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bからそれぞれ
得られ、また、導体心線A1′及びA2 ′が互に同じ絶
縁被覆線1 及びS2 の絶縁円柱B内に同心的に埋設さ
れている導体心線Aからそれぞれ得られ、そして、絶縁
被覆線S1 及びS2 を用意する工程において、それら絶
縁被覆線S1 及びS2 を、それらのそれぞれの絶縁円柱
Bの外径φB2が高い精度を各部一様に有し、且つそれら
のそれぞれの導体心線Aが絶縁円柱Bと高精度の同心性
を各部一様に保っているものとして、容易に用意するこ
とができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】すなわち、断面例えば円形の導体心線Aが
外径φB2を有する絶縁円柱B内にそれと同心的に埋設さ
れている態様で配されている構成を有する、図1〜図4
に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第1の
実施の形態例で述べたと同様の絶縁被覆線Sの複数例え
ば2本(それらをS1 及びS2 とする)(図6A及び
B)と、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bの外径φ
B2と等しいかまたは等しくない外径φC2を有する絶縁円
柱Cの2本(それらをC1 及びC2 とする)とを用意す
る(図6C及びD)とともに、2本の絶縁被覆線S1
びS2 と2本の絶縁円柱C1 及びC2 とを挿入配置し得
る大きさの内径φE1 を有する導電性円管Eを用意する
(図6E及びF)。この場合、導電性円管Eの内径φE1
は、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bの外径φB2
絶縁円柱C1 及びC2 の外径φC2とが等しい場合、外径
φB2またはφC2の2倍よりも大きいが3倍以下であり、
また、絶縁円柱Bの外径φB2が絶縁円柱Cの外径φC2
りも大きい場合、外径φB2の2倍よりも大きく外径φB2
の2倍と外径φC2との和よりも小さく、さらに、絶縁円
柱Bの外径φB2が絶縁円柱Cの外径φC2よりも小さい場
合、外径φC2の2倍よりも大きく外径φC2の2倍と外径
φC2の和よりも小さい。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】次に、図1〜図4に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例で用いたと
同様の絞り用具K(図8A及びB)を用い、その貫通孔
H内に、2本の絶縁被覆線S1 及びS2 と2本の絶縁円
柱C1 及びC2 とを上述した態様に挿入配置している導
電性円管Eを、貫通孔Hの大きな内径φH1を有する端側
から小さな内径φH2を有する端側に向かって引き抜きに
よって通す、という絞り加工を、導電性円管Eに施し
(図8A及びB)、それによって、2本の絶縁被覆線S
1 及びS2 の導体心線Aによる2本の導体心線1 ′及
びA2 が、導電性円管Eから形成された絞り用具Kの
貫通孔Hの小さな内径φH2と同じ外径φE2′を有する遮
蔽用導電性円管E′内に、その遮蔽用導電性円管E′内
を2本の絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bによる2
本の絶縁柱B ′(それらをB1 ′及び B2 ′とする)
と2本の絶縁円柱C1 及びC2 による2本の絶縁柱C
(それらをC1 ′及びC2 ′とする)によって遮蔽用導
電性円管E′の中心軸のまわりに絶縁柱B ′と絶縁柱
′とが順次交互に配されている態様で且つ遮蔽用導
電性円管E′と一体化された態様で全く埋めている、そ
の2本の絶縁柱B1 ′及びB2 ′内にそれぞれ埋設され
ている態様で、並置されている構成を有する遮蔽型多心
ケーブルMを得る(図9A及びB)。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】次に、図1〜図4に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例で用いたと
同様の絞り用具K(図13A及びB)を用い、その貫通
孔H内に、2本の絶縁被覆線S1 及びS2 と絶縁円筒Q
とを上述した態様に挿入配置している導電性円管Eを、
貫通孔Hの大きな内径φH1を有する端側から小さな内径
φH2を有する端側に向かって引き抜きによって通す、と
いう絞り加工を、導電性円管Eに施し(図13A及び
B)、それによって、2本の絶縁被覆線S1 及びS2
導体心線Aによる2本の導体心線1 ′及びA2 が、
導電性円管Eから形成された絞り用具Kの貫通孔Hの小
さな内径φH2と同じ外径φE2′を有する遮蔽用導電性円
管E′内に、その遮蔽用導電性円管E′内を絶縁円筒
Qによる絶縁円筒Q′とその絶縁円筒Q′内をその中
心軸のまわりに配されている態様で且つ絶縁円筒Q′と
一体化されている態様で並置して全く埋めている2本の
絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bによる2本の絶縁
柱B1 ′及びB2 ′とによって遮蔽用導電性円管E′と
一体化された態様で全く埋めている、その2本の絶縁柱
1 ′及びB2 ′内にそれぞれ埋設されている態様で、
並置されている構成を有する遮蔽型多心ケーブルMを得
る(図14A及びB)。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】このため、2本の絶縁被覆線S1 及びS2
及び絶縁円筒Qを挿入配置している導電性円管Eに絞り
加工を施す工程において、遮蔽型多心ケーブルMを、2
本の絶縁柱B1 ′及びB2 ′が遮蔽用導電性円管E′の
中心軸を含む平面に対して高精度に各部一様な対称関係
に配され、また、導体心線A1 ′及びA2 ′も遮蔽用導
電性円管E′の中心軸を含む平面に対して高精度に各部
一様な対称関係に配され、さらに絶縁円筒Q′が遮蔽用
導電性円管E′と高精度に各部一様に同心的に配されて
いるものとして、従って、図1〜図4に示す本発明によ
る遮蔽型多心ケーブルの製法の場合と同様に、遮蔽型多
心ケーブルMを、導体心線A1 ′及びA2 ′の中心軸を
含む第1の平面が遮蔽用導電性円管E′の中心軸を通り
且つ第1の平面と直交する第2の平面からみた導体心線
1 ′側の部と導体心線A2 ′側の部とが後者の第2の
平面に対し高精度に各部一様な対称関係を有するものと
して、容易に得ることができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】すなわち、断面例えば円形の導体心線Aが
外径φB2を有する絶縁円柱B内にそれと同心的に埋設さ
れている態様で配されている構成を有する、図6〜図9
に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第2の
実施の形態例で述べたと同様の絶縁被覆線Sの複数例え
ば2本(それらをS1 及びS2 とする)(図16A及び
B)と、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bの外径φ
B2と等しいかまたは等しくない外径φC2を有する、図6
〜図9に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の
第2の実施の形態例で述べたと同様の絶縁円柱Cの2本
(それらをC1及びC2 とする)(図16C及びD)
と、2本の絶縁被覆線S1 及びS2 と2本の絶縁円柱C
1 及びC2 とを挿入配置し得る大きさの内径φQ1を有す
る、図11〜図14に示す本発明による遮蔽型多心ケー
ブルの製法の第3の実施の形態例で述べたと同様の絶縁
円筒Qとを用意する(図16E及びF)とともに、その
絶縁円筒Qを挿入配置し得る大きさの内径φEIを有す
る、図6〜図9に示す本発明による遮蔽型多心ケーブル
の製法の第2の実施の形態例で述べたと同様の導電性円
管Eを用意する(図16G及びH)。この場合、導電性
円管Eの内径φE1は、絶縁円筒Qの外径内径φQ1とほぼ
等しいかまたはそれよりも大きい。また、絶縁円筒Qの
内径φQ1は、絶縁被覆線S1 及びS2 の絶縁円柱Bの外
径φB2と絶縁円柱C1 及びC2 の外径φC2とが等しい場
合、外径φB2またはφC2の2倍よりも大きいが3倍以下
であり、また、絶縁円柱Bの外径φB2が絶縁円柱Cの外
径φC2よりも大きい場合、外径φB2の2倍よりも大きく
外径φB2の2倍と外径φC2との和よりも小さく、さら
に、絶縁円柱Bの外径φB2が絶縁円柱Cの外径φC2より
も小さい場合、外径φC2の2倍よりも大きく外径φC2
2倍と外径φC2の和よりも小さい。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】そして、2本の絶縁被覆線S1 及びS2
2本の絶縁円柱C1 及びC2 と絶縁円筒Qとを、導電性
円管E内に、2本の絶縁被覆線S1 及びS2 と2本の絶
縁円柱C1 及びC2 とが絶縁円筒Q内にその中心軸のま
わりに絶縁被覆線Sと絶縁円柱Cとが順次交互に配され
ている態様に配されている態様に、挿入配置する(図1
7A及びB)。なお、図は簡単のため、絶縁被覆線S1
及びS2 の絶縁円柱Bの外径φB2と絶縁円柱C1 及びC
2 の外径φC2とが等しいとして、且つ絶縁円筒の内径
φQ1が、絶縁被覆線S1 の絶縁円柱Bと絶縁円柱C1
びC2 のそれぞれとが互に接し、且つ絶縁被覆線S2
絶縁円柱Bと絶縁円柱C1 及びC2 のそれぞれとが互に
接している状態で、絶縁被覆線S1 及びS2 及び絶縁円
柱C1 及びC2 が絶縁円筒Qの内面に接している状態が
得られるような値を有しているとして、示されていると
ともに、導電性円管Eの内径φE1が絶縁円筒Qの外径φ
Q2とほぼ等しいとして、示されている。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数n本の導体心線が、遮蔽用導電性円管
    内に、その遮蔽用導電性円管内を複数n本の絶縁柱によ
    って上記遮蔽用導電性円管の中心軸のまわりに配されて
    いる態様で全く埋めている、その上記複数n本の絶縁柱
    内にそれぞれ埋設されている態様で、並置されている構
    成を有することを特徴とする遮蔽型多心ケーブル。
  2. 【請求項2】複数n本の導体心線が、遮蔽用導電性円管
    内に、その遮蔽用導電性円管内を複数n本の第1の絶縁
    柱及び複数n本の第2の絶縁柱によって上記遮蔽用導電
    性円管の中心軸のまわりに第1の絶縁柱と第2の絶縁柱
    とが順次交互に配されている態様で全く埋めている、そ
    の上記複数n本の第1の絶縁柱内にそれぞれ埋設されて
    いる態様で、並置されている構成を有することを特徴と
    する遮蔽型多心ケーブル。
  3. 【請求項3】複数n本の導体心線が、遮蔽用導電性円管
    内に、その遮蔽用導電性円管内を絶縁円筒とその絶縁円
    筒内をその中心軸のまわりに配されている態様で並置し
    て全く埋めている複数n本の絶縁柱とによって全く埋め
    ている、その上記複数n本の絶縁柱内にそれぞれ埋設さ
    れている態様で、並置されている構成を有することを特
    徴とする遮蔽型多心ケーブル。
  4. 【請求項4】複数n本の導体心線が、遮蔽用導電性円管
    内に、その遮蔽用導電性円管を絶縁円筒とその絶縁円筒
    内を全く埋めている複数n本の第1の絶縁柱及び複数n
    本の第2の絶縁柱(上記複数n本の第1の絶縁柱及び上
    記複数n本の第2の絶縁柱は上記絶縁円筒の中心軸のま
    わりに第1の絶縁柱と第2の絶縁柱とが順次交互に配さ
    れている態様で上記絶縁円筒を全く埋めている)とによ
    って全く埋めている、その上記複数n本の第1の絶縁柱
    内に埋設されている態様で、並置されている構成を有す
    ることを特徴とする遮蔽型多心ケーブル。
  5. 【請求項5】導体心線が絶縁円柱内にそれと同心的に埋
    設されている態様で配されている構成を有する絶縁被覆
    線の複数n本と、それら複数n本の絶縁被覆線を挿入配
    置し得る大きさの内径を有する導電性円管とを用意する
    工程と、 上記複数n本の絶縁被覆線を、上記導電性円管内に、そ
    の中心軸のまわりに配されている態様に、挿入配置する
    工程と、 その工程後、上記導電性円管に、上記複数n本の絶縁被
    覆線を上記態様に挿入配置した状態で、絞り加工を施
    し、それによって、上記複数n本の絶縁被覆線の導体心
    線による複数n本の導体心線が、上記導電性円管から形
    成されたそれに比し小さな内径及び外径を有する遮蔽用
    導電性円管内に、その遮蔽用導電性円管内を上記複数n
    本の絶縁被覆線の絶縁円柱による複数n本の絶縁柱によ
    って上記遮蔽用導電性円管の中心軸のまわりに配されて
    いる態様で全く埋めている、その上記複数n本の絶縁柱
    内にそれぞれ埋設されている態様で、並置されている構
    成を有する遮蔽型多心ケーブルを得る工程とを有するこ
    とを特徴とする遮蔽型多心ケーブルの製法。
  6. 【請求項6】導体心線が第1の絶縁円柱内にそれと同心
    的に埋設されている態様で配されている構成を有する絶
    縁被覆線の複数n本と、第2の絶縁円柱の複数n本と、
    上記複数n本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2の絶縁
    円柱とを挿入配置し得る大きさの内径を有する導電性円
    管とを用意する工程と、 上記複数n本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2の絶縁
    円柱とを、上記導電性円管内に、その中心軸のまわりに
    絶縁被覆線と第2の絶縁円柱とが順次交互に間に配され
    ている態様に、挿入配置する工程と、 その工程後、上記導電性円管に、上記複数n本の絶縁被
    覆線と上記複数n本の第2の絶縁円柱とを上記態様に挿
    入配置した状態で、絞り加工を施し、それによって、上
    記複数n本の絶縁被覆線の導体心線による複数n本の導
    体心線が、上記導電性円管から形成されたそれに比し小
    さな内径及び外径を有する遮蔽用導電性円管内に、その
    遮蔽用導電性円管内を上記複数n本の絶縁被覆線の第1
    の絶縁円柱による複数n本の第1の絶縁柱及び上記複数
    n本の第2の絶縁円柱による複数n本の第2の絶縁柱に
    よって上記遮蔽用導電性円管の中心軸のまわりに第1の
    絶縁柱と第2の絶縁柱とが順次交互に配されている態様
    で全く埋めている、その上記複数n本の第1の絶縁柱内
    にそれぞれ埋設されている態様で、並置されている構成
    を有する遮蔽型多心ケーブルを得る工程とを有すること
    を特徴とする遮蔽型多心ケーブルの製法。
  7. 【請求項7】導体心線が絶縁円柱内にそれと同心的に埋
    設されている態様で配されている構成を有する絶縁被覆
    線の複数n本と、それら複数n本の絶縁被覆線を挿入配
    置し得る大きさの内径を有する絶縁円筒と、その絶縁円
    筒を挿入し得る大きさの内径を有する導電性円管とを用
    意する工程と、 上記複数n本の絶縁被覆線と上記絶縁円筒とを、上記導
    電性円管内に、上記絶縁円筒が上記導電性円管と同心的
    に配され且つ上記複数n本の絶縁被覆線が上記絶縁円筒
    内にその中心軸のまわりに配されている態様に、挿入配
    置する工程と、 その工程後、上記導電性円管に、上記複数n本の絶縁被
    覆線と上記絶縁円筒とを上記態様に挿入配置した状態
    で、絞り加工を施し、それによって、上記複数n本の絶
    縁被覆線の導体心線による複数n本の導体心線が、上記
    導電性円管から形成されたそれに比し小さな内径及び外
    径を有する遮蔽用導電性円管内に、その遮蔽用導電性円
    管内を上記絶縁円筒による絶縁円筒とその絶縁円筒内を
    その中心軸のまわりに配されている態様で並置して埋め
    ている上記複数n本の絶縁被覆線の絶縁円柱による複数
    n本の絶縁柱とによって全く埋めている、その上記複数
    n本の絶縁柱内にそれぞれ埋設されている態様で、並置
    されている構成を有する遮蔽型多心ケーブルを得る工程
    とを有することを特徴とする遮蔽型多心ケーブルの製
    法。
  8. 【請求項8】導体心線が第1の絶縁円柱内にそれと同心
    的に埋設されている態様で配されている構成を有する絶
    縁被覆線の複数n本と、第2の絶縁円柱の複数n本と、
    上記複数n本の絶縁被覆線及び上記複数n本の絶縁円柱
    を挿入配置し得る大きさの内径を有する絶縁円筒と、そ
    の絶縁円筒を挿入し得る大きさの内径を有する導電性円
    管とを用意する工程と、 上記複数n本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2の絶縁
    円柱と上記絶縁円筒とを、上記導電性円管内に、上記複
    数n本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2の絶縁円柱と
    が上記絶縁円筒内にその中心軸のまわりに絶縁被覆線と
    第2の絶縁円柱とが順次交互に配されている態様に、挿
    入配置する工程と、 その工程後、上記導電性円管に、上記複数n本の絶縁被
    覆線と上記複数n本の絶縁円柱と上記絶縁円筒とを上記
    態様に挿入配置した状態で、絞り加工を施し、それによ
    って、上記複数n本の絶縁被覆線の導体心線による複数
    n本の導体心線が、上記導電性円管から形成されたそれ
    に比し小さな内径及び外径を有する遮蔽用導電性円管内
    に、その遮蔽用導電性円管を上記絶縁円筒による絶縁円
    筒とその絶縁円筒内を全く埋めている上記複数n本の絶
    縁被覆線の第1の絶縁円柱による複数n本の第1の絶縁
    柱及び上記複数n本の第2の絶縁円柱による複数n本の
    第2の絶縁柱(上記複数n本の第1の絶縁柱及び上記複
    数n本の第2の絶縁柱は上記絶縁円筒の中心軸のまわり
    に第1の絶縁柱と第2の絶縁柱とが順次交互に配されて
    いる態様で上記絶縁円筒を埋めている)とによって全く
    埋めている、その上記複数n本の第1の絶縁柱内に埋設
    されている態様で、並置されている構成を有する遮蔽型
    多心ケーブルを得る工程とを有することを特徴とする遮
    蔽型多心ケーブルの製法。
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